JPS5826719B2 - 圧電気振動子 - Google Patents
圧電気振動子Info
- Publication number
- JPS5826719B2 JPS5826719B2 JP51126963A JP12696376A JPS5826719B2 JP S5826719 B2 JPS5826719 B2 JP S5826719B2 JP 51126963 A JP51126963 A JP 51126963A JP 12696376 A JP12696376 A JP 12696376A JP S5826719 B2 JPS5826719 B2 JP S5826719B2
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- electrodes
- electrode
- piezoelectric vibrator
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- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 5
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 4
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
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- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、圧電気振動子において、超音波の送受波指
向特性を尖鋭化することに関する。
向特性を尖鋭化することに関する。
一般に、圧電気振動子を用いて超音波を送受波する場合
、主ビームと副ビームが形成される。
、主ビームと副ビームが形成される。
この場合、音波を送受波する方位分解能を向上させるた
めには主ビームと副ビームの比率をできるだけ大きくす
るのが望ましい。
めには主ビームと副ビームの比率をできるだけ大きくす
るのが望ましい。
一般に、圧電気振動子は、例えば、第4図に示すように
、圧電気振動子本体11の両面に電極12.12を密着
させて構成されている。
、圧電気振動子本体11の両面に電極12.12を密着
させて構成されている。
この振動子を用いて超音波を送受波する場合、送受波時
の指向特性に比較的大きな副極が生じることが知られて
いる。
の指向特性に比較的大きな副極が生じることが知られて
いる。
これは、振動面の各部分が、第5図に示すように、一様
な振巾と位相(矢印13)で振動することに起因するも
ので、このような副極を減少させるためには、第6図に
示すように、振動面の振巾分布が振動子15の中央部の
振巾14に比して、端縁部の振巾14′が漸減するよう
に形成すればよい。
な振巾と位相(矢印13)で振動することに起因するも
ので、このような副極を減少させるためには、第6図に
示すように、振動面の振巾分布が振動子15の中央部の
振巾14に比して、端縁部の振巾14′が漸減するよう
に形成すればよい。
このような振巾分布を形成する手段として、振動子の電
極形状を工夫することが考えられている。
極形状を工夫することが考えられている。
例えば、第1図Aは長方形振動子1の電極2゜2のうち
、振動子1の両端部の電極を長さlだけ省略したもので
ある。
、振動子1の両端部の電極を長さlだけ省略したもので
ある。
又、第1図Bは円形圧電振動子3において、電極9を周
縁部を省略して中央部のみにしたものである。
縁部を省略して中央部のみにしたものである。
このように電極を形成すると、振動子を励振する場合、
振動子の中央部が強く励振され、周縁部の振動強度が小
さくなる結果、副ビームを弱めることができる。
振動子の中央部が強く励振され、周縁部の振動強度が小
さくなる結果、副ビームを弱めることができる。
しかし、このような振動子において、第6図のような振
動分布を得るためには、振動面上における無電極部と電
極部の比率を大きくしないと効果が得られない。
動分布を得るためには、振動面上における無電極部と電
極部の比率を大きくしないと効果が得られない。
従って、相当大型の振動子でなければ実現できない。
小型振動子に適用すると電極面積が著しく小さくなり、
振動子の機械振動と電気振動との変換効率が非常に悪く
なる。
振動子の機械振動と電気振動との変換効率が非常に悪く
なる。
又、無電極部は自由振動を行なう自由端として動作する
ため負荷状態に応じて自由端が複雑な振動を行ない、必
ずしも副極が抑圧されるとは限らない。
ため負荷状態に応じて自由端が複雑な振動を行ない、必
ずしも副極が抑圧されるとは限らない。
又、第1図の振動子と同様に、電極形状を工夫した振動
子として特公昭33−4390号公報のものが提案され
ている。
子として特公昭33−4390号公報のものが提案され
ている。
この振動子は、電極の形状を特殊な形状にして振動面振
巾分布を第6図の状態に近づけようとするものであるが
、やはり第1図の振動子と同様な欠点を有していること
に変わりない。
巾分布を第6図の状態に近づけようとするものであるが
、やはり第1図の振動子と同様な欠点を有していること
に変わりない。
さらに、この種の振動子は電極形状が非常に複雑である
ため、送受波指向特性が振動子細々に異なることが多く
、指向特性が均一な振動子を多数用意するのが困難であ
る。
ため、送受波指向特性が振動子細々に異なることが多く
、指向特性が均一な振動子を多数用意するのが困難であ
る。
すなわち、水中探知装置においては、水中に超音波を送
受波する場合、複数個の振動子を配列してその合成指向
特性を利用する方法が多く用いられる。
受波する場合、複数個の振動子を配列してその合成指向
