JPS592477Y2 - 冶金炉の炉上フ−ドの冷却装置 - Google Patents
冶金炉の炉上フ−ドの冷却装置Info
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- JPS592477Y2 JPS592477Y2 JP5107179U JP5107179U JPS592477Y2 JP S592477 Y2 JPS592477 Y2 JP S592477Y2 JP 5107179 U JP5107179 U JP 5107179U JP 5107179 U JP5107179 U JP 5107179U JP S592477 Y2 JPS592477 Y2 JP S592477Y2
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- wick
- furnace hood
- cooling chamber
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Landscapes
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、転炉や高炉などの冶金炉の排ガスの炉上フー
ドの冷却装置に関する。
ドの冷却装置に関する。
典型的な先行技術は、例えば実公昭40−3608に示
されているように、大略的にU字状に曲成された断面チ
ャネル状の冷却構を、内面が平滑となるように隣接し、
これらの各冷却構を蓋体で密閉して冷却水の上下に延び
る流路を形威し、これらの冷却構の下部から冷却水流路
に冷却水を供給し、冷却構の上部から外部に排出するよ
うに構成されている。
されているように、大略的にU字状に曲成された断面チ
ャネル状の冷却構を、内面が平滑となるように隣接し、
これらの各冷却構を蓋体で密閉して冷却水の上下に延び
る流路を形威し、これらの冷却構の下部から冷却水流路
に冷却水を供給し、冷却構の上部から外部に排出するよ
うに構成されている。
これらの多数の冷却構の内面によって規定される流路に
は、転炉からの排ガスが導かれる。
は、転炉からの排ガスが導かれる。
転炉上方に設けられた在来の炉上フードの形状は複雑で
あり、したがってこのような先行技術を炉上フードに適
用したとき、冷却水がすべての伝熱面に均一に流過させ
ることは困難であり、局部的な熱変形を生じ易い。
あり、したがってこのような先行技術を炉上フードに適
用したとき、冷却水がすべての伝熱面に均一に流過させ
ることは困難であり、局部的な熱変形を生じ易い。
そうすると冷却水通路の閉塞する個所が生じるという問
題がある。
題がある。
またこのような先行技術では、冷却水流路に冷却水が充
満されており、したがって大重量となる。
満されており、したがって大重量となる。
炉上フードは、精錬工場の建屋内の高所にあるので、そ
の大重量の炉上フードを支持するため建屋の強度をかな
り大きくしなければならなくなる。
の大重量の炉上フードを支持するため建屋の強度をかな
り大きくしなければならなくなる。
さらにまたこの先行技術の他の問題は、熱伝達率が優れ
ているとはいえず、冷却効率が低いことである。
ているとはいえず、冷却効率が低いことである。
冷却水の蒸発潜熱を利用することが望まれるところであ
る。
る。
本考案の目的は、上述の先行技術の問題を解決するもの
であって、全体に均一な冷却を行なうことができ、軽量
であり、しかも冷却効率が向上された炉上フードの冷却
装置を提供することである。
であって、全体に均一な冷却を行なうことができ、軽量
であり、しかも冷却効率が向上された炉上フードの冷却
装置を提供することである。
以下、図面によって本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例の縦断面図である。
この炉上フード1は、仮想線で示す転炉の頂部に接続さ
れる。
れる。
炉上フード1は転炉の炉口2から上方にわずかに延びて
斜め上向きに屈曲される。
斜め上向きに屈曲される。
転炉の炉口2からの高温度の排ガスは、この炉上フード
1で冷却されて仮想線で示す後続のダクト3に導かれる
。
1で冷却されて仮想線で示す後続のダクト3に導かれる
。
炉上フード1は、基本的には、内筒4および外筒5が二
重管状に構成されており、内筒4および外筒5の間に環
状の冷却室6が形成される。
重管状に構成されており、内筒4および外筒5の間に環
状の冷却室6が形成される。
この冷却室6の軸線に沿う両端部は、環状の端板7,8
でそれぞれ塞がれている。
でそれぞれ塞がれている。
この冷却室6の上部に連通して外筒5には蒸気抜き9が
接続される。
接続される。
炉上フード1の上部には、ランスを炉上口2から転炉内
に挿入するための案内筒10、ならびにサブランスを炉
