JPS5837371Y2 - 歯科用ハンドピ−スと供給管との連結装置 - Google Patents
歯科用ハンドピ−スと供給管との連結装置Info
- Publication number
- JPS5837371Y2 JPS5837371Y2 JP1979174148U JP17414879U JPS5837371Y2 JP S5837371 Y2 JPS5837371 Y2 JP S5837371Y2 JP 1979174148 U JP1979174148 U JP 1979174148U JP 17414879 U JP17414879 U JP 17414879U JP S5837371 Y2 JPS5837371 Y2 JP S5837371Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- supply pipe
- ball
- band piece
- handpiece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は歯科用ハンドピースと供給管とをワンタッチ操
作で相互に回転自在に連結しうる装置の改良に関する。
作で相互に回転自在に連結しうる装置の改良に関する。
従来歯科医師等がハンドピースを把持して歯科治療を行
う際、これに連結された可撓性供給管によじれが生じて
手首に疲労を与え、治療作業を困難にする惧れを防止す
るためハンドピースと供給管とが相互に回転可能に連結
させうるように構成された連結装置が種々提案されてい
る。
う際、これに連結された可撓性供給管によじれが生じて
手首に疲労を与え、治療作業を困難にする惧れを防止す
るためハンドピースと供給管とが相互に回転可能に連結
させうるように構成された連結装置が種々提案されてい
る。
例えば、実公昭50−11347号公報、該公報に開示
された考案の改良に実公昭53−15196号公報、更
には特公昭54−56292号公報等によりすでに公知
である。
された考案の改良に実公昭53−15196号公報、更
には特公昭54−56292号公報等によりすでに公知
である。
しかしながらこれらの公報によって開示された連結装置
は例えば実公昭53−15196号公報の場合、Oリン
グを介したフリー回転機構はあるが、供給管、ハンドピ
ース間着脱の際は、ネジによる螺緩、螺締によっている
。
は例えば実公昭53−15196号公報の場合、Oリン
グを介したフリー回転機構はあるが、供給管、ハンドピ
ース間着脱の際は、ネジによる螺緩、螺締によっている
。
又特公昭54−56292号公報の場合、ハンドピース
のジヨイント部を可撓性供給管のジヨイント部に嵌合さ
せ、これらジヨイント部相互間の接合面に介挿されたO
リングとハンドピースジヨイント部及び可撓性供給管ジ
ヨイント部との摩擦力を利用して回転自在に連結してい
るため、連結部における給気系路と注水系路等との気密
性を確実にし、不用意にはずれないようにするためには
、Oリングの締代を大きくしなければならず、当然にバ
ンドピースと供給管との自由回転が困難となり、したが
って連結操作も困難となる。
のジヨイント部を可撓性供給管のジヨイント部に嵌合さ
せ、これらジヨイント部相互間の接合面に介挿されたO
リングとハンドピースジヨイント部及び可撓性供給管ジ
ヨイント部との摩擦力を利用して回転自在に連結してい
るため、連結部における給気系路と注水系路等との気密
性を確実にし、不用意にはずれないようにするためには
、Oリングの締代を大きくしなければならず、当然にバ
ンドピースと供給管との自由回転が困難となり、したが
って連結操作も困難となる。
又逆にバンドピースと供給管との自由回転が容易となる
ように構成するにはOリングの締代を小さくしなければ
ならず、バンドピースと供給管との連結がはずれやすい
という二律背反する欠点を有していた。
ように構成するにはOリングの締代を小さくしなければ
ならず、バンドピースと供給管との連結がはずれやすい
という二律背反する欠点を有していた。
本考案は、従来のこの種の連結装置の叙上の如き欠点を
