JPS592347B2 - 可変電流源 - Google Patents
可変電流源Info
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- JPS592347B2 JPS592347B2 JP4991678A JP4991678A JPS592347B2 JP S592347 B2 JPS592347 B2 JP S592347B2 JP 4991678 A JP4991678 A JP 4991678A JP 4991678 A JP4991678 A JP 4991678A JP S592347 B2 JPS592347 B2 JP S592347B2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
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- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は可変電流源、特に制御電圧に正比例した出力電
流を得る定電流回路、或は電圧一電流変換回路に関する
。
流を得る定電流回路、或は電圧一電流変換回路に関する
。
従来、種々の定電流電源回路が提案されているが、出力
電流が制御電圧に正確に比例しなかつたり、多数の高精
度抵抗器を必要とするため構成が大規模で複雑高価とな
つたりするという、以下に説明するような種々の欠点を
有していた。
電流が制御電圧に正確に比例しなかつたり、多数の高精
度抵抗器を必要とするため構成が大規模で複雑高価とな
つたりするという、以下に説明するような種々の欠点を
有していた。
以下、第1〜4図に基づいて、従来の定電流回路を説明
し、次いで、本発明の実施例を第5〜11図に基づいて
説明する。
し、次いで、本発明の実施例を第5〜11図に基づいて
説明する。
なお、簡単のため各図の対応部分には同一符号を附して
ある。第1図で電圧V1が端子14及び抵抗器12(抵
抗値R1)を介してトランジスタ10のエミツタに印加
される。一方電圧V2が端子16を介してベースに印加
され、コレクターからは定電流1。utが端子18に流
れる。ここでI。ut+(1−2)/R1となり、V1
−V2が充分大きければ出力電流10utはV,−V2
に正比例し、かつ、R1に正確に反比例して広範囲に変
化する。しかし、実際には、エミッタ電流及び温度の変
化によりベース・エミツタ間電圧VBOが変化し、出力
電流1。utは必ずしもV1−V2に正確に正比例しな
いという欠点を有する。更に、エミツタ電流が数MA程
度の大きさの場合には良好に動作するが、エミツタ電流
が微少のときには斯るトランジスタ10のベース電流が
無視できなくなり温度によりI。utが変化するという
不都合がある。第2図の従来例では、演算増巾器20を
所謂ボルテージ・ホロワとして用い、エミツタ電圧をV
2に維持し、第1図の従来例の欠点を償つている。
ある。第1図で電圧V1が端子14及び抵抗器12(抵
抗値R1)を介してトランジスタ10のエミツタに印加
される。一方電圧V2が端子16を介してベースに印加
され、コレクターからは定電流1。utが端子18に流
れる。ここでI。ut+(1−2)/R1となり、V1
−V2が充分大きければ出力電流10utはV,−V2
に正比例し、かつ、R1に正確に反比例して広範囲に変
化する。しかし、実際には、エミッタ電流及び温度の変
化によりベース・エミツタ間電圧VBOが変化し、出力
電流1。utは必ずしもV1−V2に正確に正比例しな
いという欠点を有する。更に、エミツタ電流が数MA程
度の大きさの場合には良好に動作するが、エミツタ電流
が微少のときには斯るトランジスタ10のベース電流が
無視できなくなり温度によりI。utが変化するという
不都合がある。第2図の従来例では、演算増巾器20を
所謂ボルテージ・ホロワとして用い、エミツタ電圧をV
2に維持し、第1図の従来例の欠点を償つている。
図示の如く、新たに複数のエミツタ抵抗器12a,12
b,12c,・・・,12xがそれぞれスイツチ(電子
スイツチ又は機械スイツチ)を介して並列に接続され、
さらに抵抗器12に並列接続されている。ここで並列接
続された全エミツタ抵抗の合成抵抗値をR1′とすれば
、出力電流1。utは、10ut=(,−V2)/R,
′となる。そこで、エミツタ抵抗器12a,12b,1
