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JPS59208215A - 球面ブツシユ - Google Patents

球面ブツシユ

Info

Publication number
JPS59208215A
JPS59208215A JP58080325A JP8032583A JPS59208215A JP S59208215 A JPS59208215 A JP S59208215A JP 58080325 A JP58080325 A JP 58080325A JP 8032583 A JP8032583 A JP 8032583A JP S59208215 A JPS59208215 A JP S59208215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
spherical
greasing
holes
circumferential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58080325A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsumasa Morishita
森下 光政
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP58080325A priority Critical patent/JPS59208215A/ja
Publication of JPS59208215A publication Critical patent/JPS59208215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/106Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/06Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
    • F16C11/0614Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints the female part of the joint being open on two sides
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C23/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
    • F16C23/02Sliding-contact bearings
    • F16C23/04Sliding-contact bearings self-adjusting
    • F16C23/043Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings
    • F16C23/045Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings for radial load mainly, e.g. radial spherical plain bearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば建設機械用油圧シリンダの軸受等任意
の方向に荷重が作用する部位に使用されて好適な球面ブ
ツシュに関するものである。
一般に、球面ブツシュを採用している機器の−例として
、油圧ショベルが知られている。
即ち、第1図は油圧ショベルの全体構成を示し、該油圧
ショベルは走行機能と旋回機能とを有する本体1と、該
本体1に取付けられた作業装置2とから大略構成され、
該作業装置2はプーム3.ア−ム4 、 パケット5.
プームシリンダ6、アームシリンダ7、パケットシリン
ダ8.リンク9A。
9B等で構成されている。そして、ブーム3の一端はピ
ンPlによシ本体1と、該ブーム3の他端はピンP2に
よυアーム5の一端と、該アーム5の他端はピンP3に
よりパケット5と、それぞれ回動自在に連結されている
