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JPS59152970A - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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Publication number
JPS59152970A
JPS59152970A JP2620583A JP2620583A JPS59152970A JP S59152970 A JPS59152970 A JP S59152970A JP 2620583 A JP2620583 A JP 2620583A JP 2620583 A JP2620583 A JP 2620583A JP S59152970 A JPS59152970 A JP S59152970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
fraction
parts
resin
dihydrodicyclopentadiene
Prior art date
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Granted
Application number
JP2620583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0379393B2 (ja
Inventor
Masami Takeda
竹田 雅美
Kimiya Mizui
水井 公也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP2620583A priority Critical patent/JPS59152970A/ja
Publication of JPS59152970A publication Critical patent/JPS59152970A/ja
Publication of JPH0379393B2 publication Critical patent/JPH0379393B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粘着剤組成物に関する。更に詳しくは、タック
、接着力、凝集力、段ボール保持力などの粘着性能をバ
ランスよく備えた粘着剤組成物に関する。
近年、感圧粘着剤として溶剤型、エマルジョン型などの
従来型のものに加え、ホットメルト型粘着剤が多く使用
されるようになって来た。ホットメルト型粘着剤の主な
用途としてはラベル、クラフトテープ、布テープなどが
挙げられる。これらのうちとくに段ボーμ舛どの包装分
野に用いられるテープ類用には、タック、接着力、凝集
力、段ボール保持力などの粘着性能をバランスよく備え
たものが要求される。
これらの性能はホットメルト型粘着剤の主!分であるエ
ラストマーおよび粘着性付与剤(タッキファイヤ−)に
大きく依存しているが、従来粘着性能をバランスよく備
えた満点できる粘着剤がなかった。
本発明者らは、タック、接着力、凝集力、ダンボール保
持力などの粘着性能をバランス良く備えた粘着剤組成物
を鋭意検討した結果、エラストマー成分を特定割合で配
合させることにより、目的の組成物が得られることを見
い出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、(A)エラストマー、(B〕不飽和
炭化水素と9.10−ジヒドロジシクロペンタジェンま
たはその誘導体とから実質的になる共重合体であって、
前記不飽和炭化水素類の重合単位が約20ないし98モ
)V%、また9、10−ジヒドロジシクロペンタジェン
類の重合単位が約80ないし2モ/I/%の範囲内の割
合で共重合している炭化水素樹脂、および(C)石油類
の熱分解の際に得られ、芳香族炭化水素を含む沸点範囲
が14Qないし280℃の留分(a)と、石油類の熱分
解の際に得られ、脂肪族炭化水素を含む沸点範囲が−2
0ないし100°Cの留分(b)との共重合体であって
、比重がi、ooないし1.10の範囲にある樹脂、を
主成分とする粘着剤組成物であって、各成分の割合が(
A)が130重量部に対しくB)が20ないし100重
量部および(C)が10ないし50重量部であることを
特徴とする粘着剤組成物である。
本発明に係る組成物の(A)成分のエラストマーとして
は、通常ホットメルト型粘着剤に用いられる種々のエラ
ストマーを用いることができる。例えば、スチレン−イ
ソプレン−スチレンブロックコポリマー、スチレン−ブ
タジェン−スチレンブロックコポリマー、水素添加され
たスチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー
などのブロックコポリマー、天然ゴム、スチレン−ブタ
ジェンゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、アクリルゴ
ム、エチレン−極性単量体共重合体、エポキシゴム、ウ
レタンゴムなどを挙げることができる。
これらの中では、スチレン−イソプレン−スチレンブロ
ックコポリマー、スチレン−ブタジェン−スチレン−ブ
ロックコポリマー、水素添加されたスチレン−イソプレ
ン−スチレンブロックコポリマーが好ましい。
また本発明に係る組成物に使用する(B)成分の炭化水
素樹脂は、不飽和炭化水素と9.10−ジヒドロジシク
ロペンタジェンまたはその誘導体とから実質的になる共
重合体であって、並記炭化水素類の重合単位が約20〜
98モ/I/%、また、9.10−ジヒド。ジシクロペ
ンタジェン類の重合単位が約80〜2モル%の範囲内の
割合で共重合している炭化水素樹脂である。
該炭化水素樹脂を形成する不飽和炭化水素は、具体的に
は、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブ
テン、イソブチレン、1−ペンテン、2−ペンテン、1
−ヘキセン、2−ヘキセン、6−メチル−1−ペンテン
、4−メチ)v−1−ペンテン、1−ヘプテン、2−オ
クテンなどの鎖状モノオレフィン、1.3−ブタジェン
、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジェン
、1.3−ペンタジェン、2.3−ジメチIレ−1,3
−へキサジエン、1,4−ペンタジェン、3.4.5−
トリメチ/L’−1、6−ヘプタジエンなどの鎖状ジオ
レフィン、1.2−ジメチリデンシクロヘキサン、1.
