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JPS5861115A - ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物の製法 - Google Patents

ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物の製法

Info

Publication number
JPS5861115A
JPS5861115A JP16120781A JP16120781A JPS5861115A JP S5861115 A JPS5861115 A JP S5861115A JP 16120781 A JP16120781 A JP 16120781A JP 16120781 A JP16120781 A JP 16120781A JP S5861115 A JPS5861115 A JP S5861115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
naphthalene
sulfonic acid
reaction
sulfuric acid
formalin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16120781A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Sakai
酒井 公弐
Nobuhisa Abe
修久 阿部
Satoshi Tanaka
智 田中
Kenji Kume
粂 研二
Kiyotaka Takaramoto
宝本 清孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP16120781A priority Critical patent/JPS5861115A/ja
Publication of JPS5861115A publication Critical patent/JPS5861115A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 不発9明はナフタリンヌルホン酸ホルマリン縮、1物の
製法に関する。さらに詳しくは少ないIifM’ Il
l:を用いるにもか−わらず高いナフタリンスルポン酸
ヲ含有し且つ非常に低いジナフチルスルポンを含有する
ヌルホン化物にホルマリンと水を加え縮合させるナフタ
リンスルホン酸ホルマリン縮合物の製法に関する。
ナフタリンスルホン酸ホルマリン1rf 合物’d、一
般にナフタリンを硫酸によってスルホン化し、次いで水
とホルマリンを加え、縮合して製造されている。
このようなナフタリンのヌルホン化物は一般に過剰に用
いられた硫酸を含有しており、またこのようなdi )
vマリン縮合に際しては、硫酸などの酸触媒が用いらJ
趣(特公昭41−1787号1、持久111(48−9
564号、特公昭53−38166号、特開1沼50−
58120号公報)。
本発明者らは、このようなナフタリンスルフにン酸ホル
マリン縮合物の製法について種々検討を重ねた結果、意
外にも低硫酸含量のナフタリンヌルホン酸が酸触媒を加
えなくても高性能のナフタリンヌルホン酸ポルマリン縮
金物を製造しうるぐとを見出し本発明に至った。すなわ
ち本発明はナフタリンヌルホン酸とホルマリンを縮合さ
せてナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物を製造する
に当り、ナフタリンスルホン酸として硫酸含量0.22
モル以下、ジナフチルスルホン含量1重量%以下のナフ
タリンのスルホン化物を使用することを特徴トスるナフ
タリンスルホン酸ホルマリン縮合物の製法である。
本発明において使用されるナフタリンのヌルホン化物ハ
硫酸含量(ナフタリンスルホン酸1モルに対して)0.
