JPS5814058B2 - 自由にインダクタンス特性のとれる直流リアクトルの構造 - Google Patents
自由にインダクタンス特性のとれる直流リアクトルの構造Info
- Publication number
- JPS5814058B2 JPS5814058B2 JP53084834A JP8483478A JPS5814058B2 JP S5814058 B2 JPS5814058 B2 JP S5814058B2 JP 53084834 A JP53084834 A JP 53084834A JP 8483478 A JP8483478 A JP 8483478A JP S5814058 B2 JPS5814058 B2 JP S5814058B2
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- Japan
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- magnetic
- cores
- reactor
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、コイルを囲む磁路を構成した鉄心をそなえ、
この鉄心の磁路に非磁性の磁気的空隙を設けた直流リア
クトルに関するもので、鉄心を共通の環状コイルを囲む
放射状の複数個の単位鉄心に分割し、主鉄心と補助鉄心
に区分してその数と磁気的空隙量を調整することにより
所要のインダクタンス特性を得るようにしたものである
。
この鉄心の磁路に非磁性の磁気的空隙を設けた直流リア
クトルに関するもので、鉄心を共通の環状コイルを囲む
放射状の複数個の単位鉄心に分割し、主鉄心と補助鉄心
に区分してその数と磁気的空隙量を調整することにより
所要のインダクタンス特性を得るようにしたものである
。
従来、一般的な直流リアクトルの電流■とインダクタン
スLとの関係は、第3図に示すように100%電流以下
のところでは、インダクタンス値は殆んど一定である。
スLとの関係は、第3図に示すように100%電流以下
のところでは、インダクタンス値は殆んど一定である。
しかるに、第4図に示すように、低電流において100
%電流時の3倍以上のインダクタンスを得られるように
した直流リアクトルが要求さnることかしばしばある。
%電流時の3倍以上のインダクタンスを得られるように
した直流リアクトルが要求さnることかしばしばある。
本発明は、このような要求を満足させるとともに、銅、
鉄心量の使用量を低減させるようにしたもので、これを
図に示す実施例について説明する。
鉄心量の使用量を低減させるようにしたもので、これを
図に示す実施例について説明する。
1は単位鉄心で共通の環状コイル2を囲み、放射状に複
数個設けておシ、主鉄心1aと補助鉄心1bに区分され
ている。
数個設けておシ、主鉄心1aと補助鉄心1bに区分され
ている。
単位鉄心1は一対の脚部鉄心11,11の土下端に非磁
性物12.12による磁気的空隙を介して、継鉄鉄心1
3,13を配置し、前記磁気的空隙12,12をまたい
で非磁性連結片14で連結しており、この連結に先だっ
て各鉄心を環状コイル2に密着させてある。
性物12.12による磁気的空隙を介して、継鉄鉄心1
3,13を配置し、前記磁気的空隙12,12をまたい
で非磁性連結片14で連結しており、この連結に先だっ
て各鉄心を環状コイル2に密着させてある。
Gaは主鉄心1aの磁気的空隙、Gbは補助鉄心1bの
磁気的空隙、3は基台、4は単位鉄心相互の間隙である
。
磁気的空隙、3は基台、4は単位鉄心相互の間隙である
。
リアクトル鉄心の磁気的空隙量Gと磁束密度Bだだしゝ
Iは電流 Nはコイルの巻数 の関係があるが、電流■とコイルの巻数Nは共通の環状
コイルによシ一定であるから、主鉄心1aと補助鉄心1
bの磁気的空隙Ga,Gbを、それぞれ所要の磁束密度
Bに対応して設ければよい。
Iは電流 Nはコイルの巻数 の関係があるが、電流■とコイルの巻数Nは共通の環状
コイルによシ一定であるから、主鉄心1aと補助鉄心1
bの磁気的空隙Ga,Gbを、それぞれ所要の磁束密度
Bに対応して設ければよい。
しだがって、第4図に示すように、10%電流で300
%のインダクタンスをもつようにする場合、主鉄心1a
は第3図に示すように電流0から100係まで殆んど変
化のないインダクタンスをもつように磁気的空隙量Ga
を定め、このインダクタンス値を100%とすると、そ
の2倍のインダクタンスを10係電流でもつように補助
鉄心1bの合計断面積および磁束密度を定めなければな
らない。
%のインダクタンスをもつようにする場合、主鉄心1a
は第3図に示すように電流0から100係まで殆んど変
化のないインダクタンスをもつように磁気的空隙量Ga