2−ジメチリデンシクロベンタン、ビニルシクロヘキサ
ン、リモネン、スチレン、ビニルトlレニン、α−メチ
ルスチレン、イソプロペニルトルエン、第3ブチルスチ
レン、アリルベンゼン、p−第3ブチルアリルベンゼン
などの側鎖に不飽和結合を有する環状炭化水素が挙げら
れる。
以上で例挙した炭化水素類の中で、樹脂性能の点から特
に好ましいものとしては、炭素数4〜6の鎖状ジオレフ
ィン、炭素数8〜10の芳香族アルケニル化合物、炭素
数8〜10の1.2−ジメチリデン化合物などが挙げら
れる。
これらの炭化水素類は、それぞれ単独で、あるいは2種
以上の同族化合物の混合物、更にはモノオレフィンとジ
オレフィン、モノオレフィンと側鎖に不飽和結合を有す
る環状炭化水素、ジオレ7インと側鎖に不飽和結合を有
する環状炭化水素、モノオレフィンとジオレフィンと側
鎖に不飽和結合を有する環状炭化水素の混合物などとし
て用いられる。
これらの不飽和炭化水素類と共重合される9゜10−ジ
ヒドロジシクロペンタジェンまたはその誘導体は、具体
的には、例えば9−メチ/L’−9,10−ジヒドロジ
シクロペンタジェン、3,9−ジメチル−9,10−ジ
ヒドロジシクロペンタジェン、9−ヒドロキシ−9,1
0−ジヒドロジシクロペンタジェン、9−メトキシ−9
,10−ジヒドロジシクロペンタジェン、9−アセチル
−9,10−ジヒドロジシクロペンタジェン、9−フェ
ノキシ−9110−ジヒドロジシクロペンタジェン、9
−イソシアナート−9□1〇−ジヒドロジシクロペンタ
ジェン、リン酸水素ビス(9,10−ジヒドロジシクロ
ペンタジェン/l/ )などが挙げられる。
用いられる9、10−ジヒドロジシクロペンタジェン類
は、実質的に純粋なものが用いられることは当然である
が、これらの重合成分中に約60重量%以上の純度を有
していれば、この他にもシクロペンテン、シクロペンタ
ジェンオリゴマー(三量体以上)の部分水素化物、イソ
プレンーシクロペンタジエンフダイマーまたはオリゴマ
ーの部分水素化物などの重合性成分を含んでいてもよく
、また非重合性成分であるテトラヒドロジシクロペンタ
ジェンまたはその誘導体などを含んでいてもよい。ただ
し、生成炭化水素樹脂の色相を悪化させ、またゲpの生
成を伴うことがあるので、シクロペンタジェン、ジシク
ロペンタジェン、3i体以上のシクロペンタジェンオリ
ゴマーとその誘導体などは、この重合成分中10重量%
以下のものを用いることが望ましい。
共重合触媒としては、前記炭化水素類の単独重合および
共重合触媒として公知のものがそのまま使用できる。即
ち、カチオン性触媒、アニオン性触媒、イオン配位触媒
、ラジカル触媒などが用いられる。
重合温度としては、−数10°Cないし約150℃の範
囲が選択でき、また重合時間としては、約1/2ないし
10時間の範囲内が用いられる。圧力は、常圧または加
圧下という条件が一般に用いられる。共重合反応終了後
は、常法に従って残存する触媒を処理し、未反応成分と
反応溶媒とを蒸留あるいは炭化水素樹脂の貧溶媒中に加
えることなどによって除去し、目的とする炭化水素樹脂
を得ることができる。
得られる炭化水素樹脂は、鎖状不飽和炭化水素類の重合
単位が約20〜98モル%であることが必要であり・好
ましくは約20〜60モ)V%、特に好マしくは約40
〜60モル%であり、また9、10−ジヒドロジシクロ
ペンタジェンまたはその誘導体からなる9、10−ジヒ
ドロジシクロペンタジェン類の重合単位が約80〜2モ
/L/%であることが必要であり、好ましくは約80〜
40モル%、特に好ましくは約60〜40モ)v%であ
り、一般に60°C以上、好ましくは約80〜140”
Cの軟化点(JIS K−2531による環状法)、約
