JPS58150432A - 吸収冷暖房機用吸収剤組成物 - Google Patents
吸収冷暖房機用吸収剤組成物Info
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- JPS58150432A JPS58150432A JP57030938A JP3093882A JPS58150432A JP S58150432 A JPS58150432 A JP S58150432A JP 57030938 A JP57030938 A JP 57030938A JP 3093882 A JP3093882 A JP 3093882A JP S58150432 A JPS58150432 A JP S58150432A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、空完調和などの目的に使用される吸収冷暖房
機用の吸収剤組成物に関する亀のである。
機用の吸収剤組成物に関する亀のである。
吸収冷暖房機、たとえば吸収冷凍機は減圧密閉容器内に
おいて冷媒を蒸発させることにより、その時に奪われる
蒸発潜熱を冷熱源として冷水などを供給するものである
。吸収冷凍機は冷水などの供給を連続的に実施するため
、吸収液として冷媒と冷媒を吸収する吸収剤の混合溶液
が使用され。
おいて冷媒を蒸発させることにより、その時に奪われる
蒸発潜熱を冷熱源として冷水などを供給するものである
。吸収冷凍機は冷水などの供給を連続的に実施するため
、吸収液として冷媒と冷媒を吸収する吸収剤の混合溶液
が使用され。
通常、再生器、凝縮器、吸収器、蒸発器の4つの機器に
よって構成されている。再生器では外部熱源によって吸
収液は加熱され、冷媒は蒸発し吸収液は濃縮される。凝
縮器では再生器にて発生した蒸気が適当な温度に保たれ
た外部冷却用流体との熱交換によって凝縮される。凝縮
された冷媒は蒸発器の中へ送られ、再生器で濃縮された
溶液は吸収器に移送され、蒸発器中の冷媒蒸気を吸収し
希薄溶液となる。蒸発器では蒸発潜熱によって冷熱。
よって構成されている。再生器では外部熱源によって吸
収液は加熱され、冷媒は蒸発し吸収液は濃縮される。凝
縮器では再生器にて発生した蒸気が適当な温度に保たれ
た外部冷却用流体との熱交換によって凝縮される。凝縮
された冷媒は蒸発器の中へ送られ、再生器で濃縮された
溶液は吸収器に移送され、蒸発器中の冷媒蒸気を吸収し
希薄溶液となる。蒸発器では蒸発潜熱によって冷熱。
が発生し1通常、冷水として外部に取り出される。
吸収器内では温度の比較的高い吸収液が導入され。
また吸収によって熱が生じるので、外部冷却用流体によ
って冷却され適切な温度に保持される。吸収器から出た
希薄吸収液は、再生器へ移送され再び濃縮される。密閉
容器での上記現象の繰返しにより連続的に冷熱が発生す
る。
って冷却され適切な温度に保持される。吸収器から出た
希薄吸収液は、再生器へ移送され再び濃縮される。密閉
容器での上記現象の繰返しにより連続的に冷熱が発生す
る。
さて吸収冷凍機の性能は吸収液の濃度範囲に今きく依存
する。再生器で発生する濃縮液と吸収器で生ずる希薄溶
液との濃度差が大きい程、吸収冷凍機の性能は向上する
。すなわち使用する吸収液の特性によシ、吸収液の低濃
度(吸収器内の液:希液)側の濃度限界は、吸収器温度
と蒸発器温度との関係で決まり、一方、高濃度(再生液
:濃液)側の製炭限界は、@収液の結晶化温度で決まる
。
する。再生器で発生する濃縮液と吸収器で生ずる希薄溶
液との濃度差が大きい程、吸収冷凍機の性能は向上する
。すなわち使用する吸収液の特性によシ、吸収液の低濃
度(吸収器内の液:希液)側の濃度限界は、吸収器温度
と蒸発器温度との関係で決まり、一方、高濃度(再生液
:濃液)側の製炭限界は、@収液の結晶化温度で決まる
。
すなわち吸収器の保持温度は水冷方式では通常40°C
であり、また蒸発器冷媒蒸発温度は1〜2°Cとすると
、吸収液の40°Cでの蒸気圧は、蒸発器(1〜2°C
)での冷媒蒸気圧より小さくなシ、たとえばLiB!水
溶液では、希液限界濃度は約59 wt%である。また
濃液の限界濃度は吸収器に入る温度を45°Cとすれば
65.5wt%である。したがって現在使用されている
