JPS5849315A - 抗腫瘍剤 - Google Patents
抗腫瘍剤Info
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- JPS5849315A JPS5849315A JP14639381A JP14639381A JPS5849315A JP S5849315 A JPS5849315 A JP S5849315A JP 14639381 A JP14639381 A JP 14639381A JP 14639381 A JP14639381 A JP 14639381A JP S5849315 A JPS5849315 A JP S5849315A
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- deoxyuridine
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は抗腫瘍剤に関するものであり、本発明の目的は
、低用量で高い治療効果を発揮しかつ安全性の高い抗腫
瘍剤を提供することにある3、近年、臨床上汎用されて
いる抗腫瘍剤として、5−フルオロウラシル類があり、
その有効性に鑑みて新たに種々の5−フルオロウラシル
類が開発されつつある。
、低用量で高い治療効果を発揮しかつ安全性の高い抗腫
瘍剤を提供することにある3、近年、臨床上汎用されて
いる抗腫瘍剤として、5−フルオロウラシル類があり、
その有効性に鑑みて新たに種々の5−フルオロウラシル
類が開発されつつある。
しかしながら、5−フルオロウラシル類を骨格とする化
合物を有効成分として含有する現存の抗腫瘍剤には、そ
れぞれ一長一短があり、効果が強いものの毒性及び副作
用が著しいもの、毒性及び副作用は比較的少ないが効果
が十分でないものなど様々で、さらにすぐれた5−フル
オロウラシル類の開発が待たされてる。
合物を有効成分として含有する現存の抗腫瘍剤には、そ
れぞれ一長一短があり、効果が強いものの毒性及び副作
用が著しいもの、毒性及び副作用は比較的少ないが効果
が十分でないものなど様々で、さらにすぐれた5−フル
オロウラシル類の開発が待たされてる。
一方、5−フルオロウラシルの抗腫g 作用の機序につ
いては、5−フルオロウラシルが生体内で5−フルオロ
ウリジン、さらには5−フルオロ−2′−デオキシウリ
ジン等の中間代謝物に変換され、究極的には、5−フル
オロ−2′−チオキシウリジンを介して生成される、5
−フルオO−2’−デオキシウリジンモノホスフェート
がチミジレートノンセターゼの強力な拮抗阻害剤として
作用するため、腫瘍細胞のデオキソリボ核酸の合成が阻
止され、効果が発現することが知られている。
いては、5−フルオロウラシルが生体内で5−フルオロ
ウリジン、さらには5−フルオロ−2′−デオキシウリ
ジン等の中間代謝物に変換され、究極的には、5−フル
オロ−2′−チオキシウリジンを介して生成される、5
−フルオO−2’−デオキシウリジンモノホスフェート
がチミジレートノンセターゼの強力な拮抗阻害剤として
作用するため、腫瘍細胞のデオキソリボ核酸の合成が阻
止され、効果が発現することが知られている。
しだがって、5−フルオロウラシル類の新規な抗腫瘍剤
開発においては、上述の5−フルオロウラシルの中間代
謝物である5−フルオロウリジ/あるいは5−フルオロ
−2′−チオキシウリジンに着目し、これらの誘導体の
中から有用性を示す新規抗腫瘍剤を見い出そうとする研
究も活発に行われてきている。
開発においては、上述の5−フルオロウラシルの中間代
謝物である5−フルオロウリジ/あるいは5−フルオロ
−2′−チオキシウリジンに着目し、これらの誘導体の
中から有用性を示す新規抗腫瘍剤を見い出そうとする研
究も活発に行われてきている。
%K、5−フルオロ−21−デオキシウリジンに注目し
た研究では、5−フルオロ−2′−チオキシウリジンが
in vitro のマウス由来の樹立細胞株の増
殖阻害活性において、同一モル濃度で、5−フルオロウ
ラシルの100倍以上の活性があること、また同様に5
−フルオロウリジンに対しても10〜100倍の活性を
