JPS59155261A

JPS59155261A - 輸液装置

Info

Publication number: JPS59155261A
Application number: JP58029950A
Authority: JP
Inventors: 河原　正文
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1983-02-23
Filing date: 1983-02-23
Publication date: 1984-09-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】く技術分野〉本発明は輸液装置に関するものである。

〈従来技術〉病院等で使用される医療用の輸液装置は容器の薬液をチ
ューブにて人体に送り所望の輸液作用を実行する装置で
ある。そして、輸液装置はチューブの一部分をオフルー
ダ−と呼ばれる閉塞装置にて通常は開口状態にあるチュ
ーブを閉塞若しくは閉塞に近い状態に圧搾して該チュー
ブ内を流れる薬液の量を調整していた。これは、薬液の
入っている容器からチューブへの該薬液の移動が恒常速
度で行なえないという事情に対応するもので、例えば薬
液の滴下によって前記移動を実行する場合、容器の薬液
の滴下速度（単位時間あたりの滴下数）は該容器内に充
填されている薬液量によって異なる重力作用を受は時々
刻々と変化するからである。

よって薬液の注入される患者に適した薬液の輸送を制御
するためにチューブの断面積の方を変える必要があるの
である。

ところが、従来、輸液注入用のチューブはチューブごと
に太さが一定していないこと及び該チューブは合成樹脂
製のため外気温度によって容易に軟化してしまうから、
たとえオフルーダ−を用いても予め決められた閉塞状態
に追従させることが困難で、薬液輸送量が規定された量
よりかけ離れたり、薬液輸送が定常状態になるまで多く
の時間を要してしまっていた＼〈発明の目的〉本発明は上記の事項に鑑み、薬液を輸送するチューブの
部分的若しくは全体的な閉状態を制御する閉塞手段を備
える輸液装置において、前記閉塞手段に加熱手段を取り
付は該閉塞手段にセットされている前記チューブに加熱
により柔軟性を与えるようにし、該チューブの制御を容
易にすることを目的とする。

〈実施例〉本発明の構成を図面を参照して小べろ。

図は本実施例の輸液装置のブロック構成図である。

図中、１はある一定長を有し胴部がフレキシブルで且つ
上下に入口、出口を備えた合成樹脂製透明容器で、その
形状は同筒状である。２はビニールチューブで、上記透
明容器ｌ内の薬液を人体３方へ送る。該チューブ２の人
体３側の先端はアダプター２ａ及び静脈針２ｂで構成さ
れている。

そして、上記透明容器１及びチューブ２間には滴下観測
部４が介在設置されている。この滴下観測部４は上記透
明容器ｌの薬液出口と上記チューブ２の一方端とを接続
する透明ガラス管で成シ、該透明ガラス管を挾んで発光
素子Ｐｌ及び受光素子Ｐ２が設けられている。それで、
上記透明容器Ｉの薬液出口から滴下される薬液が滴下観
測部４の透明ガラス管内を落下通過する毎に、上記発光
素子Ｐ１から発せられた光を遮断するのである。

こうして、上記受光素子Ｐ２よシ薬液の滴下の情報が滴
下測定回路５に入力され、単位時間あ念シの薬液滴下数
が把握される。

さて、上記滴下測定回路５にて計測された薬液滴下速度
（単位時間あたりの薬液滴下数）は中央処理装置ＣＰＵ
６に入力される。そして、該中央処理装置６は得られた
薬液滴下速度を表示部７に液晶表示する。例えば「６０
滴／秒」の様に表示される。

なお、薬液の注入される患者に適した薬液滴下速度はキ
ー人力部８にて入力される。もし仮に患者に適した薬液
滴下速度が５０滴／秒であるとして、現在の薬液滴下速
度が６０滴／秒であるとするとチューブ２を一部閉塞し
て該チューブ２内の薬液の流通を遅速化させねばならな
い。そのため上記チューブ２の中段部に閉塞部９が設定
され所望のチューブ２の部分的、全体的閉塞を遂行する
のである。該閉塞部９の閉塞動作は上記中央処理装置６
に制御されるコントローラ１０の指示に従う。

本実施例においては上記閉塞部９に加熱手段の一例であ
るヒーター＋１’に配設した。このヒーター＋１は上記
閉塞部９にセットされているチューブ２を暖め、該チュ
ーブ２に該閉塞部９の閉塞動作に十分追従できるだけの
柔軟性を与える。

又、ヒーター１１は他の電子部品に比べて大きな消費電
力を必要とするから該ヒーター１１を使用するのは必要
時のみと限定する。

その限定手段としては次の４通りがある。

（１）薬液滴下速度によってヒーター１１の加熱を停止
する。

（２１ＣＰＵ６内のメモリに予め記憶させている時間だ
け加熱する。

（３）　　ヒーター１１の使用時間を上記キー人力部８
で入力するようにしてその使用時間のみ加熱する。

（４）温度センサーを付設し、外気温度の高低によって
、ヒーター１１の時間を短く又は長くする。

上記ヒーター１１のオン・オフ制御は上記ＣＰＵ６に接
続されたヒーター制御回路１２で行なわれるｏ２なお、図中１３は電源である。さらに又、上記実施例に
おいては加熱手段としてヒーター＋１ｉ用いたが他の加
熱手段にしても何ら変わりはない。

〈効果〉以上の様に本発明の輸液装置によれば、薬液を輸送する
チューブが加熱によって柔軟性を帯びるから、該チュー
ブが部分的若しくは全体的な閉塞制御に無理なく追従で
き、所望の輸液を正確且つ安定して行える効果がある。

【図面の簡単な説明】図は本発明の輸液装置のブロック構成図である。ｌ・・・透明容器、２・・・ビニールチューブ、４・・
・滴下観測部、５・・・滴下測定回路、６・・・中央処
理装置、７・・・表示部、８・・・キー人力部、９・・
・閉塞部、ｌＯ・・・−コ、ントローラ、１１・・・ヒ
ーター、１２・・・ヒータ−制御回路、１３・・・電源
。

Claims

【特許請求の範囲】

１　薬液を輸送するチューブの部分的若しくは全体的な
閉塞を行う閉塞手段を具備した輸液装置において、前記
閉塞手段に該閉塞手段にセットされたチューブを加熱す
る加熱手段を設けたことを特徴とする輸液装置。