吸収液+ LiBr水溶液では最大範囲59〜65.5
wt%でしかサイクルが成立しないため、m器の性能
を著しく制限1−ている。これを解決するためには、す
なわち作動し得る濃度範囲を拡大するためには、(1)
低濃度限を下げるために吸収液の蒸気圧降下の度合を大
きくする。(2)高濃度限を上げるために結晶化温度を
下げる。の2つが必要である。また吸収液は経済性、安
全性などの面で実用上支障があってはならない。
であり、また蒸発器冷媒蒸発温度は1〜2°Cとすると
、吸収液の40°Cでの蒸気圧は、蒸発器(1〜2°C
)での冷媒蒸気圧より小さくなシ、たとえばLiB!水
溶液では、希液限界濃度は約59 wt%である。また
濃液の限界濃度は吸収器に入る温度を45°Cとすれば
65.5wt%である。したがって現在使用されている
吸収液+ LiBr水溶液では最大範囲59〜65.5
wt%でしかサイクルが成立しないため、m器の性能
を著しく制限1−ている。これを解決するためには、す
なわち作動し得る濃度範囲を拡大するためには、(1)
低濃度限を下げるために吸収液の蒸気圧降下の度合を大
きくする。(2)高濃度限を上げるために結晶化温度を
下げる。の2つが必要である。また吸収液は経済性、安
全性などの面で実用上支障があってはならない。
本発明の目的は、上記の欠点を有する現状の吸収冷凍機
の吸収液を改善することによって、水冷却方式の吸収冷
凍機の能力を拡大し、または従来の冷凍機の晶出問題を
な(シ、かつ従来、夾現しなかった空冷方式の吸収冷凍
機を可能ならしめることにある。
の吸収液を改善することによって、水冷却方式の吸収冷
凍機の能力を拡大し、または従来の冷凍機の晶出問題を
な(シ、かつ従来、夾現しなかった空冷方式の吸収冷凍
機を可能ならしめることにある。
第1図は吸収冷凍機の基本冷凍サイクルを示す概略図で
ある。吸収液として最も一般的なLiBr水溶障水溶−
る系について述べれば、再生器1内において、加熱流体
供給管2により供給される加熱流体でLiBr水溶液の
中に含まれる冷媒である水が蒸発するa2aは加熱流体
取出管である。蒸発した水蒸気は凝縮器乙の伝熱管4表
面で凝縮し。
ある。吸収液として最も一般的なLiBr水溶障水溶−
る系について述べれば、再生器1内において、加熱流体
供給管2により供給される加熱流体でLiBr水溶液の
中に含まれる冷媒である水が蒸発するa2aは加熱流体
取出管である。蒸発した水蒸気は凝縮器乙の伝熱管4表
面で凝縮し。
水となって蒸発器5内へ導入される。蒸発器5内に溜っ
た水は冷媒ポンプ6で蒸発器5の伝熱管7の上に散布さ
れ、伝熱管7表面で蒸発潜熱を奪すながら蒸発する。水
が蒸発するために必要な蒸発潜熱は冷水供給管8を通っ
て供給される。逆に伝熱管7を通る冷水は冷媒である水
が蒸発する時の蒸発潜熱によって冷やされ、冷水取出管
8aから冷水として系外に取り出され冷熱源となる。一
方。
た水は冷媒ポンプ6で蒸発器5の伝熱管7の上に散布さ
れ、伝熱管7表面で蒸発潜熱を奪すながら蒸発する。水
が蒸発するために必要な蒸発潜熱は冷水供給管8を通っ
て供給される。逆に伝熱管7を通る冷水は冷媒である水
が蒸発する時の蒸発潜熱によって冷やされ、冷水取出管
8aから冷水として系外に取り出され冷熱源となる。一
方。
再生器1で水の一部を蒸発分離したLiBr水溶液は、
濃縮されて熱交換器9を通って温度を下げながら吸収器
10に入る。吸収器1[]VC入った濃度の高し/−h
LiBr水溶液は、冷却水管(伝熱管)12の表面で、
蒸発器5で蒸発した水を吸収する。水を吸収してうすく
なった吸収液は吸収液ポンプ11によって熱交換器9を
経て再生器1に戻され再生される。吸収器10内におい
て、水を吸収し、た時に発生する吸収熱は冷却水管12
を通って流れる冷却水によって冷却され、一定温度に保
たれる。
濃縮されて熱交換器9を通って温度を下げながら吸収器
10に入る。吸収器1[]VC入った濃度の高し/−h
LiBr水溶液は、冷却水管(伝熱管)12の表面で、
蒸発器5で蒸発した水を吸収する。水を吸収してうすく
なった吸収液は吸収液ポンプ11によって熱交換器9を
経て再生器1に戻され再生される。吸収器10内におい
て、水を吸収し、た時に発生する吸収熱は冷却水管12
