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JPS589620Y2 - ガス遠心分離機 - Google Patents

ガス遠心分離機

Info

Publication number
JPS589620Y2
JPS589620Y2 JP1977129759U JP12975977U JPS589620Y2 JP S589620 Y2 JPS589620 Y2 JP S589620Y2 JP 1977129759 U JP1977129759 U JP 1977129759U JP 12975977 U JP12975977 U JP 12975977U JP S589620 Y2 JPS589620 Y2 JP S589620Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
pivot shaft
oil tank
rotary cylinder
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1977129759U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5455780U (ja
Inventor
伊勢谷敏文
川島教嗣
Original Assignee
株式会社東芝
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
Priority to JP1977129759U priority Critical patent/JPS589620Y2/ja
Publication of JPS5455780U publication Critical patent/JPS5455780U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS589620Y2 publication Critical patent/JPS589620Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ガス分離用回転胴を下方より支持するピボッ
ト軸受部に於ける潤滑油の蒸発を減少するようにしたガ
ス遠心分離機に関する。
ガス遠心分離機、たとえばスクープ管方式のガス遠心分
離機は、被分離ガスを、ガス分離用回転胴内の高遠心力
場で重ガス成分と軽ガス取分とに分離して、その各ガス
成分を、回転胴内の上、下部に形成された各スクープ室
内に進入させ、それを各スクープ室に挿し込んだ別々の
スクープ管を通して回転胴外へ抜き出すように構成され
ている。
ところで、上記回転胴を、高速回転させるためには、そ
の外周面に於げる風損を低減させる必要がある。
そこで、一般には、上記回転胴を円筒状の気密ケース内
に収納し、そのケース内を高真空状態にするようにして
いる。
一方、上記回転胴は、底面中央に固設されたピボット軸
の下端がピボット軸受にて支持されるとともに、上方が
磁気軸受にて支持され、さらにアキシャルエアーギャッ
プモータにて高速回転駆動されるようになっている。
しかしながら、従来のこの種ガス遠心分離機には、次の
ような欠点があった。
すなわち、前述したように、ケース内は、回転胴外周面
に於げる風損を低減する必要から、高真空状態が形成さ
れているために、ピボット軸受部に使用する潤滑油を選
定するにあたっては、まず蒸発し難いこと、換言すれば
、蒸気圧が低いことを重要な条件としなげればならず、
このような観点から選定された潤滑油は軸受部分の保守
を図るためには必ずしも適当とはいえず、分離機の性能
低下や寿命低下を招来する虞れもあった。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、ガス分離用回転胴の底面中央に
固設したピボット軸の下端を、シール部材を介して気密
に保持された油槽内でピボット軸受にて支持することに
より、潤滑油の選定を蒸気圧が低いことのみを条件とし
て行なうことなく、ガス遠心分離機の寿命を延ばし優れ
た保守機能を有する潤滑油が使用できるようにすること
にある。
以下、本考案の詳細を、図に示す実施例に基いて説明す
る。
まず、第1図に於て、図中1は、軸心線を重力方向に向
けて設置され、上、下端をそれぞれ上蓋2、下蓋3で閉
塞された円筒状のケースである。
ケース1内にはガス分離用回転胴4が回転自在に収納さ
れている。
上記回転胴4は上、下端をそれぞれ上端板5、下端板6
で閉塞された円筒状のもので、その内部には、上端板5
との間に上部スクープ室(軽ガス用スクープ室)7を形
成する上栓切板8と、下端板6との間に下部スクープ室
(重ガス用スクープ室)9を形成する下栓切板10とが
、装着されている。
そして、下栓切板10の周縁部には回転胴4の内周面に
沿って下部スクープ室9の内外を連通ずるガス進入路1
1が設けられ、また、上端板5及び上、下栓切板8,1
0の各中央部には比較的大径な孔12,13.14がそ
れぞれ設けられている。
一方、下蓋3の下面中央部には油槽15が設けられてい
る。
この油槽15は有底円筒形をなし、内部には、底面中央
部にピボット軸受16を配置するとともに潤滑油17を
入れである。
また、下蓋3の中央には円形の孔18を設け、この孔1
8に、円筒状のシール部材19を嵌合させである。
前記ガス分離用回転胴4の底面中央、すなわち下端板6
の下面中央にはピボット軸20が固設され、この軸20
の下端に形成された球部20aはシール部材19に設け
られた孔41を貫通して油槽15内に導入され、前記ピ
ボット軸受16にて支持されている。
上記球部20aの径Aと、ピボット軸20の径Bと、シ
ール部材19に設けられた孔41の内径Cとは、具体的
には第2図に示すようにC>B>Aの関係に設定されて
いる。
すなわち、球部20aの外径Aは、一般に負荷容量によ
って決まり、またピボット軸20の外径Bは回転部の剛
性、振動モードで決まるが、この発明においてはピボッ
ト軸20の長さを選定することによって回転部に要求さ
れる条件を満した状態でかつ上記寸法条件を満すように
設定されているのである。
そして、ピボット軸20とシール部材19との間には潤
滑油17が介在し、油槽15内は気密に保たれている。
また、回転胴4の下端板6及び下蓋3の各中央部には、
ピボット軸20を囲んで、アキシャルエアーギャップモ
ータ21を構成するロータ21a及びステータ21bが
、それぞれ装着されている。
そして、回転胴4の上端板5及び上蓋2の各中央部には