10,000 cps以下、好ましくは約500〜i 
Q cpsの溶融粘度(エミラー粘度計、樹脂温度20
0°C)および約300〜3,000、好ましくは約4
00〜LOOOの分子量(CLPC法(ポリスチレン換
算法:数平均分子量)〕を有している。
9.10−ジヒドロジシクロペンタジェン類の重合単位
が2千/I/%以下の場合、得られる炭化水素樹脂の粘
度を低くしようとすると軟化点が低くなり、逆に軟化点
を高くしようとすると粘度も高くなってしまうため、本
発明の粘着剤用配合剤として用いるには、満足な作業性
と性能のバランスが得られない。また、この重合単位が
80モル%以上では、9.10−ジヒドロジシクロペン
タジェンの構造に基因して、単独重合性が乏しくなるた
め、例えば触媒濃度を異常に高くすることなどが必要と
なり、製造上の困難性を増すばかりではなく、品質的に
も分子量を増加させ難いので、軟化点が低く、色相に劣
り、熱安定性も悪いといった問題を生じるようになる。
これに対して、本発明で規定された割合の各重合単位の
範囲内、特にその好ましい範囲内では、軟化点の割に溶
融粘度が低く、色相、耐熱性共にすぐれた炭化水素樹脂
が得られ、しかも9.10−ジヒドロジシクロペンタジ
ェン類を単独重合するときよりも、触媒の使用量が少な
くてすむ。
次に本発明に係る組成物に使用する(C)成分は石油類
の熱分解の際に得られ、芳香族炭化水素を含む沸点範囲
が140ないし280°Cの留分(a)と、石油類の熱
分解の際に得られ、脂肪族炭化水素を含む沸点範囲が−
20ないし100°Cの留分(b)との共重合体であっ
て、比重が1.00ないし1.10の範囲にある樹脂で
あることが必要である。
沸点範囲が140ないし280℃の留分(a)には、主
として炭素数が9の炭化水素留分を含有し、その他に炭
素数が10以上の炭化水素留分あるいは炭素数が7およ
び8の炭化水素留分を含有していても差しつかえない。
この不飽和炭化水素含有留分には、スチレン、α−メチ
ルスチレン、β−メチルスチレン、0−ビニルトルエン
、m−ビニルトルエンンなどの芳香族系不飽和炭化水素
、キシレン、エチルベンゼン、クメン、エチルトルエン
ロピルベンゼン、トリメチルベンゼン、インダン、メチ
ルインダン、ナフタリン、メチルナフタリン、ジメチル
ナフタリンなどの芳香族系飽和炭化水素ジシクロペンタ
ジェンなどの成分が含まれている。
また、この不飽和炭化水素含有留分からキシレン、エチ
ルベンゼンあるいはスチレンなどの特定の成分を除去し
た留分あるいはこれらの特定の成分を含有しない不飽和
炭化水素含有留分を使用することもできる。またさらに
、特開昭52−125593に記載されているように、
芳香族系不飽和炭化水素留分をa.β−不飽和ジカルボ
ン酸無水物の存在下に予備加熱処理して精製したものを
使用することができる。
また、沸点範囲が−20ないし100“Cの留分(b)
には、2−メチ)v−1−ブテン、2−メチ/V−2−
ブテン、1−ペンテン、2−ペンテ/、1−ブテン、2
−ブテン、イソブチレンなどのC5、C4を主成分とす
るアルケン類;ピペリレン、イソプレン、シクロペンタ
ジェン、メチルシクロペンタジェン、ブタジェンなどの
05、C4を主成分とするジエン類;2−メチルブタン
、2.2−ジメチルプロパン、シクロペンタン、ブタン
、などの05、C4を主成分とする脂肪族系飽和炭化水
素成分が含まれている。
これらの脂肪族系不飽和炭化水素含有留分からイソプレ
ン、シクロペンタジェンあるいはブタジェンなどの特定
の不飽和炭化水素成分を除去した留分を使用することも
できる。前記の沸点範囲の脂肪族系不飽和炭化水素含有
留分のうちの任意の沸点範囲の留分を使用することがで
きるが、沸点範囲が−10ないし50′Cの脂肪族系不
