JPS5921936Y2 - 自動車用空調装置 - Google Patents
自動車用空調装置Info
- Publication number
- JPS5921936Y2 JPS5921936Y2 JP3846180U JP3846180U JPS5921936Y2 JP S5921936 Y2 JPS5921936 Y2 JP S5921936Y2 JP 3846180 U JP3846180 U JP 3846180U JP 3846180 U JP3846180 U JP 3846180U JP S5921936 Y2 JPS5921936 Y2 JP S5921936Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deodorizer
- air
- evaporator
- case
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車室内空気の調和を行なう自動車用空調装置に
関し、特に冷房能力を有する空調装置に関する。
関し、特に冷房能力を有する空調装置に関する。
従来、自動車用空調装置においては、冷房時始動初期の
未だ比較的に暖かい蒸発器の表面を通した空気をそのま
ま車室内へ送るようにしているので、始動初期における
吹出空気が不快な異臭を発するという問題がある。
未だ比較的に暖かい蒸発器の表面を通した空気をそのま
ま車室内へ送るようにしているので、始動初期における
吹出空気が不快な異臭を発するという問題がある。
これは、自動車用空調装置が冷房作動中は、車室内にお
ける煙草の煙、乗員の体臭、化粧品の臭い等が蒸発器の
冷い表面に空気中の湿気と共に凝縮吸着されるため、吹
出空気が異臭を発しないが、自動車用空調装置の使用を
停止した際、高温の雰囲気で腐敗し、バクテリアが発生
しやすくなり悪臭を発生するためである。
ける煙草の煙、乗員の体臭、化粧品の臭い等が蒸発器の
冷い表面に空気中の湿気と共に凝縮吸着されるため、吹
出空気が異臭を発しないが、自動車用空調装置の使用を
停止した際、高温の雰囲気で腐敗し、バクテリアが発生
しやすくなり悪臭を発生するためである。
そしてこのような状態で哨動車用空調装置を始動させる
と、暖かい蒸発器の表面近くに停滞している異臭の原因
となる粒子が送風機から送られる風と共に車室内に吹出
されるので、始動初期においては異臭が強く、乗員に不
快感を与えるという欠点がある。
と、暖かい蒸発器の表面近くに停滞している異臭の原因
となる粒子が送風機から送られる風と共に車室内に吹出
されるので、始動初期においては異臭が強く、乗員に不
快感を与えるという欠点がある。
特に自動車用空調装置作動中は冷房能力の関係もあって
車室を密閉して使用することが多いので、始動初期にお
ける異臭が特に問題となる。
車室を密閉して使用することが多いので、始動初期にお
ける異臭が特に問題となる。
本考案は上記の欠点を解消するために、自動車用空調装
置の使用を停止した際に蒸発器の周囲を消臭剤雰囲気に
することにより、蒸発器に付着した異臭を除去すること
を目的とするものである。
置の使用を停止した際に蒸発器の周囲を消臭剤雰囲気に
することにより、蒸発器に付着した異臭を除去すること
を目的とするものである。
以下本考案の一実施例を図に基いて説明する。
図中1は樹脂製ケースで、外気導入口2及び内気導入口
3のいずれかより内外気切換ダンパ4によって選択導入
された被調和空気を吹出口5より車内へ吹き出すまでの
空気通路をなしている。
3のいずれかより内外気切換ダンパ4によって選択導入
された被調和空気を吹出口5より車内へ吹き出すまでの
空気通路をなしている。
なお、吹出口5は図示しない切換ダンパによって、冷房
用吹出口、暖房用吹出口、デフロスタ吹出口に切換るよ
うになっている。
用吹出口、暖房用吹出口、デフロスタ吹出口に切換るよ
うになっている。
6はこのケース1内へ空気を導入するとともに導入した
空気を車室内へ吹出す送風ファン、7はこの送風ファン
駆動用の送風モータである。
空気を車室内へ吹出す送風ファン、7はこの送風ファン
駆動用の送風モータである。
また、8はケース1内に配設された蒸発器で、空気の冷
却を行なうものである。
却を行なうものである。
そして、この蒸発器8は冷凍サイクル中の図示しない圧
縮機を作動停止させることによって作動を制御するよう
になっており、実際には圧縮機は自動車走行用エンジン
の駆動力を■ベルト・プーリ等の伝導手段を介して受け
るようになっているため、伝導手段の断続によって蒸発
器8の作動が制御されるようになっている。
縮機を作動停止させることによって作動を制御するよう
になっており、実際には圧縮機は自動車走行用エンジン
の駆動力を■ベルト・プーリ等の伝導手段を介して受け
るようになっているため、伝導手段の断続によって蒸発
器8の作動が制御されるようになっている。
9はケース1内の蒸発器8下流に配設された加熱器で、
自動車走行用エンジンのエンジン冷却水と蒸発器通過後
の空気とを熱交換して空気の加熱を行なうものである。
自動車走行用エンジンのエンジン冷却水と蒸発器通過後
の空気とを熱交換して空気の加熱を行なうものである。
勿論この加熱器9に供給されるエンジン冷却水の流れは
図示しないウォータバルブによって制御できるようにな
っている。
