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JPS59162164A - セメント分散組成物 - Google Patents

セメント分散組成物

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Publication number
JPS59162164A
JPS59162164A JP3516583A JP3516583A JPS59162164A JP S59162164 A JPS59162164 A JP S59162164A JP 3516583 A JP3516583 A JP 3516583A JP 3516583 A JP3516583 A JP 3516583A JP S59162164 A JPS59162164 A JP S59162164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
sulfonic acid
salt
general formula
dispersion composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3516583A
Other languages
English (en)
Inventor
智 田中
酒井 公「ぞう」
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP3516583A priority Critical patent/JPS59162164A/ja
Publication of JPS59162164A publication Critical patent/JPS59162164A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は七メント分散性に非常にすぐれスランプロスが
少なく、かつコンクリートの硬化時間も遅延されないセ
メントに用いられる分散組成物に関する。
ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩やメラミン
スルホン酸ホルマリン縮合物の塩ハ現存するセメント分
散剤のうちではすぐれたセメント分散能力を有し−この
ためコンクリート混練水を大巾に低減できるとの特徴を
有し、高強度が要求されるコンク!J −1−2次製品
に大量に使用されている。しかし、ナフタリンスルホン
酸ホルマリン縮合物の塩やメラミンスルホン酸ホルマリ
ン縮合物の塩(はセメント、骨イシ、水等と混練された
直後はすぐれた流動性を有するコンクリートを与えるが
、混線後、時間の経過とともに急激に流動性が低下して
ゆくとの欠点を有する。この流動性の低下現象ラスラン
プロスというが、このスランプロスのため;て混練後1
5時間以内は大目コなスランプロスの起きないことが要
求されるレディーミクストコンクリート関係には使用し
にくいとの欠点を有する。スランプロスを改善するため
、ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩の添加時
期を調整する方法、たとえばセメン・1−が水と接触水
和した後に添加する方法が考案され(特公昭51−15
856特公昭53−5691 、特公昭53−5692
)、はぼ満足な効果が認められるが添加方法が煩雑であ
るとの欠点に有する。一方、ナフタリンスルホン酸ホル
マリンld合物の塩やメラミンスルホン酸ホルマリン縮
合物の塩を用いたコンクリ−1・のスランプロスが大き
くなる原因としてセメントの初期水利が関与しているこ
とが知られており、このためスランプロスを少なくする
ためにセメントの凝結遅延剤を併用することが行なわれ
ている。これら凝結遅延剤としてはリグニンスルホン酸
、ニトロフミン酸。
グルコン酸のような有機系のものや1〜リボリリン酸ソ
ーダのような無機系のものなど神々のものが公知となっ
ている。しかし、これら凝結遅延剤を併用すると当然の
こととしてコンクリートの硬化時間を遅らせることとな
る。コンクリートの脱型は通常、コンクリ−1・打設後
、1〜3日のうちに行なわれることが多く、このため早
期強度(1〜3日後の強度)が非常に重要であるが上記
した凝結遅延剤を併用したものは当然、この早期強度が
上りにくい。このためコンクリートの硬化が非常に早い
夏期に1は凝結遅延剤を併用したものでも使用可能であ
るが、コンクリ−1・の硬化がさほど早くない春、秋に
(rll梨型時間多くする必要があり使用しづらく、特
にコンクリートの硬化の遅い冬期に(は実際」二全く使
用できないとの欠点を有する。
かかる情況下、本発明者らは、セメント分散能力に非常
にすぐれ肚つ、セメントの硬化が遅れることがなくスラ
ンプロスも少ないセメントに用いられる分散組成物に関
し鋭意検討した結果、本発明に到った。すなわち、本発
明は以下の(ハ)、[F])の2成分よりなることを特
徴とするセメン1−分散組成物である。
(へ) ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩又
は/およびメラミンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩9
5〜50重量部 G3)  次の一般式(丁)で示される構造単位と一般
式(イ)で示される構造単位のモル比が9/1〜1/9
の範囲内にある分子量1000〜50000の水溶性高
分子化合物5〜50重量部 (式中、R1は水紮、メチル基又はフェニル基でありA
は炭素数2〜3のアルキレン基、nは0または11m1
は0〜20の数) (式中、R2,R3は水素又はメチル基、xoは水素あ
るいは塩を示す) 本発明においてナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物
の塩とはナフタリンスルホン酸を高度にホIレマリン縮
合させたものをカセイソーダ、水酸化カルシウムなどで
中和したものであり、例えば特公和41−11737.
