JPS5848538B2 - アミンの回収方法 - Google Patents
アミンの回収方法Info
- Publication number
- JPS5848538B2 JPS5848538B2 JP3675078A JP3675078A JPS5848538B2 JP S5848538 B2 JPS5848538 B2 JP S5848538B2 JP 3675078 A JP3675078 A JP 3675078A JP 3675078 A JP3675078 A JP 3675078A JP S5848538 B2 JPS5848538 B2 JP S5848538B2
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- JP
- Japan
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- distillation residue
- carbon dioxide
- amount
- distillation
- hydrolysis
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、有機イソシアナート類を製造する際に副産物
として得られる蒸留残清から、該イソシアナートに対応
する有機アミン類を回収する方法に関する。
として得られる蒸留残清から、該イソシアナートに対応
する有機アミン類を回収する方法に関する。
特に、インシアナート含有率1%以下の蒸留残清から有
機アミン類を回収するのに適した方法に関する。
機アミン類を回収するのに適した方法に関する。
有機インシアナートはポリウレタン等の主要原料であり
、通常、対応するアミンをホスゲン化する方法で得られ
る。
、通常、対応するアミンをホスゲン化する方法で得られ
る。
ホスゲン化生成物は、目的により粗製品のま又用いられ
ることもあるが、精製を必要とする場合には蒸留が行な
われ、このとき多量の蒸留残渣が副生ずる。
ることもあるが、精製を必要とする場合には蒸留が行な
われ、このとき多量の蒸留残渣が副生ずる。
この蒸留残渣の化学構造は不明であるが、赤外吸収スペ
クトルには尿素結合およびカルボジイミド結合に基づく
と考えられる吸収が認められ、これらの官能基により複
数箇の有機残渣が結合した高分子物であろうと推察され
る。
クトルには尿素結合およびカルボジイミド結合に基づく
と考えられる吸収が認められ、これらの官能基により複
数箇の有機残渣が結合した高分子物であろうと推察され
る。
従って、インシアナート蒸留残渣よりアミンを回収する
には、これらの官能基を加水分解してアミノ基に変化さ
せればよい。
には、これらの官能基を加水分解してアミノ基に変化さ
せればよい。
米国特許第3331876号明細書にはインシアナート
蒸留残渣にその1〜24%(重量)の苛性ソーダを加え
て加水分解する方法が記載されているが、この場合26
0〜350℃という苛酷な条件が必要とされ、反応器の
内圧が最高176kg/caに達している。
蒸留残渣にその1〜24%(重量)の苛性ソーダを加え
て加水分解する方法が記載されているが、この場合26
0〜350℃という苛酷な条件が必要とされ、反応器の
内圧が最高176kg/caに達している。
インシアナート蒸留残渣中の尿素結合あるいはカルボジ
イミド結合が加水分解を受けてアミンを生ずる際には、
同時に二酸化炭素が生成する。
イミド結合が加水分解を受けてアミンを生ずる際には、
同時に二酸化炭素が生成する。
この二酸化炭素は苛性アルカリと結合して炭酸塩になる
から、生成する二酸化炭素と結合するに充分な量の苛性
アルカリが系内になげれば、苛性アルカリが消費され尽
した後は加水分解の速度が低下するものと考えることが
でき、従って、工業的に有用な工程とする為には高温で
反応させることに依り、反応速度を高める必要が生じた
ものと推察される。
から、生成する二酸化炭素と結合するに充分な量の苛性
アルカリが系内になげれば、苛性アルカリが消費され尽
した後は加水分解の速度が低下するものと考えることが
でき、従って、工業的に有用な工程とする為には高温で
反応させることに依り、反応速度を高める必要が生じた
ものと推察される。
