JPS592888Y2 - 回転式連続金属押出装置 - Google Patents
回転式連続金属押出装置Info
- Publication number
- JPS592888Y2 JPS592888Y2 JP12740278U JP12740278U JPS592888Y2 JP S592888 Y2 JPS592888 Y2 JP S592888Y2 JP 12740278 U JP12740278 U JP 12740278U JP 12740278 U JP12740278 U JP 12740278U JP S592888 Y2 JPS592888 Y2 JP S592888Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- abutment
- stage
- metal
- relief chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Extrusion Of Metal (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は連続的に所望形状の成形金属材料を押出製造
する回転式金属押出装置の改良に関する。
する回転式金属押出装置の改良に関する。
従来この種の金属押出装置は、第1図に示すように、外
周に溝3を備えた回転自在に軸支2されるホイール1と
、このホイール1の上方周方向に固定されたシュー4と
、このシュー4の内側に抱持され、かつ溝3の長手方向
の一部を覆って移送路を形成するセグメント5およびダ
イ6と、このダイ6に当接するようにシュー4に固定さ
れた溝3に嵌合摺動するアバツトメント1とによって構
成され、ホイール1を矢印a方向に回転すると共に溝3
に素材原料8を供給すると、原料金属はアバツトメント
7に当るまで前進移動され、順次供給される後続原料に
より溝3内の原料金属に高圧力が生ずる。
周に溝3を備えた回転自在に軸支2されるホイール1と
、このホイール1の上方周方向に固定されたシュー4と
、このシュー4の内側に抱持され、かつ溝3の長手方向
の一部を覆って移送路を形成するセグメント5およびダ
イ6と、このダイ6に当接するようにシュー4に固定さ
れた溝3に嵌合摺動するアバツトメント1とによって構
成され、ホイール1を矢印a方向に回転すると共に溝3
に素材原料8を供給すると、原料金属はアバツトメント
7に当るまで前進移動され、順次供給される後続原料に
より溝3内の原料金属に高圧力が生ずる。
このため可塑状態と化した先端部の原料金属は、ダイ6
より連続的に押出され、成形された金属が連続的に製造
されるようになっておりその装置自体は従来公知に属す
。
より連続的に押出され、成形された金属が連続的に製造
されるようになっておりその装置自体は従来公知に属す
。
しかし、このような装置において問題となるのは製品9
が原料金属の圧力差によって、第2図の破線で示すよう
な曲った製品9′が押出されることである。
が原料金属の圧力差によって、第2図の破線で示すよう
な曲った製品9′が押出されることである。
すなわち原料金属はホイール1の溝3内の周方向各点に
おいて圧力差があり、圧力は素材原料8が可塑状態とな
って、矢印a方向に移行するにつれて徐々に高くなり、
アバツトメント7直前にて最も高くなる。
おいて圧力差があり、圧力は素材原料8が可塑状態とな
って、矢印a方向に移行するにつれて徐々に高くなり、
アバツトメント7直前にて最も高くなる。
従ってダイ穴の開口部周方向の二点P1及びP2には圧
力差が存在し、またアバツトメント7に当って反転逆流
してきた高圧の原料金属はP2側付近を通って押し出さ
れることとなり、圧力差及び流速差は可なすなものとな
って、製品9′のごとく高圧の原料金属がそれよりも低
い圧力の原料金属に力において勝り、曲がりを生じさせ
、後処理工程を必要としていた。
力差が存在し、またアバツトメント7に当って反転逆流
してきた高圧の原料金属はP2側付近を通って押し出さ
れることとなり、圧力差及び流速差は可なすなものとな
って、製品9′のごとく高圧の原料金属がそれよりも低
い圧力の原料金属に力において勝り、曲がりを生じさせ
、後処理工程を必要としていた。
この曲がりを解消するためにダイを2段として製品成形
用の第2ダイ直前の第1ダイにレリーフ室を設け、該レ
リーフ室内にて原料金属の圧力差をなくせしめることが
考えられるが、原料金属の圧力差が大きい場合は、レリ
ーフ室の長さを長くして通過する原料金属の圧力を均一
化することが必要となり、そのために装置が大柄となる
という問題が生じる。
用の第2ダイ直前の第1ダイにレリーフ室を設け、該レ
