JPS59197477A - 石英用耐水性接着剤 - Google Patents
石英用耐水性接着剤Info
- Publication number
- JPS59197477A JPS59197477A JP58072161A JP7216183A JPS59197477A JP S59197477 A JPS59197477 A JP S59197477A JP 58072161 A JP58072161 A JP 58072161A JP 7216183 A JP7216183 A JP 7216183A JP S59197477 A JPS59197477 A JP S59197477A
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- JP
- Japan
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- adhesive
- water
- quartz
- ethylene
- polymer
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- Pending
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は石英用耐水性接着剤に関し、更に詳細には石英
系光ファイバー、石英系ガラス等の石英系材料に対する
接着性に優れ、かつ水中又は水蒸気雰囲気中においても
長期間接着力がほとんど低下しない熱溶融接着剤に関す
るd〔従来技術〕 従来、石英系材料(以下単に石英という。)に対する接
着剤の接着性を改善する方法としては、石英の表面に予
めシランカップリング剤を塗布し、風乾後約100℃に
2〜3時間加熱して、シランカップリング剤を該表面に
化学的に結合させ、その上に設けられた有機系接着剤と
も化学結合させることによシ、初期接着性と共に耐水接
着性を付与する方法が採用されてきた。
系光ファイバー、石英系ガラス等の石英系材料に対する
接着性に優れ、かつ水中又は水蒸気雰囲気中においても
長期間接着力がほとんど低下しない熱溶融接着剤に関す
るd〔従来技術〕 従来、石英系材料(以下単に石英という。)に対する接
着剤の接着性を改善する方法としては、石英の表面に予
めシランカップリング剤を塗布し、風乾後約100℃に
2〜3時間加熱して、シランカップリング剤を該表面に
化学的に結合させ、その上に設けられた有機系接着剤と
も化学結合させることによシ、初期接着性と共に耐水接
着性を付与する方法が採用されてきた。
しかし、この方法は、水分によるシランカップリング剤
の自己縮合反応を防ぐことができないため、その保存安
定性が悪く、かつ、接着特性の再現性に問題があった。
の自己縮合反応を防ぐことができないため、その保存安
定性が悪く、かつ、接着特性の再現性に問題があった。
一方、熱溶融接着剤自身の耐水接着性を改善する方法と
しては、グリシジルメタクリレートと酢酸ビニルをエチ
レン、α−オレフィン又は他のビニル系単量体と三元共
重合させ、エポキシ基を重合体成分中に導入する方法が
ある。該接着剤はエポキシ基の開環が接着力発現の必要
条件であるため、約180℃以上の感温にならないと初
期接着力及び水中浸漬による耐水接着力が出ないという
欠点がある。又無水マレイン酸グラフト変性によシ初期
接着力を向上させた接着剤も製造されているが、無水マ
レイン酸のグラフト重合では無水マレイン酸の単独重合
性が小さいため未反応の無水マレイン酸が重合系に残り
、かつ、重合後、未反応の無水マレイン酸を充分に除去
することは工業的に困難なため、石英との接着による耐
水接着性が低下するという欠点があった。
しては、グリシジルメタクリレートと酢酸ビニルをエチ
レン、α−オレフィン又は他のビニル系単量体と三元共
重合させ、エポキシ基を重合体成分中に導入する方法が
ある。該接着剤はエポキシ基の開環が接着力発現の必要
条件であるため、約180℃以上の感温にならないと初
期接着力及び水中浸漬による耐水接着力が出ないという
欠点がある。又無水マレイン酸グラフト変性によシ初期
接着力を向上させた接着剤も製造されているが、無水マ
レイン酸のグラフト重合では無水マレイン酸の単独重合
性が小さいため未反応の無水マレイン酸が重合系に残り
、かつ、重合後、未反応の無水マレイン酸を充分に除去