即ち、前記米国特許方法は、苛性ソーダを加水分解用触
媒として少量の触媒量しか用いられていないので、加水
分解反応が進むにつれて発生する二酸化炭素は系外に随
時排出しているもの工、苛性ソーダは炭酸塩として消費
されてしまい、L・きおい必要以上の高温高圧にせざる
を得なかったものと推察される。
媒として少量の触媒量しか用いられていないので、加水
分解反応が進むにつれて発生する二酸化炭素は系外に随
時排出しているもの工、苛性ソーダは炭酸塩として消費
されてしまい、L・きおい必要以上の高温高圧にせざる
を得なかったものと推察される。
また特開昭50−142501公報には、溶媒として水
、アルコール類およびアミン類から選ばれた少くとも一
種と、触媒としてアルカリ金属またはアルカリ士類金属
の水酸化物、酸化物およびアミン類から選ばれた少くと
も一種の存在下に100〜170℃付近で加熱して有機
アミンを回収する方法が記載されている。
、アルコール類およびアミン類から選ばれた少くとも一
種と、触媒としてアルカリ金属またはアルカリ士類金属
の水酸化物、酸化物およびアミン類から選ばれた少くと
も一種の存在下に100〜170℃付近で加熱して有機
アミンを回収する方法が記載されている。
イソシアナート蒸留残渣には通常なおインシアナートが
残存しており、その残存量は蒸留の方式によって大きく
異なる。
残存しており、その残存量は蒸留の方式によって大きく
異なる。
例えばトルエンジイソシアナートを通常の方法で蒸留し
た場合の蒸留残渣中にはトルエンジイソシアナートが数
十%含まれるが、特開昭52−139043号公報に記
載されているような方法すなわち真空下にある加熱管に
蒸留残渣を連続的に供給してさらにインシアナートをフ
ラッシュ回収するような場合には、蒸留残渣中のトルエ
ンジイソシアナートの含有率は、1%以下にまで減少す
る。
た場合の蒸留残渣中にはトルエンジイソシアナートが数
十%含まれるが、特開昭52−139043号公報に記
載されているような方法すなわち真空下にある加熱管に
蒸留残渣を連続的に供給してさらにインシアナートをフ
ラッシュ回収するような場合には、蒸留残渣中のトルエ
ンジイソシアナートの含有率は、1%以下にまで減少す
る。
この通常の蒸留残渣からさらにイソシアナートを回収し
た残渣、(以下クラツクス残渣と称する。
た残渣、(以下クラツクス残渣と称する。
からアミンを回収しようとすれば少くとも180゜C以
上の高温で実施しなげれば分解されず、180℃以上の
高温で実施するためには加圧条件下が必要がある。
上の高温で実施しなげれば分解されず、180℃以上の
高温で実施するためには加圧条件下が必要がある。
本発明者らは、加圧高温下での工業的に有利なインシア
ナート蒸留残渣の加水分解法について、鋭意検討を重ね
た結果、発生する二酸化炭素を吸収するに充分な量の水
酸化カルシウムをアルカリ触媒及び二酸化炭素ガス捕捉
剤として存在させることにより比較的低い温度および圧
力下に反応を進行させることができ、高収率でアミンが
回収されることを見出し、本発明の第1発明に到達した
。
ナート蒸留残渣の加水分解法について、鋭意検討を重ね
た結果、発生する二酸化炭素を吸収するに充分な量の水
酸化カルシウムをアルカリ触媒及び二酸化炭素ガス捕捉
剤として存在させることにより比較的低い温度および圧
力下に反応を進行させることができ、高収率でアミンが
回収されることを見出し、本発明の第1発明に到達した
。
次に、加水分解を行なわせる際に水酸化カルシウムおよ
び苛性アルカリを共存させ、その総和が、発生する二酸
化炭素を吸収するに充分な量であるように調整すること
により、更に緩和な条件下でも充分な効果が得られるこ
とを見出し、本発明の第2発明に到達した。
び苛性アルカリを共存させ、その総和が、発生する二酸
化炭素を吸収するに充分な量であるように調整すること
により、更に緩和な条件下でも充分な効果が得られるこ
とを見出し、本発明の第2発明に到達した。
本発明の方法によれば、比較的緩和な条件でイソシアナ
ート蒸留残渣を加水分解することができ、高収率でアミ
ンを回収することができる。
ート蒸留残渣を加水分解することができ、高収率でアミ
ンを回収することができる。
本発明の方法に依れば、加水分解によって発生する二酸
