JPS585037B2 - シンコウセイブツシツsf−1739ブツシツノ セイゾウホウ - Google Patents
シンコウセイブツシツsf−1739ブツシツノ セイゾウホウInfo
- Publication number
- JPS585037B2 JPS585037B2 JP50049131A JP4913175A JPS585037B2 JP S585037 B2 JPS585037 B2 JP S585037B2 JP 50049131 A JP50049131 A JP 50049131A JP 4913175 A JP4913175 A JP 4913175A JP S585037 B2 JPS585037 B2 JP S585037B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- culture
- strain
- water
- streptomyces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はストレプトミセス属の菌株を培養することによ
って得られる新抗生物質5F−1739物質の製造法に
関するものである。
って得られる新抗生物質5F−1739物質の製造法に
関するものである。
本発明者らはストレプトミセス属に属する一菌株の培養
物中にグラム陽性細菌及びダラム陰性細菌に対し、強力
な抗菌作用を示す新規物質が生産され、これを培養物中
から採取しうろことを知り、本発明を完成した。
物中にグラム陽性細菌及びダラム陰性細菌に対し、強力
な抗菌作用を示す新規物質が生産され、これを培養物中
から採取しうろことを知り、本発明を完成した。
本発明の方法で使用する5F−1739物質生産菌とし
ては、本発明者らが新たに土壌から分離し、ストレプト
ミセス・グリゼオプラヌスと同定した菌株(SF−17
39株)が用いられる。
ては、本発明者らが新たに土壌から分離し、ストレプト
ミセス・グリゼオプラヌスと同定した菌株(SF−17
39株)が用いられる。
ストレプトミセス・グリゼオプラヌス5F−1739株
は微工研に寄託され(微生物受託番号FERM−PNo
、3002)、次のような菌学的性質を有する。
は微工研に寄託され(微生物受託番号FERM−PNo
、3002)、次のような菌学的性質を有する。
■形態
気菌糸はオートミール寒天、イースト麦芽寒天等で良好
に着生し、胞子形成も豊富である。
に着生し、胞子形成も豊富である。
分枝は単純分枝で車軸分枝はみられない。
気菌糸の先端はらせん状(ルーズなopen 5pir
al)である。
al)である。
菌核等の特殊構造は観察されない。電子顕微鏡による胞
子の表面構造はWartyであるが、部分的には5pi
nyに近い形状も観察される。
子の表面構造はWartyであるが、部分的には5pi
nyに近い形状も観察される。
胞子は楕円〜短円筒型で0.6〜0.8×0.8〜1.
2ミクロンの大きさを有し、通常10胞子以上連鎖する
。
2ミクロンの大きさを有し、通常10胞子以上連鎖する
。
■ 各種培地上の生育状態
■ 生理的性質
(1)生育温度範囲:イースト麦芽寒天培地において2
0〜40℃の温度範囲で生育する。
0〜40℃の温度範囲で生育する。
(2)ゼラチンの液化=20℃にて21日以上の培養で
ゆっくり液化する。
ゆっくり液化する。
(3)スターチの加水分解:陽性(28℃で強力(4)
脱脂乳の凝固:陽性(28℃、37℃で強力) 脱脂乳のペプトン化:陽性(28℃、37℃) (5)メラニン様色素の生成:陰性 ■ 炭素源の利用性(ブリードハム・ボッブ寒天培地、
28℃培養) D−グルコース、D−フラクトース、D−キシロース、
D−マンニトール、■ーイノシトール、L−アラビノー
ス、ラムノース、シュクロースを利用してよく発育し、
ラフィノースは利用しない。
脱脂乳の凝固:陽性(28℃、37℃で強力) 脱脂乳のペプトン化:陽性(28℃、37℃) (5)メラニン様色素の生成:陰性 ■ 炭素源の利用性(ブリードハム・ボッブ寒天培地、
