JPS5851045Y2 - 車両用鉄系焼結合金増粘着研摩子 - Google Patents
車両用鉄系焼結合金増粘着研摩子Info
- Publication number
- JPS5851045Y2 JPS5851045Y2 JP1979137085U JP13708579U JPS5851045Y2 JP S5851045 Y2 JPS5851045 Y2 JP S5851045Y2 JP 1979137085 U JP1979137085 U JP 1979137085U JP 13708579 U JP13708579 U JP 13708579U JP S5851045 Y2 JPS5851045 Y2 JP S5851045Y2
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- Japan
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- abrasive
- iron
- vehicles
- wheel tread
- based sintered
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- Expired
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 16
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- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 title claims description 8
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 11
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鉄道車両用の車輪踏面にブレーキ力に比し、極
めて小さい押圧力により圧接する研摩子の摩擦面を改良
して、研摩子使用初期から、湿潤時の増粘着作用のある
金属の移着性を効果的にならしめ、粘着力を増大させる
ことにより制動時における車輪の滑走を防止することを
目的とした車両用鉄系焼結合金増粘着研摩子に関するも
のである。
めて小さい押圧力により圧接する研摩子の摩擦面を改良
して、研摩子使用初期から、湿潤時の増粘着作用のある
金属の移着性を効果的にならしめ、粘着力を増大させる
ことにより制動時における車輪の滑走を防止することを
目的とした車両用鉄系焼結合金増粘着研摩子に関するも
のである。
一般に、車両制動時においては、その制動距離が車輪と
レールの粘着力に制約されることが従来知られており、
とくにディスクブレーキにおいては、車輪踏面に摺動し
て接触し清掃するものがないために湿潤時等に粘着の低
下が著しくなることがある。
レールの粘着力に制約されることが従来知られており、
とくにディスクブレーキにおいては、車輪踏面に摺動し
て接触し清掃するものがないために湿潤時等に粘着の低
下が著しくなることがある。
このためにブレーキとは別個にと(に設げた研摩子を車
輪踏面に接触させるどとにより、(イ)車輪のレールと
接触する踏面を清掃して、滑り易い介在物を除去して、
車輪とレールとの間の摩擦係数(以下粘着係数と呼ぶ)
を大きくすることが行なわれている。
輪踏面に接触させるどとにより、(イ)車輪のレールと
接触する踏面を清掃して、滑り易い介在物を除去して、
車輪とレールとの間の摩擦係数(以下粘着係数と呼ぶ)
を大きくすることが行なわれている。
また、この研摩子は車輪の踏面を清掃するのみならず、
さらに、レールとの摩擦係数を増加させる金属を車輪踏
面に効果的に移着して、より大きな粘着効果を与えるよ
うにしているもの(例えば特開昭50−53207号公
報に示される鉄系焼結合金研摩、子)もある。
さらに、レールとの摩擦係数を増加させる金属を車輪踏
面に効果的に移着して、より大きな粘着効果を与えるよ
うにしているもの(例えば特開昭50−53207号公
報に示される鉄系焼結合金研摩、子)もある。
この後者のように研摩子を車輪踏面に接触させることに
よって前述した車輪踏面とレールの間の増粘着効果を得
、車輪の好適制動を確保するためには、金属の移着は研
摩子の使用初期から十分行なわれることが望ましい。
よって前述した車輪踏面とレールの間の増粘着効果を得
、車輪の好適制動を確保するためには、金属の移着は研
摩子の使用初期から十分行なわれることが望ましい。
←)しかし平面的に接触する形状に作製した鉄系焼結合
金研摩子では、焼結により表面に硬い表面薄層が生ずる
結果特にその焼結表面部分の耐摩耗性が高いため、良好
な接触を得て粘着金属の車輪踏面への移着が十分に行な
われるようになるまでには時間的経過が必要となり、換
言すれば所期の効果を得るまでには、相当の繰返し使用
を経なげればならなかった。
金研摩子では、焼結により表面に硬い表面薄層が生ずる
結果特にその焼結表面部分の耐摩耗性が高いため、良好
な接触を得て粘着金属の車輪踏面への移着が十分に行な
われるようになるまでには時間的経過が必要となり、換
言すれば所期の効果を得るまでには、相当の繰返し使用
を経なげればならなかった。
本考案は、この欠点を解消するために研摩子使用初期の
金属移着性を向上させて、初期走行時から十分の増粘着
効果を得るようにしたものである。
金属移着性を向上させて、初期走行時から十分の増粘着
効果を得るようにしたものである。
本考案は鉄系焼結合金研摩子から車輪踏面への金属移着
性を向上させるために、該研摩子の車輪踏面への接触面
に多数の溝を設けて凹凸面を形成し、初期圧接時の局部
的な接触圧を高くすることニヨって金属の移着な促進さ
せている。
性を向上させるために、該研摩子の車輪踏面への接触面
に多数の溝を設けて凹凸面を形成し、初期圧接時の局部
的な接触圧を高くすることニヨって金属の移着な促進さ
せている。
第1図イ9口及び第2図イ2口は従来例と本考案の一実
施例である研摩子1,2を比較して示すもので、本考案
の研摩子2には車輪踏面(図示せず)の摺動方向とは直
角又は傾斜をなす多数の溝3を形成している。
施例である研摩子1,2を比較して示すもので、本考案
の研摩子2には車輪踏面(図示せず)の摺動方向とは直
角又は傾斜をなす多数の溝3を形成している。
この溝3の形成により、使用初期において凹凸形状を呈
する接触面は凸部の先端から車輪踏面にあたり局部的に
接触圧が高くなる。
する接触面は凸部の先端から車輪踏面にあたり局部的に
接触圧が高くなる。
