JPS5853054B2 - 製鉄用非焼成塊成鉱の製造方法 - Google Patents
製鉄用非焼成塊成鉱の製造方法Info
- Publication number
- JPS5853054B2 JPS5853054B2 JP8273080A JP8273080A JPS5853054B2 JP S5853054 B2 JPS5853054 B2 JP S5853054B2 JP 8273080 A JP8273080 A JP 8273080A JP 8273080 A JP8273080 A JP 8273080A JP S5853054 B2 JPS5853054 B2 JP S5853054B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- treatment
- manufacturing
- pellets
- temperature
- iron
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- Expired
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、本出願人が先に出願した特願昭546542
号の製鉄用非焼成塊成鉱の製造方法の改良に関するもの
で、高炉水滓またはセメント類を結合剤として製鉄用非
焼成塊成鉱を製造する際に特に放置処理条件を限定する
ことにより、短時間に強度を発現させることを目的とす
るものである。
号の製鉄用非焼成塊成鉱の製造方法の改良に関するもの
で、高炉水滓またはセメント類を結合剤として製鉄用非
焼成塊成鉱を製造する際に特に放置処理条件を限定する
ことにより、短時間に強度を発現させることを目的とす
るものである。
近年、無公害、省エネルギーの見地から、粉鉱石塊成法
として水硬性結合剤により微粉鉱石をペレット化する方
法が提案されているが、その欠点として養生に長時間を
要することが挙げられている。
として水硬性結合剤により微粉鉱石をペレット化する方
法が提案されているが、その欠点として養生に長時間を
要することが挙げられている。
例えば特公昭51−25402号の提案によれば、ポル
トランドセメントを結合剤としたペレットが使用に耐え
る強度に達するのに約10日の養生期間が必要である。
トランドセメントを結合剤としたペレットが使用に耐え
る強度に達するのに約10日の養生期間が必要である。
そのために膨大な養生設備を必要とすると同時に能率よ
く生産することができないという欠点を有する。
く生産することができないという欠点を有する。
また、このように自然放置によって強度を発現させる場
合には、コールドペレットの硬化過程でペレット同志の
固着が生じ解砕工程が必要となるなど、生産性、作業性
の面で大きな欠点となっている。
合には、コールドペレットの硬化過程でペレット同志の
固着が生じ解砕工程が必要となるなど、生産性、作業性
の面で大きな欠点となっている。
一方、水硬性結合剤を用いたペレットを短時間に強度発
現させるために、オートクレーブで高圧熱水処理するこ
とが特公昭47−29688号の提案に示されている。
現させるために、オートクレーブで高圧熱水処理するこ
とが特公昭47−29688号の提案に示されている。
しかし、この方法によると製造工程がバッチ形式になり
作業性が悪くコスト高となる。
作業性が悪くコスト高となる。
特に高圧装置を必要とするため設備費が美大となり、ま
た高圧に対する特別の注意を必要とするなどの欠点があ
る。
た高圧に対する特別の注意を必要とするなどの欠点があ
る。
このように、水硬性結合剤を使用した非焼戒塊或鉱の製
造において養生期間を短縮することが要望されているこ
とから、発明者らのグループは先に特願昭54−654
2号をもって、上記の目的を吋えるための手段として放
置処理とスチーム処理むよび乾燥処理を組合せることに
より3日間以内という短期間に、高炉使用に耐える強度
を有するコールドペレットの製造方法を提案した。
造において養生期間を短縮することが要望されているこ
