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JPS5846144B2 - ポリ塩化ビニル製品の製造法 - Google Patents

ポリ塩化ビニル製品の製造法

Info

Publication number
JPS5846144B2
JPS5846144B2 JP2823778A JP2823778A JPS5846144B2 JP S5846144 B2 JPS5846144 B2 JP S5846144B2 JP 2823778 A JP2823778 A JP 2823778A JP 2823778 A JP2823778 A JP 2823778A JP S5846144 B2 JPS5846144 B2 JP S5846144B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pvc
present
composition
phosphite
polyvinyl chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2823778A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54120657A (en
Inventor
和也 栗山
良三 菅原
茂 村上
千明 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP2823778A priority Critical patent/JPS5846144B2/ja
Priority to US06/061,858 priority patent/US4402887A/en
Publication of JPS54120657A publication Critical patent/JPS54120657A/ja
Publication of JPS5846144B2 publication Critical patent/JPS5846144B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は活性エネルギー線硬化ポリ塩化ビニル系樹脂製
品の製造法に関するものである。
詳しくは、本発明はポリ塩化ビニル系樹脂、反応性可塑
剤、光増感剤、含硫黄有機スズ系安定剤、重合禁止剤を
含んでなる組成物をカレンダー加工、押出加工等の加熱
成形した後、活性エネルギー線照射により硬化させてな
る耐熱変形性、耐シガレツトマーク性、機械的強度、非
着色性等に優れたポリ塩化ビニル系樹脂製品の製造法に
関するものである。
ポリ塩化ビニル系樹脂(以下、PVCと略す)はカレン
ダー加工、押出加工、射出成形などの加熱加工により大
半が成形されており、フィルム、シート、ベルト、電線
などの広い分野に使用されている。
近年、PVC製品の耐熱性および機械強度の向上が要求
され、かかる要求を満すためにPvCO高重合度化、ト
リメリット酸エステル或いはポリエステル系可塑剤等の
高級可塑剤の使用、PvCの電子線架橋等が検討され実
用に供されている。
又、これらの方法とともに反応性可塑剤をPvCに配合
し、有機過酸化物の存在下で加熱、活性エネルギー線の
照射等の手段により架橋硬化させ、耐熱性および機械的
強度を向上させる検討が進められている。
かかる反応性可塑剤を配合して得られる製品は耐熱変形
性、耐シガレツトマーク性等の耐熱性および硬度、抗張
力等の機械的強度が向上することにより床材のトップコ
ート層への適用が注目されている。
とりわけ、活性エネルギー線の照射により架橋硬化させ
る方法は有機過酸化物を硬化触媒として使用する方法に
比べて反応性可塑剤のゲル化がなく、透明で、しかも均
一な肌を有する製品をもたらすことができるので有用で
ある。
しかし、この活性エネルギー線の照射による方法はPv
Cが一部分解し、二次加工の加熱時に製品が著しく着色
するという欠点を有している。
即ち、活性エネルギー線照射により架橋されたPvCシ
ートを150℃付近に加熱して床材のトップコート層ト
して融着させると、そのPVCシートは黄変し、場合に
よっては茶褐色となり、著しく製品、特にデパート、喫
茶店、家庭の台所に使用されるファッションフロア−の
商品価値を損ねる欠点を有している。
本発明者らはかかる欠点のないPvC製品を鋭意検討し
た結果、含硫黄有機スズ系安定剤を配合することにより
、かかる成形時の着色がなく、しかも添加剤を加えるこ
とによりしばしば見られる機械的物性の低下のないこと
を見い出し本発明を完成するに到った。
即ち、本発明を東A)PVCl(B)反応性可塑剤、(
Q光増感剤、0一般式RpSnY4−p (式中、R
はメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘプチル、ヘキ
シル、ペンチル、オクチル等の炭素数1〜8のアルキル
基、Yはメルカプタン化合物の一価の残基である。
又、pは1〜3の整数である。)で表わされるスズ系安
定剤、G)重合禁止剤を含んでなる組成物を加熱成形し
、次いで活性エネルギー線の照射により反応させてなる
PvC製品を提供するものである。
本発明で使用されるPVCとは平均重合度が700〜4
000の塩化ビニルのホモポリマー又は塩化ビニルと共
重合し得るモノマー、例えば酢酸ビニル、アクリロニト
リル、スチレン、(メタ)アクリル酸エステル、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン等の1種又は2種以上とのコ
ポリマーの単独又は混合物からなるものである。
本発明ではかかるPVCに他のポリマーを混合して用い
ることができる。
その際の他のポリマーはPvCと相溶性のあるものなら
ばいづれも使用できるが、PVC製品に可撓性を付与す
ることができるエラストマーが好ましい。
かかるエラストマーとしては例えば天然ゴム、ニトリル
ゴム、スチレン−ブタジェンゴム、アクリロニトリル−
ブタジェンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム等の
合成ゴム、塩素化ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共
重合体等を挙げることができる。
このエラストマーがPvCに配合される場合には、その
量は通常、PVC100重量部(以下、部と略す)に対
して1〜30部、好ましくは3〜10部である。
本発明で使用される反応性可塑剤は通常、PvCに用い
られるものであり、少くとも2個の重合可能な不飽和結
合を有し、しかもPvCとの相溶性の良好なものである
具体的にはエチレンクリコール、ブチレングリコール、
■・6−ヘキサンジオール、フロピレンクリコール、ネ
オペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
フロピレンクリコール、トリメチロールエタン、トリメ
チロールエタン、グリセリン等の脂肪族多価アルコール
とアクリル酸又はメタクリル酸とから得られる多官能性
アクリルモノマー、ジアリルマレート、ジアリルイタコ
ネート等の脂肪族不飽和のアリルエステル、エポキシ化
大豆油等の多価エポキシ化合物とアクリル酸、メタクリ
ル酸等の不飽和酸とから得られるエポキシアクリレート
、不飽和ポリエステル、アジピン酸等の二塩基酸とエチ
レングリコール、フロピレンクリコール、ブチレングリ
コール等のグリコールとアクリル酸、メタクリル酸等の
不飽和−塩基酸とから得られるポリエステル等が挙げら
れる。
本発明で使用される光増感剤は活性エネルギー線の照射
により光励起による反応性可塑剤の架橋反応を容易にな
らしめるものであり、例えばベンソイル、α−メチルベ
ンゾイル、α−アリルベンソイル、ベンツインメチルエ
ーテル、ペンツインイソプロピルエーテル、ベンゾイン
−5ee −7’チルエーテル、アセトフェノン、ベン
ゾフェノン、P−フロムベンゾフェノン、4・4′−テ
トラメチルシア□ノベンゾフエノン、ジフェニルジスル
フィド、テトラエチルチウラルジスルフイド、デシルア
リルサルファイド、デシルチオベンゾエート、ベンジル
アセチル、硝酸ウラニル、エオシン或いはチオニン等が
挙げられる。
その他の例えばトリニトロアニリン、ニトロフルオン、
5−ニトロアセナフテン、2−ニトロフルオレン、ピク
ラミド等の芳香族ニトロ化合物、ナフトキノン、アンス
ラキノン、2・3−ジフェニルアンスラキノン等のキノ
ン、アンスロン、ピリリウム塩等を前記の光増感剤と併
用して用いるとより効果的であるので好ましい。
これらのうちでもベンゾイン系化合物が好ましく、とり
わけペンツインイソプロピルエーテルが特に好ましい。
本発明でのスズ系安定剤は一般式RpSnY4−T)(
式中、Rはメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘプチ
ル、ヘキシル ペンチル、オクチル等の炭素数l〜8の
アルキル、Yはメルカプタン化合物の一価の残基である
又、pは1〜3の整数である。
)で表わされるものである。具体的には例えばメチルス
ズサルファイド、n−ブチルスズサルファイド、n−オ
クチルスズサルファイド、メチルスズトリス(n−オク
チルチオグリコレート)、n−ブチルスズトリス(イソ
オクチルチオグリコレ−))、n−ブチルスズトリス(
3・4・5−トリメチルチオマレート)、n−オクチル
スズトリ(シクロヘキシル−3−メルカプトプロピオネ
ート)、エチルスズトリス(エチル−2−メルカプトミ