改善するために完成されたものであって、その目的とす
るところは、バンドピースと供給管との連結をワンタッ
チ操作で行い、かつバンドピースと供給管とが連結され
た後は不用意にはずれることなく互いに円滑に回転自在
に連結されうる装置を提供するにある。
改善するために完成されたものであって、その目的とす
るところは、バンドピースと供給管との連結をワンタッ
チ操作で行い、かつバンドピースと供給管とが連結され
た後は不用意にはずれることなく互いに円滑に回転自在
に連結されうる装置を提供するにある。
以下、本考案を詳細に説明すると、本考案の歯科用バン
ドピースと供給管との連結装置(以下本考案装置という
。
ドピースと供給管との連結装置(以下本考案装置という
。
)は、従来のこの種の連結装置がOリングの弾性力を利
用してバンドピース供給管とを相互に回転可能に挿嵌連
結する構造であったのに代え、新らたにバンドピース外
筒の後端に摺動自在に遊嵌されたスリーブを摺動させた
後バンドピースを供給管に嵌挿するという、いわゆるワ
ンタッチ操作で装脱着する機構(以下ワンタッチ装脱着
機構という。
用してバンドピース供給管とを相互に回転可能に挿嵌連
結する構造であったのに代え、新らたにバンドピース外
筒の後端に摺動自在に遊嵌されたスリーブを摺動させた
後バンドピースを供給管に嵌挿するという、いわゆるワ
ンタッチ操作で装脱着する機構(以下ワンタッチ装脱着
機構という。
)と、バンドピースと供給管とを回転可能に連結保持す
る機構(以下、フリー回転保持機構という。
る機構(以下、フリー回転保持機構という。
)とを兼備し、かつこれらを相互に分離して構成したこ
とを要旨とするものである。
とを要旨とするものである。
すなわち、バンドピースの後端外周上に摺動自在に遊嵌
されたスリーブをバンドピース側若しくはその反対側方
向に摺動させる(これらの摺動方向はスリーブの構造に
より任意的に採択されうる)ことにより、該スリーブ内
に設けられた複数の係止ボールをバンドピース外筒に設
けられた複数のボール孔より軸心に対し外側に突出しう
るようにさせ、バンドピース後端より延設された雄部を
供給管の先端より軸線方向に突設された雌部に挿嵌させ
バンドピース本体と供給管との連結を行なった後は、上
記スリーブが該スリーブに内設されたスプリングの弾力
により自ら元の位置に復帰して係止ボールを上記ボール
孔より軸心方向に突出させこれら係止ボールを上記の供
給管雌部の外周に設けられたリング状ボール受溝に嵌合
係止させる(装着操作)。
されたスリーブをバンドピース側若しくはその反対側方
向に摺動させる(これらの摺動方向はスリーブの構造に
より任意的に採択されうる)ことにより、該スリーブ内
に設けられた複数の係止ボールをバンドピース外筒に設
けられた複数のボール孔より軸心に対し外側に突出しう
るようにさせ、バンドピース後端より延設された雄部を
供給管の先端より軸線方向に突設された雌部に挿嵌させ
バンドピース本体と供給管との連結を行なった後は、上
記スリーブが該スリーブに内設されたスプリングの弾力
により自ら元の位置に復帰して係止ボールを上記ボール
孔より軸心方向に突出させこれら係止ボールを上記の供
給管雌部の外周に設けられたリング状ボール受溝に嵌合
係止させる(装着操作)。
したがって、上記スリーブを装着操作の場合と同じ方向
に摺動(離脱操作)させない限りは上記嵌合係止を保持
し、バンドピースと供給管との連結がはずれることなく
(ロック機能)、しかもこれら挿嵌連結された上記バン
ドピースの雄部と供給管の雌部は相互に回転自在に連結
状態を保持するものである(フリー回転保持機能)。
に摺動(離脱操作)させない限りは上記嵌合係止を保持
し、バンドピースと供給管との連結がはずれることなく
(ロック機能)、しかもこれら挿嵌連結された上記バン
ドピースの雄部と供給管の雌部は相互に回転自在に連結
状態を保持するものである(フリー回転保持機能)。
次に、以上の如く機能しうる本考案装置につき好適な実
施例を挙げ更に詳細に説明する。
施例を挙げ更に詳細に説明する。
