JPS5925721Y2 - エアオ−バ・ハイドロリツク・ブ−スタにおけるピストンとロツドとの結合構造 - Google Patents
エアオ−バ・ハイドロリツク・ブ−スタにおけるピストンとロツドとの結合構造Info
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- JPS5925721Y2 JPS5925721Y2 JP18306579U JP18306579U JPS5925721Y2 JP S5925721 Y2 JPS5925721 Y2 JP S5925721Y2 JP 18306579 U JP18306579 U JP 18306579U JP 18306579 U JP18306579 U JP 18306579U JP S5925721 Y2 JPS5925721 Y2 JP S5925721Y2
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- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両等のブレーキ装置に使用されるエアオーバ
・ハイドロリック・ブースタにおけるピストンとロッド
との結合構造に関する。
・ハイドロリック・ブースタにおけるピストンとロッド
との結合構造に関する。
一般に、エアオーバ・ハイドロリック・ブースタにおけ
るエアサーボ部からのロッドとマスクシリンダ部のピス
トンとの結合は、ピストンの外周壁に環状の溝を形成し
、この溝に開口する一対の径方向に相対する貫通孔を穿
設し、他方ロッドにも径方向に貫通孔を穿設し、これら
貫通孔にピンを挿通した上、前記溝にピン抜止用コイル
ばねを嵌着することにより行われている。
るエアサーボ部からのロッドとマスクシリンダ部のピス
トンとの結合は、ピストンの外周壁に環状の溝を形成し
、この溝に開口する一対の径方向に相対する貫通孔を穿
設し、他方ロッドにも径方向に貫通孔を穿設し、これら
貫通孔にピンを挿通した上、前記溝にピン抜止用コイル
ばねを嵌着することにより行われている。
然るに、ブレーキ装置を作動していないときには、上記
ピンの両端部はピストンとロッドとに圧接されることに
より真直ぐに保持されているが、ブレーキ装置を作動す
ると、ロッドがピストンに対して相対的に移動するため
に上記ピンに貫通孔内で自由な状態となり、この孔内で
傾くことがある。
ピンの両端部はピストンとロッドとに圧接されることに
より真直ぐに保持されているが、ブレーキ装置を作動す
ると、ロッドがピストンに対して相対的に移動するため
に上記ピンに貫通孔内で自由な状態となり、この孔内で
傾くことがある。
ピンが傾くと、その端部の角部が抜止用コイルばねの巻
線と係合し、この状態でピストンとロッドとを復帰させ
ると、ピンと抜止用コイルばねとは係合したま・ピンは
傾いた状態から真直な状態に回動するので、抜止用コイ
ルばねを変形させることになる。
線と係合し、この状態でピストンとロッドとを復帰させ
ると、ピンと抜止用コイルばねとは係合したま・ピンは
傾いた状態から真直な状態に回動するので、抜止用コイ
ルばねを変形させることになる。
以上のようにして抜止め用コイルばわが変形すると、そ
の変形により生じた大きな隙間にピンが侵入し、孔から
ピンが抜けていくという問題があった。
の変形により生じた大きな隙間にピンが侵入し、孔から
ピンが抜けていくという問題があった。
特にピンが自由になって傾くときに抜止め用コイルばね
の端部と係合した場合、コイルばねの変形量は大きい。
の端部と係合した場合、コイルばねの変形量は大きい。
しかもコイルばねの端部は端面加工が施されていて角が
あるので、ピンとコイルばねの端部とが摺動接触すると
切粉が発生することがあり、このような切粉は周囲の密
封部材を傷つけ、液漏れ、装置の作動不良の原因となる
。
あるので、ピンとコイルばねの端部とが摺動接触すると
切粉が発生することがあり、このような切粉は周囲の密
封部材を傷つけ、液漏れ、装置の作動不良の原因となる
。
又、各部の寸法誤差によって、装置の使用中、ピストン
とロッドとが復帰位置に戻っても、ピストンとロッドと
に整列して穿設した貫通孔が、ピンが真直ぐになるよう
に整列しない場合があり、このような場合ピンの一端側
がピストンとロッドとで挟着され、ピンが貫通孔から抜
けようとする外力が作用する。
