JPS59155493A - メソフエ−ズピツチの製造方法 - Google Patents
メソフエ−ズピツチの製造方法Info
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- JPS59155493A JPS59155493A JP58028986A JP2898683A JPS59155493A JP S59155493 A JPS59155493 A JP S59155493A JP 58028986 A JP58028986 A JP 58028986A JP 2898683 A JP2898683 A JP 2898683A JP S59155493 A JPS59155493 A JP S59155493A
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- Japan
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- pitch
- heat
- mesophase
- heat treatment
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10C—WORKING-UP PITCH, ASPHALT, BITUMEN, TAR; PYROLIGNEOUS ACID
- C10C1/00—Working-up tar
- C10C1/19—Working-up tar by thermal treatment not involving distillation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10C—WORKING-UP PITCH, ASPHALT, BITUMEN, TAR; PYROLIGNEOUS ACID
- C10C3/00—Working-up pitch, asphalt, bitumen
- C10C3/002—Working-up pitch, asphalt, bitumen by thermal means
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Working-Up Tar And Pitch (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、メソフェーズピッチの製造方法に関するもの
である。
である。
本発明によれば、紡糸性に優れたメソフェーズピッチk
W易に製造することかでさる。
W易に製造することかでさる。
発明の背景
市販の炭素繊維原料の大部分は、現在ポリアク)ノロニ
トリル繊維から造られている。しかし、これらは原料の
ポリアクリロニトリル繊維が高価なこと、得られる炭素
繊維の収率が低いこと等のためVC@わめて高価である
。これに対して炭素質ピッチ全原料とする方法は、原料
が安価で炭素繊維の収率が高いため、安価な炭素繊維の
製法として近年特に関心を集めている。
トリル繊維から造られている。しかし、これらは原料の
ポリアクリロニトリル繊維が高価なこと、得られる炭素
繊維の収率が低いこと等のためVC@わめて高価である
。これに対して炭素質ピッチ全原料とする方法は、原料
が安価で炭素繊維の収率が高いため、安価な炭素繊維の
製法として近年特に関心を集めている。
炭素繊維原料としてのメソフェーズピッチに要求される
重要な条件のひとつは、紡糸性に優れていることである
。このためには、メンフェーズピッチはキノリンネ溶分
となる高分子量成分の含有率の小さいことが望せしい。
重要な条件のひとつは、紡糸性に優れていることである
。このためには、メンフェーズピッチはキノリンネ溶分
となる高分子量成分の含有率の小さいことが望せしい。
即ち、キノリン可溶性の低分子量メソフェーズを含むメ
ソフェーズピッチを製造する方法が要望されている。
ソフェーズピッチを製造する方法が要望されている。
友快恢板
特開昭54−160427号公報では、等方性ピッチを
溶媒で抽出し、その不溶分を230〜400℃にnO熱
することによって、キノリン可溶性のメンフェーズを得
