JPS5937292B2 - ポリオレフイン樹脂多孔膜およびアルカリ蓄電池セパレ−タ−ならびにミクロフイルタ− - Google Patents
ポリオレフイン樹脂多孔膜およびアルカリ蓄電池セパレ−タ−ならびにミクロフイルタ−Info
- Publication number
- JPS5937292B2 JPS5937292B2 JP52117860A JP11786077A JPS5937292B2 JP S5937292 B2 JPS5937292 B2 JP S5937292B2 JP 52117860 A JP52117860 A JP 52117860A JP 11786077 A JP11786077 A JP 11786077A JP S5937292 B2 JPS5937292 B2 JP S5937292B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyolefin resin
- porous membrane
- molecular weight
- average molecular
- pore diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J9/00—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
- C08J9/26—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof by elimination of a solid phase from a macromolecular composition or article, e.g. leaching out
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/411—Organic material
- H01M50/414—Synthetic resins, e.g. thermoplastics or thermosetting resins
- H01M50/417—Polyolefins
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/489—Separators, membranes, diaphragms or spacing elements inside the cells, characterised by their physical properties, e.g. swelling degree, hydrophilicity or shut down properties
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/489—Separators, membranes, diaphragms or spacing elements inside the cells, characterised by their physical properties, e.g. swelling degree, hydrophilicity or shut down properties
- H01M50/491—Porosity
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2300/00—Electrolytes
- H01M2300/0002—Aqueous electrolytes
- H01M2300/0014—Alkaline electrolytes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Cell Separators (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、実質的にポリオレフィン樹脂からなり、良好
な機械的強度と優れた柔軟性をもち、かつ微細な孔を有
する多孔膜に関するものである。
な機械的強度と優れた柔軟性をもち、かつ微細な孔を有
する多孔膜に関するものである。
特に本発明は、優れた耐アルカリ性と、低い電気抵抗を
有するアルカリ蓄電池セパレーターに関するものである
。また本発明は、微細かつ均一な孔を有し、優れた耐薬
品性と優れた透水性および透気性を有するミクロフィル
ターに関するものである。従来法によるポリオレフィン
樹脂多孔膜としては、(1)ポリエチレン樹脂パウダー
を焼結することにより得られる多孔膜、(2)ポリオレ
フィン樹脂を溶融延伸した後、さらに延伸することによ
り得られる多孔膜がある。
有するアルカリ蓄電池セパレーターに関するものである
。また本発明は、微細かつ均一な孔を有し、優れた耐薬
品性と優れた透水性および透気性を有するミクロフィル
ターに関するものである。従来法によるポリオレフィン
樹脂多孔膜としては、(1)ポリエチレン樹脂パウダー
を焼結することにより得られる多孔膜、(2)ポリオレ
フィン樹脂を溶融延伸した後、さらに延伸することによ
り得られる多孔膜がある。
また(3潜公昭45−32097号には、重量平均分子
量(Mw)300000以上、SLMIOのポリオレフ
ィン樹脂、シリカ、ペトロリウみオイルを混合、シート
状に溶融成形した後、シリカとペトロリウムオイルを抽
出して得られるポリオレフィン多孔膜が開示されている
。しかしながら、これらの従来技術による膜は、次の如
き実用上の欠点や問題点を有していた。すなわち、(1
)の膜は孔径が数十μと粗大であり、(2)の膜は延伸
法によるため、25μ程度の極薄膜しかできず、また孔
構造が網状構造でなく平面的であるためにf過精度が悪
い。また配向のために破れやすく、また熱収縮をおこす
ものであつた。さらに(3)の膜はポリオレフイン樹脂
のMwが300000以上と大きいことにより、平均孔
径が0.05μ未満と小さくなり、またペトロリウムオ
イルとシリカを抽出した際、20〜30%収縮するため
に、電気抵抗が高く、かつ平面性の悪いものしか得られ
ない等の問題があつた。以上のように従来技術によつて
は、実用に供せられるような透過性能の優れた微孔性の
ポリオレフイン多孔膜は得られていなかつた。
量(Mw)300000以上、SLMIOのポリオレフ
ィン樹脂、シリカ、ペトロリウみオイルを混合、シート
状に溶融成形した後、シリカとペトロリウムオイルを抽
出して得られるポリオレフィン多孔膜が開示されている
。しかしながら、これらの従来技術による膜は、次の如
き実用上の欠点や問題点を有していた。すなわち、(1
)の膜は孔径が数十μと粗大であり、(2)の膜は延伸
法によるため、25μ程度の極薄膜しかできず、また孔
構造が網状構造でなく平面的であるためにf過精度が悪
い。また配向のために破れやすく、また熱収縮をおこす
ものであつた。さらに(3)の膜はポリオレフイン樹脂
のMwが300000以上と大きいことにより、平均孔
径が0.05μ未満と小さくなり、またペトロリウムオ
イルとシリカを抽出した際、20〜30%収縮するため
に、電気抵抗が高く、かつ平面性の悪いものしか得られ