有することが報告されている[ Cancer (ph
ilad、) 、 35+1121(1975)+
Proc、Amer、 Ass、 CancerRes
、、 71 (1976) 、 J、 Ce11.C
omp、 physiol。
た研究では、5−フルオロ−2′−チオキシウリジンが
in vitro のマウス由来の樹立細胞株の増
殖阻害活性において、同一モル濃度で、5−フルオロウ
ラシルの100倍以上の活性があること、また同様に5
−フルオロウリジンに対しても10〜100倍の活性を
有することが報告されている[ Cancer (ph
ilad、) 、 35+1121(1975)+
Proc、Amer、 Ass、 CancerRes
、、 71 (1976) 、 J、 Ce11.C
omp、 physiol。
60 、 I O9(] 962 ) + Canc
er Re5earch ] 8 。
er Re5earch ] 8 。
730(1958))。
しかしながら、担癌動物を用いた in viv。
の抗腫瘍効果に関する研究では、5−フルオロ−21−
デオキシウリジンは in vitroの結果とハ逆に
、5−フルオロウラツルおよび5−フルオロウリジンの
いずれに対しても投与した][1癌動物の延命効果にお
いて明らかに劣ることが報告されている[ Cance
r Re5earch、 19 、494(1959)
+ Proc、 Soc、 Exp、Bias、
N、Y。
デオキシウリジンは in vitroの結果とハ逆に
、5−フルオロウラツルおよび5−フルオロウリジンの
いずれに対しても投与した][1癌動物の延命効果にお
いて明らかに劣ることが報告されている[ Cance
r Re5earch、 19 、494(1959)
+ Proc、 Soc、 Exp、Bias、
N、Y。
97 +470(195B)、 Proc、 Soc、
Exp、Biol。
Exp、Biol。
N、Y、、 1’04,127(1960)、 、A
nn、 N、Y、 Acad。
nn、 N、Y、 Acad。
Sci、、76.575(1958)]。
また、上述の il vivo の抗腫瘍効果を一部
裏付ける知見として、5−フルオロ−2′−チオキシウ
リジンは、ヒトおよびマウスに投与した場合、血中濃度
の半減期が著しく短いこともよく知られているC Bu
ll、Cancer (Paris ) 。
裏付ける知見として、5−フルオロ−2′−チオキシウ
リジンは、ヒトおよびマウスに投与した場合、血中濃度
の半減期が著しく短いこともよく知られているC Bu
ll、Cancer (Paris ) 。
66.67(1979)+ Cancer Re5ea
rch、 32e1045(1972) 、 C1jn
、 Pharmaco】、Ther、。
rch、 32e1045(1972) 、 C1jn
、 Pharmaco】、Ther、。
5.581(1964)、 Bull Cancer(
Paris )p66 、75(1979) + Ca
ncer Re5earch、 38 。
Paris )p66 、75(1979) + Ca
ncer Re5earch、 38 。
3479(1978):]。
ところで、本発明者らは最近、5−フルオロ−2′−デ
オキシウリジンの腫瘍細胞に対する作用態度を明らかに
するため、マウスリンパ腫細胞を用いて5−フルオロウ
リジンと比較する形で詳細な検討を行った。
オキシウリジンの腫瘍細胞に対する作用態度を明らかに
するため、マウスリンパ腫細胞を用いて5−フルオロウ
リジンと比較する形で詳細な検討を行った。
その結果、in vitro において5−フルオロ
−2′−チオキシウリジンで長時間にわたって持続浸漬
処理(15時間以上)された腫瘍細胞は5−フルオロウ
リジンの%という低濃度で増殖が阻止されるが、短時間
の浸漬処理(1時間)では逆に5−フルオロ−2′−デ
オキシウリジンは細胞増殖を阻止するために5−フルオ
ロウリジンより16倍高い濃度を要す、るという事実を
見い出し、5−フルオロ−2′−チオキシウリジンの抗
腫瘍効果は腫瘍細胞への5−フルオロ−2′−デオキシ
ウリジンの浸漬処理時間に大きく依存すること、またそ
