JPS5933442B2 - 圧延ロ−ル用の油膜軸受 - Google Patents
圧延ロ−ル用の油膜軸受Info
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- JPS5933442B2 JPS5933442B2 JP55092201A JP9220180A JPS5933442B2 JP S5933442 B2 JPS5933442 B2 JP S5933442B2 JP 55092201 A JP55092201 A JP 55092201A JP 9220180 A JP9220180 A JP 9220180A JP S5933442 B2 JPS5933442 B2 JP S5933442B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/02—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of sliding-contact bearings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/07—Adaptation of roll neck bearings
- B21B31/074—Oil film bearings, e.g. "Morgoil" bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C13/00—Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
- F16C13/02—Bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C21/00—Combinations of sliding-contact bearings with ball or roller bearings, for exclusively rotary movement
-
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- F16C2226/00—Joining parts; Fastening; Assembling or mounting parts
- F16C2226/50—Positive connections
-
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、圧延ロールとくにテーパーネックを有する
圧延ロール用の油膜軸受の改良に関するものである。
圧延ロール用の油膜軸受の改良に関するものである。
この種テーパーネック油膜軸受は、一般にモーコール軸
受と呼ばれ、第1図に示したようにロールチヨツク軸受
箱1に内装したブッシング2と、このブッシング2に対
しジャーナルを形成すべく圧延用ロール3のテーパーネ
ック4へ緊密にはめ合わせたスリーブ5とにより油膜軸
受を構成するもので、ここにスリーブ5のテーパーネッ
ク4に対する回り止めのためにキー6が用いられる。
受と呼ばれ、第1図に示したようにロールチヨツク軸受
箱1に内装したブッシング2と、このブッシング2に対
しジャーナルを形成すべく圧延用ロール3のテーパーネ
ック4へ緊密にはめ合わせたスリーブ5とにより油膜軸
受を構成するもので、ここにスリーブ5のテーパーネッ
ク4に対する回り止めのためにキー6が用いられる。
さてかような油膜軸受により圧延ロールを枢架した圧延
機では、これによつて圧延される被圧延材の厚み精度が
阻害される原因として圧延用ロールの回転中心の偏心に
基く圧下刃の変動がしばしば問題となり、この点従来技
術では油膜軸受の構造上不可避とする考え方がとくに圧
延機メーカーにおいて支配的であつた。ところで現在、
板材の連続圧延に当つては、熱間、冷間圧延を問わず自
動板厚制御(以下単にAGCと略記する)を多くの場合
BISRA方式すなわち被圧延板の板厚変化を圧延荷重
の変化から読み取りこの変化の程度に応じてロール間隙
を調整して所定板厚に調整する方式により行なつて圧延
板の長手方向の板厚の均一化を図つているが、前述の如
き従来のテーパーネック油膜軸受に圧延ロールを枢架し
た圧延機では、圧延荷重の変動が、第2図に示したグラ
フのように、圧延用ロールの一回転毎に圧延用ロールの
偏心に基いて生じることのほか、とくに急激なマイナス
