JPS59184101A - 臓器の保存解凍用装置 - Google Patents
臓器の保存解凍用装置Info
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- JPS59184101A JPS59184101A JP5659383A JP5659383A JPS59184101A JP S59184101 A JPS59184101 A JP S59184101A JP 5659383 A JP5659383 A JP 5659383A JP 5659383 A JP5659383 A JP 5659383A JP S59184101 A JPS59184101 A JP S59184101A
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Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
不発明は人体等から摘出した各種の臓器を貯蔵できるよ
う処理したり、貯蔵臓器を適時移殖のため解凍処理する
ことのできる臓器の保存解凍用装置に関する。
う処理したり、貯蔵臓器を適時移殖のため解凍処理する
ことのできる臓器の保存解凍用装置に関する。
従来より摘出臓器を移殖時捷で保存することが行なわれ
ているが、当該保存手段としては臓器の動脈捷たは門脈
から、血液と近似した性質をもつ約4℃のコリンズ液を
注入して、これを静脈から排出させる所謂潅流法なるも
のが知られており、このような潅流処理後の臓器は上記
4℃程度の温度条件にて貯蔵され、移殖に際して貯蔵臓
器に血流を付与してから用いるようにしている。
ているが、当該保存手段としては臓器の動脈捷たは門脈
から、血液と近似した性質をもつ約4℃のコリンズ液を
注入して、これを静脈から排出させる所謂潅流法なるも
のが知られており、このような潅流処理後の臓器は上記
4℃程度の温度条件にて貯蔵され、移殖に際して貯蔵臓
器に血流を付与してから用いるようにしている。
しかし当該保存方法によるときけ臓器の保存可能限度は
12時間程度であり、このため臓器の惧力と需要との時
間的調整が難事となり、人命の救済にも大きな隘路とな
っている0そこで保存時間を延長させるため、貯蔵温度
条件を低温として当該臓器を凍結することも考えられる
が、上記従来法を施した臓器を凍結させると細胞破壊が
起こり、臓器自体を死滅させてしまうこと5なる。
12時間程度であり、このため臓器の惧力と需要との時
間的調整が難事となり、人命の救済にも大きな隘路とな
っている0そこで保存時間を延長させるため、貯蔵温度
条件を低温として当該臓器を凍結することも考えられる
が、上記従来法を施した臓器を凍結させると細胞破壊が
起こり、臓器自体を死滅させてしまうこと5なる。
本発明は上記の点に鑑み、細胞破壊を起こさせることな
く摘出臓器を凍結し、半永久的な保存を可能にすると共
(こ、これを臓器の移殖に際しては、その解凍に使用す
ることのできる装置を提供しようとするのが、その目的
である。
く摘出臓器を凍結し、半永久的な保存を可能にすると共
(こ、これを臓器の移殖に際しては、その解凍に使用す
ることのできる装置を提供しようとするのが、その目的
である。
本発明を図示の実施例によって詳記すれば、摘出した臓
器1を収納自在とした断熱容器2は、開閉扉3を有し、
当該容器2と潅流凍結解凍部4とが、回部4の流液供給
パイプ5(こ連結されていると共に9、断熱容器2に貫
設されている流入バイブロによって連結され、この流入
バイブロは臓器1の動脈1aか門脈1bに連結され、さ
らに静脈1cには断熱容器2に貫設の排出パイプ7が連
結されるのであり、さらに同容器2内に設けられた給気
ノズル8に、上記潅流凍結解凍部4の給気パイプ9が連
結されて使用される0 こ5で第1図の潅流凍結装置44i、断熱した外槽10
と中間槽11との間に液体窒素LN2が貯留され、中間
槽11とフロン等の冷媒12が1■納されている内槽1
3との間に、ヘリウムガスG H,eが封入されてなる
冷却槽14を具有し、同49J14+こけ先ず液剤供給