22モル以下、好ましくは0.15モル以下、ジナフチ
ルヌルホン含量(ナフタリンヌルホン酸の重量に一μし
て、)°1重址%以下、)好ましくは0.7重!It 
96以下のものである。1Ljc the含II(、が
0422モルより多いと、この過剰(MC酸を縮合物よ
り分離するのによシ多くの労力が必要となり、−またジ
ナフチルスルホ、ン含量が1より多く2屯triO0ま
ででは縮合物の性能が著しく低下し、2〜8 ’。
では混合物中に多量のゲル化物が発生し、3°0より多
いと縮合物全体が水不溶性のゲル1ヒ物となる。
11If酸含量はイオンクロマトグラフィーによってd
用定できる。またジナフチルヌルホン含fjtハ液1+
:クロマトグラフイーによって測定できる。また1、記
スルポン化物中のナフタリン量/L/ 74(ン(’f
2 含jA (d im常90.5重量%以ト、好まし
くは93重lit’、 ’!;i以1―である。
このナフタリンのスルホン化物として(1) jMC酸
をナフタリンに対し0.90〜1.15 モルの範囲で
用い、(2)反応系の温度を140〜160℃に保ち、
目、つ(3)スルホン化の少くとも中間まだは後半の段
階において沸点が50〜150℃の不活性溶剤を反応系
中に循環させ、反応生成水を除去しつつナフタリンをス
ルホン化することによって得られるものを1ψ月1する
ことができる。
ナフタリンのヌルホン化物の製造において、ナフタリン
は精製ナフタリン(ナフタリン含量99%以−ト)、粗
製ナフタリン(ナフタリン含量95%以−L)のいずれ
でもよい。また硫酸は工業用に一般に市販されている濃
硫酸とくに98%品が好ましい。
硫酸量とナフタリン量は好ましい範囲があり、硫酸をナ
フタリンに対し0.90〜1−15 モルの範囲内で使
用することが必要である。0.90モル未満ではた・と
え硫酸が100%ヌルホン化に使われたとしてもスルホ
ン化物中には10モル%のナフタリンを含むこととなり
、高いナフタリンスルホン酸を含有するスルホン化物を
製造することができず、また1、15モルより多いと過
剰分の硫酸をヌルホン化物中に含みホルマリン縮合物を
製造した後、過剰の硫酸をナフタリンスルホン酸縮合物
より分別するため多大の労力を9し、また過剰硫酸分だ
けコスト高となり、経済的にも不利である。
ヌルホン化物として極力少ない硫酸量により高いナフタ
リンスルホン酸を含有し、[1,つジナフチルスルポン
の副生物含量が非常に少ないものを11(る必要がある
がこのために好ましい硫酸111、とナフタリン量の範
囲はナフタリンに対し硫酸が1.01〜1.10 モル
である。
スルホン化物の製造において、スルホン化のZ品度条件
は140〜160℃の範囲内である。140(未満では
反応生成水の除去が困難であり、160°Cより高温に
するとジナフチルスルポンの副′1が著るしくなり好ま
しくない。このスルホンの削土を非常に少なくするため
には、スルホン化の温度条件が140〜150°Cの範
囲内にあるととが最も好ましい。
スルホン化物の製造において、ヌルホンILの′l/′
くとも中間まだは後半の段階において不活性溶剤を循環
させ、反応生成水を除去しつつヌルホン化する。
この不活性溶剤としては、沸点50〜150 ’Cの範
囲内にあるものが使用される。沸点が50 C木調ノモ
ノヲ用いるとヌルホン化の反応系内導度140〜160
℃との温度走が大きすぎ、溶剤を反応系内に循環させる
時、溶剤の突沸現象が著るしくなり、好ましくない。ま
た沸点150℃より高いもの(たとえばケロシン)を用
いると、ナフタリンと硫酸の反応系内中に溶剤が滞留し
、その分だけ多くの溶剤を用いなければならず、又、水
の除去能力も著るしく低下するとの欠点を有し、さらに
はヌルホン化の終了後、これら溶剤の除去が困難との欠
点も有しておシ、またこのような溶剤では硫酸を大過剰
に用いなければナフタリンスルホン酸の転化率が著しく
低下する。本発明に使用される溶剤の最も好ましい沸点