2c,・・・,12xをそれぞれに直列接続されたスイ
ツチで選択的に回路に挿入すれば、出力電流1。utは
例えば1mA,2mA,5mA,10mA,20mA,
・・・の如く校正した(即ち既知の)所定のステツプで
複数の値に変化せしめることができる。しかし、第2図
の従来例では、多数の高精度(誤差0.1%程度)の抵
抗器とスイツチを必要とするので、構成が複雑となり高
価となる欠点がある。更に、これらステツプ間の電流を
連続的に得るには、電圧V,或はV2を変化させる必要
があるが、出力電流1。utは電圧V1−V2に比例す
るのでV1或はV2の一方のみにより佼正された出力を
得ることが出来ないという欠点を有する。第3図は、制
御電圧に略比例した任意の出力電流を得る電流源回路の
従来例を示している。
b,12c,・・・,12xがそれぞれスイツチ(電子
スイツチ又は機械スイツチ)を介して並列に接続され、
さらに抵抗器12に並列接続されている。ここで並列接
続された全エミツタ抵抗の合成抵抗値をR1′とすれば
、出力電流1。utは、10ut=(,−V2)/R,
′となる。そこで、エミツタ抵抗器12a,12b,1
2c,・・・,12xをそれぞれに直列接続されたスイ
ツチで選択的に回路に挿入すれば、出力電流1。utは
例えば1mA,2mA,5mA,10mA,20mA,
・・・の如く校正した(即ち既知の)所定のステツプで
複数の値に変化せしめることができる。しかし、第2図
の従来例では、多数の高精度(誤差0.1%程度)の抵
抗器とスイツチを必要とするので、構成が複雑となり高
価となる欠点がある。更に、これらステツプ間の電流を
連続的に得るには、電圧V,或はV2を変化させる必要
があるが、出力電流1。utは電圧V1−V2に比例す
るのでV1或はV2の一方のみにより佼正された出力を
得ることが出来ないという欠点を有する。第3図は、制
御電圧に略比例した任意の出力電流を得る電流源回路の
従来例を示している。
この回路では演算増巾器20及び22はボルテージ・ホ
ロワとして用いられ、他の演算増巾器24は、抵抗器3
2,33及び34の抵抗値を等しくして、利得−1の反
転増巾器として用いられている。まず、ポテンシヨ・メ
ータ28の出力電圧(制御電圧)V2がOのとき電圧−
V3の電源(図示せず)に端子36を介して接続された
ポテンシヨ●メータ30の出力電圧を−V1となるよう
調整しておく。したがつて、制御電圧2がOのときは、
演算増巾器24の出力電圧はV1であり、トランジスタ
10のエミツタ電圧も同じくV1となる。ここで、制御
電圧V2を上げていくと、該演算増巾器24の出力端に
はV1−V2の電圧が発生する。したがつて、実質的に
、ヱミツタ抵抗器12の両端にV2の電位差が生じたこ
とになる。つまり、出力電流をI。utとすると、IO
Ut+V2/R1となる。換言すれば出力電流1。ut
は制御電圧V2に略比例した値となる。しかし、第3図
の従来例では次の様な欠点がある。即ち、(1)制御電
圧2を1にまで上げると、トランジスタ10のベース・
コレクタ電圧VBCはOとなるので負荷電圧が生じない
用途に限定される。
ロワとして用いられ、他の演算増巾器24は、抵抗器3
2,33及び34の抵抗値を等しくして、利得−1の反
転増巾器として用いられている。まず、ポテンシヨ・メ
ータ28の出力電圧(制御電圧)V2がOのとき電圧−
V3の電源(図示せず)に端子36を介して接続された
ポテンシヨ●メータ30の出力電圧を−V1となるよう
調整しておく。したがつて、制御電圧2がOのときは、
演算増巾器24の出力電圧はV1であり、トランジスタ
10のエミツタ電圧も同じくV1となる。ここで、制御
電圧V2を上げていくと、該演算増巾器24の出力端に
はV1−V2の電圧が発生する。したがつて、実質的に
、ヱミツタ抵抗器12の両端にV2の電位差が生じたこ
とになる。つまり、出力電流をI。utとすると、IO
Ut+V2/R1となる。換言すれば出力電流1。ut
は制御電圧V2に略比例した値となる。しかし、第3図
の従来例では次の様な欠点がある。即ち、(1)制御電
圧2を1にまで上げると、トランジスタ10のベース・
コレクタ電圧VBCはOとなるので負荷電圧が生じない
用途に限定される。
そこで一般にはV2《V1としなければならないので、
出力電流1。utの線形可変範囲(つまり可変比)が制
限される。(2)制御電圧V2がOに近づくと、エミツ
