JPS588179Y2 - 美顔具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、美顔具に関する。

一般に中年過ぎになると皮膚の弾力性が喪失されること
から目尻、目の下側、鼻のわき、耳わきなどに小シワが
目立つようになり、また頬やアゴなどのたるみが生ずる
。

男性は別問題として特に女性はこれらのシワの発生や顔
面部のたるみなどを非常に苦にし、美顔のための化粧、
マツサージなどを行ったり或はこれらのシワやたるみを
除去するための整形手術を行うなど若返りに努力してい
ることは周知である。

このように整形手術により目尻、目の下、鼻わき、耳わ
き、顔のたるみなどを除去する場合は、コメカミの上方
部の頭皮を横方向に一部切除してこれを縫い合わせ目尻
を上方に吊り上げることによりこれらのシワとたるみが
完全ではないが除去整形されるもので、この手法によれ
ば４〜５才は若く見えるようになる。

しかしながらこのような整形手術には多額の費用を要す
るばかりでなく、数年経過すると再び旧状に戻る結果と
なる。

本考案は、コメカミ部を上方にリフトアップすることに
より目尻、目の下、鼻わき、耳わきなどにあるシワやあ
る程度顔のたるみが消去できることに着目してなされた
もので、簡単な構成によって整形手術と同様な美顔効果
が得られるようになし、中年過ぎの女性の若返りに貢献
しようとするものである。

図面について実施例の詳細を説明すると、１は頭形に適
合するように予め弧状に湾曲せしめた金属材料などの剛
性を有する細巾の保持部材で、該保持部材１の両端部に
は通気孔２を有し且つ蝶番式になしたコメカミ部頭髪止
め部材３が夫々設けである。

図中４は頭髪係止用の突起群で、これによって頭髪にず
れることなくコメカミ部頭髪止め部材３が固定しうるよ
うにしたものである。

また５は耐久性の大きな素材よりなる伸縮調整部材で、
これによって適度の弾力と融通性を与るようにしたもの
である。

向上記保持部材１は金属製でなく他のプラスチック、布
地など適宜の素材でもよいが、使用者の殆んどか沖年過
ぎの婦人であるため保持部材を金。

銀、プラチナなどの貴金属材料を使用してもよく、素材
の種類及び剛性の有無はどちらでもよく特に実施例のも
のに特定はされない。

本考案は上述のように構成したので、その使用に当って
は、頭髪の一部を顔面前方にすき出したのち保持部材の
一方のコメカミ部頭髪止め部材をコメカミ近傍の頭髪に
保合固定せしめ、次に保持部材を第３図のように頭部に
適合させると共にこの係合部を上方にリフトアップして
一方の目尻部を上方につり上げ、この状態で保持部材の
伸縮部材を適度に伸長せしめて上記と同様に他方のコメ
カミ部頭髪止め部材を他方のコメカミ部頭髪に保合固定
すると意識的なリフトアップと伸縮部材による作用とに
より両方のコメカミ部頭髪をリフトアップすることがで
き目尻部を上方につり上げることにより目尻、目の下、
耳わき、鼻わきなどの小シワや顔面のたるみが物理的に
解消し得ると共に少くとも４〜５才程度の若返りを表現
させることができる。

そしてこれらを鏡をみながら調整したのち先に顔面前方
にすき出した頭髪をうしろに戻し保持部材及びコメカミ
部頭髪止め部材を当該頭髪によって被覆すればこれらが
外部から見える不体裁をなくし異和感が除去され自然な
状態とすることができ、その構造も簡単で特に整形手術
などを行うことなくそれと同等の美顔効果が得られるな
ど実用上の効果大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は斜視図、第２図はコメカミ部頭髪止め部材部の
斜視図、第３図は使用状態の説明図である。 １・・・・・・保持部材、３・・・・・・コメカミ部頭
髪止め部材、４・・・・・・突起群、５・・・・・・伸
縮調整部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一部に伸縮調整部材を介装せしめ、かつ、頭部形状に適
   合しうる細巾の保持部材両端に、コメカミ部頭髪止め部
   材を設けた美顔具。