JPS5944439B2 - 内填強力紙とその製法 - Google Patents
内填強力紙とその製法Info
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- JPS5944439B2 JPS5944439B2 JP51086776A JP8677676A JPS5944439B2 JP S5944439 B2 JPS5944439 B2 JP S5944439B2 JP 51086776 A JP51086776 A JP 51086776A JP 8677676 A JP8677676 A JP 8677676A JP S5944439 B2 JPS5944439 B2 JP S5944439B2
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- JP
- Japan
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- paper
- weight
- parts
- synthetic resin
- pulp
- Prior art date
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H15/00—Pulp or paper, comprising fibres or web-forming material characterised by features other than their chemical constitution
- D21H15/02—Pulp or paper, comprising fibres or web-forming material characterised by features other than their chemical constitution characterised by configuration
- D21H15/08—Flakes
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H17/00—Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
- D21H17/20—Macromolecular organic compounds
- D21H17/33—Synthetic macromolecular compounds
- D21H17/34—Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H17/00—Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
- D21H17/63—Inorganic compounds
- D21H17/66—Salts, e.g. alums
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は特殊な性能をもつ内填強力紙とその製法に関す
る。
る。
従来より天然高分子物質、たとえば澱粉やその誘導体な
ど、あるいは合成高分子物質、たとえば尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、
アクリルアミド重合体などを紙の製造過程において添加
して紙質の改良をはかつていたが、紙繊維への定着がわ
るかつたり、乾燥引裂強度が逆に低下したり、長期保存
中に脆、化が起るなどの欠点hSあった。
ど、あるいは合成高分子物質、たとえば尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、
アクリルアミド重合体などを紙の製造過程において添加
して紙質の改良をはかつていたが、紙繊維への定着がわ
るかつたり、乾燥引裂強度が逆に低下したり、長期保存
中に脆、化が起るなどの欠点hSあった。
また、ポリ酢酸ビニルやポリアクリル酸エステルなどの
水性エマルジョンをそのまま使用すると歩留りかわるか
つたり、パルプ貯槽壁に附着したり、金網の摩耗や毛布
を汚染するといつた欠点を有し、また、ドライヤーによ
る乾燥工程において合成樹脂エマルジョンの特性である
接着性が発揮されて、ドライヤー面に附着するなどの欠