。また、ブームシリンダ6の一端はピンP4によシ本体
1と、該ブームシリンダ6の他端はピンP5によシブー
ム3と、アームシリンダ7の一端はピンP6によシブー
ム3と、該アームシリンダ7の他端はピンP7によりア
ーム4と、パケットシリンダ8の一端はピンP8によシ
ブーム3と、該パケットシリンダ8の他端はピンP9に
よシリンジ9A、、9Bの一端と、該各リンク9A、9
Bの他端はピンPIGおよびP!、icよシそれぞれア
ーム4およびパケット5とそれぞれ軸まわシに回動自在
にピン結合されている。
このように構成される油圧ショベルは、本体1に搭載さ
れている原動機にょシ油圧ポンプを駆動し、該油圧ポン
プからの作動油を各シリンダ6゜7.8に供給すること
にょシ作業装置2を作動させ、作業具としてのパケット
5によって掘削作業を行なうことができるようになって
いる。
ところで、このような掘削作業の途中で、パケット5に
偏心荷重や横荷重が作用すると、プーム3.7−ム4は
曲げられたシ、捩られたシして変形する。従って、ピン
P1”pHを軸支するための軸受として円筒状ズッシー
を備えた滑シ軸受を使用すると、各シリンダ6.7.8
はブーム3゜アーム4の変形に伴ない曲げ変形を受ける
ことになる。このため、各シリンダ6.7.8のピスト
ン摺動面の摩耗を早めたシ、軸受に局部的な面圧を生じ
てその寿命を縮める等の不都合がある。
前述のようなシリンダ6.7.8に対する曲げ変形は油
圧シミベルが大型化することによシ顕著となる。そこで
、特に大型の油圧ショベルに適用される油圧シリンダを
軸支する滑シ軸受としては、従来から球面プツシ−を使
用することによシ、前述の不都合を解消するようにして
いる。
従来技術によるこの種の球面ブツシュとして、第2図な
いし第12図に示したようなものが知られている。
以下、従来技術による球面ブツシュを第1図における本
体1とブームシリンダ6とをビン結合するピンP4に適
用した場合について説明する。
球面プツシ−11は半円状の外輪形成部12A。
12Bを接合することによシ形成した外輪12と、該外
輪12内に嵌合した内輪13とから構成されている。そ
して、内輪13には軸挿通穴14が穿設されておシ、該
軸挿通穴14にはピンP4が挿通され、該ピンP4の両
端部は本体1に設けたプラタン)IA、IAに取付けら
れている。一方、ズームシリンダ6のビス部6Aにはブ
ツシュ挿嵌用穴15が設けられておシ、該ブツシュ挿嵌
用穴工5には外輪12が挿嵌されている。このよう゛に
してブームシリンダ6はピンP4の軸まわシに回動自在
に本体1と連結されている。
ところで、該ブームシリンダ6の他端と連結したプーム
3に荷重が作用して曲げられたシ、捩られたシすると、
該ブームシリンダ6には曲げ変形が生じ、その軸線がピ
ンP4の軸線と直交する状態から任意の方向に変位せし
められようとする。
このために、球面ブツシュ11の外輪12にはその内周
面に凹状球面部16が形成され、また内輪13の外周面
には凸状球面部17が形成されて、該外輪12と内輪1
3とを球面結合することによって、該外輪12を内輪1
3に沿って摺動変位することができるようになっている
。この結果、ブームシリンダ6に曲げ変形が生じると、
該ブームシリンダ6と共にその内部に嵌合した外輪12
がピンP4に嵌合した内輪13に沿って摺動変位するこ
とによシ、ピンP4の軸線に対するブームシリンダ6の
軸線の変位を可能とし、もってズームシリンダ6、球面
プツシ−11,ピンP4’4?の保護を図っている。そ
して、前述の如く外輪12と内輪13とは球面結合され
るものであるから、この結合を可能にするために外輪1
2は半円形状の外輪形成部1.2 A 、 12 Bか
らなる2部材で形成し、該各外輪形成部12A、12B
を相互に接合するように構成されている。
次に、ブームシリンダ6が作動すると、球面プツシ−1
1を構成する内輪13がビンP4と摺動し、また前述し
たようにブームシリンダ6に作用する曲げ変形によシ外
輪12は内輪13に対してm動する。さらに、前述の各
摺動を円滑に行なわせるために外輪12はボス部6人に
緩く嵌合されてお弘該外輪12とデス部6人との間も摺
動を行なうことができるようにな9ている。このように
、がス部6A、外輪12.内輪13.ビンP4は相互に
