JPS5844465B2 - ネンチヤクホウソウヨウフイルム オヨビ ソノセイゾウホウホウ - Google Patents
ネンチヤクホウソウヨウフイルム オヨビ ソノセイゾウホウホウInfo
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- JPS5844465B2 JPS5844465B2 JP50099786A JP9978675A JPS5844465B2 JP S5844465 B2 JPS5844465 B2 JP S5844465B2 JP 50099786 A JP50099786 A JP 50099786A JP 9978675 A JP9978675 A JP 9978675A JP S5844465 B2 JPS5844465 B2 JP S5844465B2
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- Japan
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- film
- resin
- packaging
- weight
- vinyl acetate
- Prior art date
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Wrappers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ストレッチ包装と呼ばれるフィルムの弾性
と自己粘着性を利用して被包装物を包装する形式の分野
のなかで、特にハントラッパー(手動包装機)を用いて
行なわれる手動包装用のストレッチ包装用フィルムとし
て好適なエチレン酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略
記する)系フィルムおよびその製造方法に関するもので
ある。
と自己粘着性を利用して被包装物を包装する形式の分野
のなかで、特にハントラッパー(手動包装機)を用いて
行なわれる手動包装用のストレッチ包装用フィルムとし
て好適なエチレン酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略
記する)系フィルムおよびその製造方法に関するもので
ある。
ストレッチ包装方法は、ストレッチ包装用フィルムの有
する柔軟性、弾性、自己粘着性、ヒートシール性、透明
性などを利用するものである。
する柔軟性、弾性、自己粘着性、ヒートシール性、透明
性などを利用するものである。
そして、フィルムを引き伸ばして包装することにより、
被包装物の形状に応じてタイトに包装され、また軽く圧
着あるいはヒートシールすることにより包装状態が固定
されること、食品r−1どの被包装物の鮮度の低下や目
減りを防ぐとともに衛生的に保たれること、視覚、触覚
により被包装物の品質を確認し得ること、包装物の外観
が美しく被包装物の商品価値を著しく高め得ること、必
要、′こ応じて安価、手軽なハントラッパー(手動包装
機)から高能率の自動包装機まで使いわけできることな
どのすぐれた特徴を有するフィルムが要求される。
被包装物の形状に応じてタイトに包装され、また軽く圧
着あるいはヒートシールすることにより包装状態が固定
されること、食品r−1どの被包装物の鮮度の低下や目
減りを防ぐとともに衛生的に保たれること、視覚、触覚
により被包装物の品質を確認し得ること、包装物の外観
が美しく被包装物の商品価値を著しく高め得ること、必
要、′こ応じて安価、手軽なハントラッパー(手動包装
機)から高能率の自動包装機まで使いわけできることな
どのすぐれた特徴を有するフィルムが要求される。
従来、ストレッチ包装に用いられているフィルムは、可
塑剤を多量に添加した軟質塩化ビニル樹脂(以下P V
Cフィルムという)を素材とするフィルムが主として
使用されているが、このPVCフィルムは、多量の可塑
剤のため水蒸気透過性が大きく被包装物が目減りしやす
くまた可塑剤が被包装物へ移行しやすいこと、包装作業
時のフィルム溶断の際や焼却廃棄の際に有害な腐蝕性の
塩素系ガスを発生することなどの欠点を有したものであ
る。
塑剤を多量に添加した軟質塩化ビニル樹脂(以下P V
Cフィルムという)を素材とするフィルムが主として
使用されているが、このPVCフィルムは、多量の可塑
剤のため水蒸気透過性が大きく被包装物が目減りしやす
くまた可塑剤が被包装物へ移行しやすいこと、包装作業
時のフィルム溶断の際や焼却廃棄の際に有害な腐蝕性の
塩素系ガスを発生することなどの欠点を有したものであ
る。
最近、上記のような欠点を有しないストレッチ包装用フ
ィルムについて、種々の試みがなされ、特にEVAを基
材とするフィルムが開発され始めている。
ィルムについて、種々の試みがなされ、特にEVAを基
材とするフィルムが開発され始めている。
例えば特開昭49−60352号公報、特開昭50−3
4048号公報に開示されているEVA系フィルムなど
がある。
4048号公報に開示されているEVA系フィルムなど
がある。
特開昭49−60352号公報には、EVAに脂肪族炭
化水素樹脂、ロジン、ポリテルペン系樹脂などの粘着付
与剤を5〜30重量部加えたストレッチ包装用フィルム
が開示されている。
化水素樹脂、ロジン、ポリテルペン系樹脂などの粘着付
与剤を5〜30重量部加えたストレッチ包装用フィルム
が開示されている。
しかし、この組成物からなるフィルムは、後記比較例2
N[120〜No、22に示すように、動摩擦係数が著
しく大きく測定できないものであり、ロール状に巻いた
フィルムがブロッキングする現象の発生があり、またフ
ィルム表面が全体に白っぽく指でこすったりした箇所が
一段と白っぽくなるなどの問題を有するものである。
N[120〜No、22に示すように、動摩擦係数が著
しく大きく測定できないものであり、ロール状に巻いた
フィルムがブロッキングする現象の発生があり、またフ
ィルム表面が全体に白っぽく指でこすったりした箇所が
一段と白っぽくなるなどの問題を有するものである。
また、特開昭50−34048号公報には、EVAにポ
リテルペン系樹脂、水添石油樹脂女どの粘着性付与樹脂
1〜20部とグリセリン脂肪酸エステルなどの非イオン
型界面活性剤を0.01〜5部配合するストレッチ包装
)・イルム用の組成物が開示されている。
リテルペン系樹脂、水添石油樹脂女どの粘着性付与樹脂
1〜20部とグリセリン脂肪酸エステルなどの非イオン
型界面活性剤を0.01〜5部配合するストレッチ包装
)・イルム用の組成物が開示されている。
しかし、この組成物からなるフィルムは、後記比較例2
偲27、鬼28に示す様に、前記特開昭49−6035
2号公報に開示されている組成物1ハらなるフィルムの
問題点がやや改良されるとは言え、この発明の主目的た
る手動包装用のストレッチ包装用フィルムとしては未だ
不充分なフィルムである。
偲27、鬼28に示す様に、前記特開昭49−6035
2号公報に開示されている組成物1ハらなるフィルムの
問題点がやや改良されるとは言え、この発明の主目的た
る手動包装用のストレッチ包装用フィルムとしては未だ
不充分なフィルムである。
すなわち、ロール状に巻いたフィルムのロールハクリカ
が大きくスムーズにフィルムを引出すことができなく、
また動摩擦係数の高い自己粘着性の悪いフィルムである
。
が大きくスムーズにフィルムを引出すことができなく、
また動摩擦係数の高い自己粘着性の悪いフィルムである
。
さらにフィルムの表面に白班点状の汚染が発生し、特に
この傾向は粘着付与樹脂の添加巽が多くなる程、例えば
3重量%以上において発生し易い傾向がある。
この傾向は粘着付与樹脂の添加巽が多くなる程、例えば
3重量%以上において発生し易い傾向がある。
上述したように、従来知られているEVA系のフィルム
は、この発明の主目的たる手動包装用のストレッチ包装
用フィルムとしては好適なフィルムとは言えず、ブロッ
キング現象の発生や動摩擦係数が高く滑性が不足してい
ること、あるいは自己粘着性が不充分であることなどの
ため、包装作業性が著しく劣ること、良好な包装状態の
包装物が得られ難いこと、フィルム表面の白班点状の汚
染により包装物の商品価値を著しく低下させることなど
の間嘔点を有するものである。
は、この発明の主目的たる手動包装用のストレッチ包装
用フィルムとしては好適なフィルムとは言えず、ブロッ
キング現象の発生や動摩擦係数が高く滑性が不足してい
ること、あるいは自己粘着性が不充分であることなどの
ため、包装作業性が著しく劣ること、良好な包装状態の
包装物が得られ難いこと、フィルム表面の白班点状の汚
染により包装物の商品価値を著しく低下させることなど
の間嘔点を有するものである。
この発明者ら(1、これら従来のEVA系フィルムの右
する欠点を考慮し、この発明の主目的たる手動包装用の
ストレッチ包装用フィルムとして最適なフィルムを得る
ために鋭意研究を進めた結果、この発明に至ったもので
ある。
する欠点を考慮し、この発明の主目的たる手動包装用の
ストレッチ包装用フィルムとして最適なフィルムを得る
