JPS5915006B2 - 流体混合装置 - Google Patents
流体混合装置Info
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- JPS5915006B2 JPS5915006B2 JP55023599A JP2359980A JPS5915006B2 JP S5915006 B2 JPS5915006 B2 JP S5915006B2 JP 55023599 A JP55023599 A JP 55023599A JP 2359980 A JP2359980 A JP 2359980A JP S5915006 B2 JPS5915006 B2 JP S5915006B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F25/00—Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
- B01F25/30—Injector mixers
- B01F25/31—Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows
- B01F25/313—Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows wherein additional components are introduced in the centre of the conduit
- B01F25/3132—Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows wherein additional components are introduced in the centre of the conduit by using two or more injector devices
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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- B01F25/31322—Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows wherein additional components are introduced in the centre of the conduit by using two or more injector devices used simultaneously
-
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- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
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- B01F25/30—Injector mixers
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- B01F25/3133—Injector mixers in conduits or tubes through which the main component flows wherein additional components are introduced in the centre of the conduit characterised by the specific design of the injector
- B01F25/31331—Perforated, multi-opening, with a plurality of holes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、たとえば排ガスの脱硝を行なうために、排
ガスにアンモニアを混入させるのに用いられる流体混合
装置に関するものである。
ガスにアンモニアを混入させるのに用いられる流体混合
装置に関するものである。
従来、一の流体が流れる流体管路の中に、他の流体を噴
出させる噴出ノズルを配設した流体混合装置が知られて
いるが、この装置は、噴出した上記他の流体自身が乱流
となつて拡散する、いわゆる噴流拡散のみを利用するも
のなので、混合に要する時間が長くなり、したがつて、
流体管路が長大になつて装置が大形化する欠点がある。
出させる噴出ノズルを配設した流体混合装置が知られて
いるが、この装置は、噴出した上記他の流体自身が乱流
となつて拡散する、いわゆる噴流拡散のみを利用するも
のなので、混合に要する時間が長くなり、したがつて、