叙述の如きロック機能を備えたワンタッチ装脱着機構は
、バンドピース本体1の後端に同一円周方向に複数のボ
ール孔13・・・・・・の設けられたバンドピース外筒
11と、該外筒11上に摺動自在に遊嵌され、かつ同一
周面に内設された係止ボール44・・・・・・をバンド
ピース外筒11の同−周面上に穿設されたボール孔13
・・・・・・より出没させうるスリーブ4及びバンドピ
ース1の後端に延設された雄部5が供給管2の雌部3に
挿嵌連結された場合にスリーブ4の係止ボール44・・
・・・・と嵌合係止しうるごとく形成された上記雌部3
の外周に設けられた周溝21とから或っている。
、バンドピース本体1の後端に同一円周方向に複数のボ
ール孔13・・・・・・の設けられたバンドピース外筒
11と、該外筒11上に摺動自在に遊嵌され、かつ同一
周面に内設された係止ボール44・・・・・・をバンド
ピース外筒11の同−周面上に穿設されたボール孔13
・・・・・・より出没させうるスリーブ4及びバンドピ
ース1の後端に延設された雄部5が供給管2の雌部3に
挿嵌連結された場合にスリーブ4の係止ボール44・・
・・・・と嵌合係止しうるごとく形成された上記雌部3
の外周に設けられた周溝21とから或っている。
スリーブ4は、その内面に腔所45及び弾性スプリング
42を有し、該弾性スプリング42の弾力により左右両
端からボール44・・・・・・を支持する2個のカラー
リング431.432を常時押圧し、スリーブ4を摺動
させない状態ではボール44・・・・・・をバンドピー
ス外筒11の上記ボール孔13より常時軸心方向に突出
させるように構成されている。
42を有し、該弾性スプリング42の弾力により左右両
端からボール44・・・・・・を支持する2個のカラー
リング431.432を常時押圧し、スリーブ4を摺動
させない状態ではボール44・・・・・・をバンドピー
ス外筒11の上記ボール孔13より常時軸心方向に突出
させるように構成されている。
(バンドピースを供給管に連結させる前の状態を示す第
1図参照)。
1図参照)。
スリーブ4の内周に設けられた腔所45はスリーブ4が
第1図の状態よりA方向に摺動され、かつ上記雄部又は
雌部を引き抜く時に係止ボール44・・・・・・を嵌入
させるために設けられており、しかも腔所45は係止ボ
ール44・・・・・・が該腔所45に嵌入した時にはバ
ンドピース外筒11に設けられたボール孔13より夫々
係止ボール44を軸心に対して逆方向に突出させバンド
ピース1の後端に延設された雄部5と供給管2の先端に
設けられた雌部3との連結操作を可能にする程度の凹部
を有している(第2図参照)。
第1図の状態よりA方向に摺動され、かつ上記雄部又は
雌部を引き抜く時に係止ボール44・・・・・・を嵌入
させるために設けられており、しかも腔所45は係止ボ
ール44・・・・・・が該腔所45に嵌入した時にはバ
ンドピース外筒11に設けられたボール孔13より夫々
係止ボール44を軸心に対して逆方向に突出させバンド
ピース1の後端に延設された雄部5と供給管2の先端に
設けられた雌部3との連結操作を可能にする程度の凹部
を有している(第2図参照)。
したがって、スリーブ4を第1図A方向に摺動すること
によって係止ボール44・・・・・・は腔所45内に嵌
入しうる状態におかれ(第2図参照)、ハンドピース1
を第2図イ方向(バンドピース1を固定状態にした場合
は図中口方向)へ移動させることによりボール44・・
・・・・は上記腔所45内に容易に嵌入し、バンドピー
ス1の雄部5と供給管2の雌部3との挿嵌連結及び離脱
操作が容易に行なわれる。
によって係止ボール44・・・・・・は腔所45内に嵌
入しうる状態におかれ(第2図参照)、ハンドピース1
を第2図イ方向(バンドピース1を固定状態にした場合
は図中口方向)へ移動させることによりボール44・・
・・・・は上記腔所45内に容易に嵌入し、バンドピー
ス1の雄部5と供給管2の雌部3との挿嵌連結及び離脱
操作が容易に行なわれる。
又、フリー回転保持機構は、供給管2の先端に設けられ
た雌部3の内周面と、これに挿嵌されるごとく構成され
