JPS5938041Y2 - 可変コンデンサ - Google Patents
可変コンデンサInfo
- Publication number
- JPS5938041Y2 JPS5938041Y2 JP18255379U JP18255379U JPS5938041Y2 JP S5938041 Y2 JPS5938041 Y2 JP S5938041Y2 JP 18255379 U JP18255379 U JP 18255379U JP 18255379 U JP18255379 U JP 18255379U JP S5938041 Y2 JPS5938041 Y2 JP S5938041Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- variable capacitor
- rotor
- electrode
- capacitance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、可変磁器コンデンサの改良に関する。
可変磁器コンデンサは、温度特性、周波数特性が良好で
、しかも小型かつ安価に製作できる利点があり、最近、
VHFもしくはUHFチューナ、電子同調チューナ、1
Mチューナ等の民生機器または通信機器の同調、発振回
路、マツチング回路プローブ回路等の同調、容量補正用
として広く使用されるようになってきた。
、しかも小型かつ安価に製作できる利点があり、最近、
VHFもしくはUHFチューナ、電子同調チューナ、1
Mチューナ等の民生機器または通信機器の同調、発振回
路、マツチング回路プローブ回路等の同調、容量補正用
として広く使用されるようになってきた。
第1図A、Bは従来の可変磁器コンデンサの一例を示し
、第1図Aはその分解斜視図、第1図Bは組立断面図で
ある。
、第1図Aはその分解斜視図、第1図Bは組立断面図で
ある。
図に示すように、従来の可変磁器コンデンサは、高誘電
率の誘電体磁器より成る円板状のロータ1の一面上に、
半円状の電極2を固着すると共に、ロータ1のほぼ軸心
部を通って貫通させた導電体よす成る回転軸30頭部3
aを、前記電極2に対して半田付は等の手段により固着
し、さらにこの回転軸3を7オルステライト、ステアタ
イト等の磁器より成るステータ4の中心孔4aに嵌挿し
てロータ1とステータ4とを互に対接させた構造となっ
ている。
率の誘電体磁器より成る円板状のロータ1の一面上に、
半円状の電極2を固着すると共に、ロータ1のほぼ軸心
部を通って貫通させた導電体よす成る回転軸30頭部3
aを、前記電極2に対して半田付は等の手段により固着
し、さらにこの回転軸3を7オルステライト、ステアタ
イト等の磁器より成るステータ4の中心孔4aに嵌挿し
てロータ1とステータ4とを互に対接させた構造となっ
ている。
ステータ4のロータ側端面には、ステータ端子5を一体
成形した半円状のステータ電極6を設けである。
成形した半円状のステータ電極6を設けである。
ステータ電極6は予めステータ40表面に設けた凹部に
コバール金属板等を接着して埋設し、その表面を平面研
磨することにより、オプチカルフラットに仕上げ、同じ
く平面研磨されたロータ1との間にオプチカルフラット
な接触面を形成しである。
コバール金属板等を接着して埋設し、その表面を平面研
磨することにより、オプチカルフラットに仕上げ、同じ
く平面研磨されたロータ1との間にオプチカルフラット
な接触面を形成しである。
一方、ステータ4を貫通してその下面に突出させた回転
軸3の先端部には、シリコンパツキン等のリング状の弾
性体7を嵌挿し、該弾性体7の上にリング状の取付部8
を有するロータ端子9を重ね、このロータ端子9の外表
面に回転軸3の先端部をカシメることにより、ロータ1
とステータ4とを弾性体70弾発力を利用して弾力的に
保持しである。
軸3の先端部には、シリコンパツキン等のリング状の弾
性体7を嵌挿し、該弾性体7の上にリング状の取付部8
を有するロータ端子9を重ね、このロータ端子9の外表
面に回転軸3の先端部をカシメることにより、ロータ1
とステータ4とを弾性体70弾発力を利用して弾力的に
保持しである。
なお回転軸3は、ロータ端子9に対して電気的に導通し
、かつ取付部8内で適度のトルクをもって回転し得るよ
うにカシメられる。
、かつ取付部8内で適度のトルクをもって回転し得るよ
うにカシメられる。
上述の可変磁器コンデンサは、ロータ1とステータ電極
6との接触面をオプチカルフラットに仕上げであるから
、両者の接合状態がオプチカルフラットに保たれる限り
、静電容量−回転角度特性静電容量一温度特性の直線性
やクリープ特性が良好で、Qが高く周波数特性の優れた