を通って流れる冷却水によって冷却され、一定温度に保
たれる。
この冷却水は冷却水供給管13から供給され、凝縮器6
内を通った後、凝縮器の伝熱管4を経て冷却水排出管1
3&から排出される。
内を通った後、凝縮器の伝熱管4を経て冷却水排出管1
3&から排出される。
さてより少な−冷水景で大容量の空調を可能ならしめる
ためには、発生する冷水の温度は低い方がよい。ただし
水は0°Cで氷結するため、3〜5°Cの冷水を発生す
るように一般の冷凍機は設計されてbる。冷水出口温度
が3〜5°Cとするためには、蒸発器5内で蒸発する冷
媒(水)の温度は1〜2°Cとなる。この1〜2°Cの
水の蒸気圧は約5wHgであるので、真空中にdじられ
た吸収冷凍機内で水が蒸発し続けるためには一蒸発する
水蒸気を吸収し得る吸収器10内の吸収液の蒸気圧はs
ssl(g以下でなければならない、一方、吸収液は高
温で水を蒸発分離することで濃縮再生されるために、再
生された吸収液温度は高く、そのままでは高い蒸気圧を
呈するので、蒸発器5で蒸発する水蒸気を吸収すること
はできない、そのため再生されたLiBr水溶液(以下
、濃液と記す)は熱交換器9と冷却水とによって冷やさ
れるが、その温度は通常、吸収器10内で約40°Cで
ある。さて40°Cで5″mHgの蒸気圧を呈するI・
iBr水溶液の濃度は約59 wt%である。ただし吸
収器10の吸収液は水を吸収することによって希釈され
、そのtまでは蒸気圧が高くなるので、連続的に蒸発器
5の水蒸気を吸収し続けるためには、吸収器10に入る
濃液濃度は59 wt%よりも高くなければならな−。
ためには、発生する冷水の温度は低い方がよい。ただし
水は0°Cで氷結するため、3〜5°Cの冷水を発生す
るように一般の冷凍機は設計されてbる。冷水出口温度
が3〜5°Cとするためには、蒸発器5内で蒸発する冷
媒(水)の温度は1〜2°Cとなる。この1〜2°Cの
水の蒸気圧は約5wHgであるので、真空中にdじられ
た吸収冷凍機内で水が蒸発し続けるためには一蒸発する
水蒸気を吸収し得る吸収器10内の吸収液の蒸気圧はs
ssl(g以下でなければならない、一方、吸収液は高
温で水を蒸発分離することで濃縮再生されるために、再
生された吸収液温度は高く、そのままでは高い蒸気圧を
呈するので、蒸発器5で蒸発する水蒸気を吸収すること
はできない、そのため再生されたLiBr水溶液(以下
、濃液と記す)は熱交換器9と冷却水とによって冷やさ
れるが、その温度は通常、吸収器10内で約40°Cで
ある。さて40°Cで5″mHgの蒸気圧を呈するI・
iBr水溶液の濃度は約59 wt%である。ただし吸
収器10の吸収液は水を吸収することによって希釈され
、そのtまでは蒸気圧が高くなるので、連続的に蒸発器
5の水蒸気を吸収し続けるためには、吸収器10に入る
濃液濃度は59 wt%よりも高くなければならな−。
撃、濃液の温度を45°Cとすれば−その濃度は最大6
5.5wt%であり、それ以上であれば晶結してしまう
、吸収器10に入る濃液と吸収器10から出る吸収液(
以下、希液と記す)との差は、冷媒(水)1kgを再生
器1で発生するのに要する希液循環量(循環比a)に比
例する。濃液濃度をξ!。
5.5wt%であり、それ以上であれば晶結してしまう
、吸収器10に入る濃液と吸収器10から出る吸収液(
以下、希液と記す)との差は、冷媒(水)1kgを再生
器1で発生するのに要する希液循環量(循環比a)に比
例する。濃液濃度をξ!。
希液濃度をξ、とすると、循環比a=ξ、/(ξ、−ξ
、)で表わされる。したがってξ□とξ、との差が大き
い程、希液循環量は少なくて済み、吸収液量、ポンプ動
力が少なくなるとともに、装置形状はコンパクト、とな
る。その場合、ξ、をより高くする際には温度が上がり
結晶しやすくなる。第1表は、現在使用されているLi
Br水溶厳について、濃液濃度ξ、−希液濃度ξ3.
循環比a、濃液晶出温度の関係を示1.ている。
、)で表わされる。したがってξ□とξ、との差が大き
い程、希液循環量は少なくて済み、吸収液量、ポンプ動
力が少なくなるとともに、装置形状はコンパクト、とな
る。その場合、ξ、をより高くする際には温度が上がり
結晶しやすくなる。第1表は、現在使用されているLi
Br水溶厳について、濃液濃度ξ、−希液濃度ξ3.
