JPS5857432B2 - 新規な中員環アミドスルフイド化合物及びその合成法 - Google Patents
新規な中員環アミドスルフイド化合物及びその合成法Info
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- JPS5857432B2 JPS5857432B2 JP20078782A JP20078782A JPS5857432B2 JP S5857432 B2 JPS5857432 B2 JP S5857432B2 JP 20078782 A JP20078782 A JP 20078782A JP 20078782 A JP20078782 A JP 20078782A JP S5857432 B2 JPS5857432 B2 JP S5857432B2
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- compound
- general formula
- intermediate ring
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- Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な中員環アミドスルフィド化合物及びそ
の製造法に関するものである。
の製造法に関するものである。
近年、マクロライド系抗生物質を含む大環状化合物の合
成が注目を浴び、多くの研究が報告されている。
成が注目を浴び、多くの研究が報告されている。
そしてこれらの合成研究を推進するための不可欠の段階
として、大環状ラクトンの合成法が急速な進展をみせて
いる。
として、大環状ラクトンの合成法が急速な進展をみせて
いる。
一方、天然には、中員環を有する炭素環状化合物も数多
く存在している。
く存在している。
すなわち、7員環化合物はいうに及ばず、タキサン(T
axane ) 、オフィオボラン(0phiobol
ane )骨格は8員環、カリオフイラン(Caryo
phyllane )、ゲルマクーy7(Germac
rane )、フムラ7 (Humulane )及び
センブラン(Cembrane )骨格はそれぞれ9.
10.11及び14員環より構成されている。
axane ) 、オフィオボラン(0phiobol
ane )骨格は8員環、カリオフイラン(Caryo
phyllane )、ゲルマクーy7(Germac
rane )、フムラ7 (Humulane )及び
センブラン(Cembrane )骨格はそれぞれ9.
10.11及び14員環より構成されている。
これらの化合物の骨格合成法としては、(1)環化反応
、及び(2)環拡大又は縮小反応等が考えられ、10員
環以上の化合物は、主として(1)環化反応により環形
成する方法、9員環を有するカリオレフィンは(2)環
拡大反応を基盤として合成する方法等が報告されている
。
、及び(2)環拡大又は縮小反応等が考えられ、10員
環以上の化合物は、主として(1)環化反応により環形
成する方法、9員環を有するカリオレフィンは(2)環
拡大反応を基盤として合成する方法等が報告されている
。
(M、Kodama 1Y。Mat suk l、S、
lto、 Tetrahedron Letters1
1121(1976):E、J、Corey、E。
lto、 Tetrahedron Letters1
1121(1976):E、J、Corey、E。
Hamanaka、J、Am、Chem、5oc1.8
9.2758(1967):Y、Kitagawa、A
。
9.2758(1967):Y、Kitagawa、A
。
1toh1S、Hashimoto、HoYamamo
to、1bld、、亀旦、3864(1977);鈴木
政信等21回天然物討論会(1978年札幌)要旨集、
p。
to、1bld、、亀旦、3864(1977);鈴木
政信等21回天然物討論会(1978年札幌)要旨集、
p。
522 : E、J、 Corey、 R,B、Mit
ra、 H,Uda、J、Am、 C’hem、 So
c 、、86.485’(1964)等参照。
ra、 H,Uda、J、Am、 C’hem、 So
c 、、86.485’(1964)等参照。
〕しかしながら、一般にこれら8〜12員環骨格を環化
によって形成するのは、困難であるとされ、一般的な中
員環合成法環化法の確立が望まれていた。
によって形成するのは、困難であるとされ、一般的な中
員環合成法環化法の確立が望まれていた。
そこで、本発明者らは、前記中員環骨格合成の過程とし
て、本発明の中員環アミドスルフィド化合物を容易に且
つ高収率で合成することに成功し、本発明を完成するに
至ったものである。
て、本発明の中員環アミドスルフィド化合物を容易に且
つ高収率で合成することに成功し、本発明を完成するに
至ったものである。
本発明の中員環アミドスルフィド化合物は後述の如くの
一般式を有し、中員環骨格合成、特に香料原料等に有用