特公昭48−9564などに挙げられるものでよい。ナ
フタリンスルホン酸ニハα−ナフタリン°スルホン酸ト
β−ナフタリンスルホン酸があり好ましいのはβ−ナフ
タリンスルホン酸でアル。尚、本発明において、ナフタ
リンスルホン酸ホルンマリン縮合物の塩には、上記ナフ
タリンスルホン酸のホルマリン縮合物塩以外にも、性能
を阻害しない程度であれば他の芳香族化合物又は/およ
びこれらのスルホン酸を共縮合したものも含まれる。こ
れらの例としては特開昭51−17219.特開昭50
−29644.特開昭50−58120などに記載され
ているものや、その他、種々のものが挙げられる。
これらの例としては、ナフタリンやアントラセンのヨウ
な芳香族化合物;ベンゼンスルホン酸、アントラセンス
ルホン酸のような芳香族スルホン酸;トルエンスルホン
酸、ドデシルベンゼ1ンスルホン酸、メチルナフタリン
スルホン酸、エチルナフタリンスルホン;俊のよりなア
ルコキルit 換芳香族スルホン酸;メトキシ4ンセ゛
1ンスルホン酸のようなアルコキシ置換ベンゼ゛ンスル
ホン酸;フェノールスルホン酸のようなヒドロキシ置換
ベン七パンスルホン酸;リグニンスルホン酸のようなア
ルキルおヨヒアルコキシ置換ベンゼ゛ンスルホン酸;ク
レソー7レスルホン1′俊のようなアルキルシ置換ベン
セ゛ンスルホン酸などが挙げられる。これらナフタリン
スルホン酸と、共縮合されその性能を阻害しない程度の
他の芳香族化合物又は/およびこれらの芳香族スルホン
酸の割合は一般にナフタリンスルホンe100重量部当
り30重量部以下である。
また本発明に用いられるナフタリンスルホン酸ホルマリ
ン縮合物の塩としては、通常ナトリウム塩が用いられる
が、これ以外にもリチウム塩,カリウム塩などのアルカ
リ金舅塩,カルシウム塩。
マグネシウム頃,亜鉛塩,鉄塩のよりな二価金属の塩,
ア!レミニウム塩,鉄塩のような三価金属の1篇として
も用いることができ、その他、アンモニウム塩.有機ア
ミン塩,アルカノールアミンしても使用でき、また、こ
れら各種塩の2種以上を組み合せて使用しても良い。
又、本発明の(へ)成分として用いられるメラミンスル
ホン酸ホルマリン縮合物の塩とはメラミンスルホン酸・
とホルマリン縮合せしめた塩であり、一般に市販されて
いるものでよい。たとえば昭和電工(株)製のメ/レメ
・ントや,ホゾリス物産のNL−4000、NP−20
などがこれに当る。このメラミンスルホン酸ホルマリン
縮合物の塩は、一般に、メラミンとホルムアルデヒド又
はパラホルムア/レデヒド,亜硫酸塩(亜硫酸ソーダ、
亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ソーダ、重亜硫酸アンモ
ニウム等)とを水中で、アルカリ条件下(たとえばpH
9〜12程度)に付加反応させたものや、アルカリ条件
下に付加反応させたものをさらに弱酸性下(たとえばp
H4〜6)にて縮合せしめたものや、さらにはアルカリ
条件下に相加反応させたものを強酸性下(たとえばpH
2〜4)で高度Kkli合させたものなどが挙げられる
。これらのうち、セメント分散性より好捷しいのは、強
酸性下に高度に縮合せしめたものである。又、本発明の
〜成分として使用されるナフタリンスルホン酸ホルマリ
ン縮合物の塩とメラミンスルホン酸ホルマリン縮合物の
塩のウチ、セメンl−分散能力より好ましいのはナフタ
リンスルホン酸ホルマリンふ宿合物の塩である。
本発明の0成分である水溶性高分子化合物U 一般式[
有])で示される側鎖に力!レボキシ/L[’を有する
構造単位と一般式(I)で示される側鎖に水酸−g’i
C−(CH2) n −0− (AO )mH 〕  
を有する.;イな造単位からなる共重合体である。この
ような高分子化合物は通常、カルボキシ)V基を有する
単量体と水酸基を有する単量体とを所定の割合にラジカ
/I/重合,イオン重合,光重合,放射線重合などによ
り共重合することによって得られる。一般式([)の構
造単位を与えるカルボキシル基を有する単量体の例とし
てはアクリル酸,メタクリル酸,クロトン酸などの不飽
