JPS5820386B2 - キユウキベンツキピストンオソナエタナイネンキカン - Google Patents
キユウキベンツキピストンオソナエタナイネンキカンInfo
- Publication number
- JPS5820386B2 JPS5820386B2 JP14048375A JP14048375A JPS5820386B2 JP S5820386 B2 JPS5820386 B2 JP S5820386B2 JP 14048375 A JP14048375 A JP 14048375A JP 14048375 A JP14048375 A JP 14048375A JP S5820386 B2 JPS5820386 B2 JP S5820386B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air supply
- piston
- valve
- exhaust
- supply hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L11/00—Valve arrangements in working piston or piston-rod
- F01L11/02—Valve arrangements in working piston or piston-rod in piston
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
従来の4ザイクル内燃機関の給排気行程の1例を第1図
について説明する。
について説明する。
先ず筒内1で燃焼終了後膨張行程にあるピストン2が下
死点に近づくと、排気弁3が開き始め筒内ガスは排気管
4に排出される。
死点に近づくと、排気弁3が開き始め筒内ガスは排気管
4に排出される。
この時の各部用力の変化は第2図に示す通りであり、筒
内圧力は排気弁3の開き始めA点から急激に低下する一
方、排気管内圧力はB点から上昇し、ピストン2が下死
点を過ぎた直後の0点で両者の圧力の差は△Pe とな
る。
内圧力は排気弁3の開き始めA点から急激に低下する一
方、排気管内圧力はB点から上昇し、ピストン2が下死
点を過ぎた直後の0点で両者の圧力の差は△Pe とな
る。
この△Peは排気が筒内1から排気管4へ流出する時に
排気弁3のところで生ずる圧力損失で、0点以後の排気
行程ではこの△Peはほぼ一定となる。
排気弁3のところで生ずる圧力損失で、0点以後の排気
行程ではこの△Peはほぼ一定となる。
即ち、前記△Peは排気弁3の開口面積が充分でないた
めに生ずる圧力損失であり、高速機関になるとピストン
速度に比較して開口面積が相対的に小さくなるため△P
eが大きくなる。
めに生ずる圧力損失であり、高速機関になるとピストン
速度に比較して開口面積が相対的に小さくなるため△P
eが大きくなる。
この排気行程と同様に給入行程に於ても給気弁5で生ず
る圧力損失のため給気管6の圧力よりも筒内3の圧力は
△Psだげ低(なる。
る圧力損失のため給気管6の圧力よりも筒内3の圧力は
△Psだげ低(なる。
以上述べた△Peと△Psが主たる要因となって4サイ
クル機関の給排気行程では第3図に斜線で示す給排気ポ
ンプ損失が生ずる。
クル機関の給排気行程では第3図に斜線で示す給排気ポ
ンプ損失が生ずる。
即ち、排気弁3の開口面積が不足するために生ずるX、
給気弁5の開口面積が不足するために生ずるY及び排気
管4内圧力の上昇によるZとの和(X十Y+−Z)が給
排気工程のポンプ損失であり、ピストンの有効出力がこ
の分だけ少なくなって熱効率が低下することになる。
給気弁5の開口面積が不足するために生ずるY及び排気
管4内圧力の上昇によるZとの和(X十Y+−Z)が給
排気工程のポンプ損失であり、ピストンの有効出力がこ
の分だけ少なくなって熱効率が低下することになる。
このポンプ損失を低減するには△Pe、△Psを小さく
すればよく、これは即ち排気弁3及び給気弁5の開口面
積を増大することであるが、排気弁及び給気弁を設ける
第1図に示すシリンダ7の下面の面積は限度があるため
、給排気弁の開口面積を更に大きくすることは不可能で
あった。
すればよく、これは即ち排気弁3及び給気弁5の開口面
積を増大することであるが、排気弁及び給気弁を設ける
第1図に示すシリンダ7の下面の面積は限度があるため
、給排気弁の開口面積を更に大きくすることは不可能で
あった。
本発明は前記従来の欠点を解消するために提案されたも
ので、ピストンに給気弁を設げ、同給気弁への給気通路
はシリンダの給気孔を通してのみ大気或は給気管に連通
せしめられると共に、前記・ピストンの給気孔とシリン
ダの給気孔とは、ピストン工程の全区間にわたって連通
ずるようにしたことを特長とし、給気弁及び排気弁の開
口面積を従来の比べて大きくすることができ、給排気の
ポンプ損失を低減し熱効率の向上を図ることができる給
気弁付ピストンを具えた内燃機関を提供せんとするもの
である。
ので、ピストンに給気弁を設げ、同給気弁への給気通路
はシリンダの給気孔を通してのみ大気或は給気管に連通
せしめられると共に、前記・ピストンの給気孔とシリン
ダの給気孔とは、ピストン工程の全区間にわたって連通
ずるようにしたことを特長とし、給気弁及び排気弁の開
口面積を従来の比べて大きくすることができ、給排気の
ポンプ損失を低減し熱効率の向上を図ることができる給
気弁付ピストンを具えた内燃機関を提供せんとするもの
である。
以下図面の実施例について説明すると、第4図は本発明
の実施例を示し、ピストン8にはその上面から側面に連