化炭素が吸収されてしまうので、二酸化炭素に基づく内
圧の増加がおこらない。
化炭素が吸収されてしまうので、二酸化炭素に基づく内
圧の増加がおこらない。
従って、反応器に余分な耐圧能力をもたせる必要がなく
なり、設備費を節減することができる。
なり、設備費を節減することができる。
英国特許第795639号及び前記米国特許明細書には
、二酸化炭素を逐次系外に逃がす方法が提案されている
が、本発明の方法ではこの必要がなく、工程が簡単であ
る。
、二酸化炭素を逐次系外に逃がす方法が提案されている
が、本発明の方法ではこの必要がなく、工程が簡単であ
る。
イソシアナート蒸留残渣の加水分解によって生或する−
yミンの少なくとも一部は水溶液中に溶解しているので
、何らかの方法でこれさ回収する必要があるが、本発明
の方法によれば無機物の多くは水酸化カルシウムおよび
炭酸カルシウムとして固相に分離することができる為、
そのまΣ蒸留しても多量の無機物が釜残として残る恐れ
がない。
yミンの少なくとも一部は水溶液中に溶解しているので
、何らかの方法でこれさ回収する必要があるが、本発明
の方法によれば無機物の多くは水酸化カルシウムおよび
炭酸カルシウムとして固相に分離することができる為、
そのまΣ蒸留しても多量の無機物が釜残として残る恐れ
がない。
本発明の方法で加水分解されるインシアナート蒸留残渣
には例えば、一般式R−NGO(ただしRは例えばフエ
ニル、トリル、キシリル、モノクロ口フエニル、シクロ
ルフエニル、α−ナフチル、β−ナフチル、炭素数1な
いし12のアルキル、シクロヘキシル等の有機残基を表
わす)で表わされるモノイソシアナートの蒸留残渣、一
般式OCN−R’−NCO (たk− L R’は、例
えば1・3フエニレン、1・4−フエニレン、2・4
− } IJレン、2・6−トリレン、1゜5−ナフチ
レン、■・4−ナフチレン、α・α′−キシリレン、4
・4′−ビフエニレン、2・4′−ビフエニレン、ジフ
エニルメタン−4・4′一、ジフエニルメタン−2・4
’−、シフエニルメタン−2・27−、ジフエニルエー
テル−4・4′−、その他の二官能性芳香族系残基、炭
素数2ないし12のポリメチレン鎖その他の二官能性鎖
式残基、1・4−シクロヘキシレン等の二宮能性樹脂環
式残基等がある。
には例えば、一般式R−NGO(ただしRは例えばフエ
ニル、トリル、キシリル、モノクロ口フエニル、シクロ
ルフエニル、α−ナフチル、β−ナフチル、炭素数1な
いし12のアルキル、シクロヘキシル等の有機残基を表
わす)で表わされるモノイソシアナートの蒸留残渣、一
般式OCN−R’−NCO (たk− L R’は、例
えば1・3フエニレン、1・4−フエニレン、2・4
− } IJレン、2・6−トリレン、1゜5−ナフチ
レン、■・4−ナフチレン、α・α′−キシリレン、4
・4′−ビフエニレン、2・4′−ビフエニレン、ジフ
エニルメタン−4・4′一、ジフエニルメタン−2・4
’−、シフエニルメタン−2・27−、ジフエニルエー
テル−4・4′−、その他の二官能性芳香族系残基、炭
素数2ないし12のポリメチレン鎖その他の二官能性鎖
式残基、1・4−シクロヘキシレン等の二宮能性樹脂環
式残基等がある。
)で表わされるジイソシアナートの蒸留残渣、トルエン
−2・4・6−トリイソシアナート、トリフエニルメタ
ン−4・4′・4“一トリイソシアナートその他のトリ
イソシアナートの蒸留残渣、あるいはこれらインシアナ
ートの混合物の蒸留残渣がある。
−2・4・6−トリイソシアナート、トリフエニルメタ
ン−4・4′・4“一トリイソシアナートその他のトリ
イソシアナートの蒸留残渣、あるいはこれらインシアナ
ートの混合物の蒸留残渣がある。
本発明の方法によればこのような通常の蒸留残渣からの
アミンの回収は勿論のことインシアナートを回収した後
の残渣からも高収率でアミンを回収することができる。
アミンの回収は勿論のことインシアナートを回収した後
の残渣からも高収率でアミンを回収することができる。
このことからも解るように本発明の方法に言うイソシア
ナート蒸留残渣に関してはそれに適用された蒸留方式に
制限はない。
ナート蒸留残渣に関してはそれに適用された蒸留方式に
制限はない。
本発明の方法に用いられる苛性アルカリには水酸化ナト