ている。
溶媒で抽出し、その不溶分を230〜400℃にnO熱
することによって、キノリン可溶性のメンフェーズを得
ている。
特開昭54−55625号公報では、等方性ピッチを3
80〜430℃で攪拌しながら不活性ガスを通じて熱処
理し、ピリジン可溶性のメソフェーズを含むメソフェー
ズピッチを得ている。
80〜430℃で攪拌しながら不活性ガスを通じて熱処
理し、ピリジン可溶性のメソフェーズを含むメソフェー
ズピッチを得ている。
特開昭56−57881号公報では、ピッチに溶媒抽出
などの物理的操作を加えることによって、ピリジン可溶
性のメンフェーズを含むメンフェーズピッチを得ている
。
などの物理的操作を加えることによって、ピリジン可溶
性のメンフェーズを含むメンフェーズピッチを得ている
。
特開111′j56 101915号公報では、エチレ
ンタールなどのピッチ前駆物質′(i−400〜550
℃で加圧熱処理したのち、不活性ガスを通じて大気圧下
tfc熱処理することによって、ピリジン町溶性メソフ
ェーズ含有メンフェーズピッチFiGでいる。
ンタールなどのピッチ前駆物質′(i−400〜550
℃で加圧熱処理したのち、不活性ガスを通じて大気圧下
tfc熱処理することによって、ピリジン町溶性メソフ
ェーズ含有メンフェーズピッチFiGでいる。
特開昭57−42924号公報では、ピッチ前駆物質を
大気圧で、攪拌下に第一段熱処理したのち、攪拌下に不
活性ガスを通じながら第二段熱処理してメンフェーズピ
ッチ?(Sて因る。
大気圧で、攪拌下に第一段熱処理したのち、攪拌下に不
活性ガスを通じながら第二段熱処理してメンフェーズピ
ッチ?(Sて因る。
特開昭57 119984号公報では、接触分解副生タ
ールなどを380℃以上で熱処理してメンフェーズを2
0〜80チ生成させ、これを400℃以Fで静1置し、
下層にメソフェーズピッチを集積させ分離している。
ールなどを380℃以上で熱処理してメンフェーズを2
0〜80チ生成させ、これを400℃以Fで静1置し、
下層にメソフェーズピッチを集積させ分離している。
特開昭57−168987号および同57−16898
8号谷公報では、石油類の水蒸気分解および接触分解で
生成する重質油に、2環また(は3環の芳香族炭化水素
の部分水素化物(i” (/I’i加し370〜480
℃で処理したのち、340〜450℃、常圧または′減
圧下に不活性ガスを通じて熱処理している。
8号谷公報では、石油類の水蒸気分解および接触分解で
生成する重質油に、2環また(は3環の芳香族炭化水素
の部分水素化物(i” (/I’i加し370〜480
℃で処理したのち、340〜450℃、常圧または′減
圧下に不活性ガスを通じて熱処理している。
特開昭57−168989号および同57−16899
0号各公報では、下記と同様の原料を、水素加圧下40
0〜500℃で処理しまたのち、同様の熱処理を行なっ
ている。
0号各公報では、下記と同様の原料を、水素加圧下40
0〜500℃で処理しまたのち、同様の熱処理を行なっ
ている。
特開昭57−170990号、同57− 179285
号、同57 179286号、同57−179287号
および同57−179287号各公報では、上記と同様
の原料にそれら原料の種々の調製工程で生成する沸点範
囲160〜400℃の留分の水素化物を添加し、370
〜480℃で処理したのち、同様の熱処理を行なってメ
ソフェーズピッチを得ている。
号、同57 179286号、同57−179287号
および同57−179287号各公報では、上記と同様
の原料にそれら原料の種々の調製工程で生成する沸点範
囲160〜400℃の留分の水素化物を添加し、370
〜480℃で処理したのち、同様の熱処理を行なってメ
ソフェーズピッチを得ている。
これらのメソフェーズピッチの製造法とは別に紡糸性を
改良する方法として次の提案がある。
改良する方法として次の提案がある。
特開昭57−100186号公報では、メソフェーズピ
ッチをアルカリ金属などを用いて水素化し、潜在的異方
性ピッ九を得ている。
ッチをアルカリ金属などを用いて水素化し、潜在的異方
性ピッ九を得ている。
特開昭58−18421号公報では、ピッチをテトラハ