ために鋭意研究を進めた結果、この発明に至ったもので
ある。
さらに、適度の延伸配向を行なったこの発明のフィルム
は、大きな強度、適度の伸びを右するようになるととも
に、ネッキング現象すなわちフィルムを引き伸ばした時
にフィルムの一部分のみが大きく引き伸ばされ、引き伸
ばされた部分のみが極端に薄くなり、厚みムラが発生す
る現象がなくなることを見出し、ストレッチ包装におい
て被包装物をフィルムで包装した際、被包装物の突起部
、トレイのエツジ部などでのフィルムの破断ちなく、し
かもシワのない張りの良い包装状態が得られ、被包装物
の商品価値を高めるものであることなど、従来のEVA
系フィルムでは得られない特性を有していることを県出
し、この発明の粘着包装用フィルム、特に手動包装によ
るストレッチ包装用フィルムを完成したものである。
は、大きな強度、適度の伸びを右するようになるととも
に、ネッキング現象すなわちフィルムを引き伸ばした時
にフィルムの一部分のみが大きく引き伸ばされ、引き伸
ばされた部分のみが極端に薄くなり、厚みムラが発生す
る現象がなくなることを見出し、ストレッチ包装におい
て被包装物をフィルムで包装した際、被包装物の突起部
、トレイのエツジ部などでのフィルムの破断ちなく、し
かもシワのない張りの良い包装状態が得られ、被包装物
の商品価値を高めるものであることなど、従来のEVA
系フィルムでは得られない特性を有していることを県出
し、この発明の粘着包装用フィルム、特に手動包装によ
るストレッチ包装用フィルムを完成したものである。
すなわち、ひとつの発明は、メルトインチ゛ツクスが0
.5〜20.酢酸ビニル基含有量が5〜40重量係重量
子レン−酢酸ビニル共重合体と、指環族飽和炭化水素樹
脂、脂肪族炭化水素樹脂、石油樹脂、アククチツクポリ
プロピレン樹脂、ロジンポリテルペンから選ばれる粘着
付与樹脂を0.5〜5重量係と、ミネラルオイル1〜1
0重量%と、非イオン系界面活性剤0.1〜5重量重量
部らなり、動摩擦係数0.5以下、曇り度5%以下で、
少なくとも30%の加熱収縮率と60%以上の弾性回復
率、および防曇性を有する事を特徴とする特許れた粘着
包装用フィルムである。
.5〜20.酢酸ビニル基含有量が5〜40重量係重量
子レン−酢酸ビニル共重合体と、指環族飽和炭化水素樹
脂、脂肪族炭化水素樹脂、石油樹脂、アククチツクポリ
プロピレン樹脂、ロジンポリテルペンから選ばれる粘着
付与樹脂を0.5〜5重量係と、ミネラルオイル1〜1
0重量%と、非イオン系界面活性剤0.1〜5重量重量
部らなり、動摩擦係数0.5以下、曇り度5%以下で、
少なくとも30%の加熱収縮率と60%以上の弾性回復
率、および防曇性を有する事を特徴とする特許れた粘着
包装用フィルムである。
また、もうひとつの発明は、上記樹脂組成物を環状スリ
ットを有するダイより溶融押出し、液体により急冷固化
した原反を温度70〜140℃1こ再加熱して、インフ
レーション法により面積延伸倍率が50倍以下で横方向
の延伸倍率3〜9倍となるように延伸することを特徴と
する延伸された粘着包装用フィルムの製造方法である。
ットを有するダイより溶融押出し、液体により急冷固化
した原反を温度70〜140℃1こ再加熱して、インフ
レーション法により面積延伸倍率が50倍以下で横方向
の延伸倍率3〜9倍となるように延伸することを特徴と
する延伸された粘着包装用フィルムの製造方法である。
この発明ではメルトインデックスが0.5〜20で酢酸
ビニル基含右量が5〜40重量係重量VAが使用される
。
ビニル基含右量が5〜40重量係重量VAが使用される
。
メルトインデックスはJIS K6760で測定され
た値であり、0.5未満のEVAではその加−f時から
くるフィルム表面の肌荒れが大きく透明性および光沢が
劣り、一方20を越えるE V Aはフィルム加工時に
流動してしまい成形でき難くなる、いわゆるドローダウ
ン現象が大きくフィルム加工が困難であるとともに、フ
ィルムになし得たとしても、強度が小さく、フィルム面
同志でブロッキングする傾向が強くなる。
た値であり、0.5未満のEVAではその加−f時から
くるフィルム表面の肌荒れが大きく透明性および光沢が
劣り、一方20を越えるE V Aはフィルム加工時に
流動してしまい成形でき難くなる、いわゆるドローダウ
ン現象が大きくフィルム加工が困難であるとともに、フ
ィルムになし得たとしても、強度が小さく、フィルム面
同志でブロッキングする傾向が強くなる。
また、酢酸ビニル基含有量は元素分析法により求めた値
であり、5重量%未満のEVAは、結晶化晩が高く柔軟
性が乏しく、また得られるフィルムは自己粘着性、弾性
回復性、透明性、光沢などに劣り、さらに加工時の延伸
配向安定性に劣るものとなる。
であり、5重量%未満のEVAは、結晶化晩が高く柔軟
性が乏しく、また得られるフィルムは自己粘着性、弾性
回復性、透明性、光沢などに劣り、さらに加工時の延伸
配向安定性に劣るものとなる。
一方40重量重量%えるE V A′−は、フィルム加
工時ドローダウンしやすく不安定であり、また得られる
フィルムは強度が小さく、フィルム面同志が著しいブロ
ッキングを起し剥離し得えないものとなる。
工時ドローダウンしやすく不安定であり、また得られる
フィルムは強度が小さく、フィルム面同志が著しいブロ
ッキングを起し剥離し得えないものとなる。
この発明に用いられるEVAにおいて、好ましい範囲は
、メルトインデックスが0.5〜15、より好ましくは
0.5〜10で、酢酸ビニル基含有量は5〜30重量φ
、より好ましくは5〜20重量φである。
、メルトインデックスが0.5〜15、より好ましくは
0.5〜10で、酢酸ビニル基含有量は5〜30重量φ
、より好ましくは5〜20重量φである。
この発明に用いられる粘着付与樹脂とは、脂環族飽和炭
化水素樹脂、オレフィンあるいはジオレフィンの重合体
などの脂肪族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、分子量
10000〜10000.0の非結晶性のアククチツク
ポリプロピレン、ガムロジン、ウッドロジン、水添ロジ
ン、これらを多価アルコールでエステル化したロジンな
どのロジン類、αピネン、βピネンなどの重合体である
ボッテルペン類、から選r−1れる一種または二種以上
の混合物であって、0.5〜5重量重量好ましくは1〜
3重量重量別添加ものである。
化水素樹脂、オレフィンあるいはジオレフィンの重合体
などの脂肪族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、分子量
10000〜10000.0の非結晶性のアククチツク
ポリプロピレン、ガムロジン、ウッドロジン、水添ロジ
ン、これらを多価アルコールでエステル化したロジンな
どのロジン類、αピネン、βピネンなどの重合体である
ボッテルペン類、から選r−1れる一種または二種以上
の混合物であって、0.5〜5重量重量好ましくは1〜
3重量重量別添加ものである。
これらの粘着付与樹脂は、少量の添加量で粘着性を付与
すること、EVAおよび他の添加剤との相溶性にすぐれ
ていること、得られるフィルムの透明性、光沢などの特
性を阻害しないこと、耐熱安定性にすぐれていることな
どにより選、1fれるものであり、好ましい粘着付与樹
脂としては、軟化点100℃以上の指環族飽和炭化水素
樹脂および脂肪族飽和炭化水素樹脂である。
すること、EVAおよび他の添加剤との相溶性にすぐれ
ていること、得られるフィルムの透明性、光沢などの特
性を阻害しないこと、耐熱安定性にすぐれていることな
どにより選、1fれるものであり、好ましい粘着付与樹
脂としては、軟化点100℃以上の指環族飽和炭化水素
樹脂および脂肪族飽和炭化水素樹脂である。
添加 0.5重量%未満では殆ど自己粘着性を付j−j
、することができず、また5重量%を越えると、得られ
るフィルムをロール状(こ巻いて保管した際ブロッキン
グし易いこと、強度が低下すること、またフィルムの透
明性、光沢を阻害し易くフィルム表面に白旗点状の汚染
が発生し易いことなど、粘着包装用フィルムとして実用
に供し難いフィルムとなる。
、することができず、また5重量%を越えると、得られ
るフィルムをロール状(こ巻いて保管した際ブロッキン
グし易いこと、強度が低下すること、またフィルムの透
明性、光沢を阻害し易くフィルム表面に白旗点状の汚染
が発生し易いことなど、粘着包装用フィルムとして実用
に供し難いフィルムとなる。
この発明に1Bいられるミネラルオイルとは、パラフィ
ン系、イソパラフィン系、ナフテン系から選はれる一種
または二種以上の混合物からなる液状炭化水素類で、少
なくとも大気圧下で200℃以上の沸点を有するもので
あって、1〜10重漬俤好ましくは2〜8重吐係添加す
るものである。
ン系、イソパラフィン系、ナフテン系から選はれる一種
または二種以上の混合物からなる液状炭化水素類で、少
なくとも大気圧下で200℃以上の沸点を有するもので
あって、1〜10重漬俤好ましくは2〜8重吐係添加す
るものである。
特にFDA(Food and Drug Admin
ist−rationの略称)サブパートF 121.