たバンドピース1の後端に延設された雄部5の外周面と
の接合面及び該雌部3の外周とバンドピース外筒11の
内周面との接合面に夫々Oリング302,303及び3
01を介挿するために上記雄部5の外周適所にOリング
溝102,103を設けると共に、上記雌部3の外周適
所にOリング溝201を設け、これらOリング溝102
,103及び201に夫々Oリング302.303及び
301を嵌着し、更にスリーブ4の上記の如き摺動操作
により、バンドピース外筒11のボール孔13・・・・
・・より突出する係止ボール44・・・・・・と嵌合す
るリング状のボール受溝21の断面及びボール孔13形
状を係止ボール44・・・・・・とのすべり摩擦力の小
さい略円弧状に形成することによって構成されている。
た雌部3の内周面と、これに挿嵌されるごとく構成され
たバンドピース1の後端に延設された雄部5の外周面と
の接合面及び該雌部3の外周とバンドピース外筒11の
内周面との接合面に夫々Oリング302,303及び3
01を介挿するために上記雄部5の外周適所にOリング
溝102,103を設けると共に、上記雌部3の外周適
所にOリング溝201を設け、これらOリング溝102
,103及び201に夫々Oリング302.303及び
301を嵌着し、更にスリーブ4の上記の如き摺動操作
により、バンドピース外筒11のボール孔13・・・・
・・より突出する係止ボール44・・・・・・と嵌合す
るリング状のボール受溝21の断面及びボール孔13形
状を係止ボール44・・・・・・とのすべり摩擦力の小
さい略円弧状に形成することによって構成されている。
したがって、係止ボール44が該ボール受溝21に嵌合
係止されている状態にあるときも、雄部5及びバンドピ
ース外筒11を含むバンドピース本体と雌部3を先端に
有する供給管は相互に軽い力で回転自在に連結状態を保
持することが容易に理解されるであろう。
係止されている状態にあるときも、雄部5及びバンドピ
ース外筒11を含むバンドピース本体と雌部3を先端に
有する供給管は相互に軽い力で回転自在に連結状態を保
持することが容易に理解されるであろう。
なおバンドピース後端のバンドピース外筒1]及び雄部
5と供給管2の先端に設けられた雌部3との接合面にお
いて適宜介挿されるOリングは、バンドピースと供給管
との連結部における給気系路、注水系路等の各糸路の気
密性が完全に保たれるような個所に介挿されなければな
らないが、このようなことはバンドピースと供給管との
連結装置が当然に充足しなければならない絶対的最低条
件であって、当業者の技術常識であるため詳細は割愛す
る(第1図及び第2図参照)と共に、第1図及び第2図
において示されたリング状の排気溝22及び注水エアー
混合溝23を用いたバンドピースと供給管とを回転自在
に連結する構造についても公知のものであり、又本考案
の要旨ではないため詳細は割愛する。
5と供給管2の先端に設けられた雌部3との接合面にお
いて適宜介挿されるOリングは、バンドピースと供給管
との連結部における給気系路、注水系路等の各糸路の気
密性が完全に保たれるような個所に介挿されなければな
らないが、このようなことはバンドピースと供給管との
連結装置が当然に充足しなければならない絶対的最低条
件であって、当業者の技術常識であるため詳細は割愛す
る(第1図及び第2図参照)と共に、第1図及び第2図
において示されたリング状の排気溝22及び注水エアー
混合溝23を用いたバンドピースと供給管とを回転自在
に連結する構造についても公知のものであり、又本考案
の要旨ではないため詳細は割愛する。
又第1図及び第2図(第1図はスリーブ4をA方向へ摺
動させる前の状態、第2図はスリーブをA方向へ摺動さ
せた後の状態を夫々示している。
動させる前の状態、第2図はスリーブをA方向へ摺動さ
せた後の状態を夫々示している。
)に於いて示された実施例はスリーブ4をA方向に摺動
することによりバンドピース1と供給管2とを連結操作
させる態様のものであるが、逆にスリーブ4をB方向に
摺動することによって連結操作させる態様を採択する場