循環比a、濃液晶出温度の関係を示1.ている。
第1表
第1表に示すように、濃液濃度が6[]、Owt%であ
れば一晶出温度は14°Cと比較的低くなり、夏期の場
合では一突発的な運転停止によって濃液ラインが晶出す
ることもなく、または運転終了時、停止後の希釈運転の
必要もなくなる。ただし循環比aは60.Okglkg
・水と大きな値となり非常に効率の悪い冷凍機となる。
れば一晶出温度は14°Cと比較的低くなり、夏期の場
合では一突発的な運転停止によって濃液ラインが晶出す
ることもなく、または運転終了時、停止後の希釈運転の
必要もなくなる。ただし循環比aは60.Okglkg
・水と大きな値となり非常に効率の悪い冷凍機となる。
現状のLiBr水溶液を水冷方式で運転する際には、も
つと小さい循環比を効率よく稼動させ得る吸収液が望ま
しい。一方、とのLiBr水溶液を用いて第1図に示す
冷却水供給管16.冷却水管12.冷却水排水管13&
に流す冷却水の代りに、空気を流【−て冷却することが
できれば、システムを簡略化してコストを下げることが
できる。しかし空冷で得られる吸収液温度は夏期の場合
50〜55゛Cであり、たとえば50°Cとすると1〜
2°Cで冷水を蒸発させるためには。
つと小さい循環比を効率よく稼動させ得る吸収液が望ま
しい。一方、とのLiBr水溶液を用いて第1図に示す
冷却水供給管16.冷却水管12.冷却水排水管13&
に流す冷却水の代りに、空気を流【−て冷却することが
できれば、システムを簡略化してコストを下げることが
できる。しかし空冷で得られる吸収液温度は夏期の場合
50〜55゛Cであり、たとえば50°Cとすると1〜
2°Cで冷水を蒸発させるためには。
LiBr水溶液濃度は65wt%以上となり、濃液濃度
はそれより高くなり結晶化温度が著しく高くなるため、
空冷化は不可能である。たとえ冷水発生温度を少し上げ
て、それによって希液濃度を少し下げたとして本、晶出
や空冷温度の上昇などを考慮すれば実用性の乏[、いシ
ステムである。
はそれより高くなり結晶化温度が著しく高くなるため、
空冷化は不可能である。たとえ冷水発生温度を少し上げ
て、それによって希液濃度を少し下げたとして本、晶出
や空冷温度の上昇などを考慮すれば実用性の乏[、いシ
ステムである。
以上、現在のLiBr水溶液を用りる吸収冷凍方式の現
状と問題点について記1−たが、これを改善−するため
には吸収液を改良する必要があることは明らかである。
状と問題点について記1−たが、これを改善−するため
には吸収液を改良する必要があることは明らかである。
すなわち濃度に比例I−て蒸気圧降下率が大きく、かつ
冷凍サイクルを設計する上で溶解限度がその障害となり
難し吸収液が必要となってい不、従来+ LiBr水
溶液以外の性能のより吸収液として、いくつかの本のが
公知である1次にそれらのうちの例を挙げそ′の問題点
を記す。
冷凍サイクルを設計する上で溶解限度がその障害となり
難し吸収液が必要となってい不、従来+ LiBr水
溶液以外の性能のより吸収液として、いくつかの本のが
公知である1次にそれらのうちの例を挙げそ′の問題点
を記す。
(1) Li5CN−LiBr混合水f4g!この吸
収液は蒸気圧の降下率、溶解度の点からみて優れた性能
を持つ反面−Li5CNは高温(再生器部)で分解1.
H,S、、 NH,H,などを発生するとともに、鋼
材に対すも腐食性もLiBr水溶液よりも大きく、一般
の腐食抑制剤では十分な防食効果を期待できな込。
収液は蒸気圧の降下率、溶解度の点からみて優れた性能
を持つ反面−Li5CNは高温(再生器部)で分解1.
H,S、、 NH,H,などを発生するとともに、鋼
材に対すも腐食性もLiBr水溶液よりも大きく、一般
の腐食抑制剤では十分な防食効果を期待できな込。
したがって実用化には適さない。
(2) ZnC1,、ZnBr、を含む水溶液ZnC
1,−ZnBr、などは水に溶解して低いpH(1〜2
)を呈する。またLiOHなどのアルカリを投入すると
Zn(OH)、となって沈殿を起こす7pH1〜2の水
溶液は高温で鋼材を著しく腐食するため1価格の非常に
高い高N1合金などを使用しない限り使用できず、実用
上多くの難点がある。
1,−ZnBr、などは水に溶解して低いpH(1〜2
)を呈する。またLiOHなどのアルカリを投入すると
Zn(OH)、となって沈殿を起こす7pH1〜2の水
溶液は高温で鋼材を著しく腐食するため1価格の非常に
高い高N1合金などを使用しない限り使用できず、実用
上多くの難点がある。
(3) LiIを主成分とl、 LiBrなどを少量
含む水溶液 LiIはLiBr、 LiC1などと同様に水に溶けて
きわめて蒸気圧の低い、したがって吸収能の高い液にな
ることが知られている。このことは。
含む水溶液 LiIはLiBr、 LiC1などと同様に水に溶けて
きわめて蒸気圧の低い、したがって吸収能の高い液にな
ることが知られている。このことは。
たとえば1.C0T (International
Cr1tioalTablθa vol璽)などにデー