な中員環ケトン合成の際の極めて有用な中間体である。
一般式を有し、中員環骨格合成、特に香料原料等に有用
な中員環ケトン合成の際の極めて有用な中間体である。
以下に、本発明を説明する。
本発明の新規な中員環アミドスルフィド化合物は、一般
式: (但し、nは8.9.10.12を示す。
式: (但し、nは8.9.10.12を示す。
)で表わされ、具体例をあげれば、次の如くである。
次に本発明の中員環アミドスルフィド化合物の合成法に
ついて説明する。
ついて説明する。
出発物質としては、O−メルカプトメチルアニリン(3
)′ 又はそのジスルフィド(3)を用いる。
)′ 又はそのジスルフィド(3)を用いる。
上記出発物質(3)は、例えば公知の方法によって容易
に得られる( A、 1.Kiprianov an
d Z、N。
に得られる( A、 1.Kiprianov an
d Z、N。
Pazeuko Zhur、0bschei 、 Kh
im、、19.1523(1949);Chem、Ab
str、44.3487g(1950))。
im、、19.1523(1949);Chem、Ab
str、44.3487g(1950))。
又、ジスルフィド(3)は(3)′を空気と接触させる
か又はDMSO(ジメチルスルホキシド)中加熱するこ
とによって容易に得られる。
か又はDMSO(ジメチルスルホキシド)中加熱するこ
とによって容易に得られる。
上記化合物(3)′又はそのジスルフィド(3)を出発
物質としてこれに一般式: で表わされるブロム酸に塩素化剤、例えば5OC12を
反応せしめて得られる一般式:(但し、nは8.9.1
0.12を示す。
物質としてこれに一般式: で表わされるブロム酸に塩素化剤、例えば5OC12を
反応せしめて得られる一般式:(但し、nは8.9.1
0.12を示す。
)で表わされるブロム酸クロライドと反応せしめると一
般式: で表わされる化合物を定量的に得る。
般式: で表わされる化合物を定量的に得る。
上記ブロム酸クロライド(2)の具体例としては、次の
化合物を挙げることができる。
化合物を挙げることができる。
(n=8) 8−ブロム−オクタン酸クロライド
(n=9) 9−ブロム−ノナン酸クロライド(n
=10) io−ブロム−デカン酸クロライド (n=12) 12−プロムードデカン酸クロライド 上記反応は、塩基、例えばトリエチルアミン(Et3N
)、ピリジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水
素ナトリウム、炭酸水素カリウム等と共にテトラヒドロ
フラン(THF)、エーテル、ピリジン、ベンゼン、ク
ロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素、アセトニトリ
ル、エタノール、グロパノール等の溶媒中で行なうのが
好ましく反応温度及び反応時間は、それぞれ約O〜25
℃、約0.5〜2時間が適当である。
=10) io−ブロム−デカン酸クロライド (n=12) 12−プロムードデカン酸クロライド 上記反応は、塩基、例えばトリエチルアミン(Et3N
)、ピリジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水
素ナトリウム、炭酸水素カリウム等と共にテトラヒドロ
フラン(THF)、エーテル、ピリジン、ベンゼン、ク
ロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素、アセトニトリ
ル、エタノール、グロパノール等の溶媒中で行なうのが
好ましく反応温度及び反応時間は、それぞれ約O〜25
℃、約0.5〜2時間が適当である。
このようにして得られた化合物(4)を、アルカリで処
理して、又は(4)を還元剤存在下、アルカリで処理し
て閉環せしめて、本発明の目的化合物の中A環アミドス
ルフィド化合物(5)を得る。
理して、又は(4)を還元剤存在下、アルカリで処理し
て閉環せしめて、本発明の目的化合物の中A環アミドス
ルフィド化合物(5)を得る。
アルカリとしては、ナトリウムエトキシド(EtONa
)、ナトリウムイソプロポキシド(i−PrONa
)、カリウム−t−ブトキシド(1−BuOK)等のア
ルカリ金属アルコキシドの細氷素化ナトリウム(NaH
)、水素化ナトリウム、水酸化カリウム等を用いること
ができる。
)、ナトリウムイソプロポキシド(i−PrONa
)、カリウム−t−ブトキシド(1−BuOK)等のア
ルカリ金属アルコキシドの細氷素化ナトリウム(NaH
)、水素化ナトリウム、水酸化カリウム等を用いること
ができる。
還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4
)が最適である。
)が最適である。
又溶媒としては、エタノール、イソプロパツール、t−
ブタノール等のアルコール類と、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン(THF)、ベンゼン等との混合溶媒を用い
