JPS58220721A - 成型用マツト及びその製造方法 - Google Patents
成型用マツト及びその製造方法Info
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- JPS58220721A JPS58220721A JP57104776A JP10477682A JPS58220721A JP S58220721 A JPS58220721 A JP S58220721A JP 57104776 A JP57104776 A JP 57104776A JP 10477682 A JP10477682 A JP 10477682A JP S58220721 A JPS58220721 A JP S58220721A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27N—MANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
- B27N3/00—Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres
- B27N3/08—Moulding or pressing
- B27N3/10—Moulding of mats
- B27N3/12—Moulding of mats from fibres
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H1/00—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
- D04H1/40—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
- D04H1/44—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling
- D04H1/46—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling by needling or like operations to cause entanglement of fibres
- D04H1/48—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling by needling or like operations to cause entanglement of fibres in combination with at least one other method of consolidation
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- Textile Engineering (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、深絞り成型に適した乾式成型用マット及びそ
の製造方法に関するものである。
の製造方法に関するものである。
木質パルプを主原料とする乾式成型用マツ1〜は従来公
知であり、例えば自動車用内装材、音響機器のケース、
その他家具等の製造に利用されている。この種のマット
は、安価であること、成型性並びに成型前におけるハン
ドリング性が良好であること、所望の機械的強度がだせ
ること、品質のばらつきが少ないこと等の条件を満たし
うることがIIT要である。
知であり、例えば自動車用内装材、音響機器のケース、
その他家具等の製造に利用されている。この種のマット
は、安価であること、成型性並びに成型前におけるハン
ドリング性が良好であること、所望の機械的強度がだせ
ること、品質のばらつきが少ないこと等の条件を満たし
うることがIIT要である。
木質パルプは安価で、しかも軽量であるため、主原料と
してできるだけ多く混入させたいのであるが、pIaI
it長の短い(大部分が5’mm以下)勾木質パルプを
多m (50%以上)に混合してフェルト状マットをv
JA造することは、その均一分散11゛と強度特性並び
にマットハンドリング性などの点で困難とされていた。
してできるだけ多く混入させたいのであるが、pIaI
it長の短い(大部分が5’mm以下)勾木質パルプを
多m (50%以上)に混合してフェルト状マットをv
JA造することは、その均一分散11゛と強度特性並び
にマットハンドリング性などの点で困難とされていた。
そこで、接着剤(通常、熱硬化性樹脂)を20%以上、
一般的には50%程度配合し、予備硬化させることが行
われていたが、このように樹脂を多量に混合覆ると、マ
ツトコストが高くなるばかりでなく、マットの柔軟性が