流体管路が長大になつて装置が大形化する欠点がある。
また、噴流拡散を利用するためには、上記他の流体の噴
出速度を上記一の流体の速度に比較して大きくしなけれ
ばならないので、ポンプを含む噴出機構が大形化する欠
点もある。この発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、上記従来の噴出ノズルに相当する噴出
管を、母管とノズルとから構成して、ノズルの噴出口を
母管の後渡領域内に設定し、この後流の乱れを積極的に
利用することにより、流体の混合を急速に行なわせて、
装置の小形化を図ることを目的とする。
出速度を上記一の流体の速度に比較して大きくしなけれ
ばならないので、ポンプを含む噴出機構が大形化する欠
点もある。この発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので、上記従来の噴出ノズルに相当する噴出
管を、母管とノズルとから構成して、ノズルの噴出口を
母管の後渡領域内に設定し、この後流の乱れを積極的に
利用することにより、流体の混合を急速に行なわせて、
装置の小形化を図ることを目的とする。
以下、この発明の実施例を図面にしたがつて説明する。
第1図において、11は流体管路で、この流体管路11
の中を一つの流体、たとえばボイラーの排ガスが矢印1
2で示す方向へ流れる。
の中を一つの流体、たとえばボイラーの排ガスが矢印1
2で示す方向へ流れる。
上記流体管路11の中には、他の流体、たとえばアンモ
ニアガスを噴出する噴出器13が配設されており、この
噴出器13は、上記一の流体の流れ方向12と直交する
方向14に沿つて配置された母管15と、この母管15
の後面に取り付けられた母管15の後述する後渡領域内
に噴出口16を有するノズルITとからなる。上記他の
流体は矢印18で示す方向から母管15へ供給され、ノ
ズル17から矢印19で示す方向・\噴出される。上記
流体管路11の後端には、脱硝作用を行なう反応器のよ
うな処理装置20が設置されている。上記流体管路11
は、第2図に示すように、その横断面形状が一辺の長さ
Bの正方形であり、この管路11内に、等間隔1で複数
個の母管15が立設され、各母管15に、やはり等間隔
eで複数個のノズル17が取り付けられている。
ニアガスを噴出する噴出器13が配設されており、この
噴出器13は、上記一の流体の流れ方向12と直交する
方向14に沿つて配置された母管15と、この母管15
の後面に取り付けられた母管15の後述する後渡領域内
に噴出口16を有するノズルITとからなる。上記他の
流体は矢印18で示す方向から母管15へ供給され、ノ
ズル17から矢印19で示す方向・\噴出される。上記
流体管路11の後端には、脱硝作用を行なう反応器のよ
うな処理装置20が設置されている。上記流体管路11
は、第2図に示すように、その横断面形状が一辺の長さ
Bの正方形であり、この管路11内に、等間隔1で複数
個の母管15が立設され、各母管15に、やはり等間隔
eで複数個のノズル17が取り付けられている。
この例では[=eとなつている。上記母管15は、第3
図に示すように、円管からなり、やはり円管からなるノ
ズル17が上記母管15に溶接されている。
図に示すように、円管からなり、やはり円管からなるノ
ズル17が上記母管15に溶接されている。
上記ノズル17の噴出口16は、母管15の後流領域2
1の内部に位置しているわけであるが、この後流領域2
1をここではつぎのように定義する。後流の中は流れが
非定常であるが、時間的平均の速度分布をとると第3図
のようになる。
1の内部に位置しているわけであるが、この後流領域2
1をここではつぎのように定義する。後流の中は流れが
非定常であるが、時間的平均の速度分布をとると第3図
のようになる。
ここで、uは後流内部の速度、U(X)は周囲の定常流
の速度、△uは上記両速度の差U。O−uに等しい速度
欠損、△Umaxは後流の中心線22上で生じる最大速
度欠損、yは上記中心線22からの距離をそれぞれ示す
。上記速度欠損Δuが上記最大速度欠損△Umaxの1
/2となる幅bは後流の半値幅と呼ばれ、通常、これが
後流の幅を表す代表値とされる。ここでは、上記半値幅
bの2倍をもつて後流の幅と定義する。すなわち、−b
〆yイbなる領域を後流領域21と定義する。つぎに、
ノズル17の噴出口16を母管15の後流領域21内に
設定したことにより、上記噴出口16から噴出される他
の流体と、上記一の流体との混合が急速に行なわれる事
実を、第5図および第6図に示した測定結果を用いて説
明する。
の速度、△uは上記両速度の差U。O−uに等しい速度
欠損、△Umaxは後流の中心線22上で生じる最大速
度欠損、yは上記中心線22からの距離をそれぞれ示す
。上記速度欠損Δuが上記最大速度欠損△Umaxの1
/2となる幅bは後流の半値幅と呼ばれ、通常、これが
後流の幅を表す代表値とされる。ここでは、上記半値幅