とから、発明者らのグループは先に特願昭54−654
2号をもって、上記の目的を吋えるための手段として放
置処理とスチーム処理むよび乾燥処理を組合せることに
より3日間以内という短期間に、高炉使用に耐える強度
を有するコールドペレットの製造方法を提案した。
コ(7)製造方法は高圧容器を用いずに僅かな熱エネル
ギーを与えることにより充分使用に耐える強度のコール
ドペレットを3日間以内の比較的短期間に製造できる点
が特徴である。
ギーを与えることにより充分使用に耐える強度のコール
ドペレットを3日間以内の比較的短期間に製造できる点
が特徴である。
しかし、この製造方法にむいても約3日間の放置工程が
必要とされるため、製造プロセスとしては半バッチ形式
になる欠点を有している。
必要とされるため、製造プロセスとしては半バッチ形式
になる欠点を有している。
したがって、この放置工程をさらに短縮することが可能
になれば、製造プロセスの連続化が図れ、結果として生
産性が著しく改善されることになる。
になれば、製造プロセスの連続化が図れ、結果として生
産性が著しく改善されることになる。
本発明は、−上記の意図に基づいてなされたものであっ
て、先に提案した特願昭54−6542号の養生期間を
更に短縮することを目的とするものであり、特に養生期
間の大部分を占める放置処理時間の短縮条件にその骨子
かある。
て、先に提案した特願昭54−6542号の養生期間を
更に短縮することを目的とするものであり、特に養生期
間の大部分を占める放置処理時間の短縮条件にその骨子
かある。
即ち、本発明は、粒状又は粉状の含鉄相別に高炉水滓又
はセメント類等の水硬性結合剤及び水を添加し、混練し
てブリケット又はペレットに、成形した後、該成形品を
放置処理するに際し、相対湿度80%以上の雰囲気下で
20〜90℃の温度範囲を昇温又は一定温度に保持し、 保持温度(℃)×保持時間(hr)≧300なる条件で
放置処理し、次いでスチーム処理および乾燥処理を行う
ことを特徴とする製鉄用非焼成塊成鉱の製造方法、なる
ものである。
はセメント類等の水硬性結合剤及び水を添加し、混練し
てブリケット又はペレットに、成形した後、該成形品を
放置処理するに際し、相対湿度80%以上の雰囲気下で
20〜90℃の温度範囲を昇温又は一定温度に保持し、 保持温度(℃)×保持時間(hr)≧300なる条件で
放置処理し、次いでスチーム処理および乾燥処理を行う
ことを特徴とする製鉄用非焼成塊成鉱の製造方法、なる
ものである。
次に、本発明の製造方法の技術思想について説明すると
、前述の特相昭54−6542号の方法に釦ける放置処
理は、具体的には常温で3日間以内放置するか、又は常
温乃至60℃の温度で相対湿度80〜100%の雰囲気
中に放置し、次いで100℃のスチーム処理を行い、更
に100℃乃至500℃の空気で加熱する乾燥処理を行
うものであったが、放置処理を短縮するには、水利反応
を促進する条件すなわち水蒸気飽和条件で高温に放置す
ることが望ましい訳である。
、前述の特相昭54−6542号の方法に釦ける放置処
理は、具体的には常温で3日間以内放置するか、又は常
温乃至60℃の温度で相対湿度80〜100%の雰囲気
中に放置し、次いで100℃のスチーム処理を行い、更
に100℃乃至500℃の空気で加熱する乾燥処理を行
うものであったが、放置処理を短縮するには、水利反応
を促進する条件すなわち水蒸気飽和条件で高温に放置す
ることが望ましい訳である。
然るに、造粒直後のペレットを100℃以上にすること
はバースティングを生じるため好1しくない。
はバースティングを生じるため好1しくない。
また、100℃以下においても加熱条件によっては、生
ペレットの表面が剥離するいわゆるチッピング現象を生
じる。
ペレットの表面が剥離するいわゆるチッピング現象を生
じる。
そこで、発明者らは、種々の温度の飽和水蒸気中でペレ
ットを放置処理したもののスチーム養生後の成品強度と
の関係を調査した。
ットを放置処理したもののスチーム養生後の成品強度と
の関係を調査した。
その結果を第1図に示す。
第1図の横軸はカロ熱温度と加熱時間の積で表われる値