図示しないウォータバルブによって制御できるようにな
っている。
10はケース1内で蒸発器8と加熱器9との間に配設さ
れたエアミックスダンパで、蒸発器8を通過した空気を
加熱器9を通過する流れと通過しない流れとに吹き分け
ることによって吹出口5から吹き出される空気の温度を
調整するものである。
れたエアミックスダンパで、蒸発器8を通過した空気を
加熱器9を通過する流れと通過しない流れとに吹き分け
ることによって吹出口5から吹き出される空気の温度を
調整するものである。
また11は消臭器で内部には例えばフェルト等の吸湿性
のよい繊維質体に消臭液をしみ込ませてなる消臭剤12
が貯蔵されている。
のよい繊維質体に消臭液をしみ込ませてなる消臭剤12
が貯蔵されている。
そして、この消臭器は、ケース1のうち蒸発器8の下流
で加熱器9の上流となる位置に、第2図に示すように脱
着自在にねし止めされるようになっており、消臭剤12
が減少した時には消臭剤12の補充ができるようになっ
ている。
で加熱器9の上流となる位置に、第2図に示すように脱
着自在にねし止めされるようになっており、消臭剤12
が減少した時には消臭剤12の補充ができるようになっ
ている。
13はこの消臭器11の接続部位14を開閉する開閉弁
で、熱膨張率の大きい第1金属13 aと熱膨張率の小
さい第2金属13bとを貼り合わせたバイメタルよりな
り、ピン15によってケース1内で゛蒸発器8を通過し
た空気が直接当接する位置に固定されている。
で、熱膨張率の大きい第1金属13 aと熱膨張率の小
さい第2金属13bとを貼り合わせたバイメタルよりな
り、ピン15によってケース1内で゛蒸発器8を通過し
た空気が直接当接する位置に固定されている。
そして、この開閉弁13は第1、第2金属の熱膨張率差
に基いて、周囲温度が所定温度(例えば20〜25°C
程度)以下となれば消臭器11の接続部位14を閉じ、
所定温度以上となれば接続部位14を開くようになって
いる。
に基いて、周囲温度が所定温度(例えば20〜25°C
程度)以下となれば消臭器11の接続部位14を閉じ、
所定温度以上となれば接続部位14を開くようになって
いる。
次に上記構成よりなる空調装置の作動を説明する。
まず夏季等で外気温が高く冷房運転を行なう場合につい
て説明すると、この場合には蒸発器8を作動させ、加熱
器9を不作動としておいて、かつエアミックスダンパ1
0を第1図中破線で示す位置すに回動させる。
て説明すると、この場合には蒸発器8を作動させ、加熱
器9を不作動としておいて、かつエアミックスダンパ1
0を第1図中破線で示す位置すに回動させる。
するとファン6により導入された空気は蒸発器8を通過
する際に5〜10°C程度まで冷却されて冷風となり、
ついで加熱器9を迂回して吹出口5から車室内へ吹出さ
れる。
する際に5〜10°C程度まで冷却されて冷風となり、
ついで加熱器9を迂回して吹出口5から車室内へ吹出さ
れる。
この冷房運転時には開閉弁13に蒸発器8通過後の冷風
が当たるため、開閉弁13は第2図中破線で示す形状す
となって消臭器11の接続部位14を閉じている。
が当たるため、開閉弁13は第2図中破線で示す形状す
となって消臭器11の接続部位14を閉じている。
そして、この状態から蒸発器8の作動を停止させると、
やがて蒸発器8の周囲は高温となって異臭を発生しやす
くなる。
やがて蒸発器8の周囲は高温となって異臭を発生しやす
くなる。
しかしながら、上記の如く蒸発器8の周囲の温度が上昇
して所定温度以上となれば、開閉弁13が第2図中実線
で示す形状aとなって、接続部位14を開き、消臭器1
1中の消臭剤12が蒸発器8側へ供線されるようになる
ため、消臭剤が異臭と中和して異臭を除去するようにな
っている。
して所定温度以上となれば、開閉弁13が第2図中実線
で示す形状aとなって、接続部位14を開き、消臭器1
1中の消臭剤12が蒸発器8側へ供線されるようになる
ため、消臭剤が異臭と中和して異臭を除去するようにな
っている。
また、冬季等で外気温が低い場合には蒸発器8を不作動
とし、加熱器9を作動させ、かつエアミックスダンパ1
0を第1図中実線で示す位置に回動させて、ファン6よ
り送られてきた空気を加熱器9で温め、暖風を車室内へ
吹き出させるようにする。
とし、加熱器9を作動させ、かつエアミックスダンパ1
0を第1図中実線で示す位置に回動させて、ファン6よ
り送られてきた空気を加熱器9で温め、暖風を車室内へ
吹き出させるようにする。
そのため、この暖房運転時には蒸発器8が不作動である
ため、蒸発器8で悪臭が発生することはなく、従って消
臭剤12は不用となる。
ため、蒸発器8で悪臭が発生することはなく、従って消
臭剤12は不用となる。
そのため、消臭器11の接続部位14はケース1のうち
加熱器上流にあって開閉弁13には加熱器9を通過した
暖気が当たらないようになっている。
加熱器上流にあって開閉弁13には加熱器9を通過した
暖気が当たらないようになっている。
従って、この暖房運転時には開閉弁13に低温の外気が
当たり、開閉弁13は消臭器11の接続口14を閉じる
ようになり、消臭剤が不必要に浪費されることはない。
当たり、開閉弁13は消臭器11の接続口14を閉じる
ようになり、消臭剤が不必要に浪費されることはない。
なお、上述の例は本考案の望しい態様であるが本考案は
この一例に限定されることなく他にも種種の態様がある
