JPS5847407B2 - 重縮合装置 - Google Patents
重縮合装置Info
- Publication number
- JPS5847407B2 JPS5847407B2 JP9557676A JP9557676A JPS5847407B2 JP S5847407 B2 JPS5847407 B2 JP S5847407B2 JP 9557676 A JP9557676 A JP 9557676A JP 9557676 A JP9557676 A JP 9557676A JP S5847407 B2 JPS5847407 B2 JP S5847407B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction tank
- vacuum
- valve
- polycondensation
- circulation system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は重縮合装置、特にポリエステルの重縮合装置に
関するものである。
関するものである。
従来、ポリエステルは優れた性質を有するため繊維、フ
イルム及び或型品として多く利用されており、ポリエス
テルの製造法及び製造装置についても数多くの提案がな
されている。
イルム及び或型品として多く利用されており、ポリエス
テルの製造法及び製造装置についても数多くの提案がな
されている。
テレフタル酸とエチレングリコールとからポリエステル
を製造する工程においてエステル化反応、重縮合反応ヲ
連続して行なう直連重方式、或いは回分方式のいずれも
がその目的及び規模に応じ現在工業的に実施されている
。
を製造する工程においてエステル化反応、重縮合反応ヲ
連続して行なう直連重方式、或いは回分方式のいずれも
がその目的及び規模に応じ現在工業的に実施されている
。
回分式製法は一般的に極めて簡便な方法であり且つ設備
コストが小規模の場合は比較的安価であり、設備の運転
保守の管理が容易であるばかりでなく、少量多品種生産
に適し生産量の調整が容易である等の長所を有するもの
の、製品の品質、特に均一性、製品歩留り等に於いて直
連重方式に比し幾分劣っているとの評価を受けている。
コストが小規模の場合は比較的安価であり、設備の運転
保守の管理が容易であるばかりでなく、少量多品種生産
に適し生産量の調整が容易である等の長所を有するもの
の、製品の品質、特に均一性、製品歩留り等に於いて直
連重方式に比し幾分劣っているとの評価を受けている。
しかしながら斯様な問題は回分式本来の欠陥ではなく、
寧ろ従来の回分式製造法及び装置の欠陥をそのまま現わ
しているに過ぎないものである。
寧ろ従来の回分式製造法及び装置の欠陥をそのまま現わ
しているに過ぎないものである。
従来の回分式製法はテレフタル酸とエチレングリコール
とをエステル化、又はテレフタル酸ジアルキルエステル
とエチレングリコールとをエステル交換して得られたビ
ス−2−ヒドロキシエチルテレフタレート及び/又はそ
の低重合体を一定量重合反応槽に供給し、供給終了後撹
拌機を起動しペーパー管、凝縮器を経て真空発生器によ
り徐々に重合反応槽を減圧として重縮合反応を推進し、
一定時間後撹拌機軸の捩れ応力又は電動機の消費電力等
によって反応液の溶融粘度を推定し、目標値に到達後不
活性ガスを反応槽内に導入して真空を破壊すると同時に
所定圧力迄加圧し、該反応槽下部に設けられている押出
しダイのバルブを開き、更に一般的には押し出しダイの
下部に取付けられた盲板を取り外して不活性ガスの圧力
により反応生戒物を取り出している。
とをエステル化、又はテレフタル酸ジアルキルエステル
とエチレングリコールとをエステル交換して得られたビ
ス−2−ヒドロキシエチルテレフタレート及び/又はそ
の低重合体を一定量重合反応槽に供給し、供給終了後撹
拌機を起動しペーパー管、凝縮器を経て真空発生器によ
り徐々に重合反応槽を減圧として重縮合反応を推進し、
一定時間後撹拌機軸の捩れ応力又は電動機の消費電力等
によって反応液の溶融粘度を推定し、目標値に到達後不
活性ガスを反応槽内に導入して真空を破壊すると同時に
所定圧力迄加圧し、該反応槽下部に設けられている押出
しダイのバルブを開き、更に一般的には押し出しダイの
下部に取付けられた盲板を取り外して不活性ガスの圧力
により反応生戒物を取り出している。
しかしながら該反応槽下部、特に押し出しダイに到る配
管中は撹拌を受けることもなく、従って反応槽内の重縮
合反応物と均一なものは得難く、未反応物又は熱劣化物
等を生じ易い。
管中は撹拌を受けることもなく、従って反応槽内の重縮
合反応物と均一なものは得難く、未反応物又は熱劣化物
等を生じ易い。
又、撹拌機軸の機械的負荷による粘度設定では正確な粘
度測定が難しく、重縮合反応の終点を決め難く、又反応
終了後不活性ガス加圧による反応生戒物の吐出は開始時
