JPS5929226B2 - 分割供給装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、箱状に圧搾されたたばこ原料の分割供給装置
に関するものである。

従来のたばこ原料の分割供給装置は、たばこ原料を水平
に載置した状態で分割するようになっていた。

このためたばこ原料の供給用プッシャーを必要とし、又
たばこ原料の後端部がめくれて倒れる欠点を有していた
。

本発明は傾斜した原料台を設けることによって上記の欠
点を解消した、構造の簡単でしかもトラブルの少ない分
割供給装置な提供せしとするものである。

以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は分割供給機の正面図、第２図はＡ−Ａ’線にお
ける分割フォーク及びはぎ取りフォーク部分の側面図で
ある。

フレーム３により原料台４が傾斜して設けられる。

該傾斜はたばこ原料１が自重ですべることが可能で、た
ばこ原料１の後端がめくれて倒れない角度に定められる
。

該傾斜角度は原料台４０表面材料等によって異なるが、
１６°〜４５°、好ましくは１８°〜２２°である。

該原料台下端部４−１の上方に分割フォーク５及びはぎ
取りフォーク６を設ける。

分割フォーク５及びはぎ取りフォーク６はほぼ同一平面
上に設けられて良い。

分割フォーク５はフレームＴに支持部材８を介して取り
付けられたエヤーシリンダー９に連結されている。

分割フォーク５及びエヤーシリンダー９は左右１対設け
られている。

分割フォーク５の先端部は支持部材８に設けられたガイ
ド１０に開孔されたスライド孔１０−１に挿入されてい
る。

分割フォーク５は、エヤーシリンダー９により原料台４
に対してほぼ直角方向に移動させる。

前記はぎ取りフォーク６は、連結部材１１により同一平
面上に４本連結されており、その先端部はガイド１２に
開孔されたスライド孔１２−１にそれぞれ挿入されてい
る。

連結部材１１はエヤーシリンダー１３に連結される。

はぎ取りフォーク６はエヤーシリンダー１３により原料
台４に対してほぼ直角方向に移動される。

ガイド１２及びエヤーシリンダー１３は移動フレーム１
４に取り付けられている。

移動フレーム１４にはロー２１５が取り付けられ、エヤ
ーシリンダー１６によりフレーム７に設けられたレール
１Ｔ上を移動可能となっている。

エヤーシリンダー１６は前記エヤーシリンダー１３のイ
乍動方向に対して４５°傾いて作動される。

従ってはぎ取りフォーク６は、エヤーシリンダー１３及
び１６により原料台４に対してほぼ直角方向に移動可能
であると共に、さらに斜め下方に移動釘止となっている
。

１８は移動フレーム１４に設けられたスライドバーであ
り、その先端部はフレーム７に設けられたガイド１９に
開孔されたスライド孔１９−１に挿入されている。

前記原料台下端部４−１付近にストッパ２０が設けられ
る。

該ストッパ２０は、フレーム７に支持部材２１を介して
設けられたエヤーシリンダー２２により、分割フォーク
５の下降位置と原料分割厚さだけ距離をおいた位置から
、分割フォーク５及びはぎ取りフォーク６の下降時には
、はぼ水平方向に後退移動される。

ストッパ２０の形状は、エヤーシリンダー２２のロッド
２２−１に設けられた板２０−１の中央部に、被分割原
料１の前面中央部に接触する如くに取り付けられた棒状
部材２０−２と、該棒状部材２０−２の上下の各左右端
部に取り付けられた棒状部材２０−３，２０−４．２０
−５、及び２０−６とから構成される。

棒状部材２０−３゜２０−４，２０−５及び２０−６の
各長さは、棒状部材２０−２の長さより若干短く形成さ
れるのが望ましい。

前記エヤーシリンダー２２が取り付けられた支持部材２
１は、ベアリング２３によりフレーム７のレール７−１
を移動可能となっている。

支持部材２１の雄ねじ部２１−１はフレーム７に設けら
れた雌ねじ部２４とかみ合っている。

前記原料台４の出口部には、計重コンベヤ２５及び取り
出しコンベヤ２６が順次設けられる。

計重コンベヤ２５からの信号は分割制御回路（図示せず
）に入力され、分割制御回路から分割フォーク５及びは
ぎ取りフォーク６の作動間隔あるいはストッパ２０の前
進停止位置を制御する。

原料台４上には図示の如くたばこ圧搾面と分割面とが平
行になるように、箱状に圧搾されたたばこ原料１が載置
される。

分割動作が終了した時点ではエヤーシリンダー２２によ
りストッパ２０が分割位置側に前進されている。

前記の原料台４上に載置されたたばこ原料１は、自重で
ストッパ２００所まですべり移動し、ストッパ２０の中
央の棒状部材２０−２により、圧搾面の中央部が主とし
で支持される。