タ電圧がV,IIC.近づく結果、エミツタ抵抗12で
の電圧降下及び出力電流もOに近づくので演算増巾器2
0の反転入力端子への電流(素子によりバラツキがある
が約0.5μA以下)のために、出力電流変化が非線形
となる。
出力電流1。utの線形可変範囲(つまり可変比)が制
限される。(2)制御電圧V2がOに近づくと、エミツ
タ電圧がV,IIC.近づく結果、エミツタ抵抗12で
の電圧降下及び出力電流もOに近づくので演算増巾器2
0の反転入力端子への電流(素子によりバラツキがある
が約0.5μA以下)のために、出力電流変化が非線形
となる。
更にこのような場合には、演算増巾器20の正常な動作
を困難とする。(3)演算増巾器が3個、高精度抵抗、
ポテンシヨ・メータ2個が必要であり、正電源(電圧+
1)だけでなく負電源(電圧−,)が必要であり、さら
に回路構成及び調整が単純でなく、かつ、高価となる。
を困難とする。(3)演算増巾器が3個、高精度抵抗、
ポテンシヨ・メータ2個が必要であり、正電源(電圧+
1)だけでなく負電源(電圧−,)が必要であり、さら
に回路構成及び調整が単純でなく、かつ、高価となる。
以上が第3図の従来回路の短所であるが、第2,3図の
従来回路の欠点である演算増巾器の反転入力端子への電
流による非直線性を改善する従来例として第4図の回路
がある。
従来回路の欠点である演算増巾器の反転入力端子への電
流による非直線性を改善する従来例として第4図の回路
がある。
この回路では新たにトランジスタ38を加え、ベースは
他のトランジスタ10のベースに直結され、コレクタは
抵抗器40を介して端子14に接続されている。なお、
抵抗器40の抵抗値は抵抗器12のそれに等しくしてあ
る。この従来例はトランジスタ38のエミツタは演算増
巾器20の反転入力端子に接続されていないので、抵抗
器40に流れる電流は反転入力端に分流されず、第2,
3図の従来例の欠点の一つは解消される。しかし、他の
欠点は未解決のまXであり、しかも特性の揃つた一対の
トランジスタ10,38が必要となるという別の欠点が
ある。なお、第4図の従来例は実開昭49−41221
の明細書に開示されている。
他のトランジスタ10のベースに直結され、コレクタは
抵抗器40を介して端子14に接続されている。なお、
抵抗器40の抵抗値は抵抗器12のそれに等しくしてあ
る。この従来例はトランジスタ38のエミツタは演算増
巾器20の反転入力端子に接続されていないので、抵抗
器40に流れる電流は反転入力端に分流されず、第2,
3図の従来例の欠点の一つは解消される。しかし、他の
欠点は未解決のまXであり、しかも特性の揃つた一対の
トランジスタ10,38が必要となるという別の欠点が
ある。なお、第4図の従来例は実開昭49−41221
の明細書に開示されている。
本発明は上述の従来例の欠点を有しない新規の可変電流
源を提供するもので、以下、図面に沿つて本発明の実施
例を説明する。
源を提供するもので、以下、図面に沿つて本発明の実施
例を説明する。
第5図は本発明の第1の実施例であり、従来例で説明し
たように、ポテンシヨ・メータ28からの出力電圧V2
と等しい電圧がトランジスタ10のエミツタ端子に生ず
る。
たように、ポテンシヨ・メータ28からの出力電圧V2
と等しい電圧がトランジスタ10のエミツタ端子に生ず
る。
したがつて、抵抗器12(抵抗値R1)を流れる電流1
1は常に(V1−V2)/R1で決まる一定値である。
一方、ポテンシヨ・メータ46の出力電圧V4(制御電
圧として用いる)は、ボルテージ・ホロワとして用いら
れている演算増巾器44の非反転入力端子に印加される
ので当該演算増巾器44の出力電圧は同じくV4であり
、抵抗器(抵抗値R2)を矢印の向きに流れる電流12
は(V2−V4)/R2となる。したがつて、トランジ
スタ10のコレクタ電流、即ち出力電流。Utは両電流
11,i2の差に等しく次のようになる。の条件を満足
するようにRl,R2,Vl,V2を選定すると、とな
り、出力電流は制御電圧V4に正比例し、R2に反比例
する。
1は常に(V1−V2)/R1で決まる一定値である。
一方、ポテンシヨ・メータ46の出力電圧V4(制御電
圧として用いる)は、ボルテージ・ホロワとして用いら
れている演算増巾器44の非反転入力端子に印加される
ので当該演算増巾器44の出力電圧は同じくV4であり
、抵抗器(抵抗値R2)を矢印の向きに流れる電流12
は(V2−V4)/R2となる。したがつて、トランジ