合は、係止ボール44を左右より支持するリング状のカ
ラー431の左方向に腔所45と、スプリング42を設
けて構成すればよく、係止ボール44・・・・・・に代
えローラ又は曲率をもった先端部を有する柱状の係止部
材を用いてもよい。
することによりバンドピース1と供給管2とを連結操作
させる態様のものであるが、逆にスリーブ4をB方向に
摺動することによって連結操作させる態様を採択する場
合は、係止ボール44を左右より支持するリング状のカ
ラー431の左方向に腔所45と、スプリング42を設
けて構成すればよく、係止ボール44・・・・・・に代
えローラ又は曲率をもった先端部を有する柱状の係止部
材を用いてもよい。
そしてこれら別態様の係止部材を用いるときは、バンド
ピース1の後端に設けられたボール孔13・・・・・・
及び供給管の雌部3の外周に設けられたリング状溝もそ
れに対応して、それらの形状等も適宜採択されるべきこ
とはいうまでもない。
ピース1の後端に設けられたボール孔13・・・・・・
及び供給管の雌部3の外周に設けられたリング状溝もそ
れに対応して、それらの形状等も適宜採択されるべきこ
とはいうまでもない。
以上の説明より明らかなように本考案装置によれば、従
来のこの種の歯科用バンドピースと供給管の連結装置に
はない以下の如き種々の利益を生じさせる。
来のこの種の歯科用バンドピースと供給管の連結装置に
はない以下の如き種々の利益を生じさせる。
(1)バンドピースと供給管のフリー回転の円滑化:
外部から力を加えることにより容易に連結がはずれる従
来のフリー回転の可能な連結装置と異なり、ロック機能
を備えたバンドピースと供給管との装脱着機構とフリー
回転保持機構を兼備し、かつ相互に分離して構成したた
め、連結部に介挿されるOリングの締代は連結部におけ
る各糸路を気密するのに必要な最小限のものでよく、シ
たがって従来のこの種の装置にはない円滑なフリー回転
が可能となり、歯科医の治療行為をより便宜的なものと
する。
来のフリー回転の可能な連結装置と異なり、ロック機能
を備えたバンドピースと供給管との装脱着機構とフリー
回転保持機構を兼備し、かつ相互に分離して構成したた
め、連結部に介挿されるOリングの締代は連結部におけ
る各糸路を気密するのに必要な最小限のものでよく、シ
たがって従来のこの種の装置にはない円滑なフリー回転
が可能となり、歯科医の治療行為をより便宜的なものと
する。
亦、一般に雄雌部による連結装置のフリー回転機構では
術者に把持されるべき雌部はバンドピース側になければ
円滑なフリー回転は維持出来ないが、本考案ではこれと
は逆に雄部をバンドピース側にしても、供給側の雌部に
套嵌される外筒をやはりバンドピース側に装備している
から、この外筒が術者に把持されることになってバンド
ピースの供給管に対する自由回転が保証されると共に、
歯科治療に必要な供給媒体の通路は供給側においてはそ
れに応じた数だけ設けなければならないが、連結部でこ
れらの供給媒体を混合することがよく採用されるこの種
のバンドピースにあっては、バンドピース側を雄部とす
ることによりバンドピース側の通路の本数をそれだけ減
らすことが出来、外径が制限される雄部ではこのことが
穴刺加工性の問題で極めて有利である点も付加される。
術者に把持されるべき雌部はバンドピース側になければ
円滑なフリー回転は維持出来ないが、本考案ではこれと
は逆に雄部をバンドピース側にしても、供給側の雌部に
套嵌される外筒をやはりバンドピース側に装備している
から、この外筒が術者に把持されることになってバンド
ピースの供給管に対する自由回転が保証されると共に、
歯科治療に必要な供給媒体の通路は供給側においてはそ
れに応じた数だけ設けなければならないが、連結部でこ
れらの供給媒体を混合することがよく採用されるこの種
のバンドピースにあっては、バンドピース側を雄部とす
ることによりバンドピース側の通路の本数をそれだけ減
らすことが出来、外径が制限される雄部ではこのことが
穴刺加工性の問題で極めて有利である点も付加される。
(2)ワンタッチ操作による装脱着の可能化ニスリーブ