28℃培養) D−グルコース、D−フラクトース、D−キシロース、
D−マンニトール、■ーイノシトール、L−アラビノー
ス、ラムノース、シュクロースを利用してよく発育し、
ラフィノースは利用しない。
以上の性状を要約すると、SF−1739株はストレプ
トミセス属に属し、気菌糸先端はらせん状、胞子表面構
造はWartyである。
トミセス属に属し、気菌糸先端はらせん状、胞子表面構
造はWartyである。
種々の培地上での発育は灰色〜灰黄褐色で気菌糸色調は
灰色となる。
灰色となる。
メラニン様色素を生成せず、その他の可溶性色素も認め
られない。
られない。
SF−1739株のこのような性状はストレプトミセス
属の菌種の中でストレプトミセス・グリゼオプラヌス(
Streptomyces griseoplanus
)の性状と最も近似している。
属の菌種の中でストレプトミセス・グリゼオプラヌス(
Streptomyces griseoplanus
)の性状と最も近似している。
即ち、らせん糸を形成し、胞子表面はWartyであり
、灰色の気菌糸を着生し、メラニン色素を生成しない点
で両者はよく一致している。
、灰色の気菌糸を着生し、メラニン色素を生成しない点
で両者はよく一致している。
ISP(インターナショナル・ストレプトミセス・プロ
ジェクト)の記載(Inter−national J
ournal of Systematic Bact
eriol−ogy 18巻、124〜126頁、19
68年)によるストレプトミセス・グリゼオプラヌスと
SF−1739株を比較すると、ISPの記載法はスタ
ーチ寒天での発育が貧弱であり、ラフィノースを利用し
、一方、シュクロース、■ーイノシトール、D−マンニ
トール及びラムノースを利用しない点でSF−1739
株と相違しているが、形態、特に胞子表面構造がSpi
nyに近いWartyでSF−1739株と極めてよく
一致している。
ジェクト)の記載(Inter−national J
ournal of Systematic Bact
eriol−ogy 18巻、124〜126頁、19
68年)によるストレプトミセス・グリゼオプラヌスと
SF−1739株を比較すると、ISPの記載法はスタ
ーチ寒天での発育が貧弱であり、ラフィノースを利用し
、一方、シュクロース、■ーイノシトール、D−マンニ
トール及びラムノースを利用しない点でSF−1739
株と相違しているが、形態、特に胞子表面構造がSpi
nyに近いWartyでSF−1739株と極めてよく
一致している。
以上より、SF−1739株はISPの記載法とは炭素
源利用性等において相違するものの形態が完全に一致し
、その他の基体性状もよく一致するから、これをストレ
プトミセス・グリゼオプラヌスの種に属させることは妥
当であり、従って本発明者らは、SF−1739株をス
トレプトミセス・グリゼオプラヌス・SF−1739(
Stre−ptomyces griseoplanu
s SF−1739)と命名した。
源利用性等において相違するものの形態が完全に一致し
、その他の基体性状もよく一致するから、これをストレ
プトミセス・グリゼオプラヌスの種に属させることは妥
当であり、従って本発明者らは、SF−1739株をス
トレプトミセス・グリゼオプラヌス・SF−1739(
Stre−ptomyces griseoplanu
s SF−1739)と命名した。
SF−1739株は他のストレプトミセス属の菌株の場
合にみられるようにその性状が変化しやすく、例えば、
紫外線、エックス線、高周波、放射線、薬品等を用いる
人工的変異手段で変異しうるものであり、このような変
異株であってもSF−1739物質の生産能を有するス
トレプトミセス属の菌はすべて本発明の方法に使用する
ことが出来る。
合にみられるようにその性状が変化しやすく、例えば、
紫外線、エックス線、高周波、放射線、薬品等を用いる
