JPS5927671B2 - 樹脂被覆砂の製造方法 - Google Patents
樹脂被覆砂の製造方法Info
- Publication number
- JPS5927671B2 JPS5927671B2 JP54133573A JP13357379A JPS5927671B2 JP S5927671 B2 JPS5927671 B2 JP S5927671B2 JP 54133573 A JP54133573 A JP 54133573A JP 13357379 A JP13357379 A JP 13357379A JP S5927671 B2 JPS5927671 B2 JP S5927671B2
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- JP
- Japan
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- resin
- unsaturated polyester
- sand
- uncured
- unsaturated
- Prior art date
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- Expired
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- Mold Materials And Core Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は樹脂被覆砂の製造方法に関するものである。
鋳物用の鋳型又は中子を形成する際、樹脂被覆砂が用い
られており、この樹脂被覆砂のバインダーとして従来フ
ェノール樹脂が使用されてきた。
られており、この樹脂被覆砂のバインダーとして従来フ
ェノール樹脂が使用されてきた。
然しフェノール樹脂をバインダーとして用いる場合には
硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを使用するため
焼成時にアンモニア臭が発生すること、およびアルミニ
ウム、銅合金等の鋳造温度が低い金属の鋳造でフェノー
ル樹脂被覆砂を鋳型及び中子として用いた場合、鋳込後
崩壊性が悪い等の欠点がある。この欠点を解決するため
先に不飽和ポリエステルに架橋剤としてジアリルフタレ
ートモノマーを添加して成る鋳物砂粒結合用樹脂組成物
を提案した。この樹脂組成物は、焼成時不快臭、有害な
ガスの発生がないこと、さらには不飽和ポリエステルが
、エステル結合を含むための鋳造後の崩壊性が良い等極
めて優れた鋳物砂用バインダーである。かかるバインダ
ーに用いる不飽和ポリエステルは型あるいは中子に成形
した時に充分強度を高めるため、シランカップリング剤
、不飽和ポリエステルの重合用触媒、液体架橋剤を添加
して用いる。これらの添加物のうち触媒は、添加後に加
熱すると不飽和ポリエステルを重合させるという性質が
あり、不飽和ポリエステルに一旦添加した後は、型、中
子等の成型特進は加熱できなくなる性質がある。又、シ
ランカップリング剤は不飽和ポリエステルの軟化点以上
の高温においては蒸発量が激しいという性質がある。さ
らにこれらシランカップリング剤と重合用触媒とは不飽
和ポリエステルに対して加える量は少ないのでこれらを
均一に不飽和ポリエステルに混合することは困難であつ
た。バインダーを砂に被覆するには一般にホットメルト
法すなわち砂をあらかじめバインダーの軟化点以上の温
度に加温しておいてからバインダーを加えて撹拌する方
法が用いられることも前述の困難さを一層増していた。
すなわち、あらかじめ不飽和ポリエステルにこれら添加
物を添加して不飽和ポリエステル組成物を作成しておく
と、これら不飽和ポリエステル組成物を砂に被覆する際
ホツトメルト法を用いると、この時点で加熱されてしま
うので触媒が働き不飽和ポリエステルの重合が行われて
しまうため、型、中子等の成形時には既に重合がほとん
ど行われず型、中子等の強度が不足する。
硬化剤としてヘキサメチレンテトラミンを使用するため
焼成時にアンモニア臭が発生すること、およびアルミニ
ウム、銅合金等の鋳造温度が低い金属の鋳造でフェノー
ル樹脂被覆砂を鋳型及び中子として用いた場合、鋳込後
崩壊性が悪い等の欠点がある。この欠点を解決するため
先に不飽和ポリエステルに架橋剤としてジアリルフタレ
ートモノマーを添加して成る鋳物砂粒結合用樹脂組成物
を提案した。この樹脂組成物は、焼成時不快臭、有害な
ガスの発生がないこと、さらには不飽和ポリエステルが
、エステル結合を含むための鋳造後の崩壊性が良い等極
めて優れた鋳物砂用バインダーである。かかるバインダ
ーに用いる不飽和ポリエステルは型あるいは中子に成形
した時に充分強度を高めるため、シランカップリング剤
、不飽和ポリエステルの重合用触媒、液体架橋剤を添加