、磁気軸受22を構成する永久磁石22a。
22bが、それぞれ装着されている。
さらに、回転胴4の外周上端部分には、回転胴4を包む
雰囲気を高真空状態とするための、ねじ状分子ポンプ2
3が設けられている。
前記回転胴4の内部には、1対のスクープ管24.25
及び1本のフィード管26が、上蓋2の中央部を貫通し
て挿し込まれている。
上記一方のスクープ管24は、上端板5の孔12を非接
触に挿通して上部スクープ室7内に導入し、ここで水平
方向へ屈曲してその先端を上部スクープ室T内の、回転
胴4内周面に近接させている。
また、フィード管26は、上端板5、上栓切板8の各社
12.13を非接触に挿通し、下端を上栓切板8の下方
に位置させている。
そして、他方のスクープ管25は、フィード管26を貫
通し、さらに下栓切板10の孔14を非接触に挿通して
下部スクープ室9内に導入し、ここで水平方向へ屈曲し
てその先端を下部スクープ室9内の、回転胴4内周面に
近接させている。
なお、フィード管26の下端とスクープ管25の外周と
の間は閉塞されていて、その閉塞壁に複数のガス供給口
(図示せず)があけである。
以上の如く構成されたガス遠心分離機は、次のように作
動する。
すなわち、アキシャルエアーギャップモータ21を駆動
すると、回転胴4が高速回転するとともに、分子ポンプ
23が作動して、ケース1内の、回転胴4が接触する雰
囲気は高真空状態となる。
そこで、フィード管26を通して被分離ガスを回転胴4
内へ供給すると、回転胴4内の高遠心力場により被分離
ガスは重ガス成分と軽ガス成分とに分離して、軽ガス成
分は回転胴4内の中心部に、重ガス成分はその外側に集
、まるようになる。
そして、軽ガス成分は上栓切板8の孔13を通して上部
スクープ室7内に進入し、重ガス成分は下栓切板10の
ガス進入路11を通して下部スクープ室9内に進入し、
別々のスクープ管24.25を通して回転胴4外へ抜き
出される。
そして、上記ガス遠心分離機によれば、油槽15内はシ
ール部材19により気密に保持されているので、ケース
1の内部が高真空となっても、油槽15内の潤滑油1T
はほとんど蒸発することはない。
従って、潤滑油を選定するにあたっては、蒸発し難いこ
とを条件とすることはなく、軸受部分の保守を図るため
に最も適したものを選定することができるので、結局、
ガス遠心分離様自体の性能を高め、長寿命化を図る可能
となる。
そして、この場合には、負荷容量によって決まる球部2
0aの径Aに対して回転部に要求される条件によって決
まるピボット軸20の径Bをピボット軸20の長さを選
択することによって上記要求を満した状態でA<Bの関
係に設定しているので、シール部材19の孔41に球部
20aを容易に通すことが可能となり、これによってシ
ール部材19としては一体構成のものを使用でき、構成
の簡単化を図れ、また組立ての容易化を図ることができ
る。
以上詳述したように、本考案によれば、ケース内の高真
空雰囲気中でガス分離用回転胴を高速回転させ、その回
転胴内の高遠心力場で被分離ガスを分離するガス遠心分
離機に於て、前記回転胴の底面中央に固設したピボット
軸の下端を、シール部材を介してほぼ気密に保持された
油槽内でピボット軸受にて支持するようにしたことによ
り、潤滑油を選定するにあたっては、蒸気圧が低いこと
を重要な条件とせず、軸受部分の保守を図るために最も
適したものを選定することができ、ガス遠心分離機自体
の性能を高め、長寿命化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は同
実施例の要部を示す部分断面図である。 1・・・ケース、4・・・ガス分離用回転胴、15・・
・油槽、16・・・ピボット軸受、17・・・潤滑油、
19・・・シール部材、20・・・ピボット軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケース内の高真空雰囲気中でガス分離用回転胴を高速回
    転させ、上記回転胴内の高遠心力場で被分離ガスを分離
    させるとともに上記回転胴の底面中央に固設したピボッ
    ト軸の下端球状部を油槽内に設置されたピボット軸受で
    支持させるようにしたガス遠心分離機において、前記油
    槽の上端開口部を前記ピボット軸が回転自在に貫通する
    孔を有したシール部材で気密封止するとともに上記ピボ
    ット軸の径より前記球状部の径を小さく設定してなるこ
    とを特徴とするガス遠心分離機。
JP1977129759U 1977-09-27 1977-09-27 ガス遠心分離機 Expired JPS589620Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977129759U JPS589620Y2 (ja) 1977-09-27 1977-09-27 ガス遠心分離機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977129759U JPS589620Y2 (ja) 1977-09-27 1977-09-27 ガス遠心分離機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5455780U JPS5455780U (ja) 1979-04-18
JPS589620Y2 true JPS589620Y2 (ja) 1983-02-22

Family

ID=29094725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977129759U Expired JPS589620Y2 (ja) 1977-09-27 1977-09-27 ガス遠心分離機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS589620Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4983063A (ja) * 1972-12-18 1974-08-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4983063A (ja) * 1972-12-18 1974-08-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5455780U (ja) 1979-04-18

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