和モノカルボン酸類が挙げら゛れる。又、本発明におい
て水酸基を有する単量体の例としてはアl))レア ル
 コ ー ル 、 り ロ チ ル ア ル コ ー 
ル 、 シ ン ブー ミ ル アルコールなどの不飽
和ア/レコーp類,並び(でこれらアルコ−lしのエチ
レンオキシド又は/およびプロピレンオキシドの付加物
が挙げられる。この場合に、エチレンオキシド、プロピ
レンオキシドの付加モル数を示す。一般式〇)中のmが
20ヲ超えるとコンクリートに空気を非常に多く連行さ
せるようになりコンクリート強度を低下させるため好ま
しくない。本発明の■成分は前記のカルボキシlし基を
有する単量体と水酸基を有する単量体とを共重合して得
る以外にも種々の方法によって得ることができる。たと
えば、カルボキシル基を有する単量体と前記の不飽和ア
ルコ−/I/類とを共重合した後、所定量のエチレンオ
キシド又は/およびプロピレンオキシドを付加させて得
てもよい(この場合でもカルボギシ/L/基はカルボン
酸形あるいは塩の形にしておく)。また、前記のカルボ
キシル基を有する単量体と酢酸ビニル、プロピオン酸ビ
ニルなどのビニルエステル類を共重合した後、加水分解
して得ても良く、又、加水分解後、所定量のエチレンオ
キシド又は/およびプロピレンオキシド、全付加させて
得ても良い(この場合でもカルボキシル基はカルボン酸
の形あるいは塩の形にしておく)。これら種々のカルボ
キシル基と水酸基を有する水溶性高分子化合物■のうち
、スランプロスの改善効果並びにセメント分散能力より
好ましいのは一般式(ロ))のR2が水素、R3が水素
又はメチル基となる構造単位を与えるアクリル酸、メタ
クリル酸から製造されるものである。特に好ましいのは
アクリル酸、メタクリル酸と一般式(D中のR1が水素
又はメチル基、nが1.mが0〜5の数である構造単位
を与えるアl))レアルコール、クロチルア)V:I−
)vとの共重合体またはアリルアルコールロピレンオキ
シド付加物との共重合体である。また本発明の■成分に
おいて一般式(r)で示される構造単位と一般式(I[
)で示される構造単位のモル比は9/1〜1/9の範囲
内にあることが必須である。この比が9/1を超えると
スランプロスの改善効果が少なくなるばかりかコンクリ
ートの硬化も若干遅らせるようにな9、また1/9未満
ではスランプロスの改善効果がほとんどなく好ましくな
い。特にこの比が7/3〜3/7の11(α回内にある
ことがスランプロスの改善効果が最も大きくセメント分
散能力(でもすぐれ、且つセメントの硬化を全く遅らせ
ることがなく好ましい。また、本発明において■成分で
ある高分子化合物(依前記のカルボキシルの水酸基を所
定の割合で含むものであるが、性能金田害しない程度で
あれば、他の不飽和単量体を共重合して得られたものも
使用することが出来る。
これら他の不飽和単量体の例としてはアクl))し酸エ
ステル、メタクリル酸エステルなどのエステル類(エス
テル部分の炭素数は20以下)、酢酸ビニIし,プロピ
オンl俊ビニルなどのビニルエステル類スチレンなどの
ビニル芳香族類,スチレンスルホン酸,ビニルスルホン
酸などのスルホン酸類,ブテン、イソブチン、オクテン
などのオレフィン類など種々のものを挙げることができ
る。エステル基の炭素数が4以下のアクリル「俊エステ
ル、メタクリル酸エステルやスチレンスルホン酸などを
共重合させるとセメント分散能力がむしろ向」−シ好ま
しい結果を与える場合もある。これら、他の不飽和単量
体の添加量は、(へ)成分中の水酸基,カルボキシル基
の種類、またはその当量比などにより変化するが、通常
30重量%以下である。
このような水溶性高分子化合物■は、工業的に一般に用
いられている方法に準じて得ることができる。例えば反
応の形態としてはラジカル重合が一般的であり、この時
溶液重合が好ましく水,メチ lレア ル コ ー ル
 、 エ チ ルア ル コ ー ル 、イ  ソ プ
 ロ ピlレアルコールなどの低級アルコール類,ヘン
ゼンなどの炭化水累類,アセlーン,メチルエチNケト
ンの様なケトン類が溶媒として使用される。重合開始剤