通ずる給気孔9と、同給気孔9のピストン上面への開口
部を開閉する給気弁10が設けられている。
の実施例を示し、ピストン8にはその上面から側面に連
通ずる給気孔9と、同給気孔9のピストン上面への開口
部を開閉する給気弁10が設けられている。
給気弁10は弁棒ガイド11によって案内され、弁ばね
12によって°ピストン8上に設けられた弁座に着座し
ている。
12によって°ピストン8上に設けられた弁座に着座し
ている。
13はピストン8のシリンダで、その側壁には給気管(
図示省略)と連通ずる給気孔14が設けられ、またシリ
ンダヘッドの燃焼室15壁には排気弁16゜16′にて
開閉される排気孔17 、17’が設けられている。
図示省略)と連通ずる給気孔14が設けられ、またシリ
ンダヘッドの燃焼室15壁には排気弁16゜16′にて
開閉される排気孔17 、17’が設けられている。
以上のように第4図では第1図の給気弁5を排気弁16
′とし、給気管6を排気管17′として利用するもので
あり、排気弁が16.16’と2つになるため排気弁の
開口面積は第1図の場合の約2倍となり、かつシリンダ
の給気孔14と燃焼室15はピストンの給気孔9を介し
てのみ連通することになる。
′とし、給気管6を排気管17′として利用するもので
あり、排気弁が16.16’と2つになるため排気弁の
開口面積は第1図の場合の約2倍となり、かつシリンダ
の給気孔14と燃焼室15はピストンの給気孔9を介し
てのみ連通することになる。
次に作用を説明する。
燃焼室15で燃焼終了後膨張行程にあるピストン8が下
死点に近づくと、排気弁16,16’が開き燃焼室15
内ガスは排気管17,1γに排出される。
死点に近づくと、排気弁16,16’が開き燃焼室15
内ガスは排気管17,1γに排出される。
更にピストン8が移動して下死点を過ぎると、排気行程
(ピストン上昇)にはいる。
(ピストン上昇)にはいる。
なお、前記膨張及び排気行程中は燃焼室内圧力が給気管
内圧力よりも高いので、給気弁10はピストン8に設け
られた弁座に密着している。
内圧力よりも高いので、給気弁10はピストン8に設け
られた弁座に密着している。
次いで排気行程が進みピストンが上死点に近づくと燃焼
室内圧力は下って来る。
室内圧力は下って来る。
この圧力が更に下って給気圧力よりも小さくなり、給気
弁10に作用する押上げカカ香ばね12の力よりも大き
くなると、自動的に給気弁10が開き、燃焼室15内へ
給気が行なわれる。
弁10に作用する押上げカカ香ばね12の力よりも大き
くなると、自動的に給気弁10が開き、燃焼室15内へ
給気が行なわれる。
次いでピストン8が上死点を過ぎて給気行程(ピストン
下降)に入ると、排気弁16,16’は図示されない排
気カムの作用によって閉じるので燃焼室15内は膨張す
ることになり、燃焼室内圧は下る傾向になるので給気圧
によって給気弁10は開き続けて給気が行ナワレる。
下降)に入ると、排気弁16,16’は図示されない排
気カムの作用によって閉じるので燃焼室15内は膨張す
ることになり、燃焼室内圧は下る傾向になるので給気圧
によって給気弁10は開き続けて給気が行ナワレる。
給気行程が終りに近づいて燃焼室内圧が給気圧に近づく
と、給気弁1oを開く方向に働く力が弱くなり、弁ばね
12のカにょって給気弁10は自動的に閉じる。
と、給気弁1oを開く方向に働く力が弱くなり、弁ばね
12のカにょって給気弁10は自動的に閉じる。
給気行程が終り圧縮行程に入ると燃焼室内圧は給気圧よ
りも高くなるので、給気弁10は閉じたまま燃焼、膨張
行程へと進み、内燃機関のサイクルが支障なく実現する
。
りも高くなるので、給気弁10は閉じたまま燃焼、膨張
行程へと進み、内燃機関のサイクルが支障なく実現する
。
以上詳細に説明した如く本発明はピストンに給気弁を設
けてあり、ピストン上面の面積は従来機関で給排気弁を
設けるシリンダ下面とほぼ同じ面積があるので、ピスト
ン上面に設けた本発明の給気弁の開口面積は従来機関の
約2倍とすることができる。
けてあり、ピストン上面の面積は従来機関で給排気弁を
設けるシリンダ下面とほぼ同じ面積があるので、ピスト
ン上面に設けた本発明の給気弁の開口面積は従来機関の
約2倍とすることができる。
また排気弁も従来の給気弁を排気弁として用い排気弁を
2個とすることができるので、排気弁の開口面積も従来
機関の約2倍とすることができる。
2個とすることができるので、排気弁の開口面積も従来
機関の約2倍とすることができる。
以上のように本発明では給気弁及び排気弁の開口面積が
従来機関の約2倍になるので、給排気のポンプ損失を低
減し、熱効率を向上させることができる。
従来機関の約2倍になるので、給排気のポンプ損失を低
減し、熱効率を向上させることができる。
又排気弁の開口面積が2倍になると、排気弁部の圧力損
失△Peは排気弁部を流れる作動ガスの流速の2乗に比
例するから ((−)2=+になる。
失△Peは排気弁部を流れる作動ガスの流速の2乗に比
例するから ((−)2=+になる。
これと同様に給気弁部の圧力損失△Psも十程度になる
ので、第3図に於てX、YはHになるが、Zは変らない
から、結局全体トシテホンプ損失は約%になることが期
待できる。
ので、第3図に於てX、YはHになるが、Zは変らない
から、結局全体トシテホンプ損失は約%になることが期
待できる。
ところで従来機関ではポンプ損失が有効出力の約1割程
度°あるので、本発明における熱効率は従来機関に比べ
5%程度向上させることができる。
度°あるので、本発明における熱効率は従来機関に比べ
5%程度向上させることができる。
なおピストンの給気弁を自動弁とすれば、シリンダ内ガ
