JPS599047Y2 - 小形漁船用ディ−ゼル機関の消音器 - Google Patents
小形漁船用ディ−ゼル機関の消音器Info
- Publication number
- JPS599047Y2 JPS599047Y2 JP10250779U JP10250779U JPS599047Y2 JP S599047 Y2 JPS599047 Y2 JP S599047Y2 JP 10250779 U JP10250779 U JP 10250779U JP 10250779 U JP10250779 U JP 10250779U JP S599047 Y2 JPS599047 Y2 JP S599047Y2
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- JP
- Japan
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- outer cylinder
- inner cylinder
- silencer
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- cylinder
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- Expired
Links
- 230000003584 silencer Effects 0.000 title claims description 11
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims description 5
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 238000011038 discontinuous diafiltration by volume reduction Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011491 glass wool Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
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- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は小形漁船用ディーゼル機関の消音器に関する
。
。
一般に、この種機関の消音器は、小形漁船という船の大
きさないし構造上の制約から、煙突内か又は煙突にごく
近い所、という非常にせまい場所での設置を余儀なくさ
れているため、従来から構造的にいって、複雑で大がか
りな形式のものは採用されないで、単に、円筒の一方か
ら流入し膨張された排気ガスを、他方へ流出させて減音
する形式のもの(いわゆる膨張形サイレンサ)が採用さ
れているが、このものによる場合、ある特定周波数帯に
対してだけ有効であり、従って、全音域に対しては、必
要でかつ有効な減音量が得られない、という欠点がある
。
きさないし構造上の制約から、煙突内か又は煙突にごく
近い所、という非常にせまい場所での設置を余儀なくさ
れているため、従来から構造的にいって、複雑で大がか
りな形式のものは採用されないで、単に、円筒の一方か
ら流入し膨張された排気ガスを、他方へ流出させて減音
する形式のもの(いわゆる膨張形サイレンサ)が採用さ
れているが、このものによる場合、ある特定周波数帯に
対してだけ有効であり、従って、全音域に対しては、必
要でかつ有効な減音量が得られない、という欠点がある
。
また、最近上記円筒内にうずまき状の通気路を設けて、
周波数帯に関係なく、全音域に対して減音可となるよう
にした形式のものが提案されているが、このものによる
場合、単一方向での連続うずまき構造のため、圧力損失
が少なくてすむ反面、その構造自体、製造上ある一定の
大きさのもの以下に作ることは、非常に困難である、と
いう欠点をもつ。
周波数帯に関係なく、全音域に対して減音可となるよう
にした形式のものが提案されているが、このものによる
場合、単一方向での連続うずまき構造のため、圧力損失
が少なくてすむ反面、その構造自体、製造上ある一定の
大きさのもの以下に作ることは、非常に困難である、と
いう欠点をもつ。
この考案の目的は、上記従来のもののような欠点のない
、小形漁船用ディーゼル機関の消音器、を提供すること
である。
、小形漁船用ディーゼル機関の消音器、を提供すること
である。
この考案によるものは、
「一端に機関の排気側に連結可とする入口管3を備える
と共に、他端に船の煙突側に連結可とする出口管4を備
えた外筒2をもち、 外筒2の内側同心に、外筒2長よりも短寸で、しかも多
孔状の内筒5を配置し、 外筒2長と内筒5長の寸法差により生じる入口管3及び
出口管4各側の空間8.9を、仕切板10.11で隔て
てそれぞれ膨張室6,7とする一方、外筒2径と内筒5
径の寸法差により生じる環状空間13へ、吸音材14を
