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JPS5936252Y2 - 電磁フイルタ - Google Patents

電磁フイルタ

Info

Publication number
JPS5936252Y2
JPS5936252Y2 JP5050079U JP5050079U JPS5936252Y2 JP S5936252 Y2 JPS5936252 Y2 JP S5936252Y2 JP 5050079 U JP5050079 U JP 5050079U JP 5050079 U JP5050079 U JP 5050079U JP S5936252 Y2 JPS5936252 Y2 JP S5936252Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
canister
matrix
magnetic
electromagnetic
electromagnetic coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5050079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55153120U (ja
Inventor
啓正 鹿島
和夫 中村
Original Assignee
荏原インフイルコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 荏原インフイルコ株式会社 filed Critical 荏原インフイルコ株式会社
Priority to JP5050079U priority Critical patent/JPS5936252Y2/ja
Publication of JPS55153120U publication Critical patent/JPS55153120U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5936252Y2 publication Critical patent/JPS5936252Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、流体中に存在する磁性粒子を、磁化されたマ
トリックスで捕捉する電磁フィルタ、特に改良された?
濾過容器を備えた電磁濾過機に関するものである。
一般に電磁濾過機はマトリックスを備え、流体中の強磁
性体および弱磁性体の懸濁粒子を磁力によりマトリック
スで捕捉し、分離除去するものであるが、流体中に存在
する磁性粒子がマトリックスに捕捉され保持されるには
、主な反力である流体粘性による抗力と粒子の重力に打
ち勝つだけの磁力が働かなければならない。
この粒子に働く磁力を高めるには磁界の強さおよび磁界
の勾配を大きくすればよいことが知られているが、しか
し、磁界の強さを大きくするには多くの電流を必要とし
経済的ではない。
殊に電磁フィルタに用いる濾過容器は、通常の圧力容器
と同様、流体の圧力、温度、材質及び直径等により?濾
過容器に使用される板厚が決められる。
例えば被処理流体の圧力が低く、小型の場合は板厚は薄
いが圧力が高く、大型になるほど板厚は増すことになる
一方濾過容器を一般構造用圧延鋼材などの単一材質で製
作した場合、電磁コイルによって発生した磁場は濾過容
器の胴板にそって流れ、濾過容器に充填された濾過体で
あるマトリックスをその分だけ磁化しなくなるショート
パス現象を生ずる。
このため胴板が磁気飽和するまで余分な磁場を与えなけ
ればならない。
濾過容器板厚が薄い場合は、低い磁場で飽和に達するた
め濾過容器をショートパスする磁場は少なく、王業的に
無視出来るが、板厚が増すとショーI・パスが増加する
ショートパスの量が増加すると、その分だけ余分に電磁
コイルにて磁場を発生しなければならず、電力損失が大
きくなり無視出来なくなる。
又オーステナイト系ステンレス鋼材などの非磁性体単一
材質で?濾過容器を製作した場合、電磁コイルにて発生
した磁場をマトリックスに効果的に伝えるための電磁コ
イルを包むリターンフレームと、マトリックス上下に設
けられたポールピースとの間の間隙が増した事になり磁
場の伝達効率が低下し、板厚が増すと電力損失がl0〜
20%となり無視出来なくなって省エネルギ対策上問題
があり、濾過運転も不安定となって効率上にも満足でき
るものでなくなる不便があった。
本考案は、これら従来の欠点を補い、機械的に強く、磁
界の強さを大きくでき、しかも流体抵抗の少ない電磁フ
ィルタを提供することを目的とするものである。
また本考案の他の目的は運転、維持、管理を簡素化でき
、省エネルギ化に役立ち安定した濾過作業を保証し安全
性の高い電磁フィルタとすることにある。
本考案は、キャニスタ内にマトリックスを充填し、その
上下にポールピースが配備され、このマトリックス部分
のキャニスタ外周に電磁コイルを配設し、該電磁コイル
がリターンフレームで覆われている電磁フィルタにおい
て、マトリックスと電磁コイルとが対向するキャニスタ
部分を非磁性体とし、前記ポールピースとリターンフレ
ームとが対向するキャニスタ部分を磁性体とした電磁フ
ィルタである。
本考案の実施例を図面を参照して説明すると、キャニス
タ1の内にマトリックス2が充填され、マトリックス2
の上下には流体が通過可能な通水用オリフィス孔のある
多孔板状その地這水体のポールピース3がおかれている
このマトリックス2が充填された部分のキャニスタ1外
周は電磁コイル4がとり囲み、電磁コイル4はリターン
フレーム5で覆われている。
このリターンフレーム5はコイルから発生する磁力線の
拡散を防ぎ、漏洩磁束を少なくするように考慮しである
前記キャニスタ1のマトリックス2と電磁コイル4とが
対向する部分1′ においてはその材質を非磁性体とし
、且つまた前記ポールピース3とリターンフレーム5と
が対向するキャニスタ部分1″を磁性体としである。
なお前記マトリックス2としては強磁性体であり、周面
に少なくとも1箇所以上の尖鋭部がある線材により作ら
れた金網を主体とするマトリックスを用いるのが有効で
その金網の線材の断面形状は、例えば尖鋭部をもつ半月
状又は菱形状のものが製造面からみても適当である。
かかる尖鋭部によ強大な高勾配が発生するので、極微粒
子や磁化率の低い常磁性体の粒子をも捕捉できる。