点があつた。
水性エマルジョンをそのまま使用すると歩留りかわるか
つたり、パルプ貯槽壁に附着したり、金網の摩耗や毛布
を汚染するといつた欠点を有し、また、ドライヤーによ
る乾燥工程において合成樹脂エマルジョンの特性である
接着性が発揮されて、ドライヤー面に附着するなどの欠
点があつた。
本発明者はこれらの問題点解決のために種々研究を重ね
た結果、予期した以上の性能を有する強力紙をえて本発
明を完成するにいたつた。
た結果、予期した以上の性能を有する強力紙をえて本発
明を完成するにいたつた。
すなわち、本発明は紙皿を形成している紙繊維Aと、そ
の組織間および繊維表面を充填被覆している樹脂状物と
で形成され、該樹脂状物は紙皿を形成しえない短繊維C
を含有している合成樹脂エマルジョン凝集沈殿物Dから
なり、かつAIOO重量部に対してCは8〜60重量部
であり、Dは5〜150重量部であることを特徴とする
内填強力紙とその製法である。
の組織間および繊維表面を充填被覆している樹脂状物と
で形成され、該樹脂状物は紙皿を形成しえない短繊維C
を含有している合成樹脂エマルジョン凝集沈殿物Dから
なり、かつAIOO重量部に対してCは8〜60重量部
であり、Dは5〜150重量部であることを特徴とする
内填強力紙とその製法である。
したがつて、その製法は少なくとも3通りある。
その1は、紙匹を形成しえない短繊維Cと合成樹脂エマ
ルジヨン凝集沈殿物Dとを、紙匹形成用パルプAを含有
するヒーター中のパルプスラリーに添加して抄紙するこ
と、およびAlOO重量部に対してCは8〜60重量部
であり、Dは5〜150重量部であることを特徴とする
内填強力紙の製法である。その2は、紙匹を形成しえた
い短繊維Cと合成,樹脂エマルジヨンとの混合物を凝集
共沈殿させてえられた短繊維Cと合成樹脂エマルジヨン
凝集沈殿物Dとの混合樹脂伏物を、紙匹形成用パルプA
を含有するヒーター中のパルプスラリーに添加して抄紙
すること、およびAlOO重量部に対してCは8〜60
重量部であり、Dは5〜150重量部であることを特徴
とする内填強力紙の製法である。
ルジヨン凝集沈殿物Dとを、紙匹形成用パルプAを含有
するヒーター中のパルプスラリーに添加して抄紙するこ
と、およびAlOO重量部に対してCは8〜60重量部
であり、Dは5〜150重量部であることを特徴とする
内填強力紙の製法である。その2は、紙匹を形成しえた
い短繊維Cと合成,樹脂エマルジヨンとの混合物を凝集
共沈殿させてえられた短繊維Cと合成樹脂エマルジヨン
凝集沈殿物Dとの混合樹脂伏物を、紙匹形成用パルプA
を含有するヒーター中のパルプスラリーに添加して抄紙
すること、およびAlOO重量部に対してCは8〜60
重量部であり、Dは5〜150重量部であることを特徴
とする内填強力紙の製法である。
その3は、紙匹を形成しえない短繊維Cと合成樹脂エマ
ルジヨンとを、紙匹形成用パルプAを含2有するヒータ
ー中のパルプスラリーに添加し、凝集剤を用いて凝集さ
せて抄紙すること、およびAlOO重量部に対してCは
8〜60重量部であり、凝集された合成樹脂エマルジヨ
ンDは5〜150重量部であることを特徴とする内填強
力紙の製法2である。
ルジヨンとを、紙匹形成用パルプAを含2有するヒータ
ー中のパルプスラリーに添加し、凝集剤を用いて凝集さ
せて抄紙すること、およびAlOO重量部に対してCは
8〜60重量部であり、凝集された合成樹脂エマルジヨ
ンDは5〜150重量部であることを特徴とする内填強
力紙の製法2である。
本発明で使用する紙匹を形成しえない短繊維とは、製紙
用パルプのごとき天然繊維やナイロンのごとき人造繊維
のうち微細なものであり、60〜150メツシユの金網
を通過するものBS好ましい。
用パルプのごとき天然繊維やナイロンのごとき人造繊維
のうち微細なものであり、60〜150メツシユの金網
を通過するものBS好ましい。
3した/)3つてこの範囲内のものであれば、植毛用の
ノ゜ぐイルや製紙の廃水中に存在する抄紙用金網を通過
した微細パルプも充分使用できる。
ノ゜ぐイルや製紙の廃水中に存在する抄紙用金網を通過
した微細パルプも充分使用できる。
また本発明で使用する合成樹脂エマルジヨンとは、α,
βモノエチレン性単量体の重合体水性工3マルジヨンの
