JPS598725Y2 - 蒸溜塔トレイ支持金具 - Google Patents
蒸溜塔トレイ支持金具Info
- Publication number
- JPS598725Y2 JPS598725Y2 JP11474680U JP11474680U JPS598725Y2 JP S598725 Y2 JPS598725 Y2 JP S598725Y2 JP 11474680 U JP11474680 U JP 11474680U JP 11474680 U JP11474680 U JP 11474680U JP S598725 Y2 JPS598725 Y2 JP S598725Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- sleeve
- nut
- tie rod
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004821 distillation Methods 0.000 title claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は蒸溜塔トレイ支持金具に関する。
例えば、第1図に示すような吊り下げ形カートリッジ式
トレイ1を備えた蒸溜塔においては、トレイ1のピッチ
を調整するために、蒸溜塔本体2の軸心上およびその周
囲に周方向適当間隔おきに位置する複数のタイロツド3
に対してトレイ1を固着してしまうことができず、ピッ
チ調整時にはトレイ1がタイロツド3に沿って移動でき
るように取付ける必要がある。
トレイ1を備えた蒸溜塔においては、トレイ1のピッチ
を調整するために、蒸溜塔本体2の軸心上およびその周
囲に周方向適当間隔おきに位置する複数のタイロツド3
に対してトレイ1を固着してしまうことができず、ピッ
チ調整時にはトレイ1がタイロツド3に沿って移動でき
るように取付ける必要がある。
そこで、従来、第2図および第3図に示すように、トレ
イ1のトレイフロア1aに板体4 a ,4 bを溶接
により固着し、この板体4 a ,4 bにタイロツド
3を挾む一対のパイプバンド5a,5bをボル}6a,
6bおよびナツ}7a,7bによって取付けることによ
り、トレイ1をタイロツド3に固定していた。
イ1のトレイフロア1aに板体4 a ,4 bを溶接
により固着し、この板体4 a ,4 bにタイロツド
3を挾む一対のパイプバンド5a,5bをボル}6a,
6bおよびナツ}7a,7bによって取付けることによ
り、トレイ1をタイロツド3に固定していた。
ところで、前記トレイ1には常時全面に均一荷重が作用
するものではなく、塔内圧力変動により、トレイ1の一
部分にペーパー上昇による上向きの力が作用し、また他
の部分に液落下による下向きの力が作用して、トレイ1
の一部分に偏荷重が働く状態が所定の周期をもって起こ
り得ることはよく知られている。
するものではなく、塔内圧力変動により、トレイ1の一
部分にペーパー上昇による上向きの力が作用し、また他
の部分に液落下による下向きの力が作用して、トレイ1
の一部分に偏荷重が働く状態が所定の周期をもって起こ
り得ることはよく知られている。
ところが上記従来の固定方法では、タイロツド3とパイ
プバンド5 a ,5 bとの摩擦力を高めるためにボ
ル}6a,6bを強く締付けても、パイプバンド5 a
,5 b自体が降伏してしまい、締付力をそのまま摩
擦力に転換できないことから、トレイ1の上記のような
偏心荷重が働らいて、特定のタイロツド3への取付部分
に異常荷重が作用した場合、パイプバンド5 a ,5
bとタイロツド3との摩擦力ではこの異常荷重を支え
きれず、この部分においてすべりが生じ、この現象が繰
り返して起こることによりトレイ1が徐々に下降してし
まうという問題があった。
プバンド5 a ,5 bとの摩擦力を高めるためにボ
ル}6a,6bを強く締付けても、パイプバンド5 a
,5 b自体が降伏してしまい、締付力をそのまま摩
擦力に転換できないことから、トレイ1の上記のような
偏心荷重が働らいて、特定のタイロツド3への取付部分
に異常荷重が作用した場合、パイプバンド5 a ,5
bとタイロツド3との摩擦力ではこの異常荷重を支え
きれず、この部分においてすべりが生じ、この現象が繰
り返して起こることによりトレイ1が徐々に下降してし
まうという問題があった。
本考案は上記の点に鑑み、トレイをタイロツドに強固に
固定することのできる蒸溜塔トレイ支持金具を提供する
ものであり、以下その一実施例を図面に基づいて説明す
る。
固定することのできる蒸溜塔トレイ支持金具を提供する
ものであり、以下その一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第4図および第5図において、8はトレイフロア、9は
前記トレイフロア8を貫通するパイプ状のタイロツドで
あり、該タイロツド9には、スリーブ10が外嵌してお
り、該スリーブ10の下端部は前記トレイフロア8に内
嵌している。
前記トレイフロア8を貫通するパイプ状のタイロツドで