して用いる。これらの添加物のうち触媒は、添加後に加
熱すると不飽和ポリエステルを重合させるという性質が
あり、不飽和ポリエステルに一旦添加した後は、型、中
子等の成型特進は加熱できなくなる性質がある。又、シ
ランカップリング剤は不飽和ポリエステルの軟化点以上
の高温においては蒸発量が激しいという性質がある。さ
らにこれらシランカップリング剤と重合用触媒とは不飽
和ポリエステルに対して加える量は少ないのでこれらを
均一に不飽和ポリエステルに混合することは困難であつ
た。バインダーを砂に被覆するには一般にホットメルト
法すなわち砂をあらかじめバインダーの軟化点以上の温
度に加温しておいてからバインダーを加えて撹拌する方
法が用いられることも前述の困難さを一層増していた。
すなわち、あらかじめ不飽和ポリエステルにこれら添加
物を添加して不飽和ポリエステル組成物を作成しておく
と、これら不飽和ポリエステル組成物を砂に被覆する際
ホツトメルト法を用いると、この時点で加熱されてしま
うので触媒が働き不飽和ポリエステルの重合が行われて
しまうため、型、中子等の成形時には既に重合がほとん
ど行われず型、中子等の強度が不足する。
シランカツプリング剤、触媒等を加温した砂に先に添加
してから不飽和ポリエステルを加えて撹拌するようにす
ると、シランカツプリング剤と触媒を添加することによ
り砂温度を下げるため、不飽和ポリエステルを加えるに
は温度が低すぎてしまう。又、逆にシランカツプリング
剤等を添加する時点での砂温度を高くして、不飽和ポリ
エステル被覆時の温度を適正にすることも考えられるが
、シランカツプリング剤添加後不飽和ポリエステル添加
迄の間に蒸発し、異臭を発生すると共にシランカツプリ
ング剤の量も減少してしまう不具合がある。
してから不飽和ポリエステルを加えて撹拌するようにす
ると、シランカツプリング剤と触媒を添加することによ
り砂温度を下げるため、不飽和ポリエステルを加えるに
は温度が低すぎてしまう。又、逆にシランカツプリング
剤等を添加する時点での砂温度を高くして、不飽和ポリ
エステル被覆時の温度を適正にすることも考えられるが
、シランカツプリング剤添加後不飽和ポリエステル添加
迄の間に蒸発し、異臭を発生すると共にシランカツプリ
ング剤の量も減少してしまう不具合がある。
又これ等の不飽和ポリエステル及びその他の添加剤すべ
てを溶剤に溶解させて鋳物砂とこの溶液を混練し、溶剤
を揮発させて被覆砂を製造する方法もあるが、不飽和ポ
リエステル、特に結晶性ポリエステルは通常の溶剤には
不溶性あるいは難溶性であること及び溶剤の揮発による
環境悪化等の問題がある。本発明者らは、このような不
飽和ポリエステル樹脂組成物をバインダーとして使用す
る場合の従来の欠点を改善した樹脂被覆砂の製造方法に
つき種々研究の結果、後述の特定の不飽和ポリエステル
樹脂未硬化物を出発物質として砂粒に被覆し、シランカ
ツプリング剤、触媒および架橋剤を別途に混練時添加す
ることにより優れた樹脂被覆砂の製造方法が得られるこ
とを見出し本発明を達成するに至つた。
てを溶剤に溶解させて鋳物砂とこの溶液を混練し、溶剤
を揮発させて被覆砂を製造する方法もあるが、不飽和ポ
リエステル、特に結晶性ポリエステルは通常の溶剤には
不溶性あるいは難溶性であること及び溶剤の揮発による
環境悪化等の問題がある。本発明者らは、このような不
飽和ポリエステル樹脂組成物をバインダーとして使用す
る場合の従来の欠点を改善した樹脂被覆砂の製造方法に
つき種々研究の結果、後述の特定の不飽和ポリエステル
樹脂未硬化物を出発物質として砂粒に被覆し、シランカ
ツプリング剤、触媒および架橋剤を別途に混練時添加す
ることにより優れた樹脂被覆砂の製造方法が得られるこ
とを見出し本発明を達成するに至つた。
従つて本発明の樹脂被覆砂の製造方法は、常温において
固体であり、粘着性がなくかつ軟化点以上で500ポイ
ズ以下の粘性を示す不飽和ポリエステル単独または該ポ
リエステルにこれと共重合可能な液体架橋剤を配合して
成る不飽和ポリエステル未硬化物をホツトメルト法によ
り鋳物砂砂粒に被覆している過程で前記未硬化物が溶融
状態になつた後、シランカツプリング剤と重合用触媒と
を各々単独でまたは一緒に液体架橋剤に溶解した溶液を
添加し、撹拌し、砂粒を樹脂被覆することを特徴とする
。
固体であり、粘着性がなくかつ軟化点以上で500ポイ
ズ以下の粘性を示す不飽和ポリエステル単独または該ポ
リエステルにこれと共重合可能な液体架橋剤を配合して
成る不飽和ポリエステル未硬化物をホツトメルト法によ
り鋳物砂砂粒に被覆している過程で前記未硬化物が溶融
状態になつた後、シランカツプリング剤と重合用触媒と
を各々単独でまたは一緒に液体架橋剤に溶解した溶液を
添加し、撹拌し、砂粒を樹脂被覆することを特徴とする
。
シランカツプリング剤の量は前記ポリエステル未硬化物