としては、過酸化ベンゾイル、過酸化tertーブチル
などの過酸化物、あるいはアゾビスイソブチロニトリル
で代表されるアゾ化合物、更には過硫酸塩など、溶媒の
種類,化ツマ−の種類により適宜選択でき、いずれもそ
の分解の活性化エネルギーが小さいので穏和な条件で重
合が開始される。このようにして得られた共重合体は酸
そのま捷でも本発明の■成分として使用できるがアルカ
リ物質で中和し、リチウム、すl−リウム,カリウムの
ようなアルカリ金属塩,カルシウム、マグネシウムのよ
うなアルカリ土類金属塩,アルミニウとができる。分子
量(・ま、溶媒中のモノマー濃度。
反応温度,反応時間を変えることにより調整できるが、
特に水溶解性がよく、セメントに対し、著しい分散性を
示すのは分子量が1000〜50000 の範囲にある
ものである。1000未満ではスランプロスが大きくな
り、凝結遅延も生ずる。また50000を超えるとナフ
タリンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩が有する減水性
能を低下させるともにスランプロスが大きくなる。より
好ましくは分子量3000−30000の範囲にあるも
のである。
前、ir!(へ)■の純分比として〜成分95〜50重
量部、@)成分5〜50重H部にあることが必要である
。■成分が5重量部以下ではスランプロスの改善効果が
少なく50重量部を超えるとやはクスランプロスが大き
くなる。
好ましくは(へ)成分90〜60重量部、(へ)成分1
0〜40より好ましくは(ト)90〜70.(13)1
0〜30重量部である。
前記fA)、(B)のほかに必要に応じて他の成分(任
意成分、)も添加できる。このような任意成分としテI
t’j、 、7 /L/キルベンセンスルホンスルホン
酸やボリアlレキレンゲリコール系などの公知のセメン
ト分散剤;塩化カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸ナト
リウム、炭1’<2ソーダ、炭酸カリ、チオ硫酸ナトリ
ウム、アルカノールアミンどの公知のセメント硬化促進
剤;リグニンスルホン酸,グルコン酸,クエン酸,酒石
酸,ポリリン酸などの公知のセメント硬化遅延剤;ポリ
ビニルアlレコールs を殿V5j 、メチlし士!レ
ロース,ヒドロキシメチルセルロースなどの公知ののり
剤;亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カルシウムなどの公知の
防錆剤など種々のものを添加できる。
本発明の分散組成物の使用できるセメントとしては、普
通ポルトランドセメント ンドセメント、中庸熱ポル1−ランドセメント、アルミ
ナセメント、フライアッシュセメント、高炉セメン1へ
などが挙げられる。このうち好ましいものは普1由ポル
トランドセメントである。
本発明の分散組成物の添加量はセメントの用途。
要求される性能に応じて種々かえることができるが、セ
メントに対して通常本発明の分散組成物を純分で001
〜5重量%、好ましくは01〜1重量%である。レディ
ーミクスコンクリート関係では通常Q1〜05重蛍%、
コンクリート2吹製品関係では通常03〜1重量%であ
る。
本分散組成物は通常、セメントおよび骨材(砂や砕石な
ど)を混合し混練水投入時に添加されるが、セメント、
骨桐,水の混練後、セメントが接触水和した後(混練後
1〜2分以分量後)に添加されてもよいし又、あらかじ
めセメントに添加した後、水を加える添加方法でもよい
。史には、本分散組成物の一部を混、練時に添加し、そ
の後残りの本分散組成物を1回以上分割して添加する分
割添加法でもよい。又、本発明の組成物′f:J!を成
する各成分を別々にセメント、骨材,水などに加えてお
キ混練しても、セメントモルタルやコンクリートの混練
工程の種々の段階で各成分を別々に加えても最終の七メ
ン1品の中で本発明の組成物が生ずる状態になれば本発
明の効果が得られるので、このような方法でも使用でき
る。
本発明の分散組成物を含むモルタル、コンクリートの施
工法は従来の場合と同じでよく、コテ塗り、吹き付は塗