と終了時では重合度に変動が生じる等の欠陥もある。
度測定が難しく、重縮合反応の終点を決め難く、又反応
終了後不活性ガス加圧による反応生戒物の吐出は開始時
と終了時では重合度に変動が生じる等の欠陥もある。
更に重縮合工程で凝集物のない重縮合反応物を取出し次
工程に送ることは紡糸、延伸等の工程を円滑にし、製品
の品質を向上するにも拘わらず、従来の重縮合装置で済
過装置を挿入することは真空、加圧操作、容器の耐圧性
等の点で通常実施されていない。
工程に送ることは紡糸、延伸等の工程を円滑にし、製品
の品質を向上するにも拘わらず、従来の重縮合装置で済
過装置を挿入することは真空、加圧操作、容器の耐圧性
等の点で通常実施されていない。
本発明者等は従来の欠陥を排除し問題を解決すべく種々
検討の結果本発明も完或した。
検討の結果本発明も完或した。
本発明の目的は劣化物の発生による歩留り低下、吐出開
始時と終了時の重縮合反応物の品質変動、異物及び不溶
解物の混入、重縮合反応終点の変動等がなく、シかも設
備上及び操作上簡単な重縮合装置を提供するにある。
始時と終了時の重縮合反応物の品質変動、異物及び不溶
解物の混入、重縮合反応終点の変動等がなく、シかも設
備上及び操作上簡単な重縮合装置を提供するにある。
本発明は撹拌及び加熱手段を有する重縮合反応槽、該反
応槽の下部より送液ポンプ、粘度計、フィルター及び三
方分岐弁を介して該反応槽中部に至る循環系統、及び該
反応槽の真空調節装置とをそなえた重縮合装置である。
応槽の下部より送液ポンプ、粘度計、フィルター及び三
方分岐弁を介して該反応槽中部に至る循環系統、及び該
反応槽の真空調節装置とをそなえた重縮合装置である。
以下本発明の装置を図面により説明する。
第1図は本発明の重縮合装置の一例を示す説明図である
。
。
1は撹拌機2及び加熱ジャケット3を有する重縮合反応
槽であり、撹拌機2は一般にはアンカー型又はヘリカル
リボン型の羽根を有し、駆動用電動機4に接続している
。
槽であり、撹拌機2は一般にはアンカー型又はヘリカル
リボン型の羽根を有し、駆動用電動機4に接続している
。
重縮合反応槽1の下部に取出パイプ5を取付け、送液ポ
ンプ6に接続させる。
ンプ6に接続させる。
送液ポンプ6は一般的に縦型又は横型のスクリューポン
プを用いるがポンプの吸入性能、シール効果の優れたも
のであれば通常のギャーポンプも使用可能である。
プを用いるがポンプの吸入性能、シール効果の優れたも
のであれば通常のギャーポンプも使用可能である。
循環系統は粘度計8、フィルター9、三方分岐弁10を
介し循環パイプ11を経て重縮合反応槽1に連絡する。
介し循環パイプ11を経て重縮合反応槽1に連絡する。
粘度計8とフィルター9の位置は反対でも差支えない。
フィルター9は金網、焼結金網、焼結金属等を使用し得
るが、必要とする炉過面積と耐圧強度を有し且つエレメ
ントの再生方法の簡便なものが望ましい。
るが、必要とする炉過面積と耐圧強度を有し且つエレメ
ントの再生方法の簡便なものが望ましい。
又、取出しパイプ5に送液バルブ7を接続すれば重縮合
原料の送液に便利である。
原料の送液に便利である。
重縮合反応中に発生するペーパーはペーパー管12、コ
ンデンサー13、真空調節弁14を経て真空発生装置1
5に至る真空調節装置により処理される。
ンデンサー13、真空調節弁14を経て真空発生装置1
5に至る真空調節装置により処理される。
真空発生装置15はスチームエゼクター又は機械式の真
空ポンプのいずれかが用いられる。
空ポンプのいずれかが用いられる。
送液ポンプ6の吐出側に圧力計16を取付け、送液バル
ブ7、粘度計8、三方分岐弁10、真空調節弁14を夫
々リレーボックス17と接続し、送液、循環、取出、真
空調節を相互に連動させればより効果的である。
ブ7、粘度計8、三方分岐弁10、真空調節弁14を夫
々リレーボックス17と接続し、送液、循環、取出、真
空調節を相互に連動させればより効果的である。
本発明の重縮合装置の運転の一例を挙げると、送液バル
ブ7を開きビス−2−ヒドロキシエチルテレフタレート
及び/又はその低重合体を重縮合反応槽1に供給した後
、撹拌機2、真空調節装置、送液ポンプ6を始動し、反
応液の撹拌、循環を行なう。
ブ7を開きビス−2−ヒドロキシエチルテレフタレート
及び/又はその低重合体を重縮合反応槽1に供給した後
、撹拌機2、真空調節装置、送液ポンプ6を始動し、反
応液の撹拌、循環を行なう。
粘度計8で終点粘度を検出後三方分岐弁10を送液に切
換えポリマーを取出す。
換えポリマーを取出す。
送液中粘度を一定に保持する様真空調節弁を制御する。
送液が終り圧力計の降下を検知後三方分岐弁10を循環
に切換え、送液バルブ7を開いて次の反応を開始する。
に切換え、送液バルブ7を開いて次の反応を開始する。
本発明によればポリマーは重縮合反応槽を真空状態のま