るのが好ましい。
ブタノール等のアルコール類と、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン(THF)、ベンゼン等との混合溶媒を用い
るのが好ましい。
この反応は、いわゆる高希釈法(highdiluti
on method )を用いるのがよく、窒素等の不
活性ガス雰囲気下、前記アルカリを前記溶媒に溶解した
溶液に化合物(4)又は(4′)を滴々加える。
on method )を用いるのがよく、窒素等の不
活性ガス雰囲気下、前記アルカリを前記溶媒に溶解した
溶液に化合物(4)又は(4′)を滴々加える。
反応温度は約50〜80℃が適当であり、又、反応時間
は、用いる化合物(4)または(4′)の量により適宜
決定することができるが通常5〜30時間が適当である
。
は、用いる化合物(4)または(4′)の量により適宜
決定することができるが通常5〜30時間が適当である
。
次に、得られた(5)をメチル化して、本発明の目的化
合物である(6)を得る。
合物である(6)を得る。
上記反応において用いるメチル化剤としてはヨウ化メチ
ル(Mel)が好適であり、n−BuLi、ジイソプロ
ピルアミンの存在下、ジオキサン、THF、ベンゼン等
の溶媒中で行なう。
ル(Mel)が好適であり、n−BuLi、ジイソプロ
ピルアミンの存在下、ジオキサン、THF、ベンゼン等
の溶媒中で行なう。
上記反応は、ドライアイス−アセトン等で冷却下、約1
0分〜1時間の反応時間で行なう。
0分〜1時間の反応時間で行なう。
次に、本発明の中具環アミドスルフィド化合物から中具
環ケトンを合成する方法を述べる(n−10の場合) すなわち、(6)(n=10)を過ヨウ素酸酸化してス
ルホキシド体(7)を得、これをリチウムジイソプロピ
ルアミド(LDA)で処理後、得られるケトスルホキシ
ド(8)をAl−Hg で還元すると、相当する10員
環ケトンを得る。
環ケトンを合成する方法を述べる(n−10の場合) すなわち、(6)(n=10)を過ヨウ素酸酸化してス
ルホキシド体(7)を得、これをリチウムジイソプロピ
ルアミド(LDA)で処理後、得られるケトスルホキシ
ド(8)をAl−Hg で還元すると、相当する10員
環ケトンを得る。
これを図に示せば次の如くである。
次に本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
らに限定されるものではない。
一般式(4)、(5)および(6)で表わされる化合物
は新規化合物である。
は新規化合物である。
実施例 1
(n=8 )の場合
ブロム酸(1)(n=8.6407Q)をSOCl2(
6ml)と共に3hr還流後、過剰の5OC12を減圧
留去し、得られた油状(粗製の)ブロム酸クロリド(2
)(n=8)をエーテル(2ml)に溶解させる。
6ml)と共に3hr還流後、過剰の5OC12を減圧
留去し、得られた油状(粗製の)ブロム酸クロリド(2
)(n=8)をエーテル(2ml)に溶解させる。
これをジスルフィド(3)(280η)及びEt3N(
0,5m1)のニー チル(8ml)溶液に水冷攪拌下
加える。
0,5m1)のニー チル(8ml)溶液に水冷攪拌下
加える。
室温0.5〜2hr攪拌後反応液に水を加え、更にエー
テル(又は酢酸エチル)を加える。
テル(又は酢酸エチル)を加える。
有機層を分取し、水洗後、MgSO4乾燥する。
溶媒を留去して得られた油状物を5(lのSiO2を用
いてカラムクロマトを行なう。
いてカラムクロマトを行なう。
n−ヘキサン−AcOEt(2/1〜3/2)系で溶出
される部分よりジアミドジスルフィド(4)(n=8)
が(660η(3)からの収率94.6%))油状物と
して得られる。
される部分よりジアミドジスルフィド(4)(n=8)
が(660η(3)からの収率94.6%))油状物と
して得られる。
((4)(n=8)の物理的性質〕
、 CCI
IR,ν ’1670cm、’
NMR:δ3.30 (3H,S、N−CR2)3.3
9 (2H1t、J=6Hz、CH2Br )(n=9
)の場合 (1)(n=9、t420〜)、5OCI2(14mg
)より(2)(n=9)を得、(3)(752m9)及
びEt3N(1ml)に(2)を作用させ、(n=8)
の場合と同様の処理を行なった。
9 (2H1t、J=6Hz、CH2Br )(n=9
)の場合 (1)(n=9、t420〜)、5OCI2(14mg
)より(2)(n=9)を得、(3)(752m9)及
びEt3N(1ml)に(2)を作用させ、(n=8)
の場合と同様の処理を行なった。
SiO2クロマト後、n−ヘキサン−AcOEt(3/
1 )で溶出を行ない、油状物1548m1((3)か
らの収率78゜5%)を得る。
1 )で溶出を行ない、油状物1548m1((3)か
らの収率78゜5%)を得る。
((4,)(n=9)の物理的性質〕
NMR:δ3.31 (3H,S、N −Me )3.