、2589に記載されたミネラルオイル、FDAサブ
パートD121.1146に記載された白色鉱油、FD
Aザブパー1−D121.1182に記載された無臭の
軽質炭化水素が好ましい。
ist−rationの略称)サブパートF 121.
、2589に記載されたミネラルオイル、FDAサブ
パートD121.1146に記載された白色鉱油、FD
Aザブパー1−D121.1182に記載された無臭の
軽質炭化水素が好ましい。
これらのミネラルオイルは、前記粘着付与樹脂を可塑化
するとともに、EVAを可塑、柔軟化しフィルムの自己
粘着性を著しく高めるものであり、さらにポリブテンな
どの粘着付与樹脂と異なり、フィルム表面に過度にブリ
ードしてフィルム表面がベトつで現象も発生しなく、前
記粘着付与樹脂と上記ミネラルオイルとを組合せること
により、自己粘着性が高く動摩擦係数は低いと言う特異
な作用効果を発現するものである。
するとともに、EVAを可塑、柔軟化しフィルムの自己
粘着性を著しく高めるものであり、さらにポリブテンな
どの粘着付与樹脂と異なり、フィルム表面に過度にブリ
ードしてフィルム表面がベトつで現象も発生しなく、前
記粘着付与樹脂と上記ミネラルオイルとを組合せること
により、自己粘着性が高く動摩擦係数は低いと言う特異
な作用効果を発現するものである。
また、フィルム内部に含有されているミネラルオイルは
、EVAと前記粘着付与樹脂との分散界面層における光
散乱を防ぐとともに、フィルム表向にブリードしたミネ
ラルオイルjハ、フィルム表面の凹凸をなくし平滑な平
面となし、フィルム表面における光散乱を少なくするた
めと思われるが、フィルムの透明性、光沢を一段と向上
させるものである。
、EVAと前記粘着付与樹脂との分散界面層における光
散乱を防ぐとともに、フィルム表向にブリードしたミネ
ラルオイルjハ、フィルム表面の凹凸をなくし平滑な平
面となし、フィルム表面における光散乱を少なくするた
めと思われるが、フィルムの透明性、光沢を一段と向上
させるものである。
ミネラルオイル・くなj、[浅L(。
1、1寸−字φ−未;茜てt、、t l−述のミネラル
オイルの作用効果が充分でなく、また10重量φを越え
ると得られるフィルムは必要以上に可塑、柔軟化され強
度が低下するばかりか、フィルム表面に過度にブリード
したミネラルオイルのため、フィルム表面がベトベ1〜
し、包装作業性が著しく低下するものである。
オイルの作用効果が充分でなく、また10重量φを越え
ると得られるフィルムは必要以上に可塑、柔軟化され強
度が低下するばかりか、フィルム表面に過度にブリード
したミネラルオイルのため、フィルム表面がベトベ1〜
し、包装作業性が著しく低下するものである。
この発明に用いられる非イオン系界面活性剤とは、アル
コール類と脂肪酸類とのエステルおよびその誘導体の一
’fIまたは二種以上の混合物であって、0.1〜5重
量%、好ましくは0.5〜3重昂係添加するものである
。
コール類と脂肪酸類とのエステルおよびその誘導体の一
’fIまたは二種以上の混合物であって、0.1〜5重
量%、好ましくは0.5〜3重昂係添加するものである
。
この発明においては、グリセリン、ポリグリセリン、ソ
ルビタン、ソルビ1ヘール、ペンクエリスリ1ヘール、
ポリエチレンクリコール、ポリプロピレングリコール八
どのアルコール類と、アルキル基0)炭素数5〜13の
直鎖飽和哨肪酸あるいはアルキル基の炭素数17〜21
の直鎖不飽和脂肪酸とからなる脂肪酸エステル;あるい
は上記脂肪酸エステル類のエチレンオキサイド付加物(
n−5〜20)ポリオキシエチレンアルキルフェノール
エーテルが好ましく、特に常態で液状のものが好ましい
。
ルビタン、ソルビ1ヘール、ペンクエリスリ1ヘール、
ポリエチレンクリコール、ポリプロピレングリコール八
どのアルコール類と、アルキル基0)炭素数5〜13の
直鎖飽和哨肪酸あるいはアルキル基の炭素数17〜21
の直鎖不飽和脂肪酸とからなる脂肪酸エステル;あるい
は上記脂肪酸エステル類のエチレンオキサイド付加物(
n−5〜20)ポリオキシエチレンアルキルフェノール
エーテルが好ましく、特に常態で液状のものが好ましい
。
特にグリセリン、ポリグリセリン、ソルビタン、ポリエ
チレングリコールとオレイン酸、ラウリル酸、エルカ酸
トのモノエステルやポリエステル、およびこれら脂肪酸
エステルのエチレンオキサイド付加物(n =20 )
、例えばグリセリンモノオレエート、ジグリセリンモノ
オレエー1へ、ジグリセリンジオレエート、ジグリセリ
ンモノラウレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビ
タンセスキオレエー1へ、エルカ酸モノグリセライド、
ポリエチレングリコールモノラウレート、ポリエチレン
ゲリコールモノオレエ・−1・、ポリオキシエチレング
リセリルモノオレエ−1−、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレエートなどが、防曇性、EVAおよびその
他添加剤との相溶・世、得られるフィルムの透明性、光
沢を151EI害しないことなどにより好ましいもので
ある。
チレングリコールとオレイン酸、ラウリル酸、エルカ酸
トのモノエステルやポリエステル、およびこれら脂肪酸
エステルのエチレンオキサイド付加物(n =20 )
、例えばグリセリンモノオレエート、ジグリセリンモノ
オレエー1へ、ジグリセリンジオレエート、ジグリセリ
ンモノラウレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビ
タンセスキオレエー1へ、エルカ酸モノグリセライド、
ポリエチレングリコールモノラウレート、ポリエチレン
ゲリコールモノオレエ・−1・、ポリオキシエチレング
リセリルモノオレエ−1−、ポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレエートなどが、防曇性、EVAおよびその
他添加剤との相溶・世、得られるフィルムの透明性、光
沢を151EI害しないことなどにより好ましいもので
ある。
このような非イオン系界面活性剤の添加量は、0.1重
量φ未満では必要な防曇性を付ちし難く、また5重量φ
を越えると添加した非イオン系界面活性剤がフィルム表
面に過度にブリードし、その結果フィルム表面を汚染し
たり、べ1−ベトしたりする頬白が発生し易くなる。
量φ未満では必要な防曇性を付ちし難く、また5重量φ
を越えると添加した非イオン系界面活性剤がフィルム表
面に過度にブリードし、その結果フィルム表面を汚染し
たり、べ1−ベトしたりする頬白が発生し易くなる。
さらに、この発明のフィルムは、上述の各種添’J[l
F:、1、)−r j−; ;r)p、、1.9.((
、、;jl、、1jL21.ii、5月B(−’i −
!−1f” l t (□v ト非イオン系界面活性剤
との3種の混合物を用いるものであり、EvAに対して
2〜15重量%、より好ましくは3,5〜11重量%添
加するものである。
F:、1、)−r j−; ;r)p、、1.9.((
、、;jl、、1jL21.ii、5月B(−’i −
!−1f” l t (□v ト非イオン系界面活性剤
との3種の混合物を用いるものであり、EvAに対して
2〜15重量%、より好ましくは3,5〜11重量%添
加するものである。
添力ロ量2重量%未満ては、この発明の目的である粘着
包装用フィルムとして、必要な特性、すなわち滑性、自
己粘着性、透明性、光沢、防曇性などを付−5、増強す
ることができなく、また添加量15重量%を越えると、
フィルム表面に添加剤が過度にブリードしフィルム表面
がべ1へべ1・すること、動摩擦係数が大きくなり滑性
が低ドすること、EVA−が過度に可塑、柔軟化されど
)ため得られるフィルムの強度が低下すること、フィル
ム加工時にド[1−タ゛ウン現象が発生し易く加圧安定
性が低下することなどの欠点が発生する。
包装用フィルムとして、必要な特性、すなわち滑性、自
己粘着性、透明性、光沢、防曇性などを付−5、増強す
ることができなく、また添加量15重量%を越えると、
フィルム表面に添加剤が過度にブリードしフィルム表面
がべ1へべ1・すること、動摩擦係数が大きくなり滑性
が低ドすること、EVA−が過度に可塑、柔軟化されど
)ため得られるフィルムの強度が低下すること、フィル
ム加工時にド[1−タ゛ウン現象が発生し易く加圧安定
性が低下することなどの欠点が発生する。
また、これら3種の添加剤の混合物において、ミネラル