を定め、このインダクタンス値を100%とすると、そ
の2倍のインダクタンスを10係電流でもつように補助
鉄心1bの合計断面積および磁束密度を定めなければな
らない。
いま、主鉄心1aの合計断面積をA1補助鉄心1bの合
計断面積をa1定格電流をIとすれば、インダクタンス
の計算式から、 となり、したがって補助鉄心1bの合計断面積を主鉄心
の合計断面積の14にすれば10係電流でaoo%のイ
ンダクタンスを得ることができる.すなわち、単位鉄心
1を12個で、各単位鉄心の断面積が等しいものとすれ
ば、主鉄心1aを10個、補助鉄心1bを2個に区分す
ればよい。
計断面積をa1定格電流をIとすれば、インダクタンス
の計算式から、 となり、したがって補助鉄心1bの合計断面積を主鉄心
の合計断面積の14にすれば10係電流でaoo%のイ
ンダクタンスを得ることができる.すなわち、単位鉄心
1を12個で、各単位鉄心の断面積が等しいものとすれ
ば、主鉄心1aを10個、補助鉄心1bを2個に区分す
ればよい。
なお補助鉄心1bの磁束密度は、主鉄心1aが100係
電流でもつ磁束密度と同一値を、10%電流でもつよう
に磁気的空隙量Gbを主鉄心1aの磁気的空隙量Gaよ
り小さくする。
電流でもつ磁束密度と同一値を、10%電流でもつよう
に磁気的空隙量Gbを主鉄心1aの磁気的空隙量Gaよ
り小さくする。
ところで、補助鉄心1bが上述のように10%電流のと
きにたとえば13000ガウスの磁束密度になっていれ
ば、20多電流では20000ガウス以上となシ完全に
飽和する。
きにたとえば13000ガウスの磁束密度になっていれ
ば、20多電流では20000ガウス以上となシ完全に
飽和する。
その際、主鉄心スときわめて低く、両鉄心1atlbが
一体に接触していると高磁束密度の補助鉄心1bから低
磁東密度の主鉄心1aに磁束が移り、主鉄心1aの磁気
特性を害するから、少なくとも相互に10mm前後の間
隙を必要とする。
一体に接触していると高磁束密度の補助鉄心1bから低
磁東密度の主鉄心1aに磁束が移り、主鉄心1aの磁気
特性を害するから、少なくとも相互に10mm前後の間
隙を必要とする。
しかしながら、本発明は主鉄心1aと補助鉄心1bを放
射状に配置してあり、鉄心相互に扇形の間隙4が形成さ
れているので主鉄心への影響はない。
射状に配置してあり、鉄心相互に扇形の間隙4が形成さ
れているので主鉄心への影響はない。
まだ、第4図の特性をもち放射状に分割された本発明の
直流リアクトルと、従来の単一鉄心による同一特性曲線
の直流リアクトルとを比較すると単一鉄心で第3図の特
性曲線をもつ直流リアクトルの銅、鉄心使用量を100
係とした場合、単一鉄心で第4図の特性曲線を得るため
には銅、鉄心使用量が150条となるが、本発明の直流
リアクトルでは120チであった。
直流リアクトルと、従来の単一鉄心による同一特性曲線
の直流リアクトルとを比較すると単一鉄心で第3図の特
性曲線をもつ直流リアクトルの銅、鉄心使用量を100
係とした場合、単一鉄心で第4図の特性曲線を得るため
には銅、鉄心使用量が150条となるが、本発明の直流
リアクトルでは120チであった。
なお、磁気的空隙を設けるだめには、実施例のように脚
部鉄心と継鉄鉄心との間に非磁性物を介挿するものに限
られず、一方の脚部鉄心を非磁性物で分割するなどの変
更ができることは明らかである。
部鉄心と継鉄鉄心との間に非磁性物を介挿するものに限
られず、一方の脚部鉄心を非磁性物で分割するなどの変
更ができることは明らかである。
このように本発明は、それぞれ共通の環状コイルを囲ん
で所定の磁気的空隙量をもった単位鉄心を、放射状に複
数個設け、所要のインダクタンス特性に応じて、前記単
位鉄心を主鉄心と補助鉄心に区分し、その数および磁気
的空隙量を調整するようにしてあるから、主鉄心と補助
鉄心は同じ寸法のもので磁気的空隙のみを調整できるよ
うにしておけばよく、異なるインダクタンス特性を得る
ためにもそれぞれ異なる形状寸法の鉄心をつくる必要が
なく、空隙部分を変えることにより、広範囲なインダク
タンス特性に変更調整することができ、比較的薄い単位
鉄心に分割され、放射状に相互の空隙を介して配置され
ているのでコイルおよび鉄心の冷却効果が向上し、銅、
鉄心量を小さくすることができるなどの効果がある。
で所定の磁気的空隙量をもった単位鉄心を、放射状に複
数個設け、所要のインダクタンス特性に応じて、前記単
位鉄心を主鉄心と補助鉄心に区分し、その数および磁気
的空隙量を調整するようにしてあるから、主鉄心と補助
鉄心は同じ寸法のもので磁気的空隙のみを調整できるよ
うにしておけばよく、異なるインダクタンス特性を得る
ためにもそれぞれ異なる形状寸法の鉄心をつくる必要が
なく、空隙部分を変えることにより、広範囲なインダク
タンス特性に変更調整することができ、比較的薄い単位