イドロキノリンと300〜500℃で反応させたのも、
450℃以上で減圧下に短時間熱処理し、プリメンフェ
ーズを得ている。
イドロキノリンと300〜500℃で反応させたのも、
450℃以上で減圧下に短時間熱処理し、プリメンフェ
ーズを得ている。
これらはいずれも光学的に等方性であるが、紡糸゛以降
の工程で異方性Vr−変わり高性能炭素繊維を与えると
されている。
の工程で異方性Vr−変わり高性能炭素繊維を与えると
されている。
発明の目的
これらの方法は工程が複雑、処理時間が長い、高価な試
薬を使用する等の問題点をもっている。
薬を使用する等の問題点をもっている。
本発明者らは、上記公知技術に比較し、商業的に製造す
る場合に有利で、紡糸性に優れかつ高性能の炭素繊維の
原料となるメソフェーズピンチの調製法について鋭意検
討した結果、水素供与体を供給しなから熱処理するとい
う簡単な方法でこの目的が達せられることを見出し、本
発明を完成した。
る場合に有利で、紡糸性に優れかつ高性能の炭素繊維の
原料となるメソフェーズピンチの調製法について鋭意検
討した結果、水素供与体を供給しなから熱処理するとい
う簡単な方法でこの目的が達せられることを見出し、本
発明を完成した。
即ち、本発明は、炭素質ピッチを350〜550℃の温
度範囲で熱処理してメンフェーズピッチを製造する方法
において0、該ピッチ中に水素供与体を供給しなから熱
処理することを特徴とするメソフェーズピッチの製造方
法を提供するもので6る。
度範囲で熱処理してメンフェーズピッチを製造する方法
において0、該ピッチ中に水素供与体を供給しなから熱
処理することを特徴とするメソフェーズピッチの製造方
法を提供するもので6る。
本発明に使用される原料ピッチは、石炭タール、石油留
分の接触分解で生成する残渣油(接触分解ボトム)、石
油留分を“熱分解してエチレンを製造する場合に生成す
る残渣油(エチレンボトム)などから得られるピッチな
どが用いられる。また、これらのタールおよび残渣油、
またはその留分番熱処理、水素供与体との反応、触媒の
存在下または無触媒での水素との反応などによって改質
したものを用いることもできる。エチレンボトムを原料
とする場合は、予め無触媒あるいは適当な触媒または担
体の存在下に400〜520℃、5〜250に9/cr
Aの水素加圧下で処理したものを用いることが好ましい
。捷た、原料ピッチは軽質留分を含んだタール状で用い
ることも可能である○本発明に使用される水素供与体と
して特に好ましいのは、部分的に水素化された縮合多環
芳香族および/丑たは含窒素複素環化合物である。たと
えば、テトラリン、9.10−ジヒドロアントラセン、
9.10−ジヒドロフェナントレン、ノ・イドロピレン
、]、 2. 3. 4−テトラヒドロキノリンなどの
単一化合物およびそれらの混合物が用いられる。
分の接触分解で生成する残渣油(接触分解ボトム)、石
油留分を“熱分解してエチレンを製造する場合に生成す
る残渣油(エチレンボトム)などから得られるピッチな
どが用いられる。また、これらのタールおよび残渣油、
またはその留分番熱処理、水素供与体との反応、触媒の
存在下または無触媒での水素との反応などによって改質
したものを用いることもできる。エチレンボトムを原料
とする場合は、予め無触媒あるいは適当な触媒または担
体の存在下に400〜520℃、5〜250に9/cr
Aの水素加圧下で処理したものを用いることが好ましい
。捷た、原料ピッチは軽質留分を含んだタール状で用い
ることも可能である○本発明に使用される水素供与体と
して特に好ましいのは、部分的に水素化された縮合多環
芳香族および/丑たは含窒素複素環化合物である。たと
えば、テトラリン、9.10−ジヒドロアントラセン、
9.10−ジヒドロフェナントレン、ノ・イドロピレン
、]、 2. 3. 4−テトラヒドロキノリンなどの
単一化合物およびそれらの混合物が用いられる。
水素供与体の供給象は、ピッチl Kg当り毎分1ミリ
モルないし10モル、好ましくは10ミリモルないし1
モルである。これらは通常予め気化して供給されるが、
液相で供給してもよい。その場合にもピッチと接触すれ
ばただちに気化する0水素供与体の供給は、連続的又は
間歇的に行うことができるが連続的に供給するのが好ま
