JPS5847404Y2 - 磁器金膜の耐摩試験機 - Google Patents
磁器金膜の耐摩試験機Info
- Publication number
- JPS5847404Y2 JPS5847404Y2 JP18693581U JP18693581U JPS5847404Y2 JP S5847404 Y2 JPS5847404 Y2 JP S5847404Y2 JP 18693581 U JP18693581 U JP 18693581U JP 18693581 U JP18693581 U JP 18693581U JP S5847404 Y2 JPS5847404 Y2 JP S5847404Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gold film
- shaft
- turntable
- arm
- wear resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、半径方向内方又は外方に環状の金線等の金膜
を焼付などで設けて、出荷商品若しくはその試作品とし
て完成した陶磁器について、金膜の耐摩試験を正確に施
して商品としての耐久力をテストする陶磁器金膜の耐摩
試験機に係り、一定の角度範囲に互って線状等の金膜を
施した陶磁器を固定するターンテーブルと、伸縮調節を
自由にしたアームに取付けてターンテーブル上の陶磁器
の前記金膜に接触する摩耗試1験針と、ターンテーブル
の軸に連結して半径方向外方に突出した揺動腕と、モー
タの回転により所用ストロークの往復運動を行なう連接
杆とを設け、揺動腕に調節用長孔を形成し、連接杆には
回転を自由にした軸子を設け、前記金膜が陶磁器の半径
方向の何れの部分にあっても、前記摩耗試験針が前記金
膜に接して相対的に揺動する振巾を一定に調整出来るよ
うに軸子の長孔に対する挿通位置を自由に調整する構成
にすると共に、前記ターンテーブルの軸の可逆回転数を
表示するカウンターを設けたことを特徴とするものであ
る。
を焼付などで設けて、出荷商品若しくはその試作品とし
て完成した陶磁器について、金膜の耐摩試験を正確に施
して商品としての耐久力をテストする陶磁器金膜の耐摩
試験機に係り、一定の角度範囲に互って線状等の金膜を
施した陶磁器を固定するターンテーブルと、伸縮調節を
自由にしたアームに取付けてターンテーブル上の陶磁器
の前記金膜に接触する摩耗試1験針と、ターンテーブル
の軸に連結して半径方向外方に突出した揺動腕と、モー
タの回転により所用ストロークの往復運動を行なう連接
杆とを設け、揺動腕に調節用長孔を形成し、連接杆には
回転を自由にした軸子を設け、前記金膜が陶磁器の半径
方向の何れの部分にあっても、前記摩耗試験針が前記金
膜に接して相対的に揺動する振巾を一定に調整出来るよ
うに軸子の長孔に対する挿通位置を自由に調整する構成
にすると共に、前記ターンテーブルの軸の可逆回転数を
表示するカウンターを設けたことを特徴とするものであ
る。
陶磁器からなるテストピースに線状などの金膜を施し、
その耐久力をテストする耐摩試験機は公知である。
その耐久力をテストする耐摩試験機は公知である。
然しながら商品として出荷される陶磁器、例えば料理皿
等は釉薬付着の厚さが少し低くなった中心部付近の部分
と縁部分とでは大量生産の施釉技術とか、焼成中に融解
して中心方向に流動する釉薬の特質等で当然に相異する
から、釉薬の厚い部分に施される金膜は、薄い部分に施
される金膜に比べて耐摩強度がはるかに良好である。
等は釉薬付着の厚さが少し低くなった中心部付近の部分
と縁部分とでは大量生産の施釉技術とか、焼成中に融解
して中心方向に流動する釉薬の特質等で当然に相異する
から、釉薬の厚い部分に施される金膜は、薄い部分に施
される金膜に比べて耐摩強度がはるかに良好である。
このため釉薬のかかり具合が全面均等なテストピースに
金膜を施して耐摩強度をテストしても、それでは理論的
な金膜の強度を計測できるだけであって、それと均等な
金膜を施した商品化の陶磁器が実用上で示す強度と異る
ことが多いから、理論的には合格した金膜の強度が商品
たる陶磁器では弱いことがあって苦情の原因になってい
る。
金膜を施して耐摩強度をテストしても、それでは理論的
な金膜の強度を計測できるだけであって、それと均等な
金膜を施した商品化の陶磁器が実用上で示す強度と異る
ことが多いから、理論的には合格した金膜の強度が商品
たる陶磁器では弱いことがあって苦情の原因になってい
る。
然しなから商品化された陶磁器は、直径寸法が多種類で
あり、金膜を施す位置もさまざまであるから、従来の試
験機では強度計測ができず、このため満足なテスト結果
を得難かった。
あり、金膜を施す位置もさまざまであるから、従来の試
験機では強度計測ができず、このため満足なテスト結果
を得難かった。
本考案はかかる不満足を解消して、出荷できる商品とし
て製作又は試作した陶磁器に適応させるようにしたもの
である。
て製作又は試作した陶磁器に適応させるようにしたもの
である。
本考案の一実施例を添付図面について説明する。