機構Aが設けられている。
器1を収納自在とした断熱容器2は、開閉扉3を有し、
当該容器2と潅流凍結解凍部4とが、回部4の流液供給
パイプ5(こ連結されていると共に9、断熱容器2に貫
設されている流入バイブロによって連結され、この流入
バイブロは臓器1の動脈1aか門脈1bに連結され、さ
らに静脈1cには断熱容器2に貫設の排出パイプ7が連
結されるのであり、さらに同容器2内に設けられた給気
ノズル8に、上記潅流凍結解凍部4の給気パイプ9が連
結されて使用される0 こ5で第1図の潅流凍結装置44i、断熱した外槽10
と中間槽11との間に液体窒素LN2が貯留され、中間
槽11とフロン等の冷媒12が1■納されている内槽1
3との間に、ヘリウムガスG H,eが封入されてなる
冷却槽14を具有し、同49J14+こけ先ず液剤供給
機構Aが設けられている。
当該機構Aとして同図(こ示したものは、上記冷媒12
中+こコリンズ液、ジメチルスルオキシド(DMSO)
かグリセリン、そしてアルコールを夫々収納した第1、
第2、第3容器16.16.17が浸漬されてお9、コ
ントローラー18による制御ζこより、同容器16.1
6.17の流出パイプに設けた第1、第2、第3開閉弁
19.20,21が適時開閉作動され、前記流液供給パ
イプ5iこ設けたポンプ22の稼動によって、前記コリ
ンズ液、DMSO,アルコールが選択的に臓器1の動脈
1aまたは門脈1bへ供給され得るようになっている。
中+こコリンズ液、ジメチルスルオキシド(DMSO)
かグリセリン、そしてアルコールを夫々収納した第1、
第2、第3容器16.16.17が浸漬されてお9、コ
ントローラー18による制御ζこより、同容器16.1
6.17の流出パイプに設けた第1、第2、第3開閉弁
19.20,21が適時開閉作動され、前記流液供給パ
イプ5iこ設けたポンプ22の稼動によって、前記コリ
ンズ液、DMSO,アルコールが選択的に臓器1の動脈
1aまたは門脈1bへ供給され得るようになっている。
これに対し、第2図に略示されている液剤供給機構Al
−t、その第1、第2、第3容器16.16.17が冷
却槽14外に設けられており、第1、第2、第3開閉弁
19.20,21とポンプ22との間に形成した熱交換
部23を、冷却s14の冷媒12中に浸漬した構成とな
っている。
−t、その第1、第2、第3容器16.16.17が冷
却槽14外に設けられており、第1、第2、第3開閉弁
19.20,21とポンプ22との間に形成した熱交換
部23を、冷却s14の冷媒12中に浸漬した構成とな
っている。
さらに当該冷却槽14には、上記冷媒12の温度を調整
自在とした冷媒用温度制御機構Bが設けられており、図
示例では冷媒12中に浸漬された温度センサー24、攪
拌器25、電気ヒーター26を具備し、当該センサー2
4と電気ヒーター26が、前記コントローラー18に接
続され、図中26′は攪拌器25のモーターを示してい
る。
自在とした冷媒用温度制御機構Bが設けられており、図
示例では冷媒12中に浸漬された温度センサー24、攪
拌器25、電気ヒーター26を具備し、当該センサー2
4と電気ヒーター26が、前記コントローラー18に接
続され、図中26′は攪拌器25のモーターを示してい
る。
さらにまた冷却槽14には、臓器用温度制御機構Cが設
けられており、その構成は液体窒素等を収納した臓器用
冷媒ボンベ27から、冷媒12゛中に浸漬された給気用
容器28にLN2が供給されると共に、同容器28から
流出したLN2は、熱交換器29により所望温度に調整
された窒素ガスGN2 として、前記の給気パイプ9を
介し給気ノズル8に供給されるよう(こなっており、図
中30は前記流液供給バイブロ(こ設けた開閉弁を示す
。
けられており、その構成は液体窒素等を収納した臓器用
冷媒ボンベ27から、冷媒12゛中に浸漬された給気用
容器28にLN2が供給されると共に、同容器28から
流出したLN2は、熱交換器29により所望温度に調整
された窒素ガスGN2 として、前記の給気パイプ9を
介し給気ノズル8に供給されるよう(こなっており、図
中30は前記流液供給バイブロ(こ設けた開閉弁を示す
。