人工的変異手段で変異しうるものであり、このような変
異株であってもSF−1739物質の生産能を有するス
トレプトミセス属の菌はすべて本発明の方法に使用する
ことが出来る。
本発明の方法では前記菌株を通常の微生物が利用しうる
栄養物を含有する培地で培養する。
栄養物を含有する培地で培養する。
栄養源としては、従来ストレプトミセス属の菌の培養に
利用されている公知のものが使用できる。
利用されている公知のものが使用できる。
例えば、炭素源としてグルコース、シュクロース、澱粉
、グリセリン、水あめ、糖みつ、大豆油等を使用しうる
。
、グリセリン、水あめ、糖みつ、大豆油等を使用しうる
。
また窒素源として大豆粉、小麦胚芽、肉エキス、ペプト
ン、乾燥酵母、コーンステイープリカー、硫酸アンモニ
ウム、硝酸ナトリウム等を使用しうる。
ン、乾燥酵母、コーンステイープリカー、硫酸アンモニ
ウム、硝酸ナトリウム等を使用しうる。
その他、必要に応じて炭酸カルシウム、食塩、塩化カリ
、燐酸塩等の無機塩類を添加するほか、菌の発育を助け
、SF−1739物質の生産を促進するごとき有機及び
無機物を適当に添加することが出来る。
、燐酸塩等の無機塩類を添加するほか、菌の発育を助け
、SF−1739物質の生産を促進するごとき有機及び
無機物を適当に添加することが出来る。
培養法としては、一般抗生物質生産の方法と同じく、液
体培養法、特に深部培養法が最も適している。
体培養法、特に深部培養法が最も適している。
培養は好気的条件で行われ、培養に適当な温度は25〜
35℃であるが、多くの場合28℃付近で培養する。
35℃であるが、多くの場合28℃付近で培養する。
5F−1739物質の生産は振盪培養、タンク培養共に
2〜6日で最高に達する5F−1739物質の検定に当
っては、次の方法が用いられる。
2〜6日で最高に達する5F−1739物質の検定に当
っては、次の方法が用いられる。
検定用培地としてポリペプトン0.5%、肉エキス0.
3%、寒天1.5%(pH7,0:の組成からなる培地
を用いる。
3%、寒天1.5%(pH7,0:の組成からなる培地
を用いる。
検定菌としてはエシェリヒア・コリNIHJ株(Esc
herichia coli)を用いる。
herichia coli)を用いる。
5F−1739物質はこれを用いた検定において3.1
25mcg/ml〜50mcg/mlにおいて濃度の対
数と阻止円径との関係は直線関係を示し、それぞれ12
.5〜21.3mmの阻止内を与える(ペーパーディス
ク平板法)。
25mcg/ml〜50mcg/mlにおいて濃度の対
数と阻止円径との関係は直線関係を示し、それぞれ12
.5〜21.3mmの阻止内を与える(ペーパーディス
ク平板法)。
上述した培養で5F−1739物質は培養液中に蓄積さ
れる。
れる。
5F−1739物質は後述する如く、塩基性、半水溶性
物質である。
物質である。
この物質の採取の方法としては、塩基性、半水溶性天然
物を採取する際に用いられる公知の方法を全て適用でき
る。
物を採取する際に用いられる公知の方法を全て適用でき
る。
例えば、水と任意に混合することのない溶剤、n−ブタ
ノール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼン、エーテル
等の溶剤を用い培養ろ液を塩基性にし、食塩、硫安等で
飽和させたものから溶剤抽出される。
ノール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼン、エーテル
等の溶剤を用い培養ろ液を塩基性にし、食塩、硫安等で
飽和させたものから溶剤抽出される。
又、IRC−50,CG−50,IR−120,Dow
ex50W等の陽イオン交換樹脂等に吸着され、塩酸、
硫酸等の酸にて溶離される3さらに高純度のものを得る
ためには上記抽出方法の組合わせの他にXAD−2等の
樹脂による吸着、脱離、セファデックスG−10,C,
M、セファデックス等のカラムクロマトグラフィーによ