ピークが極端に加わることが経験され、かかる圧下刃の
急変に対して現在のAGCでは追従補正が事実上不可能
であつた。
機では、これによつて圧延される被圧延材の厚み精度が
阻害される原因として圧延用ロールの回転中心の偏心に
基く圧下刃の変動がしばしば問題となり、この点従来技
術では油膜軸受の構造上不可避とする考え方がとくに圧
延機メーカーにおいて支配的であつた。ところで現在、
板材の連続圧延に当つては、熱間、冷間圧延を問わず自
動板厚制御(以下単にAGCと略記する)を多くの場合
BISRA方式すなわち被圧延板の板厚変化を圧延荷重
の変化から読み取りこの変化の程度に応じてロール間隙
を調整して所定板厚に調整する方式により行なつて圧延
板の長手方向の板厚の均一化を図つているが、前述の如
き従来のテーパーネック油膜軸受に圧延ロールを枢架し
た圧延機では、圧延荷重の変動が、第2図に示したグラ
フのように、圧延用ロールの一回転毎に圧延用ロールの
偏心に基いて生じることのほか、とくに急激なマイナス
ピークが極端に加わることが経験され、かかる圧下刃の
急変に対して現在のAGCでは追従補正が事実上不可能
であつた。
この圧下刃の急激な変動現象については、先に特開昭5
1−112760号公報に開示したように、その原因の
大部分は圧延ロールの油膜軸受において該圧延ロールの
テーパーネックにキーで回り止めされたスリーブのキー
溝に影響されるところが大きい。
1−112760号公報に開示したように、その原因の
大部分は圧延ロールの油膜軸受において該圧延ロールの
テーパーネックにキーで回り止めされたスリーブのキー
溝に影響されるところが大きい。
すなわち第1図に示したところにおいて、スリーブ5の
テーパー部に刻まれるキー溝□は、キー6の熱膨張など
を勘案してキー6のテーバーネツク4の周面上突出高さ
に対してやや深くなる設計とされ従つてキー溝Tの底と
キー6との間に間隙ができ、このためスリーブ5の圧下
刃受圧位置にキー溝7が一致したとき、スリーブ5の弾
性変形を惹起して圧下刃が急激に低下するのである。
テーパー部に刻まれるキー溝□は、キー6の熱膨張など
を勘案してキー6のテーバーネツク4の周面上突出高さ
に対してやや深くなる設計とされ従つてキー溝Tの底と
キー6との間に間隙ができ、このためスリーブ5の圧下
刃受圧位置にキー溝7が一致したとき、スリーブ5の弾
性変形を惹起して圧下刃が急激に低下するのである。
かような圧下刃の急変は板厚精度に及ぼす影響が甚しく
、かくして生じた板厚不同はその後の圧延によつても完
全には解消されないのである。前記特開昭51−112
760号公報に開示されたテーパーネツク軸受において
は、この問題を第3図に示したように、スリーブ5を圧
延ロール3に固定する回り止め6′を、該スリーブ5と
口ールネツクとのテーパ一はめ合い域を避けて、該テー
パーネツク4に続くストレートネツク部8に設けること
により解決したが、この場合は新たに圧延機を製造する
際には問題はないにしても、既存の圧延機に適用する際
にはその改造範囲が大きいため種種の困難を伴つていた
。すなわち圧延用ロールのネツク部には、第4図に示し
たように、テーパーネツク4に続くストレートネツクが
ない場合があり、この場合に上掲の技術を適用するため
には、圧延ロール3のネツク部をストレートネツクの長
さだけ延長しなければならず、これに要する費用は多額
であるため実用的でない。
、かくして生じた板厚不同はその後の圧延によつても完
全には解消されないのである。前記特開昭51−112
760号公報に開示されたテーパーネツク軸受において
は、この問題を第3図に示したように、スリーブ5を圧
延ロール3に固定する回り止め6′を、該スリーブ5と
口ールネツクとのテーパ一はめ合い域を避けて、該テー
パーネツク4に続くストレートネツク部8に設けること
により解決したが、この場合は新たに圧延機を製造する
際には問題はないにしても、既存の圧延機に適用する際
にはその改造範囲が大きいため種種の困難を伴つていた
。すなわち圧延用ロールのネツク部には、第4図に示し
たように、テーパーネツク4に続くストレートネツクが
ない場合があり、この場合に上掲の技術を適用するため
には、圧延ロール3のネツク部をストレートネツクの長
さだけ延長しなければならず、これに要する費用は多額
であるため実用的でない。
そこでこの発明では既存の圧延機にも容易に適用でき、
しかもキー溝に基因する圧延荷重の急変の問題を有利に