摺動可能となっているから、これら各摺動部の摺動を円
滑に行なわせるために、該各摺動部にグリースを供給し
て潤滑を行なう必要がある。
このために、デス部6人には半径方向に給脂通路18が
設けられ、該給脂通路18の一端は外部に開口して当該
開口端にはグリースニ、fル(図示せず)が設けられる
と共に、その他端はプツシ−挿嵌用穴15に向は開口し
ている。そして、外輪形成部12A、12Bの外周面に
は円周溝19A。
19Bが形成されており、該円周溝19A、19Bは前
記給脂通路18と連通し、これによって外輪12の外周
面とボス部6Aの内周面との間の摺動面全体にグリース
を供給することができるようになっている。また、外輪
形成部12A、12Bにはそれぞれの頂点位置に給脂用
貫通穴20人。
20Bが穿設されておシ、該各給脂用貫通穴20A。
20Bはその一端が円周溝19A、19Bに向は開口し
ている。さらに、内輪13の外周面と内周面には円周溝
21 、 ’22が形成されておp1前配給脂用貢通穴
20A、20Bの他端はこの円周溝21に向は開口して
いる。これによシ給脂通路18から供給されるグリース
は円周@ic+A、19Bおよび給脂用貫通穴20A’
、20Bを介して円周溝21に供給され、外輪12と内
輪13との間の摺動面にグリースが供給される。さらに
内輪13には一端が円周溝21に開口し、他端が該内輪
13の内周面に形成した円周溝22に開口する給脂用貫
通穴23.23が例えば1800位相をずらせて設けら
れている。これによって内輪13とビンP4との間の摺
動面にグリースを供給することができるようになってい
る。
ここで、給脂通路18はブームシリンダ6の軸心に位置
して設けられ、また円周溝19A、19B。
21.22も当該軸心を通る位置に設けられている。ま
た、給脂用貫通穴20A、20Bおよび23.23も同
様の位置に配設され、これによって各摺動面全体に効率
よく給脂することができるようになっている。そして、
給脂用貫通穴20人。
20Bはそれぞれ外輪12の外輪形成部12A。
12Bに設けられるもので、その加工の容易性。
給脂性等の見地から該各給脂用貫通穴2QA、20Bは
それぞれ各外輪形成部12A、12Bの頂点位置に設け
られている。
このように構成される球面プツシ^11は内輪13を半
円状の外輪形成部12A、12Bで包むように組立て、
然る後ブームシ1ノンダ6のボス部6人のブツシュ挿嵌
用穴15に挿嵌する。次に、ビンP4を一方のブラケッ
トIA(ill力)ら内輪13の軸挿通穴14に挿通し
、他方のブラケットIA内に挿入する。これにより、ビ
ンP4は各ブラケットIA間に支架されると共に、Δ(
ス部6人は該ビンP4によって支持される状態に組付け
られる。
そして、給脂通路18からグ1ノースを供給す号と、こ
のグリースは円周溝19A、19B内に充満し、外輪1
2とぎス部6人との間の隙間に滲透し、この摺動面全体
にグツノースフ5玉供給される。さらに、給脂用貫通穴
20A、20Bを介して円周溝21にもグリースが供給
される力飄ら、外輪12と内輪13との間の摺動部隙間
全体にグ1ノース〃工滲透する。また、各給脂用貫通穴
23.23を介して円周溝22にもグ1ノースカ;供給
される力・ら、内輪13とビyp4 との間の摺動部隙
間にもその全体にグリースが供給される。
このような状態でブームシ1ノンダ6をf〔動させると
、該ブームシリンダ6はビンP4の軸まわυに適宜回動
せしめられる。そして、ブームシリンダ6に偏荷重や横
荷重等が作用すると、外輪12の凹状球面部16内で内
輪13の凸状球面部17が回動し、ブームシリンダ6を
偏荷重等が作用しノこ方向に傾けることができる。而し
て、?ス部6A、外輪12.内輪13.ピンP4の各摺
動部にはグリースがむらなく滲透しているから、これら
の摺動部の摺動が円滑に行なわれ、前述の動作が円滑に
行々われる。
ところで、前述した従来技術による球面ゾッシーにあっ
ては、ブームシリンダ6がらビンP4に向は過大な外力
が加わると、第9図に示したようにその外輪12の外輪
形成部12A、12BKその給脂用貫通孔20A、20
Bから円周溝19に沿りて疲労用1裂24.24が発生
する事故が頻繁に生じていた。そして、かがる損傷を防
止するために、外輪120強度を向上させるべく、該外