オイルの添加量は、粘着性−り一樹脂の\1“′1量(
重量)以上、好ましくは2倍(重量)以上添加するのが
望ましい。
オイルの添加量は、粘着性−り一樹脂の\1“′1量(
重量)以上、好ましくは2倍(重量)以上添加するのが
望ましい。
これは、ミネラルオイルの添加量が粘着付与樹脂の添加
量より少ないと、得られるフィルムは粘着性ら、樹脂の
欠点、すなわちフィルムのブロッキング現象、動摩擦係
数の増大、透明性、光沢の低下などが現われ易くなるた
めである。
量より少ないと、得られるフィルムは粘着性ら、樹脂の
欠点、すなわちフィルムのブロッキング現象、動摩擦係
数の増大、透明性、光沢の低下などが現われ易くなるた
めである。
この発明の粘着包装用フィルムとして必要な上記種々の
特性を兼ね備えたフィルムを得るのに最適な上記3種の
添加剤の添加酸は、粘着付与剤1〜3重量%、ミネラル
オイル2〜6重量%、非イオン系界面活性剤0.5〜2
重量%である。
特性を兼ね備えたフィルムを得るのに最適な上記3種の
添加剤の添加酸は、粘着付与剤1〜3重量%、ミネラル
オイル2〜6重量%、非イオン系界面活性剤0.5〜2
重量%である。
以上述べたとうり、この発明のフィルムは、特定のE、
VAに特定の粘着付与剤と特定のミネラルオイルと非イ
オン系界面活性剤をそれぞれ特定量添加し、これら3種
の添)JEl剤の相乗効果;こより粘着包装用フィルム
として新規なフィルムが得られるものであるが、特にス
トレンチ包装用フィルムとしては、包装時フィルムが引
き伸ばされる時にフィルムが破断しない強度を有してい
ること、ざらに前述のネッキング現象を起すことなくフ
ィルムが均一に引き伸はされ、シワのない張りの良い包
装を行なうために、この発明のフィルムは]MUの延伸
配向がなされるものである。
VAに特定の粘着付与剤と特定のミネラルオイルと非イ
オン系界面活性剤をそれぞれ特定量添加し、これら3種
の添)JEl剤の相乗効果;こより粘着包装用フィルム
として新規なフィルムが得られるものであるが、特にス
トレンチ包装用フィルムとしては、包装時フィルムが引
き伸ばされる時にフィルムが破断しない強度を有してい
ること、ざらに前述のネッキング現象を起すことなくフ
ィルムが均一に引き伸はされ、シワのない張りの良い包
装を行なうために、この発明のフィルムは]MUの延伸
配向がなされるものである。
しかしてこの発明のフィルムは、以上徒べたように、特
定のEVA組成物を適度に延1[P配向して得られるも
のであり、動摩擦係数05以下、曇り度5%以下で、少
なくとも30%の加熱収縮率と60ヅ・土゛Lトθ)I
j単↑牛[:ii+l ’7ζ丼−・お、−1ミび:坊
曇[牛を一何I/でいる。
定のEVA組成物を適度に延1[P配向して得られるも
のであり、動摩擦係数05以下、曇り度5%以下で、少
なくとも30%の加熱収縮率と60ヅ・土゛Lトθ)I
j単↑牛[:ii+l ’7ζ丼−・お、−1ミび:坊
曇[牛を一何I/でいる。
ここで、動摩擦係数とは、ASTM D−18946
3Tに準拠して測定した値であり、動摩擦係数0.5以
上では、包装時に被包装物、トイレあるいは包装機のロ
ール部などの部分において摩擦抵抗が大きくなり、包装
性が阻害されるばかりかトレイのエツジなどにフィルム
が引っかかりフィルムが破断したり、あるいはフィルム
のシワが充分伸ばされなく見苦しい包装状態にIIるな
と、実用に供し難lJ)フィルムとなる。
3Tに準拠して測定した値であり、動摩擦係数0.5以
上では、包装時に被包装物、トイレあるいは包装機のロ
ール部などの部分において摩擦抵抗が大きくなり、包装
性が阻害されるばかりかトレイのエツジなどにフィルム
が引っかかりフィルムが破断したり、あるいはフィルム
のシワが充分伸ばされなく見苦しい包装状態にIIるな
と、実用に供し難lJ)フィルムとなる。
好ましくは0.4以下である。
曇り度とは、ASTM D−1003−61により測
定した値であり、曇り度5%を越えるものはフィルムの
透明性が劣り、商品を包装した時被包装物を透視、確認
し難く、被包装物の商品価値向上の点で好ましくないも
のである。
定した値であり、曇り度5%を越えるものはフィルムの
透明性が劣り、商品を包装した時被包装物を透視、確認
し難く、被包装物の商品価値向上の点で好ましくないも
のである。
好ましくは3%以下である。
加熱収縮率とは、ASTM D−1204−54に準
じて測定した値であり、少なくとも30%とは、収縮の
最も小さい方向においても30%以上の値であることを
意味する。
じて測定した値であり、少なくとも30%とは、収縮の
最も小さい方向においても30%以上の値であることを
意味する。
収縮の最も小さい方向は、通常フィルム加圧工程におい
て、フィルムが走行する方向(以下MT)と略記する)
またはそれと直角の方向(以下TDと略記する)で生ず
る。
て、フィルムが走行する方向(以下MT)と略記する)
またはそれと直角の方向(以下TDと略記する)で生ず
る。
加熱収縮率は、フィルムから一辺100mmの正方形の
試験片を切り出し、収縮中に他の物に粘着して拘束力を
受けることのないようにタルク粉を試験片の両面に均一
に付着させ、温度130℃の空気浴中に5分間投入後、
−互に対抗する辺の間の距離L (mm )を測定して
、次式により求める。
試験片を切り出し、収縮中に他の物に粘着して拘束力を
受けることのないようにタルク粉を試験片の両面に均一
に付着させ、温度130℃の空気浴中に5分間投入後、
−互に対抗する辺の間の距離L (mm )を測定して
、次式により求める。
通常、試験片の一辺をMDと平行方向に、他の一辺をT
I)と平行方向にとり、MDとTD両方向の加熱収縮
率を求める。
I)と平行方向にとり、MDとTD両方向の加熱収縮
率を求める。
加熱収縮率はフィルムの延伸配向塵の目安の−ってあり
、好ましくは40〜80%である。
、好ましくは40〜80%である。
加熱収縮率30%未満のフィルムは、フィルムを引き伸
ばした時ネッキング現象が発生し、特にストレッチ包装
用フィルムとしては、包装後のフィルムにシワが発生し
、また透明性や光沢の不連続な部分ができたりして、極
めて見苦しい外観を呈するため実用に供し難いものとな
る。
ばした時ネッキング現象が発生し、特にストレッチ包装
用フィルムとしては、包装後のフィルムにシワが発生し
、また透明性や光沢の不連続な部分ができたりして、極
めて見苦しい外観を呈するため実用に供し難いものとな
る。
加熱収縮率3()%、+:満の延伸耐1向度の小さい=
ノイ7L・l・は、引張り強度や衝撃強度か小さく、ス
トレッチ包装時にフィルムが破断し易くなるなど0欠点
を有する。
ノイ7L・l・は、引張り強度や衝撃強度か小さく、ス
トレッチ包装時にフィルムが破断し易くなるなど0欠点
を有する。
また加熱収縮率80%以上のフィルムは、延伸配向度が
大きく、フィルム破断伸びの低下、ノツチに対する引裂
抵抗の低下、ヒートシール時の破れなどが生じ、ストレ
ッチ包装用フィルムとして好ましくない傾向となる。
大きく、フィルム破断伸びの低下、ノツチに対する引裂
抵抗の低下、ヒートシール時の破れなどが生じ、ストレ
ッチ包装用フィルムとして好ましくない傾向となる。
弾性回復率とは、ASTM D−412−68Tに準
拠して測定した値であり、弾性回復率が60%以上とは
最も小さい方向においても60%以上であることを意味
し、好ましくは70%以上である。
拠して測定した値であり、弾性回復率が60%以上とは
最も小さい方向においても60%以上であることを意味
し、好ましくは70%以上である。
弾性回復率の最も小さい方向は、通常M II)または
TDに生ずる。
TDに生ずる。
弾性回復率は、フィルムのMDおよびTDに平行に巾1
0朋、長さ]−00mvtの試験片を切取り、その中央
から両端に向って25mmの位置に標線をつける。
0朋、長さ]−00mvtの試験片を切取り、その中央
から両端に向って25mmの位置に標線をつける。
この試験片を通常の引張試験機で標線間が100mmに
なるまで速度200 mm1分で引張り、そのままで1
分間保持する。
なるまで速度200 mm1分で引張り、そのままで1
分間保持する。
しかる後間−速庶で試、鉄片に加わっている6張応力が
零になるまでゆるめてから、すばやく0張試験機から取
外し、60分間放置する。
零になるまでゆるめてから、すばやく0張試験機から取
外し、60分間放置する。
放置後標線間の距離L(mm)を計り、次式により求め
る。
る。
弾性回復率60%未満のフィルムは、ストレッチ包装に