図中1は機台であって、台板2に、その上に設けるター
ンテーブル3の軸4を下方、まで通して回転自由に支持
する。
ンテーブル3の軸4を下方、まで通して回転自由に支持
する。
台板2上にはターンテーブル3の側部に支持柱5を立て
て上下方移動及び固定を自由にした腕片6を突出してこ
れに長孔7を形成し、摩耗試験針9を取付けたアーム8
を、前記長孔7に通したボルトナツト10により固定し
てアーム8を伸縮自由に調節できるようにする。
て上下方移動及び固定を自由にした腕片6を突出してこ
れに長孔7を形成し、摩耗試験針9を取付けたアーム8
を、前記長孔7に通したボルトナツト10により固定し
てアーム8を伸縮自由に調節できるようにする。
摩耗試験針9はアーム8に挿通して上下移動を調整でき
るようにした棒片9′に取付けたものであって、針圧測
定メータ(図示せず)を任意位置に設ければ理想的であ
る。
るようにした棒片9′に取付けたものであって、針圧測
定メータ(図示せず)を任意位置に設ければ理想的であ
る。
前記のターンテーブル3の軸4には台板2の下面で半径
方向外方に突出した揺動腕11を取付けてこれに調節用
長孔12を設け、その側部にエキセン装置14の偏心円
板15を駆動する減速モータ13を据付ける。
方向外方に突出した揺動腕11を取付けてこれに調節用
長孔12を設け、その側部にエキセン装置14の偏心円
板15を駆動する減速モータ13を据付ける。
偏心円板15には一定のストロークで往復運動する連接
杆16の環部16aを嵌め、連接杆16の突端部分に回
転自由に通した軸子17を前記揺動腕11の長孔12に
通してナツト18により長孔12中の自由位置に固定で
きるようにする。
杆16の環部16aを嵌め、連接杆16の突端部分に回
転自由に通した軸子17を前記揺動腕11の長孔12に
通してナツト18により長孔12中の自由位置に固定で
きるようにする。
また、台板2上にはターンテーブル3にばねその他の触
子片20を関連させて軸4の可逆回転数を計測する帰零
装置付のカウンター19を設ける。
子片20を関連させて軸4の可逆回転数を計測する帰零
装置付のカウンター19を設ける。
21は台板2上又はターンテーブル3に取付けて該テー
ブル3上に載置した陶磁器aを押える押え板であって、
これを台板2に取付けた場合には陶磁器aに接する部分
をベアリングの介在により回転勝手にする。
ブル3上に載置した陶磁器aを押える押え板であって、
これを台板2に取付けた場合には陶磁器aに接する部分
をベアリングの介在により回転勝手にする。
陶磁器aは図面において皿形状のものを示す。
その陶磁器aは出荷製品若しくは出荷用として製作する
ための試作品に限られるものであって、その縁部分又は
中心部付近など焼結された釉薬の厚さが異なる面上の任
意の部分に円形線からなる金膜すが施しである。
ための試作品に限られるものであって、その縁部分又は
中心部付近など焼結された釉薬の厚さが異なる面上の任
意の部分に円形線からなる金膜すが施しである。
しかし皿形状である陶磁器aの半径がさまざまであるこ
とと、円形線を施す部分が一定でないことなどにより金
膜すの中心からの半径も異なる。
とと、円形線を施す部分が一定でないことなどにより金
膜すの中心からの半径も異なる。
前記実施例に示した試験機には、ターンテーブル3上に
陶磁器aを載せ、充分に芯合せしてから押え板21によ
り固定し、必要に応じて腕片6を支持柱5の上下に移動
して高さを決め、それから長孔7とボールドナツト10
とによりアーム8を伸縮して摩耗試験針9を金膜すに一
定の針圧で当て、さらに金膜すの陶磁器aの中心からの
距離を測定し、その測定値に合わせて軸子17を調節用
長孔12内で長軸方向に移動してナツト18により固定
し、金膜すの形成位置と前記中心の半径方向の距離が一
定であっても、その振巾Wが第3.4図に示すように一
定になる調整を比し、さらにモータ13を起動し、連接
杆16の一定ストロークの往復運動によって、揺動腕1
1.軸4、ターンテーブル3及び陶磁器aを可逆回転し
、摩耗試験針9を接触した金膜すを前記一定の振巾Wに
よって往復的に可逆回転移動し、カウンター19によっ
て軸4の可逆回転数を記録させ、摩耗試験針9により金
膜すが傷つけられはじめると同時にモータ13を停止し
、そのときのカウンター19の記録数字を読取って金膜
の摩耗耐圧力を検定する。
陶磁器aを載せ、充分に芯合せしてから押え板21によ
り固定し、必要に応じて腕片6を支持柱5の上下に移動
して高さを決め、それから長孔7とボールドナツト10
とによりアーム8を伸縮して摩耗試験針9を金膜すに一
定の針圧で当て、さらに金膜すの陶磁器aの中心からの
距離を測定し、その測定値に合わせて軸子17を調節用
長孔12内で長軸方向に移動してナツト18により固定
し、金膜すの形成位置と前記中心の半径方向の距離が一
定であっても、その振巾Wが第3.4図に示すように一
定になる調整を比し、さらにモータ13を起動し、連接
杆16の一定ストロークの往復運動によって、揺動腕1
1.軸4、ターンテーブル3及び陶磁器aを可逆回転し