100重量部に対して0.1〜5重量部、重合用触媒の
量は前記ポリエステル未硬化物100重量部に対して0
.1〜5重量部、液体架橋剤の量は前記ポリエステル未
硬化物100重量部に対して総量で5〜50重量部であ
る。尚、ここで総量という意味は、前記ポリエステル未
硬化物にすでに液体架橋剤が添加されている場合にはそ
の液体架橋剤との合計量という意味である。前記本発明
の方法において、鋳物砂砂粒を樹脂被覆する工程は、通
常ミキサー内で行うもので、砂粒が樹脂で被覆された後
、砂温が軟化点以下に下がるまで十分均一に混合するど
砂粒被覆樹脂が固化し、砂粒が互いに分離するので、こ
の点でミキサー内より排砂すると目的とする樹脂被覆砂
が得られる。本発明をさらに詳細に以下に説明する。
100重量部に対して0.1〜5重量部、重合用触媒の
量は前記ポリエステル未硬化物100重量部に対して0
.1〜5重量部、液体架橋剤の量は前記ポリエステル未
硬化物100重量部に対して総量で5〜50重量部であ
る。尚、ここで総量という意味は、前記ポリエステル未
硬化物にすでに液体架橋剤が添加されている場合にはそ
の液体架橋剤との合計量という意味である。前記本発明
の方法において、鋳物砂砂粒を樹脂被覆する工程は、通
常ミキサー内で行うもので、砂粒が樹脂で被覆された後
、砂温が軟化点以下に下がるまで十分均一に混合するど
砂粒被覆樹脂が固化し、砂粒が互いに分離するので、こ
の点でミキサー内より排砂すると目的とする樹脂被覆砂
が得られる。本発明をさらに詳細に以下に説明する。
本発明において、常温で固体であり、粘性がなくかつ軟
化点以上、特に軟化点60℃以上、好ましくは80℃以
上で粘度が500ポイズ以下となり、ホツトメルト法に
より、被覆砂作製が可能な不飽和ポリエステル未硬化物
としては、結晶性不飽和ポリエステルが挙げられる。
化点以上、特に軟化点60℃以上、好ましくは80℃以
上で粘度が500ポイズ以下となり、ホツトメルト法に
より、被覆砂作製が可能な不飽和ポリエステル未硬化物
としては、結晶性不飽和ポリエステルが挙げられる。
該結晶性不飽和ポリエステルの原料としては、α,β不
飽和二塩基酸として、例えば無水マレイン酸,シトラコ
ン酸,フマル酸,メサコン酸及びそれらの置換体などが
あげられ、これらはいずれも常温で固体で結晶性を有す
るものである。またこれ等の中で不飽和ポリエステルの
結晶度を高めるためには、フマル酸、メサコン酸等立体
的に対称性を示すものが特に好ましい。飽和二塩基酸類
としては、例えばテレフタル酸,ジメチルテレフタレー
ト,アジピン酸,セバシン酸,アゼライン酸,イソフタ
ル酸,エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸,テト
ラヒドロ無水フタル酸,ヘキサヒドロ無水フタル酸,ア
ントラセン無水マレイン酸及びそれらの付加物、置換体
などが挙げられる。これらの中で不飽和ポリエステルの
結晶化を高めるためには、テレフタル酸,ジメチルテレ
フタレート,アジピン酸等立体的に対称性を示すものが
特に好ましい。グリコール類としては、エチレングリコ
ール,1,4−ブタンジオール,ジエチレングリコール
,トリエチレングリコール,ヘキサンジオール−1.6
,ネオペンチルグリコール,水素化ビスフエノールA,
メタキシレングリコールおよびそれらの置換体などが挙
げられる。これらはいずれも常温で固体かつ結晶性を有
するものであるか、あるいは立体的に対称性を示すもの
である。これらの群のうちα,β不飽和二塩基酸のうち
から、少なくとも1種および必要に応じてα,β−不飽
和二塩基酸の一部を飽和二塩基酸で置き換える場合には
、少なくとも飽和二塩基酸の一種を選んで酸成分とし、
一方グリコール群から少なくとも1種を選んで公知の方
法によりポリエステル化して、融点以上に加熱し、冷却
速度,結晶核添加等により結晶化度を調整し、平均分子
量が1000〜2000で常温にて粘結性がない固体を
得るこ吉が可能である。
飽和二塩基酸として、例えば無水マレイン酸,シトラコ
ン酸,フマル酸,メサコン酸及びそれらの置換体などが
あげられ、これらはいずれも常温で固体で結晶性を有す
るものである。またこれ等の中で不飽和ポリエステルの
結晶度を高めるためには、フマル酸、メサコン酸等立体
的に対称性を示すものが特に好ましい。飽和二塩基酸類
としては、例えばテレフタル酸,ジメチルテレフタレー
ト,アジピン酸,セバシン酸,アゼライン酸,イソフタ
ル酸,エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸,テト
ラヒドロ無水フタル酸,ヘキサヒドロ無水フタル酸,ア
ントラセン無水マレイン酸及びそれらの付加物、置換体
などが挙げられる。これらの中で不飽和ポリエステルの
結晶化を高めるためには、テレフタル酸,ジメチルテレ
フタレート,アジピン酸等立体的に対称性を示すものが