口2から転炉内に挿入するための案内筒11がそれぞれ
設けられる。
に挿入するための案内筒10、ならびにサブランスを炉
口2から転炉内に挿入するための案内筒11がそれぞれ
設けられる。
冷却室6の内筒4側には、耐熱性および毛細管作用を有
する焼結金属から成るウィック12が、全面にわたって
密着して設けられる。
する焼結金属から成るウィック12が、全面にわたって
密着して設けられる。
このウィック12に対向して冷却室6の外筒5側には、
複数の噴射ノズル13が設けられる。
複数の噴射ノズル13が設けられる。
各噴射ノズル13は管路14を介してポンプ15の吐出
側に接続される。
側に接続される。
また蒸気抜き9は、管路16から凝縮器17を経てポン
プ15の吸入側に接続される。
プ15の吸入側に接続される。
操業時において、冷却媒体たとえば冷却水ガポンプ15
によって加圧されて噴射ノズル13に供給され、各噴射
ノズル13からウィック12に向けて冷却水が噴射され
る。
によって加圧されて噴射ノズル13に供給され、各噴射
ノズル13からウィック12に向けて冷却水が噴射され
る。
焼結金属から戒るウィック12に吹付けられた冷却水は
、ウィック12内を毛細管現象によってウィック12全
面にわたって広がりながら浸透してゆき、内筒4の周壁
全面が濡れた状態となる。
、ウィック12内を毛細管現象によってウィック12全
面にわたって広がりながら浸透してゆき、内筒4の周壁
全面が濡れた状態となる。
そのため、この内筒4の周壁において、水は内筒4を介
して転炉からの排ガスにより加熱され膜沸騰を生じる。
して転炉からの排ガスにより加熱され膜沸騰を生じる。
発生した蒸気は蒸気抜き9から凝縮器17に至り、その
凝縮器17で凝縮される。
凝縮器17で凝縮される。
凝縮された水はポンプ15から再び噴出ノズル13に供
給される。
給される。
この実施例によれば次のような利点がある。
(1)内筒4の周壁に全面にわたって設けられたウィッ
ク12によって冷却水が内筒4の周壁全面で薄膜となり
、熱伝達率の優れた沸騰が可能であるので冷却効率が向
上する。
ク12によって冷却水が内筒4の周壁全面で薄膜となり
、熱伝達率の優れた沸騰が可能であるので冷却効率が向
上する。
(2)毛細管作用により冷却水が複雑な形状の内筒4の
全面に一様に行き渡り、そのため二重筒内面を均一に冷
却することが可能となり二重筒の熱変形も防止できる。
全面に一様に行き渡り、そのため二重筒内面を均一に冷
却することが可能となり二重筒の熱変形も防止できる。
(3)冷却室6内に冷却水が充満されない結果炉上フー
ド1の重量が軽減される。
ド1の重量が軽減される。
4冷却水は、冷却室6、凝縮器17およびポンプ15で
形成される閉ループ内を循環するので、冷却水の消費量
が少ない。
形成される閉ループ内を循環するので、冷却水の消費量
が少ない。
第2図は本考案の他の実施例の炉上フード1の一部を示
す断面図である。
す断面図である。
この実施例では、内筒4の周壁に設けられたウィック1
2との間に比較的狭い冷却媒体通路18を形成して、焼
結金属から戊る他のウィック19が設けられる。
2との間に比較的狭い冷却媒体通路18を形成して、焼
結金属から戊る他のウィック19が設けられる。
そしてこの冷却媒体通路18に水を流通させて、第1図
の実施例と同様にウィック12を介して内筒4の周壁全
面に水を浸透させる。
の実施例と同様にウィック12を介して内筒4の周壁全
面に水を浸透させる。
このようにしても内筒4の周壁で沸騰による熱伝達が行
なわれ、しかも冷却室6の全体に冷却水が充満されない
ので、炉上フード1の重量が軽減される。
なわれ、しかも冷却室6の全体に冷却水が充満されない
ので、炉上フード1の重量が軽減される。
また第3図のように、ウィック12に近接して、しかも
内筒4の軸線方向に間隔をあけて焼結金属から成る冷却
媒体供給管20を配設し、その冷却媒体供給管20から
冷却水を浸出させてウィック12に冷却水を供給するよ
うにしてもよい。
内筒4の軸線方向に間隔をあけて焼結金属から成る冷却
媒体供給管20を配設し、その冷却媒体供給管20から
冷却水を浸出させてウィック12に冷却水を供給するよ
うにしてもよい。
第1図〜第3図の各実施例において、冷却水の代りに蒸
発潜熱の比較的大きな他の冷却媒体を用いてもよいこと
は述べるまでもない。
発潜熱の比較的大きな他の冷却媒体を用いてもよいこと
は述べるまでもない。
ウィック12.19は、前述の焼結金属の他にセラミッ
クスや金網であってもよく、耐熱性を有し、かつ毛細管
現象を呈するものであればよい。
クスや金網であってもよく、耐熱性を有し、かつ毛細管
現象を呈するものであればよい。
このようなウィックが有する細孔は、肉眼で見ることが
できるに充分な内径を有してもよく、あるいはまた肉眼
で見ることができない細かい内径であってもよく、ウィ