スタ10のコレクタ電流、即ち出力電流。Utは両電流
11,i2の差に等しく次のようになる。の条件を満足
するようにRl,R2,Vl,V2を選定すると、とな
り、出力電流は制御電圧V4に正比例し、R2に反比例
する。
抵抗値R2の抵抗器42に高精度抵抗器を用いれば、制
御電圧4の変化に応じて出力電流10utをOから4/
R2までの広範に亘り極めて直線的に可変とすることが
できる。この様子は第8図に示されている。本実施例に
よれば、特に第3図の従来例について述べた欠点は殆ん
ど解消する。即ち、(1)トランジスタ10のベース電
圧は略々2で−定であり、該トランジスタ10はそのコ
レクタと接地間に挿入した充電コンデンサに大振巾出力
電圧を発生させても線形動作が可能である。
御電圧4の変化に応じて出力電流10utをOから4/
R2までの広範に亘り極めて直線的に可変とすることが
できる。この様子は第8図に示されている。本実施例に
よれば、特に第3図の従来例について述べた欠点は殆ん
ど解消する。即ち、(1)トランジスタ10のベース電
圧は略々2で−定であり、該トランジスタ10はそのコ
レクタと接地間に挿入した充電コンデンサに大振巾出力
電圧を発生させても線形動作が可能である。
また、制御電圧V4はOからV1まで可変可能なので可
変範囲が極めて広い。(2) トランジスタ10のエミ
ツタ電流は制御電圧V4及び出力電流1。
変範囲が極めて広い。(2) トランジスタ10のエミ
ツタ電流は制御電圧V4及び出力電流1。
utに無関係に一定値(l−V2)/Rl.又はl/(
R1+R2)であるので、この値を演算増巾器20の制
御入力電流より充分大きく選定しておけば動作上の影響
は無視できる。よつて、V4が0に近づく附近でも出力
電流1。utの直線性は良好である。(3)使用部品は
少なく、且つ単一電線(電圧1)で動作できるので構成
が簡単で安価である。第6図は、PNP型トランジスタ
10の代りにNPN型トランジスタ41を用いた電流シ
ンク方式の場合であり、その他の構成は電源電圧が負と
なつている点を除き、第5図の実施例と同一である。し
たがつて、第6図の実施例の動作説明は省略する。第7
図は、第5図の実施例に制御電圧V4用の粗及び微調整
手段を設けた回路を示している。
R1+R2)であるので、この値を演算増巾器20の制
御入力電流より充分大きく選定しておけば動作上の影響
は無視できる。よつて、V4が0に近づく附近でも出力
電流1。utの直線性は良好である。(3)使用部品は
少なく、且つ単一電線(電圧1)で動作できるので構成
が簡単で安価である。第6図は、PNP型トランジスタ
10の代りにNPN型トランジスタ41を用いた電流シ
ンク方式の場合であり、その他の構成は電源電圧が負と
なつている点を除き、第5図の実施例と同一である。し
たがつて、第6図の実施例の動作説明は省略する。第7
図は、第5図の実施例に制御電圧V4用の粗及び微調整
手段を設けた回路を示している。
即ち、粗調整用ポテンシヨ・メータ54と微調整用ポテ
ンシヨ・メータ56がアースと負電圧源(例えば電圧−
V,)の間に並列接続され、ポテンシヨ・メータ54及
び56の出力電圧は夫々抵抗器50,52を介して演算
増巾器44の反転入力端子に印加されている。ここで抵
抗器50,52の抵抗値の比を、例えば1:100に設
定すれば制御電圧V4を粗及び微調整することができる
。この制御電圧V4をデイジタル電圧計(DMV)で測
定すれば前記3式からI。utが容易に求められる。第
9図は、本発明の他の実施例であり、電流ソース方式と
電流シンク方式を組合せた電流源回路を示している。
ンシヨ・メータ56がアースと負電圧源(例えば電圧−
V,)の間に並列接続され、ポテンシヨ・メータ54及
び56の出力電圧は夫々抵抗器50,52を介して演算
増巾器44の反転入力端子に印加されている。ここで抵
抗器50,52の抵抗値の比を、例えば1:100に設
定すれば制御電圧V4を粗及び微調整することができる
。この制御電圧V4をデイジタル電圧計(DMV)で測
定すれば前記3式からI。utが容易に求められる。第
9図は、本発明の他の実施例であり、電流ソース方式と
電流シンク方式を組合せた電流源回路を示している。
この回路は第5図の回路と、第6図の回路の変形を組合
せてあるので、変形部分についてのみ説明する。なお第
9図の回路素子で第6図の素子と対応するものには符号