り、型枠への充填,コーキングガンによる注入など、種
々の方法をとりうる。又、養生法としては気乾養生,湿
空養生,水中養生。
加熱促進養生(蒸気養生,オートクレープ養生など)の
いずれでもよく、又、各々の併用でもよい。
本発明の分散組成物は非常にすぐれたセメント分散能力
を有し、且つセメントの硬化が遅くれることなく、スラ
ンプロスも少ないとの特徴を有している。この特徴を生
かして、、本分散組成物は曜板, 壁面,床面のモルタ
ルやコンクリートに;防水モルタル、防水コンクリート
、建造物の1jμ体および建造物の成型部材などに用い
られ、特にスランプロスの少ないとの特徴を生かして建
造物の躯体等に用いられるレディーミクストコンクリ−
1・関係に、又、分散性がすぐれているとの特徴よりコ
ンクリート2次製品を生産するだめのモルタル。
コンクリートの分散組成物として適しくいる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。尚、実施例中の部はすべて
純分による重量部を示すものとする。
実施例1 (ハ)成分トシてナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合
物のすl−’)ラム塙(以下、NSFと略す)75部。
(B)成分  と して ア リ ルア ル コ −ル
又は 、 ア リ ルア ルコールのアルキレンオキシ
ド付加物50モル%と、各種カルボキシ/し基を有する
単量体50モル%とを共重合して得た分子量り000〜
10000の水溶性高分子化合物のす11ウム塩25部
を用いて本発明の組成物を得た。また酢酸ビニ/115
0モル%とアクリル酸50モル%を共重合して得た分子
量8000の水溶性高分子化合物をナトリウムメチラー
トでケン化し、副生じた酢酸メチル等を除いて得た(!
3)成分も用いて本発明の組成物を得た。これらを用い
て下記コンクリート配合物を作りスランプロス並らびに
コンクリートの凝結時間、強度を測定して表−1の結果
を得た。また、表−1中には本発明の組成物と比較する
ためNSF単独で用いた場合、NSFと凝結遅延剤であ
るグルコン酸ソーダを併用した場合NSF トカルボキ
シル基のみを有するポリアクリル酸ソーダ又は無水マレ
イン酸50モル%とイソブチン50モル%共重合物ソー
ダ塩を併用した場合、リグニン系の市販減水剤(ボゾー
リ スN05L、標準型)を用いた場合、分散剤を全く
使用しなかった場合の結果も併せて記す。なお、コンク
リートの配合は分散組成物を020%(11セメント、
純分%)。
単位セメン1−量320 kgATLI′、水/セメン
ト比55%、卸(骨]シ率46%とした。分散剤を全く
使用しなかった場合のコンクリート配合は、単位セメン
ト量320に9/’In” r 水/セメント比60%
、細骨材率46%であムまた、コンクリート温度は20
℃、圧縮強度は20℃水中養生の1@の値である。
尚、 表−1中においてALAはアリルアルコールを、
ALAEOl.am 3。Q+ 5−0 + tQ r
 2Q i PO2− G) 5−Qは各々アリルアル
コ− プロピレンオキシドを各々1。。z 3.O,Ha O
) 10,20y 3” Ojs.oモノレイ4加した
ものである。またVACは共重合後酢酸ビニtVkケン
化したものを示す。
(*)スランプロス量とは混練直後のスランプと、30
分後,60分後,90分後のスランプとの差である。
これが大きい程、コンクリートの流動性低下の徴しいこ
と全示す。
表−1より明らかなように本発明品はNSF単ぎ虫の場
合よりも大巾にスランプロスが改善され、また、レテ゛
イーミクス1ーコンクリ−1−に汎用に使用されている
リグニン系減水剤と比較してもスランプロス(は少なく
なっている。さらに本発11月品で特筆すべき点は、ス
ランプロスが少なくなっている点だけではなく、はとA
2どコンクリ−1・の硬化カニ遅れていないことである
。本発明品は?便化遅延妙(ないことから日本建築学会
基準の標準型減水剤の規格に十分大るものである(同基
準に依れば分散剤を入れない場合と比較して始発,終結