範囲は100〜180℃である。
このよう4不活性溶剤としては、n−パラフィン、1−
パラフィン、脂環式飽和炭化水素のような飽和炭化水素
類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類およびこれらの
二種以上の混合物があげられる。
これらの溶剤の例としては以下のものがあげられる。尚
、各種溶剤名の0内は各々の沸点を示す。
(N 飽和炭化水素類 Ial  n−パラフィン n−ヘキサン(69°C)、n−ヘプタ/(98℃)、
n−オクタン(126℃)、rl−ノナン(149°C
)など ibl  i−パラフィン 2−メチルペンタン(6o°c)、3 メチルベンクン
(63℃)、ネオヘキサ/(50℃)、2..8−ジメ
チルシタ・ン(58℃)、2−メチルヘキサン(90’
C)、3−メチルヘキサン(92℃)、3−エチルペン
タン(93℃)、2..2−ジメチルベンクン(7,9
℃)、2.3−ジメチルベンクン(90℃)、2.4−
ジメチルペンタン(81℃)、3,8−ジメチルペンタ
ン(86℃)、2.2.8〜トリメチ!レブタン(81
℃)、2−メチルオクタン(117(8−メチルへブタ
ン(119゛(゛)、d−[−メチルへブタン(117
℃)、j−s−メチルオクタン(115℃)、4−メチ
ルへプ□グン(118°C)、8−エチルへキサン(1
19℃)、2,2−ジメチルヘキサン(107℃)、2
.3−ジメチルヘキサン(116℃)、b一2,3−ジ
メチルヘキサン(114℃)、2.4−ジメチルヘキサ
ン(109℃)、d−2、4−ジメチルヘキサン(11
2℃)、1−2.4−ジメチルヘキサン(11o’C)
、2.5−ジメチルヘキサン(109°C)、3゜3−
ジメチルヘキサン(111℃)、3,4−ジメチルヘキ
サン(118℃)、2−メチル−3−エチルペンタン(
114℃)、3−メチzL/−8−エチルペンタン(1
18℃)、21,2.8−)ジメチルベンクン(110
℃)、2.2.4−)ジメチルベンクン(99℃)、2
.8.3−1−ジメチルベンクン(114°C)、2 
、8 、4−1−ジメチルベンクン(113℃)、2.
2,8.8−テトラメチルブタン (107℃)、2−メチルオクタン(143℃)、3−
メチルオクタン(144℃)、d−3−メチルオクタン
(148℃入A−8−メチルオクタン(148℃)、4
−メチルオクタン(142℃)、2,4−ジメチルヘプ
タン(133℃)、2,5−ジメチルヘプタン(136
℃)、d−2,5−ジメチルヘノ1タン(185°C)
、2,6−シメチルヘブタ/(134°C)、2,2.
5−)ジメチルへ−A−ザン(124℃)、2,8.5
−)ジメチルヘキサン(130℃)、3.3−ジメチル
ペンタン(139℃)、2,2.6−ドリメチ)V ヘ
ア’ タン(149℃)などおよびプロピレン、イソブ
チレンなどを重合t、 1反流した飽和炭化水素たとえ
ば l5oper 1.!: (115=142℃、エ
ッソ化学Hffu)や工Pソルベント1016(C3へ
06 のモノオレフィン!■jJ体を水添したもので沸
点95〜160 ’Cでi、成分の沸点は114〜12
6℃、出光石油1ヒ学(掬製)など lcl  脂環式飽和炭化水素 シクロヘキサン(81℃)、シクロへ7′タフ (11
9℃)、メチルシクロヘキサン(100,9℃)など (B)  ハロゲン化炭化水素 クロロホルム(62℃)、四塩化炭素(77℃)、エチ
レンジクロライド(84℃)、塩化エチリデン(57℃
)、l・ジクロルエタン(114℃)、トリクo /L
/ xチレン(87°C)、テトラクロルエタン(14
6℃)、パークロルエチレン(121℃)、二塩化プロ
ピレン(96℃)、塩化ブチtV (79℃)、ジクロ
ルブタン(120℃)、塩化アミル(108℃)、S−
テトラクロルジフルオルエタン(93℃)、ジグロモジ
フルオルエタン(93°C)など(C)   エ − 
テ ル類 ジイソプロピルエーテ/l/(68℃)、エチルブチル