することは工業的に困難なため、石英との接着による耐
水接着性が低下するという欠点があった。
更に、アクリル酸をグラフト重合させて変性した接着剤
によって初期接着力を向上させる試みもあるがグラフト
重合条件が不適切なためにアクリル酸のホモポリマーが
多量に生成し普通のガラスよシも、はるかに表面水酸基
濃度が小さく、接着しにくい石英及び石英系ガラスに対
しては耐水接1着力が全く無いものであった。
によって初期接着力を向上させる試みもあるがグラフト
重合条件が不適切なためにアクリル酸のホモポリマーが
多量に生成し普通のガラスよシも、はるかに表面水酸基
濃度が小さく、接着しにくい石英及び石英系ガラスに対
しては耐水接1着力が全く無いものであった。
従来石英系光ファイバーの融着接続部は該石英系光ファ
イバーの周囲をホットメルト接着剤(エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体)で被覆すると共にSUS鋼線などのテン
ションメンバト一体化させて補強する方法や融着接続部
を二枚のガラスセラミックではさみ接着する方法が適用
されているが、水の浸透によりファイノく−にはく離が
生じ、接続部の光損失の変動の原因となり、更に、光フ
アイバー接続補強部分の引張2曲げ。
イバーの周囲をホットメルト接着剤(エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体)で被覆すると共にSUS鋼線などのテン
ションメンバト一体化させて補強する方法や融着接続部
を二枚のガラスセラミックではさみ接着する方法が適用
されているが、水の浸透によりファイノく−にはく離が
生じ、接続部の光損失の変動の原因となり、更に、光フ
アイバー接続補強部分の引張2曲げ。
ねじれなどの外力に対して弱くなるなどの欠点があった
。
。
本発明は前記欠点を解決するためになされたものであシ
、その目的は石英との耐水性接着性に優れた接着剤を提
供することにある。又他の目的は光伝送路に用いる光フ
ァイノく−の接続補強用接着材料として好適な耐水性接
着剤を提供することにある。
、その目的は石英との耐水性接着性に優れた接着剤を提
供することにある。又他の目的は光伝送路に用いる光フ
ァイノく−の接続補強用接着材料として好適な耐水性接
着剤を提供することにある。
前記目的を達成する本発明について員脱すると、本発明
はエチレン系及び(又は)α−オレフィン系重合体に0
.01重量%ないし2重量%の重合性不飽和モノカルボ
ン酸を配合してグラ、フト重合し、かつそのグラフト効
率が95係以上である重合体を含むととを特徴とする石
英用耐水性接着剤に関する。
はエチレン系及び(又は)α−オレフィン系重合体に0
.01重量%ないし2重量%の重合性不飽和モノカルボ
ン酸を配合してグラ、フト重合し、かつそのグラフト効
率が95係以上である重合体を含むととを特徴とする石
英用耐水性接着剤に関する。
す゛なわぢ、本発明は従来熱溶融接着剤として知られて
いるエチレン系及び(又は)α−オレフィン系重合体を
原料(以下原料重合体という)とし、これに原料重合体
の重量を基礎として0o01重量係〜2重量係の重合性
不飽和モノカルボン酸を配合してグラフト重合し、かつ
そのグラフト効率が95係以上である重合体を含む熱溶
融接着剤が石英用接着剤として耐水性に優れ、しかもシ
ランカップリング剤による前処理を必要としないで優れ
た接着性を有するという効果を達成したことの知見に基
づくものである。
いるエチレン系及び(又は)α−オレフィン系重合体を
原料(以下原料重合体という)とし、これに原料重合体
の重量を基礎として0o01重量係〜2重量係の重合性
不飽和モノカルボン酸を配合してグラフト重合し、かつ
そのグラフト効率が95係以上である重合体を含む熱溶
融接着剤が石英用接着剤として耐水性に優れ、しかもシ
ランカップリング剤による前処理を必要としないで優れ
た接着性を有するという効果を達成したことの知見に基
づくものである。
本明細書でいう重合性不飽和モノカルボン酸の原料重合
体に対する割合はグラフト重合系における原料重合体に
対する割合を意味し、以下グラフト重合用単量体濃度と
いう。又グラフト効率とは、生成したグラフト重合体に
グラフト重合された単量体と生成した一元重合体(ホモ
ポリマー)のグラフト重合用単量体(広義には未重合の
単量体を含む)との和に対するグラフト重合された単量
体の割合を意味する。