また金量の形は角形又は波形であっても菱形であっても
よく、線材の平均径は1mm7i満から数mmまで、ま
た目開きは数mmから数10mmまでのものが用途や枦
曝機の大きさによって選択される。
かかる金網を水平に積層してマトリックスを構成しても
差支えない。
これらの場合マトリックス2の全体の空隙率は90%前
後にすることが、流体抵抗を大きくしない点で望ましく
、積層する金網は線材が直接型ならないように充填する
さらに前記ポールピース3は強磁性材質で作られた多孔
板を用いるのが磁路形成に合理的である。
図中6,7は空間部、8は被処理流体流入口、9は濾過
水の流出口であり、この流出入口は逆であってもよい。
しかして電磁コイル4によって発生した磁場は、強磁性
材質で作られたリターンフレーム5、強磁性濾過体であ
るマトリックス2及びマトリックス上下に設けられた通
水用オリフィス孔を有し、強磁性材質で作られたポール
ピース3とによって磁路を形成する。
被処理液はキャニスタ1下部から上部へ向って流れ、マ
トリックス2を通過する際被処理液中の磁性粒子は捕捉
される。
キャニスタ1の電磁コイル4とマトリックス2に対面す
る部分1′の材質は非磁性体であるため、磁場のショー
トパスを適確に防止出来る。
又リターンフレーム5とポールピース3に対面する部分
1″の材質を磁性体とすることによってリターンフレー
ム5よりポールピース3への磁場の伝達を良くし、マト
リックス2は有効に磁化される。
かくして、処理すべき流体は流入口8よりキャニスタ1
内に入り、マトリックス2内を金網と直角方向に通過す
る間に、流体中に存在する磁性粒子は金網に捕捉され、
処理流体は濾過水となって流出口9よりキャニスタ1外
に能率よく流出する。
なお、キャニスタ1の前記電磁コイル4とリターンフレ
ーム5と対向する部分1’、1”以外の部分の材質は、
磁性体でも非磁性体でもよく各部分11.11+はリン
グ状胴部で溶接その他結合手段で一体化しである。
以上述べたように本考案によれば、磁界方向と被処理流
体の流れ方向が同一である電磁フィルタに於いて、マト
リックス及びポールピースを内蔵するキャニスタのマト
リックスと、電磁コイルに対面する部分の材質を非磁性
体とし、ポールピースとリターンフレームに対面する部
分の材質を磁性体とすることにより、板厚を増してもシ
ョートパスを増加させることなく強力な磁場を発生する
ことが可能となり機械的に強固であって異常な差圧がか
かった場合でも破損し難く、また派過容器材質を非磁性
体と磁性体とを効果的に組合わせることにより効率の良
い電磁フィルタを得ることが出来ると共に、電力損失も
軽減でき省エネルギ化の対策に役立ち、しかも安定した
濾過作業が保証され安全性の高い、かつ運転管理も簡素
化できるなどの実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断面図、第2
図は一部の拡大縦断面図である。 1・・・・・・キャニスタ、2・・・・・・マトリック
ス、3・・・・・・ポールピース、4・・・・・・電磁
コイル、5・・曲リターンフレーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ キャニスタ内にマトリックスを充填し、その上下に
    ポールピースが配備され、このマトリックス部分のキャ
    ニスタ外周に電磁コイルを配設し、該電磁コイルがリタ
    ーンフレームで覆われている電磁フィルタにおいて、マ
    トリックスと電磁コイルとが対向するキャニスタ部分を
    非磁性体とし、前記ポールピースとリターンフレームと
    が対向するキャニスタ部分を磁性体とした電磁フィルタ
    。 2 前記キャニスタが、磁界方向と被処理流体の流れ方
    向が同一であるように被処理流体の流入口と濾過水流出
    口とを備えた濾過容器であって充填されたマトリックス
    部分の周囲位置に電磁コイルが配設されているものであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁フィルタ。 3 前記ポールピースが、通水用オリフィス孔を有し強
    磁性材質で作られたものである実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項記載の電磁フィルタ。
JP5050079U 1979-04-16 1979-04-16 電磁フイルタ Expired JPS5936252Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5050079U JPS5936252Y2 (ja) 1979-04-16 1979-04-16 電磁フイルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5050079U JPS5936252Y2 (ja) 1979-04-16 1979-04-16 電磁フイルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55153120U JPS55153120U (ja) 1980-11-05
JPS5936252Y2 true JPS5936252Y2 (ja) 1984-10-05

Family

ID=28938084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5050079U Expired JPS5936252Y2 (ja) 1979-04-16 1979-04-16 電磁フイルタ

Country Status (1)

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JP (1) JPS5936252Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5005619B2 (ja) * 2008-06-18 2012-08-22 佐藤工業株式会社 濾過材の再生利用法

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Publication number Publication date
JPS55153120U (ja) 1980-11-05

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