あり、該タイロツド9には、スリーブ10が外嵌してお
り、該スリーブ10の下端部は前記トレイフロア8に内
嵌している。
このスリーブ10は、第6図および第7図に詳細に示す
ように、外周面が下端から上端にかけて次第に縮径する
テーパ面に形或されており、上部外周面には、ネジ11
が螺設されている。
ように、外周面が下端から上端にかけて次第に縮径する
テーパ面に形或されており、上部外周面には、ネジ11
が螺設されている。
このスリーブ10は、周方向1つ割りに形或されており
、軸心方向中央部外周面には周方向に沿う環状溝12が
形戊されている。
、軸心方向中央部外周面には周方向に沿う環状溝12が
形戊されている。
またこのスリーブ10の内径は、後述のナットにより締
め付けられていない状態で前記タイロツド9の外径と略
同一である。
め付けられていない状態で前記タイロツド9の外径と略
同一である。
13は前記スリーブ10の軸心方向中央部に外嵌する円
環状のストッパーであり、該ストッパー13は、第8図
および第9図に詳細に示すように、内周面が前記スリー
ブ10の外周面に対応するテーパ面に形威されており、
下端面外周部には、先端面が前記トレイフロア8の上面
に接当する環状突出部13aが突設されている。
環状のストッパーであり、該ストッパー13は、第8図
および第9図に詳細に示すように、内周面が前記スリー
ブ10の外周面に対応するテーパ面に形威されており、
下端面外周部には、先端面が前記トレイフロア8の上面
に接当する環状突出部13aが突設されている。
14は前記ネジ11に螺合する環状のナットであり、該
ナット14の外周面には、4個の凹入部15が周方向等
間隔おきに形威されており、該ナット14の下面外周部
は傾斜面に形或されている。
ナット14の外周面には、4個の凹入部15が周方向等
間隔おきに形威されており、該ナット14の下面外周部
は傾斜面に形或されている。
このナット14の内周面に形威されたネジは、前記スリ
ーブ10の上部外周面に形成されたネジ11のテーパ角
に応じて傾斜しており、このナット14を締付けること
により前記lつ割りのスリーブ10が縮径し、スリーブ
10の内周面が前記タイロツド9の外周面に強固に圧接
される。
ーブ10の上部外周面に形成されたネジ11のテーパ角
に応じて傾斜しており、このナット14を締付けること
により前記lつ割りのスリーブ10が縮径し、スリーブ
10の内周面が前記タイロツド9の外周面に強固に圧接
される。
16は前記スリーブ10に外嵌する環状の座金であり、
前記ナット14とストッパー13との間に扶持されてい
る。
前記ナット14とストッパー13との間に扶持されてい
る。
この座金16は、第10図および第11図に詳細に示す
ように、内周面に断面略L字状の舌片17を有している
と共に、外周面には多数の歯18が周方向適当間隔おき
に突設されている。
ように、内周面に断面略L字状の舌片17を有している
と共に、外周面には多数の歯18が周方向適当間隔おき
に突設されている。
この歯18は前記ナット14の下面外周部の傾斜面に接
当するように傾斜しており、ナット14を締付けた後に
ナット14の凹入部15に対応する歯18の先端部を折
曲することにより、第4図および第5図に示すように凹
入部15に嵌合させている。
当するように傾斜しており、ナット14を締付けた後に
ナット14の凹入部15に対応する歯18の先端部を折
曲することにより、第4図および第5図に示すように凹
入部15に嵌合させている。
また前記舌片17は前記スリーブ10の環状溝12に嵌
まり込んでいる。
まり込んでいる。
上記構或の蒸溜塔トレイ支持金具によれば、外周面がテ
ーパ面に形或された1つ割りのスリーブ10をナット1
4によって締付けるので、非常に高い摩擦力が得られ、
トレイをタイロツド9に強固に固定することがで゛きる
。
ーパ面に形或された1つ割りのスリーブ10をナット1
4によって締付けるので、非常に高い摩擦力が得られ、
トレイをタイロツド9に強固に固定することがで゛きる
。
また、ストッパー13の内周面をテーパ面に形威してい
るので、ナット14とストッパー13の両方でスリーブ
10を締付けることができ、均一な摩擦力が得られる。
るので、ナット14とストッパー13の両方でスリーブ
10を締付けることができ、均一な摩擦力が得られる。
また、従来の支持金具では、トレイフロア1aと板体4
a,4bとの溶接のためにトレイにひずみを生じ、ひず
み取り作業が必要であったが、上記構戒の蒸溜塔トレイ
支持金具では、トレイフロア8はスリーブ10のテーパ
面によって支持され、かつストッパー13によって上方
向へのずれを阻止されており、溶接部分がないので、ひ
ずみ取り作業を省略でき、製造コストを低減できる。
a,4bとの溶接のためにトレイにひずみを生じ、ひず
み取り作業が必要であったが、上記構戒の蒸溜塔トレイ
支持金具では、トレイフロア8はスリーブ10のテーパ
面によって支持され、かつストッパー13によって上方
向へのずれを阻止されており、溶接部分がないので、ひ
ずみ取り作業を省略でき、製造コストを低減できる。
またトレイには振動が加わるが、歯18および舌片17