ものが期待できる。
6との接触面をオプチカルフラットに仕上げであるから
、両者の接合状態がオプチカルフラットに保たれる限り
、静電容量−回転角度特性静電容量一温度特性の直線性
やクリープ特性が良好で、Qが高く周波数特性の優れた
ものが期待できる。
しかし、ステータ4とステータ電極6との間に介在する
接着材10の縮率が、磁器で成るロータ1、ステータ4
および金属材料で成るステータ電極6の縮率より1桁以
上も太きいため、温度が低下するにつれて、ロータ1、
ステータ4およびステータ電極6より接着剤10が大き
く収縮し、ステータ電極6の上面位置が、第1図Bの点
線イのように低下する。
接着材10の縮率が、磁器で成るロータ1、ステータ4
および金属材料で成るステータ電極6の縮率より1桁以
上も太きいため、温度が低下するにつれて、ロータ1、
ステータ4およびステータ電極6より接着剤10が大き
く収縮し、ステータ電極6の上面位置が、第1図Bの点
線イのように低下する。
このため、ロータ1とステータ電極6との接触面のギャ
ップg1が増大して静電容量が減少し、静電容量一温度
易性が、第2図の実線L1で示す如く、低温領域で著る
しい非直線性を呈してし1う欠点があった。
ップg1が増大して静電容量が減少し、静電容量一温度
易性が、第2図の実線L1で示す如く、低温領域で著る
しい非直線性を呈してし1う欠点があった。
本考案は上述する従来の欠点を除去し、温度によって接
着剤が収縮した場合でも、静電容量が減少することがな
く、静電容量一温度特性の直線性を低温度領域1で維持
し得る高信頼度の可変コンデンサを提供することを目的
とする。
着剤が収縮した場合でも、静電容量が減少することがな
く、静電容量一温度特性の直線性を低温度領域1で維持
し得る高信頼度の可変コンデンサを提供することを目的
とする。
上記目的を達成するため、本考案はステータの一面側に
ステータ電極を接着し、前記ステータに回転自在に軸止
されたロータを前記ステータ電極上で回転させる可変コ
ンデンサにおいて、前記ステータと前記ステータ電極と
の接合部分に、接着材充填部となる凹部と、対接部分と
なる凸部とを有することを特徴とする。
ステータ電極を接着し、前記ステータに回転自在に軸止
されたロータを前記ステータ電極上で回転させる可変コ
ンデンサにおいて、前記ステータと前記ステータ電極と
の接合部分に、接着材充填部となる凹部と、対接部分と
なる凸部とを有することを特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内容を具体
的に説明する。
的に説明する。
第3図Aは本考案に係る可変コンデンサの平面部分断面
図、第3図Bは第4図AのB1−B1線上における一部
拡大断面図である。
図、第3図Bは第4図AのB1−B1線上における一部
拡大断面図である。
この実施例では、ステアタイト、フォルステライト等で
構成されるステータ4の凹部の底面に高さHlが同一で
ある複数個の斜角状の凸部12を間隔を隔てて放射状に
設け、この凸部12の先端部にステータ電極6の下面を
対接させると共に、凸部12間に形成された凹部13内
に接着材10を充填し、該接着材10によってステータ
電極6をステータ4に接着しである。
構成されるステータ4の凹部の底面に高さHlが同一で
ある複数個の斜角状の凸部12を間隔を隔てて放射状に
設け、この凸部12の先端部にステータ電極6の下面を
対接させると共に、凸部12間に形成された凹部13内
に接着材10を充填し、該接着材10によってステータ
電極6をステータ4に接着しである。
凸部12は、必ずしも斜角状である必要はなくたとえば
台形状もしくは矩形状であってもよいしまた放射状に設
ける代りに、軸心に対して同心円弧状となるように設け
てもよく、さらにはステータ4に設ける代りに、ステー
タ電極6に設けてもよい。
台形状もしくは矩形状であってもよいしまた放射状に設
ける代りに、軸心に対して同心円弧状となるように設け
てもよく、さらにはステータ4に設ける代りに、ステー
タ電極6に設けてもよい。
上述のような構造であれば、温度の変動によって接着材
10が第3図Bの点線口のように収縮した場合でも、前
記凸部12の先端位置、すなわちステータ4とステータ
電極6の接合面の位置は一定不変に保たれる。
10が第3図Bの点線口のように収縮した場合でも、前
記凸部12の先端位置、すなわちステータ4とステータ
電極6の接合面の位置は一定不変に保たれる。
この結果、ロータ1とステータ電極6との接触面におけ
るギャップg1が、温度変動に拘らず一定に保たれ、静
電容量の減少が防止され、静電容量一温度特注が第2図
の点線L2で示すような高度の直線性を示すようになる