分割動作シま分割制御回路（図示せず）からの信号によ
り分割フォーク５及びはぎ取りフォーク６が作動される
。

分割フォーク５はエヤーシリンダー９により下降された
ばこ原料１に突き刺される。

該突き刺しの深さはたばこ原料圧搾面が波状に変形して
いる場合であっても対応できるように、たばこ原料１の
厚さの１／２〜３／４にするのが良い。

スライド孔１０−１は分割フォーク５の振れを防止する
ためのものである。

分割フォーク５の作動とほぼ同時にエヤーシリンダー１
３により、はぎ取りフォーク６が下降され、分割フォー
ク５が突き刺されるたばこ原料１０分割面とほぼ同一面
に突き刺される。

該突き刺し深さは、たばこ原料１の厚さの１／２〜３／
４程度が良い。

続いてエヤーシリンダー１６により移動フレーム１４が
レール１７に沿って引き下げられ、はぎ取りフォーク６
を斜め下方に下降させる。

スライド孔１２−１ははぎ取りフォーク６の、又、スラ
イドパー１８は移動フレーム１４の振れな防止するため
のものである。

エヤーシリンダー１６の作動に合わせてエヤーシリンダ
ー２２が作動され、ストッパ２０が第１図の右側方向に
後退される。

該一連の動作により、たばこ原料１は所要厚さの分割原
料２に分割され、計重コンベヤ２５上に落下され、計重
コンベヤ２５上にて重量な測定され、取り出しコンベヤ
２６により次工程、例えば調和工程へと移送されろ。

分割原料２０分割厚さの調節は、フレーム１に設けられ
た雌ねじ部２４を回転させ、該雌ねじ部とかみ合う雄ね
じ部２１−１を介して前記エヤーシリンダー２２及びス
トッパ２０が設けられている支持部材２１をフレームＴ
のレール７−１に沿って移動させることによって行なわ
れる。

続いて、エヤーシリンダー１３及び１６によりはぎ取り
フォーク６が上昇され、エヤーシリンダー２２によりス
トッパ２０が前進されろ。

ストッパ２０が前進された後、エヤーシリンダー９によ
り分割フォーク５は上昇され、該分割フォーク５により
支えられていた分割量のたばこ原料１はストッパ２０の
位置まで原料台４をすべり落ちろ。

計重コンベヤ２５からの分割原料２の計重信号の大小に
よって次回の分割フォーク５及びはぎ取りフォーク６０
次回の作動までの間隔が分割制御回路（図示せず）によ
って制御され時間当りの分割量を一定に保つようになっ
ている。

該制御は分割動作間隔を制御する代わりに、モーターに
より前記雌ねじ部２４を回転させることにより、ストッ
パ２０の位置を変えて制御しても良い。

又、この両者の制御な組み合せても良い。前記のストッ
パ２０の形状は、分割厚さが厚い時には平面状のもので
あっても良いが、分割厚さが薄い時には、はぎ取りフォ
ーク６で全面がはぎ取うレスに一部が残存することがあ
るので、ストッパ２０の支持面の形状は、本実施例に示
すような棒状のものが望ましい。

本発明は以上のようにたばこ原料１が傾斜して設けられ
た原料台４上に載置されており、自重で移動するので装
置が単純になる上、たばこ原料の後端部が倒れてめくれ
ることがなく、運転上のトラブルが少ない特徴を有する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図・・・本発明の１実施例を示す側面図、第２図・
・−第１図におけるＡ−Ａ’線の分割フォーク及びはぎ
取りフォークの構造を示す図。 ４・・・・・・原料台、５・・・・・・分割フォーク、
６・・・・・・はぎ取りフォーク、２０・・・・・・原
料ストッパ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 下方に傾斜して設けられた原料台と、該原料台下端
   の上方に設けられた分割フォーク及びはぎ取りフォーク
   と、該分割フォークを原料台に向けて移動させる分割フ
   ォーク移動手段と、該はぎ取りフォークを原料台に向け
   て移動させるはぎ取りフォーク第１移動手段と、該はぎ
   取りフォーク及びはぎ取りフォーク第１移動手段を斜め
   下方に移動させるはぎ取りフォーク第２移動手段と、分
   割フォークの下降する位置から原料分割中の距離な置い
   た位置より、はぎ取りフォークがはぎ取りフォーク第２
   移動手段により斜め下方に移動させるに同期して、後退
   勤する手段に設けられた原料ストッパとを有することを
   特徴とする分動供給装置。