ない等の問題があつた。以上のように従来技術によつて
は、実用に供せられるような透過性能の優れた微孔性の
ポリオレフイン多孔膜は得られていなかつた。
特にアルカリ蓄電池セパレーターやミクロフイルタ一の
分野では、耐薬品性と透過性能の両者を兼ね備えたもの
が必要とされているが、この両者を満足するものは存在
しないため、耐薬品性は悪いが、透過性能の優れた再生
セルロース膜やセルロースアセテート膜が使用されてい
る。このために再生セルロース膜やセルロースアセテー
ト膜の透過性能に匹敵する透過性能をもち、耐薬品性に
優れた微孔性の多孔膜が要望されていた。本発明者らは
、耐薬品性に優れたポリオレフインからなり、実用上充
分な機械的強度と柔軟性を備え、微細孔でかつ高い気孔
率をもち、電気抵抗が小さく、透水性能および透気性能
に優れた多孔膜を得るために鋭意研究を重ねた結果、あ
る限定された範囲の分子量を有するポリオレフイン樹脂
を用いることにより、良好な機械的強度、優れた電気抵
抗と透水性能および透気性能を兼ね備えた多孔膜を実現
するに至つた。
分野では、耐薬品性と透過性能の両者を兼ね備えたもの
が必要とされているが、この両者を満足するものは存在
しないため、耐薬品性は悪いが、透過性能の優れた再生
セルロース膜やセルロースアセテート膜が使用されてい
る。このために再生セルロース膜やセルロースアセテー
ト膜の透過性能に匹敵する透過性能をもち、耐薬品性に
優れた微孔性の多孔膜が要望されていた。本発明者らは
、耐薬品性に優れたポリオレフインからなり、実用上充
分な機械的強度と柔軟性を備え、微細孔でかつ高い気孔
率をもち、電気抵抗が小さく、透水性能および透気性能
に優れた多孔膜を得るために鋭意研究を重ねた結果、あ
る限定された範囲の分子量を有するポリオレフイン樹脂
を用いることにより、良好な機械的強度、優れた電気抵
抗と透水性能および透気性能を兼ね備えた多孔膜を実現
するに至つた。
すなわち、本発明は、数平均分子量15000以上、か
つ重量平均分子量300000未満のポリオレフイン樹
脂からなり、気孔率50〜80%、平均孔径0.05〜
0.5μの網状構造を有する多孔膜に関するものである
。
つ重量平均分子量300000未満のポリオレフイン樹
脂からなり、気孔率50〜80%、平均孔径0.05〜
0.5μの網状構造を有する多孔膜に関するものである
。
本発明の第一の特徴は、ポリオレフイン樹脂の選定にあ
る。
る。
ポリオレフイン樹脂は数平均分子量15000以上、重
量平均分子量300000未満、好ましくは数平均分子
量17000以上、重量平均分子量250000以下で
あることが必要である。ポリオレフイン樹脂の数平均分
子量は、主に得られる多孔膜の機械的特性に影響し、重
量平均分子量製法にもよるが、主に多孔膜の平均孔径お
よび透過性能(イオン透過性、透水性)に影響する。
量平均分子量300000未満、好ましくは数平均分子
量17000以上、重量平均分子量250000以下で
あることが必要である。ポリオレフイン樹脂の数平均分
子量は、主に得られる多孔膜の機械的特性に影響し、重
量平均分子量製法にもよるが、主に多孔膜の平均孔径お
よび透過性能(イオン透過性、透水性)に影響する。
数平均分子量が15000未満のポリオレフイン樹脂を
用いた場合、得られる多孔膜は伸びが小さく脆いものと
なつてしまう。また重量平均分子量が300000以上
のポリオレフイン樹脂を用いた場合、孔径が0.05μ
以下と小さく、かつ開孔面積が減少し、気孔率も低下し
透過性能の悪いものしか得られない。さらに30000
0以上の重量平均分子量では、SLMI=0であるため
に流動性が悪く、0.2〜以下の薄膜とすることが難し
いため、さらに透過性能を悪化させる原因となる。本発
明におけるポリオレフイン樹脂としては、数平均分子量
15000以上、重量平均分子量300000未満であ
れば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、お
よびこれらの混合物、またはエチレン、プロピレン、ブ
テン、ヘキセンの2種以上の共重合物であつてもよい。
用いた場合、得られる多孔膜は伸びが小さく脆いものと
なつてしまう。また重量平均分子量が300000以上
のポリオレフイン樹脂を用いた場合、孔径が0.05μ
以下と小さく、かつ開孔面積が減少し、気孔率も低下し
透過性能の悪いものしか得られない。さらに30000
0以上の重量平均分子量では、SLMI=0であるため
に流動性が悪く、0.2〜以下の薄膜とすることが難し
いため、さらに透過性能を悪化させる原因となる。本発
明におけるポリオレフイン樹脂としては、数平均分子量
15000以上、重量平均分子量300000未満であ
れば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、お
よびこれらの混合物、またはエチレン、プロピレン、ブ
テン、ヘキセンの2種以上の共重合物であつてもよい。
これらの樹脂のうち、ポリエチレンおよびポリエチレン
が主なる混合物またはエチレンが主なる共重合物が特に
好ましい。本発明による多孔膜は、実質的にポリオレフ
イン樹脂からなり、50〜80%の気孔率を有し、0.
05〜0.5μの平均開孔径の微細な網状構造を形成し
ている。
が主なる混合物またはエチレンが主なる共重合物が特に
好ましい。本発明による多孔膜は、実質的にポリオレフ
イン樹脂からなり、50〜80%の気孔率を有し、0.
05〜0.5μの平均開孔径の微細な網状構造を形成し
ている。
気孔率50%以下では、イオン透過性(電気抵抗の逆数
)や透水性等の透過性能が優れた膜を得るためには不適
である。
)や透水性等の透過性能が優れた膜を得るためには不適
である。
好ましくは55%以上である。また80%を超えると、
膜の機械的強度が小さく、実用に供することが難しい。
また多孔膜は0,05〜0.5μの範囲の平均孔径をも
ち、かつ狭い孔径分布をもち、複雑な網状構造を形成し
ている。以上のような孔構造の結果、本発明の多孔膜は
、低電気抵抗(高イオン透過性)、高透水性、高透気性
等の優れた透過性能を保持しながら、粗大物質の透過を
阻止する優れた沢過性能を兼ね備える。本発明によるポ
リオレフイン樹脂多孔膜は、苛性カリ水溶液(比重1.
30、20℃)中での電気抵抗が0.00005〜0.
0005Ωdイ/0.1詣と極めて低い電気抵抗(高イ
オン透過性)をもち、500〜50000m1/Hr−
TrIlUHgの優れた透水性能と、25〜750秒/
100m10.1m77!の透気度を有するものである
。
膜の機械的強度が小さく、実用に供することが難しい。
また多孔膜は0,05〜0.5μの範囲の平均孔径をも
ち、かつ狭い孔径分布をもち、複雑な網状構造を形成し
ている。以上のような孔構造の結果、本発明の多孔膜は
、低電気抵抗(高イオン透過性)、高透水性、高透気性
等の優れた透過性能を保持しながら、粗大物質の透過を
阻止する優れた沢過性能を兼ね備える。本発明によるポ
リオレフイン樹脂多孔膜は、苛性カリ水溶液(比重1.
30、20℃)中での電気抵抗が0.00005〜0.
