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JPS5848521B2 - 滅菌方法 - Google Patents

滅菌方法

Info

Publication number
JPS5848521B2
JPS5848521B2 JP50004619A JP461975A JPS5848521B2 JP S5848521 B2 JPS5848521 B2 JP S5848521B2 JP 50004619 A JP50004619 A JP 50004619A JP 461975 A JP461975 A JP 461975A JP S5848521 B2 JPS5848521 B2 JP S5848521B2
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JP
Japan
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hypochlorite
ions
reducing agent
hazardous
reducing
Prior art date
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Application number
JP50004619A
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English (en)
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JPS50106492A (ja
Inventor
ジヨ−ジ モロ ダニエル
ビクタ− ロスト−カ− マ−チン
ジヨセフ バ−ラ− ゾル
ウオ−カ− ブラドストリ−ト パトリシア
フレデリツク ストツケル リチヤ−ド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Patent Development Corp
Original Assignee
National Patent Development Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by National Patent Development Corp filed Critical National Patent Development Corp
Publication of JPS50106492A publication Critical patent/JPS50106492A/ja
Publication of JPS5848521B2 publication Critical patent/JPS5848521B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L12/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor
    • A61L12/08Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L12/10Halogens or compounds thereof
    • A61L12/107Hypohalites; Active halogens

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は医科及び歯科用器具の滅菌に関するものである
近年、親水性コンタクトレンズ(いわゆるソフトコンタ
クトレンズ)の効果的及び簡単な滅菌剤系の要望が急速
に目だつようになった。
レンズの滅菌に現在使用されている以下の3種の方法は
いずれも欠点を有する。
1.塩水中での煮沸 この方法は眼の病原体に対し非常に効果的である。
しかしながらコンタクトレンズ着用者が煮沸用具を持ち
歩くのは不便であり、実際ある調査で面接者の16%は
煮沸工程があるために、ヒドロキシエチルメタクリレー
} (HEMA)ポリマー製の親水性レンズを買うのは
ためらわれると指摘した。
2.3%過酸化水素による処理 この方法は殺菌効果を有するが、遅いことがあり、また
正しく取り扱う必要がある、レンズを目に挿入する前に
そのレンズについて過酸化水素水を炭酸水素ナトリウム