解決した圧延ロール用の油膜軸受を提案しようとするも
のである。
しかもキー溝に基因する圧延荷重の急変の問題を有利に
解決した圧延ロール用の油膜軸受を提案しようとするも
のである。
発明者らはまずキーの必要諸元を決めるため、実際の圧
延中にキーに作用するせん断力について調べることにし
た。
延中にキーに作用するせん断力について調べることにし
た。
調査にあたつては作業条件の非常に苛酷なホツトストリ
ツプの仕上圧延機を用い、第5図に示したような測定装
置を考案して種種の作業条件の下でキーに作用する力を
求めた。この測定装置において、テーパーネツク4に第
5図A,bのように、ロール3の軸心方向とそれに直角
をなしてのびる十字溝9を穿ち、その軸心方向に沿う向
きで緊密にはまり合いスリーブ5のキー溝7に対する係
止に役立つ立体部分10aに、その両側へ張り出す分岐
腕10bを設けた測定用キー10をつくり、分岐腕10
bの端部で十字溝9の溝端と緊密に適合させ、この分岐
腕10bにストレインゲージSを貼り付けて、ロール3
から測定用キー10の分岐腕10bの端に加わる力Fと
これを該キー10の主体部10aとの接合で受けとめる
スリーブ5のキー溝7に働く反力F′とに応じて分岐腕
10bに生じる圧縮歪を計測した。この圧縮歪の計測値
を基にして測定用キーに働くせん断力を求めたところ、
第6図に示したように、作業条件の非常に苛酷なホツト
ストリツプにおいても最大で約5トンであり、このせん
断力に耐えるに必要とするキー寸法は、従来この種圧延
機に通常使用されていたキー寸法(長さ305鼎、幅1
001tn、高さ75mm)の約1/9程度までせん断
力支持面積を縮小でき、より短いキーで十分に適合する
ことがわかつた。この調査結果に基いて、種々の実験と
検討を重ねた結果、圧延ロールのテーパーネツクに緊密
にはまり合うスリーブに、その嵌合状態で該テーパーネ
ツクの小径端からはみ出す部分を設け、このはみ出し部
の内周にキー溝を刻み、このキー溝に装着したキーの内
向き端を係止する受けホルダを、テーパーネツクの小径
端面に設けることにより所期の目的が有利に達成される
ことを究明したのである。
ツプの仕上圧延機を用い、第5図に示したような測定装
置を考案して種種の作業条件の下でキーに作用する力を
求めた。この測定装置において、テーパーネツク4に第
5図A,bのように、ロール3の軸心方向とそれに直角
をなしてのびる十字溝9を穿ち、その軸心方向に沿う向
きで緊密にはまり合いスリーブ5のキー溝7に対する係
止に役立つ立体部分10aに、その両側へ張り出す分岐
腕10bを設けた測定用キー10をつくり、分岐腕10
bの端部で十字溝9の溝端と緊密に適合させ、この分岐
腕10bにストレインゲージSを貼り付けて、ロール3
から測定用キー10の分岐腕10bの端に加わる力Fと
これを該キー10の主体部10aとの接合で受けとめる
スリーブ5のキー溝7に働く反力F′とに応じて分岐腕
10bに生じる圧縮歪を計測した。この圧縮歪の計測値
を基にして測定用キーに働くせん断力を求めたところ、
第6図に示したように、作業条件の非常に苛酷なホツト
ストリツプにおいても最大で約5トンであり、このせん
断力に耐えるに必要とするキー寸法は、従来この種圧延
機に通常使用されていたキー寸法(長さ305鼎、幅1
001tn、高さ75mm)の約1/9程度までせん断
力支持面積を縮小でき、より短いキーで十分に適合する
ことがわかつた。この調査結果に基いて、種々の実験と
検討を重ねた結果、圧延ロールのテーパーネツクに緊密
にはまり合うスリーブに、その嵌合状態で該テーパーネ
ツクの小径端からはみ出す部分を設け、このはみ出し部
の内周にキー溝を刻み、このキー溝に装着したキーの内
向き端を係止する受けホルダを、テーパーネツクの小径
端面に設けることにより所期の目的が有利に達成される
ことを究明したのである。
以下この発明を、第7〜9図に示す好適実施例について
説明する。
説明する。
この好適実施例において従来と構成を同じくする部分は
同一の番号をもつて示し、5がスリーブでこのスリーブ
5の圧延ロールのテーパーネツク4からはみ出した部分
にキー溝71を刻み、ここにキー67を装入するのであ
る。そしてキー6′の内向き端を、テーパーネツク4の
小径端面11にたとえば第8図に示したようなボルト締
めにより固定した受けホルダ12で係止することにより
、回り止めとして有効に機能させるのである。なおこの
場合に、受けホルダ12にもせん断力が加わるので第9