bの2倍をもつて後流の幅と定義する。すなわち、−b
〆yイbなる領域を後流領域21と定義する。つぎに、
ノズル17の噴出口16を母管15の後流領域21内に
設定したことにより、上記噴出口16から噴出される他
の流体と、上記一の流体との混合が急速に行なわれる事
実を、第5図および第6図に示した測定結果を用いて説
明する。
まず、第4図に示すように、ノズル17の内径をd、噴
出された他の流体の温度をC1この噴流の中心線22上
で生じる最大濃度をCmaxl噴出口16での濃度をC
O、上記中心線22に沿つての噴出口16からの距離を
X1、上記中心線22からの距離をyとする。さらに、
上記濃度Cが上記最大濃度Cmaxの1/2となる幅f
を濃度分布の半値幅と定義し、この半値幅fの下流に向
つての変化を第5図に、最大濃度Cmaxの下流に向つ
ての変化を第6図にそれぞれ示す。両図において、Gは
この実施例の測定結果を示し、Hは噴流の乱流拡散の理
論計算式から算出した計算値で、前述した従来例に相当
するものを示す。第5図は上記半値幅fが下流に向つて
従来より急激に拡大していることを示し、第6図は上記
最大濃度Cmaxが下流に向つて従来より急激に低下す
ることを示している。このことは、噴出された他の流体
が、周囲を流れる一の流体と急激に混合されるという事
実を表わしている。q また、第3図で示した後流領域21は、母管15の下流
の限られた部分に存在するだけであり、しかも、乱れた
後流による混合促進作用は下流に行くにしたがつて減退
するから、この発明の流体混合装置を有効に機能させる
には、母管15およびノズル17の形状と配置が一定の
関係を満たさなければならないと考えられる。
出された他の流体の温度をC1この噴流の中心線22上
で生じる最大濃度をCmaxl噴出口16での濃度をC
O、上記中心線22に沿つての噴出口16からの距離を
X1、上記中心線22からの距離をyとする。さらに、
上記濃度Cが上記最大濃度Cmaxの1/2となる幅f
を濃度分布の半値幅と定義し、この半値幅fの下流に向
つての変化を第5図に、最大濃度Cmaxの下流に向つ
ての変化を第6図にそれぞれ示す。両図において、Gは
この実施例の測定結果を示し、Hは噴流の乱流拡散の理
論計算式から算出した計算値で、前述した従来例に相当
するものを示す。第5図は上記半値幅fが下流に向つて
従来より急激に拡大していることを示し、第6図は上記
最大濃度Cmaxが下流に向つて従来より急激に低下す
ることを示している。このことは、噴出された他の流体
が、周囲を流れる一の流体と急激に混合されるという事
実を表わしている。q また、第3図で示した後流領域21は、母管15の下流
の限られた部分に存在するだけであり、しかも、乱れた
後流による混合促進作用は下流に行くにしたがつて減退
するから、この発明の流体混合装置を有効に機能させる
には、母管15およびノズル17の形状と配置が一定の
関係を満たさなければならないと考えられる。
そこで発明者らが実験を行なつて調べた結果、母管15
の外径D、母管15の設定間隔[、およびノズル17の
長さlが、つぎの関係式を満たすよう設定されるのが望
ましいと判明した。まず、上記(1)式でD/t≧0.
2とした理由を述べる。
の外径D、母管15の設定間隔[、およびノズル17の
長さlが、つぎの関係式を満たすよう設定されるのが望
ましいと判明した。まず、上記(1)式でD/t≧0.
2とした理由を述べる。
第3図で示した後流領域21は、母管15の下流の限ら
れた部分に存在するだけであるから、母管15の外径D
に比べて、第2図の母管15の設定間隔tが大き過ぎる
と、流体管路11内の全体に後流が広がらなくなり、そ
の結果、この後流による混合作用が上記全体に及ばなく
なる。
れた部分に存在するだけであるから、母管15の外径D
に比べて、第2図の母管15の設定間隔tが大き過ぎる
と、流体管路11内の全体に後流が広がらなくなり、そ
の結果、この後流による混合作用が上記全体に及ばなく
なる。
第7図に、噴出された他の流体の濃度の半値幅fを測定
した結果を示す。この測定はノズル17の長さlを3種
類変えて行なわれており、G1はl/D=0、G2はl
/D−1.17、G3はl/D=3.28の場合をそれ
ぞれ示す。また一点鎖線Jは母管15の後流の半値巾b
を示す。上記第7図の曲線G1〜G3により示されてい
るように、他の流体の噴流は、ノズル17から噴出され
た直後は、噴流の勢いがあるから緩やかにその幅を拡大
するが、その後しばらくの間は急激な拡大を示し、さら
にその後再び緩やかな拡大に変わる。
した結果を示す。この測定はノズル17の長さlを3種
類変えて行なわれており、G1はl/D=0、G2はl
/D−1.17、G3はl/D=3.28の場合をそれ
ぞれ示す。また一点鎖線Jは母管15の後流の半値巾b
を示す。上記第7図の曲線G1〜G3により示されてい