42 (3H,3J=6Hz、、CH2Br )パイル
シュタイン・テスト:陽性 (n=10 )の場合 (]、)(n = 10.230m9)及びSOCl2
(3ml)より(2)(n=10)を得、これを(3)
(10omy)及びEt3N(0,27M1)に作用さ
せ、得られた粗製物をSiO2カラムクロマトで精製す
る。
42 (3H,3J=6Hz、、CH2Br )パイル
シュタイン・テスト:陽性 (n=10 )の場合 (]、)(n = 10.230m9)及びSOCl2
(3ml)より(2)(n=10)を得、これを(3)
(10omy)及びEt3N(0,27M1)に作用さ
せ、得られた粗製物をSiO2カラムクロマトで精製す
る。
n−ヘキサンAc0Et (4/1 )溶出部より油状
物として(4)(n=10)が(264m9((3)か
らの収率98.2%))得られた。
物として(4)(n=10)が(264m9((3)か
らの収率98.2%))得られた。
え((4)(n=to)の物
理的性質〕 IR: y”C’1670cm ’ NMR:δ3.32 (3H,S、N−CR2)3.4
4 (2H,3J=6Hz、CH2Br )パイルシュ
タイン・テスト:陽性 (n=12)の場合 (1)(n=12.2.5(1)及びSOCl2(15
ml)より(2)(n=i2)を得、これをEt3N(
0,4TLl)存在下(3)(’31 omy)に作用
させる。
理的性質〕 IR: y”C’1670cm ’ NMR:δ3.32 (3H,S、N−CR2)3.4
4 (2H,3J=6Hz、CH2Br )パイルシュ
タイン・テスト:陽性 (n=12)の場合 (1)(n=12.2.5(1)及びSOCl2(15
ml)より(2)(n=i2)を得、これをEt3N(
0,4TLl)存在下(3)(’31 omy)に作用
させる。
SiO2クロマトでn−ヘキサン−AcOEt(3/1
)溶出部より油状物として(4)(n = 12)を
765〜(85,8%)得た。
)溶出部より油状物として(4)(n = 12)を
765〜(85,8%)得た。
((4)(n=12 )の物理時性質〕
NMR:δ3.23 (3H,S、N−CR2)3.4
0 (2H,t、 J=6゜5 Hz 、 CH2Br
)実施例 2 (n=8)の場合 ジアミド ジスルフィド(4)(n=8.575〜)の
ジオキサン(10ml)溶液を70℃の浴で加熱したN
aBH4,(1357n9 )及びNaH(50%オイ
ル・ジスバージョン:155η)のインプロパツール(
27ml)溶液中に窒素気流中攪拌しつつ20時間以上
かけて滴下後、1時間還流する。
0 (2H,t、 J=6゜5 Hz 、 CH2Br
)実施例 2 (n=8)の場合 ジアミド ジスルフィド(4)(n=8.575〜)の
ジオキサン(10ml)溶液を70℃の浴で加熱したN
aBH4,(1357n9 )及びNaH(50%オイ
ル・ジスバージョン:155η)のインプロパツール(
27ml)溶液中に窒素気流中攪拌しつつ20時間以上
かけて滴下後、1時間還流する。
放冷後、反応液に水を加えて、白色沈澱物を溶解させた
後溶媒のほとんどを減圧留去し、CHCl3又はAc0
Etで抽出する。
後溶媒のほとんどを減圧留去し、CHCl3又はAc0
Etで抽出する。
抽出液をMgSO4乾燥後溶媒を留去し、得られた粗生
成物(452〜)をSiO2カラムクロマトで精製する
。
成物(452〜)をSiO2カラムクロマトで精製する
。
n−ヘキサン−AcOEt (4/1 )溶出部より1
2員環ラクタム スルフィド(5)(n=8)が無色結
晶として343m9((4)(n=8 )からの収率7
8%)得られた。
2員環ラクタム スルフィド(5)(n=8)が無色結
晶として343m9((4)(n=8 )からの収率7