リーフ室内にて原料金属の圧力差をなくせしめることが
考えられるが、原料金属の圧力差が大きい場合は、レリ
ーフ室の長さを長くして通過する原料金属の圧力を均一
化することが必要となり、そのために装置が大柄となる
という問題が生じる。
この考案は、以上のような問題点を解消するためになさ
れたもので、任意形状の製品を円滑に押出すことが可能
で、更に大柄とならない金属押出装置を提供することに
あり、その要旨は従来のアバツトメント7をホルダとし
てこれに補助アバツトメントを設けると共に、ダイを2
段構成として第1段ダイにレリーフ室を設けたことに特
徴がある。
れたもので、任意形状の製品を円滑に押出すことが可能
で、更に大柄とならない金属押出装置を提供することに
あり、その要旨は従来のアバツトメント7をホルダとし
てこれに補助アバツトメントを設けると共に、ダイを2
段構成として第1段ダイにレリーフ室を設けたことに特
徴がある。
すなわち第3図に示すように従来のアバツトメント7を
ホルダとして、これとダイとの間に溝3に嵌合摺動する
補助アバツトメント10を設ける。
ホルダとして、これとダイとの間に溝3に嵌合摺動する
補助アバツトメント10を設ける。
補助アバツトメント10を設けることによってダイ穴1
1′から原料金属が突き当るまでの長さl′は、従来の
アバツトメント7までの長さlよりも充分小さくなる。
1′から原料金属が突き当るまでの長さl′は、従来の
アバツトメント7までの長さlよりも充分小さくなる。
これによって溝3内を通って補助アバツトメント10に
突き当った原料金属はダイ穴11′にまで至った原料金
属との圧力差は余り生ぜず、この原料金属が反転逆流し
てダイ穴1rを通過しても、レリーフ室11“内の原料
金属の圧力差は従来の装置における圧力差はど大きくは
ない また補助アバツトメント10の存在によって高圧の原料
金属を円滑にレリーフ室11“内に送り込むこととなっ
て、レリーフ室11“内の原料金属の流速差及び圧力差
は小さいものとなる。
突き当った原料金属はダイ穴11′にまで至った原料金
属との圧力差は余り生ぜず、この原料金属が反転逆流し
てダイ穴1rを通過しても、レリーフ室11“内の原料
金属の圧力差は従来の装置における圧力差はど大きくは
ない また補助アバツトメント10の存在によって高圧の原料
金属を円滑にレリーフ室11“内に送り込むこととなっ
て、レリーフ室11“内の原料金属の流速差及び圧力差
は小さいものとなる。
尚、ダイ穴11′から原料金属の突き当り面までの長さ
を短くするだけであるなら、アバツトメント7をダイ穴
12′に従来より近接させて設けることが考えられるが
、ダイホルダ13に第1ダイ11及び第2ダイ12を設
けるスペースを確保する必要があり、この考案では補助
アバツトメント10によって長さを短くするようにした
ものである。
を短くするだけであるなら、アバツトメント7をダイ穴
12′に従来より近接させて設けることが考えられるが
、ダイホルダ13に第1ダイ11及び第2ダイ12を設
けるスペースを確保する必要があり、この考案では補助
アバツトメント10によって長さを短くするようにした
ものである。
この補助アバツトメント10に隣接して任意形状のダイ
穴11′とこれから押出される原料を貯溜するレリーフ
室11“を備えた第1段ダイ11を下段に配し、このダ
イ11と重ね形に製品の形状を決定するダイ穴12′を
もつ第2段ダイ12を上段に配し、これらのダイ11,
12をシュー4に抱持されたダイホルダ13に嵌着した
ものである。
穴11′とこれから押出される原料を貯溜するレリーフ
室11“を備えた第1段ダイ11を下段に配し、このダ
イ11と重ね形に製品の形状を決定するダイ穴12′を
もつ第2段ダイ12を上段に配し、これらのダイ11,
12をシュー4に抱持されたダイホルダ13に嵌着した
ものである。
下段に配した第1段ダイ11のダイ穴11′は最終製品
と類似の形状でも、あるいは製品形状と全く異なった形
状のものであっても差支えない。
と類似の形状でも、あるいは製品形状と全く異なった形
状のものであっても差支えない。
(図はダイ穴11′を円形状に、又ダイ穴12′を矩形
状に形成した場合を示す)又製品形状を決定するダイ穴
12′は、一般にはダイ穴11′の断面積よりも小さく
つくられるが、形状の相違によってはダイ穴11′の断
面積よりも大きくても押出可能である。
状に形成した場合を示す)又製品形状を決定するダイ穴
12′は、一般にはダイ穴11′の断面積よりも小さく
つくられるが、形状の相違によってはダイ穴11′の断
面積よりも大きくても押出可能である。
本考案は以上の構成からなるので、ホイール1を矢印a
方向に回転すると共に、溝3に素材原料8を供給するこ