そこで上記の装置を用いるには、先ずコントローラー1
8により第1開閉弁19を開き、ポンプ22の稼動によ
り第1容器16からコリンズ液等による血液均等潅流液
を供給するのであり、これ(こより当該潅流液は臓器1
の動脈1aまたは門脈1bから回器1内に流入し、静脈
1Cから外部へ排出されることになるが、この際血液均
等潅流液は、コントローラー18+こより冷媒用温度制
御機構Bを制御して冷媒12の温度を調整することで、
徐々に降温させながら注入するのである。
8により第1開閉弁19を開き、ポンプ22の稼動によ
り第1容器16からコリンズ液等による血液均等潅流液
を供給するのであり、これ(こより当該潅流液は臓器1
の動脈1aまたは門脈1bから回器1内に流入し、静脈
1Cから外部へ排出されることになるが、この際血液均
等潅流液は、コントローラー18+こより冷媒用温度制
御機構Bを制御して冷媒12の温度を調整することで、
徐々に降温させながら注入するのである。
すなわち摘出した臓器1は最初略体温である;
37℃となっているから、当該体温から血液均等
潅流液の温度を徐々に降下させて行くのであり、当該潅
流液の注入により臓器1の血液は排出されて同潅流液に
置換されること\なシ、このような第1潅流工程は、血
液均等潅流液がその凝固点以前の第1近傍降下温度とな
る1で続行する。
37℃となっているから、当該体温から血液均等
潅流液の温度を徐々に降下させて行くのであり、当該潅
流液の注入により臓器1の血液は排出されて同潅流液に
置換されること\なシ、このような第1潅流工程は、血
液均等潅流液がその凝固点以前の第1近傍降下温度とな
る1で続行する。
こ5で上記降温の調整は、外槽10内のLN2から中間
槽11内のG’Heを介して冷却されている冷媒12を
、前記冷媒用温度制御機構B(こ上り上記の如く制御し
て行なうのであり、コリンズ液の凝固点は約O℃である
から第1潅流工程では約1〜2℃程度が第1近傍降下温
度となるよう降温制御すればよく、例えば前記体温37
℃から2℃まで血液均等潅流液を降温させるにば、降温
速度を3.5℃/証 とし約10分の潅流時間とするこ
とができる。
槽11内のG’Heを介して冷却されている冷媒12を
、前記冷媒用温度制御機構B(こ上り上記の如く制御し
て行なうのであり、コリンズ液の凝固点は約O℃である
から第1潅流工程では約1〜2℃程度が第1近傍降下温
度となるよう降温制御すればよく、例えば前記体温37
℃から2℃まで血液均等潅流液を降温させるにば、降温
速度を3.5℃/証 とし約10分の潅流時間とするこ
とができる。
尚こ\で前記の熱交換器29を稼動させることに上り給
気ノズル8から温度制御されたGN2を噴出させるが、
これは断熱容器2内の雰囲気温度を可及的に、降温変化
する血液均等潅流液の温度と等しくし、臓器1の内外温
度に温度勾配をもたせないようにするためであり、この
ことは以下の工程でも続行されることになる。
気ノズル8から温度制御されたGN2を噴出させるが、
これは断熱容器2内の雰囲気温度を可及的に、降温変化
する血液均等潅流液の温度と等しくし、臓器1の内外温
度に温度勾配をもたせないようにするためであり、この
ことは以下の工程でも続行されることになる。
吹に第1開閉弁19を閉じて第2開閉弁2゜を開くよう
制御して、第2容器16内の前記したジメチルスルオキ
シド、グリセリン等による凍害防止剤を、上記血液均等
潅流液に替えて臓器1へ供給潅流する第2潅流工程に移
行させるのである。
制御して、第2容器16内の前記したジメチルスルオキ
シド、グリセリン等による凍害防止剤を、上記血液均等
潅流液に替えて臓器1へ供給潅流する第2潅流工程に移
行させるのである。
そして同工程では最初凍害防止剤が上記の第1近傍降下
温度(2℃)となっているが、これを冷媒用温度制御機
構Bにより制御することで、徐々りこ降温させて行き、
当該凍害防止剤がその凝固点以前の第2近傍降下温度と
なる捷で、これを続ける。
温度(2℃)となっているが、これを冷媒用温度制御機
構Bにより制御することで、徐々りこ降温させて行き、
当該凍害防止剤がその凝固点以前の第2近傍降下温度と