リウムおよび水酸化カリウムがあり、この両者を併用し
てもよい。
リウムおよび水酸化カリウムがあり、この両者を併用し
てもよい。
二酸化炭素の副生成量が比較的少ない場合は、水酸化カ
ルシウムの一部としてそれに見合う量の苛性アルカリを
併用しても収率及び反応後の固液分離には影響ない。
ルシウムの一部としてそれに見合う量の苛性アルカリを
併用しても収率及び反応後の固液分離には影響ない。
本発明の方法を実施するには、インシアナート蒸留残渣
、水酸化カルシウム、および水を混合し、所望なら水酸
化カルシウムの一部として苛性アル★kカリを添加し、
閉容器中で加熱すればよい。
、水酸化カルシウム、および水を混合し、所望なら水酸
化カルシウムの一部として苛性アル★kカリを添加し、
閉容器中で加熱すればよい。
必要とする水酸化物の総量は、加水分解中に発生する二
酸化炭素の量で決まる。
酸化炭素の量で決まる。
加水分解中に発生する二酸化炭素の量はインシアナー)
・蒸留残渣の種類及び品質によって異なり、予備的に加
水分解を行なって実測しておくことが望ましい。
・蒸留残渣の種類及び品質によって異なり、予備的に加
水分解を行なって実測しておくことが望ましい。
用いる水酸化物の総量は、この二酸化炭素と当量以上で
あればよい。
あればよい。
発生する二酸化炭素の量は、また、次の式0)、(2)
から推定することができる。
から推定することができる。
■
?し、CCO2)MAXは発生する二酸化炭素の最大値
〔CO2〕や、は発生する二酸化炭素の最小値単位:m
ol/?(インシアナート蒸留残渣)用いる水酸化物の
総量は〔CO2〕MINと当量以上である必要があるが
、〔CO2〕MAXとの当量の3倍以上用いる必要はな
い。
ol/?(インシアナート蒸留残渣)用いる水酸化物の
総量は〔CO2〕MINと当量以上である必要があるが
、〔CO2〕MAXとの当量の3倍以上用いる必要はな
い。
水酸化物の使用量が少なすぎる場合は、アミン収率が低
くなる。
くなる。
内圧が高くなる等の不利益が生ずる。
水酸化物を必要以上に用いることは、アζンの収率を向
上させない上に、多量の無機物の後処理を必要とするの
で好ましくない。
上させない上に、多量の無機物の後処理を必要とするの
で好ましくない。
用いる水の量は反応物の流動性を考慮して決定すべきで
あるが、通常用いる水酸化カルシウムの重量の2倍以上
であればよい。
あるが、通常用いる水酸化カルシウムの重量の2倍以上
であればよい。
水量の上限は特にないが、目的物であるアミンとの分離
の必要がある以上最’}IJIにとどめるべきである。
の必要がある以上最’}IJIにとどめるべきである。
反応温度は1 4. 0℃ないし280℃でもよいが、
クラツクス残渣から完全回収するためには180℃ない
し260℃が必要である。
クラツクス残渣から完全回収するためには180℃ない
し260℃が必要である。
反応時間は10分ないし20時間がよい。
反応は回分式、連続式のいずれでも行なうことができる
。
。
また、アルカリ金属化合物を含んだ反応液を繰り返して
使用することも可能であり、例えば反応液より固形分を
分離したのち、液体部分の一部を連続的に反応器にリサ
イクルする、あるいは回分式では反応仕込液の一部とし
て再使用する等の方法を実施することができる。
使用することも可能であり、例えば反応液より固形分を
分離したのち、液体部分の一部を連続的に反応器にリサ
イクルする、あるいは回分式では反応仕込液の一部とし
て再使用する等の方法を実施することができる。
更に、リサイクルまたは再使用の前に溶剤で抽出するこ
とにより、水溶液中のアミンを回収してもよい。
とにより、水溶液中のアミンを回収してもよい。
目的とするアミンを加水分解反応混合液より回収する方
法は、そのアミンの種類によって異なるが、蒸留、抽出
等、通常の分離方法を用いることができる。
法は、そのアミンの種類によって異なるが、蒸留、抽出
等、通常の分離方法を用いることができる。
アミンはまた、ホスゲン化に都合のよい溶剤で抽出し、
脱水したのち、そのま匁ホスゲン化工程に用いてもよい
。
脱水したのち、そのま匁ホスゲン化工程に用いてもよい
。
次に実施例により本発明の方法を更に詳しく説明する。
実施例 1
2・4−および2・6−トルエンジイソシアナート(混