とロッドとが復帰位置に戻っても、ピストンとロッドと
に整列して穿設した貫通孔が、ピンが真直ぐになるよう
に整列しない場合があり、このような場合ピンの一端側
がピストンとロッドとで挟着され、ピンが貫通孔から抜
けようとする外力が作用する。
このような場合、上述のように抜止め用コイルばねが変
形していると、なお抜は易くなってしまう。
形していると、なお抜は易くなってしまう。
本考案は上述のような点に鑑みてなされたもので、ピン
の抜けを防止すると共に切粉の発生を未然に防止するこ
とのできるエアオーバ・ハイドロノック・ブースタにお
けるピストンとロッドとの結合構造を提供することを目
的とする。
の抜けを防止すると共に切粉の発生を未然に防止するこ
とのできるエアオーバ・ハイドロノック・ブースタにお
けるピストンとロッドとの結合構造を提供することを目
的とする。
以上の目的は本考案によれば、マスクシリンダ部のピス
トンに、外周壁に環状の溝を有する筒部を形成し、この
筒部に前記溝に開口し、径方向に相対する一対の貫通孔
を設け、前記ピストンにエアサーボ部のサーボピストン
の移動力を伝達するロッドの先端部に径方向に貫通孔を
設け、前記筒部の貫通孔と前記ロッドの先端部の貫通孔
とを整列させるように前記筒部と前記ロッドの先端部と
を互いに嵌合させ、これら整列した貫通孔にピンを挿通
するとともに、前記溝に抜止め用コイルばねを嵌着する
ことにより、前記ピストンと前記ロッドとを結合するよ
うにしたエアオーバ・ハイドロリック・ブースタにおけ
るピストンとロッドとの結合構造において、前記抜止め
用コイルばね73の少なくとも一巻は前記溝72におい
て、これに開口する前記貫通孔66のエアサーボ部側の
端部より、エアサーボ部側に配置されるように前記溝を
形成したことを特徴とするエアオーバ・ハイドロノック
・ブースタにおけるピストンロッドとの結合構造によっ
て遠戚される。
トンに、外周壁に環状の溝を有する筒部を形成し、この
筒部に前記溝に開口し、径方向に相対する一対の貫通孔
を設け、前記ピストンにエアサーボ部のサーボピストン
の移動力を伝達するロッドの先端部に径方向に貫通孔を
設け、前記筒部の貫通孔と前記ロッドの先端部の貫通孔
とを整列させるように前記筒部と前記ロッドの先端部と
を互いに嵌合させ、これら整列した貫通孔にピンを挿通
するとともに、前記溝に抜止め用コイルばねを嵌着する
ことにより、前記ピストンと前記ロッドとを結合するよ
うにしたエアオーバ・ハイドロリック・ブースタにおけ
るピストンとロッドとの結合構造において、前記抜止め
用コイルばね73の少なくとも一巻は前記溝72におい
て、これに開口する前記貫通孔66のエアサーボ部側の
端部より、エアサーボ部側に配置されるように前記溝を
形成したことを特徴とするエアオーバ・ハイドロノック
・ブースタにおけるピストンロッドとの結合構造によっ
て遠戚される。
以下、本考案の詳細を一実施例につき図面を参照して説
明する。
明する。
第1図は本考案の一実施例によるエアオーバ・ハイドロ
リック・ブースタを一部断面にて示す側面図であるが、
図においてエアオーバ・ハイドロリック・ブースタは全
体として1で示され、これはエアサーボ部としてのブレ
ーキ・シリンダ2及びマスクシリンダ3を有している。
リック・ブースタを一部断面にて示す側面図であるが、
図においてエアオーバ・ハイドロリック・ブースタは全
体として1で示され、これはエアサーボ部としてのブレ
ーキ・シリンダ2及びマスクシリンダ3を有している。
ブレーキ・フランジ2はシリンダ・ケーシング6及び蓋
体7を備えており、これらはシリンダ・ケーシング6の
前端に形成されたフランジ部を介して円周方向に等間隔
で配設される複数のボルト4及びナツト5により結合さ
れる。
体7を備えており、これらはシリンダ・ケーシング6の
前端に形成されたフランジ部を介して円周方向に等間隔
で配設される複数のボルト4及びナツト5により結合さ
れる。
蓋体7の図において上方部には突出部8が形成され、こ
れに対してポルNO及び゛ナツト11によりリレー・バ
ルブ゛9が固定されており、シリンダ・ケーシング6の
後端の空気導入用開口部には、シリンダ・ケーシング6
の車体への取付用のシリンダ・ケーシング取付用ブロッ
ク12が溶接により固定されている。
れに対してポルNO及び゛ナツト11によりリレー・バ
ルブ゛9が固定されており、シリンダ・ケーシング6の
後端の空気導入用開口部には、シリンダ・ケーシング6