飽和炭化水素含有留分を本発明に係る組成物の(C)成
分の樹脂に使用することが特に好ましい。
共重合触媒としては、留分(a)、(b)の成分である
不飽和炭化水素類の単独重合および共重合触媒として公
知のものがそのまま使用できる。即ち、カチオン性触媒
、アニオン性触媒、イオン配位触媒、ラジカル触媒など
が用いられるが、カチオン性触媒が特に好ましい。
重合温度としては、−数10℃ないし150”Cの範囲
が選択でき、また重合時間としては、約0.5ないし1
0時間の範囲が用いられる。圧力は常圧または加圧下と
いう条件が一般に用いられる。共重合終了後は、常法に
従って残存する触媒を処理し、本反応成分および反応溶
媒を使用した場合は、該反応溶媒とを蒸留あるいは炭化
水素樹脂の貧溶媒中に加えることなどによって除去し、
目的とする炭化水素樹脂を得ることができる。
得られる炭化水素樹脂は、比重が1.00ないし1、1
0の範囲にあることが必要であり、好ましくは1、03
ないし1.07の範囲である。比重は主に共重合させる
留分(a)と留分(b)の重量割合を変えることによっ
て上記範囲内のものを得ることができる。
比重が上記範囲を外れると、本発明にかかる粘着剤組成
物の特徴的効果である段ボール保持力およびタックのい
ずれもが低下するので、上記範囲にあることが必要であ
る。なお比重の測定はJISK 4101に準拠し、2
0/20°Cの値を示す。比重が上記範囲内にある共重
合体樹脂は、一般に約60℃以上、好ましくは約80な
いし110°Cの軟化点(JIS K−2531による
環球法)、約400ないし1200、好ましくは約50
0ないし900の分子量CGPC法(ポリスチレン換算
法:数平均分子量〕〕を有している。
次に各成分、(A)、(B)および(C)の割合は、(
A)成分100重量部に対しくB)成分が20ないし1
00重量部であることが必要であり、好ましくは40な
いし80重量部であり、(C)成分は10ないし50重
量部であることが必要であり、好ましくは20ないし4
0重量部である。(I3)成分が100重量部よりも多
いと、段ボール保持力が低下し、20重量部より少ない
と段ボール保持力およびタックのいずれもが低下する。
また(C)成分が10重量部より少ないと接着力が低下
し、50ffiffi部よりも多いとタックが低下する
。従って、各成分は上記重量割合にあることが必要であ
る。なお、タック、接着力、凝集力および段ボール保持
力の各測定法は実施例において記載した。
各成分の混合は、常法に従いニーダ−による混練によっ
て行うことができる。混練はニーダ−や配合条件によっ
ても異なるが、通常140ないし170”Cに加熱した
ニーダーで20ないし60分行う。
本発明にかかる粘着剤組成物には、必要に応じ可塑剤、
安定剤、充填剤又な顔料などを使用することもできる。
これらを使用するときは、通常ニーグーによる混練の際
添加すればよい。
可塑剤としては、芳香族系又は脂肪族系の鉱油、植物油
、フタール酸エステル、リン酸エステル等を用いること
ができる。
安定剤としては、モノフェノ−/L/系、ビスフェノ−
tv糸、高分−7[フェノ−)VXなどのフェノ−)V
糸酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ペンツトリアシー/L
/71%紫外線吸収剤などの酸化防止剤や紫外線吸収剤
を用いることができる。更に有機顔料、無機充填剤など
を加えることもできる。
本発明による粘着剤組成物はホットメルト型粘着剤とし
てラベル、グラフトテープ、布テープなどに用いること
ができるが、とくにタック、接着力、凝集力、ダンボー
)V保持力などの粘着性能をバランスよく備えているの
で、グラフトテープなどに適している。