図に図解したように、受けホルダ12は小径端面11に
穿つたくぼみ13内に埋設するようにするとより有利で
ある。
同一の番号をもつて示し、5がスリーブでこのスリーブ
5の圧延ロールのテーパーネツク4からはみ出した部分
にキー溝71を刻み、ここにキー67を装入するのであ
る。そしてキー6′の内向き端を、テーパーネツク4の
小径端面11にたとえば第8図に示したようなボルト締
めにより固定した受けホルダ12で係止することにより
、回り止めとして有効に機能させるのである。なおこの
場合に、受けホルダ12にもせん断力が加わるので第9
図に図解したように、受けホルダ12は小径端面11に
穿つたくぼみ13内に埋設するようにするとより有利で
ある。
第10図は受けホルダ12およびキー6′の変形例を示
したもので、キー6′5はキー6′の内向き端に突起a
を有し、受けホルダ12′はテーパーネツク4の小径端
面11に設けられた孔でこの孔によりキー6′5の突起
aをテーパーネツクの小径端面11に係止するものであ
る。
したもので、キー6′5はキー6′の内向き端に突起a
を有し、受けホルダ12′はテーパーネツク4の小径端
面11に設けられた孔でこの孔によりキー6′5の突起
aをテーパーネツクの小径端面11に係止するものであ
る。
かくして通常の圧延においてはキー溝に起因する圧延荷
重の急変はなくなり、的確なAGCの下に安定した操業
が行なえる。
重の急変はなくなり、的確なAGCの下に安定した操業
が行なえる。
しかしながら油膜軸受に使用されるキーの役割りは、単
に圧延時にスリーブとロールとの回り止めを行なうだけ
にとどまるものではなく、スリーブとブツシング間での
油膜切れなどによる焼付事故に対して、駆動側スピンド
ルなどに設けてあるオーバーロードクラツチなどの安全
装置が始動するまでの最大トルクに耐えて、ロールとス
リーブ間でのすべり焼付事故を防ぎ、ロールを保護する
ことにもある。
に圧延時にスリーブとロールとの回り止めを行なうだけ
にとどまるものではなく、スリーブとブツシング間での
油膜切れなどによる焼付事故に対して、駆動側スピンド
ルなどに設けてあるオーバーロードクラツチなどの安全
装置が始動するまでの最大トルクに耐えて、ロールとス
リーブ間でのすべり焼付事故を防ぎ、ロールを保護する
ことにもある。
このため現在使用されているキーは、この点を考慮し数
多くの事故例をもとにその寸法が決定されたものであつ
て、通常はキー全長lとスリーブの外周径Dの比l/D
が約0.3程度となるように定めている。従つて長さを
縮小したキーを用いる場合にも、従来程度のせん断強度
を持たせる必要があるが、この問題はキー止めを複数個
設定することにより解決できる。
多くの事故例をもとにその寸法が決定されたものであつ
て、通常はキー全長lとスリーブの外周径Dの比l/D
が約0.3程度となるように定めている。従つて長さを
縮小したキーを用いる場合にも、従来程度のせん断強度
を持たせる必要があるが、この問題はキー止めを複数個
設定することにより解決できる。
すなわち熱間仕上げ圧延機に用いられる油膜軸受(D−
1115m0を代表例として、キーの長さlの軸受受圧
領域長さLに対する比l/Lで0.05〜0.4の範囲
にわたつてキーの長さlを変化させたときに従来程度の
せん断強度(1./D−0.3)を得るために必要なキ
ー止めの個数について調べた結果を第11図に示す。
1115m0を代表例として、キーの長さlの軸受受圧
領域長さLに対する比l/Lで0.05〜0.4の範囲
にわたつてキーの長さlを変化させたときに従来程度の
せん断強度(1./D−0.3)を得るために必要なキ
ー止めの個数について調べた結果を第11図に示す。
同図より明らかなように′/Lが0.1〜0.2の場合
には縮小キーの個数は2〜3個でよく、はめ合い領域端
の円周に沿つて等間隔配置とすればより好ましい。
には縮小キーの個数は2〜3個でよく、はめ合い領域端
の円周に沿つて等間隔配置とすればより好ましい。
さらにこの発明の油膜軸受は、既存の圧延機への適用が
極めて簡単であつて、新たに作成するのはスリーブだけ
でよく、ロールのテーパーネツクに刻まれている従来の
キー溝は肉盛りなどによつて埋めるか、そのままでもよ
くその後新たにこの発明に従いテーパーネツクの小径端
面に受けホルダーを設置すればよい。
極めて簡単であつて、新たに作成するのはスリーブだけ
でよく、ロールのテーパーネツクに刻まれている従来の