れ故5−フルオロー2′−デオキシウリジンに担癌生体
における体内貯留時間が長くなるような性質を飼与する
ことが出来れば in vivo の抗腫瘍効果が著
しく増大する可能性が示唆された( Europ、J、
Cancer16.1087(1980):]。
−2′−チオキシウリジンで長時間にわたって持続浸漬
処理(15時間以上)された腫瘍細胞は5−フルオロウ
リジンの%という低濃度で増殖が阻止されるが、短時間
の浸漬処理(1時間)では逆に5−フルオロ−2′−デ
オキシウリジンは細胞増殖を阻止するために5−フルオ
ロウリジンより16倍高い濃度を要す、るという事実を
見い出し、5−フルオロ−2′−チオキシウリジンの抗
腫瘍効果は腫瘍細胞への5−フルオロ−2′−デオキシ
ウリジンの浸漬処理時間に大きく依存すること、またそ
れ故5−フルオロー2′−デオキシウリジンに担癌生体
における体内貯留時間が長くなるような性質を飼与する
ことが出来れば in vivo の抗腫瘍効果が著
しく増大する可能性が示唆された( Europ、J、
Cancer16.1087(1980):]。
]
上こで、本発明者らは上述の知見に基づいて、体内貯留
性にすぐれ、かつ高い抗腫瘍活性と安全性を有する5−
フルオロ−27−チオキシウリジンの誘導体を得るべく
、5−フルオロ−27−チオキシウリジンの3′および
5′部位をエステル化したマスク型化合物について鋭意
検索した結果、本発明の化合物が著しく低用量で高水準
の抗腫瘍効果を示し、かつ安全係数が犬で、抗腫瘍効果
を裏付ける血中濃度め持続性も良好であることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
性にすぐれ、かつ高い抗腫瘍活性と安全性を有する5−
フルオロ−27−チオキシウリジンの誘導体を得るべく
、5−フルオロ−27−チオキシウリジンの3′および
5′部位をエステル化したマスク型化合物について鋭意
検索した結果、本発明の化合物が著しく低用量で高水準
の抗腫瘍効果を示し、かつ安全係数が犬で、抗腫瘍効果
を裏付ける血中濃度め持続性も良好であることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
すなりち、本発明は一般式
O
(但し、式中R1、R2は同一または異なってよい、R
は炭素数6個以上からなる脂肪族アシル基又は芳香族ア
シル基を表わす。) で示される化合物を有効成分として含有することを特徴
とする抗腫瘍剤にかかわる。
は炭素数6個以上からなる脂肪族アシル基又は芳香族ア
シル基を表わす。) で示される化合物を有効成分として含有することを特徴
とする抗腫瘍剤にかかわる。
さらには、上述の一般式C1) で示され、かつマウ
ス白血病L−1210に対して5−フルオロ−21−デ
オキシウリジンの10倍乃至100倍以上の抗腫瘍効果
を有する5−フルオロ−2′−デオキシウリジンの3/
、5/−ジエステル類から選ばれた化合物を有効成分と
して含有するととを特徴とする抗腫瘍剤に関する1゜ 本発明の化合物は著しく低用量で高水準のjγ1゜腫瘍
作用を示す有用な医薬化合物であり、−1二述の一般式
(1) で示される化合物であって、例工ば一般式C
13においてRがヘキサノイル基、バルミトイル基、ベ
ンゾイル基、トルオイル基およびパラクロロベンゾイル
基等である化合物があげられる。
ス白血病L−1210に対して5−フルオロ−21−デ
オキシウリジンの10倍乃至100倍以上の抗腫瘍効果
を有する5−フルオロ−2′−デオキシウリジンの3/
、5/−ジエステル類から選ばれた化合物を有効成分と
して含有するととを特徴とする抗腫瘍剤に関する1゜ 本発明の化合物は著しく低用量で高水準のjγ1゜腫瘍
作用を示す有用な医薬化合物であり、−1二述の一般式
(1) で示される化合物であって、例工ば一般式C
13においてRがヘキサノイル基、バルミトイル基、ベ
ンゾイル基、トルオイル基およびパラクロロベンゾイル
基等である化合物があげられる。
本発明化合物の具体例としては 3/、57−ジヘキサ
ノイルー5−フルオロ−2′−デオキシウリジン、3′
、5′−ジパルミトイル−5−フルオロ−2′−チオキ