特性を利用する方法が多く用いられる。
従って、上記のように電極形状の複雑な振動子はこのよ
うな合成指向特性を利用する水中探知装置には不適であ
る。
うな合成指向特性を利用する水中探知装置には不適であ
る。
さらに、第6図のような振動面振巾分布を得る振動子と
して、特公昭32−4973号公報のものが提案されて
いる。
して、特公昭32−4973号公報のものが提案されて
いる。
この振動子は、円板状振動子の外周に環状振動子を配置
して、環状振動子の振動振巾を適当に規制し、円板状振
動子の電極信号と環状振動子の電極信号とを電気的に合
成することにより指向特性の副極を減少させるものであ
る。
して、環状振動子の振動振巾を適当に規制し、円板状振
動子の電極信号と環状振動子の電極信号とを電気的に合
成することにより指向特性の副極を減少させるものであ
る。
ところが、このような振動子は中央素子と環状素子が独
立して振動するため、振動分布が第6図のようにはなら
ず、第7図のような階段状分布になる。
立して振動するため、振動分布が第6図のようにはなら
ず、第7図のような階段状分布になる。
そのため、特定方向の副極は減少する反面他方向の副極
が増大する欠点がある。
が増大する欠点がある。
又、各々が独立して振動する振動子を配置しなければな
らないこと、各振動子の振動を電気的に合成する合成器
、例えば、変成器が必要であること、振動子制造コスト
が比較的高くなりがちで、又、多数の振動子を用いて送
受波器を構成する場合は合成器のために送受波器が複雑
で大型になりがちである。
らないこと、各振動子の振動を電気的に合成する合成器
、例えば、変成器が必要であること、振動子制造コスト
が比較的高くなりがちで、又、多数の振動子を用いて送
受波器を構成する場合は合成器のために送受波器が複雑
で大型になりがちである。
この発明は、上記従来装置のように複雑な構造を用いる
ことなく、極めて簡単な構成で第6図のような理想的な
振動面振巾分布を有する振動子を提供する。
ことなく、極めて簡単な構成で第6図のような理想的な
振動面振巾分布を有する振動子を提供する。
以下図面の実施例において説明する。
第2図において、5は矩形振動子、6は主電極、7.7
は副電極を示す。
は副電極を示す。
主電極6は矩形振動子5の中央部に配置され、副電極7
,7は端縁部に配置されている。
,7は端縁部に配置されている。
副電極7,7の寸法L1 は主電極6の寸法L2に比し
て比較的小さく設定され、例えば1/3 乃至IA
程度に設定される。
て比較的小さく設定され、例えば1/3 乃至IA
程度に設定される。
そして、副電極7,7に生じた電気振動は抵抗Rに熱エ
ネルギーとして消費されるようになされている。
ネルギーとして消費されるようになされている。
従って、副電極に生じた電気振動が熱エネルギーとして
消費されるとき、振動子5の端縁部の振動が抑圧される
ようになる。
消費されるとき、振動子5の端縁部の振動が抑圧される
ようになる。
そして、この抑圧度は熱エネルギーを消費する抵抗Rの
大きさを変えることにより任意に設定することができる
。
大きさを変えることにより任意に設定することができる
。
すなわち、抵抗値Rが零のとき抑圧度が最大になり、抵
抗値Rを大きくするに従って抑圧度が小さくなる。
抗値Rを大きくするに従って抑圧度が小さくなる。
従って、抵抗値Rを適当に調節して抑圧度を最適値に設
定すると、副ビームと主ビームの比率を最大にすること
ができる。
定すると、副ビームと主ビームの比率を最大にすること
ができる。
第3図は円状振動子の場合を示し、中央電極9と周縁電
極10とに分割されている。
極10とに分割されている。
そして、周縁電極10に生じた電気振動は、第2図と同
様に、抵抗Rに消費されるごとくなされている。
様に、抵抗Rに消費されるごとくなされている。
従って、抵抗Rを適当に調節して、副ビームと主ビーム
の比率が最大になるようにすると、中央電極9によって
送受波される振動子8の指向特性を最も尖鋭化すること
ができる。
の比率が最大になるようにすると、中央電極9によって
送受波される振動子8の指向特性を最も尖鋭化すること
ができる。
以上説明のように、この発明は、厚み振動を行なう圧電
気振動子の端縁電極を電気的に結合して振動子端縁部の
振動を強制的に抑圧するようになされている。
気振動子の端縁電極を電気的に結合して振動子端縁部の
振動を強制的に抑圧するようになされている。
従って、振動子の製造時に、振動子表面に一体的に形成
した電極を中央電極と端縁電極に分離して端縁電極間に
電気的に結合するだけで所望の指向性を有する振動子を
容易に得ることができる。
した電極を中央電極と端縁電極に分離して端縁電極間に
電気的に結合するだけで所望の指向性を有する振動子を
容易に得ることができる。
従って、振動子の量産を極めて容易に行なうことができ
る。
る。
又、端縁電極間の電気的結合度を調整することにより、
輻射音の抑圧度を任意に調節することができるから、振
動子の副ビームが複雑に変化する場合でも、振動子の指
向特性を常に理想的な指向特性に設定することができる
。
輻射音の抑圧度を任意に調節することができるから、振
動子の副ビームが複雑に変化する場合でも、振動子の指
向特性を常に理想的な指向特性に設定することができる
。
ざらに、複数個の振動子を配列してその合成指向特性を
利用する場合も所望の指向特性を容易に実現することが
可能である。
利用する場合も所望の指向特性を容易に実現することが
可能である。
すなわち、水中探知装置において、水中に超音波を送受
波する場合、複数個の振動子を配列してその合成指向特
性を利用する方法が多く用いられる。
波する場合、複数個の振動子を配列してその合成指向特
性を利用する方法が多く用いられる。
この場合、個々の振動子は同一の指向特性を有すること
が望ましい。