なる捷で、これを続ける。
こ\でDMSOの凝固点は約−5℃であるから、第2近
傍降下温度は一4℃程匿とするのがよく、実際上前記第
1近傍降下温度の2℃から一4℃壕で降温させるには、
0.3℃/訓で約20分の潅流時間とすることができ、
このような凍害防止剤の層流によって、開削と臓器1の
細胞内における水分との浸透圧差番こより、当該水分は
凍害防止剤により充分に吸収されること\なる0 上記第2′a流工程が完了したならば、第3潅流工程に
移行するが、これには第2開閉弁2゜を閉、第3開閉弁
21を開として上記凍害防止剤(こ替えて前記アルコー
ル等凍害防止剤よりも低凝固点の最終潅流液を供給品流
させるのである0 こ\で当該工程でも最終潅流e、は前記第2近傍降下温
度(−4℃)から徐々に降温制御して潅流させるのであ
り、当該潅流は最終面流液がその凝固点以前の第3近傍
温度となるまでか、同潅流液が凍結して潅流が停止され
てしまうまで続行するのでちり、アルコールの場合その
凝固点は約−80℃であるから例えば−60℃を第3近
傍降下温度としてもまた一80℃としてもよい。
傍降下温度は一4℃程匿とするのがよく、実際上前記第
1近傍降下温度の2℃から一4℃壕で降温させるには、
0.3℃/訓で約20分の潅流時間とすることができ、
このような凍害防止剤の層流によって、開削と臓器1の
細胞内における水分との浸透圧差番こより、当該水分は
凍害防止剤により充分に吸収されること\なる0 上記第2′a流工程が完了したならば、第3潅流工程に
移行するが、これには第2開閉弁2゜を閉、第3開閉弁
21を開として上記凍害防止剤(こ替えて前記アルコー
ル等凍害防止剤よりも低凝固点の最終潅流液を供給品流
させるのである0 こ\で当該工程でも最終潅流e、は前記第2近傍降下温
度(−4℃)から徐々に降温制御して潅流させるのであ
り、当該潅流は最終面流液がその凝固点以前の第3近傍
温度となるまでか、同潅流液が凍結して潅流が停止され
てしまうまで続行するのでちり、アルコールの場合その
凝固点は約−80℃であるから例えば−60℃を第3近
傍降下温度としてもまた一80℃としてもよい。
そして実際上この第3潅流工程は、アルコールを一4℃
から一37℃まで降温させるのに01℃〜の降下速度に
約330分の潅流時間をかけ、さら番こ一37℃から一
60℃までの降温条件として5℃/wJnの降下速度、
約5分の潅流時間とすることができる。
から一37℃まで降温させるのに01℃〜の降下速度に
約330分の潅流時間をかけ、さら番こ一37℃から一
60℃までの降温条件として5℃/wJnの降下速度、
約5分の潅流時間とすることができる。
以上第1乃至第3潅流工程を経て得られた凍結臓器は当
該凍結状態にて保存することになるが、これには凍結臓
器を、上記実施例の場合−80℃程度の冷凍庫に保管す
るとか、また液体窒素等の液化ガス中に浸漬して貯蔵す
るなどの手段をとればよい。
該凍結状態にて保存することになるが、これには凍結臓
器を、上記実施例の場合−80℃程度の冷凍庫に保管す
るとか、また液体窒素等の液化ガス中に浸漬して貯蔵す
るなどの手段をとればよい。
さてこのように貯蔵されている凍結臓器は、これを解凍
して移殖の月番こ供することになるが、当該解凍の手段
は前記凍結のための工程を実質的に逆行させることによ
って実施することができる。
して移殖の月番こ供することになるが、当該解凍の手段
は前記凍結のための工程を実質的に逆行させることによ
って実施することができる。
すなわち凍結臓器を貯蔵箇所から取り出して前記第1図
に示す状態にセットすることになるが、この際先ず断熱
容器2内の雰囲気温度を徐々に昇温させることにより、
当該臓器の血管中に存する前記アルコール等の最終潅流
液を、その凝固点以上(こ昇温させて解凍した後、第3
開閉弁21の開成によりアルコール等をポンプ22によ
り潅流させる。
に示す状態にセットすることになるが、この際先ず断熱
容器2内の雰囲気温度を徐々に昇温させることにより、
当該臓器の血管中に存する前記アルコール等の最終潅流
液を、その凝固点以上(こ昇温させて解凍した後、第3
開閉弁21の開成によりアルコール等をポンプ22によ