ことであり、α,βモノエチレン性単量体としては酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルバーサテート(商
品名はシエル化学のVeOva)などのビニルエステル
類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン
酸などの不4飽和酸およびそれらのアルキルエステル類
、スチレン、メチルスチレン、クロルスチレンなどのモ
ノビニリデン芳香族類、エチレン、プロピレン、塩化ビ
ニルなどのオレフイ〕ノおよびハロオレフイン類などで
あり、これらの重合体水性エマルジヨンとは、これらの
単量体を水系で単独乳化重合または乳化共重合して水性
エマルジヨンの伏態でえたものである。
βモノエチレン性単量体の重合体水性工3マルジヨンの
ことであり、α,βモノエチレン性単量体としては酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルバーサテート(商
品名はシエル化学のVeOva)などのビニルエステル
類、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン
酸などの不4飽和酸およびそれらのアルキルエステル類
、スチレン、メチルスチレン、クロルスチレンなどのモ
ノビニリデン芳香族類、エチレン、プロピレン、塩化ビ
ニルなどのオレフイ〕ノおよびハロオレフイン類などで
あり、これらの重合体水性エマルジヨンとは、これらの
単量体を水系で単独乳化重合または乳化共重合して水性
エマルジヨンの伏態でえたものである。
このとき、N−メザロールアクリルアマイド、n−ブト
キシメチルアクリルアマイド、グリシジルメタクリレー
ト、ダイアセトンアクリルアマイド、アリルメタクリレ
ート、ジエチレングリコールジメタクリレートなどの架
橋性単量体やアクリルニトリル、アタリルアマイド、ジ
ブチルマレエートなどの常用の共重合性単量体を共重合
させてもよい。本発明で使用する凝集剤としては、硫酸
バン土、硫酸第2鉄、塩化第2鉄、塩化アルミニウム、
ボ)アルミニウムクロライド、ポリアクリルアマイドな
どの多価金属塩や高分子凝集剤Tls用いられる。
キシメチルアクリルアマイド、グリシジルメタクリレー
ト、ダイアセトンアクリルアマイド、アリルメタクリレ
ート、ジエチレングリコールジメタクリレートなどの架
橋性単量体やアクリルニトリル、アタリルアマイド、ジ
ブチルマレエートなどの常用の共重合性単量体を共重合
させてもよい。本発明で使用する凝集剤としては、硫酸
バン土、硫酸第2鉄、塩化第2鉄、塩化アルミニウム、
ボ)アルミニウムクロライド、ポリアクリルアマイドな
どの多価金属塩や高分子凝集剤Tls用いられる。
好適な凝集剤としては、前記の凝集剤に微量の硼酸や硼
砂のごとき水溶性硼素化合物と消石灰や水酸化バリウム
とを組合せたものBSよい。たとえば合成樹脂エマルジ
ヨンにまず水溶性硼素化合物を添加し、ついで適量の消
石灰または水酸化バリウムおよび多価金属塩を順次添加
すると、エマルジヨン中の樹脂粒子は急速に凝集沈降す
る。前記3種類の薬剤のうち多価金属塩として塩化第2
鉄を用いて凝集沈殿物をえて内填強力紙を製造したばあ
いは、えられた内填強力紙は帯電防止効果がきわめて大
きくなる。
砂のごとき水溶性硼素化合物と消石灰や水酸化バリウム
とを組合せたものBSよい。たとえば合成樹脂エマルジ
ヨンにまず水溶性硼素化合物を添加し、ついで適量の消
石灰または水酸化バリウムおよび多価金属塩を順次添加
すると、エマルジヨン中の樹脂粒子は急速に凝集沈降す
る。前記3種類の薬剤のうち多価金属塩として塩化第2
鉄を用いて凝集沈殿物をえて内填強力紙を製造したばあ
いは、えられた内填強力紙は帯電防止効果がきわめて大
きくなる。
これら3種類の薬剤を併用したばあいは、その添加順序
は硼素化合物、消石灰または水酸化バリウム、多価金属
塩の順に添加することt)3好ましい。
は硼素化合物、消石灰または水酸化バリウム、多価金属
塩の順に添加することt)3好ましい。
添加量は樹脂分に対して硼素化合物0.01〜10%(
重量%、以下同様)、消石灰または水酸化バリウムO、
2〜20(f)、多価金属塩0.05〜50%が適当で
ある。また、これらの薬剤は各グループごとに1種また
は2種以上併用してもよい。
重量%、以下同様)、消石灰または水酸化バリウムO、
