JPS5827425B2 - バルブシ−ト - Google Patents
バルブシ−トInfo
- Publication number
- JPS5827425B2 JPS5827425B2 JP51142622A JP14262276A JPS5827425B2 JP S5827425 B2 JPS5827425 B2 JP S5827425B2 JP 51142622 A JP51142622 A JP 51142622A JP 14262276 A JP14262276 A JP 14262276A JP S5827425 B2 JPS5827425 B2 JP S5827425B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- valve body
- core
- gate valve
- rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Taps Or Cocks (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
- Sliding Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はバルブのシートに関するものである。
従来ケートバルブ、ボールバルブなどのバルブのシート
にはゴム材が多く使用されている。
にはゴム材が多く使用されている。
これを例えば第1図に示すゲートバルブについて説明す
ると、シート1はシートリテーナ2およびアウターリン
グ3により取付けられ、シートリテーナ2はリテーナボ
ックス4に前進、後進自由な状態で取付けられ、該シー
トリテーナ2はスプリング5によりゲート弁体6に押し
付けられている。
ると、シート1はシートリテーナ2およびアウターリン
グ3により取付けられ、シートリテーナ2はリテーナボ
ックス4に前進、後進自由な状態で取付けられ、該シー
トリテーナ2はスプリング5によりゲート弁体6に押し
付けられている。
ゲート弁体6はステム7により上下に作動されゲートバ
ルブを開および閉の状態にする。
ルブを開および閉の状態にする。
シートリテーナ2にはリテーナボックス4との嵌合部を
シールするため01Jング8が取付けてられている。
シールするため01Jング8が取付けてられている。
シート1は第2図の如く比較的軟質なゴム製の01Jン
グか、第3図の如く硬質な合成樹脂材であるテフロン又
はナイロンのOリングとゴムリング9を相合せている。
グか、第3図の如く硬質な合成樹脂材であるテフロン又
はナイロンのOリングとゴムリング9を相合せている。
またゴム材の01Jング状のシート1で流体をシールし
ている時シート1と弁体6との接触面圧の状態は第4図
のごとくであり、流体圧19影響でシート1のはみ出し
12を生ずる。
ている時シート1と弁体6との接触面圧の状態は第4図
のごとくであり、流体圧19影響でシート1のはみ出し
12を生ずる。
高圧流体の場合このはみ出し12を防止するため第5図
の如くバックアップリング13を併用している。
の如くバックアップリング13を併用している。
しかし第2図の場合シート1はゴム製のOリングのみの
ためつぎに示すような欠点がある。
ためつぎに示すような欠点がある。
■ ゲート弁体6の作動において、始動抵抗および摩擦
抵抗が太きい。
抵抗が太きい。
■ ゲート弁体6の作動によって接触するゴム製のシー
ト1が引き伸ばされ、シートリテーナからシート1が脱
落する場合がある。
ト1が引き伸ばされ、シートリテーナからシート1が脱
落する場合がある。
■ 高圧の流体をシールした場合ゲート弁体6とシート
リテーナ2とのすき間にシールしているシート1が流体
圧に押されてはみ出してシート1が破断する。
リテーナ2とのすき間にシールしているシート1が流体
圧に押されてはみ出してシート1が破断する。
この防止のためバックアップリング13を使用しなけれ
ばならない。
ばならない。
(第5図)■ 長期間ゲート弁6を作動させない時これ
に接触しているゴム製のシート1がゲート弁体6に粘着
する。
に接触しているゴム製のシート1がゲート弁体6に粘着
する。
また第3図の場合ではシート1の01Jングとコムリン
グ9が別部品であるためバルブえの取付けが困難で、ま
た長期間使用中に事故をおこしやすい。
グ9が別部品であるためバルブえの取付けが困難で、ま
た長期間使用中に事故をおこしやすい。
本発明はシートと摺動するゲート、ボールなどの弁体表
面との面接触部分におけるほぼ中心部に、粘着性の低い
テフロンまたはナイロンなどの硬質な合成樹脂材からな
る芯材をその一部表面が露出するように埋設させて、前
記欠点を解消したもので、要は芯材にバックアップ作用
と粘着防止作用とを兼ねさせることを基本的技術思想と
するものである。
面との面接触部分におけるほぼ中心部に、粘着性の低い
テフロンまたはナイロンなどの硬質な合成樹脂材からな
る芯材をその一部表面が露出するように埋設させて、前
記欠点を解消したもので、要は芯材にバックアップ作用
と粘着防止作用とを兼ねさせることを基本的技術思想と
するものである。
本発明のシートの構造を実施例により具体的に説明する
と、第6図、第7図に示すごとく、テフロン製のY字型
芯10とこの芯10の外側にゴム材11を取付けた0
’Jソング状シートである。
と、第6図、第7図に示すごとく、テフロン製のY字型
芯10とこの芯10の外側にゴム材11を取付けた0
’Jソング状シートである。
Y字型芯10の各片10−1に10a、10−2に10
b、10−3に10cの孔をリング全長にわたって等間
隔に設ける。
b、10−3に10cの孔をリング全長にわたって等間
隔に設ける。
これにゴム材11を金型で加硫成形する。
テフロンとゴムとの接着はテフロンの表面をセメンタプ
ル処理を行なってフェノール系接着剤を塗布して前記加
硫成形を行なって強固に接着させると共に芯10の孔1
0a。
ル処理を行なってフェノール系接着剤を塗布して前記加
硫成形を行なって強固に接着させると共に芯10の孔1