悪化するし、また、予備硬化のための温石や時間等の工
程管理が難しく、樹脂の硬化が進行して成型物性に悪影
響を与えたり、成型品の品質の均一性が害されるどいっ
た欠点がある。 “ また、熱硬化性樹脂の配合量を少なくするため、各種P
A帷質物質を添加することも行われているが、添加方法
によっては細い繊維がネップ化しく毛玉になること)、
マット中で各成分原料が均一分散せず、かえってマット
性能を低下させるといった欠点もあった。
一般的には50%程度配合し、予備硬化させることが行
われていたが、このように樹脂を多量に混合覆ると、マ
ツトコストが高くなるばかりでなく、マットの柔軟性が
悪化するし、また、予備硬化のための温石や時間等の工
程管理が難しく、樹脂の硬化が進行して成型物性に悪影
響を与えたり、成型品の品質の均一性が害されるどいっ
た欠点がある。 “ また、熱硬化性樹脂の配合量を少なくするため、各種P
A帷質物質を添加することも行われているが、添加方法
によっては細い繊維がネップ化しく毛玉になること)、
マット中で各成分原料が均一分散せず、かえってマット
性能を低下させるといった欠点もあった。
′本発明は、このような従来技術の実情に鑑みなされた
もので、その目的は、分散均一性とマットハンドリング
性が良好で、しなやかな性状を呈し、深絞り型に対する
フィツト性並びに成型性が良好で、成型後に充分な機械
的強度を発現させることができるような成型用マットを
提供すること、及びそのような成型用マットを効率よく
製造J−ることができる方法を提供することにある。
もので、その目的は、分散均一性とマットハンドリング
性が良好で、しなやかな性状を呈し、深絞り型に対する
フィツト性並びに成型性が良好で、成型後に充分な機械
的強度を発現させることができるような成型用マットを
提供すること、及びそのような成型用マットを効率よく
製造J−ることができる方法を提供することにある。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明に係る、成型用マットは、木材チップを蒸煮し解
繊した木質パルプ50〜100重石部と、繊維長が10
mm以上で太さが10デニール以」−の天然植物繊維1
0〜30重量部と、繊維長が311m以」−で太さが5
デニール以下の化学合成tJA15〜10槍量部と、熱
硬化性樹脂5〜20重量部とが均一に分散混合されてい
るフェルト状マットであって、その少なくとも一方の面
は、不貞通ニードル・パンチによる繊維間結合処理が施
されている構成のものである。
繊した木質パルプ50〜100重石部と、繊維長が10
mm以上で太さが10デニール以」−の天然植物繊維1
0〜30重量部と、繊維長が311m以」−で太さが5
デニール以下の化学合成tJA15〜10槍量部と、熱
硬化性樹脂5〜20重量部とが均一に分散混合されてい
るフェルト状マットであって、その少なくとも一方の面
は、不貞通ニードル・パンチによる繊維間結合処理が施
されている構成のものである。
本発明では、木材チップを蒸煮し解繊した木質パルプが
用いられる。従来、この種の成型用マットに使用されて
いた木質パルプは、製紙用パルプが主体であったため、
パルプ自体の接着効果はなく、多量の補助接着剤が必要
であった。
用いられる。従来、この種の成型用マットに使用されて
いた木質パルプは、製紙用パルプが主体であったため、
パルプ自体の接着効果はなく、多量の補助接着剤が必要
であった。
これに対し、本発明では、上記のような木質パルプであ
り、天然の樹脂(ヘミセルロース、リグニン)を含有し
ているので、適量の水分と熱があればそれが接着剤とし
ての充分な効果を発揮するし、特に高温蒸煮した木質パ
ルプは、その解繊lI横が主繊維質を包含Jる樹脂層(
ヘミセルロース、リグニン)が軟化して解繊されるので
、通常の砕氷パルプに比較して樹脂層露出部が多い木質
繊維が得られ、後の熱圧成型においてその分、接着面積
が広く・、接着効果が良いことになり、補助的に添加す
る合成樹脂の量が少イrくて流む。また、本発明では、
木材チップから木質パルプを製造しており、従来多く行
われていた故紙あるいは反毛屑等の使用の場合とは異な
り、品質が安定しており、供給量も安定している。木質
パルプの配合量を50〜100重邑部としたのは、マツ
1ル価格並びに軽量化の点で、できるだけ多く木質パル
プを混合させたいのであるが、多すぎるとマット強度が
不充分となるし、少なすぎると肉質材が不足するからで
ある。
り、天然の樹脂(ヘミセルロース、リグニン)を含有し
ているので、適量の水分と熱があればそれが接着剤とし
ての充分な効果を発揮するし、特に高温蒸煮した木質パ
ルプは、その解繊lI横が主繊維質を包含Jる樹脂層(
ヘミセルロース、リグニン)が軟化して解繊されるので
、通常の砕氷パルプに比較して樹脂層露出部が多い木質