2〜20(f)、多価金属塩0.05〜50%が適当で
ある。また、これらの薬剤は各グループごとに1種また
は2種以上併用してもよい。
本発明においては、抄紙の過程において微細な短繊維と
合成樹脂エマルジヨンを凝集状態で適用しているため、
本発明の内填強力紙およびその製法はつぎのごとき特徴
がある。
合成樹脂エマルジヨンを凝集状態で適用しているため、
本発明の内填強力紙およびその製法はつぎのごとき特徴
がある。
1 この状態における短繊維はパルプスラリー中の紙繊
維との親和性B3大きいので無駄なく吸着され、合成樹
脂エマルジヨンは凝集されているので特有の接着性がな
く、毛布の汚染やドライヤー面への固着が起らず、白水
の透明度もきわめて高い。
維との親和性B3大きいので無駄なく吸着され、合成樹
脂エマルジヨンは凝集されているので特有の接着性がな
く、毛布の汚染やドライヤー面への固着が起らず、白水
の透明度もきわめて高い。
2 炭酸カルシウムやクレーを充填したばあいと異なり
、えられた紙は柔軟性かありかつ強靭である。
、えられた紙は柔軟性かありかつ強靭である。
これはクレーなどではえられない特徴である。3 金網
の摩耗B3減少する。
の摩耗B3減少する。
4 えられた紙にサイズ効果がでる。
5 えられた紙はアンダーコートなしで化粧板用の木目
印刷などBSできる。
印刷などBSできる。
6 えられた紙は樹脂分を大量(50〜200(Fli
)に含有しうるので、厚紙などは感熱庄成形することB
3できる。
)に含有しうるので、厚紙などは感熱庄成形することB
3できる。
7 凝集剤を選ぶことにより帯電防止効果の大きい紙か
えられ、板ガラスの合紙など特殊な用途に用いることB
Sできる。
えられ、板ガラスの合紙など特殊な用途に用いることB
Sできる。
つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
実施例 1
濃度約50%のポリ酢酸ビニルエマルジヨンを水で濃度
1%に希釈し、その樹脂分に対し1%の硼酸を添加し、
ついで10%の消石灰を添加し、最後に5%の塩化アル
ミニウムを添加して、樹脂分を凝集し、上澄液を除去し
て樹脂分濃度約20%の凝集樹脂スラリーをえた。
1%に希釈し、その樹脂分に対し1%の硼酸を添加し、
ついで10%の消石灰を添加し、最後に5%の塩化アル
ミニウムを添加して、樹脂分を凝集し、上澄液を除去し
て樹脂分濃度約20%の凝集樹脂スラリーをえた。
別に、クラフトパルプを主成分とするパルプを戸水度3
5゜SRまで叩解し、ヒーター内で上記の凝集樹脂スラ
リーを原料パルプに対し樹脂分で150%添加し、つい
で原料パルプに対して50%の量のナイロンパイル(繊
度3d1長さ0.5mdを充分水で湿潤して添加し、ヒ
ーター内で均一に混合するように撹拌し、つぎにバツト
5個を使用して内填強力紙を抄造した。
5゜SRまで叩解し、ヒーター内で上記の凝集樹脂スラ
リーを原料パルプに対し樹脂分で150%添加し、つい
で原料パルプに対して50%の量のナイロンパイル(繊
度3d1長さ0.5mdを充分水で湿潤して添加し、ヒ
ーター内で均一に混合するように撹拌し、つぎにバツト
5個を使用して内填強力紙を抄造した。
毛布の汚染やドライヤー面への固着が起らず、白水の透
明度はきわめて高かつた。えられた内填強力紙は強靭で
層間強度か高く、加熱による成形t)3可能であり、か
つサイズ度B3高いためアンダーコートなしで化粧板用
の印刷(木目模様など)をすることができた。
明度はきわめて高かつた。えられた内填強力紙は強靭で
層間強度か高く、加熱による成形t)3可能であり、か
つサイズ度B3高いためアンダーコートなしで化粧板用
の印刷(木目模様など)をすることができた。
実施例 2
実施例1において用いた凝集樹脂スラリーの代りに、濃
度約400!)の酢ビ/アクリル共重合エマルジヨンを
水で濃度約2%に希釈し、その樹脂分に対して10%の
硫酸バン土を添加して樹脂分を凝集させ、上澄液を除去
してえた樹脂分約100I)の凝集樹脂スラリーを用い
たほかは実施例1とまつたく同様にして内填強力紙を抄
造した。
度約400!)の酢ビ/アクリル共重合エマルジヨンを
水で濃度約2%に希釈し、その樹脂分に対して10%の
硫酸バン土を添加して樹脂分を凝集させ、上澄液を除去
してえた樹脂分約100I)の凝集樹脂スラリーを用い