で処理せねばならない。
この滅菌剤系は実用的に広く認められなかったのが実情
である。
また、ある種の微生物を殺すには非常に高い濃度の過酸
化物が必要である。
3.化学物質の使用 2種類の基本的な化学的滅菌用等張溶液が市販されてい
る。
その1つは活性成分としてクロルヘキシジングルコナー
トを含有するものであり、もう1つはクロルヘキシジン
、エチレンジアミンテトラ酢酸及びチメロサール((エ
チル水銀)チオサリチル酸ナトリウム)を含有する。
この化学系は長時間の運搬の手軽さ、完全な滅菌、信頼
性及びアレルギー性反応等を考慮するといずれも理想的
ではない。
これら溶液はその洗浄効力につき試験をしたが、日常行
なう手順で使用したところ、この目的を達成するには著
しく不満足であった。
( Krezanoski ,.J.American
Optometric Association,
4 3、305−307( 1972)参照〕。
その他の問題が米国特許第3689673号及び Phares, J,American Optome
tricAssociation14 3、308頁以
後に示されている。
また、米国特許第3755561号もコンタク1・レン
ズ処理用の殺菌剤溶液を開示している。
親水性コンタクトレンズの滅菌剤系は以下の性質全てを
有していることが望ましい。
1.適当な曝露時間内に眼の病原体の各種のものに対し
効果的であること。
2.無害の生成物に分解すること。
3. レンズに吸収されないこと。
4.レンズ特性に影響を与えないこと。
5.市販できる体裁で入手可能なこと。
本発明においてこれら目的を達成する新規な滅菌剤系が
見い出された。
この新規な系は次亜塩素酸塩の水溶液からなる。
この次亜塩素酸塩水溶液は4種の知られた眼の病原体、
すなわち黄色ブドウ球菌( S taphylococ
cns anrens ) 、大腸菌( Escher
ichic coli )、緑膿菌( Pseudom
onas aeruginosa)及び鵞口癒カンジダ
( Candida albicans)に対し30分
以内に完全に殺菌する能力を有する。
このようにこの新規な滅菌剤系は存在する微生物に対し
効果的である。
次亜塩素酸塩はレンズ中へ浸透しない。
レンズを目に入れる前に表面の次亜塩素酸塩は適当な還
元剤により不活性化させる。
かくして次亜塩素酸塩は破壊されるので、次亜塩素酸塩
による目の組織に対する実質的被害はありえない。
次亜塩素酸塩の分解生成物及び還元剤は無害である。
最終的な系全体は細菌の生長に対し免疫がある。
次亜塩素酸塩は一般弐A(OC1)X (式中、Aは、
例えばナトリウム、カリウム及びリチウムのようなアル
カリ金属、例えば、バリウム、マグネシウム及びカルシ
ウムのようなアルカリ土類金属、例えばt−ブチル、t
−アミル、エチル、メチル、プロビル、イソプロビル等
のアルキル基のような無機金属または有機官能基であり
、Xは無機または有機置換基上の絶体電価である。
)を有する任意の無機の次亜塩素酸化合物または有機の
次亜塩素酸化合物(例えば次亜塩素酸アルキル)であっ
てもよい。
従って、例えば次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリ
ウム、次亜塩素酸リチウム、次亜塩素酸カルシウム、次
亜塩素酸t−ブチルまたは次亜塩素酸t−アミルが使用
できる。
次亜酸素酸塩をその形で添加する代りに、水溶液中で次
亜塩素酸を生成し、かつ乾燥状態で貯蔵安定性のある物
質を用いることができる。
このような物質の例としては、N−N−ジクロルタウリ
ン(ナトリウム塩)、N−N−ジクロルーβ−アラニン
、N−N′−ジクロルインシアヌル酸(カリウム塩)、
N−N−ジクロルイソシアヌル酸(ナ1・リウム塩)、
N−クロル尿素、N − N′−ジクロルー2・5−ピ
ペラジンジオン、N−N’−1・3一ジクロル−5・5
−ジメチルヒダントイン、トリクロルイソシアヌル酸、
N〜クロルスクシンアミド、N − N’−ジクロルグ
リコシアミン及びN・N−ジクロルグリシンなどがある
次亜塩素酸塩及びそのイオン源の濃度は特に絶対要件で
はなく、水溶液に対し0.05重量%もしくはそれ以下
から2,5重量%、更には5重量%以上までにも変化で
きる。
最小有効量は次亜塩素酸イオン源及び存在する細菌に多
少左右されることが埋解されよう。