エーテル(92℃)、ブチルエーテル(142℃)、ジ
オキサン(101℃)、ジメチルジオキサン(118℃
)など これら飽和炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類およびエ
ーテル類のうち、水の除去能力から、ならびにスルホン
化終了後の溶剤の除去の容易さより飽和炭化水素類が好
ましい。各飽和炭化水素類のうちでも1−パラフィン系
が水の除去能力が最も大きく好ましい。なお溶剤は水不
溶性のものが好ましい。まだ水より比重の軽いものが、
好ましい。
溶剤の沸点と反応温度の温度差は通常110〜10’C
,好ましくは60〜10℃である。温度差が10℃未満
では水の除去が充分に−行えず大過剰の硫酸が必要とな
る。また温度差が110℃より広いと突沸現象が著しく
なり好ましくない。
溶剤の循環量(溶剤の滞留量以外の量)はナフタリンと
硫酸の合計量に対して通常l〜80 +(f fli’
、 ’Q好ましくは1〜5重量%である。反応系中の溶
剤の滞留量は通常1〜30重量%、好ましくは1〜5重
量%である。
溶剤を留出させながら他方から溶剤を投入する)J法が
あげられる。好ましくは前者の方法である。
溶剤を反応系中に循環させるのはスルホン化のおそぐと
も中間または後半の段階において行われる。循環はスル
ホン化反応の最初から行なってもよいが反応途中、とく
に反応が平衡に達した段階から循環させるのが好ましい
。すなわち、所定量の硫酸とナフタリンを140〜16
0℃にて反応が平衡に達するまでに十分に反応させた後
、反応生成水の除去を開始すると、反応初期より反応生
成水の除去を開始した場合と比較して少量の水を除去す
るのみで高いナフタリンヌルホン酸を含有するは、使用
した硫酸とナフタリンのモル比や反応塩度によっても若
干異るが通常2〜4時間である。
また不活性溶剤を硫酸とナフタリンの反応が平衡に達し
だ後、循環させ、尽忠生成水を除去し、次いで除去を止
めさらにヌルホン化を行なう方法も好ましい。
またジナフチルスルホンの副生が全くないか、副生じて
も無視できる程度の副生酸とするだめには、除去する水
の量にも好ましい範囲か・ある。すなわち、ナフタリン
が100%ヌルホン化したと仮定した時に生成する理論
水量(以ド理論水1.1と記す)に対し、その20〜7
0%、好ましくは30〜′65%の水を除去するとジナ
フチルスル・J・ンは全く副生じない。理論水量に対し
70 %より多くの水を除実すると除々にではあるがシ
ナ′フチルスルホンの副生が見られるようになる。まだ
20 %米d4の水を除去するのみでは水を除去した効
果は従来の大過剰の硫酸を用いた場合と比較してkit
 ’Rは認めるが、20%より多く除去した場合よ−ノ
果が低くなる。
本発明においてはナフタリンヌルホン酸トシて前記のナ
フタリンのスルホン化物を用い、こレトホルマリンと全
縮合させ、ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物を製
造する。
具体的には、ナフタリンのスルホン化物に水トホルマリ
ンを加え、90〜180°Cで縮合させる、1ホルマリ
ンはホルムアデヒド水溶液が使用される。また、ホルム
アルデヒドを発生させるホルイリンと同等の物質、たと
えばバラホルムアルデヒドも使用される(本発明におい
ては、ホルマリンにホルムアルデヒドを発生させる物質
も含むことトスる)。ホルマリンとしてはホルムア!レ
デヒド88〜87%水溶液が好ましい。
縮合に用いられるホルマリンの量1dナフタリンヌルホ
ン酸1モルに対し通常07〜1.1モ/l/ 、好1し
くは0.9〜1.05モルである。l;ホルマリンの量
力;0.7七ルよシ少ない場合には縮合が不十分となり
、良好な性能を有するものとならず、また1、1モルよ
り多いと、縮合が進みすぎてこの場合にも良好な性能を
有するものとはならない。
また、水の量はヌルホン化物100重量部当り通常0.