0005Ωdイ/0.1詣と極めて低い電気抵抗(高イ
オン透過性)をもち、500〜50000m1/Hr−
TrIlUHgの優れた透水性能と、25〜750秒/
100m10.1m77!の透気度を有するものである
。
本発明における多孔膜の膜厚は0,05〜10〜の範囲
にある。
にある。
特に高い透過性能が必要とされる用途には0.05〜0
.30〜のものが好ましい。また多孔膜の形状としては
、上記膜厚の範囲のものであれば、平膜はもとより、エ
ンボス膜、リブ付膜、チユーブ状瓢中空糸であつてもよ
(−・。本発明による多孔膜は、アルカリ蓄電池セパレ
ーターとして使用するご.とができる。従来、アルカリ
蓄電池セパレーターとして使用されているセロハンは、
0.002Ωdイ/0.11mと力)なり高い電気抵抗
をもち、かつ耐アルカリ性が悪いために、蓄電池の寿命
を短かくする原因となつていた。これに対し、本発明に
よる多孔膜は、電気抵抗が0.00005〜0.000
5Ωdイ/0.1mmとセロハンの1/4〜1/40の
低い値を示す。さらにポリオレフイン樹脂からできてい
るため、優れた耐アルカリ性を有しており、かつ0.0
5〜0.5μと極めて微細な平均孔径と複雑な網状構造
により、有害物質の透過阻止や、デンドライトの成長阻
止の効果により、アルカリ蓄電池に優れた耐久性を賦与
するものである。また本発明による多孔膜は、液体や気
体のF5渦のためのミクロフイルタ一として使用するこ
とができる。
.30〜のものが好ましい。また多孔膜の形状としては
、上記膜厚の範囲のものであれば、平膜はもとより、エ
ンボス膜、リブ付膜、チユーブ状瓢中空糸であつてもよ
(−・。本発明による多孔膜は、アルカリ蓄電池セパレ
ーターとして使用するご.とができる。従来、アルカリ
蓄電池セパレーターとして使用されているセロハンは、
0.002Ωdイ/0.11mと力)なり高い電気抵抗
をもち、かつ耐アルカリ性が悪いために、蓄電池の寿命
を短かくする原因となつていた。これに対し、本発明に
よる多孔膜は、電気抵抗が0.00005〜0.000
5Ωdイ/0.1mmとセロハンの1/4〜1/40の
低い値を示す。さらにポリオレフイン樹脂からできてい
るため、優れた耐アルカリ性を有しており、かつ0.0
5〜0.5μと極めて微細な平均孔径と複雑な網状構造
により、有害物質の透過阻止や、デンドライトの成長阻
止の効果により、アルカリ蓄電池に優れた耐久性を賦与
するものである。また本発明による多孔膜は、液体や気
体のF5渦のためのミクロフイルタ一として使用するこ
とができる。
従来、ミクロフイルタ一としては、セルロースアセテー
ト膜が主として使用されているが、このセルロースアセ
テートは耐酸、耐アルカリ性がないため、使用される液
体のPH範囲が限定されていた。ところが、本発明によ
る多孔膜は、耐薬品性に優れたポリオレフイン樹脂から
なるために全てのPH範囲で使用が可能であり、さらに
は0.05〜0.5μの範囲の平均孔径と、かつ狭い孔
径分布と複雑な網状構造により、従来のポリオレフイン
樹脂多孔膜では得られない優れた透水性や透気性と、高
いf過精度を兼ね備えたミクロフイルタ一を実現するも
のである。なお、アルカリ蓄電池セパレーター、ミクロ
フィ′タ一等、水または水溶液中で使用する用途におい
ては、本発明による多孔膜に、本発明の効果を損わない
範囲でオキシエチレン・オキシプロピレンブロツク共重
合物、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等、市販
の界面活性剤により水湿潤性を賦与することが許される
。
ト膜が主として使用されているが、このセルロースアセ
テートは耐酸、耐アルカリ性がないため、使用される液
体のPH範囲が限定されていた。ところが、本発明によ
る多孔膜は、耐薬品性に優れたポリオレフイン樹脂から
なるために全てのPH範囲で使用が可能であり、さらに
は0.05〜0.5μの範囲の平均孔径と、かつ狭い孔
径分布と複雑な網状構造により、従来のポリオレフイン
樹脂多孔膜では得られない優れた透水性や透気性と、高
いf過精度を兼ね備えたミクロフイルタ一を実現するも
のである。なお、アルカリ蓄電池セパレーター、ミクロ
フィ′タ一等、水または水溶液中で使用する用途におい
ては、本発明による多孔膜に、本発明の効果を損わない
範囲でオキシエチレン・オキシプロピレンブロツク共重
合物、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等、市販
の界面活性剤により水湿潤性を賦与することが許される
。
本発明のポリオレフイン樹脂からなる多孔膜は、次の方
法で製造することができる。
法で製造することができる。
しかしながら、本発明は、決してこの製造方法に限定さ
れるものではない。ポリオレフイン樹脂、無機微粉体、
有機液状体の合計容量に対し、7〜42容量%の無機微
粉体に30〜75容量%の有機液状体をペンシェルミキ
サー等の通常の混合機で混合して、有機液状体を無機微
粉体表面に吸墳させる。
れるものではない。ポリオレフイン樹脂、無機微粉体、
有機液状体の合計容量に対し、7〜42容量%の無機微
粉体に30〜75容量%の有機液状体をペンシェルミキ
サー等の通常の混合機で混合して、有機液状体を無機微
粉体表面に吸墳させる。
次いで10〜60容量%で、かつ無機微粉体の2/3〜
9倍量のポリオレフイン樹脂を添加して混合する。この
三成分混合物は、−押出機、バンバリーミキサ一、ミキ
シングロール、ニーダ一等の溶融混練装置により混練さ
れる。得られた混合物は、溶融成形法により0.05〜
10〜の厚みの膜に成形される。溶融成形法としては、
押出成形、カレンダー成形、圧縮成形、射出成形がある
。特に0.05〜1〜厚の膜を作るには、押出成形が有
効である。得られた膜中から、用いた有機液状体の溶剤
を用いて、ポリオレフイン樹脂の融点以下の温度にて有
機液状体を抽出する。次いで無機微粉体の抽出溶剤にて
、ポリオレフイン樹脂の融点以下で抽出を行なう一。こ
れにより気孔率50〜80%、平均孔径0.05〜0.