タとして表示されているように周知の事実である。この
うちでLIBrの水溶液のみが吸収液として広く使用さ
れているのは、その蒸気圧降下率が最も高く空調用とし
て有用な冷凍サイクルを成立させることができるからで
ある。一方、LiIおよびLiIを主成分とする水溶液
も、60〜70°Cの範囲では局部的に溶解度が高くな
ることによって蒸気圧降下率が向上する領域が存在し、
空冷方式の冷凍サイクルに限って冷凍サイクルが成立す
るととが知られている(たとえばNTl5.EC−77
−C−03−1587)、 Lかしながら−LiI水溶
液およびLilを主成分とする水溶液は1通常、吸収冷
凍機が作動する吸収器温度40℃付近では高給固化を起
こす、、また空冷使用の場合で亀、運転終了時には温度
が下がり、希釈運転をしない限り濃液ラインを中心に高
給を生じ管の閉塞を起こす、さらにLiIおよびL[を
主成分とする水溶液は、太陽光に敏感に反応l−て遊離
ヨウ素に分解する不安定な物質であることは広く知られ
ていることであり一冷凍機中の円滑な運転上不都合であ
る。さらにLiIはLiBrに比べてコストが、4〜5
倍またはそれ以上高(、LiI水溶液LiIを主成分と
する水溶液を吸収液として使用すれば、きわめてコスト
が高くなる。以上の事実から、この種の吸収液も実用化
の上で問題を有している。
Cr1tioalTablθa vol璽)などにデー
タとして表示されているように周知の事実である。この
うちでLIBrの水溶液のみが吸収液として広く使用さ
れているのは、その蒸気圧降下率が最も高く空調用とし
て有用な冷凍サイクルを成立させることができるからで
ある。一方、LiIおよびLiIを主成分とする水溶液
も、60〜70°Cの範囲では局部的に溶解度が高くな
ることによって蒸気圧降下率が向上する領域が存在し、
空冷方式の冷凍サイクルに限って冷凍サイクルが成立す
るととが知られている(たとえばNTl5.EC−77
−C−03−1587)、 Lかしながら−LiI水溶
液およびLilを主成分とする水溶液は1通常、吸収冷
凍機が作動する吸収器温度40℃付近では高給固化を起
こす、、また空冷使用の場合で亀、運転終了時には温度
が下がり、希釈運転をしない限り濃液ラインを中心に高
給を生じ管の閉塞を起こす、さらにLiIおよびL[を
主成分とする水溶液は、太陽光に敏感に反応l−て遊離
ヨウ素に分解する不安定な物質であることは広く知られ
ていることであり一冷凍機中の円滑な運転上不都合であ
る。さらにLiIはLiBrに比べてコストが、4〜5
倍またはそれ以上高(、LiI水溶液LiIを主成分と
する水溶液を吸収液として使用すれば、きわめてコスト
が高くなる。以上の事実から、この種の吸収液も実用化
の上で問題を有している。
(4) LiBr、 LiC1、LiIを混合した水
溶液LiBr−LiC1,Lilを混合した水溶液は1
5℃以下の温度領域の溶解度をよりよく改善する性質を
持つが、15°C以上の温度領域ではl、iBr水溶液
とほぼ同等であり、蒸気圧降下重電改善されていない、
したがって従来のLiBr水溶液の冷凍サイクルを改善
する効果は認められない。
溶液LiBr−LiC1,Lilを混合した水溶液は1
5℃以下の温度領域の溶解度をよりよく改善する性質を
持つが、15°C以上の温度領域ではl、iBr水溶液
とほぼ同等であり、蒸気圧降下重電改善されていない、
したがって従来のLiBr水溶液の冷凍サイクルを改善
する効果は認められない。
以上41 LiBr水溶液の性能を越える本のとして
一現在、提案されて−るもののうち、最も優れている4
例につbて記したが、その物理的性能(蒸気圧特性)は
認められるものの、使用材料1価格。
一現在、提案されて−るもののうち、最も優れている4
例につbて記したが、その物理的性能(蒸気圧特性)は
認められるものの、使用材料1価格。
安宇性などの点から製品化には多くの難点が存在する。
本発明は上記の諸点に鑑み、従来のLiBr水溶液の限
界を解決し、かつ吸収液の安定性、腐食性。
界を解決し、かつ吸収液の安定性、腐食性。
価格の点で問題なく、現状の吸収冷暖房機用吸収液を改
善することを目的として、蒸気圧の精密測定、溶解度、
粘度その他の物性測定および長期連続加熱テストなどの
研究、ならびに実証試験を鋭意実施した結果、水を冷媒
と【−て用い、 LiBrとLiIの混合比がLiBr
/LiI −7/3〜99/ 1 (モル比)の範囲内
のリチウム塩を主成分とする吸収剤を吸収液として周込
ることによって、吸収冷凍サイクルにきわめて好適な特
異点を見い出した。
善することを目的として、蒸気圧の精密測定、溶解度、
粘度その他の物性測定および長期連続加熱テストなどの
研究、ならびに実証試験を鋭意実施した結果、水を冷媒
と【−て用い、 LiBrとLiIの混合比がLiBr
/LiI −7/3〜99/ 1 (モル比)の範囲内
のリチウム塩を主成分とする吸収剤を吸収液として周込
ることによって、吸収冷凍サイクルにきわめて好適な特
異点を見い出した。