8%)得られた。
CHCl3−ヘキサンより再結晶すると無色プリズム晶
となる。
となる。
((5)(n=8)の物理的性質〕
mp : 94−95℃
CI
IR: ν ’1660Cr/l ’NMR:δ2
.9〜3.2 (2H1m )3.24(3H1S、N
−CR2) 元素分析:計算値(CI 5 H2、NOS )C,6
840;H2S、04 ;N、5.32 ;Sl 12
.17 実験値: C,68,60;H,8,08;N、5.29 ;S、
12.16 分量分析: m/e 263 (M+) (n=9)の場合 (4)(n=9.1540η)−ジオキサン(26,a
ml)をNaBH4(348〜) NaH(50%オ
イル・ジスバージョン:400η)−インプロパツール
(69,5m1)で上記同様閉環させ、SiO2カラム
クロマトで精製すると13員環ラクタムスルフイド(5
)(n=9)が無色結晶として925〜((4)(n
= 9 )からの収率77.3%)得られた。
.9〜3.2 (2H1m )3.24(3H1S、N
−CR2) 元素分析:計算値(CI 5 H2、NOS )C,6
840;H2S、04 ;N、5.32 ;Sl 12
.17 実験値: C,68,60;H,8,08;N、5.29 ;S、
12.16 分量分析: m/e 263 (M+) (n=9)の場合 (4)(n=9.1540η)−ジオキサン(26,a
ml)をNaBH4(348〜) NaH(50%オ
イル・ジスバージョン:400η)−インプロパツール
(69,5m1)で上記同様閉環させ、SiO2カラム
クロマトで精製すると13員環ラクタムスルフイド(5
)(n=9)が無色結晶として925〜((4)(n
= 9 )からの収率77.3%)得られた。
CHCl3−ヘキサンより再結晶すると無色プリズム晶
となる。
となる。
〔(5)(n=9 )の物理的性質〕
mp : 102−104°G
IR:yC”1665m −1
NMR:δ324(3H,S、N−CF2)元素分析:
計算値(C16H23NO8) :C,63,27;N
18.36 ;N、 5.05 ;Sl 11.56 実験値: C169,36;H,8,33;N15.09 ;S1
1.4.7 質量分析: m/e 277 (M+) (n=10 )の場合 (4,)(n=10.7007Q)−ジオキサン(11
,5m1)をNaBH4(150mt;t ) −Na
H(50%オイル・ジスバージョンニ172m9)−イ
ソプロパツール(31ml)を用いて閉環後SiO。
計算値(C16H23NO8) :C,63,27;N
18.36 ;N、 5.05 ;Sl 11.56 実験値: C169,36;H,8,33;N15.09 ;S1
1.4.7 質量分析: m/e 277 (M+) (n=10 )の場合 (4,)(n=10.7007Q)−ジオキサン(11
,5m1)をNaBH4(150mt;t ) −Na
H(50%オイル・ジスバージョンニ172m9)−イ
ソプロパツール(31ml)を用いて閉環後SiO。
カラムクロマトで精製する。14員環ラクタムスルフイ
ド(5)(n=10)が無色結晶として481771&
((4)、(n=10 )からの収率87.6%)得ら
れた。
ド(5)(n=10)が無色結晶として481771&
((4)、(n=10 )からの収率87.6%)得ら
れた。
CHCl3 n −ヘキサンより再結晶すると無色プ
リズム晶となる。
リズム晶となる。
〔(5)(n=10 )の物理的性質〕
mp:82−85℃
、 CCI
IR,ν 41667C!n、’
NIVIR:δ3.21 (3H,S、N−CF2)元
素分析:計算値(C17H25NO8) :C170,
06;N18.65 ;N、 4.81 ;S、11.