充填して吸音室12とし、更に、内筒5に内接固定する
ように、軸方向に分割態様である90度右ひねりの案内
羽根15,及び90度左ひねりの案内羽根16を、少な
くとも各一枚ずつ隣接固定させて組み合わせた、」こと
を特徴とする。
と共に、他端に船の煙突側に連結可とする出口管4を備
えた外筒2をもち、 外筒2の内側同心に、外筒2長よりも短寸で、しかも多
孔状の内筒5を配置し、 外筒2長と内筒5長の寸法差により生じる入口管3及び
出口管4各側の空間8.9を、仕切板10.11で隔て
てそれぞれ膨張室6,7とする一方、外筒2径と内筒5
径の寸法差により生じる環状空間13へ、吸音材14を
充填して吸音室12とし、更に、内筒5に内接固定する
ように、軸方向に分割態様である90度右ひねりの案内
羽根15,及び90度左ひねりの案内羽根16を、少な
くとも各一枚ずつ隣接固定させて組み合わせた、」こと
を特徴とする。
以下、この考案による消音器を図に従って説明する。
1はこの考案による消音器で、このものは、図示を省略
したが、小形漁船用ディーゼル機関の排気出口端、及び
同船の煙突間での短距離かつ狭い領域内に設置される。
したが、小形漁船用ディーゼル機関の排気出口端、及び
同船の煙突間での短距離かつ狭い領域内に設置される。
2は消音器1の外筒で、このものは小形漁船の煙突内に
設置可となる程度の大きさのものが限度とされる。
設置可となる程度の大きさのものが限度とされる。
3は入口管で、このものは、外筒2の一端に固着され、
排気ガスが流入できるように、機関の排気側に連結可と
される。
排気ガスが流入できるように、機関の排気側に連結可と
される。
4は出口管で、このものは、外筒2の他端に固着され、
排気ガスが流出できるように、上記煙突側に連結可とさ
れる。
排気ガスが流出できるように、上記煙突側に連結可とさ
れる。
5はパンチングメタル(望ましくは開孔率30〜40%
程度のもの)で形或された多孔状の内筒で、このものは
、外筒2長よりも短寸で、かつ外筒2の内側同心に配置
される。
程度のもの)で形或された多孔状の内筒で、このものは
、外筒2長よりも短寸で、かつ外筒2の内側同心に配置
される。
6,7は膨張室で、このものは、外筒2長と内筒5長の
寸法差により生じる入口管3、及び出口管4の各個の等
しい空間8,9を、仕切板10, 11で隔てることに
より、それぞれ形威される。
寸法差により生じる入口管3、及び出口管4の各個の等
しい空間8,9を、仕切板10, 11で隔てることに
より、それぞれ形威される。
12は環状の吸音室で、このものは、外筒2径と内筒5
径の寸法差により生じる環状室間13へ、吸音材14を
充填することにより形或される。
径の寸法差により生じる環状室間13へ、吸音材14を
充填することにより形或される。
なお、吸音材14としては、グラスウール等市販品を、
適宜戒形したものが採用される。
適宜戒形したものが採用される。
15は90度右ひねりの案内羽根、16は90度左ひね
りの案内羽根で、両案内羽根15.16は、最適なもの
としては、図示の通り、軸方向に等寸法のもの各一枚ず
つを隣接固定させると共に、内筒5に内接固定させるこ
とにより設置される。
りの案内羽根で、両案内羽根15.16は、最適なもの
としては、図示の通り、軸方向に等寸法のもの各一枚ず
つを隣接固定させると共に、内筒5に内接固定させるこ
とにより設置される。
なお、図では、入口管3及び出口管4共に、フランジ1
7.18を設けた形式のものとなっているが、出口管4
のフランジ18を設けないで、出口管4自体を直接、煙
突内に進入設置させるようにした形式のものとしてもよ
い。
7.18を設けた形式のものとなっているが、出口管4
のフランジ18を設けないで、出口管4自体を直接、煙
突内に進入設置させるようにした形式のものとしてもよ
い。
この場合、消音器1自体は、図のような水平部位ではな
く、垂直部位で設置される。
く、垂直部位で設置される。
更に、排気原音の波長に対し、上記案内羽根のそれぞれ
の長さ、配列、枚数を適宜に組み合わせ変更することに
より、所望の減音量を選択できることはもちろんである
。
の長さ、配列、枚数を適宜に組み合わせ変更することに
より、所望の減音量を選択できることはもちろんである
。
次に作用を説明する。
機関から排出された排気ガスは、図中実線矢印の通り、
入口管3から膨張室6内に流入し、ここでいったん断面
積の変化を受けて膨張し、従って、音のエネルギーが小
とされる。
入口管3から膨張室6内に流入し、ここでいったん断面
積の変化を受けて膨張し、従って、音のエネルギーが小
とされる。
次いで、内筒5内部へ向い、案内羽根15.16により
、ひねり方向の相違に対応する流路の著しい変化を受け
ながら、相当部分は内筒5壁面側へ反射されつつ吸音室
12で吸着され、他の残り部分は内筒5を出て、再び膨
張室7へ入ってさらに減音される。
、ひねり方向の相違に対応する流路の著しい変化を受け
ながら、相当部分は内筒5壁面側へ反射されつつ吸音室
12で吸着され、他の残り部分は内筒5を出て、再び膨
張室7へ入ってさらに減音される。