の車体への取付用のシリンダ・ケーシング取付用ブロッ
ク12が溶接により固定されている。
上述のシリンダ・ケーシング取付用ブロック12の一端
部はシリンダ・ケーシング6に溶接により固定されてお
り、その他端部にはねじ部13が形成されている。
部はシリンダ・ケーシング6に溶接により固定されてお
り、その他端部にはねじ部13が形成されている。
そのはパ中間には突起部が形成され、この突起部には配
管14の一端部を接続させるための接続孔15が設けら
れている。
管14の一端部を接続させるための接続孔15が設けら
れている。
配管14の他端部は、リレーバルブ9に接続される。
リレーバルブ9の入力孔80は、運転手によって操作さ
れるブレーキ操作源としてのブレーキバルブ(図示せず
)の吐出側に接続されており、接続孔81は圧縮空気の
貯槽(図示せず)に接続されている。
れるブレーキ操作源としてのブレーキバルブ(図示せず
)の吐出側に接続されており、接続孔81は圧縮空気の
貯槽(図示せず)に接続されている。
また上述の配管14は出力孔82に接続され、ブレーキ
弛め時に排気部83を通って圧縮空気は排出されるので
あるが、その構造に従来よりよく知られているので、そ
の詳細な説明は省略する。
弛め時に排気部83を通って圧縮空気は排出されるので
あるが、その構造に従来よりよく知られているので、そ
の詳細な説明は省略する。
シリンダ・ケーシング取付用ブロック12には更に、そ
の長手方向に沿ってシリンダ・ケーシング6の空気圧室
17と連通する孔16が穿設され、この孔16は他方上
述の接続孔15と連通しており、これら孔15,16に
より配管14と空気圧室17を接続するは一゛L字形の
通路が形成される。
の長手方向に沿ってシリンダ・ケーシング6の空気圧室
17と連通する孔16が穿設され、この孔16は他方上
述の接続孔15と連通しており、これら孔15,16に
より配管14と空気圧室17を接続するは一゛L字形の
通路が形成される。
配管14のシリンダ・ケーシング取付用ブロック12へ
の接続は配管接続用孔付ボルト35によって行なわれる
。
の接続は配管接続用孔付ボルト35によって行なわれる
。
配管14のシリンダ・ケーシング取付用ブロック12へ
の接続に当っては、まず配管接続用孔付ボルト35の貫
通孔35 aに配管14の端部を挿通し、然る後にボル
ト35をシリンダ・ケーシング取付用ブロック12の突
起部の接続孔へ螺合させることにより、配管14をシリ
ンダ・ケーシング取付用ボルト12に固定する。
の接続に当っては、まず配管接続用孔付ボルト35の貫
通孔35 aに配管14の端部を挿通し、然る後にボル
ト35をシリンダ・ケーシング取付用ブロック12の突
起部の接続孔へ螺合させることにより、配管14をシリ
ンダ・ケーシング取付用ボルト12に固定する。
なお、配管14の先端部は外方に向けて円錐形状に曲げ
られているが、この曲げ加工はボルト35の貫通孔35
aに配管14を挿通した後に行なってもよいし、すで
にこの曲げ加工を行なった後に、配管14の他端側から
ボルト35の貫通孔35 aに挿通するようにしてもよ
い。
られているが、この曲げ加工はボルト35の貫通孔35
aに配管14を挿通した後に行なってもよいし、すで
にこの曲げ加工を行なった後に、配管14の他端側から
ボルト35の貫通孔35 aに挿通するようにしてもよ
い。
ボルト35の先端部にはテーパ加工が施されており、こ
れによりボルト35を接続孔15に螺合させて行くとき
、配管14の先端の円錐形状部を弾性的に若干変形させ
、接続孔15と通路16との境界領域に形成された円錐
形状の突出部12aに密着させ、配管14とシリンダ・
ケーシング取付用ブロック12との結合をより確実なも
のとする。
れによりボルト35を接続孔15に螺合させて行くとき
、配管14の先端の円錐形状部を弾性的に若干変形させ
、接続孔15と通路16との境界領域に形成された円錐
形状の突出部12aに密着させ、配管14とシリンダ・
ケーシング取付用ブロック12との結合をより確実なも
のとする。
シリンダ・ケーシング6内にはシリンダ・ピストン18
が密封部材19を介して摺動自在に配設され、これに連
結ロッド40が固定されている。
が密封部材19を介して摺動自在に配設され、これに連
結ロッド40が固定されている。
連結ロッド40の第1図において右側部分は蓋体7の中
央に形成された突出部7aの中心孔に、一対のシールリ