次に実施例によって本発明を具体的に説明する。
参考例1 ナフサ分解で得られるC5留分を150’Cで6時間加
熱し、そこに含まれていたシクロペンタジェンをジシク
ロペンタジェンに変換した。次に、蒸留によって軽留分
を除くことにより、C5留分4.8%、ベンゼン0.5
%、ジシクロペンタジェン77.1%Aイソプレンーシ
クロベンタジェンコダイマ−7,2%、シクロペンタジ
ェンオリゴマー8.2%および不明成分2.2%からな
る組成の粗製ジシクロペンタジェンを得た。  − 金属製オートクレープ中に、この粗製ジシクロペンタジ
ェン100重量部(1710g)およびパラジウム系タ
ブレット状水添触媒(東洋シー、シー、アイ社製品03
1−IA)4重量部を仕込み、反応温度50°C1水素
圧10 kV/l’1n2(7)条件下で、12時間攪
拌しながら水素化反応を行った。口過して触媒を除き、
蒸留して9,10−ジヒドロジシクロペンタジェン留分
90重量部を得た。ガスクロマトグラフィーの分析結果
は、ペンタン類19.0%、9.10−ジヒドロジシク
ロペンタジェン77.0%、ジシクロペンタジェン0.
1%以下、テトラヒドロジシクロペンタジェン0.8%
および不明成分3.2%の組成を示した。
参考例2.6 容量112のガラス製オートクレーブに所定量の触媒お
よび溶媒の一部(20mn)を仕込み、攪拌下前記参考
例で得られた所定量の9,10−ジヒドロジシクロペン
タジェン含有留分および表1に示す1.3−ペンタジェ
ン含有留分、更に溶媒の残りを混合物として耐圧シリン
ダーよりゆっくり注入する。この際、温度を60°Cに
保つように加温または冷却を行い、各単量体の注入を約
15分間で行った。更に、この温度で約2時間重合反応
を継続した後、メタノールを加えて触媒を分離し、水洗
した。重合油をグラスフィルターで口過し、ゲルの生成
の有無をチェックした後・口部を濃縮して炭化水素樹脂
を得た。得られた炭化水素樹脂の性状は、次の表2に示
される。
参考例4 表3に記載の組成を有する沸点140ないし280°C
のナフサ分解留分(不飽和炭化水素成分含有率49.3
重量%)85gと表4に記載の組成を有する沸点−20
ないし+20°Cのナフサ分解留分(不飽和炭化水素成
分含有率94.1重量%)15重量部の混合物に三弗化
ホウ素フェノール錯体触媒0.5重量部を加えて30°
Cで2時間重合した後カセイソーダ水溶液で触媒を分解
除去後、水洗して蒸留により未反応油および低重合物を
除去し炭化水素樹脂47重量部を得た。得られた樹脂の
軟化点(J工5K−2531環球法)は93℃、色相(
J工5K−5400ガードナー法)6、数平均分子M 
(M n %vpo)730、比重(20/20°C1
J工5K−4101)表3.  bp140〜280°
C留分の組成表4.  bp −20〜+20℃留分の
組成参考例5〜12 ナフサ分解で副生ずるC5留分(沸点20〜45°C)
■の組成およびこれをオートクレーブにより150°C
で3時間ヒートソークしたあと、蒸留でジシクロペンタ
ジェンをカットした沸点60ないし40°CのC留分舊
を得た。このC5留分の組成を表5に示す。
表5記載のC5留分および表3記載のナフサ分解留分を
表6に記載の条件で重合し参考例4と同じ方法で後処理
して樹脂を得た。樹脂の収量、物表     5 実施例1〜4、比較例1〜6 S工Sブロックコポリマー(TR−1107、シェル化
学製)100重量部、可塑剤(シェルフレックス22R
1シエル化学製)30重量部、安定剤(イルガノックス
1010、ガイギー社製)3重量部に参考例2ないし参
考例4で得られた樹脂を表7の割合で配合し、150°
C130分間ニーグーにより混練し粘着剤を調製した。