続いて、減音された排気ガスは、出口管4を経て流出さ
れ、煙突から外部へ排出される。
れ、煙突から外部へ排出される。
以上の通り、この考案による消音器によれば、軸方向に
分割された態様での90度右ひねりの案内羽根、及び9
0度左ひねりの案内羽根を、適宜組み合わせる簡単な構
造の採用により、羽根自体を特に容易に製作でき、これ
に伴ない相当小形の消音器まで作ることが可能となり、
従って上記用途上での場所的制約に対し、十分対応でき
る等、上記後者従来の単一連続形うずまき構造のものが
もつ製造上の欠点は解消される。
分割された態様での90度右ひねりの案内羽根、及び9
0度左ひねりの案内羽根を、適宜組み合わせる簡単な構
造の採用により、羽根自体を特に容易に製作でき、これ
に伴ない相当小形の消音器まで作ることが可能となり、
従って上記用途上での場所的制約に対し、十分対応でき
る等、上記後者従来の単一連続形うずまき構造のものが
もつ製造上の欠点は解消される。
更に、排気原音の圧力損失が小さくて済むと共に、全音
域に対しても、必要かつ有効な減音量が得られる等、上
記前者従来のものの欠点もなくなる。
域に対しても、必要かつ有効な減音量が得られる等、上
記前者従来のものの欠点もなくなる。
従って、小形漁船用テ゛イーゼル機関の消音器として、
広域な減音効果を達威できると共に、生産性の向上に寄
与でき、実用上最適かつ効果大である。
広域な減音効果を達威できると共に、生産性の向上に寄
与でき、実用上最適かつ効果大である。
第1図はこの考案による消音器を示す正断面図である。
2・・・・・・外筒、3・・・・・・入口管、4・・・
・・・出口管、5・・・・・・内筒、6,7・・・・・
・膨張室、8,9・・・・・・空間、10.11・・・
・・・仕切板、12・・・・・・吸音室、13・・・・
・・環状空間、14・・・・・・吸音材、15.16・
・・・・・案内羽根。
・・・出口管、5・・・・・・内筒、6,7・・・・・
・膨張室、8,9・・・・・・空間、10.11・・・
・・・仕切板、12・・・・・・吸音室、13・・・・
・・環状空間、14・・・・・・吸音材、15.16・
・・・・・案内羽根。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 一端に機関の排気側に連結可とする入口管3を備えると
共に、他端に船の煙突側に連結可とする出口管4を備え
た外筒2をもち、 外筒2の内側同心に、外筒2長よりも短寸で、しかも多
孔状の内筒5を配置し、 外筒2長と内筒5長の寸法差により生じる入口管3及び
出口管4各側の空間8,9を、仕切板10,11で隔て
てそれぞれ膨張室6,7とする一方、外筒2径と内筒5
径の寸法差により生じる環状空間13へ、吸音材14を
充填して吸音室12とし、更に、内筒5に内接固定する
ように、軸方向に分割態様である90度右ひねりの案内
羽根15、及び90度左ひねりの案内羽根16を、少な
くとも各一枚ずつ隣接固定させて組み合わせた、 ことを特徴とする、小形漁船用ディーゼル機関の消音器
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10250779U JPS599047Y2 (ja) | 1979-07-25 | 1979-07-25 | 小形漁船用ディ−ゼル機関の消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10250779U JPS599047Y2 (ja) | 1979-07-25 | 1979-07-25 | 小形漁船用ディ−ゼル機関の消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5620022U JPS5620022U (ja) | 1981-02-21 |
JPS599047Y2 true JPS599047Y2 (ja) | 1984-03-22 |
Family
ID=29335226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10250779U Expired JPS599047Y2 (ja) | 1979-07-25 | 1979-07-25 | 小形漁船用ディ−ゼル機関の消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599047Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811021A (ja) * | 1981-07-10 | 1983-01-21 | Daido Steel Co Ltd | エアフィルタの再生装置 |
-
1979
- 1979-07-25 JP JP10250779U patent/JPS599047Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5620022U (ja) | 1981-02-21 |
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