体に対する割合はグラフト重合系における原料重合体に
対する割合を意味し、以下グラフト重合用単量体濃度と
いう。又グラフト効率とは、生成したグラフト重合体に
グラフト重合された単量体と生成した一元重合体(ホモ
ポリマー)のグラフト重合用単量体(広義には未重合の
単量体を含む)との和に対するグラフト重合された単量
体の割合を意味する。
本発明の接着剤における原料重合体であるエチレン系及
び(又は)α−オレフィン系重合体とは、エチレン及び
α−オレフィン例えばプロピレン、ブテン等の一元重合
体又はそわらの共重合体、それらと他の単量体例えば酢
酸ビニル、スチレン、アクリル酸、メタアクリル酸又は
そのエステル等との共重合体をいい、これらの共重合体
はランダム共重合体、ブロック共重合体等のいずれであ
ってもよい。又エチレンとプロピレン、エチレンとブテ
ン−1などの二元共重合体にジシクロペンタジェンなど
の第3成分を加えた三元共重合体を使用してもよい。更
にこれらの重合体は2種以上混合して使用することもで
きる。
び(又は)α−オレフィン系重合体とは、エチレン及び
α−オレフィン例えばプロピレン、ブテン等の一元重合
体又はそわらの共重合体、それらと他の単量体例えば酢
酸ビニル、スチレン、アクリル酸、メタアクリル酸又は
そのエステル等との共重合体をいい、これらの共重合体
はランダム共重合体、ブロック共重合体等のいずれであ
ってもよい。又エチレンとプロピレン、エチレンとブテ
ン−1などの二元共重合体にジシクロペンタジェンなど
の第3成分を加えた三元共重合体を使用してもよい。更
にこれらの重合体は2種以上混合して使用することもで
きる。
本発明における重合性不飽和モノカルボン酸としてはア
クリル酸、メタクリル酸、それらの置換モノカルボン酸
等が例示されるが、アクリル酸が最も好ましい。重合性
不飽和モノカルボン酸は原料重合体に対して0.01〜
Z wtチ、望オしぐはQ、1〜1.5wt % の
割合で配合してグラフト重合を行うことにより、原料重
合体に化学的に結合L/%導入される。この範囲を越え
た場合、吸水率が大きくなり、加熱時に発泡がおこシ、
一方この範囲よシ低い場合には接着力が不充分となる。
クリル酸、メタクリル酸、それらの置換モノカルボン酸
等が例示されるが、アクリル酸が最も好ましい。重合性
不飽和モノカルボン酸は原料重合体に対して0.01〜
Z wtチ、望オしぐはQ、1〜1.5wt % の
割合で配合してグラフト重合を行うことにより、原料重
合体に化学的に結合L/%導入される。この範囲を越え
た場合、吸水率が大きくなり、加熱時に発泡がおこシ、
一方この範囲よシ低い場合には接着力が不充分となる。
重合性不飽和モノカルボン酸の原料重合体へのグラフト
重合による導入方法としては、空気を除去した算囲気中
で加熱し、ラジカル重合開始剤と共に溶融、混合する熱
溶融グラフト法。
重合による導入方法としては、空気を除去した算囲気中
で加熱し、ラジカル重合開始剤と共に溶融、混合する熱
溶融グラフト法。
ヘプタン、トルエン、キシレン等の溶剤中で原料共重合
体へ重合性不飽和モノカルボ/酸をラジカル重合開始剤
を用いて化学的に結合させる溶液グラフト法、放射線又
は紫外線を、重合性不飽和モノカルボン酸の存在下に原
料重合体へ照射することによりグラフト重合体を製造す
る放射線照射グラフト法、光照射グラフト法など。
体へ重合性不飽和モノカルボ/酸をラジカル重合開始剤
を用いて化学的に結合させる溶液グラフト法、放射線又
は紫外線を、重合性不飽和モノカルボン酸の存在下に原
料重合体へ照射することによりグラフト重合体を製造す
る放射線照射グラフト法、光照射グラフト法など。
いずれの方法を用いてもよい。この内熱溶融グラフト法
が最も経済的である。
が最も経済的である。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例に示すはく離強度は添付図面に
示すような石英ガラス管接着試験片の90°はく離試験
により評価した。すなわち図の(a)は石英ガラス管接
着試験片、(b)id9D。
示すような石英ガラス管接着試験片の90°はく離試験
により評価した。すなわち図の(a)は石英ガラス管接
着試験片、(b)id9D。
はく離試験方法を示す各断面概略図である0図において
、符号1は石英ガラス管、2は接着剤シート、3は熱収
縮テープ、4はスヘ−1−(ホリエステルフイルム)を