スが給気通路に逆流することが完全になくなり、給気通
路を汚損する虞れはない。
スが給気通路に逆流することが完全になくなり、給気通
路を汚損する虞れはない。
第1図は従来の4サイクル内燃機関の1例を示す王国断
面図、第2図は第1図の内燃機関に於げ。 る給排気行程の給排気系圧力の変化を示す線図、第3図
は内燃機関給排気行程の筒内圧力の変化を示す線図、第
4図は本発明の実施例を示す内燃機関の正面断面図、第
5図は第4図のD〜D線断面図である。 図の主要部分の説明、8・・・・・・ピストン、9・・
・・・・給気孔、10・・・・・・給気弁、13・・・
・・・シリンダ、14・・・・・・給気孔、15・・・
・・・燃焼室、16,16’・・・・・・排気弁、17
、17’・・・・・・排気孔。
面図、第2図は第1図の内燃機関に於げ。 る給排気行程の給排気系圧力の変化を示す線図、第3図
は内燃機関給排気行程の筒内圧力の変化を示す線図、第
4図は本発明の実施例を示す内燃機関の正面断面図、第
5図は第4図のD〜D線断面図である。 図の主要部分の説明、8・・・・・・ピストン、9・・
・・・・給気孔、10・・・・・・給気弁、13・・・
・・・シリンダ、14・・・・・・給気孔、15・・・
・・・燃焼室、16,16’・・・・・・排気弁、17
、17’・・・・・・排気孔。
Claims (1)
- 1 ピストンにその上面から側面に常時連通する給気孔
と、同給気孔のピストン上面への開口部を前記給気孔内
の圧力と燃焼室内圧力との差圧により開閉する給気弁を
設けると共に、前記ピストンが嵌合されるシリンダの側
壁に給気管と連通ずる給気孔を設け、更にシリンダヘッ
ドの燃焼室壁に排気弁にて開閉される排気孔を設け、前
記シリンダの給気孔と燃焼室は前記ピストンの給気孔を
介してのみ連通せしめられると共に、前記ピストンの給
気孔とシリンダの給気孔とは、ピストン行程の全区間に
わたって連通ずるようにしたことを特徴とする給気弁付
ピストンを具えた内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14048375A JPS5820386B2 (ja) | 1975-11-22 | 1975-11-22 | キユウキベンツキピストンオソナエタナイネンキカン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14048375A JPS5820386B2 (ja) | 1975-11-22 | 1975-11-22 | キユウキベンツキピストンオソナエタナイネンキカン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5264522A JPS5264522A (en) | 1977-05-28 |
JPS5820386B2 true JPS5820386B2 (ja) | 1983-04-22 |
Family
ID=15269644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14048375A Expired JPS5820386B2 (ja) | 1975-11-22 | 1975-11-22 | キユウキベンツキピストンオソナエタナイネンキカン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820386B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62102057A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-05-12 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の制御装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2681097A1 (fr) * | 1991-09-11 | 1993-03-12 | Barbault Jean Pierre | Moteur a explosion a quatre temps avec admission d'air au travers du piston. |
US5490482A (en) * | 1994-02-24 | 1996-02-13 | Genet; William | Two cycle engine with piston mounted poppet valve operating mechanism |
EP2711530A1 (de) * | 2012-09-21 | 2014-03-26 | Wärtsilä Schweiz AG | Kolben, sowie Zylinderanordnung für eine längsgespülte Hubkolbenbrennkraftmaschine |
-
1975
- 1975-11-22 JP JP14048375A patent/JPS5820386B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62102057A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-05-12 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5264522A (en) | 1977-05-28 |
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