ックはこのような細孔を無数に有するものである。
できるに充分な内径を有してもよく、あるいはまた肉眼
で見ることができない細かい内径であってもよく、ウィ
ックはこのような細孔を無数に有するものである。
ウィックとしてはまた、グラスウールを用いることもで
゛きる。
゛きる。
以上のように本考案によれば、内筒の全面に亙ってウィ
ックを固定したので゛、このウィックによって内筒の全
面に互って冷却媒体の薄膜が形成される。
ックを固定したので゛、このウィックによって内筒の全
面に互って冷却媒体の薄膜が形成される。
この冷却媒体は、内筒の冷却室内面で蒸発し、したがっ
て蒸発潜熱によって内筒が均一に冷却されることが可能
になる。
て蒸発潜熱によって内筒が均一に冷却されることが可能
になる。
したがって炉上フードの局部的変形が防がれ、例えば均
一に膨張する程度の変形しか生じない。
一に膨張する程度の変形しか生じない。
また蒸発潜熱を利用して冷却を行なうので、冷却効率が
向上される。
向上される。
冷却室内での蒸気は、冷却室の上部から外部に取り出さ
れて凝縮器によって液化され、冷却室内においてノズル
からウィックに向けて噴射されるようにしたので、大き
な熱負荷に対して充分な冷却が可能になる。
れて凝縮器によって液化され、冷却室内においてノズル
からウィックに向けて噴射されるようにしたので、大き
な熱負荷に対して充分な冷却が可能になる。
冷却室内では、液体状の冷却媒体が充満されることはな
く、シたがって軽量化される。
く、シたがって軽量化される。
この軽量化によって高所での炉上フードの支持が容易に
なる。
なる。
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図および第
3図は本考案の他の実施例の炉上フードの一部をそれぞ
れ示す断面図である。 1・・・・・・炉上フード、4・曲・内筒、5・・間外
筒、6・・曲冷却室、12.19・・・・・・ウィック
、17・・曲凝縮器。
3図は本考案の他の実施例の炉上フードの一部をそれぞ
れ示す断面図である。 1・・・・・・炉上フード、4・曲・内筒、5・・間外
筒、6・・曲冷却室、12.19・・・・・・ウィック
、17・・曲凝縮器。
Claims (1)
- 内筒4および外筒5を二重管状に配置して、炉上フード
1を構成し、その内筒4および外筒5間に気密に形威さ
れた冷却室6内で少なくとも内筒4の全面にウィック1
2を固定し、冷却室6の上部で外筒5には蒸気抜き9が
形成され、冷却室6内で蒸気となった冷却媒体は、蒸気
抜き9から管路16を介して凝縮器17に導かれ、冷却
室6内にはウィック12に向けて冷却媒体を噴射する噴
射ノズル13が設けられ、凝縮器17からの冷却媒体は
、ポンプ15によって噴射ノズル13に供給されること
を特徴とする冶金炉の炉上フードの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5107179U JPS592477Y2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | 冶金炉の炉上フ−ドの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5107179U JPS592477Y2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | 冶金炉の炉上フ−ドの冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55151000U JPS55151000U (ja) | 1980-10-30 |
JPS592477Y2 true JPS592477Y2 (ja) | 1984-01-23 |
Family
ID=28939755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5107179U Expired JPS592477Y2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | 冶金炉の炉上フ−ドの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS592477Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-16 JP JP5107179U patent/JPS592477Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55151000U (ja) | 1980-10-30 |
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