おいて、形状や大きさの異なる被包装物を包装するため
、部分的に生ずる大きい伸びや、引き伸ばされた後の力
の減少に対してもシワを残すことなく元に戻り、充分な
張りを保持し難くなり、包装物の外観は見苦しいものと
なる。
おいて、形状や大きさの異なる被包装物を包装するため
、部分的に生ずる大きい伸びや、引き伸ばされた後の力
の減少に対してもシワを残すことなく元に戻り、充分な
張りを保持し難くなり、包装物の外観は見苦しいものと
なる。
さらに包装物を数段積み重ねて保管したり、店頭で陳列
したり、あるいは取出す時に指でフィルムを押したりし
た場合に、フィルム面が変形しシワを生ずるが、力を取
除いた時速やかにシワが消失せず、包装物の商品価値を
低ドさせるものである。
したり、あるいは取出す時に指でフィルムを押したりし
た場合に、フィルム面が変形しシワを生ずるが、力を取
除いた時速やかにシワが消失せず、包装物の商品価値を
低ドさせるものである。
防曇性とは、被包装物が含水物あるいは低温保存された
場合、水滴でフィルム表面が曇り不透明になり、被包装
物が透視できなくなり商品価値が低下するのを防ぐため
に必要であり、温度20℃の水100m1を入れた20
0m1容量のビーカーにフィルムを被せ、5°Cに設定
された恒温槽中に10分間放置した後取出し、フィルム
表面の水滴の付着状態を下記の基準で肉眼判定を行なう
もの以上のこの発明のフィルムの物性測定は、フィルム
製造後23°C,50%湿度の恒温室に10日間保管後
測定したものである。
場合、水滴でフィルム表面が曇り不透明になり、被包装
物が透視できなくなり商品価値が低下するのを防ぐため
に必要であり、温度20℃の水100m1を入れた20
0m1容量のビーカーにフィルムを被せ、5°Cに設定
された恒温槽中に10分間放置した後取出し、フィルム
表面の水滴の付着状態を下記の基準で肉眼判定を行なう
もの以上のこの発明のフィルムの物性測定は、フィルム
製造後23°C,50%湿度の恒温室に10日間保管後
測定したものである。
さらに、この発明のフィルムは以下の様な物性を有する
ことが好ましい。
ことが好ましい。
ロールハクリカ、すなわち巻き張力509/cyn(フ
ィルム内当り)にてロール状に1.00 m巻き取り保
管後、60crI′L/分のスピードで引出すに要する
力を、フィルム内当りで割った値が7g/crrL以下
、好ましくは6g/cm以下である。
ィルム内当り)にてロール状に1.00 m巻き取り保
管後、60crI′L/分のスピードで引出すに要する
力を、フィルム内当りで割った値が7g/crrL以下
、好ましくは6g/cm以下である。
この値が大きい場合、長時間あるいは比較的高温所でフ
ィルムを保管する場合などに、フィルム面同志がロッキ
ングしたり、あるいはロールからフィルムを引出す際、
フィルムが引伸ばされてフィルムに永久変形が生じたり
、ハントラッパーよりフィルムが引出し難いなどの問題
が生じ、包装作業性が悪くなる。
ィルムを保管する場合などに、フィルム面同志がロッキ
ングしたり、あるいはロールからフィルムを引出す際、
フィルムが引伸ばされてフィルムに永久変形が生じたり
、ハントラッパーよりフィルムが引出し難いなどの問題
が生じ、包装作業性が悪くなる。
また、ストレッチ包装用フィルムとして特に手動包装用
として使用する場合、少なくとも100%、好ましくは
200%以上の破断伸度、1〜5に9 /m’rlL
s好ましくは1.5〜5 kg/maの破断強度、特に
200%伸び時の引張荷重が100〜5009 /cr
n (フィルム内当り)、好ましくは150〜4009
/crn1より好ましくは200〜350g/cm有
するのが望ましい。
として使用する場合、少なくとも100%、好ましくは
200%以上の破断伸度、1〜5に9 /m’rlL
s好ましくは1.5〜5 kg/maの破断強度、特に
200%伸び時の引張荷重が100〜5009 /cr
n (フィルム内当り)、好ましくは150〜4009
/crn1より好ましくは200〜350g/cm有
するのが望ましい。
これは種々の被包装物をタイトにストレッチ包装するに
は、被包装物の大きさ、形状などに適合するだけの伸び
が必要であり、またフィルムを引伸す時に破れたりある
いは被包装物やトレイを変形させないために適度の強度
が必要であり、さらに200%伸び時の引張荷重はフィ
ルムが均一に引伸ばされシワのない張りの良い包装状態
の包装物を得る上で必要なものである。
は、被包装物の大きさ、形状などに適合するだけの伸び
が必要であり、またフィルムを引伸す時に破れたりある
いは被包装物やトレイを変形させないために適度の強度
が必要であり、さらに200%伸び時の引張荷重はフィ
ルムが均一に引伸ばされシワのない張りの良い包装状態
の包装物を得る上で必要なものである。
なお、ここに言う引張り試験はJIS Z1702の
方法によって引張速度200mm/分で測定したもので
ある。
方法によって引張速度200mm/分で測定したもので
ある。
さらにこの発明の特性を損わない範囲内で、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、パラフィン
ワックスなどの滑剤、顔料、染料などを添加しても何ら
差しつかえないものである。
ングリコール、ポリプロピレングリコール、パラフィン
ワックスなどの滑剤、顔料、染料などを添加しても何ら
差しつかえないものである。
以上述べたように、この発明のフィルムは、粘着付与樹
脂とミネラルオイルのり塑、柔軟化された混合物により
EVAを内部可塑、柔軟化し自己粘着性を向上させると
ともに、表面にブリードしたミネラルオイルと非イオン
系界面活性剤によりフィルムとフィルムあるいは他の物
品との密着性を高め、さらにミネラルオイルと非イオン
系界面活性剤の層の潤滑油的作用効果によりフィルム表
面の摩擦抵抗が小さくなる特異な作用効果、すなわち従
来のフィルムでは得られなかった動摩擦係数が小さくか
つ自己粘着性は大きいと言う特性を有するものであり、
さらに前述したように、フィルム内部あるいは表面のミ
ネラルオイルにより光学的特性、すなわち透明性、光沢
にすぐれたフィルムであり、また非イオン系界面活性剤
の作用効果により防曇性を有したフィルムである。
脂とミネラルオイルのり塑、柔軟化された混合物により
EVAを内部可塑、柔軟化し自己粘着性を向上させると
ともに、表面にブリードしたミネラルオイルと非イオン
系界面活性剤によりフィルムとフィルムあるいは他の物
品との密着性を高め、さらにミネラルオイルと非イオン
系界面活性剤の層の潤滑油的作用効果によりフィルム表
面の摩擦抵抗が小さくなる特異な作用効果、すなわち従
来のフィルムでは得られなかった動摩擦係数が小さくか
つ自己粘着性は大きいと言う特性を有するものであり、
さらに前述したように、フィルム内部あるいは表面のミ
ネラルオイルにより光学的特性、すなわち透明性、光沢
にすぐれたフィルムであり、また非イオン系界面活性剤
の作用効果により防曇性を有したフィルムである。
つぎに、この発明の粘着包装用フィルムの製造方法につ
いて説明する。
いて説明する。
前述したこの発明に使用するEVA組成物は、それぞれ
の添加剤のマスターバッチを作成し所定量の添加量にな
るようにブレンドするか、前述の三種の添加剤の所定量
の混合物のマスターバッチを作成し、所定量の添加量に
なるようにブレンドして押出機に供給するか、または三
種の添加剤の所定量の混合物を、押出機のシリンダ一部
に設けられた液体導入口より定電ポンプを用いて所定量
注入し押出しと同時に混練りを行なうなどの方法でブレ
ンドされ、モして押出機に設置した環状のスリットを有
するダイスより140〜250℃で押出し、押出された
管状膜の外円周を液体で冷却し、管状膜を急冷固化させ
て原反を得る。
の添加剤のマスターバッチを作成し所定量の添加量にな
るようにブレンドするか、前述の三種の添加剤の所定量
の混合物のマスターバッチを作成し、所定量の添加量に
なるようにブレンドして押出機に供給するか、または三
種の添加剤の所定量の混合物を、押出機のシリンダ一部
に設けられた液体導入口より定電ポンプを用いて所定量
注入し押出しと同時に混練りを行なうなどの方法でブレ
ンドされ、モして押出機に設置した環状のスリットを有
するダイスより140〜250℃で押出し、押出された
管状膜の外円周を液体で冷却し、管状膜を急冷固化させ
て原反を得る。
上記において、この発明者らは、この発明に使用する粘
着付与樹脂、特に脂環族飽和炭化水素樹脂、脂肪族炭化