本発明は上記の知見に基づきなされたもので。
臭化リチウム(LlBr) 70〜99モル%、望まし
くは75〜85モル%と−ヨウ化リチウム(LiI )
30〜1モル%、望tt、<は25〜15モル%とか
らなるリチウム塩を主成分とすることを特徴とする吸収
冷暖房機用吸収剤組成物を提供せんとするものである。
くは75〜85モル%と−ヨウ化リチウム(LiI )
30〜1モル%、望tt、<は25〜15モル%とか
らなるリチウム塩を主成分とすることを特徴とする吸収
冷暖房機用吸収剤組成物を提供せんとするものである。
本発明の吸収剤組成物を用りた吸収液は、従来のL i
B r水溶液に比べて蒸気圧降下がきわめて大きく−
かつ結晶化温度が低く、この吸収液の使用によって吸収
冷暖房機の性能向上および吸収液の固化などの不具合の
発生を抑制することが可能となる。
B r水溶液に比べて蒸気圧降下がきわめて大きく−
かつ結晶化温度が低く、この吸収液の使用によって吸収
冷暖房機の性能向上および吸収液の固化などの不具合の
発生を抑制することが可能となる。
つぎに本発明による吸収液の具体的な特徴を挙げる。第
2図は30〜60°Cの温度範囲での吸収剤濃度と蒸気
圧降下率との関係を示す実測データである。第2図から
30〜60°Cの蒸気圧降下率は。
2図は30〜60°Cの温度範囲での吸収剤濃度と蒸気
圧降下率との関係を示す実測データである。第2図から
30〜60°Cの蒸気圧降下率は。
LiBr水溶液に比べ30モル%以下のLiIを含むL
iBr水溶液が優れていることが明らかである。
iBr水溶液が優れていることが明らかである。
LiBr水溶液は到達する降下率が約0.94と高く。
この故に吸収液として広く用いられているが、これに比
べてLiIとLiBrの混合物(LiBr/Lil −
7/3〜99/1 ) (モル比)の水溶液は、第2図
の代表値(曲線2.14)に示すように、到達降下率が
肌96〜0.98 とさらに高くなっていることがわか
る。また第3図はLiBr水溶液と本発明の代表的な混
合比を持つLiBr−LiI混合塩水溶液の溶解度曲線
(晶出曲線)を示す実測データである。
べてLiIとLiBrの混合物(LiBr/Lil −
7/3〜99/1 ) (モル比)の水溶液は、第2図
の代表値(曲線2.14)に示すように、到達降下率が
肌96〜0.98 とさらに高くなっていることがわか
る。また第3図はLiBr水溶液と本発明の代表的な混
合比を持つLiBr−LiI混合塩水溶液の溶解度曲線
(晶出曲線)を示す実測データである。
第3図から、 LiBr水溶液にLiI 1&:添加す
ることによって結晶固化温度はかなり低くなり、従来の
LiBr水溶液に比べ大きく改善されて因ることがわか
る。一方、 LiBr、 LiI混合物水溶液の高温で
の安定性、腐食性のテストの結果によれば、LiBr
/Li I = 7/3 (−E= 4/比)またはL
iI比がこれより少ない場合は、遊離ヨウ素の発生によ
る分解は起こらず、また一般の冷凍機用腐食抑制剤で十
分。
ることによって結晶固化温度はかなり低くなり、従来の
LiBr水溶液に比べ大きく改善されて因ることがわか
る。一方、 LiBr、 LiI混合物水溶液の高温で
の安定性、腐食性のテストの結果によれば、LiBr
/Li I = 7/3 (−E= 4/比)またはL
iI比がこれより少ない場合は、遊離ヨウ素の発生によ
る分解は起こらず、また一般の冷凍機用腐食抑制剤で十
分。
防食が可能であることがわかった。
つぎに具体例によって本発明の詳細な説明する。
冷媒として水を使用し、吸収剤としてLiBr/LiI
(モル比)=4の混合塩を使用した吸収液の特性を次に
示す。第4図はLiBr水溶液と本発明の代表的な混合
比のLiBr −LiI水溶液の蒸気圧特性および晶出
温度を示す実測データである。第4図において、一点鎖
線で示す蒸気圧、および晶出線はL i B、rにモル
比で1/4のLilを加えたりリチウム塩を吸収剤と1
1、水を冷媒とした吸収液の特性である。この液の場合
、1〜2°Cの冷媒(水)の蒸気を吸収し得る希液の濃
度は40°Cで約60 wt%である。一方、濃液の晶
出限界濃度は45°Cとしてろ9 wt%である、第2
表は−LiBr/LiI (モル比)= 4/1の水溶
液につ込て、濃液濃度ξ4.希液濃度ξ1.循環比a、
濃液晶出温度の関係を示12ている。
(モル比)=4の混合塩を使用した吸収液の特性を次に
示す。第4図はLiBr水溶液と本発明の代表的な混合
比のLiBr −LiI水溶液の蒸気圧特性および晶出
温度を示す実測データである。第4図において、一点鎖
線で示す蒸気圧、および晶出線はL i B、rにモル
比で1/4のLilを加えたりリチウム塩を吸収剤と1
1、水を冷媒とした吸収液の特性である。この液の場合
、1〜2°Cの冷媒(水)の蒸気を吸収し得る希液の濃
度は40°Cで約60 wt%である。一方、濃液の晶
出限界濃度は45°Cとしてろ9 wt%である、第2
表は−LiBr/LiI (モル比)= 4/1の水溶