輪全体の厚みを十分に厚くしたものが使用されていた。
このノこめに、球面プツシ−全体の形状が大型化し、1
だ重量化すると共に、価格的に高価になる欠点があった
。しかも、この球面ブツシュの大型化に伴ないそれに取
付けられるシリンダの最縮小長も長くなシ、尚該球面ブ
ツシュ、が適用される装置全体の形状も大型化する欠点
もちった。
本発明者は前述した従来技術の欠点を解消するために種
々研究を重ねた結果、従来技術による球面プツシ−はそ
の外輪12を構成する外輪形成部12A、12Bにはそ
の最脆弱部に給脂用貫通孔が設けられておシ、との給脂
用貫通孔12A、 12Bの近傍に集中応力が生じるた
めに前述のような疲労亀裂24.24が発生し易くなる
点に着目し、本発明を完成するに至った。
そこで、本発明について説明する前に、ブームシリンダ
6からピンP4に外力が加わった場合に半円状に形成し
た外輪形成部12A’Eたけ12Bに作用する荷重につ
いて説明する。
即ち、第10図および第11図に示したように、外輪形
成部12Aの中心をO1第10区の如く横断面における
外輪形成部12Aの頂点における該外輪形成部12Aの
厚さの中心であると共に、第11図に示す如く縦断面に
おける外輪形成部12Aの長さ方向の中心位置での厚さ
の中心をAとし、OAを結ぶ鵬をX−X軸1点Oを通シ
該外輪形成部12Aの外輪形成部12Bとの接合面を結
び、かつX−X線と直交する軸をY−Y軸1点0を通っ
て外輪形成部12Aの軸線長手方向に延び、かつX−X
軸と直交する軸を2−2軸とする。
まず、第10図において、外輪形成部12Aの内面側で
ある凹状球面部16に点Oから点Aに向けて圧力Fiが
作用したものとすると、図示のような力の分布を示し、
また外輪形成部12Aの外面側には点Aに向けて反力F
。が作用する。即ち、X−X軸からY−Y軸方向への傾
き角度をψとすると、外輪形成部12Aの内周面側から
はほぼF 1cos 2ψなる圧力分布となシ、またそ
の反力の圧力分布はF□cos2ψとなる。一方、第1
1図に示す縦断面方向には外輪形成部12Aの凹状球面
部16に対して圧力Fiが均等に作用し、またこれに対
する反力Foが均等に作用して、図示のような圧力分布
となる。
然るに、第11図に示すようにX−X軸から2−2軸方
向への傾き角度をθとすると、こ、の傾き角度θに沿っ
て中心0から外輪形成部12Aに向けて圧力Fが作用し
たものとすると、該外輪形成部12Aには2−2軸に沿
って矢示2方向に引張シ応力σ2が発生し、この大きさ
はほぼ次の(1)式で与えられる。
ただし、R:凹状球面部16の曲率半径h:点A(θ=
0)における外輪形成 部12Aの厚さ 2θ0:外輪形成部12Aの長さ方向に対して凹状球面
部12Aのなす角度 である。
前記(1)式から引張シ応力σ2と角度θとの関係は第
12図の如く表わされ、その最大値は点A(ψ=0.θ
−0)の位置となって、その値は次式(2)で示される
σz max −” (1’ 可θ)・・・・・・・・
・・・・・・(2)前述のことは外輪形成部12Bに圧
力が作用した場合についても同様でちる。
以上のことから、同じ形状の外輪を使用しても、その給
脂用貫通穴の穿設位置いかんによっては応力値が異なる
ことが判る。
本発明は以上の知見に基づいてなされたもので、外輪の
形状を大型化することなくその強度を向上させることが
できるようにした球面プツシ−を提供することをその目
的とするものでちる。
上記目的を達成するだめに、本発明に係る球面ズッンー
は外輪の長さ方向の中心位置、即ち軸挿通力向に2ける
中間位置に対し、少なくともいずれか一方の端面側に片
寄せて給脂用貫通穴を穿設したことをその特徴とするも
のである。
以下、本発明の実施例を第13図ないし第27図に基づ
き説明する。
まず、第13図ないし第20図は本発明の第1の実施例
を示し、同図において前述の従来技術で示したものと同
一構成要素については同一符号を付してその説明を省略
するものとする。
球面ブツシュ31は外輪形成部32A、32Bからなる
外輪32と内輪33とからなる点については前述した従
来技術によるもの格別差異はない。
そして、内輪33は前述の従来技術と同じ形状を有する
もので、その外周面には凸状球面部34が形成され、ま