り潅流させる。
そしてこの第1解凍潅流工程は、最終潅流液を冷媒用温
度制御機構Bによって徐々(こ昇温させながら、その温
度が前記第2近傍降下温度(−4℃)となる寸で続行す
るのである。
度制御機構Bによって徐々(こ昇温させながら、その温
度が前記第2近傍降下温度(−4℃)となる寸で続行す
るのである。
次に上記最終潅流液に替えて前掲凍害防止剤を潅流させ
る第2解凍潅流工程に移行することになるが、こ\でも
第2近傍降下温度(−4℃)から徐々に昇温させていき
、凍害防止剤の温度が前記第1近傍降下温度(1〜2℃
)となるまで潅流を続けること\なる。
る第2解凍潅流工程に移行することになるが、こ\でも
第2近傍降下温度(−4℃)から徐々に昇温させていき
、凍害防止剤の温度が前記第1近傍降下温度(1〜2℃
)となるまで潅流を続けること\なる。
さらに上記凍害防止剤に替えて前掲コリンズ液等の血液
均等潅流液を、上記第1近傍降下温度から徐々に昇温さ
せながら潅流させるが、当該第3解凍潅流工程は、血液
均等潅流液が体温程度となるまで続けられる。
均等潅流液を、上記第1近傍降下温度から徐々に昇温さ
せながら潅流させるが、当該第3解凍潅流工程は、血液
均等潅流液が体温程度となるまで続けられる。
かくして全解凍潅流工程を経た臓器は、これに所要の血
液を付与し移殖に供し得ることになる0 不発明は上記実施例によって具現される通り、潅流凍結
解凍部4と臓器1を収脱自在とした断熱容器2とを具備
し、潅流凍結解凍部4はフロン等の冷媒12を収納した
断熱さnている冷却JIN14と、コントローラー18
により当該冷媒12の温度を調整自在とした冷媒用温度
制御機構Bと、臓器用冷媒ボンベ27から冷媒が供与さ
れる給気用容器28を冷却[14内の冷媒12に浸漬す
ると共に、この給気用容器28は熱交換器29を介して
給気パイプ9に連結してなる臓器用温度制御機構Cと、
コリンズ液等血液均等潅流液の第1容器16、ジメチル
スルオキシド、グリセリン等凍害防止剤の第2容器16
、アルコール等低凝固点最終潅流液の第3容器17から
コントローラー18による制御によって選択的に当該液
剤を流液供給バイブロに流出させる液剤供給機構Aとか
らなり、上記臓器用温度制御機構Cの給気パイプ9を前
記断熱容器2内の給気ノズル8に連結すると共に、液剤
供給機構Aの流液供給バイブロは同断熱容器2内の臓器
1にあって、その動脈1aまたは門脈1bに連結自在で
あり、当該臓器1の静脈1Cに連結自在な排出パイプ7
を断熱容器2外に延出するようにしたから、冷媒用温度
制御機構Bによって冷媒12の温度を自由に調整でき、
当該調整温度によって血液均等潅流液、冷害防止剤、そ
して低凝固点最終潅流液を夫々適時液剤供給機構Aによ
って臓器1へ送り込むことができ、しかも臓器用温度制
御機構Cによって、断熱容器2内の温度をも調整できる
ので臓器11こ対する潅流が、不本意な温度勾配なしに
行ない得ること5なり、既に詳記した保存方法、解凍方
法を支障な〈実施することができる。
液を付与し移殖に供し得ることになる0 不発明は上記実施例によって具現される通り、潅流凍結
解凍部4と臓器1を収脱自在とした断熱容器2とを具備
し、潅流凍結解凍部4はフロン等の冷媒12を収納した
断熱さnている冷却JIN14と、コントローラー18
により当該冷媒12の温度を調整自在とした冷媒用温度
制御機構Bと、臓器用冷媒ボンベ27から冷媒が供与さ
れる給気用容器28を冷却[14内の冷媒12に浸漬す
ると共に、この給気用容器28は熱交換器29を介して
給気パイプ9に連結してなる臓器用温度制御機構Cと、
コリンズ液等血液均等潅流液の第1容器16、ジメチル
スルオキシド、グリセリン等凍害防止剤の第2容器16
、アルコール等低凝固点最終潅流液の第3容器17から
コントローラー18による制御によって選択的に当該液
剤を流液供給バイブロに流出させる液剤供給機構Aとか
らなり、上記臓器用温度制御機構Cの給気パイプ9を前
記断熱容器2内の給気ノズル8に連結すると共に、液剤
供給機構Aの流液供給バイブロは同断熱容器2内の臓器
1にあって、その動脈1aまたは門脈1bに連結自在で