繊維が得られ、後の熱圧成型においてその分、接着面積
が広く・、接着効果が良いことになり、補助的に添加す
る合成樹脂の量が少イrくて流む。また、本発明では、
木材チップから木質パルプを製造しており、従来多く行
われていた故紙あるいは反毛屑等の使用の場合とは異な
り、品質が安定しており、供給量も安定している。木質
パルプの配合量を50〜100重邑部としたのは、マツ
1ル価格並びに軽量化の点で、できるだけ多く木質パル
プを混合させたいのであるが、多すぎるとマット強度が
不充分となるし、少なすぎると肉質材が不足するからで
ある。
天然植物繊維は、m組長がlQmm以上で太さが10デ
ニール以上のものであり、10〜30重量部配合される
。この天然植物繊維は、主骨格材として強度をもたせる
ためのもので、太くて長い繊維が望ましく、このような
点から上記数値のものが用いられる。具体的には、麻、
とりわけジコート麻が良い。
ニール以上のものであり、10〜30重量部配合される
。この天然植物繊維は、主骨格材として強度をもたせる
ためのもので、太くて長い繊維が望ましく、このような
点から上記数値のものが用いられる。具体的には、麻、
とりわけジコート麻が良い。
化学合成繊維は、繊維長が3mm以上で太さが5デニー
ル以下のものであり、5〜10重量部添加される。この
化学合成繊維は、支骨路材として天然植物繊維の柔軟性
のないのを補うとともに、加熱によって軟化し、成型時
に潤滑剤的な役割を果たし、主骨格材や肉質材が滑って
原*ミ1マットの破断を防止するものであり、このよう
な点から上記数値のものが用いられる。具体的には、熱
圧時に溶融しないもの、例えばポリエステルやレーヨン
等が用いられる。
ル以下のものであり、5〜10重量部添加される。この
化学合成繊維は、支骨路材として天然植物繊維の柔軟性
のないのを補うとともに、加熱によって軟化し、成型時
に潤滑剤的な役割を果たし、主骨格材や肉質材が滑って
原*ミ1マットの破断を防止するものであり、このよう
な点から上記数値のものが用いられる。具体的には、熱
圧時に溶融しないもの、例えばポリエステルやレーヨン
等が用いられる。
この伯、接着剤として熱硬化性樹脂5〜20手酎部が耐
合される。前記のように、本発明では高温蒸煮した木質
パルプを用いているため、樹脂成分の配合量は比較的少
なくてよい。
合される。前記のように、本発明では高温蒸煮した木質
パルプを用いているため、樹脂成分の配合量は比較的少
なくてよい。
更に、本発明の特徴は、このような成分原料が均一分散
したフェルト状マットを不貫通ニードル・パンチによっ
て繊維間結合処理を施した点にある。このニードル・パ
ンチによる繊維間結合処理は、フェルト状マットの片面
のみに対して行ってもよいが、両面に対して行うことが
好ましい。いずれの場合においてもニードル・パンチの
ニードルは、フエ:、、ルト状マットを貫通しないよう
に覆ることが肝要である。ニードル・パンチ法は、小さ
いとげをもった多数の針(ニードル)を上下に動かして
マットを突刺してマット内の繊維に三次元的なからみ合
いを与えて機械的に結合する方法で、カーペットの製造
などに用いられているが、本発明では、従来行われてい
るものと異なり、前記のように、ニードルがマツ1へを
貫通しないようになっている。
したフェルト状マットを不貫通ニードル・パンチによっ
て繊維間結合処理を施した点にある。このニードル・パ
ンチによる繊維間結合処理は、フェルト状マットの片面
のみに対して行ってもよいが、両面に対して行うことが
好ましい。いずれの場合においてもニードル・パンチの
ニードルは、フエ:、、ルト状マットを貫通しないよう
に覆ることが肝要である。ニードル・パンチ法は、小さ
いとげをもった多数の針(ニードル)を上下に動かして
マットを突刺してマット内の繊維に三次元的なからみ合
いを与えて機械的に結合する方法で、カーペットの製造
などに用いられているが、本発明では、従来行われてい
るものと異なり、前記のように、ニードルがマツ1へを
貫通しないようになっている。
本発明で、片面のみに対してニードル・パンチ処理を行
う場合は、マット厚の1/3〜2/3程痕の深さのニー
ドル突刺層を有するようにし、また両面に対してニード
ル・パンチ処理を行う場合は、マット厚の115〜21
5程度の深さのニードル突刺層を両面に有するようにす
るのが望ましい。このような構成とすると、マットの表
面にはニードル・パンチ処理によってI8Iimが三次
元的にからみ合って結合された層(ニードル突刺層)が
できるため、マットのハンドリング性が著しく向上し、
そのため熱硬化性樹脂の添加量を小さく抑えることがで
きるし、1(ゝ:・ 11 また、マット内にはニードル・パンチ処理のされない部
分、すなわち繊維が二次元的に配列されている層(自由