5μのポリオレフイン多孔膜が得られる。
9倍量のポリオレフイン樹脂を添加して混合する。この
三成分混合物は、−押出機、バンバリーミキサ一、ミキ
シングロール、ニーダ一等の溶融混練装置により混練さ
れる。得られた混合物は、溶融成形法により0.05〜
10〜の厚みの膜に成形される。溶融成形法としては、
押出成形、カレンダー成形、圧縮成形、射出成形がある
。特に0.05〜1〜厚の膜を作るには、押出成形が有
効である。得られた膜中から、用いた有機液状体の溶剤
を用いて、ポリオレフイン樹脂の融点以下の温度にて有
機液状体を抽出する。次いで無機微粉体の抽出溶剤にて
、ポリオレフイン樹脂の融点以下で抽出を行なう一。こ
れにより気孔率50〜80%、平均孔径0.05〜0.
5μのポリオレフイン多孔膜が得られる。
この時、膜の性能を損わない範囲で、無機微粉体、有機
液状体が少量残存することは許される。それぞれの残存
許容量はO〜3容量%である。本製造方法に記載された
有機液状体としては、溶融成形温度にて液体状態を保ち
、かつ不活性であることが要求される。さらに有機液状
体は、溶解パラメーター(Sp値)が8.4〜9.9の
範囲のものが良い。有機液状体のSp値を8.4〜9.
9のものを選ぶことにより、ポリオレフイン樹脂予孔膜
の平均孔径を0.05〜0.5μの間に調節することが
可能である。Sp値が8.4〜9.9の有機液状体の代
表的な例としては、フタル酸ジエチル(DEP)、フタ
ル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジオクチル(DOP
)等フタル酸エステル、セバシン酸ジオクチル(DOS
)等セノ、くシン酸エステル、アジピン酸ジオクチル(
DOA)等アジピン酸エステル、トリメリト酸トリオク
チケ(TOTM)等トリメリト酸エステル、リン酸トリ
ブチル(TBP)、リン酸トリクレジル(TCP)等リ
ン酸エステルなどが挙げられる。
液状体が少量残存することは許される。それぞれの残存
許容量はO〜3容量%である。本製造方法に記載された
有機液状体としては、溶融成形温度にて液体状態を保ち
、かつ不活性であることが要求される。さらに有機液状
体は、溶解パラメーター(Sp値)が8.4〜9.9の
範囲のものが良い。有機液状体のSp値を8.4〜9.
9のものを選ぶことにより、ポリオレフイン樹脂予孔膜
の平均孔径を0.05〜0.5μの間に調節することが
可能である。Sp値が8.4〜9.9の有機液状体の代
表的な例としては、フタル酸ジエチル(DEP)、フタ
ル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジオクチル(DOP
)等フタル酸エステル、セバシン酸ジオクチル(DOS
)等セノ、くシン酸エステル、アジピン酸ジオクチル(
DOA)等アジピン酸エステル、トリメリト酸トリオク
チケ(TOTM)等トリメリト酸エステル、リン酸トリ
ブチル(TBP)、リン酸トリクレジル(TCP)等リ
ン酸エステルなどが挙げられる。
また、これらの抽出に用いられる溶剤?Lp,7Cは、
メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ一ル等ア
ルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等ケトン類
、1・1・1−トリクロルエタン、トリクロルエチレン
等塩素化炭化水素類などの一般的な溶剤でよい。無機微
粉体は平均粒径0.005〜0.5μ、比表面積50〜
500m”/yの範囲にある微小粒子または多孔性粒子
であることが好ましい。
メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ一ル等ア
ルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等ケトン類
、1・1・1−トリクロルエタン、トリクロルエチレン
等塩素化炭化水素類などの一般的な溶剤でよい。無機微
粉体は平均粒径0.005〜0.5μ、比表面積50〜
500m”/yの範囲にある微小粒子または多孔性粒子
であることが好ましい。
代表的例としては、微粉珪酸、珪酸カルシウム、珪酸ア
ルミニウム、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、カオリンクレ一、珪藻土、食塩、砂糖などが挙げ
られる。これらのうち特に好ましいのは微粉珪酸である
。無機微粉体の抽出溶剤としては、苛性ソーダ、苛性カ
リ等アルカリ水溶液、硫酸、塩酸、フツ化水素酸、水等
が使われる。
ルミニウム、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、カオリンクレ一、珪藻土、食塩、砂糖などが挙げ
られる。これらのうち特に好ましいのは微粉珪酸である
。無機微粉体の抽出溶剤としては、苛性ソーダ、苛性カ
リ等アルカリ水溶液、硫酸、塩酸、フツ化水素酸、水等
が使われる。
特にシリカの抽出には、フツ化水素酸、苛性ソーダ、苛
性カリが適当である。また有機液状体とシリカを同時に
抽出するには、苛性ソーダ、苛性カリのアルコール溶液
が使用される。次に本発明の効果を明らかにするために
実施例を示す。
性カリが適当である。また有機液状体とシリカを同時に
抽出するには、苛性ソーダ、苛性カリのアルコール溶液
が使用される。次に本発明の効果を明らかにするために
実施例を示す。
しかし、本発明は、これらの実施例によつて限定される
ものではない。なお、本発明の明細書および実施例に示