特に好ましい。グリコール類としては、エチレングリコ
ール,1,4−ブタンジオール,ジエチレングリコール
,トリエチレングリコール,ヘキサンジオール−1.6
,ネオペンチルグリコール,水素化ビスフエノールA,
メタキシレングリコールおよびそれらの置換体などが挙
げられる。これらはいずれも常温で固体かつ結晶性を有
するものであるか、あるいは立体的に対称性を示すもの
である。これらの群のうちα,β不飽和二塩基酸のうち
から、少なくとも1種および必要に応じてα,β−不飽
和二塩基酸の一部を飽和二塩基酸で置き換える場合には
、少なくとも飽和二塩基酸の一種を選んで酸成分とし、
一方グリコール群から少なくとも1種を選んで公知の方
法によりポリエステル化して、融点以上に加熱し、冷却
速度,結晶核添加等により結晶化度を調整し、平均分子
量が1000〜2000で常温にて粘結性がない固体を
得るこ吉が可能である。
このようにして得られた不飽和ポリエステルに対して、
さらに架橋剤の不飽和モノマー及び不飽和プレポリマ一
を単独で、あるいは両者を配合した樹脂未硬化物として
常温に軟化温度範囲上限から30℃以上の温度範囲にお
いて、500ポイズ以下とすることが可能である。
さらに架橋剤の不飽和モノマー及び不飽和プレポリマ一
を単独で、あるいは両者を配合した樹脂未硬化物として
常温に軟化温度範囲上限から30℃以上の温度範囲にお
いて、500ポイズ以下とすることが可能である。
ここで「粘着性のない固体」とは最大寸法4mm以下の
小塊にすることが可能であり、さらにこれらの小塊が互
いにくつついて大きな塊とならないもので、4メツシユ
の標準ふるいでこの小塊状のもの1009が徳寿製作所
製ロータツプ試験機で10秒以内に全量パスするものを
言う。
小塊にすることが可能であり、さらにこれらの小塊が互
いにくつついて大きな塊とならないもので、4メツシユ
の標準ふるいでこの小塊状のもの1009が徳寿製作所
製ロータツプ試験機で10秒以内に全量パスするものを
言う。
以上結晶性不飽和ポリエステルについて説明したが、本
発明における「常温において固体で、粘着性がなくかつ
軟化点以上500ポイズ以下の粘度を示す不飽和ポリエ
ステル未硬化物」については、不飽和ポリエステルは結
晶性不飽和ポリエステルのみに限定されるものではない
。
発明における「常温において固体で、粘着性がなくかつ
軟化点以上500ポイズ以下の粘度を示す不飽和ポリエ
ステル未硬化物」については、不飽和ポリエステルは結
晶性不飽和ポリエステルのみに限定されるものではない
。
本発明において使用にする該不飽和ポリエステル未硬化
物用の液体架橋剤としては、硬化時の反応性がよく、耐
熱強度が高く、揮発性の低いものが好ましく、例えばク
ロロメチレンジアリルフタレート,トリアリルシアヌレ
ート,ジアリルベンゼンスルホネート等が挙げられる。
物用の液体架橋剤としては、硬化時の反応性がよく、耐
熱強度が高く、揮発性の低いものが好ましく、例えばク
ロロメチレンジアリルフタレート,トリアリルシアヌレ
ート,ジアリルベンゼンスルホネート等が挙げられる。
この液体架橋剤については、樹脂未硬化物中に5〜10
重量部で予め加えておいてもよい。後で別途添加する液
体架橋剤量としては該不飽和ポリエステル未硬化物10
0重量部に対して5重量部以上であることが必要で架橋
剤総量、としても50重量部をこえないものとする。こ
の場合別途添加する液体架橋剤量が5重量部より少いと
添加溶液量が少ないため触媒、シランカツプリング剤が
被覆樹脂中に均一分散せず、焼成強度が低下し、一方5
0重量部をこえると結晶性樹脂被覆砂表面からしみ出し
がおこり、砂詰りが悪化して焼成強度が低下する。本発
明における前記不飽和ポリエステル未硬化物の重合用触
媒としては、ベンゾイルパーオキサイド,ラウロイルパ
ーオキサイド,ジターシヤリーブチルパーオキシアジペ
ート,ジクミルパーオキサイド,ターシヤリーブチルパ
ーオキシベンゾエート,メチルエチルケトンパーオキサ
イド,キユメンハイドロパーオキサイド等有機過酸化物
が挙げられる。これ等の重合用触媒は、1種または2種
以上を併用してもよく、実際使用する場合には後添加溶
液中に加えて用いる必要がある。すなわち、樹脂未硬化
物中にあらかじめ重合用触媒を加える方法は、溶融撹拌
途中で重合硬化が進行し、特に大量生産する場合は冷却
が遅く、製造時に硬化が完了してしまう可能性があり好
ましくない。触媒の添加量は、不飽和ポリエステル未硬
化物(不飽和モノマー,不飽和プレポリマ一等の架橋剤
を添加する場合その分を含む)100重量部に対して0
.1〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部であり、
0.1重量部より少いと硬化せず、5重量部より多く添
加しても効果に変りなく、コスト上好ましくない。次に
本発明で用いるシランカツプリング剤は次の一般式(式