にダツシユを附してある。
せてあるので、変形部分についてのみ説明する。なお第
9図の回路素子で第6図の素子と対応するものには符号
にダツシユを附してある。
さて抵抗器62及び64の抵抗値を等しくすれば演算増
巾器60は利得が−1の増巾器として動作する。したが
つて、次段の演算増巾器2『の非反転入力端子への印加
電圧は一2となり、第6図の実施例の場合と同様となる
。一方、ポテンシヨ・メータ46の出力電圧V4は抵抗
器66を介して演算増巾器44Iの反転入力端子に印加
される。抵抗器68の抵抗値を抵抗器66のそれと等し
くすれば演算増巾器44′の出力端には−V4の電圧が
生ずることになる。この電圧は、第6図の演算増巾器4
4の出力端電圧と等しい。したがつて、第9図の実施例
では、トランジスタ10及び415から、それぞれ流出
・流入する電流に注目すれば電流ソース及び電流シンク
方式の組合せ電流源回路となることが判る。第10図は
、本発明に係る、電流ソースと電流シンク方式の組合せ
電流源回路の他の実施例を示している。第9図の実施例
との主な相違点は(1)演算増巾器20及び60への入
力電圧が抵抗器28a,28bで分圧された1/2であ
り、(2)トランジスタ10と411のコレクタが直結
され、その接続点に負荷68の一端が接続され、(3)
第9図の演算増巾器44″、抵抗器42″,66,68
等が除かれていることである。なお、本実施例の電流一
電圧特性が第11図に示されている。さて、演算増巾器
20及び60への印加電圧がV1/2であるのでトラン
ジスタ10及び411のエミツタ電圧は夫々V1/2及
び−V1/2に維持される。したがつて、トランジスタ
411のエミツタ電流は抵抗器12″の抵抗値をRとす
ればV,/2Rで一定となる。一方、抵抗器12と42
の抵抗値を共にRとすれば前述の(3)式の条件は満足
されることが判る。ここで、制御電圧4を0にすれば抵
抗器12を流れる電流は全て抵抗器42を流れるので負
荷側から図示のI。utと逆向きの電流1/2Rがトラ
ンジスタ41Iのコレクタ、エミツタそして抵抗器12
″を通つて流れることになる。一方、制御電圧V4がV
1/2のときは、トランジスタ10のコレクタ、エミツ
タを流れる電流V1/2Rは全てトランジスタ41′の
コレクタ、エミツタを流れるのでI。utはOである。
さらに、制御電圧V4がV,のときはトランジスタ10
のコレクタ・エミツタを流れる電流V1/Rは負荷68
側とトランジスタ41′側とに2分されるのでV,/2
Rとなる。説明の便宜上、制御電圧V4を上記の3点に
ついて考察したが、トランジスタ10のコレクタ電流は
、制御電圧V4をOからV1まで変化させれば、Oから
V1/Rまで連続して可変にすることができるので、負
荷68へ流入し又は流出する電流1。utは第11図に
示すようになる。尚、抵抗器12,12′及び42の抵
抗値が等しいことは必須要件ではない、しかし、抵抗器
125の抵抗器125の抵抗値はV4=V1/2のとき
トランジスタ10,1『のI。utが等しくなるように
選定すれば第11図に示す特性が得られる。さらに、第
9図及び第10図の実施例に於いても第6図の実施例の
如く、粗及び微調整手段を付加し得ることは明白である
。又演算増巾器60の代りに抵抗分圧器を使用すること
ができる。なお、実験の結果によれば、出力電流1。
巾器60は利得が−1の増巾器として動作する。したが
つて、次段の演算増巾器2『の非反転入力端子への印加
電圧は一2となり、第6図の実施例の場合と同様となる
。一方、ポテンシヨ・メータ46の出力電圧V4は抵抗
器66を介して演算増巾器44Iの反転入力端子に印加
される。抵抗器68の抵抗値を抵抗器66のそれと等し
くすれば演算増巾器44′の出力端には−V4の電圧が
生ずることになる。この電圧は、第6図の演算増巾器4
4の出力端電圧と等しい。したがつて、第9図の実施例
では、トランジスタ10及び415から、それぞれ流出
・流入する電流に注目すれば電流ソース及び電流シンク
方式の組合せ電流源回路となることが判る。第10図は
、本発明に係る、電流ソースと電流シンク方式の組合せ
電流源回路の他の実施例を示している。第9図の実施例
との主な相違点は(1)演算増巾器20及び60への入
力電圧が抵抗器28a,28bで分圧された1/2であ
り、(2)トランジスタ10と411のコレクタが直結
され、その接続点に負荷68の一端が接続され、(3)