5〜0.9重量部、好ましくは0.6〜0.8重量部で
ある。
ホルマリンは一時に加えてもよく、段階的に加えてもよ
い。また水も一時に加えてもよく、縮合゛反応中、反応
物の粘度が上昇し・て攪拌が困難になったとき加えるな
ど段階的に加えてもよい。
縮合の温度は通常90〜180℃、好ましくは100〜
180℃である。90℃よシ低い温度では縮合が進みに
くく、130℃より高い温度では縮合が1.!、 (な
りすぎて縮合度のコントロールがつ准かしくなる。
縮合時間は通常3〜20時間、好捷[7くは4”〜10
時間である。
、縮合反応にはとくに酸性触媒(硫酸、P −1−ルエ
ンスルホン酸など)を加えることなく行b11る。
酸触媒の添加は副生塩の生成、性能(セメン1−分散性
など)の低下をもたらし好ましくない。
得られたヌルホン化物のホルマリン縮a物は通常、カリ
ウム、ナトリウムなどのアルカリ金属またはカルシウム
などのアルカリ土類金属の車として使用される。縮合物
を塩にするには、水酸化カリウ春、水酸化ナトリウム、
水酸化カルシ・ンJ、などのアルカリ金属もしくはアル
カリ土類金属の水酸化物;炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カルシウムなどのアルカリ金属もしくはアルカ
リ土類金属の炭酸塩などで中和すればよい。
11)られたナフタリンスルホン化物のホルマリン縮合
物中 を中和するため水酸化カルシウムを加え石膏としてp別
する。本発明の製法によるスルホン化物のホルマリン縮
合物中の石膏の量は少なく、縮合物100y当シ通常1
6y以下、好ましくは10j9r以下である。
ナフタリンのスルホン化物の製造において、溶剤として
高沸点溶剤(たとえば沸点150℃より高いもの)を使
った場合には、硫酸量を少なくするとナフタリンヌルホ
ン酸の収率が低下するのに対して、本発明(特許請求の
範囲第2項)における沸点範囲の溶剤を使用した時は硫
酸量が少ないにもか\わらずナフタリンスルホン酸の収
率カ高い。
また高沸点溶剤を使った場合、水を理論量またはそれ以
上に除去しなければ高収率のヌルホン酸は得られないの
に対して、本発明(特許請求の範囲第2項)における溶
剤を一使用した場合、30〜70%の水の除去率で高収
率のナフタリンヌルホン酸が得られる。このナフタリン
スルホン酸を用いてホルマリント縮合すせてナフタリン
スルホン酸ポルマリン縮合物を製造すると下記の効果が
得られる: (1)従来の硫酸Jjlの多いナフタリンスルホン1ν
を用いた場合、過剰硫酸を中和することによって副生ず
る石膏量がふえ、分別に多大な労)Jを・IZ要とした
が、本発明の方法では硫酸鉛が′1/なく分別に手間が
か(らず、高収率でナフタリンスルホン酸ホルマリン縮
合物が得らIする。
(2)  ジナフチルスルホンなどの副士物が少ないス
ルホン酸が高収率で得られ、これをホルマリ〕にて縮合
させても三次元化されたホルマリン縮合物とならず水不
溶性のゲル化物は全< T6 ’1.1.。
ない。
(3)  硫酸およびトルエンヌルホン酸ヲ加工てホル
マリン縮合物ンたものに比し、性能(セメント分散性な
ど)の良好なホルマリン縮合物がPjられる。
本発明の製法により得られたナフタリンスルホン酸ホル
マリン縮合物ハ従来、ナフタリンスルホン酸ホルマリン
縮合物が使用されていた用途にすべて有効である。特に
セメント用分散削として有効であり、高いセメ、ント分
散性を白し、そのため非常に少量の添加で良好なp−I
E能()I:1−値、スランプ、空気量、圧縮強度など
)をイ1゛する。他にも顔料分散剤、乳化重合用乳化前
1j、COM(石炭−燃椙油混合燃料)などに有効であ
る。
以丁。実施例により本発明をさらに説明するが本発明は
これに限定されるものではない。実施例中の部は屯11
1部である。
参考例1 ft、(98%品)をナフタリンに対し1.08−1.
