JPS5823381B2 - イソシアネ−トソセイブツ - Google Patents
イソシアネ−トソセイブツInfo
- Publication number
- JPS5823381B2 JPS5823381B2 JP12073374A JP12073374A JPS5823381B2 JP S5823381 B2 JPS5823381 B2 JP S5823381B2 JP 12073374 A JP12073374 A JP 12073374A JP 12073374 A JP12073374 A JP 12073374A JP S5823381 B2 JPS5823381 B2 JP S5823381B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glycol diphosphite
- diisocyanate
- incyanate
- diphosphite
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、安定化された有機インシアネート組成物に関
するものである。
するものである。
有機インシアネート類はインシアネート基の高い反応性
のために不安定であり、貯蔵中に着色したり重合したり
してその商品価値を低下せしめる。
のために不安定であり、貯蔵中に着色したり重合したり
してその商品価値を低下せしめる。
従来、インシアネート類の貯蔵中の着色を防止するため
にトリフェニルホスファイト、トリノニルフェニルホス
ファイト等のトリアリルホスファイヨ1、)IJス(2
−エチルヘキシル)ホスファイト等のトリアルキルホス
ファイト等を添加することが知られている。
にトリフェニルホスファイト、トリノニルフェニルホス
ファイト等のトリアリルホスファイヨ1、)IJス(2
−エチルヘキシル)ホスファイト等のトリアルキルホス
ファイト等を添加することが知られている。
しかしながら、これらはいずれもインシアネート類に対
する安定効果が十分ではなく、かならずしも満足できる
ものではない。
する安定効果が十分ではなく、かならずしも満足できる
ものではない。
本発明者らはかかる問題について鋭意研究の結果、特定
のテトラフェニルアルキレングリコールジホスファイ−
トがインシアネート化合物の2量体化、3量体化を抑制
し、また貯蔵時の着色を防止するのみならず、=旦着色
したインシアネートをも退色させることを見いだし本発
明を完成した。
のテトラフェニルアルキレングリコールジホスファイ−
トがインシアネート化合物の2量体化、3量体化を抑制
し、また貯蔵時の着色を防止するのみならず、=旦着色
したインシアネートをも退色させることを見いだし本発
明を完成した。
すなわち本発明は、一般式
(式中、アルキレンは炭素数1〜5のアルキレン基を、
nは1〜5の整数を示す)で表わされる化合物を含有し
てなる安定なイソシアネート組成物である。
nは1〜5の整数を示す)で表わされる化合物を含有し
てなる安定なイソシアネート組成物である。
上記一般式〔1〕中÷アルキレン−O÷□とじてはたと
えば+R1−0−R2−0+□、(−R1−0−R2−
0−R,−0+、 (−R1−0−)−mR2−0−〔
式中R1およびR2はそれぞれ相異なって炭素数1〜5
のアルキレン基を、mは1または2を示す。
えば+R1−0−R2−0+□、(−R1−0−R2−
0−R,−0+、 (−R1−0−)−mR2−0−〔
式中R1およびR2はそれぞれ相異なって炭素数1〜5
のアルキレン基を、mは1または2を示す。
で表わされるポリオキシエチレンであってもよい。
このようなR1,R2で示されるアルキレン基としては
たとえば、メチレン、エチレン、イソプロピレン、トリ
メチレン、2,3−ブチレン、テトラメチレン、ベンテ
レン等の他クロロプロピレンなどの置換アルキレン等が
あげられる。
たとえば、メチレン、エチレン、イソプロピレン、トリ
メチレン、2,3−ブチレン、テトラメチレン、ベンテ
レン等の他クロロプロピレンなどの置換アルキレン等が
あげられる。
本発明におけるイソシアネート化合物は分子中に少なく
とも1個以上のインシアネート基を有するものであれば
よく、その具体例としては、ジフェニルメタンジイソシ
アネート(MDI)、フェニルイソシアネート、テトラ
メチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、ビス(インシアネートメチル)シクロヘキサン
、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、フェニレ
ンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフ
ェニルエタンジイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート、ナフチレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ントリイソシアネート、ビトリレンジイソシアネート、
トリフェニルメクントリイソシアネート及びこれらのポ
リマー、更にはこれらのインシアネート類の過剰と各種
活性水素化合物との末端インシアネート基含有付加物等
も挙げられる。
とも1個以上のインシアネート基を有するものであれば
よく、その具体例としては、ジフェニルメタンジイソシ
アネート(MDI)、フェニルイソシアネート、テトラ
メチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、ビス(インシアネートメチル)シクロヘキサン
、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、フェニレ
ンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフ
ェニルエタンジイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート、ナフチレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ントリイソシアネート、ビトリレンジイソシアネート、
トリフェニルメクントリイソシアネート及びこれらのポ
リマー、更にはこれらのインシアネート類の過剰と各種
活性水素化合物との末端インシアネート基含有付加物等
も挙げられる。
一般式CI)で表わされる化合物の具体例としてはたと
えばテトラフェニルエチレングリコールジホスファイト
、テトラフェニルジエチレングリコールジホスファイト
、テトラフェニルトリエチレングリコールジホスファイ
ト、テトラフェニルテトラエチレングリコールジホスフ
ァイト、テトラ71、ニルペンタエチレングリコールジ
ホスファイト、テトラフェニルプロピレン、グリコール
ジホスファイト、テトラフェニルジエチレングリコール
ジホスファイト、テトラフェニルトリエチレングリコー
ルジホスファイト、テトラフェニルテトラプロピレング
リコールジホスファイト、テトラフェニルペンタプロピ
レングリコールジホスファイト、テトラフェニルクロロ
プロピレングリコールジホスファイト、テトラフェニル
トリメチレングリコールジホスファイト、テトラフェニ
ルブチレングリコールジホスファイト、テトラフェニル
テトラメチレングリコールジホスファイト、テトラフェ
ニルベンチレンゲリコールジホスファイト等があげられ
る。
えばテトラフェニルエチレングリコールジホスファイト
、テトラフェニルジエチレングリコールジホスファイト
、テトラフェニルトリエチレングリコールジホスファイ
ト、テトラフェニルテトラエチレングリコールジホスフ
ァイト、テトラ71、ニルペンタエチレングリコールジ
ホスファイト、テトラフェニルプロピレン、グリコール
ジホスファイト、テトラフェニルジエチレングリコール
ジホスファイト、テトラフェニルトリエチレングリコー
ルジホスファイト、テトラフェニルテトラプロピレング
リコールジホスファイト、テトラフェニルペンタプロピ
レングリコールジホスファイト、テトラフェニルクロロ
プロピレングリコールジホスファイト、テトラフェニル
トリメチレングリコールジホスファイト、テトラフェニ
ルブチレングリコールジホスファイト、テトラフェニル
テトラメチレングリコールジホスファイト、テトラフェ
ニルベンチレンゲリコールジホスファイト等があげられ
る。
化合物〔■〕をインシアネート類に含有させるには、液
体又は溶融状態のイソシアネート化合物に窒素雰囲気中
で添加混合し均一化するのがよい。
体又は溶融状態のイソシアネート化合物に窒素雰囲気中
で添加混合し均一化するのがよい。
もちろん、インシアネート化合物の製品、中間製品のい
づれに添加しても良い。
づれに添加しても良い。
添加量は、0.01〜2.0重量%程度好ましくは、0
.02〜0.2重量%程度添加するのが良く、これ以上
を添加してもその効果はほとんど変らない。
.02〜0.2重量%程度添加するのが良く、これ以上
を添加してもその効果はほとんど変らない。
本発明によればポリイソシアネート類を安定に貯蔵でき
、またある程度着色したポリイソシアネートに本安定剤
を添加混合すれば、色数の低いポリイソシアネート組成
物を得ることができ、さらにこの組成物を重合反応に付
して得られる重合物においても同様の効果を発揮するこ
とができる。
、またある程度着色したポリイソシアネートに本安定剤
を添加混合すれば、色数の低いポリイソシアネート組成
物を得ることができ、さらにこの組成物を重合反応に付
して得られる重合物においても同様の効果を発揮するこ
とができる。
本発明の組成物において他の公知の安定剤たとえば、B
HT、m−クレゾール等の如き抗酸化剤を併用すること
は何ら差しつかえない。
HT、m−クレゾール等の如き抗酸化剤を併用すること
は何ら差しつかえない。
また、本安定剤がポリインシアネートの応用に際して障
害となるようなことはない。
害となるようなことはない。
つぎに、特に変質し、易いMDIを例にとって説明する
が、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。
が、本発明はこれら実施例によって限定されるものでは
ない。
実施例1(初期の退色効果)
純度99.8%、シクロヘキサン不溶分0.1%以下、
凝固点38.8℃のMDI100部を無色透明瓶にとり
安定剤を添加混合しこれを窒素気流中で45°C15H
r放置後、その着色度を比較した。
凝固点38.8℃のMDI100部を無色透明瓶にとり
安定剤を添加混合しこれを窒素気流中で45°C15H
r放置後、その着色度を比較した。
なお、原料MDIの添加剤添加前の着色度はAPHA
50であった。
50であった。
実施例2(退色作用)
M 99.9%、シクロヘキサン不溶分0.1%以下、
凝固点388℃、着色度APHA300を示すMDI1
00部にテトラフェニルテトラメチレングリコールジホ