。
るギャップg1が、温度変動に拘らず一定に保たれ、静
電容量の減少が防止され、静電容量一温度特注が第2図
の点線L2で示すような高度の直線性を示すようになる
。
以上のように、本考案は、ステータの一面側にステータ
電極を接着し、前記ステータに回転自在に軸止されるロ
ータを前記ステータ電極上で回転させる可変コンデンサ
において、前記ステータと前記ステータ電極との接合部
分に、接着材充填部となる凹部と、対接部分となる凸部
とを有することを特徴とするから、温度の変動によって
接着材が収縮した場合でも静電容量が減少することがな
く、静電容量一温度特注の直線性を低温度領域1で維持
し得る高信頼度の可変コンデンサを提供することができ
る。
電極を接着し、前記ステータに回転自在に軸止されるロ
ータを前記ステータ電極上で回転させる可変コンデンサ
において、前記ステータと前記ステータ電極との接合部
分に、接着材充填部となる凹部と、対接部分となる凸部
とを有することを特徴とするから、温度の変動によって
接着材が収縮した場合でも静電容量が減少することがな
く、静電容量一温度特注の直線性を低温度領域1で維持
し得る高信頼度の可変コンデンサを提供することができ
る。
第1図Aは従来の可変コンデンサの分解斜視図第1図B
はその組立断面図、第2図は可変コンデンサの静電容量
一温度特性図、第3図Aは本考案に係る可変コンデンサ
の平面部分断面図、第3図Bは第3図AのB1−B1線
上における一部拡大断面図である。 1・・・ロータ、10・・・接着材、3・・・回転軸、
12・・・凸部、4・・・ステータ、13・・・凹部、
6・・・ステータ電極。
はその組立断面図、第2図は可変コンデンサの静電容量
一温度特性図、第3図Aは本考案に係る可変コンデンサ
の平面部分断面図、第3図Bは第3図AのB1−B1線
上における一部拡大断面図である。 1・・・ロータ、10・・・接着材、3・・・回転軸、
12・・・凸部、4・・・ステータ、13・・・凹部、
6・・・ステータ電極。
Claims (2)
- (1)ステータの二面側にステータ電極を接着し前記ス
テータに回転自在に軸止されるロータを前記ステータ電
極上で回転させる可変コンデンサにおいて、前記ステー
タと前記ステータ電極との接合部分に、接着材充填部と
なる凹部と、対接部分となる凸部とを有することを特徴
とする可変コンデンサ。 - (2)前記凸部は、間隔をおいて放射状に複数個設けら
れることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
記載の可変コンデンサ。 (○ 前記凸部は、斜角状であることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第2項に記載の可変コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18255379U JPS5938041Y2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 可変コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18255379U JPS5938041Y2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 可変コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5699837U JPS5699837U (ja) | 1981-08-06 |
JPS5938041Y2 true JPS5938041Y2 (ja) | 1984-10-22 |
Family
ID=29692883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18255379U Expired JPS5938041Y2 (ja) | 1979-12-28 | 1979-12-28 | 可変コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5938041Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-28 JP JP18255379U patent/JPS5938041Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5699837U (ja) | 1981-08-06 |
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