されている諸物性は、次の測定方法によつた。
ものではない。なお、本発明の明細書および実施例に示
されている諸物性は、次の測定方法によつた。
重量平均分子量(Mw)
数平均分子量(Mn)
GPC測定装置−Waters社製MOdel2OOカ
ラム−東洋ソーダ製G7OOOS−G3OOOS 溶剤−トリクロルベンゼン 測定温度−135℃ 粘度平均分子量(Mv) (Mv≠R7lw)溶剤−デ
カリン測定温度−135℃ 〔0=6.20X10−4Mv0゜70(Chiang
の式)Mw〉300000のポリエチレンの重量平均分
子量は本法により算出した。
ラム−東洋ソーダ製G7OOOS−G3OOOS 溶剤−トリクロルベンゼン 測定温度−135℃ 粘度平均分子量(Mv) (Mv≠R7lw)溶剤−デ
カリン測定温度−135℃ 〔0=6.20X10−4Mv0゜70(Chiang
の式)Mw〉300000のポリエチレンの重量平均分
子量は本法により算出した。
組成比(容量%)
各組成の添加重量を真比重にて除した値から算出。
気孔率(%)
気孔率一空孔容積/多孔膜容積×100
空孔容積一含水重量一絶乾重量
平均孔径(μ)
多孔膜表面の走査型電子顕微鏡写真で観察される開孔部
200ケの長径と短径の平均を加重平均して算出。
200ケの長径と短径の平均を加重平均して算出。
最大孔径(μ)(バブルポイント法)
ASTMS3l6−70およびEl28
6lにより測定
破断強さ(K9/Trl)、破断伸び(%)インストロ
ン型引張試験機によりASTMD−882に準じて測定
。
ン型引張試験機によりASTMD−882に準じて測定
。
(歪速度2.0mm/M77!′龍)
SLMI:
ASTM−D−1238−65T条件Eにより測定溶解
パラメーター(Sp値) 次式により算出(Smallの式) d:比重 G:モル牽引定数 透気度(秒/100m1枚、秒/100m1・0.1m
m)ASTMD−726Meth0dAにより測定電気
抵抗(ΩD7TI/枚、ΩDd/0.1♂)JIS−C
−2313に準じて測定極板は純ニツケル板 電解液は比重1.30苛性ソーダ水溶液 透水量(ml/Hr−m゛・MlLHg)25℃ 差圧
700m7!LHgにて測定実施例 1 微粉珪酸〔ニプシルVN−3(商品名)比表面積280
m2/7、平均粒径16mμ〕13.6容量%、ジオク
チルフタレート〔(DOP)Sp値8.9〕60.8容
量%をペンシェルミキサーで混合し、これにMw85O
OO,.Mn=210001SLMI−1のポリエチレ
ン樹脂〔SuntecS36Op(商品名)〕25.6
容量%を添加し、再度ペンシェルミキサーで混合した。
パラメーター(Sp値) 次式により算出(Smallの式) d:比重 G:モル牽引定数 透気度(秒/100m1枚、秒/100m1・0.1m
m)ASTMD−726Meth0dAにより測定電気
抵抗(ΩD7TI/枚、ΩDd/0.1♂)JIS−C
−2313に準じて測定極板は純ニツケル板 電解液は比重1.30苛性ソーダ水溶液 透水量(ml/Hr−m゛・MlLHg)25℃ 差圧
700m7!LHgにて測定実施例 1 微粉珪酸〔ニプシルVN−3(商品名)比表面積280
m2/7、平均粒径16mμ〕13.6容量%、ジオク
チルフタレート〔(DOP)Sp値8.9〕60.8容
量%をペンシェルミキサーで混合し、これにMw85O
OO,.Mn=210001SLMI−1のポリエチレ
ン樹脂〔SuntecS36Op(商品名)〕25.6
容量%を添加し、再度ペンシェルミキサーで混合した。
l当該混合物を30♂φ二軸押出機で混練しペレツトに
した。
した。
このペレツトを30〜φ二軸押出機に450♂巾Tダイ
を取付けたフイルム製造装置にて膜状に成形した。成形
された膜は1・1・1−トリクロルエタン〔クロロセン
VG(商品名)〕中に5分間浸漬し、DOPを抽出した
後乾燥した。次いで、50℃の40%苛性ソーダ中に3
0分間浸漬して、微粉珪酸を抽出した後乾燥した。得ら
れたポリエチレン樹脂多孔膜中のDOPおよび微粉珪酸
の抽出残量は、それぞれ0.2容量%、0.1容量%で
あつた。またDOP、微粉珪酸の抽出による多孔膜の収
縮は、縦(押出方向)3.5%、横2.3%、厚み1.
8%であつた。得られたポリエチレン樹脂多孔膜の厚み
は0.190′、気孔率68%であつた。電顕観察によ
ると平均孔径0.12μの孔が4〜6×108個/Cr
li存在していた。最大孔径は0.3μであつた。この
膜の苛性カリ水溶液(比重1.30)中での電気抵抗は
0.00020ΩD7TI/枚(0.00011ΩDT
rI/0.1′)と極めて低かつた。また、この膜の透
水量は0.40m1/Wt・Cd・100mmHg(2
400m1/Hr−イ・MmHg)、透気度は140秒
/100111・枚(74秒/100m1!・0.1♂
)であり、同じ平均孔径を有する多孔膜に比べ優れたも
のであつた。また80℃40%苛性カリ水溶液、80℃
40%硫酸に1週間浸漬した時の重量減少は、それぞれ
0.5%以下、寸法変化は1%以下と極めて優れた耐ア
ルカリ性、耐酸性を示した。
を取付けたフイルム製造装置にて膜状に成形した。成形
された膜は1・1・1−トリクロルエタン〔クロロセン
VG(商品名)〕中に5分間浸漬し、DOPを抽出した
後乾燥した。次いで、50℃の40%苛性ソーダ中に3
0分間浸漬して、微粉珪酸を抽出した後乾燥した。得ら
れたポリエチレン樹脂多孔膜中のDOPおよび微粉珪酸
の抽出残量は、それぞれ0.2容量%、0.1容量%で
あつた。またDOP、微粉珪酸の抽出による多孔膜の収
縮は、縦(押出方向)3.5%、横2.3%、厚み1.