る精製、エーテル溶液中における、ピクラートとしての
沈澱法等があげられる。
ex50W等の陽イオン交換樹脂等に吸着され、塩酸、
硫酸等の酸にて溶離される3さらに高純度のものを得る
ためには上記抽出方法の組合わせの他にXAD−2等の
樹脂による吸着、脱離、セファデックスG−10,C,
M、セファデックス等のカラムクロマトグラフィーによ
る精製、エーテル溶液中における、ピクラートとしての
沈澱法等があげられる。
本物質は以下に述べる性状から既知の該当物質はなく新
物質と認められる。
物質と認められる。
本発明の方法で得られた5F−1739物質は遊離塩基
としては不安定で容易に分解するので通常酸塩として単
離保存される。
としては不安定で容易に分解するので通常酸塩として単
離保存される。
その一例として、塩酸塩としての理化学的性状は次の通
りである。
りである。
形 状:赤橙色粉末
含有する元素:炭素、水素、窒素、酸素(他に塩酸由来
の塩素) 分子量:427(滴定値) 元素分析値:炭素56.70%、水素6.40%、窒素
8.87%、酸素21.67%、塩素6.99% 融 点:明確な融点を示さず120℃から135℃に
て分解 比旋光度:〔α〕■+163°(C0,5゜0.1規定
塩酸) 紫外部吸収スペクトル:第1図に示す通りである。
の塩素) 分子量:427(滴定値) 元素分析値:炭素56.70%、水素6.40%、窒素
8.87%、酸素21.67%、塩素6.99% 融 点:明確な融点を示さず120℃から135℃に
て分解 比旋光度:〔α〕■+163°(C0,5゜0.1規定
塩酸) 紫外部吸収スペクトル:第1図に示す通りである。
光外部吸収スペクトル:第2図に示す通りである。
溶解性:水に易溶、メタノールに可溶、ベンゼン、エー
テル、石油エーテル等に不溶。
テル、石油エーテル等に不溶。
安定性:室温、pH4以下の水溶液で比較的安定、pH
7以上では不安定 呈色反応ニゲレイク・リーバツク、レミュー試薬陽も1
0%硫酸(110℃)にて発色、ニンヒドリンは陰性。
7以上では不安定 呈色反応ニゲレイク・リーバツク、レミュー試薬陽も1
0%硫酸(110℃)にて発色、ニンヒドリンは陰性。
薄層クロマトグラフィー:シリカゲルプレートで、クロ
ロホルム・メタノール(3:1)ではRf=0.92.
n−ブタノール・酢酸・水(2:1:1)ではRf=0
.47 又5F−1739物質のピクラートとしての性状は次の
通りである。
ロホルム・メタノール(3:1)ではRf=0.92.
n−ブタノール・酢酸・水(2:1:1)ではRf=0
.47 又5F−1739物質のピクラートとしての性状は次の
通りである。
形 状:黄色粉末
融 点:明確な融点を示さず、125°〜130℃に
て分解 元素分析値:炭素46.50%、水素3.97%、窒素
13.74% 紫外部吸収スペクトル:第3図に示す通り。
て分解 元素分析値:炭素46.50%、水素3.97%、窒素
13.74% 紫外部吸収スペクトル:第3図に示す通り。
光外部吸収スペクトル:第4図に示す通り。
次に5F−1739物質塩酸塩のブロス・グイリュージ
ョン法による抗菌活性を示す。
ョン法による抗菌活性を示す。
最小阻止濃度
mcg/ml
バチルス・ズブチリス <0.002AT
CC6633 スタフィロコッカス・アウレウス <0.00209
P サルシナ・ルテア <0.002エシ
エリヒア・コリ 0.04エシエリヒ
ア・コリに一12R0,19 プロテウス・ブルガリス 0.09クレブ
ジラ・プニュモニエ 0.19シユウトモナ
ス・エルギノザ 0.39又、このものの急性
毒性はマウスを5匹使用して10mg/Kgで静脈注射
を行ったところ金側死亡した。
CC6633 スタフィロコッカス・アウレウス <0.00209
P サルシナ・ルテア <0.002エシ
エリヒア・コリ 0.04エシエリヒ
ア・コリに一12R0,19 プロテウス・ブルガリス 0.09クレブ
ジラ・プニュモニエ 0.19シユウトモナ