意味する。接着試験片は、石英ガラス管1に一部分スペ
ーサ4を介して0.5儀の接着剤シート2、その外側に
熱収縮テープを順次巻付けた後、200℃オープン中で
5分間加熱することによシ接着させ作製した。
、符号1は石英ガラス管、2は接着剤シート、3は熱収
縮テープ、4はスヘ−1−(ホリエステルフイルム)を
意味する。接着試験片は、石英ガラス管1に一部分スペ
ーサ4を介して0.5儀の接着剤シート2、その外側に
熱収縮テープを順次巻付けた後、200℃オープン中で
5分間加熱することによシ接着させ作製した。
石英ガラス/接着剤界面温度は最高180〜185℃に
達した。ただし実施例5〜8では接着温度を120℃に
調節した。はく離強度は、引張試験機を用い引張速度5
0−7分で測定した。
達した。ただし実施例5〜8では接着温度を120℃に
調節した。はく離強度は、引張試験機を用い引張速度5
0−7分で測定した。
接着剤シートは、各実施例及び比較例の接着剤をその溶
融温度より20〜30℃高い温度で約5分間150 K
17cm2圧で熱プレスすることにより作製した。
融温度より20〜30℃高い温度で約5分間150 K
17cm2圧で熱プレスすることにより作製した。
実施例1〜8
下記表に示す原料重合体及び重合性不飽和モノカル−ボ
ン酸としてアクリル酸を使用して、種々のグラフト条件
によりクラフト重合して接着剤を作製した。
ン酸としてアクリル酸を使用して、種々のグラフト条件
によりクラフト重合して接着剤を作製した。
グラフト条件中、グラフト法としてAは熱溶融グラフト
法、Bは溶剤としてトルエンを使用した溶液グラフト法
、Cはα線を使用し/ヒ放射線グラフト法、Dは紫外想
を使用した光照射グラフト法によることを示す。ラジカ
ル重合開始剤としては2.5−ジメチル−2,5−ジ(
t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3を使用し、谷側と
も重合率が略100係に達する温度及び時間を採用した
。
法、Bは溶剤としてトルエンを使用した溶液グラフト法
、Cはα線を使用し/ヒ放射線グラフト法、Dは紫外想
を使用した光照射グラフト法によることを示す。ラジカ
ル重合開始剤としては2.5−ジメチル−2,5−ジ(
t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3を使用し、谷側と
も重合率が略100係に達する温度及び時間を採用した
。
表にはグランド効率及びゆく離強度の測定結果並に比較
例1〜3を併記した。
例1〜3を併記した。
表に示すとおり、各実施例のグラフト重合体のグラフト
効率はいずれも95係〜99係と高く、アクリル酸のホ
モポリマーは非常に少なかった。このグラフト重合体よ
構成る接着剤の初期及び60℃の水浸漬後のはく熱強度
の結果は表に示すとおり、20日後ないし30日後のは
く熱強度の低下が無いか又は非常に少なかった。
効率はいずれも95係〜99係と高く、アクリル酸のホ
モポリマーは非常に少なかった。このグラフト重合体よ
構成る接着剤の初期及び60℃の水浸漬後のはく熱強度
の結果は表に示すとおり、20日後ないし30日後のは
く熱強度の低下が無いか又は非常に少なかった。
実施例5〜8で得られたグラフト変性エチレン酢酸ビニ
ル共重合体では、比較例2との対比から明らかなように
、接着温度を120℃に低げても水浸漬後のはく熱強度
の低下が非常に少々い。このようにグラフト条件を設定
することによりグラフト効率が95%以上に向上し、水
中でのはく熱強度の低下がほとんど無い接着剤を製造す
ることができる。
ル共重合体では、比較例2との対比から明らかなように
、接着温度を120℃に低げても水浸漬後のはく熱強度
の低下が非常に少々い。このようにグラフト条件を設定
することによりグラフト効率が95%以上に向上し、水
中でのはく熱強度の低下がほとんど無い接着剤を製造す
ることができる。
本実施例によって作製された接着剤を石英系光ファイバ
ーの融着接続部の補強用接着剤として用いたところ、6
0℃水浸漬20日後の引張強度が初期値と全く変らない
耐水接着信頼性の高い接続補強部が形成できた。
ーの融着接続部の補強用接着剤として用いたところ、6
0℃水浸漬20日後の引張強度が初期値と全く変らない
耐水接着信頼性の高い接続補強部が形成できた。
比較例1〜3
比較例1でグラフト重合用単量体として無水マレイン酸