リステート)、イソプロピルスズトリス(メトキシエチ
ル−3−メルカプトプロピオネート)、n−プロピルス
ズトリス(メチル−2−メルカプトベンゾエート)、メ
チルスズトリスオクチルメルカプタイド、イソアミルス
ズトリス(テトラヒドロフルフリル−3−メルカプトプ
ロピオネート)、モノ−n−ブチルスズモノイソオクチ
ルチオグリコレートサルファイド、モノ−n−オクチル
スズモノシクロへキシルチオグリコレートサルファイド
、ジメチルスズビス(イソオクチルチオグリコレート)
、ジブチルスズビス(イソオクチルグリコレート)、ジ
ブチルスズビス(イソオクチルグリコレート)、ジ−n
−オクチルスズビス(インオクチルチオグリコレート)
等の含硫黄有機スズ系安定剤が挙げられる。
特にジメチルスズビス(インオクチルチオグリコレート
)、ジブチルスズビス(イソオクチルチオグリコレート
)等のメルカプタイド系スズ安定剤が加熱時の着色防止
に最も効果的である。
又、モツプチルスズトリメチルマレート、モノブチルス
ズトリオクチルマレート、ジブチルスズジラウレート、
ジブチルスズラウレートメチルマレート、ジブチルスズ
ジオレイルマレート、ジブチルスズジメチルマレート、
ジブチルスズマレート、ジブチルスズメトキシメチルマ
レート、ジブチルスズオクチルマレート等のラウレート
系、マレート系のスズ化合物を併用しても良い。
その他の金属石ケン、鉛系安定剤等は発生性およびその
他の効果を低下せしめるものが多いため使用に供し得な
いが、かかる効果を低下せしめないものは勿論、使用す
ることができる。
本発明では上記含硫黄有機スズ化合物に亜リン酸エステ
ルを併用しても良く、かかる亜リン酸エステルとしては
例えばジエチルホスファイト1、ジブチルホスファイト
、ジオクチルホスファイト、ジンエニルノニルフェニル
ホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、ト
リメチルホスファイト、トリクレジルホスファイト、ト
リフェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホ
スファイト、トリイソオクチルホスファイト、トリラウ
リルホスファイト、トリイソデシルホスファイト、トリ
オクタデシルホスファイト、トリラウリルトリチオホス
ファイト、トリスクロロエチルホスファイト、ジブチル
ハイドロジエンホスファイト等が挙げられる。
又、非着色性酸化防止剤も併用することができ、かかる
防止剤は通常、使用されている酸化防止剤のうち無色で
、しかもPvC組成物を着色しないものであり、具体的
にはフェノール系酸化防止剤として、2・5−ジー(1
−アミル)ヒドロキノン、2・5−ジー(t−7’チル
)ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル等の
ヒドロキノン系、1−オキシ−3−メチル−4−イソプ
ロピルベンゼン、2・6−ジーt−7”チルフェノール
、2・6−ジーt−7’チル−4−エチルフェノール、
2・6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノール1.2
・6−ジーt−ブチル−4−n−ブチルフェノール等の
モノフェノール系、4・4′−ジヒドロキシジフェニル
、2・2−メチレン−ビス−(4−メチル−6−シクロ
ヘキジルフエノール)、2・2′−メチレン−ビス−(
6−α−メチル−ベンジル−P−クレゾール)、l・1
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン
、ヒンダードビスフェノール、トリス−(2−メチル−
4ヒドロキシ−5−t−7”チルフェニル)フタン等の
ビス−、トリス−、ポリフェノール系、4・4′チオビ
ス−(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)等のチ
オビスフェノール系、非情色性ア□ン系酸化防止剤とし
てN−N/−ジー0−トリルエチレンジアミン、N −
N’−ジー2−ナフチル−P−フェニレンジアミン、そ
の他としてジラウリルチオジプロピオネート、ジラウリ
ルチオジプロピオネート、ジステアリル−β・β′−チ
オジプチレート、2−メルカプトベンズイミダゾール、
トリ(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(モノ−
およびジーノニルラエニル)ホスファイト、アルキルア
リルホスファイト等が挙げられる。
本発明では前記の各成分のほかに重合禁止剤が使用され
る。
かかる重合禁止剤としては例えばノ・イドロキノン、ベ
ンゾキノン、フェノチアジン、ハイドロキノンモノメチ
ルエーテル、t−ブチルハイドロキノン、メチルハイド