るように、他の流体の噴流は、ノズル17から噴出され
た直後は、噴流の勢いがあるから緩やかにその幅を拡大
するが、その後しばらくの間は急激な拡大を示し、さら
にその後再び緩やかな拡大に変わる。
これは、噴流が後流の中に一杯拡がるまでは急激な拡大
をするが、一杯に広がつた後は、後流の幅2bの拡大に
つれて拡大するだけとなるためである。したがつて、速
やかに混合を行なわせるには、噴流の急激な拡大が完了
するまでに、隣接する噴流同志が重なり合うか、または
、噴流が流体管路11(第2図参照)の内壁に達するよ
うにしなければならない。噴流が後流中に一杯拡がつた
ときの噴流の幅は、種々の実験からほぼ5Dであること
が判明している。これから、第2図の母管15の設定間
隔tを、t≦5D すなわち、 とすれば、速やかな混合が保証される。
をするが、一杯に広がつた後は、後流の幅2bの拡大に
つれて拡大するだけとなるためである。したがつて、速
やかに混合を行なわせるには、噴流の急激な拡大が完了
するまでに、隣接する噴流同志が重なり合うか、または
、噴流が流体管路11(第2図参照)の内壁に達するよ
うにしなければならない。噴流が後流中に一杯拡がつた
ときの噴流の幅は、種々の実験からほぼ5Dであること
が判明している。これから、第2図の母管15の設定間
隔tを、t≦5D すなわち、 とすれば、速やかな混合が保証される。
つぎに、上記(1)式でD/ ZO.6とした理由をS
t= 3述べる。
t= 3述べる。
D/tが大きいと、第2図の母管15による流体管路1
1の閉塞が大となり、この流体管路11の圧力損失が増
加して、この流体管路11に一の流体を流すための送風
機やポンプの所要動力が増加する。
1の閉塞が大となり、この流体管路11の圧力損失が増
加して、この流体管路11に一の流体を流すための送風
機やポンプの所要動力が増加する。
この様子を第8図に示す。同図において、縦軸の圧力損
失係数は、母管15の上流側と下流側の圧力差、すなわ
ち圧力損失△Pを、上記一の流体の動圧σUZ/2で除
したものである。この第8図から明らかなように、D/
1が0.6以上になると、圧力損失係数が急増する。し
たがつて、とするのが望ましい。
失係数は、母管15の上流側と下流側の圧力差、すなわ
ち圧力損失△Pを、上記一の流体の動圧σUZ/2で除
したものである。この第8図から明らかなように、D/
1が0.6以上になると、圧力損失係数が急増する。し
たがつて、とするのが望ましい。
つぎに、上記(2)式が成立する理由を述べる。
後流の混合作用の強さは、第3図に示した最大速度欠損
△Umaxに比例する。一方、この最大速度欠損△Um
axは、一般に、1イ?に比例して下流へ行くにしたが
い減少する。この減少の様子を第9図に示す。ここで上
記Xは、母管15の中心23から下流へ向つての距離で
ある。同図は、母管15が円管であつて、かつ、レイノ
ルズ数Re=UOOD/vが、この種流体混合装置の通
常の範囲である103〜4×105の範囲に入つている
場合における理論計算値を示している。なお、上記νは
一の流体の動粘性係数を示す。この第9図によれば、△
Umax/UOOは、x/D=5で約0.5、x/D−
10で約0.3、x/D−20で約0.2へと減少して
いることがわかる。したがつて、この減少に伴ない、後
流の混合作用の強さも減少する。このことは、ノズル1
7の長さlをあまり長くすると、混合作用が極端に低下
してしまうことを意味する。この混合作用の極端な低下
を避けるには、l/Dを種々変更した実験の結果、/U
;::v とする必要があることが判明した。
△Umaxに比例する。一方、この最大速度欠損△Um
axは、一般に、1イ?に比例して下流へ行くにしたが
い減少する。この減少の様子を第9図に示す。ここで上
記Xは、母管15の中心23から下流へ向つての距離で
ある。同図は、母管15が円管であつて、かつ、レイノ
ルズ数Re=UOOD/vが、この種流体混合装置の通
常の範囲である103〜4×105の範囲に入つている
場合における理論計算値を示している。なお、上記νは
一の流体の動粘性係数を示す。この第9図によれば、△
Umax/UOOは、x/D=5で約0.5、x/D−
10で約0.3、x/D−20で約0.2へと減少して
いることがわかる。したがつて、この減少に伴ない、後
流の混合作用の強さも減少する。このことは、ノズル1
7の長さlをあまり長くすると、混合作用が極端に低下
してしまうことを意味する。この混合作用の極端な低下
を避けるには、l/Dを種々変更した実験の結果、/U
;::v とする必要があることが判明した。
上述のように、この発明によれば流体の混合が急速に行
なわれるから、第1図に示す混合に必要な流体管路11
の所要表さLが小さくなる。
なわれるから、第1図に示す混合に必要な流体管路11
の所要表さLが小さくなる。
