JPS5817899B2 - ガスコツク - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なガスコックに関する。

従来のガスコックは本体中に数個の孔またはオリフィス
を有するプラグまたはテーパー状栓子とこのプラグが動
作可能に入れられているケース部を有する。

このプラグは使用により生ずる疲労を吸収するために本
体ハウジング中にプラグを挿入するばねにより押されて
いる。

本体とプラグの間はグＩＪ−スにより潤滑されかつ気密
にされる。

この従来のコックはつぎのような欠点を有している。

グリースが少なくなると気密性が失なわれ、リークが生
じコックの使用ができなくなる。

はめあいと温度の関係において、テーパ一部が加熱され
るとバーナーまたは取り入れの選択操作を妨げる。

はめあいの他の問題として、真鍮もしくは青銅のような
低摩擦係数の材料を用いなければならないが、これらは
比較的高価であり全体の製造コストを犬にする。

さらに製造コストを大きくする他の要因は、プラグとソ
ケットの気密性を保持するため高度の加工をおこなわね
ばならない欠点があった。

本発明によるコックは１または数個の弾性ジヨイントま
たはガスケット、好ましくは、プラグと本体間にかなり
の遊びを形成しうる弾性ストリップ部材により気密性が
保証される。

したがって特殊なグリースは必要でなく、たとえグリー
スが失なわれてもリークを生じない。

さらに、プラグに遊びを設けることにより精密加工が不
要となり、低摩擦係数の材料を使用する必要がなく、安
価な材料をかわりに用いることができる上記の利益を受
けるために、シリンダー状プラグがコック本体胴部中の
適切なハウジング内に入れられる。

プラグと胴部は流体媒質の流入および排出をおこなうた
めの数個の軸および／または横オリフィスを有する。

この本体部分は、プラグをその中に入れる前記弾性スト
リップ部材を成る程度の圧力で安定に位置ずけるような
内部アンダーカット部またはオフセット部を有する。

このストリップ部材はプラグに軽く押圧されているため
、プラグと本体間の通路を気密に保つことができ前記２
種類の部材間のはめあい加工は不要となる。

この弾性ストリップはコック本体中にガス流通のため形
成した孔部に適合する１もしくは１以上の孔部を有する
。

このスｌ−ＩＪツブ部材がプラグの上を覆った場合、こ
のプラグのオリフィスカ体体の他のオリフィスと全部ま
たは部分的に合わない限りコックからの流体の流通は生
じない。

上記の構成により数個のバーナーへの通路を形成するこ
とができ、また、単一のバーナーのうち数個の取入れ口
への通路も形成される。

もしも、このストリップ部材が使用中に変位した場合、
ガスの通路を塞ぐ。

この場合、流体が流通するオリフィスの個所を切開する
ことができる。

しかしながら、このことは、ストリップ部材がコック本
体の内面と大きな摩擦力で接触するような外径を有する
ためほとんど起りえないことであるが、可能性としては
プラグを回転させて各種の連通位置に動かす際にストリ
ップ部材を変位させることが考えられる。

しかしながら、ストリップ部材がそのオリフィスに関す
る正しい位置に持続的に安定しつるようにするために、
環状の外側ボスをその周囲に形成する。

このボスはコック本体中またはオリフィス中にはめ込ま
れるため、本体とストリップ部材の結合力を増大させる
。

同様の理由から、および気密性をそこなうことなくスト
リップ部材とプラグ間の摩擦を少なくするために、この
ストリップ部材はその両端の内側に少くとも２個の径方
向に突出するリブを形成しており、このリブはプラグと
の摩擦接触を相当程度減少させ、しかしてプラグがスト
リップ部材の内部で自由に回転することができる。

本発明によるガスコックをさらによく理解するため、そ
の好ましい態様を図に基いて説明するが、本発明はこの
例のみに限定を受けるものではない。

第１図において、コックハウジング６は、通路７にのび
、かつ、横通路１０に通ずる軸オリフィスを有し、これ
により、ガスがこの通路の一方から入り、他方へ抜ける
ようになっている。