15モル用い、急速に昇温し、反応温度145℃に達し
た後、直ちにn−オクタンを反応系中に循環させ、同湿
度にて8時間にわたり理論水量に対し60%までの水を
除去しつつヌルホン化反応を行なった。反応終了後、直
ちに窒素を少量吹き込みつつ10分間にてね一オクタン
をスルホン化物中より完全に除去し、スルホン化物を得
た。スルホン化物中のナフタリンスルホン酸含量および
ジナフチルヌルホン含量を測定し表−1の結果を得だ。
尚、表−1中には比較として反応生成水を除去しない従
来の方法、ならびに発煙硫酸、無JR(+IfL酸を用
いた場合の結果も併せて記す。
表−1より明らかなように、従来の反1.と一ノI成1
1りを除去しないヌルホン化方法による高い)−7,r
ノリンスルホン酸含I11のものを得るだめには人11
メ刺の硫酸を用いなければならないことがわかる。たと
えば、ナフタリンヌルホン酸含[+1を95901’t
lにするためには、硫酸をナフタリンに対し1.25〜
130モル用いなければならない。また定’I!J f
iijC酸−や無水硫酸を用いた場合には、ナフタリン
スルホン酸含量も低いのみならず、ジナフチルスルホン
が多量に副生じていることがわかる。これに比φQ l
−。
て本発明におけるヌルホン化物の製法によれば、過剰の
硫酸をほとんど用いていないにもかかわらス、高いナフ
タリンスルホン酸含111がt!) ’J 7するのみ
ならず、ジナフチルスルホンの副生も−)1常に低いこ
とがわかる。
実施例1 表−1に示したヌルホン化物中に、ナフタリ7・′ヌル
ホン酸1モル当り1.00モルのホルマリン(37%品
)と、スルホン化物100部当り060部の水を加え1
15℃にて9時間縮合応を行い、次いでナフタリンヌル
ホン酸1モル当り1モルの水酸化ナトリウムと、過剰分
の硫酸1モ/l/当り1モルの水酸化カルシウムにて中
和し沖過して副生石ff fi−分別しナフタリンスル
ホン酸7+< /レマリ?/ 縮合物を得た。まだその
副生石膏j1↓を測定し表−2の結果を得た。
尚、縮合物の代表的用途であるセメント分散剤としての
評価も行った。すなわちセメント100部、水25部お
よび縮合物のナトリウム塩1部の配合物のフロー(pi
をJ]’S  R5201に従って測定し表−2中に示
した。
表  −2 □□□□自 (注2H’r2f合物のナトリウム塩1001当りの副
′1石膏鼠っ以下同様。
表−2から明らかなように、本発明の製法により作られ
たナフタリンヌルホン酸ホルマリン縮合物は副生石膏量
が非常に少なく、又、性能も良好である。性能的に本発
明の製法により作られた縮合物と、同じ程度の性能を示
ず縮合物を従来方法で作ると、本発明の製法に比べて副
生石膏量は2.0〜4.6倍となる。
参考例2 硫酸(98%品)644yとナフタリン800yを用い
、(硫酸/ナフタリン−1,03モル比)急速に昇渇し
、反応湯度150℃に達しだ後、直ちに各種溶剤を同温
度にて2時間循環させつつ反応生成水を除去し、反応さ
せた。反応後直ちに窒素を少11t吹き込みつつ各抽溶
剤を除去しスルホン化物を得た。尚各種溶剤は3y/分
の割合にて循環させた。溶剤の)除去時間、除去された
水h1、ナフタリンヌルポン酸含是およびジナフチルス
ルホン含量を測定し表−3の結果を得た。尚、表−3に
は比較として沸点150°Cより高い溶剤を用いた場合
の結果も示す。
表  −3 尚、理論水量は125.4meである。
表−3から明らかなように本発明の沸点50〜150℃
の溶剤を用いることにょシ、はとんど過剰の硫酸を用い
ていないにもがかわらず、高いナフタリンヌルホン酸含
量が得られ、且つジナフチルヌルホン含量も非常に低い
。本発明に使用される硫酸に対して不活性な溶剤の種類
については、ハロゲン化炭化水素、エーテル系のものよ
りは飽和炭化水素系のものの方が反応物中のナフタリン
スルホン酸含量が高い点、溶剤の除去が容易との点で好