(maturi ty value)であり、放置処理
後の処理はスチーム処理;100で×3時間、乾燥処理
:250℃×1時間で行った0その結果、maturi
ty valueが300以上になると放置処理後の
チッピングの割合が著しく低下し、また成品ペレット強
度も120に9/P以上と7kD高炉装入物として充分
耐る強度に達していることがわかった。
(maturi ty value)であり、放置処理
後の処理はスチーム処理;100で×3時間、乾燥処理
:250℃×1時間で行った0その結果、maturi
ty valueが300以上になると放置処理後の
チッピングの割合が著しく低下し、また成品ペレット強
度も120に9/P以上と7kD高炉装入物として充分
耐る強度に達していることがわかった。
本発明は上記の技術思想に基づいてなされたものである
。
。
なネー、本発明の製造方法では放置条件として20〜9
0℃の温度範囲であることを必要としているが、その理
由はこの温度範囲外の温度で放置処理をした場合はいず
れも本発明の目的とする効果が得られないからである。
0℃の温度範囲であることを必要としているが、その理
由はこの温度範囲外の温度で放置処理をした場合はいず
れも本発明の目的とする効果が得られないからである。
父、加熱方法として初期は低温から次第に昇温するか、
または所定温度に固定してmaturity valu
e 300以上になるようにヒートパターンを選べばよ
い。
または所定温度に固定してmaturity valu
e 300以上になるようにヒートパターンを選べばよ
い。
なお、本発明は組成的に石膏を微量添刃口することによ
り一層効果を高めることが可能である。
り一層効果を高めることが可能である。
次は、本発明の製造方法の実施例を示して、その説明を
補足すると共に併せて効果を示す。
補足すると共に併せて効果を示す。
実施例 1:
ゴールズワージ鉱91%、ポルトランドセメント9%を
厚相とし、これの7%(out%)に当る水を刃口え混
練してペレタイザーで約1crrLφのペレットをつく
り、次の条件で養生処理した。
厚相とし、これの7%(out%)に当る水を刃口え混
練してペレタイザーで約1crrLφのペレットをつく
り、次の条件で養生処理した。
放置処理:50℃×1時間、70℃×1時間。
90℃2時間
(maturity value : 300 )スチ
ーム処理=100℃×1時間 乾燥処理二り00℃×1時間 この養生処理後の成品ペレットの圧潰強度は163に9
/Pが得られ、合計6時間の養生時間で高炉装入に耐え
る強度を有するものが得られた。
ーム処理=100℃×1時間 乾燥処理二り00℃×1時間 この養生処理後の成品ペレットの圧潰強度は163に9
/Pが得られ、合計6時間の養生時間で高炉装入に耐え
る強度を有するものが得られた。
実施例 2
ゴールズワージ鉱82%、高炉水滓9%、消石灰9%を
原料とし、実施例と同様にして約1cIrLφのペレッ
トをつくり、次の条件で養生処理した。
原料とし、実施例と同様にして約1cIrLφのペレッ
トをつくり、次の条件で養生処理した。
放置処理:50℃×1時間、70℃×2時間。
90℃×2時間
(maturity value : 370 )スチ
ーム処理:100℃×3時間 乾燥処理:250℃×1時間 この養生処理後の成品ペレットの圧潰強度は140に9
/Pが得られ、合計9時間の養生時間で高炉装入に耐え
る強度を有するものが得られた。
ーム処理:100℃×3時間 乾燥処理:250℃×1時間 この養生処理後の成品ペレットの圧潰強度は140に9
/Pが得られ、合計9時間の養生時間で高炉装入に耐え
る強度を有するものが得られた。
上記実施例1および実施例2の成品ペレットの還元性状
は、次の第1表のようであった。
は、次の第1表のようであった。
上記第1表から明らかなように、いずれの実施例のべV
ットも高炉原料として充分使用に耐える性状を備えてい
ることがわかった。
ットも高炉原料として充分使用に耐える性状を備えてい
ることがわかった。
実施例 3
製鉄工場から発生するダスト類28.9%、砂鉄26.