シウリジン 3′、5I−ジベンゾイル−5−フルオロ
−2′−チオキシウリジンおヨヒ3′、5′−ジクロロ
ベンゾイル−5−フルオロ−2′−チオキシウリジンな
どがある。。
ノイルー5−フルオロ−2′−デオキシウリジン、3′
、5′−ジパルミトイル−5−フルオロ−2′−チオキ
シウリジン 3′、5I−ジベンゾイル−5−フルオロ
−2′−チオキシウリジンおヨヒ3′、5′−ジクロロ
ベンゾイル−5−フルオロ−2′−チオキシウリジンな
どがある。。
本発明によれば、一般式〔1〕 で示される化合物は、
抗腫瘍効果をマウス白血病L−1210を移植した担癌
マウスの延命効果で調べると、5−フルオロ−2′−チ
オキシウリジンあるい(・1−炭素数6個未満の脂肪族
アシル基3′および5′部を 位に導入した5−フルオロ−2′−デオキシウリジンの
3/、5/−ジエステル類が抗腫瘍効果を示す用量の1
/1o〜1/100 という極めて低用量で、強い延
命効果を示すばかりでなく、安全係数も高く、かつ投与
時の体内持続性も顕著にすぐれていることが示される。
抗腫瘍効果をマウス白血病L−1210を移植した担癌
マウスの延命効果で調べると、5−フルオロ−2′−チ
オキシウリジンあるい(・1−炭素数6個未満の脂肪族
アシル基3′および5′部を 位に導入した5−フルオロ−2′−デオキシウリジンの
3/、5/−ジエステル類が抗腫瘍効果を示す用量の1
/1o〜1/100 という極めて低用量で、強い延
命効果を示すばかりでなく、安全係数も高く、かつ投与
時の体内持続性も顕著にすぐれていることが示される。
例えば、3′、5′−ジパルミトイル−5−フルオロ−
2/−デオキシウリジンおよヒ3′、5′−ジトルオイ
ルー5−フルオロ−2′−デオキシウリジンは、マウス
白血病L−1210を移植した担癌マウスの延命日数を
30%増加させるに要する投与量(it’5so)が同
じ延命効果を示す5−フルオロ−2/−デオキシウリジ
ンの1/100 以下(それぞれ0.45.0.37
q/に9/ 日) ト極めて低用量でよく、また最大
延命効果を示すのに要する投与量(ILSmax)が5
−フルオロ−2′−デオキシウリジンの1/3o以下の
量と少ない。
2/−デオキシウリジンおよヒ3′、5′−ジトルオイ
ルー5−フルオロ−2′−デオキシウリジンは、マウス
白血病L−1210を移植した担癌マウスの延命日数を
30%増加させるに要する投与量(it’5so)が同
じ延命効果を示す5−フルオロ−2/−デオキシウリジ
ンの1/100 以下(それぞれ0.45.0.37
q/に9/ 日) ト極めて低用量でよく、また最大
延命効果を示すのに要する投与量(ILSmax)が5
−フルオロ−2′−デオキシウリジンの1/3o以下の
量と少ない。
さらに、I LS max/ I LS80で示される
治験係数が親化合物である5−フルオロ−2′−チオキ
シウリジンのそれぞれ3.3倍、4倍と安全性も高い0 また、5−フルオロ−2′−デオキシウリジンが5分程
度の血中半減期をもって、著しく早期に血中より清適す
るのに対して、両化合物は投与後の血中濃度においても
、腫瘍細胞の増殖を阻止するに足る5−フルオロ−27
−ジオキシウリジン活性濃度を48時間以上持続すると
いう特徴が見い出されておシ、両化合物の高い抗腫瘍効
果を裏付けている。
治験係数が親化合物である5−フルオロ−2′−チオキ
シウリジンのそれぞれ3.3倍、4倍と安全性も高い0 また、5−フルオロ−2′−デオキシウリジンが5分程
度の血中半減期をもって、著しく早期に血中より清適す
るのに対して、両化合物は投与後の血中濃度においても
、腫瘍細胞の増殖を阻止するに足る5−フルオロ−27
−ジオキシウリジン活性濃度を48時間以上持続すると
いう特徴が見い出されておシ、両化合物の高い抗腫瘍効
果を裏付けている。
なお、本発明の化合物には公知化合物が含1れている。
例えば 3/、57−ジヘキサノイルー5−フルオロ−
21−デオキシウリジン 31 、5′−ジパルミトイ
ル−5−フルオロ−2′−デオキシウリジン a/、S
/−ジベンゾイル−5−フルオロ−2′−デオキシウリ
ジンは、バイオケミカル、ファーマコロジー、第14巻
、1605頁。
21−デオキシウリジン 31 、5′−ジパルミトイ