スファイト0.05部添加混合(透明瓶で窒素雰囲気中
で60℃に保存した。
凝固点388℃、着色度APHA300を示すMDI1
00部にテトラフェニルテトラメチレングリコールジホ
スファイト0.05部添加混合(透明瓶で窒素雰囲気中
で60℃に保存した。
10時間後の着色度はAPHA30、さらに30時間後
はAPRAl 5であった。
はAPRAl 5であった。
実施例3(低温貯蔵時における漸次退色効果)純度99
.8%、シクロヘキサン不溶分0.1%以下、凝固点3
8.8℃、初期着色度APHA50のMDIに各種安定
剤を混合したもの100部を透明瓶にとり、窒素雰囲気
中で最も安定とされている0℃±5℃に貯蔵して経時変
化を調べた。
.8%、シクロヘキサン不溶分0.1%以下、凝固点3
8.8℃、初期着色度APHA50のMDIに各種安定
剤を混合したもの100部を透明瓶にとり、窒素雰囲気
中で最も安定とされている0℃±5℃に貯蔵して経時変
化を調べた。
結果を表−2に示す。
なお、測定は60℃で溶融して行った。
実施例4(高温加熱時の着色防止)
実施例3と同じMDI100部に安定剤を添加混合した
後、無色透明瓶にとり窒素雰囲気中で100℃に保ち、
経時変化を測定したところ次のような結果となった。
後、無色透明瓶にとり窒素雰囲気中で100℃に保ち、
経時変化を測定したところ次のような結果となった。
実施例 5
純度99.9%、加水分解性塩素0.01%以下のω、
ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサン(H6
XDI)およびインフオロンジイソシアネート(IPD
I)のそれぞれ100部に安定剤を加えて透明瓶にとり
、窒素雰囲気中25±5℃で貯蔵して着色度の経時変化
を調べた。
ω′−ジイソシアネートジメチルシクロヘキサン(H6
XDI)およびインフオロンジイソシアネート(IPD
I)のそれぞれ100部に安定剤を加えて透明瓶にとり
、窒素雰囲気中25±5℃で貯蔵して着色度の経時変化
を調べた。
結果を表−4に示す。
注、PPGP :テトラフェニルジグロピレングリコー
ルジフオスファイト
ルジフオスファイト
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、アルキレンは炭素数1〜5のアルキレン基を、
nは1〜5の整数を示す)で表わされる化合物を含有し
てなる安定なインシアネート組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12073374A JPS5823381B2 (ja) | 1974-10-18 | 1974-10-18 | イソシアネ−トソセイブツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12073374A JPS5823381B2 (ja) | 1974-10-18 | 1974-10-18 | イソシアネ−トソセイブツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5148619A JPS5148619A (ja) | 1976-04-26 |
JPS5823381B2 true JPS5823381B2 (ja) | 1983-05-14 |
Family
ID=14793630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12073374A Expired JPS5823381B2 (ja) | 1974-10-18 | 1974-10-18 | イソシアネ−トソセイブツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823381B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MY129938A (en) * | 1991-03-19 | 2007-05-31 | Mitsui Toatsu Chemicals | Stabilizing method of isocyanate compounds and isocyanate compositions stabilized thereby. |
JP4585749B2 (ja) * | 2003-08-07 | 2010-11-24 | 日清紡ホールディングス株式会社 | 黄変を抑えたカルボジイミド組成物、耐加水分解安定剤及び熱可塑性樹脂組成物 |
JP2005082642A (ja) * | 2003-09-05 | 2005-03-31 | Nisshinbo Ind Inc | エステル基を有する樹脂用の耐加水分解安定剤及び熱可塑性樹脂組成物 |
JP2005298365A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Mitsui Takeda Chemicals Inc | 有機ポリイソシアネート組成物 |
-
1974
- 1974-10-18 JP JP12073374A patent/JPS5823381B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5148619A (ja) | 1976-04-26 |
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