ロキノン等の通常使用されるものが挙げられる。
又、本発明では必要により染料、非反応性可塑剤を添加
しても差しつかえない。
唯、非反応性可塑剤、所謂ジオクチルフタレート、ジブ
チルフタレート、ジブチルラウリルフタレート、ジブチ
ルフタレート等は組成物に可撓性を付与することができ
る程度の量でよ(、具体的にはPVC100部に対して
1〜30部の量で用いられる。
本発明での前記の反応性可塑剤の使用量は、本発明の効
果を達成せしめる量であれば差しつかえないが、通常P
VC100部に対して3〜70部、好ましくは10〜5
0部である。
この反応性可塑剤の量が3部よりも少いと硬化後の耐熱
性が不充分となり、又、70部を越えると硬化後の組成
物が剛直になり過ぎる傾向が認められる。
本発明に於ける光増感剤の使用量は反応性可塑剤の量と
関係し、通常反応性可塑剤の重量に基L・て0.001
〜10重量%である。
勿論、かかる量をはずれても本発明の効果を達成せしめ
れば差しつかえない。
又、本発明に於ける含硫黄有機スズ系化合物の使用量お
よび併用することができる亜リン酸エステル、非着色性
酸化防止剤の使用量は通常PVC100部に対して0,
05〜5部、好ましくは0.5〜2部である。
かかる3種の化合物を2種以上で用いる場合でも上記の
量で用いられる。
かかる量が0.05部よりも少いと組成物の加熱処理時
の変色防止効果が達成されず、又、5部よりも多くなる
と成形機への粘着性が増大するので好ましくない。
尚、PVC組成物が粘着性の大なる時は公知の滑剤、例
えば高級アルコール、ステアリン酸、グリセリンモノス
テアレート、エチレンビスステアロアマイド、ポリエチ
レングリコール、流動パラフィン、ポリエチレンワック
ス等をPvC100部に対して0.1−1部添加せしめ
れば粘着性を減少せしめることができる。
本発明での重合禁止剤の使用量は反応性可塑剤の量と関
係し、通常反応性可塑剤の重量に基〜・て5重量%以下
で用いられ、好ましくは2重量%以下である。
前記の各成分を含んでなる組成物は通常のゾルタイプの
ものでなく、カレンダー加工、押出成形、射出成形等に
より加熱成形される。
この際の加熱温度は通常150〜230℃である。
次いで、加熱成形されたPVC組成物は活性エネルギー
線の照射により硬化せしめられる。
この際の活性エネルギー線としてはα線、β線、γ線、
紫外線、高周波等を挙げることができ、特に1800〜
7000Aの波長を有する活性光線が好ましい。
該波長を有する活性光線を発生する光源としては炭素ア
ーク灯、水銀蒸気ランプ、紫外線ランプ、タングステン
灯、白熱灯、キセノンランプ、アルゴングローランフ、
写真照射用ランプおよび太陽光線等を挙げることができ
る。
而して、得られたPvC製品は架橋硬化されることによ
り表面硬度が優れ、透明性、耐摩耗性および耐シガレツ
トマーク性の良好なものとなる。
本発明のPvC製品がかかる効果に優れる理由は詳細に
は明らかではないが、反応性可塑剤が活性エネルギー線
の照射により重合と同時に架橋して網状化し、その網目
の間にPvCが均一に充填されることによるものと考え
られる。
本発明によるPVC製品は従来、反応性可塑剤の使用が
制限されていた加熱成形分野への使用を可能にならしめ
るものであり、その工業的価値は多大なものがある。
例えば、本発明でのシート状製品をファッションフロア
のトップ層としてラミネートすれば耐シガレツトマーク
性に優れた美装の床材をもたらすことができ、その他に
壁装材、レザー、耐熱ホース、オイルシール、バッキン
グ、耐熱電線被覆材料、化粧板等の成形用材料として好
適である。
勿論、その他の用途に使用することも可能である。
次いで、本発明でのシート状製品をファッションフロア
に適用する際の典型的な態様を示す。
■ 0.3〜2.0mm厚の基材に下引層を被覆し一例
えばPVCゾルを0.2〜3.0關に塗装して120℃
で半ゲル化させ−1次いでプリント柄を印刷若しくは印
刷したシートを接着する。
その上に本発明のPVC組成物を150℃で融着させて
耐シガレツトマーク性に優れたファッションフロアを得
る。
■ 0.3〜2.0關厚の基材に発泡剤入りの下引層を
被覆し一例えば発泡剤入りPVCゾルを0.2〜3.0
關に塗装して120℃で半ゲル化させ−1次いでプリン
ト柄を印刷した後200℃で発泡してエンボス化する。
その上に本発明のPvC組成物を150℃で融着させて
耐シガレツトマーク性に優れたファッションフロアを得
る。
かかるファッションフロアについて図面で説明する。
即ち、第1図はファッションフロアの断面図であり、そ
のファッションフロアはアスベスト、ガラス繊維入りP
VC1麻フェルト、綿布、不織布、pvc、pvc発泡
体等の基体1の上に発泡或いは非発泡の非エンボス化の