とにより、素材原料8は補助アバツトメント10に当る
まで前進移動する。
方向に回転すると共に、溝3に素材原料8を供給するこ
とにより、素材原料8は補助アバツトメント10に当る
まで前進移動する。
さらにホイール1の回転を続行すると、連続的に供給さ
れる後続の素材原料は、溝3の底面および側面との摩擦
により、奥へ奥へと押込まれようとし、高圧が発生する
。
れる後続の素材原料は、溝3の底面および側面との摩擦
により、奥へ奥へと押込まれようとし、高圧が発生する
。
この圧力により原料金属は可塑状態となり、第1段ダイ
11から押出され、レリーフ室11“に進入する。
11から押出され、レリーフ室11“に進入する。
既述したようにレリーフ室11“に侵入する前に、補助
アバツトメント10によって原料金属の圧力差及び流速
差は抑制されているので、レリーフ室11“に進入した
原料金属は従来の押出装置においてダイ穴を通過する原
料金属はどの圧力差及び流速差はない。
アバツトメント10によって原料金属の圧力差及び流速
差は抑制されているので、レリーフ室11“に進入した
原料金属は従来の押出装置においてダイ穴を通過する原
料金属はどの圧力差及び流速差はない。
レリーフ室11“に進入した原料金属はレリーフ室11
“内を通過するうちに流速差及び圧力差が更に均一化さ
れて順次連続的に進入する原料金属により第2段ダイ1
2から所定形状の製品金属9が連続的に押出される。
“内を通過するうちに流速差及び圧力差が更に均一化さ
れて順次連続的に進入する原料金属により第2段ダイ1
2から所定形状の製品金属9が連続的に押出される。
以上の通りこの考案によれば、ダイに近接して着脱可能
な補助アバツトメントと、レリーフ室を有する二段構成
のダイを設けたため可塑化した原料金属の流速差及び圧
力差は均一化されて第2ダイから押出されるため、従来
装置のように押出製品に曲りを発生させることはない。
な補助アバツトメントと、レリーフ室を有する二段構成
のダイを設けたため可塑化した原料金属の流速差及び圧
力差は均一化されて第2ダイから押出されるため、従来
装置のように押出製品に曲りを発生させることはない。
補助アバツトメントを設けることによってレリーフ室に
進入する以前に原料金属の流速差及び圧力差は大巾に抑
制されているためレリーフ室の長さを大きくせずとも、
第2ダイに至るまでに、流速差及び圧力差は解消される
。
進入する以前に原料金属の流速差及び圧力差は大巾に抑
制されているためレリーフ室の長さを大きくせずとも、
第2ダイに至るまでに、流速差及び圧力差は解消される
。
従って装置自体を大柄化する必要がない。
又補助アバツトメントが破損した場合はこれだけを取替
えることにより、従来のように大きなアバツトメントを
取替える必要もなく極めて経済的である。
えることにより、従来のように大きなアバツトメントを
取替える必要もなく極めて経済的である。
さらに本考案では第2段ダイのみを取換えることにより
所望の任意形状製品を得ることが可能であり、又第2段
ダイにはレリーフ室により原料金属の圧力が正常な状態
で作用するものであるからダイの損傷や摩耗を低減する
ことができる等の効果がある。
所望の任意形状製品を得ることが可能であり、又第2段
ダイにはレリーフ室により原料金属の圧力が正常な状態
で作用するものであるからダイの損傷や摩耗を低減する
ことができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の金属押出装置の正面断面図、
第3図は本考案による金属押出装置の正面断面図である
。 1・・・ホイール、3・・・溝、4・・・シュー、5・
・・セグメント、6・・・アバツトメント、7・・・ダ
イ、9・・・製品、10・・・補助アバツトメント、1
1・・・第1段ダイ、11″・・・レリーフ室、12・
・・第2段ダイ、13・・・ダイホルダ。
第3図は本考案による金属押出装置の正面断面図である
。 1・・・ホイール、3・・・溝、4・・・シュー、5・
・・セグメント、6・・・アバツトメント、7・・・ダ
イ、9・・・製品、10・・・補助アバツトメント、1
1・・・第1段ダイ、11″・・・レリーフ室、12・
・・第2段ダイ、13・・・ダイホルダ。
Claims (1)
- アバツトメントをホルダとしてダイ穴に近接する補助ア
バツトメントを設けると共に、任意形状のダイ穴と、該
ダイ穴から押出される原料金属の圧力をバランスさせる
レリーフ室とを備えた第1段グイと、該第1段ダイ上に
重ね形に、製品の形状を決定するダイ穴をもつ第2段ダ