ル−5−フルオロ−2′−デオキシウリジン a/、S
/−ジベンゾイル−5−フルオロ−2′−デオキシウリ
ジンは、バイオケミカル、ファーマコロジー、第14巻
、1605頁。
1965年 に抗腫瘍活性を有することが示されている
が、上述の報告によればこれらの化合物はいずれも親化
合物の5−フルオロ−2′−テオキノウリジンが抗腫瘍
効果を示す10〜40■/に9 /日の投与量の範囲で
活性測定を試みているた・′すで、5−フルオロ−21
−チオキシウリジンに比べて有意に高水準の抗腫瘍効果
を有する有用性の高いものであることを見い出すには至
っていない。
が、上述の報告によればこれらの化合物はいずれも親化
合物の5−フルオロ−2′−テオキノウリジンが抗腫瘍
効果を示す10〜40■/に9 /日の投与量の範囲で
活性測定を試みているた・′すで、5−フルオロ−21
−チオキシウリジンに比べて有意に高水準の抗腫瘍効果
を有する有用性の高いものであることを見い出すには至
っていない。
本発明の化合物はいずれも本発明者らによってはじめて
上述の如く低用量で高度の有用性を示すことが見い出さ
れ、医薬としての適用価値があることがわかった。
上述の如く低用量で高度の有用性を示すことが見い出さ
れ、医薬としての適用価値があることがわかった。
本発明の化合物は、例えば、バイオケミ力ルファーマコ
ロジー、第14巻# 1605頁。
ロジー、第14巻# 1605頁。
1965年に示されている如く、いずれも公知の方法で
容易に合成することが出来る。かぐして得られる本発明
の化合物は医薬として適用する場合には経口もしくは非
経口的に投与することが出来る。経口投与の場合には、
例えば、錠剤、散剤、カプセル、顆粒剤等とすることが
出来、また非経口的に投与する場合には、例えば、注射
用製剤もしくは坐剤として適用することが出来る。また
、製剤化にあたっては本発明の化合物を2種以上配合さ
せることも可能であり、投与にあたって、本発明の化合
物を1種のみ単用あるいは2種以上を適宜選んで併用投
与することも出来る。
容易に合成することが出来る。かぐして得られる本発明
の化合物は医薬として適用する場合には経口もしくは非
経口的に投与することが出来る。経口投与の場合には、
例えば、錠剤、散剤、カプセル、顆粒剤等とすることが
出来、また非経口的に投与する場合には、例えば、注射
用製剤もしくは坐剤として適用することが出来る。また
、製剤化にあたっては本発明の化合物を2種以上配合さ
せることも可能であり、投与にあたって、本発明の化合
物を1種のみ単用あるいは2種以上を適宜選んで併用投
与することも出来る。
か\る種類の投与剤型の中に配合させる本発明の化合物
の量は 3/、57部位のエステルの種類に応じて特性
が異なるので、特に限定することが出来ないが、臨床用
量は1人1日当り0 、3〜500■の範囲が望ましい
。
の量は 3/、57部位のエステルの種類に応じて特性
が異なるので、特に限定することが出来ないが、臨床用
量は1人1日当り0 、3〜500■の範囲が望ましい
。
以下に実験例、実施例をもって、本発明の内容を具体的
に説明する。
に説明する。
実験例1
5−フルオロ−2′−デオキシウリジンの3′、5′−
ジエステル類の抗腫瘍活性 本発明の化合物3’、、5’−ヘキサノイル−5−フル
オロ−2′−デオキシウリジン 3/、5′−ジパルミ
トイル−5−フルオロ−2′−チオキシウリジン 31
,5/−ジベンゾイル−5−フルオロ−21−デオキシ
ウリジン 3/、 5/ −シト及オイル−5−フルオ
ロ−2′−デオキシウリジンおよび3’、 5’−ジク
ロロベンゾイル−5−フルオロ−2′ニデオキシウリジ
ンについて、マウス白血病L−1210に対する抗腫瘍
効果を鋭化合物の5−フルオロ−2/−デオキシウリジ
ンおよび炭素数6個未満の脂肪族アシル基を配した3′
、5′−ジアセチル−5−フルオロ−2ノーデオキシウ
リジン 3/、 57−ジプロビニルー5−フルオロ−
2′−デオキシウリジン、3’、5’−ジブチリル−5
−フルオロ−2′−デオキシウリジンと比較した。
ジエステル類の抗腫瘍活性 本発明の化合物3’、、5’−ヘキサノイル−5−フル