PVC1天然ゴム、合成ゴム、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリウレタン等或いは尿素発泡体−フェノール
発泡体等の下引層2を被覆し、その上に印刷若しくは印
刷したシートのプリント層3をのせ、更にその上に本発
明のPVC組成物を被覆してなるものである。
第2図は第1図に於げる下引層2がエンボス化したファ
ッションフロアの断面図である。
第3図は基体1の上に下引層2を部分的に被覆し、次い
で本発明のPvC組成物4を被覆してなるファッション
フロアの断面図である。
第4図は基材1の上に、埋め込まれ、部分的に上に出た
、架橋或いは非架橋のPvC1天然ゴム、合成ゴム、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、コルク等
のチップ5を含んでなる下引層2を被覆し、更にその上
に本発明のPvC組成物を被覆してな7)7アツシヨン
フロアの断面図である。
更に第5図は基体1に下引層2を被覆し、その上にチッ
プ5を埋め込んでなるPVCクリヤ一層6を被覆し、更
にその上に本発明のPvC組成物4を被覆してなるファ
ッションフロアの断面図である。
又、本発明でのシート状製品を壁装材に適用する際の典
型的な態様を示す。
■ 基体上に下引層を被覆し一例えばPVCゾルを0.
05〜0.3關塗装し、120℃で半ゲル化させ−1次
いで、その上にプリント柄を印刷若しくは印刷したシー
トを接着し、更にその上に本発明のPvC組成物を15
0℃で融着させて耐熱性に優れた壁装材を得る。
■ 基体上に下引層を被覆し一例えば発泡剤入りpvc
ゾルを0.05〜0.371!71!塗装し、120℃
で半ゲル化させ−1次いで、その上にプリント柄を印刷
若しくは印刷したシートを接着した後、200℃で発泡
させてエンボス化し、更にその上に本発明のPVC組成
物を150℃で融着させて耐熱性に優れた壁装材を得る
かかる壁装材について図面で説明する。
即ち、第6図は、紙、PVC板、合板、布、アスベスト
等の基体Iの上に発泡或いは非発泡のエンボス化してい
ないPVC1天然ゴム、合成コム、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリウレタン等或いは尿素発泡体、フェノ
ール発泡体等の下引層8を被覆し、その上に印刷若しく
は印刷したシートのプリント層9をのせ、更にその上に
本発明のPVC組成物を被覆してなる壁装材の断面図で
ある。
又、第7図は基体Iの上に発泡或いは非発泡のエンボス
化した下引層8を被覆し、その上にプリント層9をのせ
、更にその上に本発明のPVC組成物を被覆してなる壁
装材の断面図である。
更に、本発明でのシート状製品をレザーに適用する際の
典型的な態様を示す。
■ 布に下引層を被覆し一例えば発泡剤入りpvcゾル
を0.2〜3.Oyxm被覆L200℃で発泡と同時に
ゲル化させ−1その上に本発明のPVC組成物を150
℃で融着させて耐熱性に優れたレザーを得る。
■ 布に下引層を被覆し一例えば発泡剤入りのpvcゾ
ルを0.2〜3.0關被覆し200℃で発泡と同時にゲ
ル化させ−1次いでシボ付げを行った後その上に本発明
のPvC組成物を150℃で融着させて耐熱性に優れた
レザーを得る。
かかるレザーについて図面で説明する。
即ち、第8図は布11の上にシボのない発泡或いは非発
泡のPVCの下引層12を被覆し、更にその上に本発明
のPvC組成物13を被覆してなるレザーの断面図であ
る。
又、第9図は布11の上にシボのある発泡或いは非発泡
のPVCO下引層12を被覆し、更にその上に本発明の
PVC組成物13を被覆してなるレザーの断面図である
更に又、本発明のPVC組成物を化粧板に適用する際の
典型的な態様を示す。
■ 合板に接着剤、例えば酢酸ビニル樹脂エマ/L/ジ
ョン、アクリル樹脂エマルジョン、合成ゴムラテックス
、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂等を塗布し、その
上にプリント柄を印刷したシートを載せ、次いでその上
に本発明のPVC組成物を150℃で融着する。
その後、プレス接着した後に活性エネルギー線を照射し
て化粧板を得る。
■ 上記の方法に於いて本発明のPVC組成物を予め活
性エネルギー線で照射し、そのものを150℃で融着し
て、更にプレス接着により化粧板を得る。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明を説明するが
、本発明は実施例のみに限定されるものではない。
尚、例中の「部」は重量部を意味する。実施例1〜8お
よび比較例1−12 第1表に記載された各配合物をカレンダーロール(2本
ロール)を用い、170℃、10分間混練して厚み0.