ましいことがわかる。また、150℃よシ高い沸点を有
する溶剤を用いると、水の除去能力が低く、ナフタリン
スルホン酸含量も」二からないことがわかる。
実施例2 表−3に示した各ヌルホン化物中にナフタリンヌルホン
酸1モル当す1. O0モルのホルマリン(87%品)
と、スルホン化物100部当!70.60部の水を加え
120℃にて7時間線合反応を行い、次いでナフタリン
スルホン酸1モ/’ 当’)1モルの水酸化ナトリウム
と、過剰分の硫酸1モル当シ1モルの水酸化カルシウム
にて中和し、濾過して副生石膏を分別しその副生石膏量
を測定し表−4の結果を得た。尚、縮合物の性能も実施
例1と同様な方法にて測定し表−4に示す。
表  −4 参考例3 硫酸とナフタリンのモル比を変えてヌルホン化を行なっ
た。硫酸とナフタリンの混合物を急速に昇温し、反応湯
度150℃に達した後、直ちに溶剤としてl5opθr
E  (エッソ化学(用型)を循環させ、水を除去しつ
つヌルホン化を行なった。除去された水の間と、ナフタ
リンスルホン酸含量、ジナフチルスルホン含量の関係を
表−5に示す。尚、表−5には除去された水の量は、理
論水量に対する割合にて表示する。
表  −5 実施例3 表−5に示しだヌルホン化物を実施例2と同(1!な方
法で縮合させ副生石膏の量を測定するとともに、フロー
値を1llll定し表−6の結果を01.た。
表  −6 実施例4 スルホン化にあたり、その反応温度を変え、て反′応さ
せた。硫酸をナフタリンの1.05モル用い急速に昇温
し、所定の反応温度に達した後、直ちに溶剤としてn−
へブタンをs、oyy分の割αで循環させ、水を除去し
つつヌルホン化を行なってスルホン化物を得た。除去さ
れた水の清、反応生成物中のナフタリンヌルホン酸含量
、ジナフチルスルホン含量の関係を表−7に示す。
尚、表−7には除去された水の量は理論水量に対する割
合で表示する。
表−7より明らかなように、スルホン化温度が140℃
未満の時には水の除去が困難でナフタリンスルホン酸含
量が上がらないことがわかる。また、スルホン化温度が
高くなるにつれ水の除去は容易となり、ナフタリンヌル
ホン酸含量も増大することがわかる。しかしスルホン化
温度が160℃より高温ではジナフチルヌルホンの副生
が著るしく増大する。また7、)vホン化懸度150℃
より高く16 Q ’Cまでの範囲では若干ではあるが
ジナフチルスルホンの副生がみられる。
実施例4 表−7に示した各スルホン化物を実施例2と同様な方法
で縮合しナフタリンヌルホン酸ホルマリン縮合物を得だ
。副生石膏量を測定するとともに、フロー値を測定し表
−8の結果を得た。
表  −8 表−8の内、階■と陽■を比較すると、どちらも同程度
のNS含量のスルホン化物を!l=iαさせているにも
かかわらす阻■の方が若干フ11−1u’+が、・想い
。こね、は陽■と陽■に用いたスルホン化物中のDNS
含量に起因しておりDNS含t3iが0.9 %程度ま
で増加すると縮合物は均一に水溶Mとなり、ゲル化物は
全く発生しないが、若干性能を低1・させることがわか
る。
参杉例5 水を除去するに当り、所定のヌルホン化温度に達した直
後に水の除去を開始する場合と、ヌルホン化温度に達し
た後、スルホン化を平衡まで進めた後、水の除去を開始
する場合の各々について除去された水の量とナフタリン
スルホン酸含量の関係を検討した。検討方法は以下に示
す。
方法(1):ヌルホン化の反応温度(145℃)に達し
た直後、直ちに水を除去しつつスルホン化を進めた場合 方法(2):スルホン化の反応温度(145℃)に達し
た後、3時間スルホン化を行ない、反応が平衡に達した
後、水を除去しつつスルホン化を進めた場合 方法(3):スルホン化の反応温度(145℃)に達し
た後、3時間スルポン化を行ない、反応が平衡に達した
後、水を除去しつつスルホン化を行ない、水の除去を止