中のYは有機官能部分を表わし、Xl,X2およびX3
はアルコキシル基,アセトキシ基,アルココキシエトキ
シ基およびハロゲン原子からなる群から選ばれた加水分
解性の基、Rはアルキル基を示す)で表わされ、例えば
等が含まれる。
重量部で予め加えておいてもよい。後で別途添加する液
体架橋剤量としては該不飽和ポリエステル未硬化物10
0重量部に対して5重量部以上であることが必要で架橋
剤総量、としても50重量部をこえないものとする。こ
の場合別途添加する液体架橋剤量が5重量部より少いと
添加溶液量が少ないため触媒、シランカツプリング剤が
被覆樹脂中に均一分散せず、焼成強度が低下し、一方5
0重量部をこえると結晶性樹脂被覆砂表面からしみ出し
がおこり、砂詰りが悪化して焼成強度が低下する。本発
明における前記不飽和ポリエステル未硬化物の重合用触
媒としては、ベンゾイルパーオキサイド,ラウロイルパ
ーオキサイド,ジターシヤリーブチルパーオキシアジペ
ート,ジクミルパーオキサイド,ターシヤリーブチルパ
ーオキシベンゾエート,メチルエチルケトンパーオキサ
イド,キユメンハイドロパーオキサイド等有機過酸化物
が挙げられる。これ等の重合用触媒は、1種または2種
以上を併用してもよく、実際使用する場合には後添加溶
液中に加えて用いる必要がある。すなわち、樹脂未硬化
物中にあらかじめ重合用触媒を加える方法は、溶融撹拌
途中で重合硬化が進行し、特に大量生産する場合は冷却
が遅く、製造時に硬化が完了してしまう可能性があり好
ましくない。触媒の添加量は、不飽和ポリエステル未硬
化物(不飽和モノマー,不飽和プレポリマ一等の架橋剤
を添加する場合その分を含む)100重量部に対して0
.1〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部であり、
0.1重量部より少いと硬化せず、5重量部より多く添
加しても効果に変りなく、コスト上好ましくない。次に
本発明で用いるシランカツプリング剤は次の一般式(式
中のYは有機官能部分を表わし、Xl,X2およびX3
はアルコキシル基,アセトキシ基,アルココキシエトキ
シ基およびハロゲン原子からなる群から選ばれた加水分
解性の基、Rはアルキル基を示す)で表わされ、例えば
等が含まれる。
シランカツプリング剤の添加量は、不飽和ポリエステル
未硬化物(不飽和モノマー,不飽和プレポリマ一等の架
橋剤を添加する場合にはその分を含む)100重量部に
対して0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部
とする。触媒の添加量が0.1重量部より少いと、触媒
を添加する効果がなく、一方3重量部より多く添加して
も効果がなく、コスト上好ましくない。本発明において
樹脂被覆砂は次の様にして製造することができる。
未硬化物(不飽和モノマー,不飽和プレポリマ一等の架
橋剤を添加する場合にはその分を含む)100重量部に
対して0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部
とする。触媒の添加量が0.1重量部より少いと、触媒
を添加する効果がなく、一方3重量部より多く添加して
も効果がなく、コスト上好ましくない。本発明において
樹脂被覆砂は次の様にして製造することができる。
先ず鋳物砂であるけい砂を加熱(例えば170℃)した
状態で、ミキサー中に投入し、次いで不飽和ポリエステ
ル樹脂未硬化物を投入する。
状態で、ミキサー中に投入し、次いで不飽和ポリエステ
ル樹脂未硬化物を投入する。
次いで不飽和ポリエステル樹脂未硬化物が溶融状態にな
つた場合に、触媒,シランカツプリング剤等の添加物を
液体架橋剤に溶解した溶液を添加撹拌し、さらに流動性
向上のためワツクス類、例えばステアリン酸カルシウム
等を加え、樹脂の軟化開始温度以下になるまで撹拌して
樹脂が固化することにより砂粒を分離して樹脂被覆砂を
作る。本発明を次の実施例および参考例により更に詳細
に説明する。
つた場合に、触媒,シランカツプリング剤等の添加物を
液体架橋剤に溶解した溶液を添加撹拌し、さらに流動性
向上のためワツクス類、例えばステアリン酸カルシウム
等を加え、樹脂の軟化開始温度以下になるまで撹拌して
樹脂が固化することにより砂粒を分離して樹脂被覆砂を
作る。本発明を次の実施例および参考例により更に詳細
に説明する。
実施例 1
フマル酸11269,無水フタル酸449,エチレング
リコール6179およびジエチレングリコール569を
21四つロフラスコに仕込み、常法によるエステル化縮
合反応により、酸価(AV)一25の不飽和ポリエステ
ルを得た。
リコール6179およびジエチレングリコール569を
21四つロフラスコに仕込み、常法によるエステル化縮
合反応により、酸価(AV)一25の不飽和ポリエステ
ルを得た。
この生成物を140℃まで冷却し、ハイドロキノン0.