例えばN−N−ジクロルグリシンは0.05%でs .
aureusに対し1時間で効果を示すが、E .
col i 1P. aeruginosa及びC.a
lbicans に対しては5分間で効果を示した。
また0.5%の濃度では4種の微生物全てに対し5分間
で効果があった。
溶液中の次亜塩素酸塩の最大量は単に経済的に決定する
次亜塩素酸塩は最初からその形で存在していたか、また
は他の生成源からその場で生成したかにかかわらず、存
在すると考えられる全ての細菌を殺した後は無害に変え
る必要がある。
還元剤は以下の条件を満さねばならない。
■.次亜塩素酸イオン(OCI−) を塩素イオン(C
I )に還元できること、すなわち、次亜塩素酸塩と
還元剤を合せた半電位が正価であること。
当業界で知られているように多くの還元剤がこの条件を
満す。
2.還元剤はそれ自体で、あるいはその酸化状態(すな
わち還元剤は還元剤として作用するとき酸化されるから
)において無害であること、適当な還元剤の例としては
、例えばチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム及びチ
オ硫酸カルシウムのようなチオ硫酸のアルカリ金属また
はアルカリ土類金属塩、アスコルビン酸、例えばdーク
ルコース、1−グルコース、ラクトース、マルトース、
d−フラクトース、d−キシロース、d−アラビノース
等の還元糖が挙げられ、また過酸化ナトリウム、過酸化
バリウム、過酸化ベンゾイル、過酢酸、過プロピオン酸
等の有機及び無機過酸化物も挙げられる。
還元剤と次亜塩素酸塩との反応は下記の反応式により要
約される。
ここで、210は還元剤により供給される。
還元剤の量は全次亜塩素酸塩と反応させるのに充分な量
で用いられる限り、絶対的要件ではない。
本発明の次亜塩素酸塩組成物は親水性コンタクトレンズ
の滅菌に用いることが好ましいが、これらはより一般的
なハードコンタクトレンズならびに他の金属、ガラスま
たはプラスチック製の医科及び歯科用器具のあらゆるも
のを滅菌するのに使用することもできる。
従って鉗子、子宮内装置、小刃、・・サミ、鏡、歯科用
ドリル、ピック、クランプ、針、注射器、耳鏡、金属ま
たはプラスチック製の舌圧子、歯科用鏡、歯冠取りはず
し具、カテーテル、金属製口押え具、補聴器具のプラス
チック及び金属部分のようなプラスチック及び金属製の
医科(外科も含める)用器具及び歯科用器具を次亜塩素
酸塩で滅菌することができる。
この滅菌剤系においては緩衝剤を添加した中性に近いp
Hを用いるのが好ましい。
このことは特にソフトコンタクトレンズに当てはまる。
目はpH変化に対し非常に敏感であり、従って滅菌剤系
は6.5〜8.5の範囲のpHを有さねばならない。
このpHを保つことのできる任意の一般的な無害の緩衝
剤が使用できる。
例えば、リン酸二水素カリウム(0.025モル)及び
リン酸水素二ナトリウム(0.025モル)を水に溶解
させた混合物もしくはThe Handbook of
Chemistny andP hys i cs
,第47版、(1966)、ページD79中に例えば0
.008695モルのKH2PO4と0.03043モ
ルのNa2HPO4 の混合物として示されているよう
なpH6.5〜8.5を与えるこれら塩の他の比率の混
合物、または同頁に記載されている、pH6.5〜8.
5を与える他の緩衝剤混合物、例えば0.25Mの硼砂
50ml及び0. 1 MHC1 20.5mlの混
合物、クエン酸ナトリウムークエン酸緩衝剤等が使用で
きる。
緩衝剤を添加した次亜塩素酸塩組成物を用いる?りに、
しばしば、緩衝剤を添加しない次亜塩素酸塩を使用して
コンタクトレンズ及び他の外科または内科用器具を処理
することができる。
例えば、器具は滅菌水で洗浄し残っている次亜塩素酸塩
溶液を全て除いてしまうことができる。
本発明は現在のところ知られている任意の親水性コンタ
クトレンズ、すなわちソフトコンタクトレンズを滅菌す
るのに使用できる。
この親水性レンズは通常ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロビ
ルメタクリレート及びヒドロキシプロビルアクリレート
のポリマーのようなヒドロキシアルキルアクリレートま
たはメタクリレートのポリマーである。
これらは、普通架橋剤として、例えば0.05〜2%の