を摺動し、供給管の雌部にバンドピース後端の雄部を挿
嵌するだけで、バンドピースと供給管を完全連結でき、
かつスリーブを摺動させて供給管の雄部からバンドピー
ス後端の雌部を抜き出すだけでバンドピースと供給管と
を完全に離脱することができる。
を摺動し、供給管の雌部にバンドピース後端の雄部を挿
嵌するだけで、バンドピースと供給管を完全連結でき、
かつスリーブを摺動させて供給管の雄部からバンドピー
ス後端の雌部を抜き出すだけでバンドピースと供給管と
を完全に離脱することができる。
したがって、潤滑洗滌等の必要なバンドピースの保守を
容易にすると共に、治療時必要に応じ高速切削、低速切
削用バンドピースを選択する場合及び患者によってバン
ドピースヘッドの大小を選択する場合、バンドピースの
交換を行なわなければならない歯科治療において従来は
用途に応じ数本のバンドピース接続用供給管を要してい
たのに対し治療設備費の軽減に寄与しうる。
容易にすると共に、治療時必要に応じ高速切削、低速切
削用バンドピースを選択する場合及び患者によってバン
ドピースヘッドの大小を選択する場合、バンドピースの
交換を行なわなければならない歯科治療において従来は
用途に応じ数本のバンドピース接続用供給管を要してい
たのに対し治療設備費の軽減に寄与しうる。
(3)使用時の不必要な離脱の防止:
従来のフリー回転の可能な連結装置においては連結部の
接合面に介挿されたOリングが摩耗した場合、バンドピ
ースと供給管との間に外力を加えることにより不必要に
離脱する慣れがあったが、本考案装置によれば、バンド
ピースと供給管が一旦連結された後は、スリーブを摺動
させない限り、かかる連結状態を保持しているため(ロ
ック機能)使用時の不必要な離脱の惧れはない。
接合面に介挿されたOリングが摩耗した場合、バンドピ
ースと供給管との間に外力を加えることにより不必要に
離脱する慣れがあったが、本考案装置によれば、バンド
ピースと供給管が一旦連結された後は、スリーブを摺動
させない限り、かかる連結状態を保持しているため(ロ
ック機能)使用時の不必要な離脱の惧れはない。
第1図は、バンドピース本体と供給管との連結前の状態
を示す本考案装置の一実施例縦断面図、第2図はスリー
ブを摺動させバンドピース本体を供給管より離脱する状
態を示す本考案装置の一実施例縦断面図である。 図面の簡単な説明 1・・・・・・歯科用バンドピース
、2・・・・・・供給管、3・・・・・・雌部、5・・
・・・・雄部、4・・・・・・スリーブ、11・・・・
・・バンドピース外筒、13・・・・・・ボール孔、2
1・・・・・・ボール受溝、22・・・・・・リング状
排気溝、23・・・・・・リング状注水エアー混合溝、
42・・・・・・スプリング、44・・・・・・係止ボ
ール、45・・・・・・腔所、101・・・・・・噴霧
供給管、104,212,213・・・・・・給気管、
201 、102 、103・・・・・・Oリング溝、
210・・・・・・注水管、301.302,303・
・・・・・Oリング、431.432・・・・・・カラ
ーリング。
を示す本考案装置の一実施例縦断面図、第2図はスリー
ブを摺動させバンドピース本体を供給管より離脱する状
態を示す本考案装置の一実施例縦断面図である。 図面の簡単な説明 1・・・・・・歯科用バンドピース
、2・・・・・・供給管、3・・・・・・雌部、5・・
・・・・雄部、4・・・・・・スリーブ、11・・・・
・・バンドピース外筒、13・・・・・・ボール孔、2
1・・・・・・ボール受溝、22・・・・・・リング状
排気溝、23・・・・・・リング状注水エアー混合溝、
42・・・・・・スプリング、44・・・・・・係止ボ
ール、45・・・・・・腔所、101・・・・・・噴霧
供給管、104,212,213・・・・・・給気管、
201 、102 、103・・・・・・Oリング溝、
210・・・・・・注水管、301.302,303・
・・・・・Oリング、431.432・・・・・・カラ
ーリング。
Claims (1)
- ハンドピース本体1の後端と、供給管2の先端とを接続
する連結装置であって、複数の流体等ハンドピースの歯