00 実験値: C,70,05;N18.62 ;N14.76 ;S
、10.89 質量分析: m/e 291 (M+) (n=12)の場合 (4)(n=x2.760rn9)−ジオキサン(11
,5TLl)をNaBH4(1547n9 ) −Na
H(50%オイル・ジスバージョン:177〜)−イソ
プロパツール(31ml)で閉環後SiO2でカラムク
ロマト精製する。
素分析:計算値(C17H25NO8) :C170,
06;N18.65 ;N、 4.81 ;S、11.
00 実験値: C,70,05;N18.62 ;N14.76 ;S
、10.89 質量分析: m/e 291 (M+) (n=12)の場合 (4)(n=x2.760rn9)−ジオキサン(11
,5TLl)をNaBH4(1547n9 ) −Na
H(50%オイル・ジスバージョン:177〜)−イソ
プロパツール(31ml)で閉環後SiO2でカラムク
ロマト精製する。
n−ヘキサン−AcOEt(4/l )溶出部より16
員環ラクタムスルフイド(5)(n=12)を無色油状
物として512■((4)(n=12)からの収率83
.8%)得られた。
員環ラクタムスルフイド(5)(n=12)を無色油状
物として512■((4)(n=12)からの収率83
.8%)得られた。
((5)(n= 12 )の物理的性質〕NMR:δ3
.23 (3H,S、N−CF2)元素分析:計算値(
C18H29NO8):C171,42;N19.15
;N、4.38 ;S11.0.04 実験値: C,70,97;N19.13 ;N、 4.30 ;
S、9.90 質量分析:m/e 319 (M+) 実施例 3 (n=8 )の場合 12員環ラクタムスルフイド(5)(n=s、5267
/lp)の乾燥THF(8Tll)溶液をAr気流下ド
ライアイス−アセトン浴で冷却する。
.23 (3H,S、N−CF2)元素分析:計算値(
C18H29NO8):C171,42;N19.15
;N、4.38 ;S11.0.04 実験値: C,70,97;N19.13 ;N、 4.30 ;
S、9.90 質量分析:m/e 319 (M+) 実施例 3 (n=8 )の場合 12員環ラクタムスルフイド(5)(n=s、5267
/lp)の乾燥THF(8Tll)溶液をAr気流下ド
ライアイス−アセトン浴で冷却する。
この中にジイソプロピルアミン(i −Pr2NH:
0.42m11.5当量)、次いでn−8uLi−ヘキ
サン溶液(1,5当量)を加え10分間攪拌する。
0.42m11.5当量)、次いでn−8uLi−ヘキ
サン溶液(1,5当量)を加え10分間攪拌する。
反応液にヨウ化メチル(Mel ; 0.32rul)
を加え、ドライアイス−アセトン浴中1時間、水塩浴中
2時間、更に室温にて30分間攪拌の後、ドライアイス
−アセトン浴で冷却する。
を加え、ドライアイス−アセトン浴中1時間、水塩浴中
2時間、更に室温にて30分間攪拌の後、ドライアイス
−アセトン浴で冷却する。
反応液に過剰の飽和NH4Cl水溶液を加えた後、室温
に戻し、CHCl3で抽出する。
に戻し、CHCl3で抽出する。
抽出液を5i02のショートカラムで沢過し、溶媒を留
去する。
去する。
得られた粗結晶をSiO2カラムクロマトで精製する。
n−ヘキサン−AcOEt (4/1 )溶出部より無
色結晶としてラクタム スルフィド(6)(n=8)が
5431n9(収率97.8%)得られ、CHCl3−
n−ヘキサンより再結晶すると、無色針状晶が得られた
。
色結晶としてラクタム スルフィド(6)(n=8)が
5431n9(収率97.8%)得られ、CHCl3−
n−ヘキサンより再結晶すると、無色針状晶が得られた
。
((6)(n=8)の物理的性質〕
mp : 109−110℃
CI
IR: ’1660crrL ’
NMR:δ1.03 (3H,d、J=6.4Hz、C
H−CH3) 2.9〜3.3 (2H,m ) 3.19 (3H1S、、N−CH5) 元素分析:計算値(C16I(23NO8) :C16
9,27;N18.36 ;N15.05 ;S11.