層)が残るので、されが熱圧成型時に深絞り金型に良好
にフィツトするような柔軟性、流動性を呈し、成型性を
向上させることができる。その他、この種のマットは比
較的厚く、内部に硬い繊維が含まれているが、貫通させ
ないニードル・パンチ法によって針折れの発生が極端に
減少覆ることも見出された。
う場合は、マット厚の1/3〜2/3程痕の深さのニー
ドル突刺層を有するようにし、また両面に対してニード
ル・パンチ処理を行う場合は、マット厚の115〜21
5程度の深さのニードル突刺層を両面に有するようにす
るのが望ましい。このような構成とすると、マットの表
面にはニードル・パンチ処理によってI8Iimが三次
元的にからみ合って結合された層(ニードル突刺層)が
できるため、マットのハンドリング性が著しく向上し、
そのため熱硬化性樹脂の添加量を小さく抑えることがで
きるし、1(ゝ:・ 11 また、マット内にはニードル・パンチ処理のされない部
分、すなわち繊維が二次元的に配列されている層(自由
層)が残るので、されが熱圧成型時に深絞り金型に良好
にフィツトするような柔軟性、流動性を呈し、成型性を
向上させることができる。その他、この種のマットは比
較的厚く、内部に硬い繊維が含まれているが、貫通させ
ないニードル・パンチ法によって針折れの発生が極端に
減少覆ることも見出された。
かかる構成の成型用マットは、充分満足しうる性能をも
ち、(の見11目)密度は0.05〜0.200/、C
12程度である。
ち、(の見11目)密度は0.05〜0.200/、C
12程度である。
次に、本発明に係る成型用マットの製造方法について言
及する。本発明に係る成型用マットの製造方法は、木材
チップを130℃以上で蒸煮解繊した木質パルプに熱硬
化性樹脂を散布混合し乾燥装置を通して熱硬化性樹脂を
木質パルプに付着させるとともに含水率を10〜30%
に調整した木質パルプ55〜110ffiffi部と、
これとは別に予め、繊維長が1Qmm以上で太さが10
デニール以上の天然植物tIJA紺10〜30小母部と
!1ita艮が3mm以上で太さが5デニール以下の化
学合成繊維5〜10重量部とを混合解繊し調整した混合
繊維とを合せて、混合機で混合した後、マットフォーマ
−を通して嵩高マットとし、この嵩高マットの少なくと
も一方の面からニードルが該嵩高マットを貫通しないよ
うニードル・パンチングし、繊維同士を結合させる方法
である。
及する。本発明に係る成型用マットの製造方法は、木材
チップを130℃以上で蒸煮解繊した木質パルプに熱硬
化性樹脂を散布混合し乾燥装置を通して熱硬化性樹脂を
木質パルプに付着させるとともに含水率を10〜30%
に調整した木質パルプ55〜110ffiffi部と、
これとは別に予め、繊維長が1Qmm以上で太さが10
デニール以上の天然植物tIJA紺10〜30小母部と
!1ita艮が3mm以上で太さが5デニール以下の化
学合成繊維5〜10重量部とを混合解繊し調整した混合
繊維とを合せて、混合機で混合した後、マットフォーマ
−を通して嵩高マットとし、この嵩高マットの少なくと
も一方の面からニードルが該嵩高マットを貫通しないよ
うニードル・パンチングし、繊維同士を結合させる方法
である。
図面は、本方法の工程説明図である。木材チップ10を
、まず、蒸煮解繊装置30で解繊する。この蒸煮木質パ
ルプは、50%(wet)程度で生産されるため、フェ
ルト状のマットとするためには乾燥工程が不可欠であり
、また、細かいパルプを均一に乾燥囚せる必要がある。
、まず、蒸煮解繊装置30で解繊する。この蒸煮木質パ
ルプは、50%(wet)程度で生産されるため、フェ
ルト状のマットとするためには乾燥工程が不可欠であり
、また、細かいパルプを均一に乾燥囚せる必要がある。
そこで、前記蒸煮木質パルプを分散混合装置を具備した
乾燥装装置32に導入し、同時にバインダーとなる熱硬
化性樹脂12を粉末又は液体の状態で所定量散布する。
乾燥装装置32に導入し、同時にバインダーとなる熱硬
化性樹脂12を粉末又は液体の状態で所定量散布する。
これによって、細かいパルプの均一分散と熱硬化性樹脂
の混合付着を一工程で行うことができるとともに、木質
パルプの乾燥後含水率を10〜30%にコントロールす
ることにより、熱硬化性樹脂が粉末の場合にはぞの水分
で、液体の場合には溶媒分が蒸発気化することによりパ
ルプへの付着が強固なものとなる。
の混合付着を一工程で行うことができるとともに、木質
パルプの乾燥後含水率を10〜30%にコントロールす
ることにより、熱硬化性樹脂が粉末の場合にはぞの水分
で、液体の場合には溶媒分が蒸発気化することによりパ
ルプへの付着が強固なものとなる。
これとは別に、天然植物!l維14と化学合成繊維16
とを予め通常の解綿機34番使用して混合しておく。こ
れら二種の繊維を予め混合しておく理由は、特に細い化