339,ジアリルフタレートモノマー2479,超微粒
子無水珪酸(アエロジル200,日本アエロジル(株)
)社製、商品名)16.5gを加えて混合溶解して常温
まで冷却し、固体の結晶性不飽和ポリエステル未硬化物
1を得た。この未硬化物を130℃で粘度測定を行つた
結果、50ポイズであつた。該未硬化物を粉砕して16
メツシユ以下の粉末にした。次に撹拌中の混練機に18
0℃に加熱した日光けい砂4kgを投入し、続いて上記
結晶性不飽和ポリエステル未硬化物粉末を1209投入
し、該未硬化物を溶融させた。ただちにジクミルパーオ
キサイド4.29,シランカツプリング剤日本ユニカ一
KK製A−174(商品名)4.29をジアリルフタレ
ートモノマー309に溶解した溶液を添加し、約3分間
撹拌を続け、砂プロツクがほぐれた時点で、ステアリン
酸カルシウム4.29を投入し、30秒後に混練機より
排砂し、樹脂被覆砂1を得た。実施例 2 撹拌中の混練機に180℃に加熱した日光けい砂5号4
k9を投入し、続いて実施例1の結晶性不飽和ポリエス
テル未硬化物1の粉末を1209投入し、該未硬化物を
溶融させた。
339,ジアリルフタレートモノマー2479,超微粒
子無水珪酸(アエロジル200,日本アエロジル(株)
)社製、商品名)16.5gを加えて混合溶解して常温
まで冷却し、固体の結晶性不飽和ポリエステル未硬化物
1を得た。この未硬化物を130℃で粘度測定を行つた
結果、50ポイズであつた。該未硬化物を粉砕して16
メツシユ以下の粉末にした。次に撹拌中の混練機に18
0℃に加熱した日光けい砂4kgを投入し、続いて上記
結晶性不飽和ポリエステル未硬化物粉末を1209投入
し、該未硬化物を溶融させた。ただちにジクミルパーオ
キサイド4.29,シランカツプリング剤日本ユニカ一
KK製A−174(商品名)4.29をジアリルフタレ
ートモノマー309に溶解した溶液を添加し、約3分間
撹拌を続け、砂プロツクがほぐれた時点で、ステアリン
酸カルシウム4.29を投入し、30秒後に混練機より
排砂し、樹脂被覆砂1を得た。実施例 2 撹拌中の混練機に180℃に加熱した日光けい砂5号4
k9を投入し、続いて実施例1の結晶性不飽和ポリエス
テル未硬化物1の粉末を1209投入し、該未硬化物を
溶融させた。
ただちにジクミルパーオキサイド4.2f1とシランカ
ツプリング剤A−1744.29を、トリアリルシアヌ
レート309に溶解した溶液を添加し、約3分間撹拌を
続け、砂プロツクがほぐれた時点で、ステアリン酸カル
シウムを4.29投入し、30秒後に混練機より排砂し
、樹脂被覆砂2を得た。参考例 1 実施例1の結晶性不飽和ポリエステル未硬化物1120
9を120℃で溶解し、ジクミルパーオキサイド4.2
g,シランカツプリング剤A−1744.2g,ジアリ
ルフタレートモノマー309を添加撹拌し、冷却固化さ
せ、樹脂組成物を製造した後、16メツシユ以下の粉末
に粉砕した。
ツプリング剤A−1744.29を、トリアリルシアヌ
レート309に溶解した溶液を添加し、約3分間撹拌を
続け、砂プロツクがほぐれた時点で、ステアリン酸カル
シウムを4.29投入し、30秒後に混練機より排砂し
、樹脂被覆砂2を得た。参考例 1 実施例1の結晶性不飽和ポリエステル未硬化物1120
9を120℃で溶解し、ジクミルパーオキサイド4.2
g,シランカツプリング剤A−1744.2g,ジアリ
ルフタレートモノマー309を添加撹拌し、冷却固化さ
せ、樹脂組成物を製造した後、16メツシユ以下の粉末
に粉砕した。
次に撹拌中の混練機に180℃に加熱した日光けい砂5
号4k9を投入し、続いて上記樹脂組成物粉末を添加し
、約3分間撹拌を続け、砂プロツクがほぐれてきたらス
テアリン酸カルシウム4.2gを投入し、30秒後に混
練機より排砂し、樹脂被覆砂3を得た。実施例1,2及
び参考例1の樹脂被覆砂1,2及び3について、第1図
A,bに示す金型で230℃の温度で70秒間焼成成形
し、テストピースを作製した。
号4k9を投入し、続いて上記樹脂組成物粉末を添加し
、約3分間撹拌を続け、砂プロツクがほぐれてきたらス
テアリン酸カルシウム4.2gを投入し、30秒後に混
練機より排砂し、樹脂被覆砂3を得た。実施例1,2及
び参考例1の樹脂被覆砂1,2及び3について、第1図
A,bに示す金型で230℃の温度で70秒間焼成成形
し、テストピースを作製した。
金型Aは板状片Al,A2からなり両片Al,A2の衝
き合せ部にアレー型の空洞Bを形成する。大きさはくび
れた所で巾1インチであり、板状片Al,A2の厚さは
にインチである。テストピース作成に当つては空洞Bに
樹脂被覆砂を流込み、金型Aの両側とヒータCを当接さ
せて作成する。作成したテストピースを直ちにこの温度
で熱間引張強度を測定した。又これ等のテストピースを
常温まで冷却した後、常温引張強度を測定した。得た結
果を第1表に示す。第1表に示す結果から本発明方法に
よる樹脂被覆砂は、従来法による樹脂組成物にて被覆し
た被覆砂より高強度を示すことが明らかである。