しい。
モルないし10モル、好ましくは10ミリモルないし1
モルである。これらは通常予め気化して供給されるが、
液相で供給してもよい。その場合にもピッチと接触すれ
ばただちに気化する0水素供与体の供給は、連続的又は
間歇的に行うことができるが連続的に供給するのが好ま
しい。
熱処理は通常、不活性カスを同時に吹込んで原料中の軽
質成分を除去しながら行なわれる。不活性ガスとしては
、窒素、アルゴン等の他にメタン、エタン等のガス状の
炭化水素及び少くとも熱処理条件でガス状となる炭化水
素等が用いられる。吹込み量は、原料ピッチl Kg当
り200〜5000t/時間、好壕しくは400〜ao
ooz/時間である。
質成分を除去しながら行なわれる。不活性ガスとしては
、窒素、アルゴン等の他にメタン、エタン等のガス状の
炭化水素及び少くとも熱処理条件でガス状となる炭化水
素等が用いられる。吹込み量は、原料ピッチl Kg当
り200〜5000t/時間、好壕しくは400〜ao
ooz/時間である。
熱処理温度は350〜550℃、好捷しくは380〜5
20℃、より好ましくは400〜500℃である。35
0℃より低い温度では反応に長時間ヲ′要し、550℃
より高い温度では反応速度がきわめて大きいため反応の
制御が困難になる。
20℃、より好ましくは400〜500℃である。35
0℃より低い温度では反応に長時間ヲ′要し、550℃
より高い温度では反応速度がきわめて大きいため反応の
制御が困難になる。
上記熱処理に要する時間は、゛原料ピッチ、熱処よ
理温度、水素供与体の種類と供給速度などvc$つて異
なるが通常10秒〜50時間、好ましくは1分〜20時
間である。
なるが通常10秒〜50時間、好ましくは1分〜20時
間である。
供給された水素供与体は、不活性ガスおよび/またはM
杆より留出および発生する軽質成分とともに系外へ排出
される。排出された水素供与体は、必要に応じて回収し
、その1まあるいは水素化したのち再使用することがで
きる。
杆より留出および発生する軽質成分とともに系外へ排出
される。排出された水素供与体は、必要に応じて回収し
、その1まあるいは水素化したのち再使用することがで
きる。
不法で得られたピッチは、通常の方法で溶融紡糸、不融
化、炭化および黒鉛化され高性能の炭素繊維とすること
ができる。
化、炭化および黒鉛化され高性能の炭素繊維とすること
ができる。
頼りや一郊−釆一
本発明の方法の最も顕著な効果は紡糸性の改良である。
不法で調製したピッチは、不活性ガスのみを吹込んだも
のに比してキノリンネ溶分が小さく、また紡糸温度を低
くでき、かつ糸切れが少ない。本発明方法で得られたメ
ソフェーズピッチは、室温における偏光顕微鏡観察によ
るメンフェーズ含有率が通常40ないし100%である
。また、キノリンネ溶分は50係以下である。
のに比してキノリンネ溶分が小さく、また紡糸温度を低
くでき、かつ糸切れが少ない。本発明方法で得られたメ
ソフェーズピッチは、室温における偏光顕微鏡観察によ
るメンフェーズ含有率が通常40ないし100%である
。また、キノリンネ溶分は50係以下である。
本発明方法の反応機構は必ずしも明らかではないが、熱
処理の過程で生成する多環芳香族構造をもつ遊離基に水
素供与体が作用して安定化し、重合を抑制することが重
要な反応であると推定される。このため、ピッチを予め
水素供与体と反応して水素化したのち従来の方法で熱処
理する方法に比べて、より有効でありかつ水素供与体の
使用量が少ない特徴が得られるものと推測される。
処理の過程で生成する多環芳香族構造をもつ遊離基に水
素供与体が作用して安定化し、重合を抑制することが重
要な反応であると推定される。このため、ピッチを予め
水素供与体と反応して水素化したのち従来の方法で熱処
理する方法に比べて、より有効でありかつ水素供与体の
使用量が少ない特徴が得られるものと推測される。
実験例
実施例1
内容積ltのオートクレーブにナフサの熱分解で生成し
たエチレンボトム(常圧換算沸点170℃以上)630
2および流動接触分解用シリカアルミナ触媒307を仕
込み、水素を毎時100t。
たエチレンボトム(常圧換算沸点170℃以上)630