合比so:20)を製造する際に副生ずる蒸留残渣をさ
らに真空下でトルエンジイソシアナートを回収した残り
のクラツクス蒸留残渣(蒸留可能なインシアナートの含
有率1%以下のもの)801、水酸化カルシウム81.
5S’、(推定される発生二酸化炭素の量を(1)式の
(CO2)MAXにより計算した場合の12倍の水酸化
カルシウム)および水1631を電磁攪拌式ステンレス
スチール製オートクレープに装入し、220℃で2時間
攪拌した。
合比so:20)を製造する際に副生ずる蒸留残渣をさ
らに真空下でトルエンジイソシアナートを回収した残り
のクラツクス蒸留残渣(蒸留可能なインシアナートの含
有率1%以下のもの)801、水酸化カルシウム81.
5S’、(推定される発生二酸化炭素の量を(1)式の
(CO2)MAXにより計算した場合の12倍の水酸化
カルシウム)および水1631を電磁攪拌式ステンレス
スチール製オートクレープに装入し、220℃で2時間
攪拌した。
このとき内圧は22k9/crAに達した。60〜70
℃に冷却して内容物を排出し、吸引f過により炭酸カル
シウムを沢過し、p液より水を蒸発し去ったのち減圧蒸
留し、沸点133〜7℃/5mmHgの留分34.2P
を得た。
℃に冷却して内容物を排出し、吸引f過により炭酸カル
シウムを沢過し、p液より水を蒸発し去ったのち減圧蒸
留し、沸点133〜7℃/5mmHgの留分34.2P
を得た。
この留分は冷却1によって固化し、純度98%のトルエ
ンジアミン(2・4一体82%、2・6一体16%)で
あることがガスクロマトグラフィーを用いた分析により
確かめられた。
ンジアミン(2・4一体82%、2・6一体16%)で
あることがガスクロマトグラフィーを用いた分析により
確かめられた。
実施例 2
実施例1に用いたのと同じ蒸留残渣4.0?、水酸化カ
ルシウム23グ、および水217タをオートクレープに
装入し、260℃で2時間攪拌した。
ルシウム23グ、および水217タをオートクレープに
装入し、260℃で2時間攪拌した。
このとき内圧は4 1. 5 kg/cyAに達した。
実施例1の方法に従って回収したトルエンジアミンの量
は21.0ダであった。
は21.0ダであった。
実施例 3
実施例1に用いたのと同じ蒸留残渣401、水酸化カル
シウム25.8@、水217グの混合物に苛性ソーダを
5.41、2.7グ、■.35グ、および0.689を
加え、220℃で2時間攪拌し、実施例1の方法で、回
収されたトルエンジアミンの量は、各々、20.5グ、
19.3グ、18.61および1731であった。
シウム25.8@、水217グの混合物に苛性ソーダを
5.41、2.7グ、■.35グ、および0.689を
加え、220℃で2時間攪拌し、実施例1の方法で、回
収されたトルエンジアミンの量は、各々、20.5グ、
19.3グ、18.61および1731であった。
また、苛性ソーダの代りに苛性カリ7.62を用いた場
合のトルエンジアミンの収量は2 0. O fであっ
た。
合のトルエンジアミンの収量は2 0. O fであっ
た。
☆☆実施例
4 実施例1に用L・たのと同じ蒸留残渣81’、水酸化カ
ルシウム5]..6?、水酸化ナトリウム10.8?お
よび162.71の混合物を220℃で2時間攪拌した
。
4 実施例1に用L・たのと同じ蒸留残渣81’、水酸化カ
ルシウム5]..6?、水酸化ナトリウム10.8?お
よび162.71の混合物を220℃で2時間攪拌した
。
約70℃に冷却してカルシウム塩を沢別し、p液に蒸留
残渣80グ、および水酸化カルシウム51.6′?を添
加して再び220℃で2時間攪拌した。
残渣80グ、および水酸化カルシウム51.6′?を添
加して再び220℃で2時間攪拌した。
反応液より固形分を戸別し、p液より水を蒸発したのち
減圧蒸留により、トルエンジアミン84..OPを回収
した。
減圧蒸留により、トルエンジアミン84..OPを回収
した。
実施例 5
実施例1に用いたのと同じ蒸留残渣80f、水酸化カル
シウム51.1’、水酸化ナトリウム10.1’および
水162.7Pをオートクレープに装入し、220℃で
2時間攪拌した。
シウム51.1’、水酸化ナトリウム10.1’および
水162.7Pをオートクレープに装入し、220℃で
2時間攪拌した。