。
この一例に限定されることなく他にも種種の態様がある
。
即ち、上述の例では消臭器11をケース1に直接ねじ込
むようにしていたが、消臭器11をエンジンルームや車
室内の任意の位置に設置して接続管を介してケース1と
接続するようにしてもよい。
むようにしていたが、消臭器11をエンジンルームや車
室内の任意の位置に設置して接続管を介してケース1と
接続するようにしてもよい。
また、上述の例では開閉弁13にバイメタルを用いたが
、開閉弁13は温度に応じて形状が変化するものであれ
ば、他に形状記憶金属等を使用することも可能である。
、開閉弁13は温度に応じて形状が変化するものであれ
ば、他に形状記憶金属等を使用することも可能である。
以上説明したように、本考案装置ではケースのうち蒸発
器の下流側近傍に消臭器を接続し、かつこの消臭器の接
続部位に周囲温度が所定温度以上のとき接続部位を開き
、所定温度以下となれば接続部位を閉じる開閉弁を設け
たため、送風機が停止して蒸発器の温度が上昇した時に
は蒸発器周囲には消臭剤が供給されることになって、蒸
発器に付着した悪臭を完全に除去でき、自動車用空調装
置を始動させる場合に異臭を発生することがなく、乗員
に快適な環境を提供できるという優れた効果がある。
器の下流側近傍に消臭器を接続し、かつこの消臭器の接
続部位に周囲温度が所定温度以上のとき接続部位を開き
、所定温度以下となれば接続部位を閉じる開閉弁を設け
たため、送風機が停止して蒸発器の温度が上昇した時に
は蒸発器周囲には消臭剤が供給されることになって、蒸
発器に付着した悪臭を完全に除去でき、自動車用空調装
置を始動させる場合に異臭を発生することがなく、乗員
に快適な環境を提供できるという優れた効果がある。
しかも、本考案装置では開閉弁をバイメタル等の温度応
答性を有する金属材料で形成するようにしいてるため、
上記の作用効果が極めて簡単な構成によって遠戚される
という効果を有している。
答性を有する金属材料で形成するようにしいてるため、
上記の作用効果が極めて簡単な構成によって遠戚される
という効果を有している。
第1図は本考案装置の一実施例を示す構成国、第2図は
第1図のA部拡大断面図である。 1・・・・・・ケース、8・・・・・・蒸発器、11・
・・・・・消臭器、13・・・・・・開閉弁、14・・
・・・・接続部位。
第1図のA部拡大断面図である。 1・・・・・・ケース、8・・・・・・蒸発器、11・
・・・・・消臭器、13・・・・・・開閉弁、14・・
・・・・接続部位。
Claims (1)
- 被調和空気の通路をなすケースと、このケLス内に配設
され空気の冷却を行なう蒸発器と、前記ケースのうちこ
の蒸発器の下流側近傍に接続し前記ケース内へ消臭剤を
供給する消臭器と、前記ケース内に配設されてこの消臭
器の接続部位の開閉を行なう開閉弁とを備え、かつこの
開閉弁を温度に応じて形状の変化する温度応答性金属材
で形成して、開閉弁周囲の温度が所定温度以下では前記
消臭器の接続部位を閉じ、開閉弁周囲の温度が所定温度
以上では前記消臭器の接続部位を開くよう構成したこと
を特徴とする自動車用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3846180U JPS5921936Y2 (ja) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | 自動車用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3846180U JPS5921936Y2 (ja) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | 自動車用空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56139609U JPS56139609U (ja) | 1981-10-22 |
JPS5921936Y2 true JPS5921936Y2 (ja) | 1984-06-30 |
Family
ID=29633971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3846180U Expired JPS5921936Y2 (ja) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | 自動車用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5921936Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6504811B2 (ja) * | 2014-12-25 | 2019-04-24 | 石原ケミカル株式会社 | エバポレータユニット用抗菌剤収容器 |
-
1980
- 1980-03-24 JP JP3846180U patent/JPS5921936Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56139609U (ja) | 1981-10-22 |
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