あり、当該臓器1の静脈1Cに連結自在な排出パイプ7
を断熱容器2外に延出するようにしたから、冷媒用温度
制御機構Bによって冷媒12の温度を自由に調整でき、
当該調整温度によって血液均等潅流液、冷害防止剤、そ
して低凝固点最終潅流液を夫々適時液剤供給機構Aによ
って臓器1へ送り込むことができ、しかも臓器用温度制
御機構Cによって、断熱容器2内の温度をも調整できる
ので臓器11こ対する潅流が、不本意な温度勾配なしに
行ない得ること5なり、既に詳記した保存方法、解凍方
法を支障な〈実施することができる。
第1図は本発明に係る臓器の保存解凍用装置に係る一実
施例の一部縦断構成説、明図、第2図は同装置の他実施
例を示した要部の構成説明図である。 1・・・・・臓器 2・・・・・断熱容器 4・・・・・潅流凍結解凍部 5・・・・・流液供給パイプ 7・・・・・排出パイプ 8・・・・・給気ノズル 9・・・・・給気パイプ 12・・・・・冷 媒 14・・・・・冷却槽 15・・・・・第1容器 16・・・・・第2容器 17・・・・・第3容器 18・・e・・コントローラー 19・・・・・第1開閉弁 20・・・・・第2開閉弁 21・・・・・第3開閉弁 22・・・・・ポンプ 23・・・・・熱交換部 24・・・・・温度センサー :・″ 1 26・・・・・攪拌器 26・・・・・電気ヒーター 27・・・・・臓器用冷媒ボンベ 28・・・・・給気用容器 29・・・・・熱交換器 A・・・・・液剤供給機構 B・・・・・冷媒用温度制御機構 C・・・・・臓器用温度制御機構 特許出願人 代理人 弁理士 井 藤 誠
施例の一部縦断構成説、明図、第2図は同装置の他実施
例を示した要部の構成説明図である。 1・・・・・臓器 2・・・・・断熱容器 4・・・・・潅流凍結解凍部 5・・・・・流液供給パイプ 7・・・・・排出パイプ 8・・・・・給気ノズル 9・・・・・給気パイプ 12・・・・・冷 媒 14・・・・・冷却槽 15・・・・・第1容器 16・・・・・第2容器 17・・・・・第3容器 18・・e・・コントローラー 19・・・・・第1開閉弁 20・・・・・第2開閉弁 21・・・・・第3開閉弁 22・・・・・ポンプ 23・・・・・熱交換部 24・・・・・温度センサー :・″ 1 26・・・・・攪拌器 26・・・・・電気ヒーター 27・・・・・臓器用冷媒ボンベ 28・・・・・給気用容器 29・・・・・熱交換器 A・・・・・液剤供給機構 B・・・・・冷媒用温度制御機構 C・・・・・臓器用温度制御機構 特許出願人 代理人 弁理士 井 藤 誠
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (])M流凍結解凍部と臓器を収脱自在とした断熱容器
とを具備し、潅流凍結解凍部はフロン等の冷媒を収納し
た断熱されている冷却槽と、コントローラーにより当該
冷媒の温度を調整自在とした冷媒用温度m御機構と、臓
器用冷! 媒ボンベから冷媒が供与される給気用容器を冷却槽内の
冷媒に浸漬すると共に、この給気用容器は熱交換器を介
して給気パイプに連結してなる臓器用温度制御機構と、
フリジズ液等血液尚等潅流液の第1容器、ジメチルスル
オキシド、グリセリンなど凍害防止剤の第2容器、アル
コール等低凝固点最終潅流液の第3容器からコントロー
ラーによる制御によって選択的に当該液剤を流液供給パ
イプに流出させる液剤供給機構とからなり、上記臓器用
温度制御機構の給気パイプを前記断熱容器内の給気ノズ
ルに連結すると共に、液剤供給機構の流液供給パイプは
同断熱容器内の臓器にあって、その動脈または門脈に連
結自在であり、当該臓器の静脈に連結自在な排出パイプ
を断熱容器外に延出するようにしたことを特徴と、する
臓器の保存解凍用装置。 (2)冷媒用温度制御機構は、コントローラーに接続さ
れた温度センサー、電気ヒータと攪拌器とによって構成
されている特許請求の範囲第1項記載の臓器の保存解凍
用装置。 (3) 液剤供給機構の第1、第2、第3容器が冷却
槽内の冷媒中に浸漬され、当該各容器ごとに設けられた
第1、第2、第3開閉弁の開閉がコントローラーにより