とも1時…1以上早くならず、1時間30分以上遅く4
らないものを標準型と規定している。)これに反して従
来技術であるグルコン酸ソーダを併用した場合にはスラ
ンプロスは少なくなってV)るもののコンクリートの硬
化が大巾に遅れ早期強度(1日限の弓虫I釦で1jjl
l定)は全く出ておらず、実用上、春、秋、冬1υ1に
は使用できないことが判る。
実施例2 (ハ)成分としてメラミンスルホン酸ホルマリン縮合物
のすトリウム塩(以下、MSFと略す)75部、[F]
)成分と してアリ ルアルコール又はア リ ルアウ
ルコ−)Vのアルキレンオギシド付加物50モル%と各
種カルボキシ)V基を有する単量体50モル%とを共重
合して得た分子量5ooo〜10000の水溶性高分子
化合物のすl−1)ラム塩25部を用いて本発明の組成
物を得た。これらを用いて実施例1と同様な方法にて各
種フンクリート試験を行い表−2の結果を得九尚、表−
2中には比較としてMSF単独で用いた場合等の結果も
併せて記す。
実施例3 (へ)成分としてN5F75部、■成分としてアクリル
酸とALA EO、、oの共重合組成を変えて得た分子
量1000〜100OOの水溶性高分子化合物のナトリ
ウム塩25部を用いセメント分散組成物とした。これら
を用いて実施例1と同様な方法にて各播コンクリ−1・
試!倹を行い表−3の結果を得た。
実施例4 〜成分としてNSFを用い、■成分としてアクリル酸5
0モlし%とALA Eol、o!50モル%の分子量
8000の共重合体のナトリウム塩ヲ用い〜成分との成
分の配合割合をかえてセメントの分散組成物を得た。
これらを用いて実施例1と同様な方法にて各種コンクリ
ート試験を打い表−4の結果を得た。
上表から明らかなように■成分が少なすぎる場合にはス
ランプロスの改善効果がなく、■成分が50%を超える
とやはりスランプロスが大きくなる。
実施例5 ■成分としてNSF 75部、但)成分としてアクリル
酸 50モ ル% と ア リ ル ア ル コ − 
ル50− ル% の分子量をかえた共重合物のナトリウ
ム塩25部を用い、実施例1と同様な方法にて各樗コン
クリート試験を行い表−5の結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記(ト)、 CB)の2成分よりなることを特徴
    とするスランプロスの少ないセメント分散組成物。 ■ ナフタリンスフレホン酸ホルマリン縮合物の塩又は
    /およびメラミンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩95
    〜50重量部 (へ)次の一般式(I)で示される構造単位と一般式[
    有])で示される構造単位のモル比が9/1〜1/9の
    範囲内にある分子量1000〜50000の水溶性高分
    子化合物5〜50重量部 (式中、R1は水素、メチル基又はフェニル基でありA
    は炭素数2〜3のアルキレン基、n&j:0または1.
    mばO〜20の斂) (式中、R2,R3は水素又はメチル基、Xlは水素あ
    るいは塩を示す) 2〜成分がナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物の塩
    である第1゛項に記載の分散組成物。 a一般式(I)で示される構造単位と一般式釘)で示さ
    れる構造単位のモル比が773〜3/7の範囲内にある
    第1項、第2項に記載の分散組成物。 4一般式(至)のR2が水素R3が水素又はメチル基で
    ある第1項、第2項、第3項のいずれかに記載の分散組
    成物。 5、一般式(I)のR1が水素又はメチル基、nがl。 lηが0〜5の故である第1項、第2項、第3項。 第4項のいずれかに記載の分散組成物。 a卸成分の分子量が3000〜30000である第1項
    。 第2項、第3項、第4項、第5項のいずれかに記載の分
    散組成物。
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