JPS5850486B2 - ケ−ブル布設方法 - Google Patents
ケ−ブル布設方法Info
- Publication number
- JPS5850486B2 JPS5850486B2 JP54141626A JP14162679A JPS5850486B2 JP S5850486 B2 JPS5850486 B2 JP S5850486B2 JP 54141626 A JP54141626 A JP 54141626A JP 14162679 A JP14162679 A JP 14162679A JP S5850486 B2 JPS5850486 B2 JP S5850486B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- pipe
- stress
- installation method
- contraction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electric Cable Installation (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電カケーフルの布設方法、特に直接水冷用のケ
ーブル布設方法に関するものである。
ーブル布設方法に関するものである。
従来は、非可と5性ないしは小町とう性パイプ内にケー
ブルを布設し、パイプ内に水を貫流させてケーブルを強
制冷却する方式が採用されていた。
ブルを布設し、パイプ内に水を貫流させてケーブルを強
制冷却する方式が採用されていた。
ケーブルは負荷電流の変化に対応して温度上昇下降を繰
り返し、これがケーブルの熱膨張収縮を生ぜしめる。
り返し、これがケーブルの熱膨張収縮を生ぜしめる。
ケーブルの使用最高温度は冷却の有無に関わらず同じで
あり、一方最低温度は冷却水温度とほぼ等しくなるまで
低下するため湿度変化幅すなわち熱伸縮量は冷却なしの
場合に比べ極端に大きくなる。
あり、一方最低温度は冷却水温度とほぼ等しくなるまで
低下するため湿度変化幅すなわち熱伸縮量は冷却なしの
場合に比べ極端に大きくなる。
従来、この伸縮はケーブル線路のある一定間隔毎、多く
はケーブルの接続部付近に設けられたオフセット部で吸
収するようにしていたが、大きい伸縮量に対しては大き
いオフセットを必要とし、それだけ大きい空間を確保し
なければならず、不経済な線路となる。
はケーブルの接続部付近に設けられたオフセット部で吸
収するようにしていたが、大きい伸縮量に対しては大き
いオフセットを必要とし、それだけ大きい空間を確保し
なければならず、不経済な線路となる。
また、この伸縮に抗する応力を発揮する固定物によりケ
ーブルを固定すれば、伸縮量は小さくなり、オフセット
も小さくて済むが、固定に要する力は後に詳述するよう
にケーブル−条当り5トンに達することもあり、多条の
ケーブルに対しては数十トンの固定力を要し、その設備
に多大の費用を要する。
ーブルを固定すれば、伸縮量は小さくなり、オフセット
も小さくて済むが、固定に要する力は後に詳述するよう
にケーブル−条当り5トンに達することもあり、多条の
ケーブルに対しては数十トンの固定力を要し、その設備
に多大の費用を要する。
従って、本発明の目的は従来技術の欠点を解消し、直接
水冷ケーブルの熱伸縮を押え、かつ、その固定力を低減
させることのできる新規なケーブル布設方法を提供する
ことにある。
水冷ケーブルの熱伸縮を押え、かつ、その固定力を低減
させることのできる新規なケーブル布設方法を提供する
ことにある。
本発明によれば、可撓性の十分あるパイプを直線状に布
設し、ケーブル挿通後パイプおよびケーブルを撓ませて
波打ち形状に予め形成することにより上記目的を達成す
ることができる。
設し、ケーブル挿通後パイプおよびケーブルを撓ませて
波打ち形状に予め形成することにより上記目的を達成す
ることができる。
次に、本発明によるケーブル布設方法を図面および実施
例につき詳細に説明する。
例につき詳細に説明する。
従来の如く、非可撓性ないしは小町撓注のパイプ内にケ
ーブルを布設し、両端を固定して応力を与える場合にも
パイプ内でケーブルは温i上昇に伴って波打ち形状をと
るか、製造から布設までの間に受けたケーブルの曲がり
ぐせ、線路自体の曲り、高低差等により様々な波打ち形
状が生じる。
ーブルを布設し、両端を固定して応力を与える場合にも
パイプ内でケーブルは温i上昇に伴って波打ち形状をと
るか、製造から布設までの間に受けたケーブルの曲がり
ぐせ、線路自体の曲り、高低差等により様々な波打ち形
状が生じる。
また、その波打ち形状は周囲のパイプによって制限され
るため、伸縮力を十分に低下させるに至らぬ場合がある
。
るため、伸縮力を十分に低下させるに至らぬ場合がある
。
このような不十分且つ任意の波打ち形状が生ずると一部
にケーブルを損傷する程の腕曲が集中する結果となる。