8%であつた。得られたポリエチレン樹脂多孔膜の厚み
は0.190′、気孔率68%であつた。電顕観察によ
ると平均孔径0.12μの孔が4〜6×108個/Cr
li存在していた。最大孔径は0.3μであつた。この
膜の苛性カリ水溶液(比重1.30)中での電気抵抗は
0.00020ΩD7TI/枚(0.00011ΩDT
rI/0.1′)と極めて低かつた。また、この膜の透
水量は0.40m1/Wt・Cd・100mmHg(2
400m1/Hr−イ・MmHg)、透気度は140秒
/100111・枚(74秒/100m1!・0.1♂
)であり、同じ平均孔径を有する多孔膜に比べ優れたも
のであつた。また80℃40%苛性カリ水溶液、80℃
40%硫酸に1週間浸漬した時の重量減少は、それぞれ
0.5%以下、寸法変化は1%以下と極めて優れた耐ア
ルカリ性、耐酸性を示した。
膜の引張破断強さは32ワ/漏、破断伸びは390%で
あり、充分な機械的強度と柔軟性を備えていた。実施例
2 Mw=250000、Mn=17000のポリエチレン
樹脂(SuntecB−180P)を用いた以外、実施
例1にしたがつた。
あり、充分な機械的強度と柔軟性を備えていた。実施例
2 Mw=250000、Mn=17000のポリエチレン
樹脂(SuntecB−180P)を用いた以外、実施
例1にしたがつた。
得られたポリエチレン多孔膜の膜厚は52μ、気孔率は
66%、平均孔径は0.08μ、最大孔径は0.15μ
であつた。この膜の電気抵抗は0.00014Ωdイ/
枚(0.00027ΩDTrl/0.1〜)、透水量は
0.15d/Mm−Cd・100龍Hg(900Tn1
!/Hr−イ・MmHg)、透気度は162秒/100
mj・枚(308秒/100m1・0.1〜)と優れた
ものであつた。また引張破断強さは701<9/Cd、
引張破断伸びは350%であつた。実施例 3有機液状
体としてセバシン酸ジオクチル (DOSsp値8.4)を用いた他は、実施例2にした
がつた。
66%、平均孔径は0.08μ、最大孔径は0.15μ
であつた。この膜の電気抵抗は0.00014Ωdイ/
枚(0.00027ΩDTrl/0.1〜)、透水量は
0.15d/Mm−Cd・100龍Hg(900Tn1
!/Hr−イ・MmHg)、透気度は162秒/100
mj・枚(308秒/100m1・0.1〜)と優れた
ものであつた。また引張破断強さは701<9/Cd、
引張破断伸びは350%であつた。実施例 3有機液状
体としてセバシン酸ジオクチル (DOSsp値8.4)を用いた他は、実施例2にした
がつた。
得られたポリエチレン多孔膜の膜厚は0.10〜、気孔
率58%、平均孔径0.05μ、最大孔径0.11μで
あつた。電気抵抗は0.00047Ωdイ/枚、透気度
は630秒/1007n1・枚、透水量は0.0861
m1/紬・Cli・100mnHg(516m1/Hr
−M2llHg)でぁつた。
率58%、平均孔径0.05μ、最大孔径0.11μで
あつた。電気抵抗は0.00047Ωdイ/枚、透気度
は630秒/1007n1・枚、透水量は0.0861
m1/紬・Cli・100mnHg(516m1/Hr
−M2llHg)でぁつた。
実施例 4
有機液状体としてリン酸トリクレジル(TCPsp値9
.9)を用いた他は、実施例1にしたがつた。
.9)を用いた他は、実施例1にしたがつた。
得られたポリエチレン多孔膜の膜厚は0.20〜、気孔
率71%、平均孔径0.46μ、最大孔径0.85μで
あつた。この膜の電気抵抗は0.00016Ωdイ/枚
(0.00008Ωdイ/0.1〜)、透気度55秒/
100rn1!・枚(28秒/100mj−0.1m0
、透水量は7.2mi!/7!Wi・Cd・100鰭H
g(43000m1/Hr−Dl7!LHg)と優れた
透過性能を示した。
率71%、平均孔径0.46μ、最大孔径0.85μで
あつた。この膜の電気抵抗は0.00016Ωdイ/枚
(0.00008Ωdイ/0.1〜)、透気度55秒/
100rn1!・枚(28秒/100mj−0.1m0
、透水量は7.2mi!/7!Wi・Cd・100鰭H
g(43000m1/Hr−Dl7!LHg)と優れた
透過性能を示した。
また引張破断強さは201<g/Cd、破断伸びは10
2%と充分な機械的強度と柔軟性を備えていた。比較例
1 Mw−120000,.Mn=11000、SLMI=
0.3のポリエチレン(SuntecB−170P)を
用いた他は、実施例1にしたがつた。
2%と充分な機械的強度と柔軟性を備えていた。比較例
1 Mw−120000,.Mn=11000、SLMI=
0.3のポリエチレン(SuntecB−170P)を
用いた他は、実施例1にしたがつた。
得られたポリエチレン多孔膜は、気孔率69%、平均孔
径0.11μ、電気抵抗は0.00022Ωdイ/枚(
0.00012Ωdイ/0.1關)であつたが、引張破
断強さは19kg/Cf!i、引張破断伸びは24%と
小さく、柔軟性に欠け脆いものであつた。比較例 2 Mw−330000、Mn=20000のポリエチレン
15容量%、微粉珪酸(ニプシルVN−3)15容量%
、ナフテン系プロセスオイル〔SOnicR−200(
商品名)Sp値7.9〕70容量%を用いて、実施例1
にしたがい、ポリエチレン多孔膜を製造した。
径0.11μ、電気抵抗は0.00022Ωdイ/枚(
0.00012Ωdイ/0.1關)であつたが、引張破
断強さは19kg/Cf!i、引張破断伸びは24%と
小さく、柔軟性に欠け脆いものであつた。比較例 2 Mw−330000、Mn=20000のポリエチレン
15容量%、微粉珪酸(ニプシルVN−3)15容量%
、ナフテン系プロセスオイル〔SOnicR−200(
商品名)Sp値7.9〕70容量%を用いて、実施例1
にしたがい、ポリエチレン多孔膜を製造した。
得られた多孔膜はプロセスオイル、シリカ抽出前の寸法
より縦27%、横21%収縮しており、膜の平面性は著
しく悪くなつていた。この膜の気孔率は58%とかなり
高い値を示したにもかXわらず、電気抵抗は0.002
1Ωdイ/枚(0.00089Ωdイ/0.1m0、透
気度は1260秒/100m1・枚(540秒/100
m1・0.1m7!L)と実施991に比べ、7〜8倍
悪い値を示していた。
より縦27%、横21%収縮しており、膜の平面性は著
しく悪くなつていた。この膜の気孔率は58%とかなり
高い値を示したにもかXわらず、電気抵抗は0.002
1Ωdイ/枚(0.00089Ωdイ/0.1m0、透
気度は1260秒/100m1・枚(540秒/100
m1・0.1m7!L)と実施991に比べ、7〜8倍
悪い値を示していた。
この膜の平均孔径は0.05μ以下と微細なため、電子
顕微鏡では観察できなかつた。
顕微鏡では観察できなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 数平均分子量15000以上、かつ重量平均分子量
300000未満のポリオレフィン樹脂からなり、気孔
率50〜80%、平均孔径0.05〜0.5μの連通孔
からなる網状構造を形成し、アルカリ中での電気抵抗が
0.00005〜0.0005Ωdm^2/0.1mm
、透水量が500〜50000ml/Hr・m^2・m
mHgであるポリオレフィン樹脂多孔膜。 2 数平均分子量15000以上、かつ重量平均分子量
300000未満のポリオレフィン樹脂からなり、気孔
率50〜80%、平均孔径0.05〜0.5μの連通孔
からなる網状構造を形成し、アルカリ中での電気抵抗が
0.00005〜0.0005Ωdm^2/0.1mm
、透水量が500〜50000ml/Hr・m^2・m
mHgであるポリオレフィン樹脂多孔膜よりなるアルカ
リ蓄電池セパレーター。 3 数平均分子量15000以上、かつ重量平均分子量
300000未満のポリオレフィン樹脂からなり、気孔
率50〜80%、平均孔径0.05〜0.5μの連通孔
からなる網状構造を形成し、アルカリ中での電気抵抗が
0.00005〜0.0005Ωdm^2/0.1mm
、透水量が500〜50000ml/Hr・d・mmH
gであるポリオレフィン樹脂多孔膜よりなるミクロフィ
ルター。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52117860A JPS5937292B2 (ja) | 1977-10-03 | 1977-10-03 | ポリオレフイン樹脂多孔膜およびアルカリ蓄電池セパレ−タ−ならびにミクロフイルタ− |
GB7838854A GB2006513B (en) | 1977-10-03 | 1978-10-02 | Alkaline battery seperator and method of producing the same |
DE19782843067 DE2843067A1 (de) | 1977-10-03 | 1978-10-03 | Separator fuer alkalische batterien und verfahren zu seiner herstellung |