め、さらに3時間反応しスルホン化を平衡まで進めた場
合 尚、硫酸はナフタリンに対し1.05モル使用し、溶剤
としてl5oper E  を用イfc。
各検討方法によりヌルポン化を行ない、反応物中のナフ
タリンスルホン酸含量をifl、lI ’、・t シ表
−9の結果ヲ得た。尚、ジナフチルスルポンの含−Fi
i:はいずれも0.1%以下であった。
表  −9 実施例5 表−9に示した各スルポン化物を実施例2と同様ft、
 方法で縮合しナフタリンスルポン酸ポルマ11ン縮合
物を得た。副生石膏量を測定するとともに、フロー値を
測定し表−10の結果を得た。
手  続  補  正  書 昭和r乙年l/月2日 特許庁長官 島 1)番 樹 殿 2、発明の名称 ナフタリンスルホ/醇ホルマリ/縮談物の製法3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 自   発 5、補正により増加する発明の敷 l 補正の内容 タイプ浄書シt:願書および明細書全文を提出L I−
4゜(rq&、、+j5t rkり 特開昭58−61115(11)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ナフタリンスルホン酸とホルマリンを縮rFさせ
    てナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物を製j告する
    に当り、ナフタリンスルホン酸として+Uiffi酸含
    j4t0.22モル以丁、ジナフチルスルホンi’; 
    l+i:1重11(%以下のナフタリンのスルホン化物
    を1史月1することを特徴とするナフタリンスルホン酸
    ホルマリン縮合物の製法。 2、 ナフタリンのスルホン化物が(1) 硫e ヲナ
    フタリンに対し0.90〜1.15 モルの範囲内で用
    い、(2)反応系の温度を140〜160℃に保ち、目
    つ(:3)スルホン化の少なくとも中間または後゛Vの
    段階において、沸点が50〜150℃の不活性溶剤を反
    応系中に循環させ、反応生成水を除去しつつナフタリン
    をスルホン化して得られるスルホン化物である凹円で用
    いて得られるスルホン化物を使用する特許請求の範囲第
    2項記載の製法。 4、 ナフタリンスルホン酸とホルマリンヲ酸触媒を加
    えることなく縮合させる特許請求の範囲第1項〜第8項
    のいずれかに記載の製法。 5、 ナフタリンスルホン酸に水とホルマリンを6、 
    ナフタリンのヌルホン化物が不活性溶剤を硫酸とナフタ
    リンの反応が平衡に達した後、循環させ反応生成水を除
    去しつつナフタリンをスルホン化して得られるスルホン
    化物である特許請求の範囲第2項〜第4項のいずれかに
    記載の製法。 7、 ナフタリンのスルホン化物が不活性溶剤を硫酸と
    ナフタリンの反応が平衡に達した後、循環させ、反応生
    成水を除去し、次いで除去を止め、さらにヌルホン化し
    て得られるスルホン化物である特許請求の範囲第2項〜
    第6項のいずれかに記載の製法。 8、 ナフタリンのヌルホン化物が、反応生成水の除去
    をナフタリンが100%スルホンfL t、たと代置し
    た時に生成する理論水量に対し、その80〜70%の水
    を除去するように行なう特許請求の範囲第2項〜第7項
    のいずれかに記載の製法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60235756A (ja) * 1984-05-02 1985-11-22 花王株式会社 セメント分散剤の製造法
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