にケーブルを損傷する程の腕曲が集中する結果となる。
一方、ケーブル布設直後にケーブルおよびパイプに所定
の曲りを周期的に与えておくと温度上昇に伴い、その部
分の曲りは犬となり、曲がりが犬となれば軸方向の力に
対してより曲がり易くなるため他の部分に曲がりを生せ
しめる可能性は極めて小さくなる。
の曲りを周期的に与えておくと温度上昇に伴い、その部
分の曲りは犬となり、曲がりが犬となれば軸方向の力に
対してより曲がり易くなるため他の部分に曲がりを生せ
しめる可能性は極めて小さくなる。
すなわち、初期に強制的に曲がりを与えておけばその後
の熱伸縮はこの曲がりの変化によって吸収され、その曲
がり度合および周期を予め設定しておけば一部に応力の
集中するのな回避することができる。
の熱伸縮はこの曲がりの変化によって吸収され、その曲
がり度合および周期を予め設定しておけば一部に応力の
集中するのな回避することができる。
また、外周のパイプにも可撓性を持たせることにより、
ケーブルの曲がりが大きくなってパイプの内壁に当接し
てもケーブルがパイプを押圧して曲がり得るため、非可
撓性パイプの場合のように伸縮力の低下を来たすような
ことはない。
ケーブルの曲がりが大きくなってパイプの内壁に当接し
てもケーブルがパイプを押圧して曲がり得るため、非可
撓性パイプの場合のように伸縮力の低下を来たすような
ことはない。
次に、本発明によるケーブル布設方法が従来の技法に比
していかに有効であるかを具体例を挙げて説明する。
していかに有効であるかを具体例を挙げて説明する。
第1図に示すのは、従来技法によるもので、固定基礎1
間に小可撓性管2(この例ではFRPパイプ、内径15
0mm)を配置し、これにケーブル3を引き込んでその
両端に応力測定器4を配した例である。
間に小可撓性管2(この例ではFRPパイプ、内径15
0mm)を配置し、これにケーブル3を引き込んでその
両端に応力測定器4を配した例である。
そして、ケープ4J上昇の許容温度である85℃に達し
た時の両端の応力をm1fflした。
た時の両端の応力をm1fflした。
その結果、最大応力45トンを記録した。
次に、内径200朋のFRPパイプを用いて実測した処
、応力は最大約3トンであった。
、応力は最大約3トンであった。
この場合、ケーブルの金属外被の歪測定を行い、ケーブ
ルの曲り度合の分布を調べた処、第2図に示すようにケ
ーブル3の片側端部付近のみに波打ち5が生じているこ
とが判明した。
ルの曲り度合の分布を調べた処、第2図に示すようにケ
ーブル3の片側端部付近のみに波打ち5が生じているこ
とが判明した。
次に、本発明ケーブル布設方法に基づいて同様の実験を
行った。
行った。
内径200皿の補強層入りゴムホース可とう管6(例え
ばネオゾレンゴムで構成され、)耐内特性向上のためゴ
ム層の中間にビニロン糸を編組状に入れた構造)を用い
、ケーブル3(例えば一般に大電力送電用として用いら
れる154KV以上のOFケーブル)を引き入れ後、第
3図に示すように3m毎にパイプ外部から彼打ち形状を
強11拍に形成した。
ばネオゾレンゴムで構成され、)耐内特性向上のためゴ
ム層の中間にビニロン糸を編組状に入れた構造)を用い
、ケーブル3(例えば一般に大電力送電用として用いら
れる154KV以上のOFケーブル)を引き入れ後、第
3図に示すように3m毎にパイプ外部から彼打ち形状を
強11拍に形成した。
波打ち形状形成方法としては、例えばホース6とケーブ
ル3は、3m間隔毎で受は金物Tに置かれており、その
間は自重によりたわんでいることから、3m間隔の中央
部をわずかな押し力を加えることにより容易にたわむも
のである。
ル3は、3m間隔毎で受は金物Tに置かれており、その
間は自重によりたわんでいることから、3m間隔の中央
部をわずかな押し力を加えることにより容易にたわむも
のである。
この際バイブロの振れ幅は約801fLIL、ケーブル
3の振れ幅は約20朋であった。
3の振れ幅は約20朋であった。
この場合のケーブル最高湿度85℃での両端の応力は約
2トンであった。
2トンであった。
以上の具体実施例から明らかなように、本発明によるケ
ーブル布設方法を採用することにより応力は172以下
に低減することができたのである。
ーブル布設方法を採用することにより応力は172以下
に低減することができたのである。
ケーブルが数条に亘る場合には一層の効果があることは
明らかである。
明らかである。
更に、第3図に示す場合において、温変上昇に伴う波打
ち形状の変化も調査した処、全長に亘り平準化された形
状変化を生ずることも確認された。
ち形状の変化も調査した処、全長に亘り平準化された形
状変化を生ずることも確認された。
以上の具体例では、ケーブルの最初の強制的な波打ち形
状を長さ3TrL1振れ幅20rIL1rLとしたが、
これらの値を大きくとれば発生する軸方向応力は更に低
減できることも確認されている。
状を長さ3TrL1振れ幅20rIL1rLとしたが、