水素樹脂などは、ミネラルオイルと非イオン系界面活性
剤との混合物に、例えば100℃以上の温度下で溶解し
、また室温まで冷却しても粘着付与樹脂が析出してこな
い特性を有していることを見出したが、これは本添加剤
の特性の一つであり、前述した定量ポンプによる添加剤
注入により押出しと混練りを同時に行なう方法により、
添加剤の均一分散、製造工程の簡略化、経済性の向上な
どを図ることができるものである。
着付与樹脂、特に脂環族飽和炭化水素樹脂、脂肪族炭化
水素樹脂などは、ミネラルオイルと非イオン系界面活性
剤との混合物に、例えば100℃以上の温度下で溶解し
、また室温まで冷却しても粘着付与樹脂が析出してこな
い特性を有していることを見出したが、これは本添加剤
の特性の一つであり、前述した定量ポンプによる添加剤
注入により押出しと混練りを同時に行なう方法により、
添加剤の均一分散、製造工程の簡略化、経済性の向上な
どを図ることができるものである。
また、ダイより押出されるEVA組成物の温度は、14
0℃未満では、溶融時の伸張性が悪く、管状膜にするこ
とができ難く、さらに得られる原反の表面が荒れて、燐
り度、光沢とも悪くなり、延伸加工した後のフィルムの
光学特性を低下させることとなる。
0℃未満では、溶融時の伸張性が悪く、管状膜にするこ
とができ難く、さらに得られる原反の表面が荒れて、燐
り度、光沢とも悪くなり、延伸加工した後のフィルムの
光学特性を低下させることとなる。
また250℃を越えるとEVA−のゲル化、分解を促進
したり、添加剤の分解、変質などを起すため好ましくな
いものである。
したり、添加剤の分解、変質などを起すため好ましくな
いものである。
押出された管状膜が管状膜外円周をかこむ液体により冷
却固化されることは、この発明のフィルムを得るのに有
用な方法のひとつであり、液槽中を管状膜を通過させる
か、管状膜外円周に液層を流延させるなどにより冷却固
化される。
却固化されることは、この発明のフィルムを得るのに有
用な方法のひとつであり、液槽中を管状膜を通過させる
か、管状膜外円周に液層を流延させるなどにより冷却固
化される。
特に管状膜外円周に流延する液層を形成させる方法が好
ましく、液体としては通常水が使用される。
ましく、液体としては通常水が使用される。
この発明の方法、液体により急冷固化された原反は、そ
の表面が平滑なものとなり光学的特性にすぐれた原反と
なるとともに、管状膜の押出安定性や原反内面のブロッ
キング防止などの利点を有するものである。
の表面が平滑なものとなり光学的特性にすぐれた原反と
なるとともに、管状膜の押出安定性や原反内面のブロッ
キング防止などの利点を有するものである。
ついで、得られた原反は、その外円周より均一に所定の
温度に加熱後、所定の径まで膨張させ、縦および横の二
方向に適度な延伸を行ない、周方向より均一に空気を吹
きつけることにより冷却固化された後、連続的にニップ
ロールでニップし、巻取り機に巻き取ることにより、こ
の発明のフィルムは得られるものである。
温度に加熱後、所定の径まで膨張させ、縦および横の二
方向に適度な延伸を行ない、周方向より均一に空気を吹
きつけることにより冷却固化された後、連続的にニップ
ロールでニップし、巻取り機に巻き取ることにより、こ
の発明のフィルムは得られるものである。
゛ここで、延伸のために原反が加熱される
温度は、70〜140℃、好ましくは80〜130℃で
ある。
温度は、70〜140℃、好ましくは80〜130℃で
ある。
この温度は、延伸効果に関して重要であり、延伸倍率、
配向の程度を表わす加熱収縮率、光学的特性およびEV
Aの種類などに複雑に関係するものであるが、低温では
加工安定性や光学的特性が悪くなり、また高温では原反
の溶断や配向度の低下などが生じ、この発明においては
上記範囲が適当なものである。
配向の程度を表わす加熱収縮率、光学的特性およびEV
Aの種類などに複雑に関係するものであるが、低温では
加工安定性や光学的特性が悪くなり、また高温では原反
の溶断や配向度の低下などが生じ、この発明においては
上記範囲が適当なものである。
また、延伸倍率は、面積延伸倍率が50倍以下、好まし
くは40倍以下でかつ横方向の延伸倍率が3〜9倍、好
ましくは5〜8倍である。
くは40倍以下でかつ横方向の延伸倍率が3〜9倍、好
ましくは5〜8倍である。
なお面積延伸倍率は縦延伸倍率×横延伸倍率を示す。
この発明のフィルムは、適度の延伸を行なうことにより
、フィルムの弾性回復性と強度を向上させ、特にストレ
ッチ包装用フィルムとしては好適なフィルムが得られる
ものである。
、フィルムの弾性回復性と強度を向上させ、特にストレ
ッチ包装用フィルムとしては好適なフィルムが得られる
ものである。
以上述べたように、この発明のフィルムは、前記EVA
組成物を環状スリットを有するダイより押出し、液体に
より急冷固化した原反を温度70〜1400Cに再加熱
して、インフレーション法により面積延伸倍率が50倍
以下で横方向の延伸倍率3〜9倍となるように延伸する
ことを特徴とする製造方法により好適に得られるもので
ある。
組成物を環状スリットを有するダイより押出し、液体に
より急冷固化した原反を温度70〜1400Cに再加熱
して、インフレーション法により面積延伸倍率が50倍
以下で横方向の延伸倍率3〜9倍となるように延伸する
ことを特徴とする製造方法により好適に得られるもので
ある。
以下、実施例を挙げて説明するが、この発明はこれらに
限定されるものではない。
限定されるものではない。
実施例 1
45朋径押出機の先端に設けられた0、5□□□のスリ
ットを有する50mm径の環状ダイより、第1表〜第4
表に示すEVAおよび添加剤より選択された第5表に示
すEVA組成物(添加剤は予めマスターバッチを作成し
たものを使用)を、シリンダ一部最高温度190℃、ダ
イ部温度180°C1押出機回転数65rpmにて下方
に押出し、ダイの径と管状膜の径との比が1.3となる
ように膨張させ、ダイ先端から約20crILの位置で
、内側に水の出るスリットを有するリングより15℃の
水を411分の割合で管状膜を囲むように接触させて冷
却固化した。
ットを有する50mm径の環状ダイより、第1表〜第4
表に示すEVAおよび添加剤より選択された第5表に示
すEVA組成物(添加剤は予めマスターバッチを作成し
たものを使用)を、シリンダ一部最高温度190℃、ダ
イ部温度180°C1押出機回転数65rpmにて下方
に押出し、ダイの径と管状膜の径との比が1.3となる
ように膨張させ、ダイ先端から約20crILの位置で
、内側に水の出るスリットを有するリングより15℃の
水を411分の割合で管状膜を囲むように接触させて冷
却固化した。
この管状膜は折中100mm、厚さ350μになるよう
に3.5m/分の引取速度でニップロールで引取り原反
となした。
に3.5m/分の引取速度でニップロールで引取り原反
となした。
得られた原反を環状の赤外線加熱ヒーターを装置した加
熱筒を通し、A4、A7、A15、煮16は110℃、
それ以外は130℃に加熱して、はぼ原反直径の6.5
倍になるように空気を入れて膨らまし、ついで外周部よ
りエアーリングにより空気で均一に冷却して、厚さ18
μ、折中650關のフィルムにしてニップロールで引取
速度1o、sm/分にて引取り、耳をスリット除去し巾
30cmのフィルムとなし、2枚に剥離してロール状に
巻き取った。
熱筒を通し、A4、A7、A15、煮16は110℃、
それ以外は130℃に加熱して、はぼ原反直径の6.5
倍になるように空気を入れて膨らまし、ついで外周部よ
りエアーリングにより空気で均一に冷却して、厚さ18
μ、折中650關のフィルムにしてニップロールで引取
速度1o、sm/分にて引取り、耳をスリット除去し巾
30cmのフィルムとなし、2枚に剥離してロール状に
巻き取った。
得られたフィルムの物性を第6表に示す。
手動包装機(日本産業様機■製ハントラッパーF■W4
6−B型)を用い、200 grの粘土板をトレイ(日
本デキシー■製DH−200型)に入れた被包装物を包
装した結果、いずれもフィルムのシワのない張りの良い
包装状態の包装物が得られた。
6−B型)を用い、200 grの粘土板をトレイ(日
本デキシー■製DH−200型)に入れた被包装物を包
装した結果、いずれもフィルムのシワのない張りの良い
包装状態の包装物が得られた。
第6表中の自己粘着性とは、上記包装試験において、フ
ィルムをストレッチした後、フィルム端部をトレイの底