オロ−2′−デオキシウリジン 3/、5′−ジパルミ
トイル−5−フルオロ−2′−チオキシウリジン 31
,5/−ジベンゾイル−5−フルオロ−21−デオキシ
ウリジン 3/、 5/ −シト及オイル−5−フルオ
ロ−2′−デオキシウリジンおよび3’、 5’−ジク
ロロベンゾイル−5−フルオロ−2′ニデオキシウリジ
ンについて、マウス白血病L−1210に対する抗腫瘍
効果を鋭化合物の5−フルオロ−2/−デオキシウリジ
ンおよび炭素数6個未満の脂肪族アシル基を配した3′
、5′−ジアセチル−5−フルオロ−2ノーデオキシウ
リジン 3/、 57−ジプロビニルー5−フルオロ−
2′−デオキシウリジン、3’、5’−ジブチリル−5
−フルオロ−2′−デオキシウリジンと比較した。
移植71目のマウス白血病L−1210腹水腫瘍細胞1
05個をBDF、マウ・ス(♂19〜22I、1群:6
匹)の腹腔内に移植し、実験に供した。
05個をBDF、マウ・ス(♂19〜22I、1群:6
匹)の腹腔内に移植し、実験に供した。
腫瘍細胞移植24時間後より、1日1回5日間薬剤を連
続膜腔内投与した。
続膜腔内投与した。
薬剤の抗腫瘍効果は、薬剤投与群の生存期間を対照群(
薬剤無投与)のそれに対する増加割合で示した。
薬剤無投与)のそれに対する増加割合で示した。
すなわち、対照群に比し30%生存期間を延長させるに
要する薬剤投与量をILSsoとし、最大延命率(Ma
x、 ILS(%) )を示すに要する投与量をILS
max、とじて表わした。またI L S max、/
I L 8Bg を治療係数としてその薬剤の安全性
を示す指標とした。
要する薬剤投与量をILSsoとし、最大延命率(Ma
x、 ILS(%) )を示すに要する投与量をILS
max、とじて表わした。またI L S max、/
I L 8Bg を治療係数としてその薬剤の安全性
を示す指標とした。
結果は表1の通りである。
本発明の化合物はいずれも、5−フルオロ−2′−デオ
キシウリジンの1/1o乃至’/100という極めて低
用量で高い抗腫瘍効果を示し、また安全性もすぐれてい
た。
キシウリジンの1/1o乃至’/100という極めて低
用量で高い抗腫瘍効果を示し、また安全性もすぐれてい
た。
実験例2
5−フルオロ−2′−デオキシウリジンの3′、5′−
ジエステル類の血中濃度動態 本発明の化合物3′、5/−ジヘキザノイルー5−フル
オロ−2′−デオキシウリジン、3′。
ジエステル類の血中濃度動態 本発明の化合物3′、5/−ジヘキザノイルー5−フル
オロ−2′−デオキシウリジン、3′。
5′−ジパルミトイル−5−フルオロ−27−デオキシ
ウリジンおよび3’、 5’−ジトルオイルー5−フル
オロ−2′−デオキシウリジンについて、マウスにおけ
る血中濃度動態を5−フルオロ−2′−デオキシウリジ
ンおよび31.51−ジアセチル−5−フルオロ−2′
−テオキ/つ、リジンと比較した。
ウリジンおよび3’、 5’−ジトルオイルー5−フル
オロ−2′−デオキシウリジンについて、マウスにおけ
る血中濃度動態を5−フルオロ−2′−デオキシウリジ
ンおよび31.51−ジアセチル−5−フルオロ−2′
−テオキ/つ、リジンと比較した。
薬剤は生理食塩水に溶解し、BDF、マウスに40μM
/Kp(5−フルオロ−2′−デオギ/ウリジン当量換
算)の投与量で腹腔内投与し、投与後15分、30分、
60分および2、:3.12.4.8時間に採血した。
/Kp(5−フルオロ−2′−デオギ/ウリジン当量換
算)の投与量で腹腔内投与し、投与後15分、30分、
60分および2、:3.12.4.8時間に採血した。
、得られた血漿中の5−フルオロ−2′−デオキンウリ
ジノ活1/1濃度は in vitroのマウスリンパ
腫L −5178Y細胞の増殖阻害割合によりバイオア
ッセイした1゜ 結果は表2に示す通シである。
ジノ活1/1濃度は in vitroのマウスリンパ
腫L −5178Y細胞の増殖阻害割合によりバイオア
ッセイした1゜ 結果は表2に示す通シである。
本発明の化合物はいずれも腫瘍細胞に対しテ増殖阻害を
示すに足る5−フルオロ−2′−デオキシウリジン活性
濃度を著しく長時間維持した。