ス・エルギノザ 0.39又、このものの急性
毒性はマウスを5匹使用して10mg/Kgで静脈注射
を行ったところ金側死亡した。
以下実施例をあげて本発明を説明する。
実施例 1
ストレプトミセス・グリゼオプラヌス5F−1739株
(微生物受託番号FERM−PA3002)の胞子を澱
粉1.0%、大豆粉3.0%(pH7,0)の液体培地
1.61に接種し、28℃で30時間振盪培養し、その
培養物を種母とする(坂ロフラスコ16本使用)。
(微生物受託番号FERM−PA3002)の胞子を澱
粉1.0%、大豆粉3.0%(pH7,0)の液体培地
1.61に接種し、28℃で30時間振盪培養し、その
培養物を種母とする(坂ロフラスコ16本使用)。
水あめ3.0%、大豆粉2.0%、牛肉エキス1.0%
、小麦胚芽1.0%食塩0.3%(pH6,6)の液体
培地701に前記の種母を接種し、28℃で72時間通
気攪拌培養した(50ドジャーファーメンタ−2基使用
)。
、小麦胚芽1.0%食塩0.3%(pH6,6)の液体
培地701に前記の種母を接種し、28℃で72時間通
気攪拌培養した(50ドジャーファーメンタ−2基使用
)。
この培養液を6規定塩酸でpH3〜4に調整したのち、
濾過助剤バイフロス−パーセルを加えて渥過する。
濾過助剤バイフロス−パーセルを加えて渥過する。
濾液約471を3規定苛性ソーダでpH6に調整後、約
41のイオン交換樹脂IRC−50(H+)のカラムに
通過させ、抗菌性物質を吸着させる。
41のイオン交換樹脂IRC−50(H+)のカラムに
通過させ、抗菌性物質を吸着させる。
充分水洗したのち0.1〜0.2規定の塩酸水にて溶離
する。
する。
エシェリヒア・コリに抗菌活性を示す部分的51を集め
て食塩飽和とし、3規定苛性ソーダでpH8,5に調整
後1.51の酢酸エチルで2回抽出する。
て食塩飽和とし、3規定苛性ソーダでpH8,5に調整
後1.51の酢酸エチルで2回抽出する。
この酢酸エチル抽出液からさらに0.05規定の塩酸水
200m1にて再抽出する。
200m1にて再抽出する。
この水溶液を残存する酢酸エチルを留去したのち、1規
定苛性ソーダでpH6に調整してXAD−2,200m
1に吸着させ、50%のアセトン水にて溶離する。
定苛性ソーダでpH6に調整してXAD−2,200m
1に吸着させ、50%のアセトン水にて溶離する。
活性部をあつめアセトンを留去したのち約50m1まで
濃縮し、凍結乾燥を行い、約19の粗塩酸塩を得た。
濃縮し、凍結乾燥を行い、約19の粗塩酸塩を得た。
このうちの300mgを約2mlの水にとかし、0Mセ
ファデックス、C−25(2,1×75cm)で水を展
開液として、クロマトグラフィーを行う。
ファデックス、C−25(2,1×75cm)で水を展
開液として、クロマトグラフィーを行う。
15g分画で分画97〜140をあつめ、XAD−2,
100m1に吸着させ、50%アセトンにて溶離する。
100m1に吸着させ、50%アセトンにて溶離する。
活性部のアセトンを留去し、水溶液を凍結乾燥して、3
5■の塩酸塩を得た。
5■の塩酸塩を得た。
融点:はぼ120°〜135℃(分解)
実施例 2
実施例1と同様にして得た培養濾液501を約31のイ
オン交換樹脂IRC−50(H+)に吸着させ、0.2
規定の塩酸水で溶離する。
オン交換樹脂IRC−50(H+)に吸着させ、0.2
規定の塩酸水で溶離する。
活性部分的4.51を食塩飽和とし、苛性ソーダにてp
H8,5に調整後、11の酢酸エチルで2度抽出する。
H8,5に調整後、11の酢酸エチルで2度抽出する。
この酢酸エチル液から0.05規定の塩酸水200m1
で再抽出する。
で再抽出する。
この水溶液を約50m1に減圧濃縮し、食塩を飽和させ
る。
る。
しかる後、苛性ソーダにてpHを8.5に調整し、50
m1のエチルエーテルにて4〜5回抽出を行う。
m1のエチルエーテルにて4〜5回抽出を行う。
このエーテル溶液を硫酸ナトリウムで脱水後、ピクリン