部ヘクリングし、トレイ底部を上面にして10秒間放置
し、フィルム端部が剥離して持ちあがる剥離高さを評価
したものであり、下記自己粘着性は、ストレッチ包装用
フィルムとして基本的な重要な特性であり、剥離高さ2
0mm以上の場合には、ストレッチ後フィルム端部をク
リングしてからヒートシールによりフィルム端部を溶着
固定するまでの間に、フィルムの弾性回復力によりスト
レッチされたフィルムがゆるみ、シワの多い張りの弱い
包装状態となり包装物の商品価値を著しく低下させるも
のとなる。
ィルムをストレッチした後、フィルム端部をトレイの底
部ヘクリングし、トレイ底部を上面にして10秒間放置
し、フィルム端部が剥離して持ちあがる剥離高さを評価
したものであり、下記自己粘着性は、ストレッチ包装用
フィルムとして基本的な重要な特性であり、剥離高さ2
0mm以上の場合には、ストレッチ後フィルム端部をク
リングしてからヒートシールによりフィルム端部を溶着
固定するまでの間に、フィルムの弾性回復力によりスト
レッチされたフィルムがゆるみ、シワの多い張りの弱い
包装状態となり包装物の商品価値を著しく低下させるも
のとなる。
実施例 2
実施例1のA5のEVA組成物を用いて、延伸時バルブ
内の空気量を調整し、横方向の延伸倍率をそれぞれ應1
7は3.0、A18は5.0、應19は7.5倍に膨ら
まし、厚さ18μのフィルムを得た。
内の空気量を調整し、横方向の延伸倍率をそれぞれ應1
7は3.0、A18は5.0、應19は7.5倍に膨ら
まし、厚さ18μのフィルムを得た。
なお、原反の厚さは、A1.7は165μ、羨18は2
70μ、應19は405μに調整し、延伸時のフィルム
6の加熱温度は、A17は110℃、煮18は120℃
、煮19は140℃とした。
70μ、應19は405μに調整し、延伸時のフィルム
6の加熱温度は、A17は110℃、煮18は120℃
、煮19は140℃とした。
得られたフィルムの物性を第7表に示す。
実施例1−と同様にしてストレッチ包装を行なったとこ
ろ、116、1.6のフィルムは小さなシワがフィルム
表面に発生したが殆ど問題なく包装でき、他のフィルム
も実施例1とほぼ同等の良い包装状態であった。
ろ、116、1.6のフィルムは小さなシワがフィルム
表面に発生したが殆ど問題なく包装でき、他のフィルム
も実施例1とほぼ同等の良い包装状態であった。
比較例 1
45關径押出機の先端に設けられた0、 4 mm、の
スリットを有する100mm径の環状ダイより、実施例
1のA5のEVA組成物を、シリンダ一部最高温度19
0℃、グイ部温度200℃で下方へ押出し、ダイの径と
管状膜の径との比が2.5となるように膨らまし、ダイ
先端から約3cmの位置で内側に環状のスリットを有す
るエアーリングより、23℃の空気を0.77117分
吹き付け、さらにダイ先端から約27CrrLの位置で
環状のスリットを有するリングより、21℃の水を81
3/分の割合で管状膜を囲むように接触させ、管状膜を
冷却固化し、厚み18μ、巾30C111のフィルムを
得た。
スリットを有する100mm径の環状ダイより、実施例
1のA5のEVA組成物を、シリンダ一部最高温度19
0℃、グイ部温度200℃で下方へ押出し、ダイの径と
管状膜の径との比が2.5となるように膨らまし、ダイ
先端から約3cmの位置で内側に環状のスリットを有す
るエアーリングより、23℃の空気を0.77117分
吹き付け、さらにダイ先端から約27CrrLの位置で
環状のスリットを有するリングより、21℃の水を81
3/分の割合で管状膜を囲むように接触させ、管状膜を
冷却固化し、厚み18μ、巾30C111のフィルムを
得た。
このフィルムは動摩擦係数0.25、曇り度1.6、加
熱収縮率MDは61%、TDは14%、弾性回復率MD
は61%、TDは39%であり、防曇性、自己粘着性は
良好なフィルムであったが実施例1と同様にストレッチ
包装を行なったところ、ネッキングJ−訊象ヅバフイ
n/ Jx衣而面i″: JL 、]イー>#z、
丈ブ[二9中にjHj(11復特性が劣っているなど
により、己装物はシ゛〕の多い張りの弱い包装状態であ
った。
熱収縮率MDは61%、TDは14%、弾性回復率MD
は61%、TDは39%であり、防曇性、自己粘着性は
良好なフィルムであったが実施例1と同様にストレッチ
包装を行なったところ、ネッキングJ−訊象ヅバフイ
n/ Jx衣而面i″: JL 、]イー>#z、
丈ブ[二9中にjHj(11復特性が劣っているなど
により、己装物はシ゛〕の多い張りの弱い包装状態であ
った。
また、この発明のフィルムのような延伸加圧を行なって
いないため、強度が不足しており、トレイのエツジなど
によりフィルムが破断する現象が認められた。
いないため、強度が不足しており、トレイのエツジなど
によりフィルムが破断する現象が認められた。
比較例 2
この発明に用いる添加剤のなかで、一種または二種の添
加剤を組合せた第8表に示すE V A組成物からなる
フィルムを実施例1と同様にして得た。
加剤を組合せた第8表に示すE V A組成物からなる
フィルムを実施例1と同様にして得た。
延伸時の加熱温度は全て130’Cとした。
ただしA27は、先にこの発明者らが特願昭49482
80号にて見出した特に磯城包装用のストレンチ包装用
フィルムとして好適なフィルムであり、この発明のフィ
ルムとの比[咬である。
80号にて見出した特に磯城包装用のストレンチ包装用
フィルムとして好適なフィルムであり、この発明のフィ
ルムとの比[咬である。
なお、第8表中A29に用いているPEG−300は平
均分子量300のポリエチレングリコールである。
均分子量300のポリエチレングリコールである。
得られたフィルムの物セI:、を第9表に示す。
嵐2O−A22の粘着付与値・1脂のZチを添D[1シ
たフィルムは、動摩擦係数が著1〜く高いかあるいは測
定できなく、またロール状に巻いたフィルムにブロッキ
ング現象が発生し、全く実用に供せないフィルムであっ
た。
たフィルムは、動摩擦係数が著1〜く高いかあるいは測
定できなく、またロール状に巻いたフィルムにブロッキ
ング現象が発生し、全く実用に供せないフィルムであっ
た。
またフィル18表面を指てこするとその跡が一段と白化
しフィルムの透明四が著[〜く低下するものであった。
しフィルムの透明四が著[〜く低下するものであった。
&、20のフィルムで実施例1と同様にストレンチ包装
試験を行なったところ、包装機のガイドロールなどとの
滑性が悪くまたロールハクリカが大きいため、スl、−
ズにフィルムを引出すことができず、またトレイのエツ
ジなどとの滑性も小さいため充分にストレッチできなく
シワの多い張りのない包装状態となり、無理にストレッ
チするとトレイエツジ部1こフィルムが引っかかり、フ
ィルムが破断する現象が生じた。
試験を行なったところ、包装機のガイドロールなどとの
滑性が悪くまたロールハクリカが大きいため、スl、−
ズにフィルムを引出すことができず、またトレイのエツ
ジなどとの滑性も小さいため充分にストレッチできなく
シワの多い張りのない包装状態となり、無理にストレッ
チするとトレイエツジ部1こフィルムが引っかかり、フ
ィルムが破断する現象が生じた。
また、嵐23 、雁24のミネラルオイルのみを添加し
たフィルムは、)1′ルム表面が過度にべとつき動摩擦
係数が測定できない程大きく、また自己粘着性も悪いも
のであった。
たフィルムは、)1′ルム表面が過度にべとつき動摩擦
係数が測定できない程大きく、また自己粘着性も悪いも
のであった。
Ai:25、A26の粘着付写樹脂とミネラルオイルを
添加したフィルl、も動摩擦係数が測定できずまたロー
ルハクリカがやや大きくフィルムをスムーズに引出し難
いものであり、自己粘着t/1′−,も悪いものであっ
た。
添加したフィルl、も動摩擦係数が測定できずまたロー
ルハクリカがやや大きくフィルムをスムーズに引出し難
いものであり、自己粘着t/1′−,も悪いものであっ
た。
以上ふ20〜厘26のいずれのフィルムも防曇性は有し
ないものであった。
ないものであった。
嵐27 、A28の粘着付す一樹脂と非イオン系界[1
t’l−! r占V−k ”jl ;’)”) f−4
q y、;、7−7 、r 、71/ 7、(1、7
イ、、/lz j、A、uei h(f体に白っぽく白
旗点状の汚染がフィルム表面に見られるなど外観の悪い
フィルムであり、さらにフィルム表m丁を指でこすった
りした跡が一段と白っぽくなるなとの問題点を有したフ
ィルムであった。
t’l−! r占V−k ”jl ;’)”) f−4