が望ましい。
ところが、実際には、振動子は同−周波数用のものでも
各々の指向特性は全く同じではなく若干相異しているの
が普通である。
各々の指向特性は全く同じではなく若干相異しているの
が普通である。
従って、この発明のように、端縁電極間を電気的に結合
する場合は、結合度を変化させるだけで指向特性の調節
が可能であるから、複数個の振動子を配列する場合でも
個々の振動子の指向特性を同一特性にそろえることが容
易に可能である。
する場合は、結合度を変化させるだけで指向特性の調節
が可能であるから、複数個の振動子を配列する場合でも
個々の振動子の指向特性を同一特性にそろえることが容
易に可能である。
上記実施例においては、振動子の両側に設けられる一対
の電極の双方を中央電極と端縁電極とに分離したが、一
対の電極のうちいずれか一方の電極のみを中央電極と端
縁電極とに分離し、この端縁電極と他側の分離されない
電極とを可変抵抗Rを用いて接続するように構成しても
上記と同様の作用効果を得ることができる。
の電極の双方を中央電極と端縁電極とに分離したが、一
対の電極のうちいずれか一方の電極のみを中央電極と端
縁電極とに分離し、この端縁電極と他側の分離されない
電極とを可変抵抗Rを用いて接続するように構成しても
上記と同様の作用効果を得ることができる。
第1図並びに第4図は従来例を示し、第2図及び第3図
はこの発明の実施例を示し、第5図、第6図及び第7図
は振動子の振動状態を説明するための図を示す。
はこの発明の実施例を示し、第5図、第6図及び第7図
は振動子の振動状態を説明するための図を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 厚み振動を営む圧電気振動子本体の電極を中央電極
と端縁電極とに分離し、該分離した端縁電極を上記圧電
気振動子を介して対向する電極と電気的に結合して該端
縁電極に生じる電気振動を熱エネルギーとして消費させ
ると共に、中央電極間にのみ励振電圧を印加するかある
いは中央電極間に生じる受波電圧のみを取り出すように
構成してなる圧電気振動子。 2 圧電気振動子本体の両面の電極を中央電極と端縁電
極とに分離したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の圧電気振動子。 3 圧電気振動子本体の両面の電極のうちいずれか一方
の電極を中央電極と端縁電極とに分離したことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の圧電気振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51126963A JPS5826719B2 (ja) | 1976-10-21 | 1976-10-21 | 圧電気振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51126963A JPS5826719B2 (ja) | 1976-10-21 | 1976-10-21 | 圧電気振動子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5351989A JPS5351989A (en) | 1978-05-11 |
JPS5826719B2 true JPS5826719B2 (ja) | 1983-06-04 |
Family
ID=14948220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51126963A Expired JPS5826719B2 (ja) | 1976-10-21 | 1976-10-21 | 圧電気振動子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826719B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5698005A (en) * | 1979-12-31 | 1981-08-07 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | Driving method of piezoelectric oscillator |
JPS56141700A (en) * | 1980-04-04 | 1981-11-05 | Nec Corp | Piezo-oscillator |
JPS56141699A (en) * | 1980-04-04 | 1981-11-05 | Nec Corp | Piezoelectric vibrator |
US4460841A (en) * | 1982-02-16 | 1984-07-17 | General Electric Company | Ultrasonic transducer shading |
JPS58201060A (ja) * | 1982-05-20 | 1983-11-22 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 超音波探触子 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5618079Y2 (ja) * | 1974-08-02 | 1981-04-27 |
-
1976
- 1976-10-21 JP JP51126963A patent/JPS5826719B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5351989A (en) | 1978-05-11 |
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