科治療に必要な物質の供給路101.104・・・・・
・を内蔵して上記ハンドピース本体1の後端より延設さ
れた雄部5と、同じく複数の流体等ハンドピースの歯科
治療に必要な物質の通路210.212,213・・・
・・・を内蔵し、上記供給管2の先端より軸方向に突設
されて上記雄部5上にOリング302.303を介して
回転自在に嵌合する雌接筒3と、円周方向に複数のボー
ル孔13・・・・・・を備えて上記雌接筒3にOリング
301を介して回転自在に套嵌するハンドピース外筒1
1と、この外筒11上に摺動自在に遊嵌するスリーブ4
と、上記ボール孔13・・・・・・並びに上記雌接筒3
の外周上に設けられたリング状のボール受溝21に受容
されて上記スリーブ4と上記雌接筒3との間に介挿され
た円周方向複数個の係止ボール44・・・・・・と、こ
のボール44・・・・・・をスリーブ4が停止している
時上記ボール受溝21内に抜出防止的に弾圧する縮設ス
プリング42と、このスプリング42を更に縮設する方
向に上記スリーブ4を摺動せしめた時、上記ボール44
・・・・・・を上記スリーブ4の内周方向に移動せしめ
て上記ボール受溝21より離脱せしめて上記ボール44
・・・・・・の上記外筒11並びにボール受溝21に対
する係合を解除するように上記スリーブ4内に設けた円
周方向の腔所45と、より成る歯科用ハンドピースと供
給管との連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979174148U JPS5837371Y2 (ja) | 1979-12-14 | 1979-12-14 | 歯科用ハンドピ−スと供給管との連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979174148U JPS5837371Y2 (ja) | 1979-12-14 | 1979-12-14 | 歯科用ハンドピ−スと供給管との連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5690212U JPS5690212U (ja) | 1981-07-18 |
JPS5837371Y2 true JPS5837371Y2 (ja) | 1983-08-23 |
Family
ID=29684903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979174148U Expired JPS5837371Y2 (ja) | 1979-12-14 | 1979-12-14 | 歯科用ハンドピ−スと供給管との連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5837371Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5456292A (en) * | 1977-09-20 | 1979-05-07 | Kaltenbach & Voigt | Dental hand piece |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54174292U (ja) * | 1978-05-29 | 1979-12-08 |
-
1979
- 1979-12-14 JP JP1979174148U patent/JPS5837371Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5456292A (en) * | 1977-09-20 | 1979-05-07 | Kaltenbach & Voigt | Dental hand piece |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5690212U (ja) | 1981-07-18 |
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