4%、鉱石32.7%、高炉水滓10%、消石灰2%を
原料とし、実施例1と同様にして約1rrtrnφのペ
レットをつくり、次の条件で養生処理した。
4%、鉱石32.7%、高炉水滓10%、消石灰2%を
原料とし、実施例1と同様にして約1rrtrnφのペ
レットをつくり、次の条件で養生処理した。
。放置処理:50℃×2時間、70℃×2時間、90℃
×2時間 (maturi ty value : 420 )ス
チーム処理:100′C×3時間 乾燥処理=250℃×1時間 この養生処理後の成品ペレットの圧潰強度は139に9
/Pが得られ、合計10時間の養生時間で高炉装入に耐
える強度を有するものが得られた。
×2時間 (maturi ty value : 420 )ス
チーム処理:100′C×3時間 乾燥処理=250℃×1時間 この養生処理後の成品ペレットの圧潰強度は139に9
/Pが得られ、合計10時間の養生時間で高炉装入に耐
える強度を有するものが得られた。
上記実施例3の成品ペレットの還元性状は次の第2表の
ようであった。
ようであった。
上記第2表から明らかなように、実施例3のペレット高
炉原料として充分使用に耐える性状を備えていることが
わかった。
炉原料として充分使用に耐える性状を備えていることが
わかった。
第1図はペレットに対する力u熱温度とカロ熱時闘の積
即ちmaturi ty valueと圧潰強度の関係
を示した線図である。
即ちmaturi ty valueと圧潰強度の関係
を示した線図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粒状又は粉状の含鉄相別に、高炉水滓又はセメント
類等の水硬性結合剤及び水を添加し、混練してブリケッ
ト又はペレットに成形した後、該成形品を放置処理する
に際し、相対湿度80%以上の雰囲気下で20〜90℃
の温度範囲を昇温又は一定温度に保持し、 保持温度(℃)×保持時間(hr)≧300なる条件で
処理し、次いでスチーム処理および乾燥処理を行うこと
を特徴とする製鉄用非焼成塊成鉱の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273080A JPS5853054B2 (ja) | 1980-06-20 | 1980-06-20 | 製鉄用非焼成塊成鉱の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273080A JPS5853054B2 (ja) | 1980-06-20 | 1980-06-20 | 製鉄用非焼成塊成鉱の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS579841A JPS579841A (en) | 1982-01-19 |
JPS5853054B2 true JPS5853054B2 (ja) | 1983-11-26 |
Family
ID=13782533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8273080A Expired JPS5853054B2 (ja) | 1980-06-20 | 1980-06-20 | 製鉄用非焼成塊成鉱の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5853054B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05271798A (ja) * | 1992-03-30 | 1993-10-19 | Nippon Steel Corp | 非焼成塊成鉱の製造方法 |
JP4828848B2 (ja) * | 2005-03-23 | 2011-11-30 | 日新製鋼株式会社 | 製錬炉用廃材ブリケットの製造方法および該方法によって製造される製錬炉用廃材ブリケット |
JP5114742B2 (ja) * | 2007-12-28 | 2013-01-09 | 新日鐵住金株式会社 | 高炉用含炭非焼成ペレットの製造方法 |
JP5664126B2 (ja) * | 2010-10-29 | 2015-02-04 | Jfeスチール株式会社 | 含水粉体の造粒物の評価試験方法 |
CN104498708B (zh) * | 2014-12-09 | 2017-07-28 | 攀枝花环业冶金渣开发有限责任公司 | 高炉渣铁精粉制备所得球团矿及其制备方法和应用 |
-
1980
- 1980-06-20 JP JP8273080A patent/JPS5853054B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS579841A (en) | 1982-01-19 |
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