たほかは実施例1とまつたく同様にして内填強力紙を抄
造した。
毛布の汚染やドライヤー面への固着も起らず、白水の透
明度はきわめて高く、えられた内填強力紙の性能も実施
例1のものと同等であつた。
明度はきわめて高く、えられた内填強力紙の性能も実施
例1のものと同等であつた。
実施例 3実施例1において使用した濃度1%に希釈し
たポリ酢酸ビニルエマルジヨンの代りに、固形分0.1
%を含むエマルジヨン工場の廃水(主成分はアクリル酸
エステル、スチレン、酢酸ビニルの単独または共重合乳
化物で、その他界面活性剤、水溶性高分子などの乳化剤
などB3混入している)をろ使用して凝集樹脂スラリー
をえたこと、および添加したナイロンパイルの代りに製
紙廃水よりえた固形分約20%の製紙スラツジ(主成分
は短繊維のパルプ、天然または合成水溶性樹脂、その他
紙用充填剤など)を用いたほかは実施例1とまつたく同
様にして内填強力紙1を抄造した。
たポリ酢酸ビニルエマルジヨンの代りに、固形分0.1
%を含むエマルジヨン工場の廃水(主成分はアクリル酸
エステル、スチレン、酢酸ビニルの単独または共重合乳
化物で、その他界面活性剤、水溶性高分子などの乳化剤
などB3混入している)をろ使用して凝集樹脂スラリー
をえたこと、および添加したナイロンパイルの代りに製
紙廃水よりえた固形分約20%の製紙スラツジ(主成分
は短繊維のパルプ、天然または合成水溶性樹脂、その他
紙用充填剤など)を用いたほかは実施例1とまつたく同
様にして内填強力紙1を抄造した。
えられた内填強力紙の性能なども実施例1と同等であつ
た。実施例 4実施例3で用いたエマルジヨン工場の廃
水と、同じく実施例3で用いた製紙スラツジを固形分同
士で1:1(重量比)になるように混合し、これに廃水
中の樹脂分に対して2%の硼酸を添加し、ついで.15
(:f)の消石灰を添加し、最後に10(fl)の塩化
第2鉄を添加することにより樹脂とスラツジとを凝集共
沈殿させ、固形分濃度約20(f)の短繊維含有合成樹
脂エマルジヨン凝集沈殿物をえた。
た。実施例 4実施例3で用いたエマルジヨン工場の廃
水と、同じく実施例3で用いた製紙スラツジを固形分同
士で1:1(重量比)になるように混合し、これに廃水
中の樹脂分に対して2%の硼酸を添加し、ついで.15
(:f)の消石灰を添加し、最後に10(fl)の塩化
第2鉄を添加することにより樹脂とスラツジとを凝集共
沈殿させ、固形分濃度約20(f)の短繊維含有合成樹
脂エマルジヨン凝集沈殿物をえた。
これをヒーター中の古紙パルプに対し固形分で等量添加
し、常法により長網式抄紙機にて湿紙を作り、アンキー
ドライヤーにて加熱゛乾燥して内填強力紙を抄造した。
毛布の汚染やドライヤー面への固着/)3起らず、白水
の透明度はさわめて高かつた。
し、常法により長網式抄紙機にて湿紙を作り、アンキー
ドライヤーにて加熱゛乾燥して内填強力紙を抄造した。
毛布の汚染やドライヤー面への固着/)3起らず、白水
の透明度はさわめて高かつた。
えられた内填強力紙は強靭で、サイズ効果t)3あり印
刷適性もすぐれていた。
刷適性もすぐれていた。
しかも静電特性/)3よいので板ガラスの合紙としては
さんだばあい、とりはずしt)3非常に簡単であつた。
実施例 5 ヒーター中の戸水度20単SRのクラフトパルプスラリ
ーに、実施例3で用いた製紙スラツジ゛を固形分で原料
パルプに対し10%添加し、ついで濃度50%の酢酸ビ
ニル/エチレン共重合エマルジヨンを樹脂分で原料パル
プに対し5(f)添加して均一に混合したのち、樹脂分
に対し5(f)の硼酸を添加し、ついで100t)の消
石灰を添加し、最後に5%の塩化第2鉄を添加して樹脂
とスラツジを凝集させてクラフトパルプに吸着させ、長
網式抄紙機により抄紙し、加熱乾燥して内填強力紙を抄
造した。
さんだばあい、とりはずしt)3非常に簡単であつた。
実施例 5 ヒーター中の戸水度20単SRのクラフトパルプスラリ
ーに、実施例3で用いた製紙スラツジ゛を固形分で原料
パルプに対し10%添加し、ついで濃度50%の酢酸ビ
ニル/エチレン共重合エマルジヨンを樹脂分で原料パル
プに対し5(f)添加して均一に混合したのち、樹脂分
に対し5(f)の硼酸を添加し、ついで100t)の消
石灰を添加し、最後に5%の塩化第2鉄を添加して樹脂
