JPS588018A - 下剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として乳酸菌類と乳糖を用いて作成した下
剤に関する。一般に下剤は、腸壁に接するか、腸壁より
吸収されて、神経を刺滅すること順次増量の必要が生じ
たり、 長期の服用によっては、腸の神経が麻痺して、重度の便
泌症となるといった副作用があり九。又、近来、肉食が
普及し、植物性繊維の不足のため慢性便泌の患者が増え
、腸に内臓する宿便が種々の疾病、癌でさえもの原因と
目されるに至り、このため、長期服用しても副作用の発
生しない下剤又は排便促進剤が求められていた。

末完明けこれらの必要を完全にみたさんとするもので、
これを順次説明すると、 一般に、乳酸菌は乳糖を、納豆菌Ｆｉ蛋白質を、酵母は
多糖類を分解することによって増殖し、この際多量のＣ
Ｏ，ガスを副生せしめるが、本発明は人体に無害なとの
ＣＯ，ガスの持つ物理的圧力とｃｏ。

ガス発生期の刺激作用を活用して下剤にしようとするも
のである。現在、医薬品や食品として利用される酵素末
と称されるものは、各種の微生物を培饗して酵素を生産
せしめた培養基からアルコール、アセトン等の溶剤を用
いて酵素のみを純粋な形で抽出するものであるが、本発
明では、少なくともグイフイルズ菌等の乳酸菌類き乳糖
よりなることを構成すべく、まず乳酸菌を調整するもの
で、例えばグイフィルズ菌等の乳酸菌類、納豆菌類、酵
母類等の醗酵後の培養基（この場合少なくとも乳酸菌類
が含まれることが条件となる）をそのまま乾燥して、生
菌、芽胞、ＷＩ素のすべてを含む半乾燥物又は乾燥粉末
を作り、これを基本物質（以下これを醗酵素と称す）と
して用いたり、又は納豆菌類や酵母類を含まない乳酸菌
類の生菌、芽胞。

培養基の一種又は二種以上（以下これをも醗酵素と称す
）を選択するものである。ここに醗酵素は、組成的には
、生菌、芽胞、酵素、培養基に分けることができるが、
生菌は商品として流通中に采死状１１になり、芽胞、酵
素は乾燥状態に耐えることが出来るもので、胃袋力・ら
小ｊＩＫ入ってｗ４＃素が溶解されるにつれ、先づ酵素
が直ちに作用を開始し、続いて生菌がよみがえり、やが
て芽胞が微水して芽生え、増殖し始めることになる。培
養基は商品流通中には、外気との保護作用を行い服用後
は細菌類のなじみのある栄ＩＩ素としても働くものと考
えられる。

本発明は、上記の様な順序で作用するのであるから、速
効のある酵素は多い程よいが、これは定量的に働くので
、下痢作用をもたらす程度に服用することけ先づ困難で
あり、生菌、芽胞が大半の働きをするものと考えられる
。ちなみに微生物、例えば乳酸ｌｌｌ１グは、１夜で約
１億ケに増えるものではあるが、胃液中を通過して腸内
に到着して増殖しはじめるまでに相当な消耗を考えねば
ならず、効果の信頼性のために醗酵素１！中く生菌。

芽胞を１０’−１０°ケを含有したものを使用すべきで
ある。

本発明は、このような醗酵素を乳糖と水分に共存させる
ことで醗酵素中の乳酸菌の増殖を可能とし、このとき発
生するｃｏ、ガスの利用が下剤としての効果を発揮させ
るものである。

なお、１Ｉｉｓ素に対して使用する乳糖の量か少々けれ
ば下剤としての効果の発揮が困難であるから、その使用
量は、なるべく大量であることが望まれる。例えば、個
人差もあるが成人には歇＋クリム　　　゛以上の量を用
いるのが望壇れる。しかし、使用対象に応じその量は適
宜調整される。