この同軸ハウジング６のオリフィス中に弾性ストリップ
部材５が圧入され、その中に横オリフィスが形成されて
いる（第２図および第３図）。

このストリップが取付けられるとオリフィス１３は横通
路１０に面して位置するため流体の流れを防げない。

ストリップ部材５が圧入される圧力は、その外表面上の
面積を最大にするようにあたえられこのストリップ部材
を正しい位置に保つようにするハウジング６と摩擦接触
をおこなう。

しかしながら、予見しえない原因によりストリップ部材
５が正しい位置から移動するこ吉を防止するため、オリ
フィス１３の周囲に環状ボス１４設ける。

これは、ストリップ５が移動する可能性を妨げる停止部
材と類似の部材となる通路１０をハウジング６中に形成
する。

（第１図）このストリップ５の内部にコック中で制御軸
を有するプラグが取付けられている。

このプラグ１は同軸オリフィス８がハウジング通路と常
に一線状に保たれ、そして、他のオリフィスがプラグ１
をまわすこきによりストリップ５のオリフィスと全部ま
たは一部が一線状になりつるように形成された横オリフ
ィス９と連結同軸部８を有する。

これらのすべてのオリフィスおよび通路が全部または部
分的に一線状になったとき、流体がたとえば通路１０か
ら入り（第１図）、ストリップ５とプラグのオリフィス
を通過し、ハウジング通路７に抜ける。

プラグ１のオリフィス、９が一線状になっていないとき
、流体はコックから入ることができずこのため内部は全
く間隙部が存在しないことが必要である。

したがって、ストリップ５はハウジング６とプラグ１間
でプレスされる。

プラグ１かまわされ、流体の通路を形成するかまたは調
整されるとき、プラグとストリップ５の間に摩擦力が生
ずる。

ハウジング６の摩擦部分よりもストリップ５の内表面が
小さいため、この摩擦力はボス１４が有する効果を考慮
に入れて、ストリップが引かれ、変位することを不可能
にする（第２図および第３図）。

しかしながら、より確実性を保証するためにプラグ１と
ストリップ５の摩擦表面部分を犬とすることができる。

この効果はストリップ５の内表面をその両端において径
方向リブ１１と結合させ（第２図、第３図）、流体がプ
ラグ１の外表面から洩れることを防止する。

同様に、たて長リブ１２（これらはヘリカル状その他の
形状とするととができる）を取付けることにより、プラ
グ１の二にＪ稟π工七ｍ＊゛、’、□□’、Ｒ”“４プ
ラグ１は前記リブの表面上にストリップ５を引張り、こ
のリブはストリップ５の内部表面部分よりも小さいため
、回転のあいだに引き出されることはない。

プラグ１はピン２によりそのハウジング中に取付ける（
第１図）、このためばね３の押付は力によりケース４の
底部に接触し、ハウジングと一体の場合、全部材を保持
する。

このハウジング４は底部に複数の切欠き部を有し、この
上にピン２がかけられているため閉め切り位置および各
種排出位軍があたえられる。

第７図は数個のガス排出通路１“６を有する型のコック
を示す。

この弾性ストリップ５′は対応する外部環状ボス１４を
有する数個のオリ゛フイスを有しく第８図、第９図）、
前記ポ：スは出口通路中に取付けられストリップを止し
く／″）位置に保持する。

このストリップ５は前記ボスに同様に取付けられ（第１
１図、第１２図）、プラグ１の摩擦表面を小さくする（
第７図）。

・′この装置が正常な状態に置かれているとき、
シート弁１γが電磁石１８により制御されるような特殊
な場合、プラグ１はその中間部を孔明けした中空シリン
ダー状を有し、ステム１９は制御スピンドル１５からの
び、前記中空部分または胴部２０に通っている。

前記制御スピンドル１５にスラスト力が加わると、ステ
ム１９はバルブを開き、電磁石１８が動作するまで流体
媒質の通路を形成する。

流体媒質が胴部２０とステム１９間の間隙部を通って排
出しないように、トリックまたはトロイド形ガスケット
が取付けられており、これはプラグ１、ステム１９およ
びばね３の間で押し付けられており、前記ばねはかわり
にスピンドル１５を押している。