、エチレングリコールジメタクリレートを用いて通常わ
ずかに架橋させたポリマーであるようなヒドロキシエチ
ルメタクリレート(HEMA)のポリマーである。
しかしながらエチレングリコールジメタクリレートに加
え、またはその代りに、他の架橋剤を存在させることが
できる。
例えば、使用できる架橋剤は以下の通りである。
エチレングリコールジメタクリレート、1・4−プチレ
ンジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリ
レート、プロピレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、ジプロピレングリ
コールジメタクリレート、ジチレングリコールジアクリ
レート、ジプロピレングリコールジアクリレート、ジビ
ニルベンゼン、ジビニルトルエン、酒石酸ジアリル、ピ
ルビン酸アリル、リンゴ酸アリル、酒石酸ジビニル、ト
リアリルメラミン、N − N’−メチレンビスアクリ
ルアミド、マレイン酸ジアリル、ジビニルエーテル、モ
ノエチレンクリコールクエン酸シアリルエステル、エチ
レンクリコールクエン酸ビニル、マレイン酸アリルビニ
ルエステル、イタコン酸ジアリル、イタコン酸のエチレ
ングリコールジエステル、ジビニルスルホン、ヘキサヒ
ド−1・3・5−トリアクリルトリアジン、亜リン酸ト
リアリル、ベンゼンリン酸のジアリルエステル、無水マ
レイン酸トトリエチレングリコールとのエステル、アコ
ンチン酸ジアリル、シントラコン酸ジピニル、フマール
酸ジアリル、グリシジルメタクリレート、グリシジルア
クリレート、アリルアクリレート及びアリルメタクリレ
ート。
?発明方法及び組成物はHEMAを(通常、0.05〜
2%の架橋剤の存在下で)ビニルピロリドン、アクリル
アミド、メタクリルアミド、メトキシエトキシメタクリ
レート、メトキシトリエチレングリコールアクリレート
またはメトキシトリエチレングリコールメタクリレート
と共重合させるか、HEMAをポリビニルピリドン、ビ
ニルピロリドンー酢酸ビニルコポリマーまたは他のビニ
ルラクタムポリマーの存在下で重合または共重合させた
コンタクトレンズを滅菌するのにも使用できる。
例えば、本発明は下記の米国特許に開示されたか、ある
いはそれに従って製造した親水性コンタクトレンズを滅
菌するのに使用できる。
米国特許 第2976576 同 27401同33618
58 同3476499同3488111 同
3496254同3499862 同3618213 同3542907 同3557761 同3621079 同3660545 同3679504 同3691263 同3699089 同3532679同36395
24 同3503942 同3721657 同3647736同37007
61 同3758448および同3772235 本節で述べた特許の全明細書を参考までに添付する。
次亜塩素酸塩を含有する医科または歯科用器具の滅菌溶
液とその後の中和剤添加とを組合せたことは、とりわけ
殺菌力が速く、その効果が完全であり、次亜塩素酸塩が
レンズに浸透せず、目の組織が害されることがないとい
う点で独特である。
この滅菌剤系は溶液形態(すなわち、次亜塩素酸塩を含
有する1溶液と還元剤を含有する他の溶液)、錠剤、カ
プセル、2成分錠剤またはカプセル、2つの分離した錠
剤(すなわち一方が次亜塩素酸塩を含有し、もう一方が
還元剤を含有)として製造できる。
所望の場合は、次亜塩素酸塩を錠剤または溶液として適
用するとき還元剤溶液はスクイーズボトルより適用する
ことができる。
最も適当な形態は、2成分錠剤の形をし、一層が次亜塩
素酸塩及び所望ならば緩衝剤成分を含み直ちに溶解して
、眼の病原体を殺すもの、そしてもう一層が例えば還元
剤を含有する中心層または下層のいずれでもよいが、次
亜塩素酸塩による殺菌が完了した後で溶解し、次亜塩素
酸イオンをCI一に還元するものである。
従って、任意の一般的の水に弱い保護膜で還元剤を包む
ことができる。
この水に弱い保護膜は次亜塩素酸塩が滅菌剤として作用
するのに充分な時間還元剤を保護できるように充分な厚
さでなげればならない。
以下の本発明の実施例を示す。
実施例中、特に示さない限り「部」と「%」は重量基準
である。
実施例 1 本例では滅菌のため2つの溶液を用いた。
すなわち、一方の溶液は緩衝剤を添加し中性付近に保っ