3 mmのシートを得た。
次いで、各シートを岩崎電気社製高圧水銀ランプ(80
W/crrLのU■ブラフ2本、光源からの距離15c
IfL1ベルトスピード20 rn/分の条件)で照射
した。
得られた各シートの耐シガレツトマーク性、耐熱着色性
、熱変形温度、抗張力、伸び、ブラベンダーのトルク安
定性についで試験した。
その結果は第1表に示す。
第1表に示す各物性は次の方法により行った。
〈耐シガレツトマーク性〉 先端から10mm以上燃焼し、他端から30m似内に燃
焼が進んでいない市販の火の付いたタバコ(セブンスタ
ー:日本専売公社製)を灰を良く落し、試料のシート面
に置き直ちに靴底でもみ消してシート面の表面状態、破
壊程度、灰の付き方を観察する。
○・・・・・・・・・表面が黄褐色に変化しただけでタ
バコの灰の付着なし。
Δ・・・・・・・−・タバコの灰が一部付着する。
×・・・・・・・・・表面が著しく破壊され、タバコの
灰が全面に付着する。
〈耐熱着色性〉 ギヤオープンで180℃に加熱し、試片が茶褐色になる
までの時間を測定する。
〈熱変形温度〉 JIS K−6919に準じて測定する。
〈抗張力および伸び〉 インストロン型試験機により3号ダンベルを使用し、2
3℃および50℃で200 mm7分の引張条件により
抗張力および伸びを測定する。
〈ブラベンダーのトルク安定性〉 ブラベンダープラスチコーダーに未架橋のPVC組成物
を6Of充填し、ジャケット温度180℃、60rpm
で回転を開始し、15分間にトルクの上昇が有るかない
かを観察した。
○・・・・・・・・・トルクの上昇なしく安定)×・・
・・−・・・・トルクの上昇有り(ゲル化)実施例9〜
13および比較例13〜20 第2表に記載された各配合物を実施例1と同様に処理し
てシートを得た。
次いで、各シートを実施例1と同じUV照射条件により
適宜、2回〜4回照射した。
得られたシートの物性は第2表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1.2,3.4および5図はそれぞれ異なる形体のフ
ァッションフロアにかかる断面図である。 第6および1図はそれぞれ異なる形体の壁装材にかかる
断面図である。 又、第8および9図はそれぞれ異なる形体のレザーにか
かる断面図である。 1.7・・・・・・基体、2,8,12・・・・・・下
引層、3゜9°°°°°°プリント層、4,10,13
・・・−・・本発明のPvC組成物、5・・・・・・チ
ップ、6・・・・・・クリヤ一層、11・・・・・・布

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)ポリ塩化ビニル系樹脂、(B)反応性可塑剤、
    (C)光増感剤、0一般式 RpSnY4−p(式中、
    Rはメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘ
    キシル、ペンチル、オクチル等の炭素数1〜8のアルキ
    ル基、Yはメルカプタン化合物の一価の残基である。 又、pは1〜3の整数である。 )で表わされるスズ系安定剤、(p重合禁止剤を含んで
    なる組成物を加熱成形し、次いで活性エネルギー線の照
    射により反応させてなるポリ塩化ビニル樹脂製品の製造
    法。
JP2823778A 1978-03-14 1978-03-14 ポリ塩化ビニル製品の製造法 Expired JPS5846144B2 (ja)

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