この粘着剤を195°C熱板上のポリエステルフィルム
(25μ厚)の上で熱溶融しく20分間)、アプリケー
ターを使用して50+5μの厚みに塗布し、粘着テープ
を調製した。
次に、以下に示す試験、方法により、粘着テープの性能
評価を行った。
(1)粘着性(ボールA ) : J 、DOW法によ
り10°Cと20°Cで測定した。
(2)接着力(g/25mm巾):J工5Z−1524
の方法で20°Cで測定した。
(6)凝集力(mm/2hr ) : J工5Z−15
24の方法で20°Cで測定した。
(4)段ボール保持力(mm/2hr ) :被着体と
して銅25− 板の代りに段ボール(s−7)を使用するほかは、凝集
力と同様に測定した。
以上の試験方法により得られた結果を表7に示す。本発
明による粘着剤は優秀な粘着剤性能を示したが、比較例
のものはいずれもその性能が劣っている。
比較例4 参考例乙の樹脂と芳香族系石油樹脂(三井石油化学工業
社製品、商品名ベトロジン≠100)を表7の割合で使
用するほかは、実施例1と同様に行った。粘着剤性能が
劣っていることがわかる。
比較例5 参考例乙の樹脂と脂肪族系石油樹脂(三井石油化学工業
社製品、商品名ハイレツツT−100X)を表7の割合
で使用するほかは実施例1と同様に行った。比較例4と
同様の結果となった。
比較例6.7 S工Sブロックコポリマー系粘着剤用樹脂として市販さ
れている樹脂(グツトイヤー社製品、ウィングタックプ
ラス)を表7に示すように参考例2の樹脂と併用または
単独で使用するほかは、実施例1と同様に行った。やは
り粘着剤性能は劣ることがわかる。
実施例5〜12、比較例8 参考例2.3の9,10ジヒドロDC!FD系樹脂と、
参考例5ないし12の芳香族炭化水素/脂肪族炭化水素
共重合樹脂を表8に示す割合で使用するほかは、実施例
1と同様に行った。本発明による粘着剤組成物は優秀な
粘着剤性能を示したが、(C)として比重が大きい樹脂
を使用した比較例8では、性能が劣っている。
比較例9 表8に示す割合で各成分を使用したところ、粘着剤性能
が劣っている。
28− 473−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  (A)エラストマー、 (B)不飽和炭化水素と9.10−ジヒドロジシクロペ
    ンタジェンまたはその誘導体とから実質的になる共重合
    体であって、前記不飽和炭化水素類の重合単位が約20
    ないし98モ/I/%、また9、10−ジヒドロジシク
    ロペンタジェン類の重合単位が約80ないし2モ/l/
    %の範囲内の割合で共重合している炭化水素樹脂、およ
    び(C)石油類の熱分解の際に得られ、芳香族炭化水素
    を含む沸点範囲が140ないし280℃の留分(a)と
    、石油類の熱分解の際に得られ、脂肪族炭化水素を含む
    沸点範囲が−20ないし100℃の留分(b)との共重
    合体であって、比重が1.00ないし1.10の範囲に
    ある樹脂、を主成分とする粘着剤組成物であって、各成
    分の割合が(A)が100重量部に対しくB)が20な
    いし100重量部および(C)が10ないし50重量部
    であることを特徴とする粘着剤組成物。
  2. (2)(A) カスチレンーイソブレンースチレンブロ
    ックコポリマー、スチレン−ブタジェン−スチレンブロ
    ックコポリマー、水素添加されたスチレン−イソプレン
    −スチレンブロックコポリマーの群から選ばれるエラス
    トマーである特許請求の範囲第(1)項記載の粘着剤組
    成物。
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