た水溶液中に次亜塩素酸塩を含有するものであり、他の
一方は同様に緩衝剤により中性付近に保った水溶液中に
上記次亜塩素酸塩の化学当量より過剰の還元剤を含有す
るものであった。
まず、5%NaOCl原液を希釈して5 0 ppmの
NaOC1水溶液を調製した。
希釈溶液をKH2P04−Na2HPO4緩衝剤(約0
.008695MのKH2PO4及び0.03043M
のNa 2HPO4)によりpH7.4にした。
親水性コンタクトレンズ〔ンフレン( Soflen
)として市販されているヒドロキシエチルメタクリレー
トポリマー製〕を、50ppmNaOc1希釈液に30
分間(この時間は1時間、3時間または所望ならばそれ
以上、例えば1晩までも延長でき、また全ての細菌を殺
せるならば25、20、15、10または5分間に短縮
してもよい。
)浸した。KH2PO,−Na2HPO4の緩衝剤でp
H7.4に調整した。
400ppmNa2SO3溶液10ccを添加し、活性
の塩素(すなわち次亜塩素酸イオン)を分解した。
かくしてレンズは目に挿入できる状態となった。
実施例 2 2ペレット系を用いた。
まず第1のペレソトは次亜塩素酸リチウム及びKH2P
O4−Na2HPO4緩衝剤を含有しているのでこの錠
剤を水に溶解すると組成物は中性に近くなる(約pH7
.3)。
もう一方の錠剤は例えばチオ硫酸ナトリウムのような還
元剤を含有していた。
第1、の錠剤を水に溶解したところほぼ中性( pH
7.−3 )に調整された、0.5%の次亜塩素酸リチ
ウムを含有する溶液が得られた。
約30分経過後、チオ硫酸ナトリウムな溶液中の次亜塩
素酸リチウム1モル当り少なくとも0.75モルに等し
いモル量で含有しているもう一方の錠剤を添加した。
これにより存在する次亜塩素酸イオンは全て破壊された
ソフトコンタクトレンズ(ソフロンとして市販されてい
るヒドロキシエチルメタクリレートポリマー製)は次い
で溶液から取り出すと使用できる状態になった。
チオ硫酸ナトリウムの代りに等量のアスコルビン酸また
はグルコースも使用できる。
実施例 3 上層が粒状化可能な次亜塩素酸塩(次亜塩素酸リチウム
)及び水に溶解させたときpH7.4の次亜塩素酸塩水
溶液を与えるような緩衝剤成分( KH2 P 04
Na 2 HP04 )を含有する2成分錠剤を製造
した。
錠剤を水中に入れると直ちに次亜塩素酸塩及び緩衝剤が
溶解した。
ソフトコンタクトレンズ(ソフレン)をこの溶液に浸し
た。
錠剤の下層はゲラチンで包んだチオ硫酸ナトリウムを含
有したものであった。
ゲラチンが約30分かかつて分解した後、チオ硫酸ナト
リウムが溶解し活性次亜塩素酸イオンをC1−に還元し
、レンズを安全に使用できるようにした。
実施例 4 別法として、例えばヒドロキシエチルメタクリレートー
エチレングリコールメタクリレートのコポリマー(10
0:0.2)からなる厚さ6ミルの層にチオ硫酸ナトリ
ウムを封じ込め、続いて、次亜塩素酸リチウム及びKH
2PO4−Na 2HPO4の外層をかぶせることによ
り2成分カプセルを製造した。
カプセルを水中に入れると直ちに次亜塩素酸ナトリウム
及び緩衝剤が溶解した。
水は親水性HEIVLl’.ポリマ一層中に浸透し、チ
オ硫酸ナトリウムに到達し、続いてチオ硫塩ナトリウム
が徐々に滲出し、次亜塩素酸イオンCI一に還元する。
この2成分カプセルは実施例3におけると同様な方法に
より水に入れて親水性コンタクトレンズ(ソフレン)を
滅菌するのに用いた、チオ硫酸ナトリウムの代りに例え
ば、アスコルビン酸またはラクトースを使用することが
できる。
}TEMAポリマ一層の厚さが還元剤の溶出速度を決定
する。
実施例 5 実施例2の方法を繰り返した。
但し、コンタクトレンズを滅菌する代りに黄色フ下ウ球
菌で汚染?れたステンレス製の鉗子を滅菌した。
同様な方法で任意の他の内科または外科用器具を滅菌で
きる。
充亜塩素酸ナトリウムまたはリチウムの代りに例えばN
− N’・N”−}リクルイソシアヌル酸または1・
3−ジクロル−5・5−ジメチルヒダントインのような
他の次亜塩素酸イオン源が使用できる。
使用時までのこの次亜塩素酸イオン源を外気から遮断し
たいときは、メチルセルロース、ザツカロース、その他
の水溶性物質からなる外部保護膜を用いてもよい。
親水性ポリマーにより包まれた還元剤核を有し、そのポ
リマー周囲は次亜塩素酸イオン源及び緩衝剤で包まれた