を用い、熱溶融グラフト法を行なった。得られたグラフ
ト重合体はクラフト効率が85俤と低く、これは未重合
の無水マレイン酸が接着剤中に残存したことを示す。こ
の接着剤の耐水性は3日間の浸漬によって、はく熱強度
がほとんど無くなってしまった。
を用い、熱溶融グラフト法を行なった。得られたグラフ
ト重合体はクラフト効率が85俤と低く、これは未重合
の無水マレイン酸が接着剤中に残存したことを示す。こ
の接着剤の耐水性は3日間の浸漬によって、はく熱強度
がほとんど無くなってしまった。
比較例2の従来のエチレン−酢酸ビニル共重合体では、
表に示すように初期及び耐水接着力がほとんどなかった
。
表に示すように初期及び耐水接着力がほとんどなかった
。
比較例3は実施例5と対比して、グラフト効率のみなら
ず、グラフト重合用単量体濃度が耐水性接着力に影響す
るこ七を示した実験例である。比較例3ではアクリル酸
を3重量係配合した以外は、グラフト条件で若干の相違
はあるが実質上実施例5と同様である。
ず、グラフト重合用単量体濃度が耐水性接着力に影響す
るこ七を示した実験例である。比較例3ではアクリル酸
を3重量係配合した以外は、グラフト条件で若干の相違
はあるが実質上実施例5と同様である。
前記実施例では原料重合体にアクリル酸をグラフト重合
させて構成成分中に導入する際、過酸化物系重合用開始
剤を用い反応温度を150℃から230℃に設定するこ
とによシ、グラフト効率が約95係以上と高く、未反応
単量体を含まない接着剤を製造する製造例を示したが、
原料重合体及びグラフト重合用単量体の種類のいかんに
よジグラフト条件が変更されることは明らかである。
させて構成成分中に導入する際、過酸化物系重合用開始
剤を用い反応温度を150℃から230℃に設定するこ
とによシ、グラフト効率が約95係以上と高く、未反応
単量体を含まない接着剤を製造する製造例を示したが、
原料重合体及びグラフト重合用単量体の種類のいかんに
よジグラフト条件が変更されることは明らかである。
以上説明したように、本発明によればエチレン系及び(
又は)α−オレフィン系重合体を、重合性不飽和モノカ
ルボン酸により特定の濃度範囲で、かつグラフト効率で
グラフト変性した重合体を接着剤として石英系材料を熱
溶融接着させると、高温水中で20日間以上はく離強度
の低下の無い接着を行うことができるという効果を達成
する。該接着剤は長期間の接着力や機械的、化学的物性
の変化が無く、高い安定性を有しておシ、高信頼度の接
着面音形成する。又該接着剤の製造は既存の製造設備を
そのまま用いることができ、かつ未反応単量体の除去を
必要としない点で利点がある。
又は)α−オレフィン系重合体を、重合性不飽和モノカ
ルボン酸により特定の濃度範囲で、かつグラフト効率で
グラフト変性した重合体を接着剤として石英系材料を熱
溶融接着させると、高温水中で20日間以上はく離強度
の低下の無い接着を行うことができるという効果を達成
する。該接着剤は長期間の接着力や機械的、化学的物性
の変化が無く、高い安定性を有しておシ、高信頼度の接
着面音形成する。又該接着剤の製造は既存の製造設備を
そのまま用いることができ、かつ未反応単量体の除去を
必要としない点で利点がある。
該接着剤を用いて石英系光ファイノ(−の融着接続補強
部を形成すると、60℃水浸漬によっても、20日間以
上引張強度の低下かほとんど無く、耐水信頼性の高い接
続補強部を形成できる利点がある。
部を形成すると、60℃水浸漬によっても、20日間以
上引張強度の低下かほとんど無く、耐水信頼性の高い接
続補強部を形成できる利点がある。
111図
拳悸咎Iは石英ガラス管接着試験片及び90゜はく離試
験方法を示す断面概略図である。 1:石英ガラス管 2:接着剤シート3:熱収縮テー
プ 4ニスペ一サ 特許出願人 日本電信電話公社 代理人 中本 宏 同 井 上 昭
験方法を示す断面概略図である。 1:石英ガラス管 2:接着剤シート3:熱収縮テー
プ 4ニスペ一サ 特許出願人 日本電信電話公社 代理人 中本 宏 同 井 上 昭
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 エチレン系及び(又は)α−オレフィン系重合体
に0.01重量%ないし2重置部の重合性不飽和モノカ
ルボン酸を配合してグラフト重合し、かつそのグラフト
効率が95%以上である重合体を含むことを特徴とする