た内周部には軸挿通用穴35が設けられておシ、しかも
その外周面および内周面には従来技術の円周溝21.2
2と同様の円周溝36゜37が形成されておシ、また各
円周溝36.37は従来技術の給脂用貫通穴23.23
と同じ位置に設けた給脂用貫通穴38.38によシ連通
している。また、外輪32の内周面は内輪33の凸状球
面部34を嵌合させる凹状球面部39が形成され、かつ
この球面嵌合を可能ならしめるために該外輪32は半円
状の外輪形成部32A、32Bの2部材で形成されてい
る点についても前述の従来技術と格別変るところがない
然るに、外輪32には各外輪形成部32A、32Bの頂
点位置には給脂用貫通穴は設けられてはおらず、当該頂
点位置から各端面側に所定距離だけ離間した位置にそれ
ぞれ各一対の給脂用貫通穴40A141Aおよび40B
、41Bが穿設されている。
また、外輪形成部32A、32Bにはその外周面に円周
溝42A、42B、43A、43Bが形成されておシ、
円周溝42A、42Bは給脂用貫通穴40 A。
41Aの開口位置を通るようにして設けられ、また円周
溝43A、43Bは給脂用貫通穴40B。
41Bの開口位置を通るようにして設けられている。さ
らに、外輪32の内周面には給脂用貫通穴4OA、41
A間を連通ずる球面溝44Aおよび給脂用貫通穴40B
、41Bを連通ずる球面溝44Bが形成されている。
45はグリースニップルが取付けられる給脂通路で、該
給脂通路45はブームシリンダ6のボス部6人の軸心部
から変位し、円周溝42Aまたは42Bに開口する位置
に穿設されている。これによシ、給脂通路45を介して
充填されたグリースは円周溝42A、42Bに供給され
ると共に給月旨用貫通穴40A、40B、、球面溝44
A、44Bおよび給脂用貫通穴41A、41Bを介して
円周溝43A、43Bにも供給され、これら円周溝42
A、42B、43A、43Bから外輪32と22部6A
との間の摺動部隙間全体に滲透する。また、球面溝44
A、44Bは円周溝36と交差しているから、該球面溝
44A、44Bに供給されたグリースは円周溝36にも
供給され、さらに各給脂用貫通穴38.38を介して円
周溝37に供給されることになシ、内輪33と外輪32
およびビンP4との間の摺動部隊間に潤滑用のグリース
を供給することができる。
本発明に係る球面プツシ−は前述の構成を有するもので
、その作動や組付等は前述した従来技術によるものと格
別差異はない。
然るに、本発明においては給脂用貫通穴40A。
41A、40B、41Bを外輪形成部32A、32Bの
頂点位置から端面側に変位した位置に設けるようにした
から、前述の(1)式との関係でみれば、第10図にお
けるX−X軸から2−2軸方向への傾き角度θを所定角
度とったことになる。従って、角度θを所定値に設定す
れば、(1)式の引張シ応力σ2を小さくすることがで
きる。このために給脂用貫通穴40A、41A、40B
、41Bに作用する集中応力を小さくでき、外輪32の
肉厚を厚くしなくともその強度を向上させることができ
る。
いま、各摺動面へのグリースの給脂効率を考慮して、θ
=2/3θ0の位置に給脂用貫通穴40A。
4LA、40B、41Bを設けた本実施例による外輪形
成部32A、32Bの引張シ応力σ2を(1) 、 (
2)式から比較すると、2θo=60°、 R= L 
10wn、h=10m+の諸元を有する外輪形成部32
A、32Bの場合、となる。
かくして、θ−20°のところに給脂用貫通穴40A、
41A、40B、41Bを設けてなる本実施例の外輪3
2は、従来技術によるものと比較して約33%の応力と
なシ、その強度を大幅に改善することができ、球面プツ
シ−としての寿命を延すことができる。
次に、第21図ないし第27図は本発明の第2の実施例
を示し、前述の第1の実施例と同一構成要素については
同一符号にダラシ−「′」を付、してその説明を省略す
るものとする。
然るに1本実施例における球面プツシ5.31’の外輪
32′を構成する外輪形成部32’A 、 32’ B
にはそれぞれ2組の給脂用貫通穴51A、52A、53
A。
54Aおよび51B、52B、53B、54B(給脂用
貫通穴54Bは図面上表われない。)が穿設されている
。該各給脂用貫通穴51A、52A、53A、54Aお