実際にこの長さLを調べる実験を行なつたところ、つぎ
のような結果が得られた。すなわち、第10図に示すよ
うに、ノズル17の噴出口16から噴流の中心線22に
沿つての下流への距離をX1、噴流の濃度をC1噴流と
直交する断面上での平均濃度をC、濃度分布の最大幅を
2△Cとすると、第11図に示すような測定結果が得ら
れた。
のような結果が得られた。すなわち、第10図に示すよ
うに、ノズル17の噴出口16から噴流の中心線22に
沿つての下流への距離をX1、噴流の濃度をC1噴流と
直交する断面上での平均濃度をC、濃度分布の最大幅を
2△Cとすると、第11図に示すような測定結果が得ら
れた。
この測定において、母管15の設定間隔t、ノズル17
の取付間隔e、母管15の外径D、およびノλル17の
長さlの間の関係は、t=ElD/t=0.46、l/
D−3とした。第11図の横軸は上記距離X1を上記設
定間隔tで無次元化したものを、縦軸は上記最大幅の半
分である△Cと上記平均濃度Cとの比をそれぞれ示す。
縦軸の△C/cは混合が促進されるにしたがつて小さく
なり、終局的にはゼロになつて一様な混合流れとなる。
実用上、△C/σ−0.05〜0.01になれば一様に
混合されたとみなせるので、第11図より、混合に必要
な距離はX1/t=5〜7であることがわかる。したが
つて、上記流体管路11の所要長さLは、となる。
の取付間隔e、母管15の外径D、およびノλル17の
長さlの間の関係は、t=ElD/t=0.46、l/
D−3とした。第11図の横軸は上記距離X1を上記設
定間隔tで無次元化したものを、縦軸は上記最大幅の半
分である△Cと上記平均濃度Cとの比をそれぞれ示す。
縦軸の△C/cは混合が促進されるにしたがつて小さく
なり、終局的にはゼロになつて一様な混合流れとなる。
実用上、△C/σ−0.05〜0.01になれば一様に
混合されたとみなせるので、第11図より、混合に必要
な距離はX1/t=5〜7であることがわかる。したが
つて、上記流体管路11の所要長さLは、となる。
上記所要長さLは、ノズル17が1本である場合には、
設定間隔t(−e)を第2勝の管路幅Bと置き換えて、
となる。
設定間隔t(−e)を第2勝の管路幅Bと置き換えて、
となる。
ノズル17を多数配置して設定間隔tを小さくすれば、
上記所要長さLは小さくなる。
上記所要長さLは小さくなる。
なお、流体管路11の断面が矩形でないとき、上記(4
)式の管路幅Bは、管路断面積をAとして、仮想的にB
]▲Kg表わされる。また、この発明は母管15の後流
の乱れを利用して混合するから、ノズル17から噴出す
る他の流体の噴出速度は、従来におけるような噴流拡散
を利用する場合に比べて、非常に小さくてよいので、送
風機やポンプを含む噴出機構が小形化される効果もある
。
)式の管路幅Bは、管路断面積をAとして、仮想的にB
]▲Kg表わされる。また、この発明は母管15の後流
の乱れを利用して混合するから、ノズル17から噴出す
る他の流体の噴出速度は、従来におけるような噴流拡散
を利用する場合に比べて、非常に小さくてよいので、送
風機やポンプを含む噴出機構が小形化される効果もある
。
なお、上記第1図〜第11図に示した実施例では、母管
15として円管を用いたが、後流領域21を拡大したり
、後流領域21の中の乱れを強くするために、第12図
に示すような矩形管や、第13図に示すようなひれ25
を付けた円管を用いてもよく、その場合には、母管15
における流れと直交する方向の幅が、上記実施例の円管
の外径Dに相当する。
15として円管を用いたが、後流領域21を拡大したり
、後流領域21の中の乱れを強くするために、第12図
に示すような矩形管や、第13図に示すようなひれ25
を付けた円管を用いてもよく、その場合には、母管15
における流れと直交する方向の幅が、上記実施例の円管
の外径Dに相当する。
以上説明したように、この発明によれば混合に必要な流
体管路の所要長さが短くなるので、流体管路が短縮され
るうえに、流体の噴出機構も小形化されるので、流体混
合装置全体が非常に小形化される。
体管路の所要長さが短くなるので、流体管路が短縮され
るうえに、流体の噴出機構も小形化されるので、流体混
合装置全体が非常に小形化される。
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は
第1図の2−2線に沿つた断面図、第3図は第1図の3
−3線に沿つた拡大断面図、第4図は噴流の濃度分布を
示す模式図、第5図は噴流の半値幅の下流へ向つての変
化を示す特性図、第6図は噴流の最大濃度の下流へ向つ
ての変化を示す特性図、第7図は噴流の濃度の半値幅の
下流へ向つての変化をノズルの長さをパラメータとして
示す特性図、第8図は母管の設定間隔に対する流体管路
の圧力損失を示す特性図、第9図は最大速度欠損の下流
へ向つての変化を示す特性図である、第10図は複数の