2および流動接触分解用シリカアルミナ触媒307を仕
込み、水素を毎時100t。
(STP)で通じ、反。応圧力を120Kg/へに保ち
ながら室温から140分で460℃まで昇温し、その温
度に80分間保持した。室温に冷却後内容物を取り出し
固形物を濾過したのち、蒸留で常圧換算490℃以下の
留分を除いて、改質エチレンボトムピッチを仕込み原料
に対′して25wt%の収率で得た。
ながら室温から140分で460℃まで昇温し、その温
度に80分間保持した。室温に冷却後内容物を取り出し
固形物を濾過したのち、蒸留で常圧換算490℃以下の
留分を除いて、改質エチレンボトムピッチを仕込み原料
に対′して25wt%の収率で得た。
上記の様にし、て得た改質ピッチ10りを内容積40−
の内筒を備え、留出物のピッチ中への逆流を防いだ反応
伜器に入れ、アルゴンを毎分350t、1.2,3.4
−7トラヒドロキノリンを液状で毎分帆1:M’ピッチ
の上に供給しながら10分間保持したのち、予め485
℃に保った溶融塩浴に浸漬した。ピッチが溶融したのち
アルゴンおよびテトラヒドロキノリンを液状ピッチの中
に供給するようにし、反応畢温度483℃で12分熱処
理を行なった。
の内筒を備え、留出物のピッチ中への逆流を防いだ反応
伜器に入れ、アルゴンを毎分350t、1.2,3.4
−7トラヒドロキノリンを液状で毎分帆1:M’ピッチ
の上に供給しながら10分間保持したのち、予め485
℃に保った溶融塩浴に浸漬した。ピッチが溶融したのち
アルゴンおよびテトラヒドロキノリンを液状ピッチの中
に供給するようにし、反応畢温度483℃で12分熱処
理を行なった。
その結果改質ピッチに対して52wt%の収率で熱処理
ピッチを得た。得られたピッチは、エボキシ樹脂に埋込
み研磨した試料について室温にて偏光顕微鏡!i82祭
を行ない、寒学的異方性の比率、すなわちメソフェーズ
含有率を測定した。その結果、該ピッチのメソフェーズ
含有率はほぼ100チであった。また、本試料のキノリ
シネ溶分(JI82425遠心法)は34%であった。
ピッチを得た。得られたピッチは、エボキシ樹脂に埋込
み研磨した試料について室温にて偏光顕微鏡!i82祭
を行ない、寒学的異方性の比率、すなわちメソフェーズ
含有率を測定した。その結果、該ピッチのメソフェーズ
含有率はほぼ100チであった。また、本試料のキノリ
シネ溶分(JI82425遠心法)は34%であった。
本試料32を孔直径0.5 ranの紡糸口金をもつ茶
器に入れ、アルゴンで100 anXlqに加圧して4
20+?+、 7分で紡糸した。その結果、温度392
℃で24分糸切れなく紡糸できた。
器に入れ、アルゴンで100 anXlqに加圧して4
20+?+、 7分で紡糸した。その結果、温度392
℃で24分糸切れなく紡糸できた。
比較例1
テトラヒドロキノリン全供給せず熱処理した以外は実施
例1と同@[4,て改質ピッチおよび熱処理ピッチf得
た。その結果、得られた熱処理ピッチの収率は55wt
%であり、該ピッチのメソフェーズ含有率はほぼ100
%、キノリンネ溶分は43%であった。1だ、紡糸温度
は406℃、連続紡糸時間は11分であった。
例1と同@[4,て改質ピッチおよび熱処理ピッチf得
た。その結果、得られた熱処理ピッチの収率は55wt
%であり、該ピッチのメソフェーズ含有率はほぼ100
%、キノリンネ溶分は43%であった。1だ、紡糸温度
は406℃、連続紡糸時間は11分であった。
比較例2
熱処理反応管を俗融塩浴に浸漬する直前にテトラヒドロ
キノリンの供給を停止して行なった以外は実施例1と同
様にして熱処理ピッチを得た。
キノリンの供給を停止して行なった以外は実施例1と同
様にして熱処理ピッチを得た。
その結果、得られたピッチの収率は56 wt%。
メソフェーズ含有率は約95%、キノリンネ溶分は40
%であった。また、紡糸温度400℃で連続紡糸時間1
1分であった。
%であった。また、紡糸温度400℃で連続紡糸時間1
1分であった。
実施例2
実施例1の実験において、熱処理時間を10分とした他
は実施例1と同様にして反応を行なった。
は実施例1と同様にして反応を行なった。
その結果、得られた熱処理ピッチの収率は53wt%、
メンフェーズ含有率は約70チ、キノリンネ溶分は20
