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JPS5916095Y2 - 濾過体 - Google Patents

濾過体

Info

Publication number
JPS5916095Y2
JPS5916095Y2 JP18094179U JP18094179U JPS5916095Y2 JP S5916095 Y2 JPS5916095 Y2 JP S5916095Y2 JP 18094179 U JP18094179 U JP 18094179U JP 18094179 U JP18094179 U JP 18094179U JP S5916095 Y2 JPS5916095 Y2 JP S5916095Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
filter medium
fibrous
filter body
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18094179U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5698311U (ja
Inventor
亦史 石橋
未代吉 藤沢
俊男 春田
正博 藤井
Original Assignee
ユニチカ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユニチカ株式会社 filed Critical ユニチカ株式会社
Priority to JP18094179U priority Critical patent/JPS5916095Y2/ja
Publication of JPS5698311U publication Critical patent/JPS5698311U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5916095Y2 publication Critical patent/JPS5916095Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は上・下水各種廃液を清澄化するための精密濾過
装置における新規な濾過体に関するものである。
特に本考案は、合成繊維、天然繊維、ガラスウールなど
の繊維状素材の集合体、いわゆる繊維束を濾過液の流れ
方向に配列し充填した高性能な濾過体に関するものであ
る。
繊維状集合体を使用した濾過体は、たとえば特願昭54
−72120号に繊維状の毛管形成濾材を套管内に充填
し、粗濾過層、精密濾過層および整流層を順次、濾過液
の流れ方向に連設して構成した濾過体として開示されて
いる。
このタイプの濾過体の整流層は、濾材間隙よりも、かな
り大きな径を有する複数個の整流管あるいは多孔板など
の通孔手段を濾過体断面方向の適当間隔毎に配して濾材
層中に挿入したものであり、従来の濾過体に比べて著し
い清澄効果ならびに濾過容量が得られ、また逆洗に際し
ても全濾材層を均一に効率良く逆洗でき、それなりに優
れた面を持っているのであるが、実際上隣り合う整流管
の間の濾材に捕捉された濾滓の除去が不十分である点、
濾過体の製作速度の点などに問題があった。
本考案はさらに逆洗効率がよく、製作速度が早く、コス
トの安い濾過体を提供することにある。
以下図面に示す実施例により本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の濾過体の一例を示す縦断面図である。
適宜の径を有する套管1の一端に径がラッパ状に漸次拡
大した開口部2が設けられ、他端に浄液取出弁3と逆洗
流体供給弁4とが配設されており、繊維状濾材5が繊維
軸方向に束状に配列して前記套管1内に充填されている
繊維状濾材5は前記套管開口部2側の端部6が套管開口
端辺7から突出し、他端部8が前記浄液取出弁3および
逆洗流体供給弁4との間に逆洗流体吹込室9を形成する
ごとく充填される。
さらに繊維状濾材5の逆洗流体吹込室9側の端部内層に
濾材保持兼流体透過用のスペーサ10が複数層配設され
る。
そして濾過体として、ラッパ状開口部近傍の粗濾過層A
とそれに続く精密濾過層Bが形成される。
12は被濾液槽である。
繊維状濾材5としてはポリアミド系、ポリエステル系、
ポリアクリルニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリビニ
ルアルコール系等の合成繊維、綿麻等の天然繊維、再生
繊維素繊維、ガラス繊維、アスベスト繊維あるいはフィ
ルム切断片等の繊維素材を濾過目的、被濾過液の性状等
を勘案して適宜選択すればよく、フィラメントおよびそ
の捲縮加工糸、紡績糸等任意の形態で用いる。
第2図は本考案の濾過体のスペーサ10を配設した部分
の横断面を示し、スペーサ10は繊維状濾材束の逆洗流
体吹込室9側の内層に適宜の間隔で同心円状に配設され
ている。
なおスペーサ10の配置は本実施例の同心円状のほか、
通巻状、放射状、格子状等繊維状濾材束の横断面にほぼ
均一に設けられればよい。
繊維状濾材5はスペーサ10により挾み込まれ、さらに
一部分がスペーサ10内部に入り込んでスペーサ10と
一体化し保持される。
またスペーサ10により形成される空間部11は浄液集
液用および逆洗流体透過用の通路となる。
スペーサ10としては流体透過用の空間部と繊維状濾材
の保持機能を有する構造のものであれば任意のものでよ
く、合成樹脂製ネットあるいは細い金属線材を編んだネ
ット状のものが用いられる。
たとえば両面を波状に成型したワイヤ・メツシュデミス