q y、;、7−7 、r 、71/ 7、(1、7
イ、、/lz j、A、uei h(f体に白っぽく白
旗点状の汚染がフィルム表面に見られるなど外観の悪い
フィルムであり、さらにフィルム表m丁を指でこすった
りした跡が一段と白っぽくなるなとの問題点を有したフ
ィルムであった。
またロールハクリカが大きいため、スムーズ゛にロール
からフィルトを引出し難く、自己粘着t’+も悪いフィ
ルムであった。
からフィルトを引出し難く、自己粘着t’+も悪いフィ
ルムであった。
嵐29のフィルムは動摩擦係数、ロールハクリカも小さ
くロールからスムーズにフィルムを引出せ、連続包装〆
4Eはすぐれたものであったが、自己粘着ドtがやや悪
く、ス]・レッチ後フィルム端部ヲトレイ底部(こクリ
ング(2てヒートシールするまでjl・・〕) nun
(?:、フフイ/!、ム(ソ)Al を牛F団jjl
用(てよ()−ノイ・・シムがゆるみ、シワが生じたり
張りが弱くなったりする現象が認められ、手動包装用フ
ィルトとじでは自己粘着性の点で問題のあるフィルムで
あった。
くロールからスムーズにフィルムを引出せ、連続包装〆
4Eはすぐれたものであったが、自己粘着ドtがやや悪
く、ス]・レッチ後フィルム端部ヲトレイ底部(こクリ
ング(2てヒートシールするまでjl・・〕) nun
(?:、フフイ/!、ム(ソ)Al を牛F団jjl
用(てよ()−ノイ・・シムがゆるみ、シワが生じたり
張りが弱くなったりする現象が認められ、手動包装用フ
ィルトとじでは自己粘着性の点で問題のあるフィルムで
あった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 メルトインデックスが0.5〜20、酢酸ビニル基
含有量が5〜40重量係重量子レン−酢酸ビニル共重合
体と、脂環族飽和炭化水素樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、
石油樹脂、アククチツクポリプロピレン樹脂、ロジン類
、ポリテルペンから選ばれる粘着性Fj−樹脂0.5〜
5重量φと、ミネラルオイル1〜10重量φと、非イオ
ン系界面活性剤0.1〜5重量重量部らなり、動摩擦係
数05以下、曇り度5φ以下で、少なくとも30%の加
熱収縮率と60%以上の弾性回復率および防曇性を有す
ることを特徴とする延伸された粘着包装用フイIL/ム
。 2 メルトインデックスが0.5〜20.酢酸ビニル基
含有量が5〜40重量係重量子レン−酢酸ビニル共重合
体と、脂環族飽和炭化水素樹脂、脂肪族炭化水素樹脂、
石油樹脂、アククチツクポリプロピレン樹脂、ロジン類
、ポリテルペンから選ばれる粘着付与樹脂0.5〜5重
量係と、ミネラルオイル1〜10重量係と、非イオン系
W面活性剤0.1−〜5重量φとからなる樹脂組成物を
環状スリン1〜を有するダイより溶融押出し、液体によ
り急冷固化した原反を温度70〜140℃に再加熱して
、インフレーション法により面積延伸倍率が50倍以下
で横方向の延伸倍率3〜9倍となるように延伸すること
を特徴とする延伸された粘着包装用フィルムの製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50099786A JPS5844465B2 (ja) | 1975-08-19 | 1975-08-19 | ネンチヤクホウソウヨウフイルム オヨビ ソノセイゾウホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50099786A JPS5844465B2 (ja) | 1975-08-19 | 1975-08-19 | ネンチヤクホウソウヨウフイルム オヨビ ソノセイゾウホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5227479A JPS5227479A (en) | 1977-03-01 |
JPS5844465B2 true JPS5844465B2 (ja) | 1983-10-03 |
Family
ID=14256604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50099786A Expired JPS5844465B2 (ja) | 1975-08-19 | 1975-08-19 | ネンチヤクホウソウヨウフイルム オヨビ ソノセイゾウホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5844465B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998032786A1 (fr) * | 1997-01-24 | 1998-07-30 | Mitsui Chemicals, Inc. | Film retrecissable en copolymere olefinique |
KR20180111849A (ko) * | 2016-02-09 | 2018-10-11 | 스미토모 겐키 가부시키가이샤 | 쇼벨 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53140181A (en) * | 1977-05-10 | 1978-12-06 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | Polyolefin film for packaging |
JPS6030209Y2 (ja) * | 1977-09-05 | 1985-09-11 | 凸版印刷株式会社 | 剥離容易な包装容器 |
JPS5470786U (ja) * | 1977-10-27 | 1979-05-19 | ||
JPS5847041A (ja) * | 1981-09-17 | 1983-03-18 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 自己粘着性包装用フイルム |
JPS5852379A (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-28 | Nichiban Co Ltd | 結束用感熱自着テ−プ |
JPS5869237A (ja) * | 1981-10-21 | 1983-04-25 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 自己粘着性包装用フイルム |
DK399489D0 (da) * | 1989-04-10 | 1989-08-14 | Kohjin Co | Straek- og varmekrympbar polyaetylenfolie |
-
1975
- 1975-08-19 JP JP50099786A patent/JPS5844465B2/ja not_active Expired
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998032786A1 (fr) * | 1997-01-24 | 1998-07-30 | Mitsui Chemicals, Inc. | Film retrecissable en copolymere olefinique |
CN1098887C (zh) * | 1997-01-24 | 2003-01-15 | 三井化学株式会社 | 烯烃共聚物收缩膜 |
KR20180111849A (ko) * | 2016-02-09 | 2018-10-11 | 스미토모 겐키 가부시키가이샤 | 쇼벨 |
US20180340316A1 (en) * | 2016-02-09 | 2018-11-29 | Sumitomo(S.H.I.) Construction Machinery Co., Ltd. | Excavator |
US10697152B2 (en) | 2016-02-09 | 2020-06-30 | Sumitomo(S.H.I.) Construction Machinery Co., Ltd. | Excavator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5227479A (en) | 1977-03-01 |
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