とスラツジを凝集させてクラフトパルプに吸着させ、長
網式抄紙機により抄紙し、加熱乾燥して内填強力紙を抄
造した。
毛布の汚洗やドライヤー面への固着/)3起らず、白水
の透明度もきわめて高かつた。
の透明度もきわめて高かつた。
えられた内填強力紙は強靭で、サイズ効果/)3あり印
刷性適性もすぐれていた。
刷性適性もすぐれていた。
また静電特性もよいので板ガラスの合紙とし−Cも剥離
か非常に簡単であつた。比較例 1 ナイロンパイルを添加しなかつたほかは実施例1と全く
同様にして内填紙を抄造した。
か非常に簡単であつた。比較例 1 ナイロンパイルを添加しなかつたほかは実施例1と全く
同様にして内填紙を抄造した。
比較例 2
ナイロンパイルに代えてクレーを原料パルプに対して5
0%の量で添加したほかは実施例1と同様にして内填紙
を抄造した。
0%の量で添加したほかは実施例1と同様にして内填紙
を抄造した。
比較例 3
製紙スラツジを添加しなかつt:ほかは実施例5と同様
にして内填紙を抄造した。
にして内填紙を抄造した。
試験例
実施例1および5、比較例1〜3でそれぞれえこ紙を試
料として、つぎのごとく比較試l験を行なつた。
料として、つぎのごとく比較試l験を行なつた。
比較試験結果は次表のとおりであつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 数匹を形成している紙繊維Aと、その繊維間および
紙繊表面を充填被覆している樹脂状物とで形成され、該
樹脂状物は紙匹を形成しえない短繊維Cを含有している
合成樹脂エマルジョン凝集沈殿物からなり、かつA10
0重量部に対してCは8〜60重量部であり、Dは5〜
150重量部であることを特徴とする内填強力紙。 2 紙匹を形成しえない短繊維Cと合成樹脂エマルジヨ
ン凝集沈殿物Dとを紙匹形成用パルプAを含有するビー
ター中のパルプスラリーに添加して抄紙すること、およ
びA100重量部に対してCは8〜60重量部であり、
Dは5〜150重量部であることを特徴とする内填強力
紙の製法。 3 紙匹を形成しえない短繊維Cと合成樹脂エマルジョ
ンとの混合物を凝集共沈殿させてえられた、短繊維Cと
合成樹脂エマルジョン凝集沈殿物Dとの混合樹脂状物を
、紙匹形成用パルプAを含有するビーター中のパルプス
ラリーに添加して抄紙すること、およびA100重量部
に対してCは8〜60重量部であり、Dは5〜150重
量部であることを特徴とする内填強力紙の製法。 4 紙匹を形成しえない短繊維Cと合成樹脂エマルジョ
ンとを、紙匹形成用パルプAを含有するビーター中のパ
ルプスラリーに添加し、凝集剤を用いて凝集させて抄紙
すること、およびA100重量部に対してCは8〜60
重量部であり、凝集された合成樹脂エマルジョンDは5
〜150重量部であることを特徴とする内填強力紙の製
法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51086776A JPS5944439B2 (ja) | 1976-07-20 | 1976-07-20 | 内填強力紙とその製法 |
GB3044677A GB1588354A (en) | 1976-07-20 | 1977-07-20 | Synthetic polymer- or resin-reinforced paper and preparation thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51086776A JPS5944439B2 (ja) | 1976-07-20 | 1976-07-20 | 内填強力紙とその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5314823A JPS5314823A (en) | 1978-02-09 |
JPS5944439B2 true JPS5944439B2 (ja) | 1984-10-29 |
Family
ID=13896147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51086776A Expired JPS5944439B2 (ja) | 1976-07-20 | 1976-07-20 | 内填強力紙とその製法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944439B2 (ja) |