ング44.45、これらに対するシール押え46.47
及びシールリング44.45間に配設されたスペーサ4
8から成る密封装置49及び合成樹脂から成るスリーブ
50を介して摺動自在に支持されている。
央に形成された突出部7aの中心孔に、一対のシールリ
ング44.45、これらに対するシール押え46.47
及びシールリング44.45間に配設されたスペーサ4
8から成る密封装置49及び合成樹脂から成るスリーブ
50を介して摺動自在に支持されている。
連結ロッド40はマスタシリンダ3内に同様に摺動自在
に配設されたシリンダ・ピストン42と後に詳述する結
合部Bを介して連結される。
に配設されたシリンダ・ピストン42と後に詳述する結
合部Bを介して連結される。
シリンダ・ピストン18.42は復帰用スプリング20
により後方へ、すなわちA方向に付勢されている。
により後方へ、すなわちA方向に付勢されている。
なお、このシリンダ・ピストン18には密封部材19の
抜は止め用部材21が固着されており、蓋体7の一部に
形成されたL字状の通路7bに塵芥ろ過器26が設けら
れ、こ・を介してシリンダ・ケーシング6内は大気に通
気しており、塵芥がシリンダ・ケーシング6内に侵入す
るのを防止している。
抜は止め用部材21が固着されており、蓋体7の一部に
形成されたL字状の通路7bに塵芥ろ過器26が設けら
れ、こ・を介してシリンダ・ケーシング6内は大気に通
気しており、塵芥がシリンダ・ケーシング6内に侵入す
るのを防止している。
マスクシリンダ3は蓋体7に対し、その後端のフランジ
部51において複数のボルト22とナツト23により固
定される。
部51において複数のボルト22とナツト23により固
定される。
このマスクシリンダ3の後端近くには継手部24が設け
られ、これは配管32を介してブレーキ液貯槽31に接
続される。
られ、これは配管32を介してブレーキ液貯槽31に接
続される。
またマスクシリンダ3の前端にはOリング29でシール
される蓋体28が螺着され、この中心孔に対しブレーキ
液圧送用継手部25が設けられ、これは車輪Wに設けた
ブレーキ装置のホイールシリンダ53に配管52を介し
て接続される。
される蓋体28が螺着され、この中心孔に対しブレーキ
液圧送用継手部25が設けられ、これは車輪Wに設けた
ブレーキ装置のホイールシリンダ53に配管52を介し
て接続される。
マスクシリンダ3の前端部には更に中央開口を有する係
止板54、弁ゴム55、弁板56、スプリング57から
或、、る残圧弁58が設けられる。
止板54、弁ゴム55、弁板56、スプリング57から
或、、る残圧弁58が設けられる。
弁ゴム55は蓋体28の中心孔と同心的な開口を有し、
弁板56はこの開口からは偏位した位置に複数の開口を
有する。
弁板56はこの開口からは偏位した位置に複数の開口を
有する。
また残圧弁58の近くには、ブリーダ装置27が設けら
れている。
れている。
次に、シリンダ・ピストン42とエアサーボ部側のロッ
ド40との結合部Bについて、第2図及び第3図を参照
して説明する。
ド40との結合部Bについて、第2図及び第3図を参照
して説明する。
図において、カップ形状のシリンダ・ピストン体42の
右方外周部にシール材60及び例えばデルリンから成る
バックアップリング61が装着されると共にその内部に
孔62があけられ、孔62の右端には連通孔63の周囲
に弁座を形成する部材64が取付具65によって取付け
られている。
右方外周部にシール材60及び例えばデルリンから成る
バックアップリング61が装着されると共にその内部に
孔62があけられ、孔62の右端には連通孔63の周囲
に弁座を形成する部材64が取付具65によって取付け
られている。
又、ピストン42の左方の筒部には一対の貫通孔66が
径方向に対向して設けられ、ピストンロッド40の先端
部の貫通孔67に挿入されたピン68がその貫通孔66
内に伸び゛ている。
径方向に対向して設けられ、ピストンロッド40の先端
部の貫通孔67に挿入されたピン68がその貫通孔66
内に伸び゛ている。
シリンダ・ピストン42とロッド40の先端部との間に
は、カップ形状の弁部材70が介在し、その周壁部には
径方向に相対して貫通孔71が穿設されている。
は、カップ形状の弁部材70が介在し、その周壁部には
径方向に相対して貫通孔71が穿設されている。
上述のピン68はこの貫通孔71を挿通してシリンダ・
ピストン42の貫通孔66内に延びている。