第9図の演算増巾器44″、抵抗器42″,66,68
等が除かれていることである。なお、本実施例の電流一
電圧特性が第11図に示されている。さて、演算増巾器
20及び60への印加電圧がV1/2であるのでトラン
ジスタ10及び411のエミツタ電圧は夫々V1/2及
び−V1/2に維持される。したがつて、トランジスタ
411のエミツタ電流は抵抗器12″の抵抗値をRとす
ればV,/2Rで一定となる。一方、抵抗器12と42
の抵抗値を共にRとすれば前述の(3)式の条件は満足
されることが判る。ここで、制御電圧4を0にすれば抵
抗器12を流れる電流は全て抵抗器42を流れるので負
荷側から図示のI。utと逆向きの電流1/2Rがトラ
ンジスタ41Iのコレクタ、エミツタそして抵抗器12
″を通つて流れることになる。一方、制御電圧V4がV
1/2のときは、トランジスタ10のコレクタ、エミツ
タを流れる電流V1/2Rは全てトランジスタ41′の
コレクタ、エミツタを流れるのでI。utはOである。
さらに、制御電圧V4がV,のときはトランジスタ10
のコレクタ・エミツタを流れる電流V1/Rは負荷68
側とトランジスタ41′側とに2分されるのでV,/2
Rとなる。説明の便宜上、制御電圧V4を上記の3点に
ついて考察したが、トランジスタ10のコレクタ電流は
、制御電圧V4をOからV1まで変化させれば、Oから
V1/Rまで連続して可変にすることができるので、負
荷68へ流入し又は流出する電流1。utは第11図に
示すようになる。尚、抵抗器12,12′及び42の抵
抗値が等しいことは必須要件ではない、しかし、抵抗器
125の抵抗器125の抵抗値はV4=V1/2のとき
トランジスタ10,1『のI。utが等しくなるように
選定すれば第11図に示す特性が得られる。さらに、第
9図及び第10図の実施例に於いても第6図の実施例の
如く、粗及び微調整手段を付加し得ることは明白である
。又演算増巾器60の代りに抵抗分圧器を使用すること
ができる。なお、実験の結果によれば、出力電流1。
utの線形可変化は、従来回路の10〜30に比して1
00乃至1000以上(例えば、10μA〜10mA)
の極めて良好な特性であることが判明した。よつて、オ
シロスコープ用掃引発生器、電圧制御型発振器、関数発
生器等の各種の用途がある。尚、出力電流1。utの表
示は、ポテンシヨ・メータとしてバーニア付き多回転型
のものを使用し、ダイヤル目盛から直読することができ
る。しかし、制御電圧V3を直接デイジタル電圧計(D
VM)で測定することによりLED(発光ダイオード)
、LCD(液晶表示装置)等にデイジタル的に表示する
こともできる。好適な一実施例としては、V1:50ボ
ルト、V2:10ボルト、R1:20KΩ、R2:5K
Ωである。
00乃至1000以上(例えば、10μA〜10mA)
の極めて良好な特性であることが判明した。よつて、オ
シロスコープ用掃引発生器、電圧制御型発振器、関数発
生器等の各種の用途がある。尚、出力電流1。utの表
示は、ポテンシヨ・メータとしてバーニア付き多回転型
のものを使用し、ダイヤル目盛から直読することができ
る。しかし、制御電圧V3を直接デイジタル電圧計(D
VM)で測定することによりLED(発光ダイオード)
、LCD(液晶表示装置)等にデイジタル的に表示する
こともできる。好適な一実施例としては、V1:50ボ
ルト、V2:10ボルト、R1:20KΩ、R2:5K
Ωである。
この場合には、勿論前記(2)式の条件を満足し、出力
電流1。utはOから100まで変化する。尚、DMV
を使用する場合には、通常、電圧測定と共用できるよう
、R1は1KΩ、10KΩのように10nKΩ(n=1
,2,3,・・・)に選定すると便利である。また上記
(2)式の条件は第8図のようにI。utをO→3/R
2に変化するためには必要であるが、(2)式を満足し
なくとも第8図の直線が上下方向に移動するのみ(但し
、IOut》0)であるので、そのような用途には(2
)式が満足されなくてもよい。以上説明した如く、本発
明に係わる可変電流源によれば、トランジスタのエミツ
タに一端を接続した2個の抵抗器の一方の他端に固定電
圧を、他方の他端に制御電圧を加えるという簡単な回路
構成で制御電圧に正確に正比例した可変範囲が極めて広
い出力電流を得ることができる。
電流1。utはOから100まで変化する。尚、DMV
を使用する場合には、通常、電圧測定と共用できるよう