GB (1) | GB1588354A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6194656A (ja) * | 1984-10-17 | 1986-05-13 | 小山 雄司 | 温灸用台 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2535751A2 (fr) * | 1982-11-05 | 1984-05-11 | Arjomari Prioux | Feuille papetiere a tres fort taux de latex, son procede de preparation et ses applications notamment comme produit de substitution des voiles de verre impregnes |
US4612251A (en) * | 1982-07-30 | 1986-09-16 | Arjomari-Prioux | Paper sheet having a very high proportion of latex, process for preparing same and applications thereof particularly as a substitution product for impregnated glass webs |
FR2531114B1 (fr) * | 1982-07-30 | 1987-05-29 | Arjomari Prioux | Feuille papetiere a tres fort taux de latex, son procede de preparation et ses applications notamment comme produit de substitution des voiles de verre impregnes |
GB8618733D0 (en) * | 1986-07-31 | 1986-09-10 | Wiggins Teape Group Ltd | Water laid fibrous web |
JPH05131575A (ja) * | 1991-11-11 | 1993-05-28 | Nikki Kogyo Kk | 紙製パレツトの製造方法及び製造装置 |
JP3453624B2 (ja) * | 1995-02-17 | 2003-10-06 | ハリマ化成株式会社 | 製紙方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5241365B2 (ja) * | 1973-07-30 | 1977-10-18 | ||
JPS5248645B2 (ja) * | 1973-07-30 | 1977-12-12 | ||
NO135388C (no) * | 1974-12-17 | 1977-03-30 | Standard Telefon & Kabelfabrik | Jordingsmetode. |
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1976
- 1976-07-20 JP JP51086776A patent/JPS5944439B2/ja not_active Expired
-
1977
- 1977-07-20 GB GB3044677A patent/GB1588354A/en not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6194656A (ja) * | 1984-10-17 | 1986-05-13 | 小山 雄司 | 温灸用台 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB1588354A (en) | 1981-04-23 |
JPS5314823A (en) | 1978-02-09 |
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