よび51B、52B、53B、54Bはそれぞれ外輪形
成部32’A 、 32’Bの頂点位置から長さ方向お
よび円周方向にそれぞれ変位した位置に対称に配設され
ている。さらに、各対の給脂用貫通穴51Aと52A、
53Aと54A、51Bと52Bおよび53Bと54B
はそれぞれ球面溝55A、 56A、 55B、 56
Bによシ相互に連通している。
前述のように構成することによシ、給脂用貫通穴51A
、52A、51B、52B、53A、54A、53B、
54Bは単に第10図におけるX−X軸から2−2軸方
向への傾き角度θだけでなく、第9図におけるX−X軸
からY−Y軸方向への傾き角ψ傾けたことになるから、
前述の(1)式の引張シ応力σ2をさらに小さくするこ
とができ、強度がさらに良好となる。しかも、球面溝5
5A、55B、56A、56Bはいずれも外輪形成部3
2’A 、 32’Bの頂点位置を通らないから、北部
の肉厚が減少せず従って、この点からも外輪32′の強
度は極めて良好となる。
そこで、デー15°、θ=2/3θ0の位置に各給脂用
貫通穴を設けたとすると、前述の第1の実施例と同様2
θ、=60°、R=110咽、h=IQ−の諸元を有す
る外輪の場合には、 となシ、その強度が第1の実施例のものよシさらに良好
となるのが判る。
なお、前述の第1の実施例では給脂用貫通穴は外輪形成
部に2個設け、第2の実施例では4個設ける構成とした
が、要は外輪形成部の長さ方向の中心位置を避けた位置
に形成されておれば、その数には限定されず、1個、3
個等任意の数でよい。
またその位置も両端面側に対称に設ける必要はない。さ
らに、外輪や内輪に設けた円周溝および球面溝は給脂効
率を考慮して各実施例の如く配置したが本発明はこれら
円周溝や球面溝の形状に限定されるものでな員ことは勿
論である。さらにまた、デス部と外輪とを緩く嵌合する
ものとしたが、圧入嵌合を行なうようにしてもよい。一
方、内輪とピンとを摺動可能に嵌合する構成としたが、
この間を圧入嵌合とし、−ンとブラケットとの間で摺動
させるようにしてもよい。このようにぎス部と外輪とを
圧入嵌合する場合には外輪外周面の円周溝はこれを設け
る必要がなく、−!!、た内輪とぎンとを圧入嵌合する
場合には内輪内周面の円周溝や該円周溝に開口する給脂
用貫通穴を設ける必要はない。さらに、本発明に゛よる
球面ブツシュを油圧ショベルのズームシリンダのビン結
合部に適用した場合について説明したが、一般の球面ブ
ツシュに適用し得るのは勿論である。さらに付言すれば
、前述の(1) 、 (2)式はいずれも近似式ではあ
るが、通常の球面プツシ−であれば、一般的に成立する
ものである。
本発明に係る球面ブツシュは以上詳細に説明した如くで
あるから、外輪の強度を著しく向上させることができ、
従って球面ブツシュの形状を相対的に小型化、軽量化す
ることができる。また、球面プツシ−の小型化が可能で
あるからこれに取付けられるシリンダの最縮小長を短縮
することが可能となり、従ってこの球面ブツシュが応用
されるる。
【図面の簡単な説明】
第1図は球面ブツシュが適用される油圧ショベルの全体
構成図、第2図ないし第12図は従来技術による球面プ
ツシ−を示し、第2図は第1図中のa−a矢示方向から
みた平面図、第3図は第2図中のb−b矢示方向断面図
、第4図は第2図中のe−C矢示方向断面図、@5図は
第3図中のd−d矢示方向断面図、第6図は外輪形成部
の正面図、第7図は第6図の右側面図、第8図は第6図
の底面図、第9図は外輪に発生した疲労亀裂を示す第8
図と同様の底面図、第10図は外輪形成部の横断面に作
用する圧力の分布を示す説明図、第11図は同じく外輪
形成部の縦断面に作用する圧力の分布を示す説明図、第
12図は第11図の外輪断面において該外輪内に発生す
る引張シ応力の分布を示す説明図、第13図ないし第2
0図は本発明の第1の実施例を示し、第13図は外輪形
成部の正面図、第14図は第13図の右側面図、第15
図は第13図の底面図、第16図は本発明の球面プツシ
−を組付けた状態を示す平面図、第17図は第16図の
左側面図、第18図は第16図中のe−C矢示方向断面
図、第19図は第16図中のf−f矢示方向断面図、第
20図は第17図中のg−g矢示方向断面図、第21図
ないし第27図は本発明の第2の実施例を示し、第21