鉄心に分割され、放射状に相互の空隙を介して配置され
ているのでコイルおよび鉄心の冷却効果が向上し、銅、
鉄心量を小さくすることができるなどの効果がある。
第1図は本発明の直流リアクトルを示す平面図、第2図
は第1図のA−A線にそう縦断端面図、第3図は従来の
直流リアクトル特性曲線図、第4図は本発明の直流リア
クトルの例を示す特性曲線図である。 1は単位鉄心、1aは主鉄心、1bは補助鉄心、2はコ
イル、3は基台、4は間隙、11は脚部鉄心、12は磁
気的空隙、13は継鉄鉄心、14は非磁性連結片である
。
は第1図のA−A線にそう縦断端面図、第3図は従来の
直流リアクトル特性曲線図、第4図は本発明の直流リア
クトルの例を示す特性曲線図である。 1は単位鉄心、1aは主鉄心、1bは補助鉄心、2はコ
イル、3は基台、4は間隙、11は脚部鉄心、12は磁
気的空隙、13は継鉄鉄心、14は非磁性連結片である
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 脚部鉄心と、その上下の継鉄鉄心により環状コイル
を囲む磁路を構成し、との磁路に磁気的空隙をそなえだ
単位鉄心を放射状に複数個設け、所要のインダクタンス
特性に応じて、前記複数個の単位鉄心を主鉄心と補助鉄
心に区分し、かつ、主鉄心と補助鉄心の磁気的空隙量を
異ならせることを特徴とする自由にインダクタンス特性
のとれる直流リアクトルの構造。 2 前記単位鉄心が相互に扇形の間隙を介して等間隔に
配置されている特許請求の範囲第1項記載の自由にイン
ダクタンス特性のとれる直流リアクトルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53084834A JPS5814058B2 (ja) | 1978-07-11 | 1978-07-11 | 自由にインダクタンス特性のとれる直流リアクトルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53084834A JPS5814058B2 (ja) | 1978-07-11 | 1978-07-11 | 自由にインダクタンス特性のとれる直流リアクトルの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5511389A JPS5511389A (en) | 1980-01-26 |
JPS5814058B2 true JPS5814058B2 (ja) | 1983-03-17 |
Family
ID=13841803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53084834A Expired JPS5814058B2 (ja) | 1978-07-11 | 1978-07-11 | 自由にインダクタンス特性のとれる直流リアクトルの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814058B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5146198A (en) * | 1991-06-28 | 1992-09-08 | Westinghouse Electric Corp. | Segmented core inductor |
US5393573A (en) * | 1991-07-16 | 1995-02-28 | Microelectronics And Computer Technology Corporation | Method of inhibiting tin whisker growth |
JPH0722258A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リアクタ及びその製造方法 |
US5926946A (en) * | 1994-12-28 | 1999-07-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method for manufacturing reactor |
CN1082233C (zh) * | 1994-12-29 | 2002-04-03 | 松下电器产业株式会社 | 扼流圈及其制造方法 |
-
1978
- 1978-07-11 JP JP53084834A patent/JPS5814058B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5511389A (en) | 1980-01-26 |
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