US05/948,162 US4190707A (en) | 1977-10-03 | 1978-10-03 | Alkaline battery separator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52117860A JPS5937292B2 (ja) | 1977-10-03 | 1977-10-03 | ポリオレフイン樹脂多孔膜およびアルカリ蓄電池セパレ−タ−ならびにミクロフイルタ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5452167A JPS5452167A (en) | 1979-04-24 |
JPS5937292B2 true JPS5937292B2 (ja) | 1984-09-08 |
Family
ID=14722080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52117860A Expired JPS5937292B2 (ja) | 1977-10-03 | 1977-10-03 | ポリオレフイン樹脂多孔膜およびアルカリ蓄電池セパレ−タ−ならびにミクロフイルタ− |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4190707A (ja) |
JP (1) | JPS5937292B2 (ja) |
DE (1) | DE2843067A1 (ja) |
GB (1) | GB2006513B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002050336A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-15 | Asahi Kasei Corp | 亜鉛ハロゲン電池用セパレータ |
Families Citing this family (38)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5819689B2 (ja) * | 1975-06-18 | 1983-04-19 | 旭化成株式会社 | タコウマク |
US4331622A (en) * | 1978-08-01 | 1982-05-25 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing a microporous film having low electrical resistance and high durability |
US4287276A (en) * | 1979-06-08 | 1981-09-01 | W. R. Grace & Co. | Alkaline battery with separator of high surface area |
JPS5657836A (en) * | 1979-10-16 | 1981-05-20 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Porous hydrophilic polyolefin resin membrane and its preparation |
JPS56159128A (en) * | 1980-05-15 | 1981-12-08 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Thermoplastic resin porous film and production thereof |
DE3302535C2 (de) * | 1982-02-02 | 1996-10-31 | Emhart Ind | Batterieseparator, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung in einer Batterie |
JP2544878B2 (ja) * | 1984-05-31 | 1996-10-16 | 三菱化学株式会社 | 電池用セパレ―タ― |
JPS60255836A (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-17 | Pentel Kk | 多孔質体の製造方法 |
US4650730A (en) * | 1985-05-16 | 1987-03-17 | W. R. Grace & Co. | Battery separator |
GB8517571D0 (en) * | 1985-07-11 | 1985-08-14 | Raychem Ltd | Polymer composition |
US4699857A (en) * | 1986-10-15 | 1987-10-13 | W. R. Grace & Co. | Battery separator |
US4824621A (en) * | 1987-01-27 | 1989-04-25 | Porelon, Inc. | Method for making an ink-impregnated material |
US4833172A (en) * | 1987-04-24 | 1989-05-23 | Ppg Industries, Inc. | Stretched microporous material |
US4861644A (en) * | 1987-04-24 | 1989-08-29 | Ppg Industries, Inc. | Printed microporous material |
JP2794179B2 (ja) * | 1988-09-30 | 1998-09-03 | 旭化成工業株式会社 | ポリエチレン微多孔膜及びリチウム電池セパレーター |
US5069990A (en) * | 1989-10-10 | 1991-12-03 | Japan Storage Battery Co., Ltd. | Sealed alkaline secondary battery |
US5185111A (en) * | 1991-02-13 | 1993-02-09 | Polypore, Inc. | Method of producing elastomeric open cell structures |
US5534365A (en) * | 1994-06-07 | 1996-07-09 | Gee; Michael A. | Battery with fusible solid electrolyte |
US5928391A (en) * | 1995-05-08 | 1999-07-27 | Ultralife Batteries, Inc. | Extraction for porosity in polymer cells |
US5605569A (en) * | 1995-11-08 | 1997-02-25 | Ppg Industries, Inc. | Precipitated silica having high sodium sulfate content |
US5837365A (en) * | 1996-04-08 | 1998-11-17 | The Penn State Research Foundation | Hydrophilic polypropylene membranes |
FR2759087B1 (fr) * | 1997-02-06 | 1999-07-30 | Electricite De France | Produit composite poreux de haute surface specifique, procede de preparation et electrode pour ensemble electrochimique formee d'un film composite poreux |
US5902696A (en) * | 1997-06-02 | 1999-05-11 | Wilson Greatbatch Ltd. | Separator for nonaqueous electrochemical cells |
JP4033546B2 (ja) * | 1998-03-30 | 2008-01-16 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | リチウムイオン二次電池用セパレーターの製造方法 |
JP4075259B2 (ja) * | 1999-05-26 | 2008-04-16 | ソニー株式会社 | 固体電解質二次電池 |
ATE419654T1 (de) * | 2000-04-05 | 2009-01-15 | Nitto Denko Corp | Batterie |
JP4126684B2 (ja) * | 2001-05-11 | 2008-07-30 | 松下電器産業株式会社 | ニッケル水素二次電池 |
JP4943599B2 (ja) * | 2001-08-09 | 2012-05-30 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置用樹脂製フィルター |
JP3765396B2 (ja) * | 2001-08-20 | 2006-04-12 | ソニー株式会社 | 電池 |
