JPS59139616A - 磁性薄膜の製造方法 - Google Patents
磁性薄膜の製造方法Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/14—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates
- H01F41/18—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates by cathode sputtering
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Thin Magnetic Films (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は磁性薄膜の製造方法に係り、特にマグネトロン
スパッタ法により保磁力の小さい磁性薄膜を製造する方
法に関する。
スパッタ法により保磁力の小さい磁性薄膜を製造する方
法に関する。
第1図に、薄膜磁気ヘッドの一種である磁気抵抗効果型
磁気ヘッドの媒体対向面近傍の構造を示すO 磁気抵抗効果型磁気ヘッドは、一般に、セラミック基板
1上にスパッタ法などの薄膜形成技術を用いて、膜厚1
μm以上の磁性膜である下部シールド膜2、膜厚500
A以下の磁性膜である磁気抵抗膜3、導体膜4、膜厚1
μm以上の磁性膜である上部シールド膜5を積層して形
成される。
磁気ヘッドの媒体対向面近傍の構造を示すO 磁気抵抗効果型磁気ヘッドは、一般に、セラミック基板
1上にスパッタ法などの薄膜形成技術を用いて、膜厚1
μm以上の磁性膜である下部シールド膜2、膜厚500
A以下の磁性膜である磁気抵抗膜3、導体膜4、膜厚1
μm以上の磁性膜である上部シールド膜5を積層して形
成される。
下部シールド膜2と磁気抵抗膜3、磁気抵抗膜3と上部
シールド膜50間には、それぞれギャップを形成するた
めの絶縁膜6,7が形成されている。
シールド膜50間には、それぞれギャップを形成するた
めの絶縁膜6,7が形成されている。
このような薄膜磁気ヘッドの特性は、磁場中蒸着あるい
はスパッタ法により形成されるパーマロイよりなる前記
磁性膜2.3.5の磁気特性に著しく左右される。磁性
薄膜の磁気特性をもつとも端的に表す量は保磁力である
が、良好なヘッド特性を得るためには、シールド膜(磁
性膜)2,5の磁化容易軸方向の保磁力を少なくとも1
.QO’e以下に、磁気抵抗膜3の容易軸方向の保磁力
を2.56′e 以下に抑えなければならない。
はスパッタ法により形成されるパーマロイよりなる前記
磁性膜2.3.5の磁気特性に著しく左右される。磁性
薄膜の磁気特性をもつとも端的に表す量は保磁力である
が、良好なヘッド特性を得るためには、シールド膜(磁
性膜)2,5の磁化容易軸方向の保磁力を少なくとも1
.QO’e以下に、磁気抵抗膜3の容易軸方向の保磁力
を2.56′e 以下に抑えなければならない。
パーマロイ膜をスパッタ法で形成する場合、保磁力に影
響なおよぼす因子としてアルゴンガス圧力があり、保磁
力を小さくするためには、アルゴンガス圧力を装置の能
力範囲内でなるべく低くする方が望ましい。これは、ス
パッタ中に膜中に吸蔵される活性な不純物ガス(例えば
酸素)の量が゛rルゴンガス圧の減少に伴って少なくな
るため、不純物ガスによる磁気特性の劣化が防止される
がらである。
響なおよぼす因子としてアルゴンガス圧力があり、保磁
力を小さくするためには、アルゴンガス圧力を装置の能
力範囲内でなるべく低くする方が望ましい。これは、ス
パッタ中に膜中に吸蔵される活性な不純物ガス(例えば
酸素)の量が゛rルゴンガス圧の減少に伴って少なくな
るため、不純物ガスによる磁気特性の劣化が防止される
がらである。
ところで、通常の2極スパツタ装置では、1×10−”
Torr 以上のアルゴンガス圧力下でないと安定し
て放電が持続しないため、油拡散ポンプがダウンしない
ように主弁をほとんど閉じて排気速度が小さい状態で使
用しなければならず、残留ガス(酸素等の活性な不純物
ガス)による保磁力の増大か避けられない。すなわち、
1μm以上の膜の保磁力は通常1.0−、s、oooe
となり、このような高保磁力の膜は薄膜磁気ヘッド用磁
性膜として使用することはできない。
Torr 以上のアルゴンガス圧力下でないと安定し
て放電が持続しないため、油拡散ポンプがダウンしない
ように主弁をほとんど閉じて排気速度が小さい状態で使
用しなければならず、残留ガス(酸素等の活性な不純物
ガス)による保磁力の増大か避けられない。すなわち、
1μm以上の膜の保磁力は通常1.0−、s、oooe
となり、このような高保磁力の膜は薄膜磁気ヘッド用磁
