JPS5835457Y2 - 射出成形機用ホツパ−継手 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、射出成形機用ホッパー継手に関し、成形機
の材料供給口から材料供給用のホッパー内へ逆流しよう
とする成形機内の発生ガスを、ホッパー継手の側面から
系外へ排出させるように改良したものである。

射出成形機の運転中にその圧出胴部内で発生するガスは
、材料供給口を通ってホッパーへ逆流し、ホッパーから
の材料の流下を妨げると同時に、同ホッパー内の貯溜材
料に悪影響を与えるので、これを系外に放出する必要が
ある。

従来のこの種の材料供給装置は、ホッパーと成形機の材
料供給口とを接続するホッパー継手の下部に、発生ガス
の排気口を設けた別の継手を接続して２段の継手を重ね
合わせるように構成していた。

したがって、ホッパー継手とは別に排気用継手を製作す
る必要があってコスト高になり、ｔ７ｃ継手の２段重ね
によって高さが大となり、設置上の制約を生ずるととも
に、使用材料の変更に際し、上段のホッパー継手からの
残材排出ができても下段の排気用継手内に排出できない
材料が残る不便があった。

そこで本考案は、上面にホッパーとの接続フランジとホ
ッパーからの材料の流入を開閉するシャッターのスライ
ド溝とを形成し下面に成形機の排出口との接続フランジ
を形成し、側面に残材の排出口を設けるとともに、該排
出口よりも上方に開放口を有するガス抜孔を設けること
によって、前記従来の諸欠点を除去した射出成形機用ホ
ッパー継手を提供したものである。

以下に本考案を図面に示す実施例について説明する。

Ａはホッパー、Ｂはホッパー継手、Ｃは射出成形機であ
る。

ホッパー継手Ｂは、上面にホッパーＡとの接続フランジ
１とホッパーＡからの材料の流入を開閉するシャッター
Ｄのスライド溝２とを形成し、下面に成形機Ｃの材料供
給口Ｃ′との接続フランジ３を形成し、側面に残材の排
出口４を設けるとともに、該排出口４よりも上方にそれ
ぞれ開放口５′を有する左右一対のガス抜孔５を設けて
いる。

なお図中６は残材排出口４を開閉するシャッターである
。

以上のように構成した本考案は、材料供給口Ｃ′から上
方へ排出される発生ガスがホッパー継手Ｂの側面のガス
抜孔５を通って開放口５′から系外へ排気されるので、
排気用継手を別体に製作する費用が省け、この種の装置
の製作のコストダウンができる。

渣た、従来のように、継手を２段に重ねる必要がないの
で、装置の全高が低くなり、設置上の制約が少ないと同
時に、残材排出後に継手Ｂ内に残溜する材料の量も少な
いので、成形機の経済的な運転ができる等の実用的効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図はその使用
の一例を示す立面図、第２図は継手の縦断面図、第３図
は継手の側面図である。 Ａ・・・・・・ホッパー、Ｂ・・・・・・継手、１・・
・・・・接続フラジ、２・・・・・・スライド溝、３・
・・・・・接続フランジ、４・・・・・・排出口、５・
・・・・・ガス抜孔、５′・・・・・・開放口、６・・
・・・・残材排出用のシャッター、Ｃ・・・・・・射出
成形機、Ｃ′・・・・・・材料供給口、Ｄ・・・−・・
ホッパー開閉用のシャッター。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面にホッパーとの接続フランジとホッパーからの材料
   の流入を開閉するシャッターのスライド溝とを形成し、
   下面に成形機の材料供給口との接続フランジを形成し、
   側面に残材の排出口を設けるとともに、該排出口よりも
   上方に開放口を有するガス抜孔を設けたことを特徴とす
   る射出成形機用ホッパー継手。