KR20100075663A (ko) * | 2007-11-30 | 2010-07-02 | 토넨 케미칼 코퍼레이션 | 미세다공성 필름, 이의 제조 방법 및 용도 |
WO2012125644A2 (en) | 2011-03-13 | 2012-09-20 | Porous Power Technologies | Surface free energy based filled polymer microporous films |
WO2014012188A1 (en) * | 2012-07-20 | 2014-01-23 | Zhongwei Chen | Highly ion-conductive nano-engineered porous electrolytic composite membrane for alkaline electrochemical energy systems |
KR101752889B1 (ko) | 2015-09-25 | 2017-06-30 | 롯데케미칼 주식회사 | 아연-브롬 레독스 흐름 전지의 다공성 분리막, 아연-브롬 레독스 흐름 전지의 다공성 분리막의 제조 방법 및 아연-브롬 레독스 흐름 전지 |
KR101864861B1 (ko) | 2016-09-29 | 2018-06-05 | 롯데케미칼 주식회사 | 레독스 흐름 전지용 이온교환막 및 레독스 흐름 전지 |
KR102066239B1 (ko) | 2017-09-18 | 2020-01-14 | 롯데케미칼 주식회사 | 분리막 복합체 및 레독스 흐름 전지 |
KR20190061386A (ko) | 2017-11-27 | 2019-06-05 | 롯데케미칼 주식회사 | 레독스 흐름전지용 다공성 분리막 및 이를 포함하는 레독스 흐름전지 |
KR20200064824A (ko) | 2018-11-29 | 2020-06-08 | 롯데케미칼 주식회사 | 레독스 흐름 전지의 분리막용 수지 조성물, 이를 이용한 레독스 흐름 전지의 분리막의 제조방법, 및 레독스 흐름 전지의 분리막 |
KR20200065695A (ko) | 2018-11-30 | 2020-06-09 | 롯데케미칼 주식회사 | 레독스 흐름 전지용 분리막 및 이의 제조방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5270988A (en) * | 1975-06-18 | 1977-06-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Porous membrane |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2676929A (en) * | 1951-08-23 | 1954-04-27 | Electric Storage Battery Co | Stock material for microporous articles and methods of making the same from starch and polyethylene |
BE509668A (ja) * | 1951-09-07 | 1900-01-01 | ||
FR1190679A (fr) * | 1956-12-28 | 1959-10-14 | Jungfer Akkumulatoren | Séparateur pour accumulateurs électriques, notamment pour accumulateurs au plomb, et son procédé de fabrication |
FR1515826A (fr) * | 1963-08-07 | 1968-03-08 | Grace W R & Co | Séparateur pour batterie et procédé pour sa fabrication |
US3558764A (en) * | 1966-09-06 | 1971-01-26 | Celanese Corp | Process for preparing microporous film |
US3351495A (en) * | 1966-11-22 | 1967-11-07 | Grace W R & Co | Battery separator |
US3536796A (en) * | 1967-11-29 | 1970-10-27 | Grace W R & Co | Process for reducing shrinkage in preparing porous plastic sheet |
-
1977
- 1977-10-03 JP JP52117860A patent/JPS5937292B2/ja not_active Expired
-
1978
- 1978-10-02 GB GB7838854A patent/GB2006513B/en not_active Expired
- 1978-10-03 US US05/948,162 patent/US4190707A/en not_active Expired - Lifetime
- 1978-10-03 DE DE19782843067 patent/DE2843067A1/de not_active Ceased
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5270988A (en) * | 1975-06-18 | 1977-06-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Porous membrane |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002050336A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-15 | Asahi Kasei Corp | 亜鉛ハロゲン電池用セパレータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2006513B (en) | 1982-03-17 |
JPS5452167A (en) | 1979-04-24 |
GB2006513A (en) | 1979-05-02 |
US4190707A (en) | 1980-02-26 |
DE2843067A1 (de) | 1979-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5937292B2 (ja) | ポリオレフイン樹脂多孔膜およびアルカリ蓄電池セパレ−タ−ならびにミクロフイルタ− | |
JP5572334B2 (ja) | ポリオレフィン製微多孔膜 | |
US8027147B2 (en) | Ultracapacitor and method of manufacturing the same | |
JP5005387B2 (ja) | ポリオレフィン微多孔膜の製造方法 | |
WO2006038532A1 (ja) | ポリオレフィン微多孔膜 | |
JP3497569B2 (ja) | 非水系電池セパレーター用ポリエチレン製微多孔膜 | |
JP5325405B2 (ja) | ポリオレフィン製微多孔膜 | |
JPWO2004089627A1 (ja) | ポリオレフィン微多孔膜 | |
CN110845957B (zh) | 水性芳纶涂布液及其制备方法、锂离子电池及其隔膜 | |
KR20130048843A (ko) | 내열성 및 안정성이 우수한 폴리올레핀계 복합 미세다공막 및 이를 제조하는 방법 | |
JPWO2008053898A1 (ja) | ポリオレフィン製微多孔膜 | |
WO2009136648A1 (ja) | 高出力密度リチウムイオン二次電池用セパレータ | |
JP4271750B2 (ja) | 微多孔膜及びその製造方法 | |
JP5008422B2 (ja) | ポリオレフィン微多孔膜 | |
JPS6023130B2 (ja) | ポリオレフィン多孔物の製造方法 | |
JPS5832171B2 (ja) | 多孔膜の製造方法 | |
JP5164396B2 (ja) | ポリオレフィン微多孔膜 | |
JP3121047B2 (ja) | 均質なポリエチレン製微多孔膜及びその製造方法 | |
JP5592745B2 (ja) | ポリオレフィン製微多孔膜 | |
JPH0311259B2 (ja) | ||
JPH0342025A (ja) | ポリオレフィン多孔膜の製造方法 | |
JP3486785B2 (ja) | 電池用のセパレータ及びその製造方法 | |
JP3497531B2 (ja) | 微多孔膜被覆体 | |
KR102560826B1 (ko) | 기압을 이용한 고분자 분리막의 제조 방법 | |
JP2961387B2 (ja) | 電池セパレーター用ポリエチレン微多孔膜 |