キー溝は肉盛りなどによつて埋めるか、そのままでもよ
くその後新たにこの発明に従いテーパーネツクの小径端
面に受けホルダーを設置すればよい。
またさらにこの発明は、圧延ロール用軸受としてモーゴ
イ゛ル軸受やメスタ軸受のような油膜軸受を用いるすべ
ての多段圧延機に適用可能である。
イ゛ル軸受やメスタ軸受のような油膜軸受を用いるすべ
ての多段圧延機に適用可能である。
以上述べたようにこの発明によれば、スリーブのキー溝
に起因する圧下刃の急変を、キーのせん断強度を低下さ
せることなく、大幅に減少できるため、AGCによる板
厚制御の追従補正が適正に行なえ従つて圧延板製品の板
厚精度が著しく向上する。この発明をホツトストリツプ
の仕上圧延機に適用したところ、荷重変動は従来の約6
0トンから約15トンに低減し、板厚精度も大幅に向上
した。なおこの発明をとくに熱間圧延に適用した場合に
は、AGCの向上により圧延素材の加熱炉からの低温抽
出が可能となるため省エネルギーの点でも期待できる。
に起因する圧下刃の急変を、キーのせん断強度を低下さ
せることなく、大幅に減少できるため、AGCによる板
厚制御の追従補正が適正に行なえ従つて圧延板製品の板
厚精度が著しく向上する。この発明をホツトストリツプ
の仕上圧延機に適用したところ、荷重変動は従来の約6
0トンから約15トンに低減し、板厚精度も大幅に向上
した。なおこの発明をとくに熱間圧延に適用した場合に
は、AGCの向上により圧延素材の加熱炉からの低温抽
出が可能となるため省エネルギーの点でも期待できる。
第1図および第4図は従来の油膜軸受の縦断面図、第2
図は圧延用ロールの回転に伴う圧下刃の変動を示したグ
ラフ、第3図は改良型油、膜軸受の縦断面図、第5図A
,bはキーに作用する圧縮歪の検出要領の説明図、第6
図は圧延荷重とキーに作用するせん断力の関係を示した
グラフ、第7図はこの発明の好適実施例の縦断面図、第
8図は第7図のA−A矢視図、第9図は第8図のB−B
矢視図、第10図は変形例を示す部分断面図、第11図
はキーの長さlの軸受受圧領域長さLに対する比l/L
とキーの必要個数との関係を示したグラフである。 1・・・ロールチヨツク軸受箱、2・・・ブツシング、
3・・・圧延用ロール、4・・・テーパーネツク、5・
・・スリーブ、6,6′,6//・・・キー、7,r′
・・・キー溝、11・・・テーパーネツクの小径端面、
12・・・受けホルダ。
図は圧延用ロールの回転に伴う圧下刃の変動を示したグ
ラフ、第3図は改良型油、膜軸受の縦断面図、第5図A
,bはキーに作用する圧縮歪の検出要領の説明図、第6
図は圧延荷重とキーに作用するせん断力の関係を示した
グラフ、第7図はこの発明の好適実施例の縦断面図、第
8図は第7図のA−A矢視図、第9図は第8図のB−B
矢視図、第10図は変形例を示す部分断面図、第11図
はキーの長さlの軸受受圧領域長さLに対する比l/L
とキーの必要個数との関係を示したグラフである。 1・・・ロールチヨツク軸受箱、2・・・ブツシング、
3・・・圧延用ロール、4・・・テーパーネツク、5・
・・スリーブ、6,6′,6//・・・キー、7,r′
・・・キー溝、11・・・テーパーネツクの小径端面、
12・・・受けホルダ。
Claims (1)
- 1 ロールチェック軸受箱のブッシングと、これに対し
ジャーナルを形成すべく圧延ロールのテーパネツクへ緊
密にはめ合わせたスリーブとからなり、該スリーブが圧
延ロールのテーパーネックの小径端からはみ出す部分を
有し、このはみ出し部の内周にキー溝を刻み、このキー
溝に装着したキーの内向き端を係止する受けホルダをテ
ーパーネックの小径端面に設けてなる圧延ロール用の油
膜軸受。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55092201A JPS5933442B2 (ja) | 1980-07-08 | 1980-07-08 | 圧延ロ−ル用の油膜軸受 |
US06/237,625 US4351576A (en) | 1980-07-08 | 1981-02-24 | Oil film bearing for rolling roll |
GB8105925A GB2079895B (en) | 1980-07-08 | 1981-02-25 | Oil film bearing for rolling roll |
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