タ等が好適である。
スペーサ10が繊維状濾材5束内に配設される濾過液の
流れ方向の長さは逆洗流体吹込室9側の端部から精密濾
過層Bの+〜千程度までが濾過効率および逆洗効率の点
から好ましい。
本考案の濾過体の製作は、濾過液の流れ方向に配列した
繊維状濾材5にスペーサ10を適宜の間隔で巻込むか、
あるいは挾み込んで筒状に成形して套管1内に挿入する
ことによりきわめて容易に行なわれる。
また濾材の交換も同様にきわめて迅速かつ簡単に行なう
ことができる。
本考案の濾過体による濾過に際して、濾過体の少なくと
も粗濾過層A部を被濾液槽12内の被濾液中に投入し、
逆洗流体供給弁4を閉じ、浄液取出弁3を開く。
被濾液はそれに含まれる粗大夾雑物が繊維状濾材5の突
出端部6により捕集されたのち、粗濾過層Aに入る。
粗濾過層Aは精密濾過層Bに至るまで次第に径が狭ばま
り、それに伴って繊維状濾材間隙すなわち波源液流路も
次第に小さくなり、被濾液中の懸濁粒子は複層的に濾過
される。
引続いて被濾液は微細でしかも均一な濾液流路を有する
精密濾過層Bで精密濾過処理された後逆洗液体吹込室9
内へ一部は直接、一部はスペーサ空間部11を経て集め
られ、浄液取出弁3から浄液として外部へ取出される。
なお濾過の進行は浄液取出弁3に続く管路を送液ポンプ
のサクション側に接続して濾過体側に適度の負圧をかけ
るか、前記浄液取出弁3に続く管路を逆U字管としてサ
イフオン原理を応用するか、あるいはそれらの併用等適
宜の手段により遂行することができる。
一定時間濾過が進行し、濾過層が閉塞して、濾過能力が
低下する直前に濾過を中心して濾材の逆洗を行なう。
逆洗の手段としては、まず浄液取出弁3を閉し、逆洗流
体供給弁4を開く。
逆洗流体は逆洗流体吹込室9に圧送され、スペーサ10
の空間部11を通って吹き出し、繊維状濾材5間を均一
に流動し、濾材間隙の捕集粒子を剥離する。
この場合特にスペーサ10間の濾材間隙の洗浄が効果的
に行なわれる。
本考案の濾過体は以上のごとく繊維状濾材5束内に濾材
保持機能と流体透過用空間部11を有するネット状スペ
ーサ10が配設されているため、濾材の保持が完全で、
かつ濾材の充填を均一に行ないやすく、また従来の単な
る整流管と比べて被濾液および逆洗流体の透過が均一に
行なわれ、特に逆洗に際しスペーサ10間に挾持された
部分の濾材がきわめて効率よく洗浄される。
また濾過体の製作も低コストでしかも容易に行ないうる
等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の濾過体の縦断面図であり、第2図は本
考案の濾過体のスペーサ配設部分の横断面である。 1・・・・・・套管、2・・・・・・開口部、3・・・
・・・浄液取出弁、4・・・・・・逆洗流体供給弁、5
・・・・・・繊維状濾材、9・・・・・・逆洗流体吹込
室、10・・・・・・スペーサ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)一端に開口部を有し他端に浄液取出弁と逆洗流体
    供給弁を配設した套管と、前記套管の内部にその長手方
    向と平行に配列して充填した繊維状濾材束とからなり、
    前記繊維状濾材束の一端が前言を套管開口端辺から突出
    し、他端と前記浄液取出弁および逆洗流体供給弁との間
    に逆洗流体吹込室を形成した濾過体において、前記繊維
    状濾材束の逆洗流体吹込室側内層に濾材保持兼流体透過
    用のスペーサを配設したことを特徴とする濾過体。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲第1項記載の濾過体にお
    いて、濾材保持兼流体透過用のスペーサがネット状物で
    あるもの。
JP18094179U 1979-12-25 1979-12-25 濾過体 Expired JPS5916095Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18094179U JPS5916095Y2 (ja) 1979-12-25 1979-12-25 濾過体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18094179U JPS5916095Y2 (ja) 1979-12-25 1979-12-25 濾過体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5698311U JPS5698311U (ja) 1981-08-04
JPS5916095Y2 true JPS5916095Y2 (ja) 1984-05-12

Family

ID=29691343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18094179U Expired JPS5916095Y2 (ja) 1979-12-25 1979-12-25 濾過体

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031314U (ja) * 1983-08-11 1985-03-02 東洋濾機製造株式会社 燃料用ストレ−ナ

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Publication number Publication date
JPS5698311U (ja) 1981-08-04

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