、R1は1KΩ、10KΩのように10nKΩ(n=1
,2,3,・・・)に選定すると便利である。また上記
(2)式の条件は第8図のようにI。utをO→3/R
2に変化するためには必要であるが、(2)式を満足し
なくとも第8図の直線が上下方向に移動するのみ(但し
、IOut》0)であるので、そのような用途には(2
)式が満足されなくてもよい。以上説明した如く、本発
明に係わる可変電流源によれば、トランジスタのエミツ
タに一端を接続した2個の抵抗器の一方の他端に固定電
圧を、他方の他端に制御電圧を加えるという簡単な回路
構成で制御電圧に正確に正比例した可変範囲が極めて広
い出力電流を得ることができる。
第1〜4図は夫々従来の電流源回路を示し、第5〜7図
は夫々本発明に係る実施例を示し、第8図は第5図の実
施例の動作説明図、第9,10図は夫々本発明に係る他
の実施例を示し、第11図は第10図の動作説明図であ
る。 10,1『,41,41′・・・トランジスタ、12,
12″ ,33,34,40,42,42″,48,6
4,66・・・抵抗器、20,22,24,44,44
1,60・・・演算増巾器、28,30,46,56・
・・ポテンシヨ・メータ。
は夫々本発明に係る実施例を示し、第8図は第5図の実
施例の動作説明図、第9,10図は夫々本発明に係る他
の実施例を示し、第11図は第10図の動作説明図であ
る。 10,1『,41,41′・・・トランジスタ、12,
12″ ,33,34,40,42,42″,48,6
4,66・・・抵抗器、20,22,24,44,44
1,60・・・演算増巾器、28,30,46,56・
・・ポテンシヨ・メータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エミッタに一定電圧を加えたトランジスタと、該ト
ランジスタのエミッタに夫々一端を接続した第1及び第
2抵抗器と、該第1及び第2抵抗器の他端に夫々接続し
た電圧源及び制御電圧源とを具備し、該制御電圧源の電
圧の変化に応じて変化する出力電流を上記トランジスタ
のコレクタから得る可変電流源。 2 上記トランジスタのエミッタ電圧を、上記第2抵抗
器の抵抗と上記電圧源との積を上記第1及び第2抵抗器
の抵抗値の和で除した値に等しくしたことを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の可変電流源。 3 上記制御電圧源を0乃至上記第1抵抗器の一端に接
続した上記電圧源の電圧まで変化するようにしたことを
特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の可変
電流源。 4 上記制御電圧源に粗及び微調整手段を設けたことを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の可変電流源。 5 エミッタに一定電圧を加えた第1トランジスタと、
該第1トランジスタのエミッタに夫々一端を接続した第
1及び第2抵抗器と、該第1及び第2抵抗器の他端に夫
々接続した第1電圧源及び第1制御電圧源と、エミッタ
に一定電圧を加えた第2トランジスタと、該第2トラン
ジスタのエミッタに夫々一端を接続した第3及び第4抵
抗器と、該第3抵抗器の他端に接続した、第1電圧源と
逆極性の第2電圧源と、上記第4の抵抗器の他端に接続
した第2制御電圧源とを具備し、上記第1及び第2制御
電圧源の電圧の変化に応じて変化する入出力電流を上記
第1及び第2トランジスタのコレクタから得る可変電流
源。 6 上記第1トランジスタのエミッタ電圧を上記第2抵
抗器の抵抗値と上記第1電圧源との積を上記第1及び第
2抵抗器の抵抗値の和で除した値に等しくし、かつ、上
記第2トランジスタのエミッタ電圧を、上記第4抵抗器
の抵抗値と上記第2電圧源との積を上記第3及び第4抵
抗器の抵抗値の和で除した値に等しく選定したことを特
徴とする特許請求第5項記載の可変電流源。 7 上記第1及び第2制御電圧源を夫々0乃至上記第1
及び第2電圧源の電圧まで変化するようにしたことを特
徴とする特許請求の範囲第5項又は第6項記載の可変電
流源。 8 上記第1及び第2制御電圧源の夫々に粗及び微調整
手段を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第5項記
載の可変電流源。 9 上記第1及び第2制御電圧源を単一制御手段で制御
するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第5項
記載の可変電流源。 10 エミッタに一定電圧を加えた第1トランジスタと
、該第1トランジスタのエミッタに夫々一端を接続した
第1及び第2抵抗器と、該第1及び第2抵抗器の他端に
夫々接続した第1電圧源及び制御電圧源と、コレクタを
上記第1トランジスタのコレクタに接続しエミッタに一
定電圧を加えた第2トランジスタと該第2トランジスタ
のエミッタに一端を接続した第3抵抗器と、該第3抵抗
器の他端に接続した、第1電圧源と逆極性の第2電圧源
と第1及び第2トランジスタのコレクタの接続点に一端
を接続した負荷とを具備し、上記制御電圧の電圧の変化
に応じて変化する、上記負荷への入力電流又は上記負荷
からの出力電流を得る可変電流源。 11 上記第1トランジスタのエミッタ電圧を上記第2
抵抗器の抵抗値と上記第1電圧源との積を上記第1及び
第2抵抗器の抵抗値の和で除した値に等しくしたことを
特徴とする特許請求の範囲第9項記載の可変電流源。 12 上記第1制御電圧源を0乃至上記第1電圧源の電
圧まで変化するようにしたことを特徴とする特許請求の
範囲第9項又は第10項記載の可変電流源。 13 上記制御電圧源に粗及び微調整手段を設けたこと
を特徴とする特許請求の範囲第9項記載の可変電流源。 14 上記第1及び第2抵抗器の抵抗値を等しく、且つ
上記第1及び第2トランジスタのエミッタ電圧をそれぞ
れ上記第1及び第2電圧源の電圧の半分に選定したこと
を特徴とする特許請求の範囲第9項記載の可変電流源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4991678A JPS592347B2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 可変電流源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4991678A JPS592347B2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 可変電流源 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54143172A JPS54143172A (en) | 1979-11-08 |
JPS592347B2 true JPS592347B2 (ja) | 1984-01-18 |
Family
ID=12844328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4991678A Expired JPS592347B2 (ja) | 1978-04-28 | 1978-04-28 | 可変電流源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS592347B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63102447U (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-04 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5896314A (ja) * | 1981-12-02 | 1983-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 補正駆動回路 |
JP2009112169A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Honda Motor Co Ltd | 発電機の出力制御装置 |
-
1978
- 1978-04-28 JP JP4991678A patent/JPS592347B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63102447U (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54143172A (en) | 1979-11-08 |
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