ピストン42の貫通孔66内に延びている。
シリンダ・ピストン42の筒部には更に、貫通孔66と
整列して環状の溝72が形成され、この溝72にピン6
8の抜は止め用のコイルスプリング73が嵌着される。
整列して環状の溝72が形成され、この溝72にピン6
8の抜は止め用のコイルスプリング73が嵌着される。
貫通孔66は溝72内に開口しており、その径は溝72
の巾より小さく、コイルスプリング73のエアサーボ部
側、すなわち第2図において左方で少なくとも一巻は、
貫通孔66の(エアサーボ部側の端部より)左方で溝7
2の側壁部及び底壁部で支持されている。
の巾より小さく、コイルスプリング73のエアサーボ部
側、すなわち第2図において左方で少なくとも一巻は、
貫通孔66の(エアサーボ部側の端部より)左方で溝7
2の側壁部及び底壁部で支持されている。
なお、抜止用コイルスプリング73の密着高さく巻線ピ
ッチ間を零にすべく圧縮した場合の高さ)をaとし、ピ
ン68の径を第2図に示すようにbとし、溝72の巾を
Cとする場合、a十b>cとなるように、スプリング7
3、ピン68及び溝72は構成されている。
ッチ間を零にすべく圧縮した場合の高さ)をaとし、ピ
ン68の径を第2図に示すようにbとし、溝72の巾を
Cとする場合、a十b>cとなるように、スプリング7
3、ピン68及び溝72は構成されている。
ブレーキ・シリンダ2の蓋体7の右端部とマスクシリン
ダ3の左端部との間にはシール・リング74が嵌着され
、これとシリンダ・ピストン42の右端に嵌着されたシ
ール材60との密封作用により、、シリンダ・ピストン
42の両側に上述の無液圧室33と液圧発生室75とが
形成される。
ダ3の左端部との間にはシール・リング74が嵌着され
、これとシリンダ・ピストン42の右端に嵌着されたシ
ール材60との密封作用により、、シリンダ・ピストン
42の両側に上述の無液圧室33と液圧発生室75とが
形成される。
76は無液圧室33に開口し、継手部24と連通ずる通
路である。
路である。
以」二のように構成されるエアオーバ・ハイドロリック
・ブースタ1の作用について、以下に説明する。
・ブースタ1の作用について、以下に説明する。
運転手が図示しないブレーキ・バルブを踏み込み、リレ
ーバルブ9の入力孔80に圧縮空気が供給されると、こ
れに内蔵されるバルブの働らきにより、接続孔81を通
って図示しない圧縮空気の貯槽からの圧縮空気が出力孔
82へ送られる。
ーバルブ9の入力孔80に圧縮空気が供給されると、こ
れに内蔵されるバルブの働らきにより、接続孔81を通
って図示しない圧縮空気の貯槽からの圧縮空気が出力孔
82へ送られる。
この圧縮空気の圧力は上述の入力孔80に供給される圧
縮空気の圧力に比例し、配管14、孔15.16を通っ
てシリンダ・ケーシング6内の空気圧室17に導かれる
。
縮空気の圧力に比例し、配管14、孔15.16を通っ
てシリンダ・ケーシング6内の空気圧室17に導かれる
。
これにより、ブレーキ・シリンダ2内のピストン18は
スプリング20に抗して右方に移動する。
スプリング20に抗して右方に移動する。
従って、ピストン18に固定されたロッド40は蓋体7
の中心孔に案内されて右方へと摺動し、その先端部に結
合されたマスクシリンダ3内のピストン42を右方へと
押圧する。
の中心孔に案内されて右方へと摺動し、その先端部に結
合されたマスクシリンダ3内のピストン42を右方へと
押圧する。
このとき、ロッド40の先端部とピストン42との間に
介在させた弁部材70が弁座64に着座すると共に、ピ
ストン42の右方への移動にともない、液圧発生室75
内に液圧を発生させる。
介在させた弁部材70が弁座64に着座すると共に、ピ
ストン42の右方への移動にともない、液圧発生室75
内に液圧を発生させる。
この液圧は残圧弁58、ブレーキ液圧送用継手部25、
配管52を通じて車輪Wのホイール・シリンダ53に伝
えられ、ブレーキがかけられる。
配管52を通じて車輪Wのホイール・シリンダ53に伝
えられ、ブレーキがかけられる。
次に、運転手がブレーキ・バルブの踏み込みを解除し、
入力孔80への圧縮空気の供給を断つとリレーバルブ9
に内蔵されるバルブの働らきにより、ブレーキ・シリン
ダ2内の空気圧室17の圧縮空気は通路16.15、配
管14、出力孔82を通って、排気部83から外部に排
出される。
入力孔80への圧縮空気の供給を断つとリレーバルブ9