学合成繊維がネップ化゛(毛玉になること)することを
防止するためである。これは、実験の結果、細い化学合
成繊維のみで混合り−るとネップが多発するのに対して
、太くて剛性のある天然植物繊維を混合すると細かい繊
維がネップ化しないことが知得されたことによる。また
1、予め天然植物4[14と化学合成繊維16とを混合
しておけば、木質パルプとの混合も、三種を同時に混合
する場合に比しはるかに均一にできる利点もある。
とを予め通常の解綿機34番使用して混合しておく。こ
れら二種の繊維を予め混合しておく理由は、特に細い化
学合成繊維がネップ化゛(毛玉になること)することを
防止するためである。これは、実験の結果、細い化学合
成繊維のみで混合り−るとネップが多発するのに対して
、太くて剛性のある天然植物繊維を混合すると細かい繊
維がネップ化しないことが知得されたことによる。また
1、予め天然植物4[14と化学合成繊維16とを混合
しておけば、木質パルプとの混合も、三種を同時に混合
する場合に比しはるかに均一にできる利点もある。
このようにして天然植物繊維と化学合成繊維との混合繊
維と、熱硬化性樹脂の付着した本質パルプとは定量供給
混合機36に送られて所定の割合で混合され、次に、マ
ットフ号−マ−38で)−[ルト状の嵩高マット18に
抄造される。その後、この嵩高マット18はニードル・
パンチiJ!40にかけられ、両面処理を行う場合には
まず一方の面から第一次のニードル・パンチ処理が、次
いで使方の面から第二次のニードル・パンチ処理がなさ
れる。これらの処理において、ニードルがマットを貫通
しないことは前述した通りである。ニー゛ドルが不貫通
であるため、前記したほかに、ニードル・パンチングの
際に、マツi〜を構成する微細物等が脱落しないといっ
た利点もある。
維と、熱硬化性樹脂の付着した本質パルプとは定量供給
混合機36に送られて所定の割合で混合され、次に、マ
ットフ号−マ−38で)−[ルト状の嵩高マット18に
抄造される。その後、この嵩高マット18はニードル・
パンチiJ!40にかけられ、両面処理を行う場合には
まず一方の面から第一次のニードル・パンチ処理が、次
いで使方の面から第二次のニードル・パンチ処理がなさ
れる。これらの処理において、ニードルがマットを貫通
しないことは前述した通りである。ニー゛ドルが不貫通
であるため、前記したほかに、ニードル・パンチングの
際に、マツi〜を構成する微細物等が脱落しないといっ
た利点もある。
ニードル・パンチされたマットは、裁断装置42で所定
形状に裁断されて成型用マット22となる。また2、哉
断時に生じる裁断屑20は再原料として使用できる。従
来の熱半硬化法マ・ントは樹脂の効果が幾分なりとも劣
化しており、そのまま原料として回収する場合、劣化分
に相当する樹脂を再添加する必要があったが、本発明方
法では熱半硬化させていないので、裁断屑20を定量供
給混合機36に戻してやるだl−1で充分であり、品質
管理が容易となる。
形状に裁断されて成型用マット22となる。また2、哉
断時に生じる裁断屑20は再原料として使用できる。従
来の熱半硬化法マ・ントは樹脂の効果が幾分なりとも劣
化しており、そのまま原料として回収する場合、劣化分
に相当する樹脂を再添加する必要があったが、本発明方
法では熱半硬化させていないので、裁断屑20を定量供
給混合機36に戻してやるだl−1で充分であり、品質
管理が容易となる。
本発明の実施例並びに従来技術どの比較について述べる
と次表の通りである。
と次表の通りである。
表
ここで本発明品Aの原料及びその配合割合は、木質パル
プ ・・・100重量部(ドライ換障)液体フェノー
ル樹脂(レゾールタイプ)・・・20重重聞(固形分換
算) 麻5alt(10デニール、長さ10〜20Il1m)
・・・20重量部 ボリニ[ステルI紺(1,5デニール、長さ3〜b であり、また本発明品Bの原料及びその配合割合は、 製)告されたものである。なお、ニードル・パンチ機に
よる二、−ドル突刺深さは、両面でそれぞれマット厚の
1/4である。
プ ・・・100重量部(ドライ換障)液体フェノー
ル樹脂(レゾールタイプ)・・・20重重聞(固形分換
算) 麻5alt(10デニール、長さ10〜20Il1m)
・・・20重量部 ボリニ[ステルI紺(1,5デニール、長さ3〜b であり、また本発明品Bの原料及びその配合割合は、 製)告されたものである。なお、ニードル・パンチ機に
よる二、−ドル突刺深さは、両面でそれぞれマット厚の
1/4である。
比較量は、本発明品Bと全く同じ原料配合で作った゛混
合マット原反を、ニードル・パンチ結合の代りに従来行
われていた熱半硬化法、すなわち、熱風転送機で通気熱
処理を行いフェノール樹脂を半硬化させて繊維間結合を
行ったものである。
合マット原反を、ニードル・パンチ結合の代りに従来行