、摩耗試験針9を接触した金膜すを前記一定の振巾Wに
よって往復的に可逆回転移動し、カウンター19によっ
て軸4の可逆回転数を記録させ、摩耗試験針9により金
膜すが傷つけられはじめると同時にモータ13を停止し
、そのときのカウンター19の記録数字を読取って金膜
の摩耗耐圧力を検定する。
本考案は前記の説明により明らかにしたように、出荷商
品若しくはその試作品として完成して、実用に供し得る
形態を備える陶磁器について、それに設けた金膜の耐摩
性強度に苦情がないようにテストするものであって、焼
付釉薬の厚さに変化があり、同じ厚さの金膜であっても
焼付釉薬の厚さにより強度が変化しているのを、出荷商
品の形態で試1験できる。
品若しくはその試作品として完成して、実用に供し得る
形態を備える陶磁器について、それに設けた金膜の耐摩
性強度に苦情がないようにテストするものであって、焼
付釉薬の厚さに変化があり、同じ厚さの金膜であっても
焼付釉薬の厚さにより強度が変化しているのを、出荷商
品の形態で試1験できる。
また、陶磁器のどの部分に金膜があっても、アーム8の
伸縮により摩耗試験針を接触できるようにしているから
、出荷商品に即応す順応性をもつ。
伸縮により摩耗試験針を接触できるようにしているから
、出荷商品に即応す順応性をもつ。
尚ターンテーブル3の軸4の可逆回転の角度範囲変更を
自由にして、金膜が陶磁器の半径方向のどの部分に形成
されていても摩耗試験針9が接触する振巾Wを一定にで
きるので、例えばテ゛イナーセット等多種類の出荷商品
又は試作品について、同じ条件でテストを行うことがで
きて、テスト結果の比較を簡易化できる極く重要な実用
性をもつものである。
自由にして、金膜が陶磁器の半径方向のどの部分に形成
されていても摩耗試験針9が接触する振巾Wを一定にで
きるので、例えばテ゛イナーセット等多種類の出荷商品
又は試作品について、同じ条件でテストを行うことがで
きて、テスト結果の比較を簡易化できる極く重要な実用
性をもつものである。
添付図面は本考案の一実施例を示し、第1図は縦断正面
図、第2図は平面図、第3図は第1図AA線切断平面図
、第4図は説明図、第5図は摩耗試験針9の作用を示す
切断面図である。
図、第2図は平面図、第3図は第1図AA線切断平面図
、第4図は説明図、第5図は摩耗試験針9の作用を示す
切断面図である。
Claims (1)
- 一定の角度範囲に亙って線状等の金膜すを施した陶磁器
aを固定するターンテーブル3と、伸縮調節を自由にし
たアーム8に取付けてターンテーブル3上の陶磁器aの
前記金膜すに接触する摩耗試験針9と、ターンテーブル
3の軸4に連結して半径方向外方に突出した揺動腕11
と、モータ13の回転により所用ストロークの往復運動
を行なう連接杆16とを設け、揺動腕1]に調節用長孔
12を形成し、連接杆16には回転を自由にした軸子1
7を設け、前記金膜すが陶磁器aの半径方向の何れの部
分にあっても、前記摩耗試験針9が前記金膜すに接して
相対的に揺動する振巾Wを一定に調整出来るように軸子
17の長孔12に対する挿通位置を自由に調整する構成
にすると共に、前記ターンテーブルの可逆回転数を表示
するカウンター19を設けたことを特徴とする磁器金膜
の耐摩試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18693581U JPS5847404Y2 (ja) | 1981-12-14 | 1981-12-14 | 磁器金膜の耐摩試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18693581U JPS5847404Y2 (ja) | 1981-12-14 | 1981-12-14 | 磁器金膜の耐摩試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5891149U JPS5891149U (ja) | 1983-06-20 |
JPS5847404Y2 true JPS5847404Y2 (ja) | 1983-10-28 |
Family
ID=29989317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18693581U Expired JPS5847404Y2 (ja) | 1981-12-14 | 1981-12-14 | 磁器金膜の耐摩試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847404Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-12-14 JP JP18693581U patent/JPS5847404Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5891149U (ja) | 1983-06-20 |
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