性膜として使用することはできない。
このようなtf6Mを解決するため、2極スパツタ装置
において基板にバイアス電圧を印加し、基板表面をスパ
ッタエッチしながらスパッタを行う方法も知られている
が、この方法は膜厚が不均一になりやすく、特に、基板
周辺部の膜厚が極端に薄くなりやすいという大きな欠点
があるため、現在のところ実用化されるに至っていない
。
において基板にバイアス電圧を印加し、基板表面をスパ
ッタエッチしながらスパッタを行う方法も知られている
が、この方法は膜厚が不均一になりやすく、特に、基板
周辺部の膜厚が極端に薄くなりやすいという大きな欠点
があるため、現在のところ実用化されるに至っていない
。
2極スパツタのようような欠点を除去し、1×10 ’
Torr μ下の低アルゴンガス圧下でもスパッタでき
る方法としては、イオンビームスパッタ法、3極あるい
は4極スパツタ法が知られている。
Torr μ下の低アルゴンガス圧下でもスパッタでき
る方法としては、イオンビームスパッタ法、3極あるい
は4極スパツタ法が知られている。
このウチ、イオンビームスパッタ法は、ターゲットにイ
オンビームを照射してスパッタを行う方法であり、(1
)プラズマフリーの状態で膜を形成できるため、膜形成
中の基板表面温度を低く抑えることができる、(2)膜
形成条件の精密な制御が可能などの特徴を有するため、
スパッタ現象の解明や分析装置において大きな役割を果
してきた。しかしながら、大電流イオン源の開発が困難
なため膜形成速度が遅く、膜形成への応用はプラズマス
パッタ法に比べて著しく遅れている。
オンビームを照射してスパッタを行う方法であり、(1
)プラズマフリーの状態で膜を形成できるため、膜形成
中の基板表面温度を低く抑えることができる、(2)膜
形成条件の精密な制御が可能などの特徴を有するため、
スパッタ現象の解明や分析装置において大きな役割を果
してきた。しかしながら、大電流イオン源の開発が困難
なため膜形成速度が遅く、膜形成への応用はプラズマス
パッタ法に比べて著しく遅れている。
一方、プラズマ生成用電子供給源として熱電子放出用の
第3電極を付加した3極あるいは4極スパツタ法は、α
)フィラメントの寿命が短いため、装置の連続運転の障
害となる、?)フィラメントがら出る不純物が膜中に混
入し、膜の特性を変化させるという問題があり、今日で
はほとんど採用されていない。
第3電極を付加した3極あるいは4極スパツタ法は、α
)フィラメントの寿命が短いため、装置の連続運転の障
害となる、?)フィラメントがら出る不純物が膜中に混
入し、膜の特性を変化させるという問題があり、今日で
はほとんど採用されていない。
マグネトロンスパッタ法は、ターゲット表面に平行な磁
界を印加することによりターゲットがら放出される高速
電子を偏向させ、基板衝突による基板加熱などの悪影響
を抑制すると同時に、アルゴンガスのイオン化に積極的
に利用する。そのため、5×lOTorr 程!の低
アルゴンガス圧下でも、ホトレジストなどの有機絶縁膜
上に高速で膜を形成することができ、薄膜磁気ヘッド用
磁性膜形成方法としでもっとも適した方法といえる。
界を印加することによりターゲットがら放出される高速
電子を偏向させ、基板衝突による基板加熱などの悪影響
を抑制すると同時に、アルゴンガスのイオン化に積極的
に利用する。そのため、5×lOTorr 程!の低
アルゴンガス圧下でも、ホトレジストなどの有機絶縁膜
上に高速で膜を形成することができ、薄膜磁気ヘッド用
磁性膜形成方法としでもっとも適した方法といえる。
しかしながら、発明者等が行った実験によると、通常の
マグネトロンスパッタ法で放電が持続する限界であるI
X 10 ’Torr のアルゴンガス圧下でスパ
ッタを行っても、膜厚1μm以上のパーマ四イ・膜の保
磁力は0.3〜1.2 ′013 の範囲で変動し、保
磁力を常に薄膜磁気ヘッド用磁性膜の実用的限界値であ
る1、0”Oe以下にすることは困難であることが判明
した。
マグネトロンスパッタ法で放電が持続する限界であるI
X 10 ’Torr のアルゴンガス圧下でスパ
ッタを行っても、膜厚1μm以上のパーマ四イ・膜の保
磁力は0.3〜1.2 ′013 の範囲で変動し、保
磁力を常に薄膜磁気ヘッド用磁性膜の実用的限界値であ
る1、0”Oe以下にすることは困難であることが判明
した。
本発明の目的は、上記の如き従来の欠点を改善するため
、I X 10−’Torr 以下のアルゴンガス圧
下でマグネト四ンスバッタを行うことにより、1.0エ
ルステツド以下の保磁力を有する磁性膜を再現性よく得
ることのできる磁性薄膜の製造方法を提供することにあ
る。
、I X 10−’Torr 以下のアルゴンガス圧
下でマグネト四ンスバッタを行うことにより、1.0エ