に内蔵されるバルブの働らきにより、ブレーキ・シリン
ダ2内の空気圧室17の圧縮空気は通路16.15、配
管14、出力孔82を通って、排気部83から外部に排
出される。
これと共にブレーキ・シリンダ2内のピストン18はス
プリング20の働らきにより、左方へと移動し、これに
連結されたロッド40も左方へと移動する。
プリング20の働らきにより、左方へと移動し、これに
連結されたロッド40も左方へと移動する。
従って、ロッド40の先端部に連結部Bを介して結合さ
れたマスクシリンダ3内のピストン42も左方へと移動
すると共に、弁部材70が弁座64から離えて、マスク
シリンダ3内の無液圧室33と液圧発生室75と連通ず
る。
れたマスクシリンダ3内のピストン42も左方へと移動
すると共に、弁部材70が弁座64から離えて、マスク
シリンダ3内の無液圧室33と液圧発生室75と連通ず
る。
これにより、車輪Wへのブレーキ力は解除される。
なお、残圧弁58のスプリング57のばね力により定ま
る残圧がホイール・シリンダ53に残るが、これにより
ブレーキの応答性が高められる。
る残圧がホイール・シリンダ53に残るが、これにより
ブレーキの応答性が高められる。
以上のようにブレーキ作用が行われるのであるが、次に
この作用中における結合Bの作用について特に、第2図
を参照して説明する。
この作用中における結合Bの作用について特に、第2図
を参照して説明する。
上述したように、運転手が図示しないブレーキ・バルブ
を踏み込むと、ロッド40は右方へ移動するのであるが
、このとき第2図で示されるように、非作動の状態では
ピン68はロッド40及びピストン42に対し、相対す
る方向に圧接され真直ぐに保持されているのであるが、
ロッド40の右方への移動と共に、ピン68は自由の状
態となり、貫通孔66、67内で傾く可能性がある。
を踏み込むと、ロッド40は右方へ移動するのであるが
、このとき第2図で示されるように、非作動の状態では
ピン68はロッド40及びピストン42に対し、相対す
る方向に圧接され真直ぐに保持されているのであるが、
ロッド40の右方への移動と共に、ピン68は自由の状
態となり、貫通孔66、67内で傾く可能性がある。
然しながら、ロッド40が左方へ復帰するときにピン6
8が傾いて、その端部の角部が抜止め用スプリング73
の巻線に係合したとしても、勿論、巻線ピッチはピン6
8の径すより小さく構成され、しかも本考案によれば、
少なくとも一巻きはスプリング73のエアサーボ部側、
すなわち図において左側において溝72の貫通孔66の
開口端より左側で支持されているので、スプリング73
を変形させてピン68の径すより巻線ピッチを大きくす
ることがない。
8が傾いて、その端部の角部が抜止め用スプリング73
の巻線に係合したとしても、勿論、巻線ピッチはピン6
8の径すより小さく構成され、しかも本考案によれば、
少なくとも一巻きはスプリング73のエアサーボ部側、
すなわち図において左側において溝72の貫通孔66の
開口端より左側で支持されているので、スプリング73
を変形させてピン68の径すより巻線ピッチを大きくす
ることがない。
特に重要なことは、本考案によればスプリング73の端
部とピン68の端部の角部と係合することがないので、
懸念されを切粉の発生は未然に防がれると共に、スプリ
ング73が従来のように大きく変形されることもない。
部とピン68の端部の角部と係合することがないので、
懸念されを切粉の発生は未然に防がれると共に、スプリ
ング73が従来のように大きく変形されることもない。
以上、本考案の一実施例について説明したが本考案はこ
れに限定されることなく、本考案の技術的思想に基づい
て種々の変形が可能である。
れに限定されることなく、本考案の技術的思想に基づい
て種々の変形が可能である。
例えば、本実施例ではリレーバルブ9が用いられたが、
これを省略してブレーキ・バルブから直接、ブレーキ・
シリンダ2に圧縮空気を導くようにしてもよい。
これを省略してブレーキ・バルブから直接、ブレーキ・
シリンダ2に圧縮空気を導くようにしてもよい。
また実施例では、抜止め用スプリング73はマスクシリ
ンダ3側でも約−巻は貫通孔66の右端より右側で溝7
2に支持されているが、ピン68が抜止め用スプリング
73と係合して上述の問題を生ずるのは、ピン68がロ
ッド40と共に左方へ復帰するときであるので、マスク
シリンダ3側では一巻以下でもよい。