液につ込て、濃液濃度ξ4.希液濃度ξ1.循環比a、
濃液晶出温度の関係を示12ている。
(以下余白)
第2表
第2表に示すように、濃液濃度ξ1を/、4wt%とす
れば、循環比aは16.Okglkg・水となって小さ
−値を示し、かつ濃液晶出温度14°Cと低く夏期の突
発的運転停止の晶出もなく、また運転終了時の希釈運転
も不要となる。一方、空冷サイクルを考えた場合も、1
〜2°Cの冷媒(水)を蒸発し水蒸気を吸収[、得る吸
収液濃度は、吸収液温度を5゜°Cとすれば約65wt
%であり、 30″C晶出)68wt%の濃液を考えれ
ば循環比aは22.7 kglkg・水と比較的小さく
サイクルとして可能な系となる。さらに第4図の蒸気圧
線図に示すように、一点鎖線で表すLiBr、 LiI
混合吸収液の蒸気圧は、高い温度領域でLiBr水溶液
に比べ高B蒸気圧を呈して−る。このことは再生器で濃
液を再生するに必要とする温度が低くなるということで
あり、燃料の節約、構成材料の腐食防止の上で大きな利
点がある。
れば、循環比aは16.Okglkg・水となって小さ
−値を示し、かつ濃液晶出温度14°Cと低く夏期の突
発的運転停止の晶出もなく、また運転終了時の希釈運転
も不要となる。一方、空冷サイクルを考えた場合も、1
〜2°Cの冷媒(水)を蒸発し水蒸気を吸収[、得る吸
収液濃度は、吸収液温度を5゜°Cとすれば約65wt
%であり、 30″C晶出)68wt%の濃液を考えれ
ば循環比aは22.7 kglkg・水と比較的小さく
サイクルとして可能な系となる。さらに第4図の蒸気圧
線図に示すように、一点鎖線で表すLiBr、 LiI
混合吸収液の蒸気圧は、高い温度領域でLiBr水溶液
に比べ高B蒸気圧を呈して−る。このことは再生器で濃
液を再生するに必要とする温度が低くなるということで
あり、燃料の節約、構成材料の腐食防止の上で大きな利
点がある。
以上、説明[、たよりに1本発明の吸収剤組成物の水溶
液を吸収冷凍機の吸収液として用することによって、水
冷式の場合の循環比を小さくし装置形状、ポンプ動力、
製作コストを下げることができる。また冷凍運転時の突
発的停止による濃液ラインの晶出、閉塞を避けることが
でき、運転終了時に行なう希釈運転をなくすことができ
る。さらにLiBr水溶液では不可能であった空冷運転
が可能となり、その場合、冷却水用の冷却塔、冷却水。
液を吸収冷凍機の吸収液として用することによって、水
冷式の場合の循環比を小さくし装置形状、ポンプ動力、
製作コストを下げることができる。また冷凍運転時の突
発的停止による濃液ラインの晶出、閉塞を避けることが
でき、運転終了時に行なう希釈運転をなくすことができ
る。さらにLiBr水溶液では不可能であった空冷運転
が可能となり、その場合、冷却水用の冷却塔、冷却水。
冷却水ポンプ、配管が不要となり大幅にコストを下げる
ことができる。また一方−Li■の混合比はLiBrに
比べて少ないため、現在稼動中のLiBr水溶液を用い
る冷凍機にLiIを添加剤と[、て投入することによっ
て、その性能を添加量に応じて向上させることが可能と
なる7まだ本発明の吸収剤組成物は高温域で蒸気圧が高
くなる特徴を有するため、再生温度を下げることによっ
て再生に要する燃料の節約(省エネルギー化)および高
温部での腐食の低下がより可能になるなどの効果がある
。
ことができる。また一方−Li■の混合比はLiBrに
比べて少ないため、現在稼動中のLiBr水溶液を用い
る冷凍機にLiIを添加剤と[、て投入することによっ
て、その性能を添加量に応じて向上させることが可能と
なる7まだ本発明の吸収剤組成物は高温域で蒸気圧が高
くなる特徴を有するため、再生温度を下げることによっ
て再生に要する燃料の節約(省エネルギー化)および高
温部での腐食の低下がより可能になるなどの効果がある
。
なお第1図は一重効用の吸収冷凍機を示しているが、二
重効用の吸収冷凍機に本発明の吸収剤組成物を用いるこ
とも勿論可能である。また第1図において、管13aか
ら温水を取り出すようにしてヒートポンプとして作動さ
せることにより、吸収冷暖房機用の吸収剤組成物として
用いることもできる。
重効用の吸収冷凍機に本発明の吸収剤組成物を用いるこ
とも勿論可能である。また第1図において、管13aか
ら温水を取り出すようにしてヒートポンプとして作動さ
せることにより、吸収冷暖房機用の吸収剤組成物として
用いることもできる。
以上のように、本発明の吸収剤組成物は、空気調和など
の目的に使用される吸収冷暖房機の性能向上、小型化、
省エネルギー化に大きく貢献することができる。
の目的に使用される吸収冷暖房機の性能向上、小型化、
省エネルギー化に大きく貢献することができる。
第1図は吸収冷凍機の基本冷凍サイクルを示す概略説明
図、第2図は30〜60°Cの範囲での各吸収液の吸収
剤濃度と蒸気圧降下率との関係を示す曲線図、第3図は
LiBr水溶液と本発明による代表的な混合比を持つL
iBr−LiI混合塩水溶液p溶解度曲線(晶出曲線)