\送液ポンプによって吐出可能であり、品質的にも極め
て高度且つ均一なものが得られるばかりでなく、吐出直
後新たに供給された低重合ポリマー等により反応槽及び
循環系統の洗浄、ポリマーの解重合等が行なわれるため
製品の歩留りも大巾に向上する。
\送液ポンプによって吐出可能であり、品質的にも極め
て高度且つ均一なものが得られるばかりでなく、吐出直
後新たに供給された低重合ポリマー等により反応槽及び
循環系統の洗浄、ポリマーの解重合等が行なわれるため
製品の歩留りも大巾に向上する。
更に配管系のレイアウトが自由に行なえる為従来各反応
槽ごとに実施していた吐出、チップ化の作業を集中化す
ることも可能であり、生産性は著しく増大する。
槽ごとに実施していた吐出、チップ化の作業を集中化す
ることも可能であり、生産性は著しく増大する。
第1図は本発明の重縮合装置の一例を示す説明図である
。 図中1は重縮合反応槽、2は撹拌機、3は加熱ジャケッ
ト、4は電動機、5は取出パイプ、6は送液ポンプ、7
は送液バルブ、8は粘度計、9はフィルター、10は三
方分岐弁、11は循環パイプ、12はペーパー管、13
はコンデンサー、14は真空調節弁、15は真空発生装
置、16は圧力計、17はリレーボックスを示す。
。 図中1は重縮合反応槽、2は撹拌機、3は加熱ジャケッ
ト、4は電動機、5は取出パイプ、6は送液ポンプ、7
は送液バルブ、8は粘度計、9はフィルター、10は三
方分岐弁、11は循環パイプ、12はペーパー管、13
はコンデンサー、14は真空調節弁、15は真空発生装
置、16は圧力計、17はリレーボックスを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 撹拌及び加熱手段を有する重縮合反応槽、該反応槽
の下部より送液ポンプ、粘度計、フィルター及び三方分
岐弁を介して該反応槽中部に至る循環系統、及び該反応
槽の真空調節装置とをそなえた重縮合装置。 2 循環系統に圧力計を装着した特許請求の範囲第1項
記載の装置。 3 循環系統の取出パイプに送液バルブを接続した特許
請求の範囲第1項記載の装置。 4 真空調節装置がペーパー管、コンデンサー、真空調
節弁、真空発生装置の組合せになる特許請求の範囲第1
項記載の装置。 5 循環系統に装着した送液バルブ、圧力計、粘度計、
三方分岐弁、及び真空調節装置に装着した真空調節弁を
リレーボックスと接続連動せしめた特許請求の範囲第1
項記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9557676A JPS5847407B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | 重縮合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9557676A JPS5847407B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | 重縮合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5321291A JPS5321291A (en) | 1978-02-27 |
JPS5847407B2 true JPS5847407B2 (ja) | 1983-10-22 |
Family
ID=14141405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9557676A Expired JPS5847407B2 (ja) | 1976-08-10 | 1976-08-10 | 重縮合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847407B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1167676B (it) * | 1983-12-05 | 1987-05-13 | Enichimica Spa | Procedimento per la produzione di polifenilenossido |
WO2003062299A1 (fr) * | 2002-01-18 | 2003-07-31 | Polyplastics Co., Ltd. | Procede de production de polymere aromatique |
-
1976
- 1976-08-10 JP JP9557676A patent/JPS5847407B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5321291A (en) | 1978-02-27 |
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