ンダ3側でも約−巻は貫通孔66の右端より右側で溝7
2に支持されているが、ピン68が抜止め用スプリング
73と係合して上述の問題を生ずるのは、ピン68がロ
ッド40と共に左方へ復帰するときであるので、マスク
シリンダ3側では一巻以下でもよい。
本考案は以上のように構成されるので、きわめて簡単な
構造で確実に抜止め用コイルスプリングとの接触による
切粉の発生を防止し、かつ結合ピンの抜止めを未然に防
止することができる。
構造で確実に抜止め用コイルスプリングとの接触による
切粉の発生を防止し、かつ結合ピンの抜止めを未然に防
止することができる。
第1図は本考案の一実施例によるエアオーバ・ハイドロ
リック・ブースタの一部断面側面図、第2図は要部の拡
大断面図及び第3図は同要部の拡大分解斜視図である。 なお図において、40・・・・・・連結ロッド、42・
・・・・・シリンダ・ピストン、66、67・・・・・
・貫通孔、68・・・・・・ピン、72・・・・・・溝
、73・・・・・・ピン抜止用コイルスプリング。
リック・ブースタの一部断面側面図、第2図は要部の拡
大断面図及び第3図は同要部の拡大分解斜視図である。 なお図において、40・・・・・・連結ロッド、42・
・・・・・シリンダ・ピストン、66、67・・・・・
・貫通孔、68・・・・・・ピン、72・・・・・・溝
、73・・・・・・ピン抜止用コイルスプリング。
Claims (1)
- マスクシリンダ部のピストンに、外周壁に環状の溝を有
する筒部を形成し、この筒部に前記溝に開口し、径方向
に相対する一対の貫通孔を設け、前記ピストンにエアサ
ーボ部のサーボピストンの移動力を伝達するロッドの先
端部に径方向に貫通孔を設け、前記筒部の貫通孔と前記
ロッドの先端部の貫通孔とを整列させるように前記筒部
と前記ロッドの先端部とを互いに嵌合させ、これら整列
した貫通孔にピンを挿通するとともに、前記溝に抜止め
用コイルばねを嵌着することにより、前記ピストンと前
記ロッドとを結合するようにしたエアオーバ・ハイドロ
リック・ブースタにおけるピストンとロッドとの結合構
造において、前記抜止め用コイルばねの少なくとも一巻
は前記溝において、これに開口する前記貫通孔のエアサ
ーボ部側の端部より、エアサーボ部側に配置されるよう
に前記溝を形成したことを特徴とするエアオーバ・ハイ
ドロリック・ブースタにおけるピストンとロッドとの結
合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18306579U JPS5925721Y2 (ja) | 1979-12-31 | 1979-12-31 | エアオ−バ・ハイドロリツク・ブ−スタにおけるピストンとロツドとの結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18306579U JPS5925721Y2 (ja) | 1979-12-31 | 1979-12-31 | エアオ−バ・ハイドロリツク・ブ−スタにおけるピストンとロツドとの結合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56102263U JPS56102263U (ja) | 1981-08-11 |
JPS5925721Y2 true JPS5925721Y2 (ja) | 1984-07-27 |
Family
ID=29693376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18306579U Expired JPS5925721Y2 (ja) | 1979-12-31 | 1979-12-31 | エアオ−バ・ハイドロリツク・ブ−スタにおけるピストンとロツドとの結合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925721Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-31 JP JP18306579U patent/JPS5925721Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56102263U (ja) | 1981-08-11 |
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