われていた熱半硬化法、すなわち、熱風転送機で通気熱
処理を行いフェノール樹脂を半硬化させて繊維間結合を
行ったものである。
前掲の表から明らかなように、本発明品は成型用マット
として引張り強度が2大きく、成型性が良好で、また成
型品の機械的強度もかなり向上することが判る。
として引張り強度が2大きく、成型性が良好で、また成
型品の機械的強度もかなり向上することが判る。
本発明は上記のように構成されているので、原料成分の
分散均一性とマットハンドリングが良好で、しなやかな
性状を呈し、深絞り型に対するフィツト性並びに成型性
が良好で、成型後に充分な機械的強度を発現さけること
ができるような成型用マットを得ることができるととも
に、そのような成型用マットを効率よく製造することが
できφというすぐれた効果を秦しう葛ものである。
分散均一性とマットハンドリングが良好で、しなやかな
性状を呈し、深絞り型に対するフィツト性並びに成型性
が良好で、成型後に充分な機械的強度を発現さけること
ができるような成型用マットを得ることができるととも
に、そのような成型用マットを効率よく製造することが
できφというすぐれた効果を秦しう葛ものである。
更に付言すると、木材チップの蒸煮解繊パルプを用いて
いるため、ニードル・パンチ法を採用したことと相俟っ
て木質パルプの量を多くでき、同時に熱硬化性樹脂の量
を少なくしても良好なマットハンドリング性能と従来品
と同等以上の製品強度が得られる。ニードル・パンチの
ニードルがマットを貫通しないように考慮されているた
め、ニードル・パンチング時に樹脂や微細なパルプや繊
維等がマツ1−から叫落することがなく、また、ニード
ル・パンチされているにもかかわらず、しなやかなマッ
トが形成され、深絞り型に対するフィン1〜性が良く、
そのため成型性が良好であるし、ニードル針の折損はほ
とんど生じないし、裁断によって生じたマツ1〜屑をそ
のまま再利用できるなどのすぐれた効果がある。また、
予め天然植物繊維と化学合成繊維とを前混合しているた
め、分散均一性がすぐれており、マット強度が向上する
などの効果もある。
いるため、ニードル・パンチ法を採用したことと相俟っ
て木質パルプの量を多くでき、同時に熱硬化性樹脂の量
を少なくしても良好なマットハンドリング性能と従来品
と同等以上の製品強度が得られる。ニードル・パンチの
ニードルがマットを貫通しないように考慮されているた
め、ニードル・パンチング時に樹脂や微細なパルプや繊
維等がマツ1−から叫落することがなく、また、ニード
ル・パンチされているにもかかわらず、しなやかなマッ
トが形成され、深絞り型に対するフィン1〜性が良く、
そのため成型性が良好であるし、ニードル針の折損はほ
とんど生じないし、裁断によって生じたマツ1〜屑をそ
のまま再利用できるなどのすぐれた効果がある。また、
予め天然植物繊維と化学合成繊維とを前混合しているた
め、分散均一性がすぐれており、マット強度が向上する
などの効果もある。
図面は本発明方法のT程説明図である。
10・・・木材チップ、12・・・熱硬化性樹脂、14
・・・天然植物繊維、16・・・化学合成繊維、20・
・・成型用マット、30・・・蒸煮解繊装置、32・・
・乾燥装置、371・・・解綿機、3G・・・定石供給
a 合1jl 、38・・・マツ1〜フォーマ−140
・・・ニードル・パンチ機、42・・・裁断装置。 同 芹 木 友之助
・・・天然植物繊維、16・・・化学合成繊維、20・
・・成型用マット、30・・・蒸煮解繊装置、32・・
・乾燥装置、371・・・解綿機、3G・・・定石供給
a 合1jl 、38・・・マツ1〜フォーマ−140
・・・ニードル・パンチ機、42・・・裁断装置。 同 芹 木 友之助
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、水利デツプを蒸煮し解繊した米質パルプ50〜10
0重量部と、il維長が10+nm以上で太さが10デ
ニール以上の天然植物繊維10〜30重a部と、II維
艮が3mm以上で太さが5デニール以下の化学合成繊維
5〜10重量部と、熱硬化性樹脂5〜20重邑部とが均
一に分散混合されているフェルト状マットであって、そ
の少なくとも一方の面【ま、不貫通ニードル・パンチに
よる繊維間結合処理が施されていることを特徴とする成
型用マット。 2、木材チップを130℃以上で蒸煮M’[した木質パ
ルプ(ミ熱硬化性樹脂を散布混合し乾燥装置を通して熱
硬化性樹脂を木質パルプに付着させるとともに含水率を
10〜30%に調整した木質パルプ55〜110重量部
と、これとは別に予め、繊維長が1Qmm以上で太さが
10デニール以上の天然植物Ili維10〜30重量部
と繊維長が3mm以上で太さが5デニール以下の化学合
成繊維5〜10重扇部とを混合解繊し調整した混合st