示すに足る5−フルオロ−2′−デオキシウリジン活性
濃度を著しく長時間維持した。
つぎに本発明の抗腫瘍剤の処方を実施例で示す0
実施例1 錠 剤
本発明の化合物 50
■乳 糖
50qlコーンスターチ
30■エチルセルロース
10■力ルボキシメチルセルロース力ルンウム
57〜ステアリン酸マグネンウム
3■計 20
0■本錠剤は通常行われるフィルムコーティングを行っ
ても差支えなく、さらに糖衣を行うこともできる。
■乳 糖
50qlコーンスターチ
30■エチルセルロース
10■力ルボキシメチルセルロース力ルンウム
57〜ステアリン酸マグネンウム
3■計 20
0■本錠剤は通常行われるフィルムコーティングを行っ
ても差支えなく、さらに糖衣を行うこともできる。
実施例2 カプセル剤
本発明の化合物 10(
I+7乳 糖
97mg結晶セルロース
50mgステアリン酸マグネシウム
3〜実施例3 顆粒剤 本発明の化合物 50
mf/乳 糖
587〜エチルセルロース
10m9コーンスターチ
25(]mgカルホキンメチルセルロース力ル/ウム
100mg00mgステアリン酸マグネシウム
3q計
1.00(11g実施例4 注射剤 本発明の化合物の水溶液(pH6,0〜7.5)で1m
7!に本発明の化合物0.3〜゛〜100■を含む。
I+7乳 糖
97mg結晶セルロース
50mgステアリン酸マグネシウム
3〜実施例3 顆粒剤 本発明の化合物 50
mf/乳 糖
587〜エチルセルロース
10m9コーンスターチ
25(]mgカルホキンメチルセルロース力ル/ウム
100mg00mgステアリン酸マグネシウム
3q計
1.00(11g実施例4 注射剤 本発明の化合物の水溶液(pH6,0〜7.5)で1m
7!に本発明の化合物0.3〜゛〜100■を含む。
特許出願人
三井製薬工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一般式 %式% (但し、式中R1% R2は同一または異なってよい、
炭素数6個以上からなる脂肪族アシル基又は芳香族アシ
ル基を表わす。) で示すれる5−フルオロ−27−デオキシウリジンの3
′、5′−ジエステル類から選ばれる化合物を有効成分
として含有することを特徴とする抗腫瘍剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14639381A JPS5849315A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | 抗腫瘍剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14639381A JPS5849315A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | 抗腫瘍剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5849315A true JPS5849315A (ja) | 1983-03-23 |
Family
ID=15406679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14639381A Pending JPS5849315A (ja) | 1981-09-18 | 1981-09-18 | 抗腫瘍剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5849315A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1985000608A1 (en) * | 1983-07-20 | 1985-02-14 | Teijin Limited | Antineoplastic agent |
JPS61189215A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-22 | Teijin Ltd | 5−フルオロ−2′−デオキシウリジンエステル類の油状医薬組成物 |