石英用耐水性接着剤 2、 重合性不飽和モノカルボン酸がアクリル酸である
特許請求の範囲第1項記載の石英用耐水性接着剤
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58072161A JPS59197477A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 石英用耐水性接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58072161A JPS59197477A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 石英用耐水性接着剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59197477A true JPS59197477A (ja) | 1984-11-09 |
Family
ID=13481246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58072161A Pending JPS59197477A (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 石英用耐水性接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59197477A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0234918A2 (en) * | 1986-02-24 | 1987-09-02 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Optical fibre |
JPH01191507A (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-01 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 水晶板加工品の製造方法 |
US11396476B2 (en) | 2016-07-22 | 2022-07-26 | Prysmian S.P.A. | Optical fibre coated with a polyester coating |
US11834367B2 (en) | 2018-01-19 | 2023-12-05 | Prysmian S.P.A. | Optical fibre having a crosslinked polyester coating |
-
1983
- 1983-04-26 JP JP58072161A patent/JPS59197477A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0234918A2 (en) * | 1986-02-24 | 1987-09-02 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Optical fibre |
US5018828A (en) * | 1986-02-24 | 1991-05-28 | Mitsui Petrochemcial Industries, Ltd. | Optical fiber |
JPH01191507A (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-01 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 水晶板加工品の製造方法 |
US11396476B2 (en) | 2016-07-22 | 2022-07-26 | Prysmian S.P.A. | Optical fibre coated with a polyester coating |
US11834367B2 (en) | 2018-01-19 | 2023-12-05 | Prysmian S.P.A. | Optical fibre having a crosslinked polyester coating |
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