噴流による濃度分布を示す模式図、第11図は第10図
の濃度分布の最大幅の下流へ向つての変化を示す特性図
、第12図は母管の変形例を示す断面図、第13図は母
管の他の変形例を示す断面図である。 11・・・・・・流体管路、12・・・・・・流れ方向
、13・・・・・・噴出器、14・・・・・・直交する
方向、15・・・・・・母管、16・・・・・・噴出口
、17・・・・・・ノズル。
第1図の2−2線に沿つた断面図、第3図は第1図の3
−3線に沿つた拡大断面図、第4図は噴流の濃度分布を
示す模式図、第5図は噴流の半値幅の下流へ向つての変
化を示す特性図、第6図は噴流の最大濃度の下流へ向つ
ての変化を示す特性図、第7図は噴流の濃度の半値幅の
下流へ向つての変化をノズルの長さをパラメータとして
示す特性図、第8図は母管の設定間隔に対する流体管路
の圧力損失を示す特性図、第9図は最大速度欠損の下流
へ向つての変化を示す特性図である、第10図は複数の
噴流による濃度分布を示す模式図、第11図は第10図
の濃度分布の最大幅の下流へ向つての変化を示す特性図
、第12図は母管の変形例を示す断面図、第13図は母
管の他の変形例を示す断面図である。 11・・・・・・流体管路、12・・・・・・流れ方向
、13・・・・・・噴出器、14・・・・・・直交する
方向、15・・・・・・母管、16・・・・・・噴出口
、17・・・・・・ノズル。
Claims (1)
- 1 一の流体が流れる流体管路の中に、他の流体を噴出
する噴出器を配設し、この噴出器は上記一の流体の流れ
方向と直交する方向に沿つて配置された母管と、この母
管の後面に取り付けられて母管の後流領域内に噴出口を
有するノズルとからなる流体混合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55023599A JPS5915006B2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 流体混合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55023599A JPS5915006B2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 流体混合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56118727A JPS56118727A (en) | 1981-09-17 |
JPS5915006B2 true JPS5915006B2 (ja) | 1984-04-07 |
Family
ID=12115057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55023599A Expired JPS5915006B2 (ja) | 1980-02-26 | 1980-02-26 | 流体混合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915006B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59117745U (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-08 | 石川島播磨重工業株式会社 | コンクリ−トポンプ用ホツパの撹拌装置 |
JPS60132624A (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-15 | Babcock Hitachi Kk | アンモニア注入装置 |
JPS61138529A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-26 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | サイズ用乳化液の製造方法 |
US7383850B2 (en) | 2005-01-18 | 2008-06-10 | Peerless Mfg. Co. | Reagent injection grid |
CN117282227B (zh) * | 2023-11-23 | 2024-02-13 | 中国华能集团清洁能源技术研究院有限公司 | 具有烟气混合功能的低温烟气吸附塔及低温烟气吸附系统 |
-
1980
- 1980-02-26 JP JP55023599A patent/JPS5915006B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56118727A (en) | 1981-09-17 |
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