56 実験値: C169,29;N18.37 ;N15.02 ;S
、11.45 (n=9)の場合 13員環ラクタム スルフィド(5)(n=9.440
η)のTHF(6,4m1)溶液に上記同様1−Pr2
NH(1,5当量) −n −13uLi−n −ヘキ
サン(1,5当量)、次いでMel (0,35m/
)を作用させる。
H−CH3) 2.9〜3.3 (2H,m ) 3.19 (3H1S、、N−CH5) 元素分析:計算値(C16I(23NO8) :C16
9,27;N18.36 ;N15.05 ;S11.
56 実験値: C169,29;N18.37 ;N15.02 ;S
、11.45 (n=9)の場合 13員環ラクタム スルフィド(5)(n=9.440
η)のTHF(6,4m1)溶液に上記同様1−Pr2
NH(1,5当量) −n −13uLi−n −ヘキ
サン(1,5当量)、次いでMel (0,35m/
)を作用させる。
得られた粗結晶をSiO2でカラムクロマト精製すると
、無色針状晶として、ラクタムスルフィド(6)(n=
9)が450〜(収率97.4%)得うした。
、無色針状晶として、ラクタムスルフィド(6)(n=
9)が450〜(収率97.4%)得うした。
エーテル−n−へキサンより再結晶すると無色針状晶を
得た。
得た。
((6)(n=9)の物理的性質〕
mp:109〜110℃
NMR:δ1.05 (3H,d、、J=6Hz。
CH−CH,)
3.24 (3H1S、N−CH5)
元素分析:計算値(C1□H25NO8):C170,
06;N18.65 ;N、 4.81 ;5111.
00 実験値: C,70,09;H,8,65;N14.80 ;S、
10.91 (n=10 )の場合 14員環ラクタム スルフィド(5)(n=to、43
57n9)のTHF(6ml)溶液に(5)(n=8)
の場合と同様、1.5当量の1−Pr2NH1及びn−
BuLi−n−ヘキサン次いでMel (0,33m1
)を作用させる。
06;N18.65 ;N、 4.81 ;5111.
00 実験値: C,70,09;H,8,65;N14.80 ;S、
10.91 (n=10 )の場合 14員環ラクタム スルフィド(5)(n=to、43
57n9)のTHF(6ml)溶液に(5)(n=8)
の場合と同様、1.5当量の1−Pr2NH1及びn−
BuLi−n−ヘキサン次いでMel (0,33m1
)を作用させる。
得られた粗結晶をSiO2でカラムクロマト精製すると
ラクタムスルフィド(6)(n=10)が無色結晶とし
て452rv(収率99.1%)得られた。
ラクタムスルフィド(6)(n=10)が無色結晶とし
て452rv(収率99.1%)得られた。
((6)(n=10)の物理的性質〕
mp : 58〜64°C
NMR:δ1.05 (3H,d、J=6.6Hz。
CH−CH,)
2.9−3.3 (2H,m、 S−CH2)3.24
(3H,S、N−CH5) 元素分析:計算値(C18H,NO8):C,70,7
7;N18.91 ;N14.57 ;Sl 10.5
0 実測値 C,70,77;H,8,98;N、 4.54 ;5
110.29 (n=12 〕の場合 16員環ラクタム スルフィド(5)(n=12.74
07Q)のTHF(9ml)溶液に上記同様1.5当量
の1−Pr2NH1及びn −BuLi−n −ヘキサ
ン次いでMel (0,51m1)を作用させ、得られ
た粗結晶を5i02でカラムクロマト精製し、(6)(
n= 12 )を無色結晶として753my(収率97
.5%)得た。
(3H,S、N−CH5) 元素分析:計算値(C18H,NO8):C,70,7
7;N18.91 ;N14.57 ;Sl 10.5
0 実測値 C,70,77;H,8,98;N、 4.54 ;5
110.29 (n=12 〕の場合 16員環ラクタム スルフィド(5)(n=12.74
07Q)のTHF(9ml)溶液に上記同様1.5当量
の1−Pr2NH1及びn −BuLi−n −ヘキサ
ン次いでMel (0,51m1)を作用させ、得られ
た粗結晶を5i02でカラムクロマト精製し、(6)(
n= 12 )を無色結晶として753my(収率97
.5%)得た。
これをエーテル−n−へキサンより再結晶すると無色プ
リズム晶を得る。
リズム晶を得る。
((6)(n=12 )の物理的性質〕
mp: 75〜77°C
NMR:δ1.05 (3H,d、J=7Hz。
CH−CH,)
2.8〜3.1 (2H,m、 S−CH2)3.18
(3H,S、N−CH5) 元素分析:計算値(C20H31NO8) :C,72
,02;H,9,37;N、4.20 ;S19.61 実験値: C171,88;H,9,36;N、 4.15 ;S
、9.61