%であった。また紡糸温度370℃において35分連続
紡糸された。
メンフェーズ含有率は約70チ、キノリンネ溶分は20
%であった。また紡糸温度370℃において35分連続
紡糸された。
比較例3
テトラヒドロキノリンを供給することなく熱処理を行な
った以外は実施例2と同様にして熱処理ピッチを得た。
った以外は実施例2と同様にして熱処理ピッチを得た。
その結果、得られたピッチの収率は58 wt%、メソ
フェーズ含有率は約85チ、キノリンネ溶分は22チで
あった。また、紡糸温度381℃で14分゛連続紡糸さ
れた。
フェーズ含有率は約85チ、キノリンネ溶分は22チで
あった。また、紡糸温度381℃で14分゛連続紡糸さ
れた。
実施例3
実施例1の実験において、熱処理条件を455℃、40
分とした他は実施例1と同様にして反応を行なった。そ
の結果、得られた熱処理ピッチの収率は55wt%、メ
ンフェーズ含有率は約80チ、キノリンネ溶分は9%で
あった。
分とした他は実施例1と同様にして反応を行なった。そ
の結果、得られた熱処理ピッチの収率は55wt%、メ
ンフェーズ含有率は約80チ、キノリンネ溶分は9%で
あった。
実施例4
実施例1の実験において、熱処理条件を430℃、15
0分とした他は実施例1と同根にして反応を行なった。
0分とした他は実施例1と同根にして反応を行なった。
その結果、得られた熱処理ピッチの収率は4 g wt
%、メン7エーズ含有率はほぼ100%、キノリンネ溶
分は19チであった〇 実施例5 熱処理条件を400℃、8時間とした他は実施例1と同
様にして反応を行なった。その結果、得られた熱処理ピ
ッチの収率は51wt%、メソフェーズ含有率は約80
φ、キノリンネ溶分は2%であった。また、紡止温度3
34℃で38分連続紡糸された。
%、メン7エーズ含有率はほぼ100%、キノリンネ溶
分は19チであった〇 実施例5 熱処理条件を400℃、8時間とした他は実施例1と同
様にして反応を行なった。その結果、得られた熱処理ピ
ッチの収率は51wt%、メソフェーズ含有率は約80
φ、キノリンネ溶分は2%であった。また、紡止温度3
34℃で38分連続紡糸された。
実施例6
実施例1の実験において、水素供与体をナト2リン、そ
の供呻量を0.20f/分とした他は実施例1と同様に
して反応を行なった。その結果、得られた熱処理ピッチ
の収率は53wt%、メソフェーズ含有率は約70qb
、キノリシネ溶分は23チであった。また、紡止温度3
82℃で24分連続紡糸された。
の供呻量を0.20f/分とした他は実施例1と同様に
して反応を行なった。その結果、得られた熱処理ピッチ
の収率は53wt%、メソフェーズ含有率は約70qb
、キノリシネ溶分は23チであった。また、紡止温度3
82℃で24分連続紡糸された。
実施例8
接触分解ボトムから蒸留によって常圧換算沸点530℃
以下の留分を除去して等方性ピッチを得た。このピッチ
17ff、実施例1と同様の反応管に入れ実施例1と同
様にアルゴンおよびテトラヒドロキノリンを供給しなが
ら483℃で8分熱処理を行なった。
以下の留分を除去して等方性ピッチを得た。このピッチ
17ff、実施例1と同様の反応管に入れ実施例1と同
様にアルゴンおよびテトラヒドロキノリンを供給しなが
ら483℃で8分熱処理を行なった。
その結果、得られた熱処理ピッチの収率は24wt%、
メン7エーズ含有率は約8096、キノリンネ溶分は3
0fDであった。また、紡糸温度370℃で20分連続
紡糸された。
メン7エーズ含有率は約8096、キノリンネ溶分は3
0fDであった。また、紡糸温度370℃で20分連続
紡糸された。
比較例4q
テトラヒドロキノリンを供給しなかった他は実施例8と
同様に反応を行なった。その結果、得られた熱処理ピッ
チの収率は23wt%、メソフェーズ含有率は約80チ
、キノリンネ溶分は38チであった。−!た、紡糸温度
385℃で連続紡糸時間11分であった。
同様に反応を行なった。その結果、得られた熱処理ピッ
チの収率は23wt%、メソフェーズ含有率は約80チ
、キノリンネ溶分は38チであった。−!た、紡糸温度
385℃で連続紡糸時間11分であった。
実施例9