0a。
10b、10cを通してゴム11が1体となるため前記
の接着よりさらに強固に接着して、01Jング状のシー
トを成形する。
の接着よりさらに強固に接着して、01Jング状のシー
トを成形する。
なお、Y字型芯10の孔10a、10b。
10cの配置は第6図のように千鳥型でも、他の配置で
もよく、シートの形状も01Jング状のみならず第8図
の如く角形の断面をもったリング状でもよい。
もよく、シートの形状も01Jング状のみならず第8図
の如く角形の断面をもったリング状でもよい。
又芯10の材質もテフロンのみならずナイロンその他の
合成樹脂材でもよい。
合成樹脂材でもよい。
芯10に孔10a、10b、10cを設けて芯10とゴ
ム材11との接着を強固にしたが、第9図に示すごとく
芯10の表面に耳部14を有する溝15を全長にわたっ
て適当箇所に設けこの溝15によって加硫成形したゴム
材11を保持して、更にゴムとの接着を強固にしてもよ
い。
ム材11との接着を強固にしたが、第9図に示すごとく
芯10の表面に耳部14を有する溝15を全長にわたっ
て適当箇所に設けこの溝15によって加硫成形したゴム
材11を保持して、更にゴムとの接着を強固にしてもよ
い。
つぎに本発明のシートの作用について説明すると、第1
0図、第11図は本発明のシート1をゲートバルブに取
付けたもので、簡単のために要部のみを示す。
0図、第11図は本発明のシート1をゲートバルブに取
付けたもので、簡単のために要部のみを示す。
第10図において、シート1はゲート弁体6に押付けら
れない自由な状態を示すもので、シート断面径りはシー
トリテーナ2の溝の深さHに対しD>Hに製作されてい
るためシートリテーナ2よりD−H=hた゛け出ている
。
れない自由な状態を示すもので、シート断面径りはシー
トリテーナ2の溝の深さHに対しD>Hに製作されてい
るためシートリテーナ2よりD−H=hた゛け出ている
。
しかし第11図のようにバルブが閉になり、シート1が
ゲート弁体6に押付けられると、シート1はhだけ圧縮
され、ゲート弁体6およびシートリテーナ2の溝底2′
との接触面に反発しようとして面圧を生じてシールを行
なうが、ゲート弁体6との接触部はシート1の芯10も
ゲート弁体6とはある面圧をもって接しているため高圧
流体においても第5図の如きバックアップリングの作用
も行ない、ゲート弁体6の作動時にはシート1の芯10
とゲート弁体6の接触面で摺動する故にゲート弁体6を
軽く作動することができる。
ゲート弁体6に押付けられると、シート1はhだけ圧縮
され、ゲート弁体6およびシートリテーナ2の溝底2′
との接触面に反発しようとして面圧を生じてシールを行
なうが、ゲート弁体6との接触部はシート1の芯10も
ゲート弁体6とはある面圧をもって接しているため高圧
流体においても第5図の如きバックアップリングの作用
も行ない、ゲート弁体6の作動時にはシート1の芯10
とゲート弁体6の接触面で摺動する故にゲート弁体6を
軽く作動することができる。
また長期間ゲート弁体6を作動させない時でも芯10が
ゲート弁体6と主に接触しているため粘着を最少限にす
ることができる。
ゲート弁体6と主に接触しているため粘着を最少限にす
ることができる。
また芯10がゴム製のシートの中に埋設されているので
、ゲート弁体6の作動によって引き伸ばされることはな
く、シートリテーナから脱落しない。
、ゲート弁体6の作動によって引き伸ばされることはな
く、シートリテーナから脱落しない。
第12図はボールバルブに本発明のシート1を取付けた
実施例である。
実施例である。
第12図の2はシー1− IJテーナ、3はアラクーリ
ング、16はスプリング、17はボール弁体である。
ング、16はスプリング、17はボール弁体である。
ボールバルブにおいても前記ボールバルブと同様に本発
明のシート1は摺動するボール弁体17に対して良好な
シール状態にすることができる。
明のシート1は摺動するボール弁体17に対して良好な
シール状態にすることができる。
本発明のシートは第6図、第7図および第9図に示す如
く合成樹脂製のY字型芯10をゴム製のシートに埋設し
たものであるが、これは芯10をゴム製のシートに加硫
処理により埋設する場合設定位置に正確に埋設するため
にT字型にしたものである。
く合成樹脂製のY字型芯10をゴム製のシートに埋設し
たものであるが、これは芯10をゴム製のシートに加硫
処理により埋設する場合設定位置に正確に埋設するため
にT字型にしたものである。
埋設する芯10はシート1と摺動する弁体との面接触部
の一部表面に露出するようにすればよいので、第13図
に示す如くT字型の芯18をゴム製のシートに埋設して
もよい。
の一部表面に露出するようにすればよいので、第13図
に示す如くT字型の芯18をゴム製のシートに埋設して
もよい。
芯18に孔18aまたは耳部を有する溝(図示せず)を
設けてゴム材11との接着を強固することも前記T字型
芯10と同様である。
設けてゴム材11との接着を強固することも前記T字型
芯10と同様である。
また第8図に示す角型リング状のシートにも■型の芯1
8を埋設してもよい。
8を埋設してもよい。
以上詳述したように本発明によれば、以下に示す如き利
点を有する。
点を有する。
■ 作動する弁体との接触部は摩擦抵抗が小さい。
■ 作動する弁体との接触によってシートが引き伸ばさ
れず、シートリテーナから脱落しない。
れず、シートリテーナから脱落しない。
■ 高圧流体のシールするバルブの場合流体圧によるシ
ートのはみ出しがないため低圧から高圧の流体まで確実
なシール性能を発揮する。
ートのはみ出しがないため低圧から高圧の流体まで確実
なシール性能を発揮する。
■ 長期間弁体を作動させない時でもシートと弁体との
粘着を最少限にすることができる。
粘着を最少限にすることができる。
■ 芯材をゴム材で包んだ状態になっているので、流体
のスラリーおよびエロージョンなどの影響を受けない。
のスラリーおよびエロージョンなどの影響を受けない。
第1図はゲートバルブの縦断面図、第2図および第3図