(3H,S、N−CH5) 元素分析:計算値(C20H31NO8) :C,72
,02;H,9,37;N、4.20 ;S19.61 実験値: C171,88;H,9,36;N、 4.15 ;S
、9.61
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式: (ただし、式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、n
は、8.9.10.12を示す。 )で表わされる新規な中員環アミドスルフィド化合物。 2 Rが水素原子、nが8である特許請求の範囲第1項
記載の化合物。 3 Rが水素原子、nが9である特許請求の範囲第1項
記載の化合物。 4 Rが水素原子、nが10である特許請求の範囲第1
項記載の化合物。 5 Rが水素原子、nが12である特許請求の範囲第1
項記載の化合物。 6 Rがメチル基、nが8である特許請求の範囲第1項
記載の化合物。 7 Rがメチル基、nが9である特許請求の範囲第1項
記載の化合物っ 8 Rがメチル基、nが10である特許請求の範囲第1
項記載の化合物。 9 Rがメチル基、nが12である特許請求の範囲第1
項記載の化合物。 10式: で表わされる化合物又はそのジスルフィドを出発物質と
なし、これを一般式: (ただし、式中、nは、8.9.10.12を表わす。 )で表わされる化合物と反応させて、一般式:(ただし
、式中、nは前記と同じ。 )で表わされる化合物又はそのジスルフィドを得、これ
をアルカリで処理して閉環させて一般式:(ただし、式
中、nは前記と同じ。 )で表わされる化合物を得、これをメチル化して、一般
式: (ただし、式中、nは前記と同じ。 )で表わされる化合物を得ることを特徴とする新規な中
員環アミドスルフィド化合物の合成法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20078782A JPS5857432B2 (ja) | 1982-11-15 | 1982-11-15 | 新規な中員環アミドスルフイド化合物及びその合成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20078782A JPS5857432B2 (ja) | 1982-11-15 | 1982-11-15 | 新規な中員環アミドスルフイド化合物及びその合成法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8661079A Division JPS5817754B2 (ja) | 1979-07-09 | 1979-07-09 | 新規な中員環アミドスルフイド化合物及びその合成法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5890571A JPS5890571A (ja) | 1983-05-30 |
JPS5857432B2 true JPS5857432B2 (ja) | 1983-12-20 |
Family
ID=16430178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20078782A Expired JPS5857432B2 (ja) | 1982-11-15 | 1982-11-15 | 新規な中員環アミドスルフイド化合物及びその合成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5857432B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63167529U (ja) * | 1987-04-21 | 1988-11-01 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2519869Y2 (ja) * | 1992-02-06 | 1996-12-11 | 株式会社ホンダアクセス | 車両の盗難防止装置 |
-
1982
- 1982-11-15 JP JP20078782A patent/JPS5857432B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63167529U (ja) * | 1987-04-21 | 1988-11-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5890571A (ja) | 1983-05-30 |
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