を有する座金16により、ナット14の緩みは確実に阻
止される。
を有する座金16により、ナット14の緩みは確実に阻
止される。
また、座金16の歯18のうち、ナット14の凹入部1
5に嵌合させた歯18を元通りに折曲し、ナット14を
緩めるだけの極めて簡単な作業で、トレイをタイロツド
9に沿って移動させることができる。
5に嵌合させた歯18を元通りに折曲し、ナット14を
緩めるだけの極めて簡単な作業で、トレイをタイロツド
9に沿って移動させることができる。
また構戊が簡単であるので、スラリー等が付着した場合
、容易に清掃を行なうことができる。
、容易に清掃を行なうことができる。
以上説明したように、本考案にかかる蒸溜塔トレイ支持
金具によれば、トレイをタイロツドに極めて強固に固定
し得、しかも座金によりナットの緩みを確実に阻止し得
る。
金具によれば、トレイをタイロツドに極めて強固に固定
し得、しかも座金によりナットの緩みを確実に阻止し得
る。
したがって、偏荷重によりトレイが次第に下降するとい
う恐れがない。
う恐れがない。
またトレイに溶接によるひずみが生じないので、ひずみ
取り作業を省略でき、製造コストの低減を図り得る。
取り作業を省略でき、製造コストの低減を図り得る。
第1図は蒸溜塔の断面図、第2図は従来の支持金具の平
面図、第3図は同正面図、第4図〜第11図は本考案の
一実施例を示し、第4図はその平面図、第5図は第4図
におけるV−■線に沿う断面図、第6図はスリーブの平
面図、第7図は同縦断正面図、第8図はストッパーの平
面図、第9図は同縦断正面図、第10図は座金の平面図
、第11図は同縦断正面図である。 8・・・・・・トレイフロア、9・・・・・・タイロツ
ド、10・・・・・・スノーブ、11・・・・・・ネジ
、13・・・・・・ストッパー、14・・・・・・ナッ
ト、15・・・・・・凹入部、16・・・・・・座金、
18・・・・・・歯。
面図、第3図は同正面図、第4図〜第11図は本考案の
一実施例を示し、第4図はその平面図、第5図は第4図
におけるV−■線に沿う断面図、第6図はスリーブの平
面図、第7図は同縦断正面図、第8図はストッパーの平
面図、第9図は同縦断正面図、第10図は座金の平面図
、第11図は同縦断正面図である。 8・・・・・・トレイフロア、9・・・・・・タイロツ
ド、10・・・・・・スノーブ、11・・・・・・ネジ
、13・・・・・・ストッパー、14・・・・・・ナッ
ト、15・・・・・・凹入部、16・・・・・・座金、
18・・・・・・歯。
Claims (1)
- タイロツドに軸心方向移動自在に外嵌すると共に下端部
がトレイフロアに内嵌し、かつ外周面が下端から上端に
かけて次第に縮径するテーパ面に形或された周方向1つ
割りのスリーブを設け、該スリーブの上部外周面にネジ
を螺設し、該スリーブに外嵌しかつ下面が前記トレイフ
ロアの上面に接当するストッパーと、前記ネジに螺合し
かつ外周面に凹入部が形或されたナットと、前記スリー
ブに外嵌すると共に前記ストッパーと前記ナットとの間
に扶持され、かつ外周面に前記ナットの凹入部に保合可
能な歯が突設された座金とを設けたことを特徴とする蒸
溜塔トレイ支持金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11474680U JPS598725Y2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | 蒸溜塔トレイ支持金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11474680U JPS598725Y2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | 蒸溜塔トレイ支持金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5739602U JPS5739602U (ja) | 1982-03-03 |
JPS598725Y2 true JPS598725Y2 (ja) | 1984-03-19 |
Family
ID=29475715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11474680U Expired JPS598725Y2 (ja) | 1980-08-12 | 1980-08-12 | 蒸溜塔トレイ支持金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598725Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-08-12 JP JP11474680U patent/JPS598725Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5739602U (ja) | 1982-03-03 |
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