このばね３の作用により、スピンドル１５はハウジング
４内で停止部材としてはたらくピン２によりコック中に
保持されるバルブを開くような位置に戻される。

ピン２はまた、ハウジング底部４中の複数の切欠き中で
ばね３により取付いており、これらの切欠きは使用者の
決定に委ねられ、他のバーナーに接続される。

さらに、ピン２はプラグ１の切欠２に長期に結合してい
るため、適切な位置への回転動作を提供する。

″プラグ１はストリップ５内での回転運動のみをおこな
いうるので（第１図、第７図）、プラグ１はコックハウ
ジング６の一端およびスＩ）−フ２３上の中間部に取付
けられ、これはボールベアリングとして作用する。

本発明による装置は上述した態様のみでなくその形状、
材質または機構および部品の配置を不発フニ精神の中で
変形、修正をおこなうことができ、□。

、ヮ。よ島７３ッ、。□エアア様をのべる。

（１）特許請求の範囲に記載のガスコックと同一。

（２）少くとも１個のストリップ部材の横オリフィスは
外方にのび環状ボスを形成し、このボスは胴部またはケ
ーシング通路中に入って結合力を増大し、かつ、プラグ
が前記ストリップの内部で回転されるときス） ＩＪツ
ブ部材を変形させない程度の摩擦力令有し、このプラグ
の回転によりコツクケ］シングまたは胴部通路に関して
オリフィスの軸中心から離れ、原質媒体の流れを妨げる
態様１に記載めガスコック。

（３）前記ストリップ部材は管状およびたて長状で両端
リブを有し、好ましくは径方向リブによりストップ端と
プラグとの緊密接触を維持することによりプラグとの摩
擦表面部分を減する態様１および２に記載のガスコック
。

（４）発明の詳細な説明中で述べ、かつ添付の図面によ
り示されたガスコック。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるガスコックの一実施態様を示す縦
断面図であり、流体の流れるたて通路と他の横交差通路
を示すとともに、プラグオリフィスに関して前記通路を
閉じる弾性ストリップ部材を示す。 第２薗および第３図は、バルブとの摩擦表面を減少する
ように形成されたリブを備えたストリップ部材の断面図
、第４図、第５図および第６図は、それぞれ流体の通る
オリフィスを有するプラグの構造を示す正面図および断
面図、第７図は本発明によるガスコックの他の態様を示
す縦断面図、第８図および第９図はバルブとの摩擦力を
減するためのリブを備えた前回のコックに適用されるス
トリップ部材の断面図、第１０図、第１１図および第１
２図は第７図のガスコックに適用されるプラグを示し、
そのオリフィスおよび切欠き部の構造を示す正面図なら
びに断面図である。 １・・・・・・プラグ、４・・・・・・ハウジング、５
・・・・・・ストリップ部材、６・・・・・・ハウジン
グ、７・・・・・・通路、８・・・・・・オリフィス、
１１，１２・・・・・・リブ、１３・・・・・・オリフ
ィスである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 一端に軸方向通路を有し側部に横通路を有する中空
   のコックハウジング；該ハウジングの内孔内面に密に接
   触し、流体の入口および出口通路に対応する１もしくは
   １以上の横方向オリフィスを有する弾性ストリップ部材
   ：該ハウジングの中空部他端から回転可能に挿入され、
   かつ、前記軸方向通路に連通ずる有底軸内孔を有するシ
   リンダー状プラグであって、該ストリップ部材の内部に
   密に通され、かつ前記軸内孔に連通ずる横通路オリフィ
   スを有するものからなり、該プラグを回転することによ
   りプラグに設けた前記オリフィスが前記ストリップ部材
   のオリフィスと少くとも部分的に一線状にされるように
   形成されており、前記ストリップ部材は、内面にその各
   端部で径方向に突出するリブを有するとさもに、これら
   に接続する４本の突出するリブを内面の軸方向に有し、
   かつ該軸方向リブのうち２本は、前記横方向オリフィス
   の両側の各々に設けられ、さらに、該ストリップ部材は
   、前記ハウジングの横通路の内壁と嵌合するように形成
   されたまわり止め用の環状ボスを有し、前記ハウジング
   の内孔底部は複数の切欠き部を有し、この切欠部のいず
   れかには入るプラグ位置ぎめピンが前記プラグに取付け
   られていることを特徴とするガスコック。