は従来のシートをバルブに取付けた要部縦断面図、第4
図は従来のバルブシートと弁体との接触面圧状態を示す
図。 第5図はバックアップリングを取付けたバルブシートの
縦断面図、第6図、第7図、第8図、第9図および第1
3図は本発明によるバルブのシートの断面図、第10図
および第11図は本発明のバルブシートをゲートバルブ
に取付けた要部縦断面図、第12図は本発明のバルブの
シートをボールバルブに取付けた要部縦断面図である。 1はシート、6はゲート弁体、10はT字型芯。 10a、10b、10c、18aは導孔、14は耳部、
15は溝、17はボール弁体、18はT字型芯。
は従来のシートをバルブに取付けた要部縦断面図、第4
図は従来のバルブシートと弁体との接触面圧状態を示す
図。 第5図はバックアップリングを取付けたバルブシートの
縦断面図、第6図、第7図、第8図、第9図および第1
3図は本発明によるバルブのシートの断面図、第10図
および第11図は本発明のバルブシートをゲートバルブ
に取付けた要部縦断面図、第12図は本発明のバルブの
シートをボールバルブに取付けた要部縦断面図である。 1はシート、6はゲート弁体、10はT字型芯。 10a、10b、10c、18aは導孔、14は耳部、
15は溝、17はボール弁体、18はT字型芯。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バルブのゴム製シートにおいて、該シートと摺動す
る弁体表面との面接触部におけるほぼ中心部に一部表面
が露出するように、硬質な合成樹脂材からなる芯材を埋
設してなるバルブシート。 2 芯材に連孔を設けたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のバルブシート。 3 芯材に耳部を有する溝を設けたことを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のバルブシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51142622A JPS5827425B2 (ja) | 1976-11-27 | 1976-11-27 | バルブシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51142622A JPS5827425B2 (ja) | 1976-11-27 | 1976-11-27 | バルブシ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5367115A JPS5367115A (en) | 1978-06-15 |
JPS5827425B2 true JPS5827425B2 (ja) | 1983-06-09 |
Family
ID=15319610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51142622A Expired JPS5827425B2 (ja) | 1976-11-27 | 1976-11-27 | バルブシ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827425B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6315458Y2 (ja) * | 1983-05-25 | 1988-04-30 | ||
WO2020170304A1 (ja) * | 2019-02-18 | 2020-08-27 | 日本電気株式会社 | 学習装置及び方法、予測装置及び方法、並びにコンピュータ可読媒体 |
US11527984B2 (en) | 2017-11-28 | 2022-12-13 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Abnormality determination system, motor control apparatus, and abnormality determination apparatus |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56173258U (ja) * | 1980-05-26 | 1981-12-21 | ||
JPH0194675U (ja) * | 1987-12-14 | 1989-06-22 | ||
JPH02150577A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-08 | Kubota Ltd | 拡張型ゲート弁 |
-
1976
- 1976-11-27 JP JP51142622A patent/JPS5827425B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6315458Y2 (ja) * | 1983-05-25 | 1988-04-30 | ||
US11527984B2 (en) | 2017-11-28 | 2022-12-13 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | Abnormality determination system, motor control apparatus, and abnormality determination apparatus |
WO2020170304A1 (ja) * | 2019-02-18 | 2020-08-27 | 日本電気株式会社 | 学習装置及び方法、予測装置及び方法、並びにコンピュータ可読媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5367115A (en) | 1978-06-15 |
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