酸のエーテル溶液を加えるとピクラートの沈澱を生ずる
。
酸のエーテル溶液を加えるとピクラートの沈澱を生ずる
。
(約700mg)融点:はぼ125〜130℃(分解)
。
。
この沈澱物を0.05規定塩酸50m1と酢酸エチル5
0m1にとかし水層をさらに30m1エーテルで2度洗
う。
0m1にとかし水層をさらに30m1エーテルで2度洗
う。
水層のエーテルを減圧留去したのち1規定苛性ソーダで
pHを6.0に調整する。
pHを6.0に調整する。
これを50m1のXAD−2に吸着させ、50%アセト
ン水で溶離する。
ン水で溶離する。
アセトンを留去したのち凍結乾燥して220mgの塩酸
塩を得た。
塩を得た。
融点:はぼ120゜〜135℃(分解)。
第1図は5F−1739物質塩酸塩の水、0.5規定塩
酸水、0.5規定苛性ソーダ水における紫外線吸収スペ
クトルを示す図で、第2図は5F−1739物質塩酸塩
のKBrにおける赤外線吸収スペクトルを示す図で、第
3図は5F−1739物質ピクラートの50%含水メタ
ノールにおける紫外線吸収スペクトルを示す図で、第4
図は5F−1739物質ピクラートのKBrにおける赤
外線吸収スペクトルを示す図である。
酸水、0.5規定苛性ソーダ水における紫外線吸収スペ
クトルを示す図で、第2図は5F−1739物質塩酸塩
のKBrにおける赤外線吸収スペクトルを示す図で、第
3図は5F−1739物質ピクラートの50%含水メタ
ノールにおける紫外線吸収スペクトルを示す図で、第4
図は5F−1739物質ピクラートのKBrにおける赤
外線吸収スペクトルを示す図である。
Claims (1)
- 1 ストレプトミセス属に属する5F−1739物質生
産菌を培養し、得られた培養物から5F−1739物質
を採取することを特徴とする新抗生物質5F−1739
物質の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50049131A JPS585037B2 (ja) | 1975-04-24 | 1975-04-24 | シンコウセイブツシツsf−1739ブツシツノ セイゾウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50049131A JPS585037B2 (ja) | 1975-04-24 | 1975-04-24 | シンコウセイブツシツsf−1739ブツシツノ セイゾウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51125798A JPS51125798A (en) | 1976-11-02 |
JPS585037B2 true JPS585037B2 (ja) | 1983-01-28 |
Family
ID=12822500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50049131A Expired JPS585037B2 (ja) | 1975-04-24 | 1975-04-24 | シンコウセイブツシツsf−1739ブツシツノ セイゾウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS585037B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106676040B (zh) * | 2016-12-16 | 2019-11-26 | 吉林农业大学 | 一种灰平链霉菌及其应用和微生物菌剂 |
-
1975
- 1975-04-24 JP JP50049131A patent/JPS585037B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51125798A (en) | 1976-11-02 |
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