ルステツド以下の保磁力を有する磁性膜を再現性よく得
ることのできる磁性薄膜の製造方法を提供することにあ
る。
上記目的を達成するため、本発明は、マグネトロンスパ
ッタ法により磁性膜を形成する際ニ、IX 10 ’T
orr 以上のアルゴンガス圧下で放電を開始し、そ
の後前記アルゴンガス圧をlXl0−8’l’orr
以下にして放電を持続させることを特徴とする0 〔発明の実施例〕 以下、本発明の一実施例を第2〜6図を参照して説明す
る。
ッタ法により磁性膜を形成する際ニ、IX 10 ’T
orr 以上のアルゴンガス圧下で放電を開始し、そ
の後前記アルゴンガス圧をlXl0−8’l’orr
以下にして放電を持続させることを特徴とする0 〔発明の実施例〕 以下、本発明の一実施例を第2〜6図を参照して説明す
る。
第2図は本実施例に用いるマグネトロン型スパッタリン
グ装置の概略図、第3図は、第1図に示すような磁気抵
抗効果型薄膜磁気ヘッド用シールド膜(パーマロイ膜)
2,5を第2図に示したマグネトロン型スパッタリング
装置により形成した時のペルジャー8内ガス圧力の経時
変化を示す。
グ装置の概略図、第3図は、第1図に示すような磁気抵
抗効果型薄膜磁気ヘッド用シールド膜(パーマロイ膜)
2,5を第2図に示したマグネトロン型スパッタリング
装置により形成した時のペルジャー8内ガス圧力の経時
変化を示す。
磁性膜2.5を形成するには、まず洗浄済の基板15を
ペルジャー(真空槽)8内の所定の場所に設置し、拡散
ポンプ10によりI X 10 ’Torrまで排気す
る。その後、基板15をヒルター16により350°C
まで加熱して、トラップ12により残留ガスを排出し、
ペルジャー8内のガス圧がlXl0 Torr に
達した時点で基板15の温度を300°Cまで降下させ
、ペルジャー8内のガス圧がI X 10−8Torr
以上(本実施例においては第3図に示したように5
X I Q−8Torr )になるJ:つに:、7o
−メータ18を監視しつつアルゴンガスをガス導入口1
1から導入する(T工)。
ペルジャー(真空槽)8内の所定の場所に設置し、拡散
ポンプ10によりI X 10 ’Torrまで排気す
る。その後、基板15をヒルター16により350°C
まで加熱して、トラップ12により残留ガスを排出し、
ペルジャー8内のガス圧がlXl0 Torr に
達した時点で基板15の温度を300°Cまで降下させ
、ペルジャー8内のガス圧がI X 10−8Torr
以上(本実施例においては第3図に示したように5
X I Q−8Torr )になるJ:つに:、7o
−メータ18を監視しつつアルゴンガスをガス導入口1
1から導入する(T工)。
次に、ターゲット14表面を清浄化するため基板15表
面に膜が被着しないようにシャッター17を閉じたまま
でブリスパッタを行う。従来は第3図に破線aで示した
ように、プリスパッタ後も同じアルゴンガス圧力下で放
電を持続させたまま、コイル13により基板15の表面
にl OOOe の磁場を印加しながらシャッター1
7を開いて本スパッタに移行していた。本実施例におい
ては、第2図に実線すで示すように、シャッター17を
開く前に、放電を持続させたままニードルバルブ19を
操作してアルゴンガス圧を減少させ、lXl0”To
(r 以下(本実施例においては第3図に示したように
2X10 Torr)の圧力下で基板15表面にコイ
ル13よりl OO6’e の磁場を印加しながらシ
ャッター17を開いて本スパッタを開始しくT、)、膜
厚1μmのパーマロイ膜を形成した。
面に膜が被着しないようにシャッター17を閉じたまま
でブリスパッタを行う。従来は第3図に破線aで示した
ように、プリスパッタ後も同じアルゴンガス圧力下で放
電を持続させたまま、コイル13により基板15の表面
にl OOOe の磁場を印加しながらシャッター1
7を開いて本スパッタに移行していた。本実施例におい
ては、第2図に実線すで示すように、シャッター17を
開く前に、放電を持続させたままニードルバルブ19を
操作してアルゴンガス圧を減少させ、lXl0”To
(r 以下(本実施例においては第3図に示したように
2X10 Torr)の圧力下で基板15表面にコイ
ル13よりl OO6’e の磁場を印加しながらシ
ャッター17を開いて本スパッタを開始しくT、)、膜
厚1μmのパーマロイ膜を形成した。
本スパッタ終了後(T、)は、ペルジャーδ内を排気し
ながら、基板15の冷却を行い、基板温度が50°C以
下になった時点でペルジャー8外へ取出した。
ながら、基板15の冷却を行い、基板温度が50°C以
下になった時点でペルジャー8外へ取出した。
なお、本実施例のように放電しやすいアルゴンガス圧下