i紺とを合せて、混合機で混合した後、マットフォーマ
−を通して嵩高マットとし、この嵩高マットの少なくと
も一方の而からニードルが該嵩高マットを貫通しないよ
うニードル・パンチングし、[ft同士を結合させるこ
とを特徴とする成型用マットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57104776A JPS58220721A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 成型用マツト及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57104776A JPS58220721A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 成型用マツト及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58220721A true JPS58220721A (ja) | 1983-12-22 |
JPH0332443B2 JPH0332443B2 (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=14389877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57104776A Granted JPS58220721A (ja) | 1982-06-18 | 1982-06-18 | 成型用マツト及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58220721A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61181609A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-14 | Noda Plywood Mfg Co Ltd | 成形用マツトの製造法 |
JPS61181610A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-14 | Noda Plywood Mfg Co Ltd | 成形用マツトの製造方法 |
WO1989005366A1 (en) * | 1987-12-11 | 1989-06-15 | Kühnsdorfer Holzfasermattenwerk Pacht- Und Betrieb | Process for manufacturing storable, easily handled fibre mats |
JPH03230905A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-14 | Hokushin Kk | 寸法安定性木質繊維板 |
-
1982
- 1982-06-18 JP JP57104776A patent/JPS58220721A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61181609A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-14 | Noda Plywood Mfg Co Ltd | 成形用マツトの製造法 |
JPS61181610A (ja) * | 1985-02-08 | 1986-08-14 | Noda Plywood Mfg Co Ltd | 成形用マツトの製造方法 |
JPH0457162B2 (ja) * | 1985-02-08 | 1992-09-10 | Noda Corp | |
JPH0457163B2 (ja) * | 1985-02-08 | 1992-09-10 | Noda Corp | |
WO1989005366A1 (en) * | 1987-12-11 | 1989-06-15 | Kühnsdorfer Holzfasermattenwerk Pacht- Und Betrieb | Process for manufacturing storable, easily handled fibre mats |
JPH03230905A (ja) * | 1990-02-05 | 1991-10-14 | Hokushin Kk | 寸法安定性木質繊維板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0332443B2 (ja) | 1991-05-13 |
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