本発明は一例として次の処方で実施される。

処方（１）　　　醗酵素　　　　　　　　　　ＩＰ粉ミ
ルク（又は豆乳末）　８ｏ２ 乳糖　　　　３０Ｐ 温湯又は冷水　　　　　２００ｙ これらを混合したものを空腹時に１回分さして服用する
と、普通１時間前後から腹鳴かあり、腹張りの自覚が進
み、やがて便意をもよおして、通常２〜３時間前後して
かなりのガスと共に大量の排便を見ることＫなり、これ
が時間をおいて２〜３回繰り返され、腸内の便が殆んど
一掃されるが、完全に終了した後は極めて爽快な感覚が
残る。これは、通常１日１回朝食代りに服用するが、人
によって個人差があり、２〜３日かかってこのような結
果を見る人もあり、排便後は通常の下剤のように残留感
が全くなく又、この服用を止めると直ちに平常のベース
に復帰して通常便を見ることが出来る。この方法は、ガ
スが出るということ以外は腹痛もなく、習慣性もなく、
常用しても大腸性の下痢のために栄餐障害もない。又、
味も美味で、朝食代りとして常用することで、宿便のた
めに生じるといわれるふき出もの、じんましん、ぜんそ
く等のアレルギーけじめ高血圧、不眠、肩こり、太りす
ぎ迄にも著効を見ることが出来る。

なお、本発明は無酵素の状態でも生育する人体有益菌を
使用するので、上記の有害菌の生育をおさえ、腸内の状
態を細菌的に清浄にするのみでなく、この際、有益菌が
生産する各種の＃ｌｌ＃′ｉ腸の内ＨＩＫある宿便を分
解排出する効果もあ抄、又処方（りの例にみるミルク配
合を除けば、乳糖は上記のように分解されＣＯ，ガス発
生と同時に分解吸収されるが、乳成分中の蛋白質も納豆
菌によって分解、吸収され、栄餐的にも長期の使用に不
安はないＯ 以上処方（１）は各成分の混合物を作成と同時に服用し
たが、服用前２〜３時間又は数時間以上コツプ等に入れ
て放置しておくことにより、乳酸菌、乳糖の溶液中では
醗酵が始まり、これを服用することで下剤としての機能
け、服用彼達やかに発揮され、未発明の目的を即座に遠
戚できる。

処方（２）　　　醗酵素　　　　　　　　　　１２乳糖
　　　　８０り 黒糖　　　　１ｏｔ 天然粉末ジュース　　　　　５ｆ 各種ビタミン類　　　　　適　量 温湯又は冷水　　　　　２５０り 処方（２）は、ミルクにアレルギーのある人や栄養過多
の人のためのもので、これの混合物を一回量として服用
すると処方（１）と同様、１時間前後で腹張りの自覚が
進み、２〜３時間で大量の排便をみる。

上記のものを更に強力に作用せしめんとする場合は、こ
れに粉末コンニャダ（マンナンＩｎ末）ＩＰを加えて服
用すると、糖分の吸収をさまたげ、便通を促進し、太り
過ぎの治療、矢肌作りのために極めて有効である。

未発明は以上のように極めて安全、安価な方法であり、
健康保持又は病気治療のために長期使用出来る効果的な
下剤であって、長期にわたり、食物の腐敗物が残留粘着
したと考えられる宿便け、腸壁表面に固着しており、人
員等の強い下剤で長期にわたって浣腸しても完全に取る
ことが困難であったが、本発明による浣腸では、水様の
ミルク便がガス圧よって拡張されたｌＩ費を急速に通過
して洗い流すため、４日〜７日程度の治療でｌｌ１１が
極めて清浄になっているのが内視鏡で観察することが出
来るうえに、この宿便の排出は、排便が黒く粘性があり
異臭のあることによってもａ１訴することが出来る。

ナオ、本発明は粉末を主として説明したが、これを乳糖
その他を液剤にして醗酵素を別封し、これを同時に服用
するとか、処方通りの成分を角砂糖又は錠剤、あめ状に
加工し服用に便宜を与えるのけ自由である。

特許出願人　　山　内　　　昌

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）ゲイフイルズ菌等の乳酸菌類を乳糖に作用させて
   なる下剤
2. （２）乳酸菌類を生菌の状態で用いてなる特許請求の範
   囲第１項記載の下剤□−
3. （３）乳酸菌類を゛芽胞の状態で用いてなる特許請求の
   ＊＠Ｕ！１項記載の下剤
4. （４）乳酸菌類を＃素を含んだ培査基の状態で用いてな
   る特許請求の範囲第１項記載の下剤（５）乳酸−類を生
   １、芽胞、培養基から選んだ二以上を組合せてなる特許
   請求の範囲第１〜４項記載の下剤