(l X I O’Torr以上)で一旦放電を起こさ
せれば、その後アルゴンガス圧を低下させても、放電は
持続することが判明した。
(l X I O’Torr以上)で一旦放電を起こさ
せれば、その後アルゴンガス圧を低下させても、放電は
持続することが判明した。
第4図は、81 Ni −19Feパーマロイ薄膜を形
成する際の本スパッタ中のアルゴンガス圧力と、形成さ
れた当該薄膜の容易軸保磁力との関係を示す。第4図中
aは従来のアルゴンガス圧力下で、bは本実施例のアル
ゴンガス圧力下で形成したパーマロイ膜の特性を示す。
成する際の本スパッタ中のアルゴンガス圧力と、形成さ
れた当該薄膜の容易軸保磁力との関係を示す。第4図中
aは従来のアルゴンガス圧力下で、bは本実施例のアル
ゴンガス圧力下で形成したパーマロイ膜の特性を示す。
第4図より、本実施例の如< 、l X 10 To
rr以下のアルゴンガス圧下で形成したパーマロイ薄膜
の容易軸保磁力は小さく、基板間の特性のバラツキ幅C
を考慮しても常に1.0″O゛θ以下になること、また
バラツキ幅Cが小さいことがわかる。一方、従来のよう
に、IX 10 ”Torr 以上のアルゴンガス圧下
で形成したパーマロイ薄膜の容易軸保磁力は大きく、基
板間のバラツキ幅dも大きいため、すべての膜の保磁力
を1.0’Oe以下に抑えることは困難であることがわ
かる。
rr以下のアルゴンガス圧下で形成したパーマロイ薄膜
の容易軸保磁力は小さく、基板間の特性のバラツキ幅C
を考慮しても常に1.0″O゛θ以下になること、また
バラツキ幅Cが小さいことがわかる。一方、従来のよう
に、IX 10 ”Torr 以上のアルゴンガス圧下
で形成したパーマロイ薄膜の容易軸保磁力は大きく、基
板間のバラツキ幅dも大きいため、すべての膜の保磁力
を1.0’Oe以下に抑えることは困難であることがわ
かる。
第す図は、算4図に示したパーマロイ膜における異方性
分散角(α90)とアルゴンガス圧力の関係を示す。第
5図中aは、従来のアルゴンガス圧力下で、bは本実施
例のアルゴンガス圧力下で形成したパーマロイ膜の異方
性分散角を示す。
分散角(α90)とアルゴンガス圧力の関係を示す。第
5図中aは、従来のアルゴンガス圧力下で、bは本実施
例のアルゴンガス圧力下で形成したパーマロイ膜の異方
性分散角を示す。
第5図より、本実施例による方法で形成したパーマロイ
膜の異方性分散角は、従来法により形成されたパーマロ
イ膜の異方性分散角と比較して小さく、かつ基板間の異
方性分散角のバラツキ幅eも従来法によるバラツキ幅f
に比べて小さく、磁気特性の良好な磁性膜を再現性よく
得られることがわかる。
膜の異方性分散角は、従来法により形成されたパーマロ
イ膜の異方性分散角と比較して小さく、かつ基板間の異
方性分散角のバラツキ幅eも従来法によるバラツキ幅f
に比べて小さく、磁気特性の良好な磁性膜を再現性よく
得られることがわかる。
第6図は、Sin、 よりなる1μmの磁気ギャップ
6.7と膜厚0.05μmのパーマロイ磁気抵抗膜3、
膜厚0.2pmのfit導体膜4、膜厚1μmのシール
ド膜2,5を備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドで磁
気ディスク上に記録した孤立反転磁化状態を再生した波
形の半値幅(相対値)と、前記膜厚1μmのシールド膜
2.5の容易軸保磁力との関係を示す。第6図より、容
易軸保磁力の大きさが1. O’Oe以下では再生波形
の半値幅に大差は見られないが、1.0″O′e以上で
は半値幅が増大し、シールド膜の機能が十分に発揮され
ていないことがわかる。このような半値幅の増大は、高
密度記録された情報を再生する際にヘッド出力の低下、
従ってS/N比の低下をもたらすもので好ましくないこ
とが確認された。
6.7と膜厚0.05μmのパーマロイ磁気抵抗膜3、
膜厚0.2pmのfit導体膜4、膜厚1μmのシール
ド膜2,5を備えた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドで磁
気ディスク上に記録した孤立反転磁化状態を再生した波
形の半値幅(相対値)と、前記膜厚1μmのシールド膜
2.5の容易軸保磁力との関係を示す。第6図より、容
易軸保磁力の大きさが1. O’Oe以下では再生波形
の半値幅に大差は見られないが、1.0″O′e以上で
は半値幅が増大し、シールド膜の機能が十分に発揮され
ていないことがわかる。このような半値幅の増大は、高
密度記録された情報を再生する際にヘッド出力の低下、
従ってS/N比の低下をもたらすもので好ましくないこ
とが確認された。
なお、上記実施例においては、高透磁率磁性材料よりな
るシールド膜としてFe −Nt金合金パーマロイ)膜