反応混合物よりカルシウム塩を沢別し、60〜70℃で
沢液を100mlずつの0−ジクロロベンゼンで8回抽
出した。
沢液を100mlずつの0−ジクロロベンゼンで8回抽
出した。
0−ジクロロベンゼン溶液より水を蒸発し去ったのち、
常法によりホスゲン化した。
常法によりホスゲン化した。
この反応液から蒸留によってトルエンジイソシアナート
32.49が得られた。
32.49が得られた。
実施例 6〜8
種々のインシアナート蒸留残渣を加水分解し、夫々対応
するアミンを得た。
するアミンを得た。
その結果を表1に示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 有機インシアナート化合物蒸留残渣を加水分解して
対応するアミノ化合物を回収する際に、加水分解によっ
て発生する二酸化炭素の全量を炭酸化物として吸収する
に充分な量の水酸化カルシウムを反応混合物中に存在さ
せ加圧下、180゜C〜260℃で実施することを特徴
とする有機インシアナート化合物蒸留残清から対応する
アミノ化合物の回収方法。 2 有機イソシアナート化合物蒸留残渣を加水分解して
対応するアミノ化合物を回収する際に、水酸化カルシウ
ムと苛性アルカリを共存せしめ、かつその総和が、加水
分解によって発生する二酸化炭素の全量を炭酸化物とし
て吸収するに充分な量を存在させ、加圧下、180℃〜
260℃で実施することを特徴とする有機イソシアナー
ト化合物蒸留残清から対応するアミノ化合物の回収方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3675078A JPS5848538B2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | アミンの回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3675078A JPS5848538B2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | アミンの回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54130525A JPS54130525A (en) | 1979-10-09 |
JPS5848538B2 true JPS5848538B2 (ja) | 1983-10-28 |
Family
ID=12478399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3675078A Expired JPS5848538B2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | アミンの回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848538B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019131855A1 (ja) | 2017-12-27 | 2019-07-04 | 旭化成株式会社 | 有機アミンの回収方法 |
WO2023080257A1 (ja) | 2021-11-08 | 2023-05-11 | 旭化成株式会社 | イソシアネート化合物の製造方法、カルバメート化合物の製造方法、アミン化合物の回収方法、イソシアネート組成物 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1272309C (zh) | 1997-02-05 | 2006-08-30 | 株式会社神户制钢所 | 分解和回收异氰酸酯化合物的设备和方法 |
WO2000068180A1 (en) | 1999-05-05 | 2000-11-16 | The Dow Chemical Company | A process for recovering toluene diamine from toluene diisocyanate distillation residues |
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