石炭ピッチのクロロホルム可溶分229を実施例1と同
様の反応管に入れ、実施例1と同様にアルゴンおよびテ
トラヒドロキノリンを供給しながら453℃で80分熱
処理を行なった。
様の反応管に入れ、実施例1と同様にアルゴンおよびテ
トラヒドロキノリンを供給しながら453℃で80分熱
処理を行なった。
その結果、得られた熱処理ピッチの収率は19wt%、
メソフェーズ含有率は約90%、キノリンネ溶分は7%
であった。
メソフェーズ含有率は約90%、キノリンネ溶分は7%
であった。
比較例5
テ・トラヒドロキノリンを供給しなかった他は実施例9
と同様に反応を行なった。その結果、得られた熱処理ピ
ッチの収率は24wt%、メソフェーズ含有率はほぼ1
00%、キノリンネ溶分は44%であった。
と同様に反応を行なった。その結果、得られた熱処理ピ
ッチの収率は24wt%、メソフェーズ含有率はほぼ1
00%、キノリンネ溶分は44%であった。
特許出謳人 三菱油化株式会社
代理人 弁理士 古 川 秀 利
代理人 弁理士 長 谷 正 久
Claims (1)
- (1)炭素質ピッチを350〜550℃の温度範囲で熱
処理してメソフェーズピッチヲ製造する方法において、
該ピッチ中に水素供与体を熱 供給しなから燃処理することを特徴とするメソフェーズ
ピッチの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58028986A JPS59155493A (ja) | 1983-02-23 | 1983-02-23 | メソフエ−ズピツチの製造方法 |
US06/578,102 US4596652A (en) | 1983-02-23 | 1984-02-08 | Process for producing mesophase pitch |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58028986A JPS59155493A (ja) | 1983-02-23 | 1983-02-23 | メソフエ−ズピツチの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59155493A true JPS59155493A (ja) | 1984-09-04 |
JPH0328473B2 JPH0328473B2 (ja) | 1991-04-19 |
Family
ID=12263735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58028986A Granted JPS59155493A (ja) | 1983-02-23 | 1983-02-23 | メソフエ−ズピツチの製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4596652A (ja) |
JP (1) | JPS59155493A (ja) |
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JPS62277491A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-02 | Maruzen Petrochem Co Ltd | メソフエ−ズピツチの製法 |
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-
1983
- 1983-02-23 JP JP58028986A patent/JPS59155493A/ja active Granted
-
1984
- 1984-02-08 US US06/578,102 patent/US4596652A/en not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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JPH0328473B2 (ja) | 1991-04-19 |
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