を形成する場合について述べたが、同様の効果は高透磁
率材料として知られているFe−Ni−Mo、Fe−A
、1−8i、Fe−B、 Co−Ti。
るシールド膜としてFe −Nt金合金パーマロイ)膜
を形成する場合について述べたが、同様の効果は高透磁
率材料として知られているFe−Ni−Mo、Fe−A
、1−8i、Fe−B、 Co−Ti。
およびCo −Fe −Bなどの非晶質合金膜において
も認められることが確認された。
も認められることが確認された。
また、上記実施例においては磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドについて述べたが、同様の効果は誘導型薄膜磁気ヘ
ッドにおいても認められることがl認された。
ッドについて述べたが、同様の効果は誘導型薄膜磁気ヘ
ッドにおいても認められることがl認された。
このように、マグネトロン型スパッタリング装置を用い
てユ×ユQ ”Torr以下のアルゴンガス圧力下で形
成された磁性薄膜は、保磁力が常に1、 o 6e以下
であるばかりでなく分散角も小さい。
てユ×ユQ ”Torr以下のアルゴンガス圧力下で形
成された磁性薄膜は、保磁力が常に1、 o 6e以下
であるばかりでなく分散角も小さい。
更に、同方法により形成された磁性膜を有する薄膜磁気
ヘッドを用いると、高密度記録された情報をもS/N比
を低下させることなく再生することができる。
ヘッドを用いると、高密度記録された情報をもS/N比
を低下させることなく再生することができる。
以上説明したように、本発明によれば、I XIO’T
orr 以下のアルゴンガス圧力下でマグネトロンスパ
ッタを行うことができ、保磁力の小さい磁性膜を再現性
よく製造することができ、製造歩留りを向上させること
ができる。
orr 以下のアルゴンガス圧力下でマグネトロンスパ
ッタを行うことができ、保磁力の小さい磁性膜を再現性
よく製造することができ、製造歩留りを向上させること
ができる。
第1図は磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの媒体対向面近
傍の構造を示す斜視図、第2図は本発明に用いるマグネ
トロン型スパッタ装置の構成概略を示す図、第3図は本
発明の一実施例における(ルジャー内ガス圧力の経時変
化を示す図、第4図はペルジャー内のアルゴンガス圧力
と該アルゴンガス圧力下で形成されるパーマ四イ薄膜の
容易軸保磁力との関係を示す図、第5図はペルジャー内
のアルゴンガス圧力と該アルゴンガス圧力下で形成され
るパーマ四イ薄膜の分散角との関係を示す図、第6図は
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドのシールド膜の容易軸保
磁力と、該ヘッドにおける再生波形の半値幅との関係を
示す図である。 a:従来法におけるアルゴンガス圧力、b:本発明にお
けるアルゴンガス圧力、T工: アルゴンガス導入時間
、T2: 本スパッタ開始時間、T8:本スパッタ終
了時間。
傍の構造を示す斜視図、第2図は本発明に用いるマグネ
トロン型スパッタ装置の構成概略を示す図、第3図は本
発明の一実施例における(ルジャー内ガス圧力の経時変
化を示す図、第4図はペルジャー内のアルゴンガス圧力
と該アルゴンガス圧力下で形成されるパーマ四イ薄膜の
容易軸保磁力との関係を示す図、第5図はペルジャー内
のアルゴンガス圧力と該アルゴンガス圧力下で形成され
るパーマ四イ薄膜の分散角との関係を示す図、第6図は
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドのシールド膜の容易軸保
磁力と、該ヘッドにおける再生波形の半値幅との関係を
示す図である。 a:従来法におけるアルゴンガス圧力、b:本発明にお
けるアルゴンガス圧力、T工: アルゴンガス導入時間
、T2: 本スパッタ開始時間、T8:本スパッタ終
了時間。
Claims (1)
- α)マグネトロンスパッタ法により磁性薄膜を形成する
際に、I X 1’ 0−8Torr 以上のアルゴン
ガス圧力下で放電を開始し、その後前記アルゴンガス圧
力をI X 10 ’Torr 以下にして前記放電
を持続させることを特徴とする磁性薄膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1395383A JPS59139616A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 磁性薄膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1395383A JPS59139616A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 磁性薄膜の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59139616A true JPS59139616A (ja) | 1984-08-10 |