、場合により更に不活性物質の外膜を有した錠剤は例え
ば米国特許第3577512号または同第364123
7号中に記載された方法により製造できる。
上述したように、2成分錠剤またはカプセルは、コンタ
クトレンズ着用者がそのレンズを目に挿入するのに適し
た状態にする前に2種以上の溶液を用いる必要がなく、
次亜塩素酸イオン源の溶液に伴なう安定性の問題もなく
、また2錠剤系を用いたときのようにその後で還元剤錠
剤を添加する煩わしさもないことから好ましいものであ
る。
なお、本明細書中で錠剤なる語はまたカプセル及び丸剤
なる語も含めるものである。
また、本発明は以下に述べる実施態様をも含有する。
(1)溶液を無害の緩衝剤によりpH6.5〜8.5に
する特許請求の範囲第1項の方法。
(2)次亜塩素酸イオン源は次亜塩素酸のアルカリ金属
またはアルカリ士類金属塩である特許請求の範囲第1項
の方法。
(3)次亜塩素酸塩が次亜塩素酸ナトリウムである上記
(2)の方法。
(4)還元剤がチオ硫酸ナトリウムである上記(3)の
方法。
(5)次亜塩素酸塩が次亜塩素酸リチウムである上幻2
)の方法。
(6)還元剤がチオ硫酸ナトリウムである上記(5)の
方法。
(7)次亜塩素酸イオン源が水に溶解したときその場で
次亜塩素酸イオンを生成するようなN−クロル有機化合
物である特許請求の範囲第1項の方法。
(8)還元剤がチオ硫酸のアルカリ金属またはアルカリ
土類金属塩である特許請求の範囲第1項の方法。
(9) (a) 水に入れると直ちに水溶液となる
ような形態をした次亜塩素酸塩の層及び、 (b) 次亜塩素酸塩が存在する全ての病原体微生物
を殺すのに充分な時間経過するまでは溶解しない形態を
した還元剤の層 を含有する錠剤を添加することにより滅菌溶液を形成す
る工程を更に含む特許請求の範囲第1項の方法。
00)錠剤が更に(a)層中に、当該溶液をpH6.5
〜8.5に調整するための緩衝剤を含む上記(9)の方
法。
(II)緩衝剤がKH2PO4−Na2HPO4である
上記(10)の方法。
(12) 錠剤を水に溶解したとき、溶液のpHを6
.5〜8.5に保つことができる無害の緩衝剤を層(a
)中に含む特許請求の範囲第2項の錠剤。
(13) (a) 水に入れると直ちに水溶液となる
ような形態をした次亜塩素酸塩の層、及び (b) 次亜塩素酸塩が存在する全ての病原体微生物
を殺すために充分な時間経過するまでは溶解しない形態
をした還元剤の層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 存在する病原体微生物を殺すのに有効な量の無害の
    次亜塩素酸イオン源を含む溶液中に内科若しくは外科用
    器具または親水性コンタクトレンズを浸漬して滅菌し、
    次いで、次亜塩素酸イオン全てを還元するのに充分な量
    の無害の還元剤により、該次亜塩素酸イオンを塩素イオ
    ンに還元することを特徴とする、前記の内科若しくは外
    科用器具または親水性コンタクトレンズの滅菌方法。 2(a)無害の次亜塩素酸イオン源の層、及び(b)
    該次亜塩素酸イオン源の水溶液と接触すると次亜塩素
    酸イオン源を塩素イオンに還元することのできる保護さ
    れた無害の試薬層からなり、−かつ(b)の保護物質は
    次亜塩素酸イオン源が水中に存在する全ての病原体微生
    物を殺すため充分な時間を経過するまで還元剤の溶解を
    防ぐことを特徴とする内科若しくは外科用器具または親
    水性コンタクトレンズを滅菌するための錠剤。 3 存在する病原体微生物を殺すのに有効な量の無害の
    次亜塩素酸イオン源を含む溶液中に親水性コンタクトレ
    ンズを浸漬して、滅菌し、次いで、次亜塩素酸イオン全
    てを還元するのに充分な量の無害の還元剤により、該次
    亜塩素酸イオンを塩素イオンに還元することからなる内
    科若しくは外科用器具または親水性コンタクトレンズの
    滅菌方法において用いられるための滅菌剤系であって、
    前記の次亜塩素酸イオン源としての次亜塩素酸化合物が
    錠剤の型態で存在し、そして、次亜塩素酸イオンを還元
    するための還元剤が溶液の型態で存在する二包装系から
    なることを特徴とする滅菌剤系。
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