従って表面の硬い表面薄層がやぶれて、使用初期(新品
時)でも速かに金属の移着性が得られて、散水湿潤時に
おいても移着膜による車輪踏面とレールの粘着係数は従
来のものと比して大巾に増大することが実験により下記
第1表の如く確認されている。
時)でも速かに金属の移着性が得られて、散水湿潤時に
おいても移着膜による車輪踏面とレールの粘着係数は従
来のものと比して大巾に増大することが実験により下記
第1表の如く確認されている。
上記第1表は上述した二つの研摩子をその使用初期にお
ける粘着係数で比較したもので、研摩子未使用時にくら
べて、鉄系焼結合金研摩子を使用することにより、粘着
係数が格段に改善され、さらに本考案の研摩子を用いる
とその使用と同時に粘着力の増大が確実に得られ、粘着
係数も従来のものと比して2〜3割程向上することが認
められる。
ける粘着係数で比較したもので、研摩子未使用時にくら
べて、鉄系焼結合金研摩子を使用することにより、粘着
係数が格段に改善され、さらに本考案の研摩子を用いる
とその使用と同時に粘着力の増大が確実に得られ、粘着
係数も従来のものと比して2〜3割程向上することが認
められる。
また車両で試用し、確認した結果は下記第2表に示した
通りであり、鉄系焼結合金研摩子を使用した車両、とく
に本考案のものを使用した車両では、車輪がレールと滑
ることにより車輪に発生するハクリの発生割合が非常に
小さくなっており、滑走防止の効果が顕著であることが
わかる。
通りであり、鉄系焼結合金研摩子を使用した車両、とく
に本考案のものを使用した車両では、車輪がレールと滑
ることにより車輪に発生するハクリの発生割合が非常に
小さくなっており、滑走防止の効果が顕著であることが
わかる。
ただし、上記表中(走行両×月)は、1ケ月当りに換算
した延べ使用車両数を示すものである。
した延べ使用車両数を示すものである。
尚、本考案の研摩子接触面における溝の形成は、接触面
積を減少させたことにより接触圧を増大させ、接触点を
局部的に変形した状態で摺動することにより、鉄系焼結
合金研摩子の新品時に見られる硬い酸化表面を破壊して
、初期から金属の強制的移着な向上させることを目的と
し、また研摩子の接触面に形成する溝の方向性は車輪踏
面の偏摩耗を防止することから、該車輪踏面の摺動方向
とは一致させないことが実用上必要である。
積を減少させたことにより接触圧を増大させ、接触点を
局部的に変形した状態で摺動することにより、鉄系焼結
合金研摩子の新品時に見られる硬い酸化表面を破壊して
、初期から金属の強制的移着な向上させることを目的と
し、また研摩子の接触面に形成する溝の方向性は車輪踏
面の偏摩耗を防止することから、該車輪踏面の摺動方向
とは一致させないことが実用上必要である。
第1図イは従来例を示す研摩子の平面図、第1図口は同
側面図、第2図イは本考案研摩子の平面図、第2図口は
同側面図、第3図イ2口、ハは夫々本考案研摩子の他の
実施例を示す平面図である。 1・・・・・・研摩子、2・・・・・・研摩子、3・・
・・・・溝。
側面図、第2図イは本考案研摩子の平面図、第2図口は
同側面図、第3図イ2口、ハは夫々本考案研摩子の他の
実施例を示す平面図である。 1・・・・・・研摩子、2・・・・・・研摩子、3・・
・・・・溝。
Claims (1)
- 鉄道車両の車輪踏面に圧接される研摩子の圧接面に、前
記研摩子と車輪踏面圧接時の接触圧を局部的に増大させ
る多数の凹凸を形成し、湿潤時において増粘着作用のあ
る金属の車輪踏面への移着性を使用初期から効果的にな
らしめたことを特徴とする車両用鉄系焼結合金増粘着研
摩子○
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979137085U JPS5851045Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | 車両用鉄系焼結合金増粘着研摩子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979137085U JPS5851045Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | 車両用鉄系焼結合金増粘着研摩子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5545100U JPS5545100U (ja) | 1980-03-24 |
JPS5851045Y2 true JPS5851045Y2 (ja) | 1983-11-21 |
Family
ID=29108939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979137085U Expired JPS5851045Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | 車両用鉄系焼結合金増粘着研摩子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5851045Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6404696B2 (ja) * | 2014-12-09 | 2018-10-10 | 上田ブレーキ株式会社 | 鉄道車両用研摩子 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5146236A (ja) * | 1974-10-16 | 1976-04-20 | Towa Seisakusho Kk | Kifusaigensochi |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5332212Y2 (ja) * | 1974-04-04 | 1978-08-10 |
-
1979
- 1979-10-03 JP JP1979137085U patent/JPS5851045Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5146236A (ja) * | 1974-10-16 | 1976-04-20 | Towa Seisakusho Kk | Kifusaigensochi |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5545100U (ja) | 1980-03-24 |
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