制御されるようにした特許請求の範囲第1項記載の臓器
の保存解凍用装置。 − (4)液剤供給機構の第1、第2、第3開閉弁とポンプ
との間に形成された熱交換部が、冷却槽内の冷媒中に浸
漬されている特許請求の範囲第1項記載の臓器の保存解
凍用装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5659383A JPS59184101A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 臓器の保存解凍用装置 |
EP83303133A EP0096997B1 (en) | 1982-06-04 | 1983-06-01 | Method of preserving organ and apparatus for preserving the same |
CA000429420A CA1200507A (en) | 1982-06-04 | 1983-06-01 | Method of preserving organ and apparatus for preserving the same |
DE8383303133T DE3366419D1 (en) | 1982-06-04 | 1983-06-01 | Method of preserving organ and apparatus for preserving the same |
US06/615,212 US4494385A (en) | 1982-06-04 | 1984-05-20 | Method of preserving organ and apparatus for preserving the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5659383A JPS59184101A (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | 臓器の保存解凍用装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59184101A true JPS59184101A (ja) | 1984-10-19 |
JPS6155882B2 JPS6155882B2 (ja) | 1986-11-29 |
Family
ID=13031491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5659383A Granted JPS59184101A (ja) | 1982-06-04 | 1983-03-31 | 臓器の保存解凍用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59184101A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5107371A (en) * | 1989-06-01 | 1992-04-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Cemented lens and process for producing the same |
-
1983
- 1983-03-31 JP JP5659383A patent/JPS59184101A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5107371A (en) * | 1989-06-01 | 1992-04-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Cemented lens and process for producing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6155882B2 (ja) | 1986-11-29 |
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