図は外輪形成部の正面図、第22図は第21図の右側面
図、第23図は第21図の底面図、第24図は本発明の
球面プツシ−を組付けた状態を示す平面図、第25図は
蕗24図中のh−h矢示方向断面図、第26図は第24
図中のi−i矢示方向断面図、第27図は第25図中の
j−j矢示方向断面図である。 1・・・本体、6・・・ズームシリンダ、6A・・・ボ
ス部、31.31’・・・球面ブツシュ、32 、32
’・・・外輪、32A、32B、32’A、32’B・
・・外輪形成部、33・・・内輪、34・・・凸状球面
部、35・・・軸挿通用穴、36.37,42.43・
・・円周溝、38.4OA、40B。 41A、41B、51A、51B、52A、52B、5
3A。 53B、54A、54B・・・給脂用貫通穴、39・・
・凹状球面部、44A、44B、55A、55B、56
A、5’6B・・・球面溝。 第1図 2 第2図 第3図 一〇 d 第4図 @5図 第6図    第7図 第8図 第9図     第10図 第11図     第12図 第13図    第14図 第15図 第16図 第17図 第19図 第24図 第25図 (j 第26図 第27図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  −側部材に挿嵌される外輪と、該−側部材と
    相対回動する他側部材に取付けた軸を挿嵌する軸挿通穴
    を穿設してなる内輪とからな、り、該外輪の内周面に凹
    状球面部を形成すると共に、前記内輪の外周面には該凹
    状球面部に摺動自在に嵌合する凸状球面部を形成してな
    る球面ブツシュにおいて、前記外輪にはその長さ方向の
    中心位置から少なくともいずれか一方の端面側に片寄せ
    て少なくとも1個の給脂用貫通穴を穿設したことを特徴
    とする球面ブツシュ。
  2. (2)前記給脂用貫通穴は前記各端面側に片寄せた位置
    に少なくとも一対形成し、該一対の給脂用貫通孔を相互
    に連通させる球面溝を該外輪の内周面に一形成してなる
    特許請求の範囲(1)項記載の球面ブツシュ◇
  3. (3)前記外輪にはその外面側であって、前記給脂用貫
    通穴の開口する位置に外輪円周溝を周方向に形成してな
    る特許請求の範囲(1)項記載の球面ブツシュ0
  4. (4)前記外輪は半円状に形成した2個の外輪を接合す
    ることによシ形成し、前記給脂用貫通穴は該各外輪の頂
    点位置とは異なる位置に形成してなる特許請求の範囲(
    1) 、 (2)または(3)項記載の球面ブツシュ0
  5. (5)前記内輪にはその外面側および内面側にそれぞれ
    円周溝を周方向に形成し、該各日周溝を該内輪に形成し
    た給脂用貫通穴で連通してなる特許請求の範囲(1)項
    または(2)項記載の球面プツシ−0(6)前記−側部
    材には前記外輪円周溝に開口する給脂通路を穿設してな
    る特許請求の範囲(3)項記載の球面ブツシュ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01172626A (ja) * 1987-12-14 1989-07-07 Roller Bearing Co Of America 自動調心球状ブシュ装置
KR100461815B1 (ko) * 2002-07-30 2004-12-14 현대자동차주식회사 프론트 액슬의 킹핀 지지장치
GB2421057A (en) * 2004-12-13 2006-06-14 Minebea Co Ltd A spherical bearing arrangement
WO2012093571A1 (ja) * 2011-01-07 2012-07-12 有限会社池田機械設計 受け面自在装置
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CN109340255A (zh) * 2018-08-22 2019-02-15 株洲季元科技有限责任公司 一种机车车辆抗侧滚扭杆装置球铰关节复合轴承结构

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