き合せ部にアレー型の空洞Bを形成する。大きさはくび
れた所で巾1インチであり、板状片Al,A2の厚さは
にインチである。テストピース作成に当つては空洞Bに
樹脂被覆砂を流込み、金型Aの両側とヒータCを当接さ
せて作成する。作成したテストピースを直ちにこの温度
で熱間引張強度を測定した。又これ等のテストピースを
常温まで冷却した後、常温引張強度を測定した。得た結
果を第1表に示す。第1表に示す結果から本発明方法に
よる樹脂被覆砂は、従来法による樹脂組成物にて被覆し
た被覆砂より高強度を示すことが明らかである。
また実施例1の樹脂被覆砂を用いて第2図に示す自動車
用インテークマニホールドポートエアをブローインクシ
ェルマシンで、270℃、30秒間焼成成形して、中子
を製造し、アルミニウム製(AC2A)インテークマニ
ホールドを鋳造した。この結果鋳造欠陥の発生はなく、
砂も極く簡単な衝撃を与えるだけでポート中子は全量排
出された。実施例 3フマル酸11379,アジピン酸
299,エチレングリコール6529を21四つロフラ
スコに仕込み、常法によるエステル化縮合反応によりA
V−30の不飽和ポリエステル樹脂を得た。
用インテークマニホールドポートエアをブローインクシ
ェルマシンで、270℃、30秒間焼成成形して、中子
を製造し、アルミニウム製(AC2A)インテークマニ
ホールドを鋳造した。この結果鋳造欠陥の発生はなく、
砂も極く簡単な衝撃を与えるだけでポート中子は全量排
出された。実施例 3フマル酸11379,アジピン酸
299,エチレングリコール6529を21四つロフラ
スコに仕込み、常法によるエステル化縮合反応によりA
V−30の不飽和ポリエステル樹脂を得た。
これを145℃まで冷却し、パラベンゾキノン0.33
g,ジアリルフタレート2479,超微粒子無水珪酸(
アエロジル200)16.5gを加えて混合、溶解して
常温まで冷却し、結晶性不飽和ポリエステル未硬化2を
得た。この不飽和ポリエステルを Cl3O℃で粘度測
定を行つたところ80ポイズであつた。又軟化点は10
0℃であつた。この結晶性不飽和ポリエステル未硬化物
を用いて実施例1と同様にして、樹脂被覆砂4を得た。
g,ジアリルフタレート2479,超微粒子無水珪酸(
アエロジル200)16.5gを加えて混合、溶解して
常温まで冷却し、結晶性不飽和ポリエステル未硬化2を
得た。この不飽和ポリエステルを Cl3O℃で粘度測
定を行つたところ80ポイズであつた。又軟化点は10
0℃であつた。この結晶性不飽和ポリエステル未硬化物
を用いて実施例1と同様にして、樹脂被覆砂4を得た。
実施例 4 !フ
マル酸11269,無水フタル酸449,エチレングリ
コール617g,ジエチレングリコール5879,トリ
メチレングリコール809を21の四つロフラスコに仕
込み、常法によるエステル化縮合反応によりAV−23
、数平均分子量 Jl75Oの不飽和ポリエステル14
009を得た。これを145℃まで冷却し、ハイドロキ
ノン0.319,パラベンゾキノン0.169,ジアリ
ルフタレート1569,超微粒子無水珪酸(アエロジル
200)15.69,ステアリン酸亜鉛1.1gを加5
えて、混合溶解して、常温まで冷却し、結晶性不飽和ポ
リエステル未硬化物3を得た。この不飽和ポリエステル
を130℃で粘度測定を行つたところ105ポイズであ
つた。又軟化温度は95℃であつた。この結晶性不飽和
ポリエステル未硬化物1を用いて実施例1と同様にして
樹脂被覆砂5を得た。実施例 5 フマル酸10459,テレフタル酸1669,エチレン
グリコール587g,トリメチレングリコール809を
21の四つロフラスコに仕込み常法によるエステル化反
応によりAV=35、数平均分子量1850の不飽和ポ
リエステルを得た。
マル酸11269,無水フタル酸449,エチレングリ
コール617g,ジエチレングリコール5879,トリ
メチレングリコール809を21の四つロフラスコに仕
込み、常法によるエステル化縮合反応によりAV−23
、数平均分子量 Jl75Oの不飽和ポリエステル14
009を得た。これを145℃まで冷却し、ハイドロキ
ノン0.319,パラベンゾキノン0.169,ジアリ
ルフタレート1569,超微粒子無水珪酸(アエロジル
200)15.69,ステアリン酸亜鉛1.1gを加5
えて、混合溶解して、常温まで冷却し、結晶性不飽和ポ
リエステル未硬化物3を得た。この不飽和ポリエステル
を130℃で粘度測定を行つたところ105ポイズであ
つた。又軟化温度は95℃であつた。この結晶性不飽和
ポリエステル未硬化物1を用いて実施例1と同様にして
樹脂被覆砂5を得た。実施例 5 フマル酸10459,テレフタル酸1669,エチレン
グリコール587g,トリメチレングリコール809を
21の四つロフラスコに仕込み常法によるエステル化反
応によりAV=35、数平均分子量1850の不飽和ポ
リエステルを得た。
これを145℃まで冷却し、ハイドロキノン0.29g
,ジアリルフタレート749,超微粒子無水珪酸(アエ
ロジル200)5.6f!およびステアリン酸亜鉛0.