イを設けたことを特徴とする回転式連続金属押出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12740278U JPS592888Y2 (ja) | 1978-09-16 | 1978-09-16 | 回転式連続金属押出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12740278U JPS592888Y2 (ja) | 1978-09-16 | 1978-09-16 | 回転式連続金属押出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5543681U JPS5543681U (ja) | 1980-03-21 |
JPS592888Y2 true JPS592888Y2 (ja) | 1984-01-26 |
Family
ID=29090132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12740278U Expired JPS592888Y2 (ja) | 1978-09-16 | 1978-09-16 | 回転式連続金属押出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS592888Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4362485A (en) * | 1980-06-10 | 1982-12-07 | United Kingdom Atomic Energy Authority | Apparatus for continuous extrusion |
-
1978
- 1978-09-16 JP JP12740278U patent/JPS592888Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5543681U (ja) | 1980-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS592888Y2 (ja) | 回転式連続金属押出装置 | |
JPS58184012A (ja) | 曲がり形材の製造方法 | |
US3446884A (en) | Extrusion process and apparatus for producing a thermoplastic pipe having a glossy surface | |
JPS59223113A (ja) | 回転ホイ−ル式金属連続押出機 | |
US819150A (en) | Die for making ornamented plastic articles. | |
US3777544A (en) | Tool outfit for extruding hollow shapes | |
JPS6037781B2 (ja) | 押出成形用ダイ | |
JPS5933444B2 (ja) | フイン付型材の押出用ダイス | |
JPS5842110Y2 (ja) | 押出成型用ダイス | |
JP2002178096A (ja) | 後方押出成形法による金属材製角型缶の製造方法 | |
CN221133613U (zh) | 一种高精度挤出模头 | |
CN211843118U (zh) | 一种螺蓝式聚烯烃管材模具 | |
IL30321A (en) | Process and apparatus for the continuous manufacture of shapes from thermoplastic substances,and the articles thus obtained | |
JPH1190526A (ja) | アルミニウム合金押出型構造 | |
JPS6057928B2 (ja) | 金属複合材の製造装置 | |
JPS62282722A (ja) | 三次元形状変化を有する押出材の製造方法 | |
CN108673807A (zh) | 一种一次成型喇叭网的生产装置及其生产方法 | |
CN210450346U (zh) | 一种挤压实芯棒材的模具结构 | |
CN210208131U (zh) | 一种厚壁圆管的模具结构 | |
JPS60159029A (ja) | 合成樹脂成形用押出ダイ装置 | |
JPS5812728A (ja) | 異形パイプの成形方法 | |
SU795697A1 (ru) | Способ получени полых изделий | |
JPS5932405Y2 (ja) | 回転ホイ−ル式連続金属押出装置 | |
CN206701963U (zh) | 一种铝管挤压模具 | |
JPS6176320A (ja) | 水硬性無機質押出成形品の製造方法 |