これらの値を大きくとれば発生する軸方向応力は更に低
減できることも確認されている。
また、可とう性パイプとしては、所要の内水圧に耐え得
ること、所要の年月の劣化に耐え得ること、ケーブルと
同等以下の曲げ剛性であること、パイプ布設、ケーブル
布設時の摩擦に対して十分耐え得ること等の条件を満た
せば材質、構造、寸法上のIIJfJはない。
ること、所要の年月の劣化に耐え得ること、ケーブルと
同等以下の曲げ剛性であること、パイプ布設、ケーブル
布設時の摩擦に対して十分耐え得ること等の条件を満た
せば材質、構造、寸法上のIIJfJはない。
最後に、従来のオフセット方式、従来の両端固定方式、
および本発明方式について比較してみると次表のように
なる。
および本発明方式について比較してみると次表のように
なる。
上表から明瞭に理解できるように、本発明によるケーブ
ル布設方法は従来の両方式の長所を併せ持った実用的効
果大なるものである。
ル布設方法は従来の両方式の長所を併せ持った実用的効
果大なるものである。
第1図および2図ば従来のケーブル布設方法において熱
応力測定を示す説明図、第3図は本発明の一実施例を示
す説明図である。 1・・・・・・固定基礎、2・・・・・・可とう性小な
るパイプ、3・・・・・・ケーブル、4・・・・・・応
力測定器、5・・・・・・波打ち形状の集中、6・・・
・・・可とう性パイプ、7・・・・・・受げ金物。
応力測定を示す説明図、第3図は本発明の一実施例を示
す説明図である。 1・・・・・・固定基礎、2・・・・・・可とう性小な
るパイプ、3・・・・・・ケーブル、4・・・・・・応
力測定器、5・・・・・・波打ち形状の集中、6・・・
・・・可とう性パイプ、7・・・・・・受げ金物。
Claims (1)
- 1 ケーブルをパイプ内に挿通し、冷却水の貫流により
ケーブルを直後冷却するシステムにおいて、該ケーブル
を布設するに際し、可とう性パイプを所定間隔に配置さ
れた受は金物上に直線状に布設し、ケーブル挿通後、受
は金物間の略中央部に押し力を加えることによりパイプ
およびケーブルをたるませて、彼打ち形状に予め形成す
ることを特徴とするケーブル布設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54141626A JPS5850486B2 (ja) | 1979-11-01 | 1979-11-01 | ケ−ブル布設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54141626A JPS5850486B2 (ja) | 1979-11-01 | 1979-11-01 | ケ−ブル布設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5666116A JPS5666116A (en) | 1981-06-04 |
JPS5850486B2 true JPS5850486B2 (ja) | 1983-11-10 |
Family
ID=15296407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54141626A Expired JPS5850486B2 (ja) | 1979-11-01 | 1979-11-01 | ケ−ブル布設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850486B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62269416A (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ダイオ−ド特性を有する回路素子の駆動回路 |
JPS62269417A (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ダイオ−ド特性を有する回路素子の駆動回路 |
-
1979
- 1979-11-01 JP JP54141626A patent/JPS5850486B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62269416A (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ダイオ−ド特性を有する回路素子の駆動回路 |
JPS62269417A (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ダイオ−ド特性を有する回路素子の駆動回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5666116A (en) | 1981-06-04 |
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