569を加えて混合溶解して常温まで冷却し、結晶性不
飽和ポリエステル樹脂未硬化物4を得た。この不飽和ポ
リエステルを130℃で粘度測定を行つたところ110
ポイズであつた。又軟化温度は98℃であつた。この結
晶性不飽和ポリエステル未硬化物を用いて実施例1と同
様に樹脂被覆砂6を製造した。
,ジアリルフタレート749,超微粒子無水珪酸(アエ
ロジル200)5.6f!およびステアリン酸亜鉛0.
569を加えて混合溶解して常温まで冷却し、結晶性不
飽和ポリエステル樹脂未硬化物4を得た。この不飽和ポ
リエステルを130℃で粘度測定を行つたところ110
ポイズであつた。又軟化温度は98℃であつた。この結
晶性不飽和ポリエステル未硬化物を用いて実施例1と同
様に樹脂被覆砂6を製造した。
参考例 2,3,4実施例3,4および5で製造した不
飽和ポリエステル未硬化物2,3および4について参考
例1と同様に樹脂組成物を製造した後、参考例2,3お
よび4の樹脂被覆砂を得た。
飽和ポリエステル未硬化物2,3および4について参考
例1と同様に樹脂組成物を製造した後、参考例2,3お
よび4の樹脂被覆砂を得た。
実施例3,4,5及び参考例2,3,4の樹脂被覆砂に
ついて第1図に示す金型Aで230℃の温度で70秒間
焼成成形し、テストピースを作製し、直ちにこの温度で
熱間引張強度を測定した。
ついて第1図に示す金型Aで230℃の温度で70秒間
焼成成形し、テストピースを作製し、直ちにこの温度で
熱間引張強度を測定した。
又さらにこのテストピースを常温まで冷却した後、常温
引張強度を測定した。得た結果を第2表に示す。第2表
に示す結果から本発明方法による樹脂被覆砂4,5,6
は参考例2,3,4の樹脂被覆砂より高強度を示すこと
が明らかである。
引張強度を測定した。得た結果を第2表に示す。第2表
に示す結果から本発明方法による樹脂被覆砂4,5,6
は参考例2,3,4の樹脂被覆砂より高強度を示すこと
が明らかである。
第1図aはテストピース作成用金型の側面図、第1図b
は第1図a(7)I−1線に沿つた断面図、第2図は1
.81自動車エンジン用インテークマニホールドポート
コアの正面図である。 A・・・・・・金型、Al,A2・・・・・・金型の板
状片、B・・・・・・空洞、 C・・・・・・ヒータ。
は第1図a(7)I−1線に沿つた断面図、第2図は1
.81自動車エンジン用インテークマニホールドポート
コアの正面図である。 A・・・・・・金型、Al,A2・・・・・・金型の板
状片、B・・・・・・空洞、 C・・・・・・ヒータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 常温において、固体であり、粘着性がなくかつ軟化
点以上で500ポイズ以下の粘性を示す不飽和ポリエス
テル単独から成るかまたは該ポリエステルに該ポリエス
テルと共重合可能な液体架橋剤を配合して成る不飽和ポ
リエステル未硬化物をホットメルト法により鋳物砂砂粒
に被覆している過程で前記未硬化物が溶融状態になつた
後、シランカップリング剤と重合用触媒とを各々単独で
または一緒に液体架橋剤に溶解した溶液を添加し、撹拌
し、砂粒を樹脂被覆することを特徴とする樹脂被覆砂の
製造方法。 2 液体架橋剤として不飽和プレポリマーもしくは不飽
和モノマー又はこれ等の混合物を用いる特許請求の範囲
第1項記載の樹脂被覆砂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54133573A JPS5927671B2 (ja) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | 樹脂被覆砂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54133573A JPS5927671B2 (ja) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | 樹脂被覆砂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5659560A JPS5659560A (en) | 1981-05-23 |
JPS5927671B2 true JPS5927671B2 (ja) | 1984-07-07 |
Family
ID=15107961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54133573A Expired JPS5927671B2 (ja) | 1979-10-18 | 1979-10-18 | 樹脂被覆砂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927671B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0623330B2 (ja) * | 1984-11-19 | 1994-03-30 | 鐘淵化学工業株式会社 | 塗 料 |
US4691756A (en) * | 1985-08-22 | 1987-09-08 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Molding material and mold |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50104721A (ja) * | 1974-01-25 | 1975-08-19 |
-
1979
- 1979-10-18 JP JP54133573A patent/JPS5927671B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50104721A (ja) * | 1974-01-25 | 1975-08-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5659560A (en) | 1981-05-23 |
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