JPS63196519A (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-15 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 制ガン剤 |
US5013828A (en) * | 1988-04-21 | 1991-05-07 | Central Glass Company, Limited | Preparation of diacyl derivatives of 2'-deoxy-5-fluorouridine via novel intermediate compound |
US5470838A (en) * | 1987-10-28 | 1995-11-28 | Pro-Neuron, Inc. | Method of delivering exogenous uridine or cytidine using acylated uridine or cytidine |
US5583117A (en) * | 1987-10-28 | 1996-12-10 | Pro-Neuron, Inc. | Acylated uridine and cytidine for elevating tissue uridine and cytidine |
US6020320A (en) * | 1987-10-28 | 2000-02-01 | Pro-Neuron, Inc. | Acyl deoxyribonucleoside derivatives and uses thereof |
US7169765B1 (en) | 1988-10-27 | 2007-01-30 | Wellstat Therapeutics Corporation | Acyl deoxyribonucleoside derivatives and uses thereof |
-
1981
- 1981-09-18 JP JP14639381A patent/JPS5849315A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4943564A (en) * | 1985-02-18 | 1990-07-24 | Teijin Limited | Intraarterial injection pharmaceuticals of 5-fluoro-2'-deoxyuridine esters |
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US6258795B1 (en) | 1987-10-28 | 2001-07-10 | Pro-Neuron, Inc. | Acylated uridine and cytidine and uses thereof |
US6274563B1 (en) | 1987-10-28 | 2001-08-14 | Pro-Neuron, Inc. | Acylated uridine and cytidine and uses thereof |
US6316426B1 (en) | 1987-10-28 | 2001-11-13 | Pro-Neuron, Inc. | Acylated uridine and cytidine and uses thereof |
US5013828A (en) * | 1988-04-21 | 1991-05-07 | Central Glass Company, Limited | Preparation of diacyl derivatives of 2'-deoxy-5-fluorouridine via novel intermediate compound |
US7169765B1 (en) | 1988-10-27 | 2007-01-30 | Wellstat Therapeutics Corporation | Acyl deoxyribonucleoside derivatives and uses thereof |
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