図、第4図はLiBr水溶液および本発明による代表的
な混合比のLiBr−LiI水溶液における蒸気圧特性
と晶出温度との関係を示す線図である。 1・・、再生器、2・・加熱流体供給管、2a・・ 加
熱流体取出管、3・・凝縮器、4・・・伝熱管、5・・
・蒸発器、6・・冷媒ポンプ、7・・・伝熱管−8・・
・冷水供給管、8a・・冷水取出管、9・・・熱交換器
、10・・吸収器−11・・吸収液ポンプ、12・・・
冷却水管、13・・冷却水供給管、13a・・・冷却水
排出管特許出願人 川崎重工業株式会社 第1図 第2図
図、第2図は30〜60°Cの範囲での各吸収液の吸収
剤濃度と蒸気圧降下率との関係を示す曲線図、第3図は
LiBr水溶液と本発明による代表的な混合比を持つL
iBr−LiI混合塩水溶液p溶解度曲線(晶出曲線)
図、第4図はLiBr水溶液および本発明による代表的
な混合比のLiBr−LiI水溶液における蒸気圧特性
と晶出温度との関係を示す線図である。 1・・、再生器、2・・加熱流体供給管、2a・・ 加
熱流体取出管、3・・凝縮器、4・・・伝熱管、5・・
・蒸発器、6・・冷媒ポンプ、7・・・伝熱管−8・・
・冷水供給管、8a・・冷水取出管、9・・・熱交換器
、10・・吸収器−11・・吸収液ポンプ、12・・・
冷却水管、13・・冷却水供給管、13a・・・冷却水
排出管特許出願人 川崎重工業株式会社 第1図 第2図
Claims (1)
- 1 臭化リチウム70〜99モル%と、ヨウ化りf、’
) A 30〜1モル%とからなるリチウム塩を主成分
とすることを特徴とする吸収冷暖房機用吸収剤組成物、
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57030938A JPS58150432A (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | 吸収冷暖房機用吸収剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57030938A JPS58150432A (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | 吸収冷暖房機用吸収剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58150432A true JPS58150432A (ja) | 1983-09-07 |
JPS6152738B2 JPS6152738B2 (ja) | 1986-11-14 |
Family
ID=12317613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57030938A Granted JPS58150432A (ja) | 1982-02-26 | 1982-02-26 | 吸収冷暖房機用吸収剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58150432A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6241564A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-23 | 矢崎総業株式会社 | 吸収冷凍機用冷凍組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3524815A (en) * | 1968-01-03 | 1970-08-18 | Arkla Ind | Lithium bromide-lithium iodide compositions for absorption refrigeration system |
-
1982
- 1982-02-26 JP JP57030938A patent/JPS58150432A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3524815A (en) * | 1968-01-03 | 1970-08-18 | Arkla Ind | Lithium bromide-lithium iodide compositions for absorption refrigeration system |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6241564A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-23 | 矢崎総業株式会社 | 吸収冷凍機用冷凍組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6152738B2 (ja) | 1986-11-14 |
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