JPH035642B2 JPH035642B2 (ja) | 1991-01-28 |
Family
ID=11847569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1395383A Granted JPS59139616A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | 磁性薄膜の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59139616A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4684454A (en) * | 1983-05-17 | 1987-08-04 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Sputtering process for making magneto optic alloy |
JPS62195109A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-27 | Hitachi Ltd | スパツタ装置 |
US4950556A (en) * | 1987-10-26 | 1990-08-21 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Magneto-optic recording medium |
GB2390376B (en) * | 2002-05-10 | 2005-08-03 | Trikon Technologies Ltd | Shutter |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56118321A (en) * | 1980-02-22 | 1981-09-17 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | Forming method for preliminary protecting film |
-
1983
- 1983-01-31 JP JP1395383A patent/JPS59139616A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56118321A (en) * | 1980-02-22 | 1981-09-17 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | Forming method for preliminary protecting film |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4684454A (en) * | 1983-05-17 | 1987-08-04 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Sputtering process for making magneto optic alloy |
JPS62195109A (ja) * | 1986-02-21 | 1987-08-27 | Hitachi Ltd | スパツタ装置 |
US4950556A (en) * | 1987-10-26 | 1990-08-21 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Magneto-optic recording medium |
GB2390376B (en) * | 2002-05-10 | 2005-08-03 | Trikon Technologies Ltd | Shutter |
US6929724B2 (en) | 2002-05-10 | 2005-08-16 | Trikon Technologies Limited | Shutter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH035642B2 (ja) | 1991-01-28 |
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